JP4848233B2 - 電気転てつ機据付装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、従来の転てつ機据付装置に関しては、高精度据付に対して阻害要件があった。その一つは、転てつ機の枕木に対する取付位置のずれの問題である。すなわち、枕木を道床に敷設し、その枕木にレールを固定した後に転てつ機がねじ又はボルトナットにより締結されるから、転てつ機を基本レール及びトングレールに対して正確な位置に取り付けるには、枕木の転てつ機取付用ねじ孔又はボルト貫通孔及び敷板に設けられる孔を現場で加工する必要がある。
そして、転てつ機の筐体に設けられる孔がボルトの軸と同径の真円である場合は、枕木に対する現場加工に伴う加工精度不良に起因して、据付が不可能になる場合がある。
これを避けるため、加工精度に影響されないように転てつ機にボルトの径よりも大きめの孔を開け、枕木と敷板と転てつ機の各孔に挿通した爪ボルトにナットを締め付けて敷板と転てつ機を枕木に固着する方法が採用された。
高精度据付に対する二つ目の阻害要件は、従来の転てつ機据付装置が転てつ機を取り付ける枕木が互いに独立していることに起因する。すなわち、2本の枕木は単にレールに締結金具により固定されているのみで、レールに対して摺動可能である。従って、転てつ機動作時の動作かん、スイッチアジャスタ、タイバーなどに加わる転換力の反力などによって、枕木が移動して、又は転てつ機と分岐器の位置関係が変わり、完全な平行状態ではなくなり、これが鎖錠かんの僅少な移動で鎖錠かんの切欠とロックピースの間に狂い(ロック狂い)が生じて転換不能を起こす虞があるので、特許文献1の発明を適用しても、実効が上がらない虞があった。
そのため、従来は、スイッチアジャスタによる密着力の調整や鎖錠かんの調整を定期的に行う必要があったが、その調整作業の労働的、経済的負担は少なくなかった。
しかしながら、これらの井桁型枕木は、通常の独立枕木と同じ長さの2本の枕木を両端部付近の2カ所で連結材により連結してなるものであり、その連結材をレールの下側に設置し、レールを支持する構造である。そのため、この井桁型枕木を転てつ機据付に適用するためには、2本の枕木をレールの外方に延長し、その延長部分を据付位置とする必要がある。
図1は本発明に係る転てつ機据付装置により転てつ機が据え付けられた状態を示す一例の斜視図、図2は同装置を構成する連結枕木の一例を示す斜視図、図3は連結枕木の他例を示す分解斜視図、図4は転てつ機の連結枕木に対する取付構造の一例を示す斜視図、図5は転てつ機の枕木に対する位置ずれを防止する緊締用スリーブを示す斜視図、図6は同緊締用スリーブの作用説明図、図7は転てつ機が連結枕木に固定された状態の平面図、図8は図7のX−X線断面図、図9は連結枕木のさらに他の例を示す平面図である。
このような井桁状の連結枕木2は、図2に示すように、GFRPその他の合成樹脂により一体成型されたものでも良いし、図3に分解して示すように、分離された所要長さの2本の枕木21,21の間にスペーサとしての連結材22,22を配置し、一方の枕木の外からその枕木、連結材及び他方の枕木にボルト24を貫通し、そのボルトの両端にナット25を締め付けることより、井桁状の連結枕木2Eを組み立てることもできる。
図5の15、15Eは、転てつ機6の筐体61の各孔63に対応して用意されている緊締用スリーブである。緊締用スリーブ15は、嵌合部151と被係合部152とを一体に有し、軸方向に貫通する偏心孔153が設けられている。図6に示すように、嵌合部151は、これを筐体の底板62の孔63に回転可能に緊密に嵌合される外形を有し、被係合部152は、嵌合部151が筐体61の孔63に嵌合された状態でその孔の上方に存在して、これにスパナなどの回転工具を係合して回転力を加えることができる外形を有する。このような緊締用スリーブは、嵌合部151が図5(a)及び図6に示すように倒立頭截円錐状のもの15と、図5(b)に示すように円柱状のもの15Eの2種類のいずれかを使用することができる。従って、転てつ機の底板の孔63も、嵌合部151の形状と合致する形状を有する。すなわち、例えば、筐体61の底板の拡大された孔63は、図6に示すような嵌合部151が倒立頭截円錐状の緊締用スリーブ15を用いる場合は、同様の倒立頭截円錐状に形成される。
