JP4849135B2 - 現像剤カートリッジおよびその製造方法ならびに画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像剤の残量を検出可能な現像剤カートリッジおよびその製造方法ならびに画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、一般に、トナーを収容した現像剤カートッジを備え、現像剤カートリッジからトナーを感光体に供給して画像形成を行っている。このような画像形成装置では、現像剤カートリッジ内に残っているトナーの量を検出するために、現像剤収容室の側壁に互いに対向する一対の光透過窓を設け、一方の光透過窓から検出光を入射し、他方の光透過窓の前で受光し、この受光信号が高レベルであれば、トナーの残量が少なくなってきたと判定する構成が用いられることがある(特許文献1)。
ところで、トナーは、現像剤収容室内で繰り返し撹拌されることで、徐々に劣化し、所定の印字枚数を超えると初期の帯電性能が得られなくなり、形成される画像の質が低下する。そのため、良好な画像を形成するためには、現像剤収容室内のトナーをすべて使い切らずに、所定量残す必要がある。
特開2001−005276号公報
一方、現像剤カートリッジは、トナーの初期容量が異なる複数種類、例えば、大容量タイプと小容量タイプの2種類が設定され、販売されることが多い。しかし、従来の画像形成装置では、トナーの初期容量に拘わらず、トナーの量が一定量以下になったときに現像剤カートリッジの交換時期であると判定していた。
しかし、トナーの劣化の状態はおよそ現像剤カートリッジの使用時間に応じるため、同じトナー残量であっても、大容量タイプの現像剤カートリッジに比較すると、少容量タイプの現像剤カートリッジの残トナーは劣化していない。そのため、トナーの初期容量に拘わらず、トナーの量が一定量以下になったときにトナーエンプティを判定すると、少量タイプの現像剤カートリッジでは、残トナーが未だ使用に耐え得るにも拘わらずトナーエンプティを判定してしまい、トナーを有効に使用できないという問題があった。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、現像剤の初期容量に応じて適切な劣化状態まで現像剤を使用できるようにする現像剤カートリッジおよびその製造方法ならびに画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した課題を解決する本発明は、画像形成装置本体に着脱自在に装着可能な現像剤カートリッジであって、現像剤を収容する筐体と、前記筐体の両側壁に設けられた、前記筐体内の現像剤の量を検出するための検出光を前記筐体内へ導入する第1導光部材と前記筐体内を通過した検出光を外部へ導出する第2導光部材とを備え、前記第1導光部材と前記第2導光部材のうち少なくとも一方は、検出光を反射または屈折させることで光路をずらして検出光を導光する光学素子を含むと共に、外部からまたは外部へ導光される検出光の光軸周りに回動可能なように前記筐体に支持されることを特徴とする。
このような構成によれば、検出光をずらす光学素子を含む第1導光部材および第2導光部材の少なくとも一方を回転させることで、筐体内に導入される検出光の位置、または筐体内を通過した検出光を検出する位置を変えるができる。したがって、筐体内の現像剤の初期容量に応じて、第1導光部材および第2導光部材の少なくとも一方を回転させることで、現像剤の初期容量に応じて適切な劣化状態まで現像剤を使用できるように調整することが可能となる。
また、前記した課題を解決する本発明の画像形成装置は、初期容量が異なる複数種類の現像剤カートリッジを装着可能に構成された画像形成装置であって、前記現像剤カートリッジは、現像剤を収容する筐体と、前記筐体の両側壁に設けられた、前記筐体内の現像剤の量を検出するための検出光を前記筐体内へ導入する第1導光部材と前記筐体内を通過した検出光を外部へ導出する第2導光部材とを備え、前記第1導光部材と前記第2導光部材のうち少なくとも一方は、検出光を反射または屈折させることで光路をずらして検出光を導光する光学素子を含むと共に、外部からまたは外部へ導光される検出光の光軸周りに回動可能なように前記筐体に支持されることを特徴とする。
