JP4850789B2 - マンホール蓋用蝶番 - Google Patents

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Description

この発明は、路面に設けられているマンホールの鉄製の蓋は、車輌等の通過や周囲の振動により回転し、片べりとなり、当該蓋が鳴動するようになるが、この様に、マンホール蓋が鳴動しないように、また、開閉操作を容易にするため、当該マンホール蓋とマンホール受枠とを繋いでいるマンホール蓋用蝶番に関するものである。
従来、路面に設けられているマンホールの蓋は、当該マンホールの開口部の周縁にマンホール受枠を固定し、このマンホール受枠にマンホール蓋を嵌めて固定している。そして、振動により、当該マンホール蓋が鳴動しないように、また、当該マンホール蓋がマンホール受枠から離れないように、当該マンホール蓋とマンホール受枠とを湾曲片状のマンホール蓋用蝶番によって接続している。
この様なマンホール蓋用蝶番は、マンホール蓋の裏面に形成した蝶番取付座に、このマンホール蓋用蝶番の上部を回動自在に枢着し、このマンホール蓋用蝶番の下部をマンホール受枠の内周面に突設した略環状の蝶番座の孔内に移動自在に挿通して当該マンホール蓋用蝶番の下端部に前記蝶番座に係止可能な係止突部を設けてマンホール蓋とマンホール受枠とを連結するもので、マンホール蓋をマンホール受枠から一定長引き抜き、かつこのマンホール蓋用蝶番を支点として、マンホール蓋を旋回させることによって開蓋している。
特許第3430249号公報
この様な構成のマンホール蓋において、マンホール内に作業者が入孔する等、作業によっては、マンホールの開口部からマンホール蓋を完全に外さなければならない場合がある。
そこで、前記マンホール蓋用蝶番の下端部の係止突部として、図13及び図14に示すように、マンホール蓋用蝶番51の下端部に穿った貫通孔52にボルト58を通して、当該ボルト58端をナット59で締め付けた構成のものが使用されている。この場合、ナット59を緩めればボルト58が外れ、マンホール蓋Bをマンホール受枠から完全に引き抜くことが出来るが、ナット59がボルト58に固く締め付けられ、長時間経ったものはナット59が抜け難く、その上、この作業を地上からマンホールの開口部に手を入れて行うため、極めて手間のかかる作業となっている。
この様なことから、図15に示すように、マンホール蓋用蝶番51の下部に設けた貫通孔52に、図16及び図17に示すヒンジピン53を挿入し、当該ヒンジピン53の着脱によって、容易にマンホール蓋用蝶番51とマンホール受枠Cを取外し自在とした係止突部が考えられる。このヒンジピン53は略丸棒から成り、一端が平面略T字型に切断され、当該切断された部分はヒンジピン53本体の残った部分に軸支されて回動部54となっており、他端はフランジ部55を介して半円形状の板体56となっており、その略中央部には貫通孔57を穿っている。
この様なマンホール蓋用蝶番51の下部の貫通孔52に挿入されたヒンジピン53は、通常は、自重により回動部54が回動してヒンジピン53本体に対して下方に垂下した状態にあり、貫通孔52から抜けない構造となっている。また、このヒンジピン53を抜くときは、この回動部54を回して、ヒンジピン53本体と同様に真っ直ぐな状態にして前記マンホール蓋用蝶番51の貫通孔52から抜くようになっている。
しかしながら、この様なマンホール蓋Bを開ける際、当該マンホール蓋Bの引き出し時に、前記マンホール受枠Cの蝶番座60にヒンジピン53が当たり、前記ヒンジピン53にキズを付けることがある。これは、当該ヒンジピン53の一端に回動部54を設けているため、当該ヒンジピン53の回動部54を軸支した部分は、ヒンジピン53本体より断面性能が弱く、応力が集中して作用した結果と推測される。
また、同様にマンホール蓋Bを斜め上方向に引出した場合、蝶番座60と接触してヒンジピン53に曲げ荷重がかかり、ヒンジピン53が変形する可能性がある。これらの様な状況を放置しては、ヒンジピン53に多数のキズが出来、また、ヒンジピン53が変形して、ヒンジピン53を容易に引き抜くことが出来ない事態を招くことが予想される。
