JP4849977B2 - バスダクト接続部 - Google Patents

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本発明は、オフィスビル等で電気幹線路を構成するバスダクトを相互に接続するバスダクト接続部に関する。
従来、バスダクトを相互に接続するバスダクト接続部に、バスダクトの導体端部を接続する接続部分の両外側に接続継板を設け、接続継板の凹溝に押さえ部材を配設し、締着具で一括締着するものがある(特許文献1参照)。
特開2001−186643号公報
ところで、上記のようなバスダクト接続部でバスダクトを接続する際には、一旦締着具の締付を緩め、接続部分にバスダクトの導体端部を挿入し、その後に締着具を締め付ける工程で接続することになるが、締着具の締付を緩めた時に、押さえ部材が接続継板から離れてしまい、上記凹溝から外れる等により、押さえ部材の設置方向が正規の設置方向からズレてしまうことがある。そのため、上記凹溝に配設し直すなど押さえ部材を正規の設置方向に設置し直す作業が必要になる。また、設置方向の修正作業を忘れ、押さえ部材が正規の設置方向からズレた状態のまま締着されてしまう虞もあり、斯様な場合にはバスダクト接続のために押圧が必要な箇所からズレた箇所が押圧され、バスダクト相互の接続が接続不良となってしまう。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、押さえ部材の接続継板からの離れを規制し、押さえ部材の設置方向が正規の設置方向からズレてしまうことを防止することが可能であり、バスダクトの接続作業を簡素化しつつ、良好なバスダクト接続を確実に行うことができるバスダクト接続部を提供することを目的とする。
本発明のバスダクト接続部は、バスダクト導体の接続部分の外側に接続継板を設け、接続継板の外側に押さえ部材を設け、接続部分と接続継板と押さえ部材を締着具で締着するバスダクト接続部であって、締着具の締付を緩めた状態で押さえ部材の接続継板からの離れを規制する規制手段を、押さえ部材若しくは接続継板若しくは押さえ部材と接続継板の双方に設けることを特徴とする。前記規制手段で離れを規制する構成には、例えば締着具を締め付けた状態に於ける押さえ部材と接続継板とが正規の位置、設置方向で沿うように接触した状態を、締着具の締付を緩めた状態でも維持し、押さえ部材と接続継板の離れが生じないように規制する構成と、締着具の締付を緩めた状態で押さえ部材の接続継板からの離れを所定距離以内に規制し、前記緩めた状態から締め付けた際に、接続継板に対する押さえ部材の設置方向、位置、接触状態が元の正規の状態に戻る構成の双方を含む。
また、本発明のバスダクト接続部は、前記規制手段が、前記接続継板に形成され、前記押さえ部材の外面を係止する係止部であることを特徴とする。例えば接続継板に接触配置される押さえ部材の基板の厚さと同一或いは若干外側の位置で基板の外面上に突出する係止突起、係止板、係止棒等の係止部を設ける構成とする。また、後述の中板から係止部を設ける構成の他、接続継板から外方へ突出して先端が中心方向に屈曲する係止板や係止棒を基板の幅方向両端等に複数設ける構成としてもよい。
また、本発明のバスダクト接続部は、前記規制手段が、前記押さえ部材に形成された係合部若しくは係合受部と、前記接続継板に形成された係合受部若しくは係合部とで構成されることを特徴とする。前記押さえ部材や接続継板に設ける係合部や係合受部は、例えば押さえ部材の側端、押さえ部材の接続継板に接触する側の内面、接続継板の外面、後述の中板等に設けることが可能である。また、係合部は例えば係合突起、係合爪、凸条である係合凸条等とすることが可能であり、又、係合受部は例えば開口、凹部、ある程度の長さを有する係合凹溝等とすることが可能である。
また、本発明のバスダクト接続部は、前記規制手段が、前記押さえ部材と前記接続継板との間に介在する粘着部材であることを特徴とする。前記粘着部材は、例えば両面テープ、押さえ部材若しくは接続継板に予め塗布され、押さえ部材と接続継板を面接触した際に双方を接着する両面接着剤等とすることが可能である。
尚、本願の発明には、本明細書で直接記載した構成の他に、これらの部分的な構成を明細書から自明の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に明細書から自明の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものも含まれる。
