JP4845642B2 - 車両用シート制御装置 - Google Patents

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    • B60N2/026Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation with logic circuits varying hardness or support of upholstery, e.g. for tuning seat comfort when driving curved roads

Description

本発明は、車両用シート制御装置にかかり、特に、車両用シートのサイドサポートを調整するシートサポート調整機能を備えた車両用シート制御装置に関する。
旋回走行などでは乗員に車幅方向への力が働くため、車両用シートのサイドサポートを調整することによって運転姿勢を安定させることができる。そこで、走行状態に応じて車両用シートのサイドサポートを調整する車両用シート制御装置が従来より提案されている。
例えば、特許文献1に記載の技術では、車両の横加速度(車幅方向の加速度)を検出して、サイドサポートを制御することが提案されている。詳細には、サイドサポートによってホールドするホールドタイム(サイドサポートによってホールドしている時間)を2種類備えて、基準値以上の横加速度が基準時間以上継続して検出された場合に、短時間のホールドタイムが経過するまでサイドサポートをホールドポジションに制御し、基準値以上の断続的な横加速度が、所定時間内に複数回検出された場合に、短時間のホールドタイムから長時間のホールドタイムに切り換えてサイドサポートをホールドポジションに制御するようにしている。
特許第2750943号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、車両の横加速度を検出してサイドサポートを制御しているが、サイドサポートの駆動量や駆動速度について考慮していないので、より一層サポート性能を向上するためには制御に改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、走行状態に合わせて車両用シートのサイドサポートを制御することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、乗員を保持するための車両用シートのサイドサポートによるサポート角度を調整する調整手段と、車両に発生する横加速度を取得する取得手段と、横加速度毎に予め定めた前記サポート角度に基づいて、前記取得手段によって取得した前記横加速度に応じた前記サポート角度を設定するサポート角度設定手段と、前記サイドサポートの所定の移動区間毎に予め定めた前記調整手段による調整速度に基づいて、前記調整手段によって調整されている現在の前記サポート角度と前記サポート角度設定手段によって設定された前記サポート角度との間の移動区間について前記調整速度を設定する調整速度設定手段と、前記調整速度設定手段によって設定された前記調整速度で、前記サポート角度設定手段によって設定された前記サポート角度となるように前記調整手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、調整手段では、車両用シートのサイドサポートによって乗員を保持するサポート角度が調整される。例えば、サイドサポートをアクチュエータ等によって狭めたり、広げたりすることによってサポート角度を調整する。
取得手段では、車両に発生する横加速度(車幅方向の加速度)取得されるなお、取得手段は、請求項5に記載の発明のように、車両の速度を検出する車速検出手段及び操舵角を検出する舵角検出手段の検出結果に基づいて、横加速度を算出する算出手段から算出結果を取得するようにしてもよいし、請求項6に記載の発明にように、車両の速度を検出する車速検出手段の検出結果及び車両の走行先の地図情報を取得する地図情報取得手段の取得結果に基づいて、横加速度を推定する推定手段の推定結果を取得するようにしてもよい。
また、サポート角度設定手段では、横加速度毎に予め定めたサイドサポート角度に基づいて、取得手段によって取得した横加速度に応じたサポート角度が設定され、調整速度設定手段では、サイドサポートの所定の移動区間毎に予め定めた調整手段による調整速度に基づいて、調整手段によって調整されている現在のサポート角度とサポート設定手段によって設定されたサポート角度との間の移動区間について調整手段による調整速度が設定される。
そして、制御手段では、調整速度設定手段によって設定された調整速度で、サポート角度設定手段によって設定されたサポート角度となるように調整手段が制御される。
すなわち、車両に発生する横加速度に応じてサイドサポートのサポート角度及び調整速度を設定してサイドサポートの調整を行うことにより、走行状態に合わせて車両用シートのサイドサポートを制御することができる。還元すれば、サポート角度だけではなく調整速度も設定することにより、車両の走行状態に合った最適な保持感を乗員に与え、より一層運転操作しやすい姿勢に乗員を保持することができる。
例えば、サポート角度設定手段は、請求項2に記載の発明のように、横加速度が大きいほど狭いサポート角度になるようにサポート角度を設定するようにしてもよい。