そこで、この発明は、これらのことに鑑み、マンホール蓋をマンホール受枠から引き上げる際、マンホール蓋用蝶番の下端部の係止突部が当該蝶番座に当たっても、当該係止突部のヒンジピンに傷等がつかない、かつ必要時には、容易に当該係止突部を引き抜くことが出来るマンホール蓋用蝶番を提供して前記課題を解決するものである。
請求項1の発明は、マンホール蓋の裏面に設けた嵌合孔に、一定長の湾曲片から成るマンホール蓋用蝶番の上端部を嵌合し、当該マンホール蓋用蝶番の下端部をマンホール受枠の内周の一側に設けた略環状の蝶番座に移動自在に挿通して当該蝶番座の下方に突出する前記マンホール蓋用蝶番の下端部に、前記蝶番座に係止可能な係止突部を設け、当該マンホール蓋を前記マンホール受枠から一定長引き上げ及び水平回転自在としたマンホール蓋用蝶番において、前記係止突部を、前記マンホール蓋用蝶番の下端部の両側に当接した一定厚のスペーサーとし、当該係止突部を形成する各スペーサーは、当該スペーサーの貫通孔及びマンホール蓋用蝶番の下端部の貫通孔にヒンジピンが通され、当該ピンジピンの一端に前記スペーサーの貫通孔より大径のフランジ部が設けられ、当該ヒンジピンの他端に軸支した回動部を前記スペーサーの外側に自重により垂下させて前記マンホール蓋用蝶番の下端部に固定されている、マンホール蓋用蝶番とした。
請求項2の発明は、前記マンホール蓋用蝶番の下端部両側のスペーサーが、各スペーサー相互を繋いだ連結部により、断面略コ字型に一体に形成された前記請求項1に記載のマンホール蓋用蝶番とした。
請求項3の発明は、前記ヒンジピンの回動部を突出させた前記スペーサーの外側面に、当該スペーサーの貫通孔を中心に略水平位置に突出部を夫々設け、当該突出部により、前記ヒンジピンの回動部の回動を規制した前記請求項1又は2に記載のマンホール蓋用蝶番とした。また、請求項4の発明は、前記ヒンジピンの回動部を突出させた前記スペーサーの外側面に、当該スペーサーの貫通孔を中心に略水平位置から上部に円弧状の突出段部を設け、当該突出段部の外周面は前記スペーサーの上部外周面を拡長した構成とし、当該突出段部により、前記ヒンジピンの回動部の回動を規制した前記請求項1又は2に記載のマンホール蓋用蝶番とした。
請求項5の発明は、前記ヒンジピンのフランジ部を設けた一端部に貫通孔を穿ち、前記スペーサーの両側部に挟まれた連絡部に貫通孔を穿ち、前記ヒンジピンの貫通孔と当該スペーサーの貫通孔を線状体で繋ぎ、当該線状体の他端を前記マンホール受枠又は他のマンホール開口部構造物に取付けた前記請求項2、3又は4の何れかに記載のマンホール蓋用蝶番とした。
請求項1、2、3、4及び5の各発明によれば、マンホール蓋用蝶番を引き上げた際、前記マンホール受枠の蝶番座に当たって係止される係止突部を、前記マンホール蓋用蝶番の下端両側に設けたスペーサーとしているため、マンホール蓋を開ける際、当該マンホール蓋の引き出し等で、マンホール受枠の蝶番座にマンホール蓋用蝶番のヒンジピンが当たらず、当該ヒンジピンに各種の荷重が作用したとしても、これらの各荷重がまずスペーサーにかかり、ヒンジピンに直接これらの力が作用することが無い。
これにより、ヒンジピンに傷がつくことも無く、また、変形することも無い。それ故、マンホール蓋をマンホール受枠に繋いでいるマンホール蓋用蝶番を係止するヒンジピンとして、常時、安定して作用することが出来る。さらに、マンホール蓋をマンホール受枠から取り外す際には、容易にマンホール蓋用蝶番下部の貫通孔から当該ヒンジピンを引き抜くことが出来、マンホール蓋用蝶番を係止する係止突部としては最適なものである。
請求項3及び4の各発明によれば、スペーサーの外側面に貫通孔を中心に略水平位置に突出部等を設け、当該突出部等により、前記ヒンジピンの回動部の回動を規制したので、ヒンジピンの回動部が前記スペーサーの貫通孔を中心に上方へ回動しようとしても前記突出部等に邪魔されて回動出来ない。これにより、ヒンジピンが不用意に貫通孔から抜けることも無く、マンホール蓋用蝶番を係止する係止突部として信頼性が高いものである。
また、請求項4の発明によれば、スペーサーの貫通孔を中心に略水平位置から上部に円弧状の突出段部を設けたので、当該箇所のスペーサーの上部外周面の厚さが厚くなり、マンホール蓋を引き出した際等、マンホール受枠の蝶番座にこのスペーサーの外周面が確実に当たり、ヒンジピンをより確実かつ強固に保護することが出来る。