また、前記した課題を解決する現像剤カートリッジの製造方法は、前記筐体内に現像剤を供給し、前記筐体内に収容された現像剤の量に応じて、前記第1導光部材および前記第2導光部材の少なくとも一方を回動させて前記筐体内を通過する検出光の位置または通過した検出光の検出位置を調整することを特徴とする。このように、筐体内に収容された現像剤の量に応じて前記筐体内を通過する検出光の位置を調整することで、初期容量が少ない現像剤カートリッジでも、適切な劣化状態まで現像剤を使用することができる。
本発明の現像剤カートリッジおよびその製造方法ならびに画像形成装置によれば、筐体内に収容された現像剤の量に応じて前記筐体内を通過する検出光の位置を調整することで、初期容量が少ない現像剤カートリッジでも、適切な劣化状態まで現像剤を使用することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの断面図である。 現像カートリッジの拡大断面図である。 大容量タイプの場合の現像カートリッジ周辺の構成を示す図2のIII−III断面図(a)と、側面図(b)である。 第1および第2導光部材の拡大断面図である。 小容量タイプの場合の現像カートリッジ周辺の構成を示す図2のIII−III断面図(a)と、側面図(b)である。 第2実施形態に係る現像カートリッジ周辺の構成を示す図2のIII−III断面図であり、大容量タイプの場合(a)と、小容量タイプの場合(b)である。 第3実施形態に係る現像カートリッジ周辺の構成を示す図2のIII−III断面図であり、大容量タイプの場合(a)と、小容量タイプの場合(b)である。 第4実施形態に係る小容量タイプの現像カートリッジ周辺の構成を示す図2のIII−III断面図(a)と、第1および第2導光部材の拡大断面図(b)である。 第5実施形態に係る大容量タイプの現像カートリッジ周辺の構成を示す図2のIII−III断面図(a)と、第1および第2導光部材の拡大断面図(b)である。
[第1実施形態]

<レーザプリンタの概略構成>
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、方向はレーザプリンタを使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前」、右側を「後」とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1は、本体筐体2内に、用紙Pを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙P上にトナー像を転写するプロセスユニット5と、用紙P上に転写されたトナー像を熱定着させる定着装置6とを主に備えている。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Pを収容する給紙トレイ31と、用紙Pの前側を持ち上げる用紙押圧板32およびリフトレバー33と、ピックアップローラ34と、給紙ローラ35と、給紙パッド36と、レジストローラ37とを主に備えている。給紙トレイ31内の用紙Pは、リフトレバー33と用紙押圧板32によってピックアップローラ34に寄せられ、ピックアップローラ34によって送り出される。送り出された用紙Pは、給紙ローラ35と給紙パッド36によって1枚ずつ分離され、レジストローラ37を通り、感光体ドラム51と転写ローラ53との間に向けて搬送される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部と、回転駆動するポリゴンミラー41と、レンズ42,43と、反射鏡44,45とを主に備えている。レーザ発光部から出射された画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)は、ポリゴンミラー41、レンズ42、反射鏡44、レンズ43、反射鏡45の順に反射または通過して、感光体ドラム51の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスユニット5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスユニット5は、感光体ユニット5Aと、現像剤カートリッジの一例としての現像カートリッジ5Bとから構成されている。
感光体ユニット5Aは、感光体フレーム50A内に、感光体ドラム51と、帯電器52と、転写ローラ53とを主に備えている。また、現像カートリッジ5Bは、感光体ユニット5Aに対して着脱可能に装着される構成となっており、現像フレーム50B内に、現像ローラ54と、供給ローラ55と、層厚規制ブレード56とを主に備え、現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容室58を有する。