本発明のバスダクト接続部は、締着具の締付を緩めた状態で押さえ部材の接続継板からの離れを規制する規制手段を有することから、押さえ部材の接続継板からの離れを規制し、押さえ部材の設置方向が正規の設置方向からズレてしまうことを防止することが可能である。従って、押さえ部材を正規の設置方向に設置し直す作業が不要となり、バスダクトの接続工程を簡素化し、作業コストの低減を図ることができる。また、押さえ部材が正規の設置方向からズレた状態のまま締着されることが無くなり、バスダクト相互の良好な接続を確実に行うことができる。
また、規制手段を接続継板に形成され、押さえ部材の外面を係止する係止部とすることにより、接続継板に対する非常に簡単な加工で、安価に押さえ部材の離れを規制することができる。また、規制手段を押さえ部材に形成された係合部若しくは係合受部と、接続継板に形成された係合受部若しくは係合部とで構成することにより、接続継板に対する押さえ部材の設置方向、位置等の正規の設置状態に対する僅かな誤差も無くすことができる。また、規制手段を押さえ部材と接続継板との間に介在する粘着部材とすることにより、非常に簡単な処理で、安価に押さえ部材の離れを規制することができる。
本発明のバスダクト接続部の実施例を図面に沿って説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
第1実施例のバスダクト接続部は、図1〜図5に示すように、バスダクト10・10の同相の導体11・11を電気的に接続して、バスダクト10・10を相互に接続する接続ユニット20である。
バスダクト10は、図1及び図5に示すように、絶縁体12で被覆され、両側の導体端部11aが絶縁体12の被覆から露出している導体11を有し、導体11は3線で積層配置されている。積層配置された導体11の両側の略先端は平面視フォーク状に拡開して段付けされ、導体端部11a・11a相互間が所定距離離間しており、後述の接続ユニット20の導電性接続部材22・22間に各導体端部11aを挿入可能になっている。3線の導体11には、その厚さ方向両側に断面視略L字形の補強板13bが基板13aの上下から外方に屈曲して設けられた断面視略コ字形のハウジング側板13が一対配置されると共に、その幅方向両側に断面視略ロ字形の長尺部材であるパイプスペーサ14が一対配置されており、積層配置の導体11は、一対のハウジング側板13・13を貫通するボルト及びこれと螺合するナット等の締着具15の締め付けで、幅方向両側に介在するパイプスペーサ14・14と供に、ハウジング側板13・13の基板13a・13aにより厚さ方向両側から挟持されている。更に、ハウジング側板13には、バスダクト10の長さ方向両側にそれぞれ平面視略L字形の接続側板13cが基板13aから延設されており、接続側板13cは導体11の略端部の厚さ方向両側に配置され、後述の接続ユニット20の接続継板23と面接触して固定可能になっている。
接続ユニット20は、図1〜図5に示すように、所定間隔を開けて配設され、異相の導体端部11a・11a相互間を絶縁する板状の絶縁セパレータ21と、絶縁セパレータ21・21間に絶縁セパレータ21に沿うように配設され、同相の導体端部11a・11a相互間を電気的に接続する導電性接続部材22とを有し、両外側の絶縁セパレータ21の外側に接続継板23・23が配設され、接続継板23の外側に押さえ部材24と座金25が順に配設されている。
接続継板23は、図2及び図3に示すように、鋼板等で形成され、方形平板状の基板23aと、基板23aのバスダクト接続方向の両端縁から基板23aの厚さ方向へ外方に屈曲するように形成された一対の中板23b・23bと、各中板23b・23bの外端縁からバスダクト接続方向へそれぞれ外方に屈曲するように形成され、互いに離れるように延びる一対の外板23c・23cとを有し、その中央に接続すべき導体11の幅方向に延びる凹溝23dを有する形状であり、凹溝23dの幅は、後述の押さえ部材24の幅と同一か、押さえ部材24の幅より極僅かに広くなっている。中板23bの基板23a厚さ方向の外端近傍位置、即ち中板23bの中板23bと外板23cの突合する辺近傍位置には、規制手段として係止突起23eが内方へ向かって突出形成されており、両中板23b・23bの一対の係止突起23e・23eは対応する位置で対向配置されている。係止突起23eの基板23a厚さ方向の内端と基板23aの外面との距離は、後述の押さえ部材24の厚さと同一か、押さえ部材24の厚さより極僅かに長くなっている。23fは後述のボルト26の挿通穴である。係止突起23eは、本例の如く接続継板23の中板23bの裏面から打ち出して形成すると、安価に形成できて好適であるが、図6に示す中板23bを切り起こして開口23gを形成しつつ係止突起23eを形成する構成や、或いは別途の部材を中板23bの表面に接着或いは溶接して係止突起23eを設ける構成等とするなど適宜である。