請求項5の発明によれば、前記ヒンジピンのフランジ部に貫通孔を穿ち、前記スペーサーの両側部に挟まれた連絡部に貫通孔を穿ち、前記ヒンジピンの貫通孔と当該スペーサーの貫通孔を線状体で繋ぎ、当該線状体の他端を前記マンホール受枠又は他のマンホール開口部構造物に取付けたので、マンホール蓋用蝶番の下部の貫通孔から、ヒンジピンやスペーサーが外されたとしても、夫々がばらばらになることもなく、紛失することも無い。それ故、再度、マンホール蓋用蝶番をマンホール受枠に取り付ける際にも、探すことなく、速やかに取り付け作業をすることが出来る。
この発明のマンホール蓋用蝶番の下端部の係止突部を、前記マンホール蓋用蝶番の下端部の両側に当接した一定厚のスペーサーとし、当該係止突部を形成する各スペーサーは、当該スペーサーの貫通孔及びマンホール蓋用蝶番の下端部の貫通孔にヒンジピンが通され、当該ピンジピンの一端に前記スペーサーの貫通孔より大径のフランジ部が設けられ、当該ヒンジピンの他端に軸支した回動部を前記スペーサーの外側に自重により垂下させて前記マンホール蓋用蝶番の下端部に固定され、前記マンホール蓋用蝶番を引き上げた際、当該マンホール蓋用蝶番の下端部の係止突部が、前記マンホール受枠の蝶番座に当接する構成とした。これにより、マンホール受枠の蝶番座にマンホール蓋用蝶番の係止突部が当たっても、直接ヒンジピンには当たらず、当該ヒンジピンに傷がつくことも無く、また、変形することも無い。
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番を用いて、マンホール蓋とマンホール受枠を繋いだ状態の一部断面正面図である。図2は、同一部断面側面図である。図3は、この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番のコ字型のスペーサーの正面図である。図4は、同側面図である。図5は、同断面図である。図6は、この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番の下端部の貫通孔にヒンジピンを挿通してコ字型のスペーサーを取り付けた状態の回動部側の側面図である。
この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番Aは、図1及び図2に示すように、湾曲片状の蝶番本体51a、ヒンジピン53、スペーサー1からなる。これらのうち蝶番本体51a及びヒンジピン53に付いては、既に説明しており(図15、16及び図17参照)、それを省略する。よって、スペーサー1に関して述べる。
スペーサー1は、図3及び図5に示すように、正面略コ字型であり、相対向する両側部は、上部が略半円形状で、下部は逆さ台形状であって(図4参照)、相対向する両側部には貫通孔2を夫々穿っており、これらの各側部の外側面の貫通孔2の外周であって、当該貫通孔2を中心に略水平位置から上部に円弧状の突出段部3を設けている。そして、この突出段部3は、前記貫通孔2の内周縁から一定幅外側に設けられており、その外周面はスペーサー1の両側部の上部外周面を拡長したものとなっている。これによりスペーサー1の両側部の上部外周面の厚さは厚くなり、丈夫なものとなっている。また、このスペーサー1の両側部に挟まれた連絡部の背面の中央部に半円形状の突板4を設け、この突板4に貫通孔5を穿っている。
そして、前記蝶番本体51aの下端部をスペーサー1の両側部で挟み、前記蝶番本体51aの下端部の貫通孔52(図12参照)の位置にスペーサー1の両側部の貫通孔2の位置を合わせて、これらの貫通孔52、2に前記ヒンジピン53を通し、当該ヒンジピン53の回動部54をスペーサー1の一側に折り曲げ、自重で垂下させる。
これにより、図2に示すように、前記ヒンジピン53のフランジ部55は、スペーサー1の貫通孔2の外周と突出段部3の内周との間に嵌合自在であり、また、図6に示すように、回動部54の上部はスペーサー1の貫通孔2の外周と突出段部3の内周との間に嵌合自在である。
