JP4849645B2 - 果実袋開口装置 - Google Patents
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Description
(1) ガイド片挿入方式
(2) 針突き刺し方式
(3) ローラ挟み込み方式
(4) 吸着方式
(5) 爪回転方式
(6) 空気吹出し方式
(7) キャッチャ挟持方式
(8) 組合せ方式
特許文献1では、互いにバネ結合した中子片と外子片からなる開口部材(ガイド片)を用いる。中子片の先端には薄刃片が付く。始めに中子片の薄刃片で袋口に進入し袋を少し開き、続いて中子片本体が進入して袋を開く。中子片は袋底部側にあるボックスの突起で動きを停止するが、中子片に連動した外子片はボックス突起を受け入れる凹部を持つためボックス端部まで進入し、袋の底部に折り目を付け、開いた袋形状は保持される。開口部材の往復摺動の繰返しで開口作業が繰返される。
周りに付勢される。
特許文献7では、袋案内杆を押し出して1枚の袋を取り出すと袋口構造を工夫して袋紙の1枚Aはコ字状部材で押し付けてセットされ、袋紙のもう1枚Bは自由になるようにセットされる。袋案内杆の動きを利用したリンク機構を使って袋口近傍に針を押し上げて、固定されている袋紙Aは針で貫通されるが、自由な袋紙Bはその針で押し上げられて袋の口が開かれる。
特許文献8では、開閉自在の2本のアームの先端に、閉じた袋紙の両側を挟む部材として1対のローラを取り付け、1対のローラはコイルスプリングにより近接し、ローラ間の挿入物により離反自在とする。左右アームを閉じた状態では1対のローラが互い違いに位置するように接近する構成になっている。上記2本のアームは、人力によるカム機構で開閉自在とする。袋口の閉じた袋を2本のアーム間に装入してから、手で操作された操作レバーの動きがカム機構を介して2本のアームを閉じると両アームの1対のローラが袋に接近し、コイルスプリングの作用で1対のローラ間で袋の両側の紙を挟みこみ、それから操作レバーによるカム機構を介して2本のアームを開くと袋の両側の紙が各1対のローラ間に挟まれた状態で袋の口が開かれる。
特許文献11では、袋収納箱から引き出された袋は袋開口機構まで移送され、袋開口機構の吸盤で袋両面が吸引され、さらにシリンダ機構でその両吸盤を離して袋を開く。
特許文献16では、袋口を開くのに固定爪で袋の紙の一端を固定し、2個の移動爪を円周上の爪ガイドに沿って移動させることにより袋口を開く。次の袋口の絞り操作の前に移動爪を上方に移動して収納する。袋の絞り、糸巻きによる結束と糸切りも述べる。
特許文献17から特許文献23は、袋口の開口を空気の吹出しで行う。
特許文献24では、袋の開口・拡開保持は、袋の両側から相互接近する可動キャッチャと固定キャッチャが嵌合して開離することにより袋の片面ずつを保持した状態になることによって達成される。
前記(1)〜(7)の方式を組合せた方式である。(1)と(4)の組合せ方式は特許文献25〜特許文献29である。
(1) 袋には、従来使用していた袋をそのまま採用し、特別な加工(例えば強磁性材料貼付)をしない。
(2) 開口装置を実現するのに、簡単な機構を採用する。ガイド片挿入方式、針突き刺し方式、爪回転方式及びキャッチャ挟持方式で採用されているような多数の部材からなる複雑なリンク機構を用いない。吸着方式に必要となる吸着パッドや粘着ピースが付与されたアーム機構を用いない。空気吹出し方式で必要となる送風源を用いない。
(3) 小型モータ駆動とマイコン制御装置(小型プリント基板)を採用する。
(1) 従来通りの袋の採用により、袋のコスト上昇を抑えることができる。
(2) 簡単な機構の採用により装置の小型化、軽量化が図られ、作業者の負担軽減が図れる。また簡単な機構のため、装置の高信頼性と耐久性の向上が確保できる。
(3) 小型モータとマイコン制御装置の採用により、作業者の負担軽減、作業能率の改善及び作業精度の向上が確保できる。
前記第一のモータ2のモータ軸3に付設された歯車4aと、
前記歯車4aと噛合う歯車4bが付設された前記第一のボールネジ機構を構成する第一の右ネジ軸5と、
前記第一のボールネジ機構を構成する左ネジ軸6と、
前記第一の右ネジ軸5と前記左ネジ軸6を一体結合するための第一のジョイント7と、
前記第一の右ネジ軸5に嵌合する四角形断面形状の第一の右ネジナット8と、
前記左ネジ軸6に嵌合する四角形断面形状の左ネジナット9と、
左端が前記左ネジナット9に固着され、右端が前記コ字形状枠内を摺動する第二の台板11と、
前記左ネジナット9により蹴られる第一のリミットスイッチ12及び第二のリミットスイッチ13と、
前記第一の台板10に固着される第一のモータ支持材14と、
前記第一のモータ支持材14に固定され、第二のボールネジ機構を駆動する第二のモータ15と
前記第二のモータ15のモータ軸16に付設される第二のジョイント17と、
前記第二のジョイント17により前記第二のモータ15のモータ軸16と一体結合される第二のボールネジ機構を構成する第二の右ネジ軸18と、
前記第二の右ネジ軸18に嵌合される四角形断面形状の第二の右ネジナット19と第三の右ネジナット20と、
前記第二の右ネジナット19に固着される第一のバネ板21と
前記第一の台板10にL字形板部材で固着された第一の固定板22と、