プロセスユニット5では、感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容室58内のトナーは、供給ローラ55を介して現像ローラ54に供給され、現像ローラ54と層厚規制ブレード56との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ54上に担持される。
現像ローラ54上に担持されたトナーは、現像ローラ54から感光体ドラム51上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム51と転写ローラ53との間を用紙Pが搬送されることで感光体ドラム51上のトナー像が用紙P上に転写される。
定着装置6は、プロセスユニット5の後方に設けられ、加熱ローラ61と、加熱ローラ61との間で用紙Pを挟持する加圧ローラ62とを主に備えている。用紙Pに転写されたトナー像は、加熱ローラ61と加圧ローラ62との間を用紙Pが搬送されることで熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Pは、定着装置6から排出経路23に搬送され、排出経路23から排出ローラ24によって排紙トレイ22上に排出される。
次に、現像カートリッジ5Bの交換時期の判定について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず交換時期の判定に拘わる現像カートリッジ5Bおよびレーザプリンタ本体の構成について説明した後、本実施形態の交換時期の判定について説明する。
<現像カートリッジの構成>
レーザプリンタ1に装着可能な現像カートリッジ5Bには、トナーの初期容量が異なる2種類のタイプがある。具体的には、例えば、最大印字可能枚数が6000枚に設定された大容量タイプと、最大印字可能枚数が3000枚に設定され、大容量タイプよりもトナーの初期容量が少ない小容量タイプである。なお、各タイプの現像カートリッジ5Bは、トナー収容室58内に収容されるトナーTの初期容量が異なるだけであり、構成は略同一である。
図2に示すように、現像カートリッジ5Bは、筐体の一例としての現像フレーム50Bによって、供給ローラ55などが配置される現像室57と、トナーTが収容されるトナー収容室58とに区画されている。現像室57とトナー収容室58とは、連通部59によって連通している。この連通部59は、供給ローラ55のローラ部分の軸方向における略全幅にわたって形成されており、トナーTは、連通部59を介して現像室57とトナー収容室58との間を相互に行き来できるようになっている。
トナー収容室58には、回転することでトナーTを撹拌するアジテータ70が配置されている。アジテータ70は、回転支軸71と、回転支軸71から延びる撹拌部72と、撹拌部の先端のシート取付部73に取り付けられた可撓性のシート部材75とから主に構成されている。また、図3に示すように、トナー収容室58(現像フレーム50B)の側壁50L,50Rには、それぞれ、左右方向において対向する第1導光部材110と第2導光部材120が設けられている。第1導光部材110および第2導光部材120は、それぞれ後述するように、光学素子の一例としての第1反射面117と第2反射面118を含んでいる。第1導光部材110と、第2導光部材120は、本実施形態においては同じ物を利用することができる。
図4に示すように、第1導光部材110は、図3に示す発光素子81が発する検出光Lを透過可能な透明な樹脂からなり、略円柱状の外形の本体部111と本体部111の外側面115(ここで、内側、外側は、現像フレーム50Bの内側、外側に対応させて用いる。)に形成された外側凹部112と、内側面116に形成された内側凹部113とを有している。外側面115の中央部は、検出光Lが入る導入部115Aであり、図4における内側面116の上部は、第1導光部材110から検出光Lが導出される導出部116Aである。内側凹部113は、外側面115に対し45度傾斜した第1反射面117を形成するように設けられ、この第1反射面117により、検出光Lを図4における上方に内面反射するようになっている。外側凹部112は、第1反射面117と平行な第2反射面118を形成するように設けられている。第2反射面118は、第1反射面117で反射した検出光Lを第1反射面117で反射する前と同じ方向に反射し、導出部116Aから出射させる。つまり、検出光Lは、第1導光部材110により光路がずらされるようになっている。