さらに、ヒンジピン53に何等かの荷重がかかって軸方向に移動することがあっても、このヒンジピン53の一方は、スペーサー1の貫通孔2の径より大径のフランジ部55が貫通孔2の内周縁に当たり、他方はヒンジピン53の折れ曲がった回動部54が同様に内周縁に当たるので、これらのフランジ部55と回動部54で前記移動が規制される。また、前記ヒンジピン53が何等かの荷重でその軸を中心に回転した場合でも、図6に示すように、回動部54はスペーサー1の突出段部3の下端に当たって、それ以上回転できない。
次に、このマンホール蓋用蝶番Aを使用してマンホール蓋Bをマンホール受枠Cに係止する様子を説明する。図7は、この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番Aを使用するマンホールの平面図である。図8は、同一部断面側面図である。
マンホールは、前記図7及び図8に示すように、概略、マンホール蓋B、マンホール受枠C及び落下防止具Dからなる。構造としては、マンホール受枠Cの開口部に落下防止具Dを被せ、その上からマンホール蓋Bを嵌合して閉じる。この様に落下防止具Dを設置することで、マンホールの開口部に、人が工具等を落としても、また、自身が落ちそうになっても、それらの落下を防ぐことが出来る。
図8に示すように、マンホール蓋Bの裏面の嵌合孔61に球状の上端部64が嵌め入れられたマンホール蓋用蝶番Aの下端部を、前記マンホール受枠Cの略環状の蝶番座60の孔内に挿入する。そして、この蝶番座60の下方において、マンホール蓋用蝶番Aの下端部の貫通孔52部分を、前述のように前記スペーサー1の両側部で挟んで、当該マンホール蓋用蝶番Aの下端部の貫通孔52と当該スペーサー1の貫通孔2の位置とを合わせ、これらの貫通孔2の一方の開口部から、前記ヒンジピン53の一端を前記貫通孔2、52に通し、前記回動部54を他方の貫通孔2、52の開口部から突出させる(図1及び図2参照)。
当該ヒンジピン53の回動部54を折り曲げると、この回動部54は、自重により下方へ回動して当該ヒンジピン53に対して垂下した状態と成って、前記スペーサー1を介して当該ヒンジピン53を前記マンホール蓋用蝶番Aの下端に係止する。これにより、図1及び図2に示すように、略水平状態にあるヒンジピン53の両端外周を、常時、当該スペーサー1の両側部が被服している状態となる。そして、このマンホール蓋用蝶番Aの下端の両側に設けられた、当該スペーサー1の両側部が、この発明の係止突部を形成していることとなる。
図9は、この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番Aを用いて、マンホール蓋Bとマンホール受枠Cを繋いだ状態からマンホール蓋Bを上方に上げた状態の一部断面正面図である。図10は、同一部断面側面図である。図11は、同マンホール蓋Bを斜め上方に上げた状態の一部断面正面図である。
マンホール受枠Cにマンホール蓋Bを閉じた状態から、マンホール蓋Bを開け、前記図9、10及び図11に示すように、当該マンホール蓋Bを引出し、及び水平方向へ旋回等行った際、前記マンホール蓋用蝶番Aの下端の、係止突部を形成している前記スペーサー1の両側部の上部外周面が蝶番座60に当たり、前記マンホール蓋用蝶番Aは蝶番座60に係止される。この際、常時、ヒンジピン53の両端外周をスペーサー1の両側部が被っているので、マンホール受枠Cの蝶番座60にスペーサー1の両側部の上部外周面が当たり、ヒンジピン53と蝶番座60とが直接接触することがない。従って、ヒンジピン53に蝶番座60からの荷重や曲げ荷重がかかったとしても、スペーサー1にこれらの力がかかり、ヒンジピン53は荷重が軽減される。
それ故、ヒンジピン53に傷が付くことも無く、当該ヒンジピン53が変形することもない。よって、マンホール蓋Bをマンホール受枠Cに繋いでいるマンホール蓋用蝶番Aを係止するヒンジピン53として、常時、安定して作用することが出来る。