前記第一の台板10に固着され、前記第三の右ネジナット20により蹴られる第三のリミットスイッチ23と、
前記第二のモータ支持材24に固定され、第三のボールネジ機構を駆動する第三のモータ25と、
前記第三のモータ25のモータ軸26に付設される第三のジョイント27と、
前記第三のジョイント27により前記第三のモータ25のモータ軸26と一体結合される第三のボールネジ機構を構成する第三の右ネジ軸28と、
前記第三の右ネジ軸28に嵌合される四角形断面形状の第四の右ネジナット29と第五の右ネジナット30と、
前記第四の右ネジナット29に固着される第二のバネ板31と
前記第二の台板11にL字形板部材で固着された第二の固定板32と、
前記第二の台板11に固着され、前記第五の右ネジナット30により蹴られる第四のリミットスイッチ33と、
からなることを特徴とする。
図1は、本発明に係る果実袋開口装置1の構成を示す平面図である。第一のボールネジ機構を駆動する第一のモータ2のモータ軸3には歯車4aが付設され、他方の歯車4bは第一のボールネジ機構の第一の右ネジ軸5に付設されている。第一のボールネジ機構の左ネジ軸6は第一のジョイント7により第一の右ネジ軸5と一体結合されている。第一のモータ2のモータ軸3、第一の右ネジ軸5及び左ネジ軸6は、図示しない筐体枠組に付設された軸受により支持されている。第一の右ネジ軸5には、四角形断面形状の第一の右ネジナット8が嵌合し、左ネジ軸6には、四角形断面形状の左ネジナット9が嵌合している。
図1は、前記したように果実袋開口装置1に1枚分の果実袋34が送り出されて起立している状態を示す。袋の両面は密着した状態で1本の直線で表している。図1は果実袋開口装置の初期状態を示す。
(1) 作業者の手で操作する果実袋開口装置に不可欠な要素である小型化と軽量化が、簡単な機構の採用により達成できた。
(2) 簡単な機構の採用により、装置の高信頼性と耐久性の確保と低コストが実現できた。
(3) リミットスイッチとマイコン制御装置を使った複数の小型モータ制御により、作業者の負担軽減と作業能率の改善が期待できる。
2 第一のモータ
3 第一のモータのモータ軸
4a,4b 歯車
5 第一の右ネジ軸
6 左ネジ軸
7 第一のジョイント
8 第一の右ネジナット
9 左ネジナット
10 第一の台板
11 第二の台板
12 第一のリミットスイッチ
13 第二のリミットスイッチ
14 第一のモータ支持材
15 第二のモータ
16 第二のモータのモータ軸
17 第二のジョイント
18 第二の右ネジ軸
19 第二の右ネジナット
20 第三の右ネジナット
21 第一のバネ板
22 第一の固定板
23 第三のリミットスイッチ
24 第二のモータ支持材
25 第三のモータ
26 第三のモータのモータ軸
27 第三のジョイント
28 第三の右ネジ軸
29 第四の右ネジナット
30 第五の右ネジナット
31 第二のバネ板
32 第二の固定板
33 第四のリミットスイッチ
34 果実袋
35a、35b 支持枠
Claims (1)
- 三つのボールネジ機構から構成される果実袋の自動開口装置であって、第一のボールネジ機構を駆動するための第一のモータと、前記第一のモータのモータ軸に付設された歯車と、前記歯車と噛合う歯車が付設された前記第一のボールネジ機構を構成する第一の右ネジ軸と、前記第一のボールネジ機構を構成する左ネジ軸と、前記第一の右ネジ軸と前記左ネジ軸を一体結合するための第一のジョイントと、前記第一の右ネジ軸に嵌合する第一の右ネジナットと、前記左ネジ軸に嵌合する左ネジナットと、左端が前記第一の右ネジナットに固着され、右端が固定枠内を摺動する第一の台板と、左端が前記左ネジナットに固着され、右端が前記固定枠内を摺動する第二の台板と、前記第一の右ネジナット或いは左ネジナットの位置を検出する第一のリミットスイッチ及び第二のリミットスイッチと、前記第一の台板に固着される第一のモータ支持材と、前記第一のモータ支持材に固定され、第二のボールネジ機構を駆動する第二のモータと、前記第二のモータのモータ軸に付設される第二のジョイントと、前記第二のジョイントにより前記第二のモータのモータ軸と一体結合される第二のボールネジ機構を構成する第二の右ネジ軸と、前記第二の右ネジ軸に嵌合される第二の右ネジナットと、前記第二の右ネジナットに固着される第一のバネ板と、前記第一の台板に固着された第一の固定板と、前記第一の台板に固着され、前記第二の右ネジナットの位置を検出する第三のリミットスイッチと、前記第二の台板に固着される第二のモータ支持材と、前記第二のモータ支持材に固定され、第三のボールネジ機構を駆動する第三のモータと、前記第三のモータのモータ軸に付設される第三のジョイントと、前記第三のジョイントにより前記第三のモータのモータ軸と一体結合される第三のボールネジ機構を構成する第三の右ネジ軸と、前記第三の右ネジ軸に嵌合される第四の右ネジナットと、前記第四の右ネジナットに固着される第二のバネ板と、前記第二の台板に固着された第二の固定板と、前記第二の台板に固着され、前記第四の右ネジナットの位置を検出する第四のリミットスイッチと、袋送り機構から送り出される果実袋の起立を助ける支持枠と、
からなることを特徴とする果実袋開口装置
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