押さえ部材24は、図3及び図4に示すように、正面視略方形、側面視略コ字形であり、略方形平板状の基板24aと、基板24aの上下両端から基板24aの厚さ方向へ外方に屈曲するように形成された補強板24bとを有する。基板24aには、中央にボルト26が挿通される挿通穴24cが形成されていると共に、正面視左右両端近傍には接続すべき導体11の幅方向に長い略楕円形の押さえ凸部24dが絞り成形で形成されている。押さえ凸部24dは、基板24aの外面から内方へ凹み且つ基板24aの内面から内方へ突出して隆起しており、座金25を介してボルト26、ナット27を緊締した際に高い挟持力が得られるようになっている。
押さえ部材24は、基板24aの内面を基板23aの外面に沿わせて接続継板23の凹溝23dに配置されており、本例では、押さえ部材24の正面視幅方向を凹溝23dの幅方向にして接続継板23の中板23b・23b間に押さえ部材24が係合され、接続継板23の基板23aの外面と係止突起23eの内端とで押さえ部材24の基板24aが挟持され、基板23aの外面が係止突起23eの内端で係止されている。押さえ部材24の凹溝23dへの配置は、基板23aの内面を支持しながら外板23c・23cを内方に押して、中板23b・23bの外端間が拡がるように接続継板23を反らせ、押さえ部材24の基板24aの幅よりも間隔が開いた係止突起23e・23e間から押さえ部材24を凹溝23dに導き入れ、反らせた接続継板23を元の状態に戻して係止突起23e・23eの内端を基板24aの外面に当接させることにより行われる。
接続継板23の凹溝23dに配置された押さえ部材24の外側には、基板24aの高さよりも若干小さい直径を有する大径で、押さえ部材24の略全体に締付力をかけることが可能な座金25が配設されている。そして、絶縁セパレータ21、導電性接続部材22、接続継板23、押さえ部材24、座金25のそれぞれの中心に形成された挿通穴に一方の接続継板23の外側からボルト26が挿通され、他方の接続継板23の外側で前記挿通穴に挿通されたボルト26の略先端にナット27が螺合され、一対の座金25及び一対の押さえ部材24で絶縁セパレータ21、導電性接続部材22、接続継板23を挟持するようにして、ボルト26、ナット27等の締着具で仮締着されている。
上記接続ユニット20でバスダクト10・10を接続する際には、先ず、接続ユニット20のボルト26とナット27の締付を緩める。前記締付を緩めた状態に於いては、押さえ部材24と接続継板23にはボルト26が貫通していることから、押さえ部材24の接続継板23に対する位置は前記締付を緩める前と同様の位置に維持されると共に、押さえ部材24の基板24aの外面が係止突起23eの内端で係止されて押さえ部材24の導体11の厚さ方向への移動が規制される。そのため、押さえ部材24が凹溝23dの外側に外れることなく、中板23b・23bとの当接で押さえ部材24の回転が規制されるため、押さえ部材24の接続継板23に対する設置方向も前記締付を緩める前と同様の設置方向、即ち正規の設置方向で維持される。
その後、図1、図5に示すように、接続するバスダクト10・10の各同相の導体端部11a・11aを対向するようにして接続ユニット20の各導電性接続部材22・22相互間に挿入すると共に、最外側の絶縁セパレータ21と接続継板23の外板23cとの間に形成される空間にバスダクト10の接続側板13cを挿入し、接続側板13cの挿入距離を規制する中板23bに接続側板13cの先端を当接させる。そして、バスダクト10の接続側板13cと接続継板23の外板23cとをビス31等で固定すると共に、ボルト26、ナット27等の締着具を締め付けて本締着し、同相の導体端部11a・11aを導電性接続部材22を介して電気的に接続する。前記締着具の締付により、押さえ部材24は接続継板23に対する正規の設置方向で締着される。その後、導体11の幅方向両側の対応開放面に、分岐用開口を開口可能な分岐部32aを有する接続板32を配置し、接続板32と補強板13bとをビス33等で固定し、バスダクト10・10相互の接続が完了する。