続いて、この様なマンホール蓋用蝶番Aをマンホール受枠Cから取外す様子を説明する。図12は、このマンホール蓋用蝶番Aからヒンジピン53とスペーサー1を取外し、マンホール蓋Bを上方に上げた状態の一部分解斜視図である。この図12に示すように、ヒンジピン53本体に対して、折曲して垂下した状態の回動部54を真っ直ぐにして、ヒンジピン53をマンホール蓋用蝶番Aの下端部の貫通孔52及びスペーサー1の貫通孔2から引き抜き、同時に、スペーサー1をマンホール蓋用蝶番Aの下端部から外す。この様に、ヒンジピン53の回動部54を真っ直ぐにするだけで、マンホール蓋用蝶番Aの貫通孔52及びスペーサー1の貫通孔2から容易に引き抜くことが出来る。
これにより、マンホール蓋用蝶番Aをマンホール受枠Cの蝶番座60に係止するものが無くなったので、マンホール蓋Bを上方へ引き上げ取外す。この時、予め、ヒンジピン53の他端の半円形状の板体56の貫通孔57にリング62を取り付け、また、スペーサー1の連絡部の半円形状の突板4の貫通孔5にリング6を取り付け、これらの二つのリング62、6をステンレスチェーン63で繋ぎ、このステンレスチェーン63の他端を前記落下防止具Dの端縁に結び付けておき(図示省略)、ヒンジピン53とスペーサー1を当該落下防止具Dの底面上に載置しておく。これにより、マンホール蓋用蝶番Aの下端部から取外されたヒンジピン53とスペーサー1を紛失することもなくなる。
前記実施例においては、スペーサー1の両側面に、貫通孔2を中心に略水平位置から上部に円弧状の突出段部3を設け、当該突出段部3の外周面で、スペーサー1の上部外周面を拡長させることにより、ヒンジピン53の回動の規制に加えて、より確実かつ強固に当該ヒンジピン53を保護するようにしているが、突出段部3の設け方は、これに限らず、貫通孔2の略水平位置の両側に突部を設けるだけの場合もあり、さらには、突出段部3等をヒンジピン53の回動部54側の一側面だけに設ける場合もある。
また、スペーサー1として、相対向する両側部を有する正面略コ字型のものを使用しているが、スペーサーとしての形状は、これに限るものではなく、前記両側部が分離したものから成るものでもよい。
また、ヒンジピン53とスペーサー1にリング62、6を介してステンレスチェーン63を取り付けているが、ヒンジピン53とスペーサー1の各貫通孔57、5に直接チェーン等を取り付けてもよく、また、チェーン等は必ずしも使用する必要は無い。さらに、マンホール受枠Cに落下防止具Dを被せているが、この落下防止具Dは必ずしも使用する必要は無い。
この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番を用いて、マンホール蓋とマンホール受枠を繋いだ状態の一部断面正面図である。 この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番を用いて、マンホール蓋とマンホール受枠を繋いだ状態の一部断面側面図である。 この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番のコ字型のスペーサーの正面図である。 この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番のコ字型のスペーサーの側面図である。 この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番のコ字型のスペーサーの断面図である。 この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番の下端部の貫通孔にヒンジピンを挿通してコ字型のスペーサーを取り付けた状態の回動部側の側面図である。 この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番を使用するマンホールの平面図である。 この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番を使用するマンホールの一部断面側面図である。 この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番を用いて、マンホール蓋とマンホール受枠を繋いだ状態からマンホール蓋を上方へ上げた状態の一部断面正面図である。 この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番を用いて、マンホール蓋とマンホール受枠を繋いだ状態からマンホール蓋を上方へ上げた状態の一部断面側面図である。 