21 枕木
22 連結材
23 ボルト貫通孔
3 基本レール
4 トングレール
5 敷板
51 孔
6 転てつ機
61 筐体
62 底板
63 孔
7 動作かん
8 スイッチアジャスタ
10 鎖錠かん
11 接続かん
12 フロントロッド
13 ひじ金
14 ボルト
15 緊締用スリーブ
151 嵌合部
152 被係合部
153 偏心孔
16 ナット
Claims (4)
- 連結まくらぎと、複数個の敷板と、転てつ機と、ねじ又はボルトナットと、複数個の緊締用スリーブとからなり、
前記連結まくらぎは、道床に敷設された場合に一方のレールの外方に転てつ機据付距離を超える位置まで延長された2本のまくらぎを少なくともその両端部近傍において連結材により一定間隔を持って平行に連結して構成され、前記2本のまくらぎにはそれぞれ前記転てつ機据付位置に複数個のねじ孔又はボルト貫通孔が互いに離れて形成されているものであり、
前記敷板は、前記連結まくらぎのまくらぎとほぼ等しい長さを有し、前記連結まくらぎの2本のまくらぎのねじ孔又はボルト貫通孔にそれぞれ対応する位置にそれらの孔よりも径が大きい孔が設けられ、各まくらぎの上に載置され、かつ、前記孔を各まくらぎのねじ孔又はボルト貫通孔に合致させた状態で、基本レールに固定されるものであり、
前記転てつ機は、その筐体に前記連結まくらぎのねじ孔又はボルト貫通孔にそれぞれ対応する互いに離れた位置において前記連結まくらぎのねじ孔又はボルト貫通孔に貫通されるボルトの軸部の径よりも大きい径を有する孔が少なくとも2個設けられたものであり、
前記緊締用スリーブは、前記転てつ機の筐体の孔に回転可能に緊密に嵌合する嵌合部と、その嵌合部の一端にスパナ等の回転工具を係合して回転力を加えるための被係合部とを有し、かつ、前記ねじ又はボルトの軸部の径とほぼ等しい径を有して軸方向に貫通する偏心孔を備えたものであり、
前記連結まくらぎの各まくらぎに載置された前記敷板に前記転てつ機据付位置において前記転てつ機の筐体を前記連結まくらぎの転てつ機据付位置側の連結材及びまくらぎの上面に載せ、その筐体の前記各孔に前記緊締用スリーブの嵌合部を嵌合するとともに前記緊締用スリーブの偏心孔に前記ねじ又はボルトの軸部を通し、そのねじ又は前記ボルトナットにより前記転てつ機の筐体を前記連結まくらぎに締結し、前記緊締用スリーブの少なくとも一つを前記被係合部を介して回転不能になるまで回転することにより前記転てつ機の筐体と前記ねじ又はボルトの軸部との間の弛緩を無くし、又は、前記筐体の各孔に前記緊締用スリーブの嵌合部を嵌合するとともに前記緊締用スリーブの偏心孔に前記ねじ又はボルトの軸部を通し、そのねじ又は前記ボルトナットにより前記筐体、敷板及び前記まくらぎを仮締結し前記緊締用スリーブの少なくとも一つを前記被係合部を介して回転不能になるまで回転することにより前記転てつ機の筐体と前記ねじ又はボルトの軸部との間の弛緩を無くし、最後に前記ねじ又はボルトナットにより前記転てつ機の筐体を前記連結まくらぎに完全に締結することを特徴とする転てつ機据付装置。 - 転てつ機の筐体を、連結まくらぎの転てつ機据付位置側の連結材とまくらぎとの結合部分からレール側及びレールと反対側に離れた位置において、連結まくらぎに固定したことを特徴とする請求項1に記載の転てつ機据付装置。
- 連結まくらぎの連結材は、2本の基本レールの下側と転てつ機据付位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の転てつ機据付装置。
- 連結まくらぎの連結材が、スイッチアジャスタロッド又はタイバーの取付けを妨げないように、その連結材の上面の一部又は全部の高さを低くし、又は連結材に溝もしくは孔を形成したことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の転てつ機据付装置。
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