本体部111には、外側に径方向外側に延びるフランジ114Aが形成されているとともに、内側に径方向外側に若干張り出す係止部114Bが形成されている。係止部114Bは、内側に向けて細くなるテーパ形状を有している。また、外側面115の図4における上端の縁部には、第1導光部材110の向きを確認するためのマーク119が設けられている。
第1導光部材110は、図3(a)に示すように、現像フレーム50Bの側壁50Lに形成された取付穴130Lに嵌合され、フランジ114Aおよび係止部114Bにより取付穴130Lから離脱しないように係合している。第1導光部材110は、現像フレーム50Bに回動可能に支持されている。導入部115Aは、外側面115の中央部にあるため、現像フレーム50Bに対し第1導光部材110を回動させても、導入部115Aの位置は変わらないようになっている。言い換えると、第1導光部材110は、導入部115Aに導入される検出光Lの光軸Xの周りに回動可能となっている。
第2導光部材120は、第1導光部材110と同じ部材であるが、第1導光部材110の導入部115Aに相当する部分は、検出光Lが出ていく部分なので、導出部125Aとして機能し、第1導光部材110の導出部116Aに相当する部分は、検出光Lが入る部分なので、導入部126Aとして機能する。そして、図3(a)に示すように、側壁50Rに設けられた取付穴130Rに回動可能に支持される。その他の部分については、図面に第1導光部材110と同じ符号を付して説明を省略する。
第1導光部材110と取付穴130Lとの間、および第2導光部材120と取付穴130Rとの間には、トナー収容室58からトナーTが漏れないように、適宜、スポンジ、ゴムまたはグリースなどのシール手段が設けられる。
図3(b)に示すように、現像フレーム50Bの側壁50Rには、第2導光部材120が取り付けられる部分の上下に、それぞれ、大容量マーク136と小容量マーク137とが設けられている。これらは、第2導光部材120が大容量タイプに合った向きか小容量タイプに合った向きかを示すマークであり、第2導光部材120を回動させることでマーク119と合わせられる。図示はしないが、左側の側壁50Lにも第1導光部材110に対応して同様のマークが設けられている。
<現像カートリッジの製造方法>
以上のような構成の現像カートリッジ5Bを製造する際には、大容量タイプか、小容量タイプかに応じて、所定量のトナーTを現像フレーム50Bのトナー収容室58に供給する。そして、供給したトナーTの量に応じて、第1導光部材110および第2導光部材120を回動させる。すなわち、現像カートリッジ5Bが大容量タイプであれば、マーク119が上方を向いて大容量マーク136と合うように回動させ、現像カートリッジ5Bが小容量タイプであれば、マーク119が下方を向いて小容量マーク137と合うように回動させる。こうして、トナー収容室58を通過する検出光Lの高さ位置を調整する。なお、ここでいう製造とは、現像カートリッジ5Bを工場で新規に製造するときと、空になった現像カートリッジ5Bを回収して、再度トナーTを詰め、調整して出荷する、いわゆるリサイクル時との両方を含む意味である。
<残量判定のためのレーザプリンタ本体の構成>
図3(a)に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、発光素子81と、受光素子82と、現像カートリッジ5Bの交換時期を判定する判定手段150を備えている。
発光素子81と受光素子82とは、本体筐体2に装着された現像カートリッジ5Bの第1導光部材110および第2導光部材120を挟むようにして対向して配置されている。そのため、発光素子81が発する検出光Lの光軸Xは、前記したように第1導光部材110の中央、つまり、導入部115Aを通過しており、受光素子82の光検出面は、第2導光部材120の中央、つまり、導出部125Aと対面している。なお、発光素子81および受光素子82としては、公知の光センサを採用することができる。
図3(a)に破線で示すように、発光素子81から出射された光は、第1導光部材110を通って現像カートリッジ5B(トナー収容室58)内に入り、トナーTが所定量以下になると、第2導光部材120を通って受光素子82で受光される。受光素子82は、受光した光の強度に応じて出力電圧値が変化する素子であり、光を受光することで発生する信号を判定手段150に出力する。