また、所定の移動区間毎に予め定めた調整速度は、請求項3に記載の発明のように、サポート角度が狭い角度の移動区間よりも広い角度の移動区間の方が速い速度とされているようにしてもよい。また、調整速度設定手段は、請求項4に記載の発明のように、サポート角度設定手段によって設定されたサポート角度が狭いほど、または調整量が大きいほど、速い調整速度に設定するようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、車両に発生する横加速度に応じてサイドサポートのサポート角度及び調整速度を設定してサイドサポートの調整を行うことにより、走行状態に合わせて車両用シートのサイドサポートを制御することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置の制御対象となる車両用シートの一例を示す図である。
本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置の制御対象となる車両用シート10は、サイドサポート12が、図1矢印A方向に示すように、車両用シートのシートバック側を回転軸として狭める方向または広げる方向に回転可能して乗員のサポート量が調整可能とされている。サイドサポート12の回転は、車両用シート制御装置14(図2)によって制御されるようになっている。すなわち、車両用シート制御装置14によってサイドサポート12の回転を制御することによって、旋回等によって発生する加速度等による乗員の横方向(車幅方向)の動きを抑制する。詳細には、本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置14は、車両に発生する横加速度を車両の走行状態として取得して、取得した加速度に応じてサイドサポート12の回転を制御する。
図2は、本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置14の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置14は、車両用シート10のサイドサポート12を図1矢印A方向へ回転させるためのサイドサポートアクチュエータ18を備えており、車両用シート制御部16によってサイドサポートアクチュエータ18を制御することによって車両用シート10のサイドサポート12の回転を制御してサイドサポート12を調整する。
サイドサポートアクチュエータ18は、運転席や助手席の車両用シート10にそれぞれ設けられており、モータ20及びホールIC22を備えている。なお、図2では、サイドサポートアクチュエータ18を1つのみ示すが、車両用シート10のサイドサポート12は、各車両用シート10の両サイド2つあるため、サイドサポートアクチュエータ18は各車両用シート10毎に2つ設けられている。
サイドサポートアクチュエータ18のモータ20は、図1矢印A方向にサイドサポート12を回転駆動させる。この時ホールIC22によってモータ20の回転を検出することによってサイドサポート12の回転量を検出して検出結果を車両用シート制御部16に出力し、車両用シート制御部16がホールIC22から出力されるパルス等をカウントすることによってサイドサポート12の位置を検出するようになっている。
また、車両用シート制御部16には、舵角センサ26によって検出される操舵角や車輪速センサ28によって検出される車輪速等に基づいて走行中の車両姿勢を制御するVSC(Vehicle Stability Control)制御部24が接続されており、VSC制御部24に入力される舵角センサ26及び車輪速センサ28の検出結果が取得可能とされている。なお、本実施の形態では、VSC制御部24から舵角センサ26及び車輪速センサ28の検出結果を取得可能とするが、これに限るものではなく、例えば、VDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management)制御部やEFI(Electronic Fuel Injection)制御部等の各種制御部から舵角センサ26や車輪速センサ28の検出結果を取得可能としてもよい。また、本実施の形態では、車輪速センサ28の検出結果を車両用シート制御部16が取得可能としたが、これに限るものではなく、車輪速センサ28の代わりに車速センサの検出結果を取得可能としてもよい。
車両用シート制御部16は、VSC制御部24から取得した操舵角度及び車輪速に基づいて車両に発生する横加速度を算出し、算出した横方向の加速度に応じて、サイドサポート12の回転角度(サポート角度)を設定すると共に、設定したサポート角度に基づいて、サイドサポート12の回転速度を設定して、サイドサポートアクチュエータ18の駆動を制御する。
詳細には、車両用シート制御部16は、算出した横方向加速度GがG0≦G<G1の場合に、サイドサポート12のサポート角度α0に設定し、横方向加速度GがG1≦G<G2の場合に、サイドサポート12のサポート角度α1に設定し、横方向加速度GがG2≦Gの場合に、サイドサポート12のサポート角度α2に設定する。