上記第1実施例のバスダクト接続部は、係止突起23eの押さえ部材24の外面への当接で押さえ部材24の接続継板23からの離れを規制することができ、押さえ部材24が中板23b・23b間から外れて正規の設置方向からズレてしまうことを防止することができる。従って、ボルト26、ナット27等の締着具を締め付けた際に供回りが生ずるようなことがなく、押圧が必要な箇所からズレた箇所が押圧されることが無くなる。更に、押さえ凸部24dの位置、方向を正規の状態に保持して良好なバスダクト接続が可能となり、設置方向のズレの修正作業も不要となる。また、係止突起23eで押さえ部材24の離れを規制するので、別途に独立した部材を使用する必要が無く、そのため、接続ユニット20によるバスダクト10・10の接続構成の組み立て時や施工時の別部材の紛失が生ずることもなく、又、低コストで良好なバスダクト接続を行うことができる。また、供回り防止機能を有する中板23bの外端に係止突起23eを設けていることから、供回り防止の効果も得られる。また、係止突起23eを中板23bに形成し、中板23bと外板23cと最外側の絶縁セパレータ21とで形成される空間を確保できるので、前記空間に接続側板13cを挿入するバスダクト10の接続に支障を生ずることがない。また、鋼板の接続継板23を反らせて押さえ部材24を取り付けることにより、高強度の押さえ部材24を使用することができ、良好なバスダクト10の接続状態を長期に亘って維持することができる。
次に、第2実施例のバスダクト接続部について第1実施例と異なる箇所を説明する。
第2実施例のバスダクト接続部は、図7に示す接続ユニット20であり、接続ユニット20の規制手段のみが第1実施例と相違する。また、接続するバスダクト10の構成、バスダクト10・10を相互に接続する構成は第1実施例と同一である。
図7の接続ユニット20の規制手段は、押さえ部材24の基板24aの幅方向両端側面からそれぞれ幅方向外方へ突出形成された一対の係合突起24e・24eと、接続継板23の中板23b・23bに形成され、押さえ部材24の凹溝23dへの配置状態に於ける係合突起24e・24eと対応する位置に設けられる開口23h・23hとで構成されており、一対の係合突起24e・24eが開口23h・23hにそれぞれ係合されて、押さえ部材24の接続継板23からの離れが規制されている。係合突起24e・24eの開口23h・23hへの嵌め込みは、上記第1実施例と同様に対向する開口23h・23h間の間隔が拡がるように接続継板23を反らせ、押さえ部材24を中板23b・23b間に配置すると共に係合突起24e・24eを開口23h・23hに係入し、反らした状態の接続継板23を元に戻すことにより行われる。第2実施例の接続ユニット20も第1実施例と同様の効果を奏する。
尚、前記中板23bに開口23hを設ける構成に代え、中板23bの内側から外側へ打ち出した凹部を形成し、前記凹部と係合突起24eが係合する構成してもよく、前記凹部は低コストで形成することが可能である。また、前記押さえ部材24の係合突起24eは、押さえ部材24の形状加工時に切断加工して形成しているが、その形成工程は適宜であり、例えば別部材のを溶接若しくは接着して係合突起24eを形成する、或いは押さえ部材24の端部を押圧して膨出させて形成する等が可能である。
以上、本発明のバスダクト接続部の第1、第2実施例について説明したが、その他に本発明は下記拡張や変形を包含する。
例えばバスダクトやハウジングの形状、接続構造は、上記第1、第2実施例のバスダクト10やハウジング側板13及びパイプスペーサ14等の構成以外にも適宜であり、例えばバスダクトの接続すべき導体相互を重ね合わせて締着具で締着する所謂重ね合わせ接続の接続構造とする場合や、バスダクトを3線式ではなく2線式若しくは4線式以上とする場合や、絶縁体で被覆された密着絶縁型バスダクトではなく、バスダクトを空気で異相間を絶縁する所謂空気絶縁型バスダクトとする場合等に、本発明は適用可能である。
また、規制手段として図8(a)〜(c)に示す構成を有する第3〜第5実施例のバスダクト接続部としてもよい。図8(a)の規制手段は、接続継板23の基板23aの中央の挿通穴23fを挟む一対で形成された開口23i・23iと、押さえ部材24の基板24aの接続継板基板23aに接する内面に挿通穴24cを挟む一対で内方へ突出形成された係合突起24f・24fとで構成され、断面視略矢印形或いは爪状の係合突起24f・24fが開口23i・23iに挿入され係合されることにより、押さえ部材24の接続継板23からの離れが規制される。図8(b)の規制手段は、押さえ部材24の基板24aの内面に挿通穴24cと押さえ凸部24dとの間の位置に一対で設けられ、押さえ凸部24dの高さより高く突設されている両面接着材34で構成され、基板23aと基板24aの間に介在する両面接着材34が基板23a、24aの双方を接着することにより、押さえ部材24の接続継板23からの離れが規制される。