判定手段150は、図示しないCPU、RAM、ROM、入出力回路などを備えて構成されている。この判定手段150は、ROMに記憶されたプログラムやデータ、受光素子82の出力などに基づいて、主に現像カートリッジ5Bの交換時期を判定する。
交換時期の判定の方法を簡単に説明すると、受光信号の強度が予め設定された受光基準値を超えた時間を算出し、この超えた時間の割合(デューティ比)が判定閾値を超えた場合に現像カートリッジ5Bが交換時期(トナーエンプティ)であると判定する。
<残量判定の動作>
以上のように構成されたレーザプリンタ1における残量の判定について説明する。
大容量タイプの現像カートリッジ5Bを用いる場合、図3(a),(b)に示すように、製造時またはリサイクル時に第1導光部材110および第2導光部材120の向きを調整してあることで、それらのマーク119が上方に向いて大容量マーク136に合っている。
このような現像カートリッジ5Bの使用中において残量を判定するときには、発光素子81から検出光Lを発する。発光素子81の検出光Lの出射部は、第1導光部材110の導入部115Aと対面しているので、検出光Lは第1導光部材110に導入部115Aから入って、第1反射面117で上方に反射し、第2反射面118で右方向、つまり発光素子81から出射した方向と平行な向きになり、導出部116Aからトナー収容室58内に入る。このようにして、発光素子81から出射した検出光Lは、光路が上方にずれる。
トナー収容室58内では、トナーTの量や、アジテータ70の回転によるトナーTの撹拌に応じて、トナー収容室58の底部に溜まっているトナーTの高さが低くなった瞬間に、検出光LがトナーTに遮られずに第2導光部材120に到達する。このとき、トナー収容室58を通過した検出光Lは、第2導光部材120の導入部126Aから第2導光部材120内に入り、第2反射面118で下方に反射し、第1反射面117で右方向に反射し、導出部125Aから外部へ出る。導出部125Aは、受光素子82の受光面に対面しているので導出部125Aから出た検出光Lは、受光素子82で検知されて、受光信号を判定手段150に出力する。そして、判定手段150は、公知のように、受光信号中の受光した時間の割合に応じて、トナーエンプティを判定する。
一方、小容量タイプの現像カートリッジ5Bを用いる場合、図5(a),(b)に示すように、製造時またはリサイクル時に第1導光部材110および第2導光部材120の向きを調整してあることで、それらのマーク119が下方に向いて小容量マーク137に合っている。
このような現像カートリッジ5Bの使用中において残量を判定するときには、発光素子81から発した検出光Lは、第1導光部材110の第1反射面117と第2反射面118とにより、光路が下方にずれてトナー収容室58に入る。そして、トナー収容室58を通過した検出光Lは、第2導光部材120の第2反射面118と第1反射面117とにより上方にずれて、受光素子82に入る。そして、判定手段150は、公知のように、受光信号中の受光した時間の割合に応じて、トナーエンプティを判定する。
以上のようにして、本実施形態の現像カートリッジ5Bによれば、製造時に現像フレーム50Bに供給されるトナーTの初期容量に応じて第1導光部材110および第2導光部材120の向きがそれらの回動により調整され、現像カートリッジ5B内を通る検出光Lの高さが調整される。具体的には、初期容量が大きい場合には、高い位置に、初期容量が小さい場合には、初期容量が大きい場合に比較して低い位置に調整される。これにより、判定手段150は、初期容量が小さい場合には、初期容量が大きい場合に比較して、現像フレーム50B内のトナーTがより少なくなったときにトナーエンプティを判定する。つまり、トナーTの劣化状態に応じた適切なトナーエンプティの判定が可能となり、トナーTを有効に利用することができる。また、レーザプリンタ1に変更を加えなくても、使用できずに現像カートリッジ5B内に残るトナーTの量を調整できるので、既存の画像形成装置においてもトナーTの有効利用を図ることが可能となる。
以上に本発明の一実施形態について説明したが、本発明の現像カートリッジは、以下に説明するようにさらに他の形態で実施することも可能である。なお、以下の形態の説明においては、第1実施形態と異なる点のみ説明し、同じ部分については、図面に同じ符号を付す。
[第2実施形態]