この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番を用いて、マンホール蓋とマンホール受枠を繋いだ状態からマンホール蓋を斜め上方に上げた状態の一部断面正面図である。 この発明の実施例のマンホール蓋用蝶番を用いて、マンホール蓋とマンホール受枠を繋いだ状態からヒンジピンとスペーサーを取外し、マンホール蓋を上方に上げた状態の一部分解斜視図である。 従来例のマンホール蓋用蝶番の上端部をマンホール蓋の裏面に嵌合し、当該マンホール蓋用蝶番の下端部の貫通孔にボルトを挿通し、ナットで締め付けた状態の一部断面正面図である。 従来例のマンホール蓋用蝶番の上端部をマンホール蓋の裏面に嵌合し、当該マンホール蓋用蝶番の下端部の貫通孔にボルトを挿通し、ナットで締め付けた状態の一部断面側面図である。 従来例のマンホール蓋用蝶番の上端部をマンホール蓋の裏面に嵌合し、当該マンホール蓋用蝶番の下端部の貫通孔にヒンジピンを取り付けた状態の一部断面正面図である。 従来例のマンホール蓋用蝶番において使用するヒンジピンの平面図である。 従来例のマンホール蓋用蝶番において使用するヒンジピンの正面図である。
符号の説明
A マンホール蓋用蝶番 B マンホール蓋
C マンホール受枠 D 落下防止具
1 スペーサー 2 貫通孔
3 突出段部 4 板体
5 貫通孔 6 リング
51 マンホール蓋用蝶番 51a 蝶番本体
52 貫通孔 53 ヒンジピン
54 回動部 55 フランジ部
56 板体 57 貫通孔
58 ボルト 59 ナット
60 蝶番座 61 嵌合孔
62 リング 63 ステンレスチェーン
64 上端部

Claims (5)

  1. マンホール蓋の裏面に設けた嵌合孔に、一定長の湾曲片から成るマンホール蓋用蝶番の上端部を嵌合し、当該マンホール蓋用蝶番の下端部をマンホール受枠の内周の一側に設けた略環状の蝶番座に移動自在に挿通して当該蝶番座の下方に突出する前記マンホール蓋用蝶番の下端部に、前記蝶番座に係止可能な係止突部を設け、当該マンホール蓋を前記マンホール受枠から一定長引き上げ及び水平回転自在としたマンホール蓋用蝶番において、
    前記係止突部を、前記マンホール蓋用蝶番の下端部の両側に当接した一定厚のスペーサーとし、当該係止突部を形成する各スペーサーは、当該スペーサーの貫通孔及びマンホール蓋用蝶番の下端部の貫通孔にヒンジピンが通され、当該ピンジピンの一端に前記スペーサーの貫通孔より大径のフランジ部が設けられ、当該ヒンジピンの他端に軸支した回動部を前記スペーサーの外側に自重により垂下させて前記マンホール蓋用蝶番の下端部に固定されていることを特徴とする、マンホール蓋用蝶番。
  2. 前記マンホール蓋用蝶番の下端部両側のスペーサーが、各スペーサー相互を繋いだ連結部により、断面略コ字型に一体に形成されたことを特徴とする、前記請求項1に記載のマンホール蓋用蝶番。
  3. 前記ヒンジピンの回動部を突出させた前記スペーサーの外側面に、当該スペーサーの貫通孔を中心に略水平位置に突出部を夫々設け、当該突出部により、前記ヒンジピンの回動部の回動を規制したことを特徴とする、前記請求項1又は2に記載のマンホール蓋用蝶番。
  4. 前記ヒンジピンの回動部を突出させた前記スペーサーの外側面に、当該スペーサーの貫通孔を中心に略水平位置から上部に円弧状の突出段部を設け、当該突出段部の外周面は前記スペーサーの上部外周面を拡長した構成とし、当該突出段部により、前記ヒンジピンの回動部の回動を規制したことを特徴とする、前記請求項1又は2に記載のマンホール蓋用蝶番。
  5. 前記ヒンジピンのフランジ部を設けた一端部に貫通孔を穿ち、前記スペーサーの両側部に挟まれた連絡部に貫通孔を穿ち、前記ヒンジピンの貫通孔と当該スペーサーの貫通孔を線状体で繋ぎ、当該線状体の他端を前記マンホール受枠又は他のマンホール開口部構造物に取付けたことを特徴とする、前記請求項2、3又は4の何れかに記載のマンホール蓋用蝶番。
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