前記両面接着材34の配設位置は、基板24a内面に於ける挿通穴24cと押さえ凸部24dの形成位置以外の適宜の位置とすることが可能であり、又、両面接着材34は、例えば弾力性のある両面テープを基板24aに貼り付ける、或いは基板24aの内面に接着剤を塗布する等で設けることが可能である。図8(c)の規制手段は、接続継板23の中板23b・23bの各中央から内方へ突出形成された一対の係合突起23j・23jと、押さえ部材24の基板24aの幅方向両端側面の各中央に形成された凹部24g・24gとで構成され、上記と同様に接続継板23を反らせて一対の係合突起23j・23jが凹部24g・24gに嵌め込んで係合され、押さえ部材24の接続継板23からの離れが規制される。
また、規制手段を構成する係止突起23e、係合突起24e、24f、23jやこれらが係合する開口若しくは凹部の個数、形成箇所、形状は適宜であり、例えば複数対で係止突起23eを設ける構成、複数対で係合突起24eが開口23hに係合する構成、一つの係止突起23eを設ける構成、一つの係合突起24eを一つの開口24hに係合する構成等とすることが可能である。前記一つの係止突起23e、一つの係合突起24eと一つの開口24hを設ける構成では、押さえ部材24の取付作業が容易になると共に、若干緩めた状態のボルト26と係止突起23eの係止、係合突起24eの係合で、押さえ部材24の接続側板23からの離れを規制することができる。また、規制手段にはボルト26、ナット27等の締着具の締付を緩めた状態で押さえ部材24の接続継板23からの離れを規制可能な適宜の構成が含まれ、上記例示の構成以外の適宜の部材による構成とすることが可能であり、又、締着具の締付を緩めた状態で押さえ部材24が接続継板23に密接した状態を維持する構成の他、例えば締着具の締付を緩めた状態で押さえ部材24の接続継板23からの離れを所定距離以内に規制し、再度締着具を締め付けた際に接続継板23に対する押さえ部材24の設置方向、位置が元の正規の状態に戻る構成を含む。また、押さえ部材24の形状、構成は本発明の趣旨の範囲内で適宜である。
本発明は、建築物等に布設されるバスダクトの接続に利用することができる。
第1実施例に於けるバスダクトと接続ユニットの接続前の状態を示す斜視図。 図1の接続ユニットの斜視図。 図2の接続ユニットの押さえ部材を取り付ける前の状態を示す斜視図。 (a)は第1実施例に於ける押さえ部材を示す正面図、(b)は同図(a)の押さえ部材を示す一部縦断側面図、(c)は同図(a)の押さえ部材を示す一部横断平面図。 第1実施例に於けるバスダクトと接続ユニットの接続状態を示す一部縦断平面図。 第1実施例の変形例の接続ユニットの押さえ部材を取り付ける前の状態を示す斜視説明図。 第2実施例の接続ユニットの押さえ部材を取り付ける前の状態を示す斜視図。 (a)〜(c)は第3〜第5実施例のバスダクト接続部に於ける規制手段を示す斜視説明図。
符号の説明
10 バスダクト
11 導体
11a 導体端部
13 ハウジング側板
13c 接続側板
20 接続ユニット
21 絶縁セパレータ
22 導電性接続部材
23 接続継板
23a 基板
23b 中板
23c 外板
23d 凹溝
23e 係止突起
23f 挿通穴
23g、23h、23i 開口
23j 係合突起
24 押さえ部材
24a 基板
24b 補強板
24c 挿通穴
24d 押さえ凸部
24e、24f 係合突起
24g 凹部
25 座金
26 ボルト
27 ナット
34 両面接着材

Claims (4)

  1. バスダクト導体の接続部分の外側に接続継板を設け、接続継板の外側に押さえ部材を設け、接続部分と接続継板と押さえ部材を締着具で締着するバスダクト接続部であって、締着具の締付を緩めた状態で押さえ部材の接続継板からの離れを規制する規制手段を、押さえ部材若しくは接続継板若しくは押さえ部材と接続継板の双方に設けることを特徴とするバスダクト接続部。
  2. 前記規制手段が、前記接続継板に形成され、前記押さえ部材の外面を係止する係止部であることを特徴とする請求項1記載のバスダクト接続部。
  3. 前記規制手段が、前記押さえ部材に形成された係合部若しくは係合受部と、前記接続継板に形成された係合受部若しくは係合部とで構成されることを特徴とする請求項1記載のバスダクト接続部。
  4. 前記規制手段が、前記押さえ部材と前記接続継板との間に介在する粘着部材であることを特徴とする請求項1記載のバスダクト接続部。
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