図6(a),(b)に示すように、第2実施形態の現像カートリッジ501は、第1実施形態に対し、第2導光部材120に代えて、第2導光部材の一例としての透明な樹脂板220を設けたものである。すなわち、現像カートリッジ501から検出光Lが出ていく側壁50Rに光透過部として樹脂板220を設けている。樹脂板220は、第1導光部材110を回動させたときに、検出光Lが動く範囲で光を透過するための十分な面積を有している。そして、受光素子82も、同じくその範囲で受光できるように、十分に広い受光面を有している。
このような形態によっても、現像カートリッジ501を通る検出光Lの高さを、トナーTの初期容量に応じて変えて、トナーTの有効利用を図ることができる。
[第3実施形態]
図7(a),(b)に示すように、第3実施形態の現像カートリッジ502は、第1実施形態に対し、第1導光部材110に代えて、第1導光部材の一例としての透明な樹脂板210を設けたものである。すなわち、現像カートリッジ502から検出光Lが入る側壁50Lに光透過部として樹脂板210を設けている。樹脂板210は、発光素子81が発する光が透過するための十分な面積を有している。なお、発光素子81は、第2導光部材120をどの向きに回動させても導入部126Aに検出光Lが入ることができるように、僅かに拡がるビームを発するものを用いるとよい。
このような形態によっても、現像カートリッジ502を通った検出光Lを検出する位置の高さを、トナーTの初期容量に応じて変えて、トナーTの有効利用を図ることができる。
[第4実施形態]
図8(a),(b)に示すように、第4実施形態の現像カートリッジ503は、第1実施形態に対し、第1導光部材110および第2導光部材120に代えて、光の屈折を利用するものに変更したものである。すなわち、第1導光部材310および第2導光部材320は、互いに平行な屈折面312および屈折面313を有する光学素子の一例としての樹脂板311を有し、これが、本体部111に固定されている。なお、樹脂板311を本体部111と一体に構成してもよい。樹脂板311は、屈折面312および屈折面313が、発光素子81が発する検出光の光軸Xに対し斜めになるように配置されている。
このような形態によれば、検出光Lは、第1導光部材310の屈折面312および屈折面313により屈折し、光路の高さ位置がずれて現像カートリッジ503内に入る。そして、検出光Lは、第2導光部材320の屈折面313および屈折面312により屈折し、受光素子82に入る。したがって、現像カートリッジ503を通った検出光Lを検出する位置の高さを、トナーTの初期容量に応じて変えて、トナーTの有効利用を図ることができる。
[第5実施形態]
図9(a),(b)に示すように、第5実施形態の現像カートリッジ504は、第1実施形態に対し、第1導光部材110を第1導光部材410に変更し、第2導光部材120を第2導光部材420に変更したものである。
第1導光部材410は、発光素子81が発する検出光Lの光軸Xに対し45度傾き、側面視において本体部111の中央に設けられたミラー411と、光軸Xに対し図9において上方にR1だけ離れて配置され、ミラー411で反射した光をほぼ右方向に反射するミラー412とを備えている。一方、第2導光部材420は、発光素子81が発する検出光Lの光軸Xに対し45度傾き、側面視において本体部111の中央に設けられたミラー421と、光軸Xに対し図9において上方にR2だけ離れて配置され、ミラー421で反射された光を下方に向けて反射するミラー422とを備えている。ここで、距離R1は、距離R2より大きく設定されている。つまり、ミラー411とミラー412は、それらの反射面が互いに平行ではなく、ミラー421とミラー422もそれらの反射面が互いに平行ではない。
このような形態によっても、現像カートリッジ504を通った検出光Lを検出する位置の高さを、トナーTの初期容量に応じて変えて、トナーTの有効利用を図ることができる。
以上に、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記した形態に限定されることなく、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、前記した樹脂板220,210は、検出光が透過できればよいので、ガラス板など他の材料を用いてもよいし、透明にする範囲も、現像カートリッジの側壁全体や、現像フレーム全体であってもよい。樹脂板311も、適宜、他の材料を用いることができる。
前記実施形態では、現像カートリッジの初期容量として大容量タイプと小容量タイプの2タイプのみで説明し、第1導光部材および第2導光部材を180度回転させる場合のみについて説明したが、3種類の初期容量のタイプがある場合には、90度ずつ、3箇所に向けるように構成するなど、初期容量のタイプの数に応じて、より細かい角度で第1導光部材および第2導光部材を回転させる構成とすることができる。
また、理解を容易にするため、前記実施形態では、現像カートリッジ内を通過する検出光の位置を変える形態として、高さ位置を変える形態のみを示したが、初期容量の違いにより、高さは変えず、前後方向の位置のみ変えるようにしてもよい。この場合でも、例えば図2において、検出光が前方を通る場合(符号P1参照)は、後方を通る場合(符号P2参照)よりもトナーTにより遮られやすい。そこで、初期容量が小さいタイプの現像カートリッジでは、検出光が符号P1を通るように第1導光部材および第2導光部材を向かせ、初期容量が大きいタイプの現像カートリッジでは、検出光が符号P2を通るように第1導光部材および第2導光部材を向かせることもできる。
前記実施形態では、現像剤カートリッジとして、現像機能を有する現像カートリッジ5Bを一例に挙げたが、現像機能を有さず、現像剤が収容され、撹拌される機能の現像剤カートリッジに本発明を適用することもできる。逆に、現像機能以外に、感光体をも有するいわゆるプロセスカートリッジに本発明を適用することもできる。すなわち、本発明にいう現像剤カートリッジは、現像剤を収容するものである限り、特に限定されない。
前記実施形態では、画像形成装置の一例としてレーザプリンタ1を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、複写機や複合機などを採用してもよい。
1 レーザプリンタ
5 プロセスユニット
5A 感光体ユニット
5B 現像カートリッジ
50A 感光体フレーム
50B 現像フレーム
50L 側壁
50R 側壁
58 トナー収容室
81 発光素子
82 受光素子
110 第1導光部材
115A 導入部
116A 導出部
117 第1反射面
118 第2反射面
120 第2導光部材
125A 導出部
126A 導入部
136 大容量マーク
137 小容量マーク
150 判定手段
L 検出光
T トナー
X 光軸

Claims (5)

  1. 画像形成装置本体に着脱自在に装着可能な現像剤カートリッジであって、
    現像剤を収容する筐体と、
    前記筐体の両側壁に設けられた、前記筐体内の現像剤の量を検出するための検出光を前記筐体内へ導入する第1導光部材と前記筐体内を通過した検出光を外部へ導出する第2導光部材とを備え、
    前記第1導光部材と前記第2導光部材のうち少なくとも一方は、検出光を反射または屈折させることで光路をずらして検出光を導光する光学素子を含むと共に、外部からまたは外部へ導光される検出光の光軸周りに回動可能なように前記筐体に支持されることを特徴とする現像剤カートリッジ。
  2. 前記光学素子は、2つの平行な反射面を有することを特徴とする請求項1に記載の現像剤カートリッジ。
  3. 前記光学素子は、2つの平行な屈折面を有することを特徴とする請求項1に記載の現像剤カートリッジ。
  4. 初期容量が異なる複数種類の現像剤カートリッジを装着可能に構成された画像形成装置であって、
    前記現像剤カートリッジは、
    現像剤を収容する筐体と、
    前記筐体の両側壁に設けられた、前記筐体内の現像剤の量を検出するための検出光を前記筐体内へ導入する第1導光部材と前記筐体内を通過した検出光を外部へ導出する第2導光部材とを備え、
    前記第1導光部材と前記第2導光部材のうち少なくとも一方は、検出光を反射または屈折させることで光路をずらして検出光を導光する光学素子を含むと共に、外部からまたは外部へ導光される検出光の光軸周りに回動可能なように前記筐体に支持されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1に記載の現像剤カートリッジの製造方法であって、
    前記筐体内に現像剤を供給し、
    前記筐体内に収容された現像剤の量に応じて、前記第1導光部材および前記第2導光部材の少なくとも一方を回動させて前記筐体内を通過する検出光の位置または通過した検出光の検出位置を調整することを特徴とする現像剤カートリッジの製造方法。
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