また、図3に示すように、設定されたサポート角度と、ホールIC22の検出結果から車両用シート制御部16が検出したサポート角度から検出されるサイドサポート12の移動区間がサポート角度α1より大きい区間(図3に示すα1とα0の区間であり、α1よりサイドサポート12が広くなる区間である)の場合には回転速度をβ2に設定してモータ20を回転させ、サポート角度α1より小さい区間(図3に示すα1とα2の区間であり、α1よりサイドサポート12が狭くなる区間である)の場合には回転速度β1に設定してモータ20を回転させ、サポート角度α0の場合には回転速度β0に設定してモータ20を回転させる。すなわち、本実施の形態では、角度の広いサポート角度α0からα1まで移動させる場合には、サポート角度α1からα2に移動させる場合よりも速い速度で移動するように設定してサイドサポートの初期反応を良くしているが、設定されたサポート角度が狭いほどまたはサポート角度の調整量が大きい程、速い回転速度になるように設定するようにしてもよい。
この時、車両用シート制御部16が、モータ20に印加するパルス電流のパルス数や電流印加時間等を制御することによって、サイドサポート12のサポート角度を制御し、モータ20をPWM制御することによってサイドサポート12の回転速度を制御する。
なお、横加速度G0、G1、G2は、G0=0、G1<G2とし、サポート角度α0、α1、α2は、α0=0(予め定めた基準角度)、α1<α2とし、回転速度β0、β1、β2は、β0=0、β1>β2とするが、これに限るものではない。
続いて、上述のように構成された本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置14で行われるシート制御について詳細に説明する。図4は、本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置14で行われるシート制御の一例の流れを示すフローチャートである。
まずステップ100では、車輪速及び操舵角度が取得されてステップ102へ移行する。すなわち、VSC制御部24を介して舵角センサ26及び車輪速センサ28の検出結果が取得される。
ステップ102では、取得された車輪速及び操舵角度から横方向加速度(G)が算出されてステップ104へ移行する。
ステップ104では、算出した横方向加速度GがG0≦G<G1か否か判定され、該判定が肯定された場合にはステップ106へ移行し、否定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ106では、サポート角度α0に設定されてステップ114へ移行する。
ステップ108では、算出した横方向加速度がG1≦G<G2か否か判定され、該判定が否定された場合にステップ110へ移行し、肯定された場合にはステップ112へ移行する。
ステップ110では、横方向加速度GがG2以上と判断し、サポート角度α2に設定されてステップ114へ移行し、ステップ112では、サポート角度α1に設定されてステップ114へ移行する。
そして、ステップ114では、設定されたサポート角度になるようにモータ20の回転処理が行われてステップ116へ移行する。
ここでモータ20の回転処理について詳細に説明する。図5はモータ20の回転処理の詳細な流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ200では、モータ20の位置検出することによりサイドサポート12のサポート角度αが検出されてステップ202へ移行して、現サポート角度αから移動区間が検出されてステップ204へ移行する。
ステップ204では、サイドサポート12の移動区間がサポート角度α0〜α1間か否か判定される。該判定が肯定された場合にはステップ206へ移行し、否定された場合にはステップ208へ移行する。
ステップ206では、回転速度β2に設定されてステップ214へ移行し、ステップ208では、サイドサポート12の移動区間がサポート角度α1以上の区間か否か判定される。該判定が肯定された場合にはステップ210へ移行し、否定された場合にはステップ212へ移行する。
ステップ210では、回転速度β1に設定されてステップ214へ移行し、ステップ212では、回転速度β0に設定されてステップ214へ移行する。
ステップ214では、設定サポート角度方向へ設定回転速度でモータ20が回転されてステップ216へ移行する。
ステップ216では、モータ20の位置検出することによりサイドサポート12のサポート角度αが検出されてステップ216へ移行し、設定サポート角度まで移動したか否か判定される。該判定が否定された場合にはステップ202へ戻って上述の処理が繰り返され、設定サポート角度になるまでモータ20が回転されて、設定サポート角度になったところでステップ218の判定が肯定されて一連のモータの回転処理をリターンして、図4のステップ116へ移行する。
そして、ステップ116では、シート制御が終了か否か判定される。該判定は、図示しないイグニッションスイッチがオフされたか否かを判定したり、図示しないシート制御キャンセルスイッチが操作されたか否か等を判定することによってなされ、該判定が否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合には一連の処理を終了する。
例えば、時間経過に対して車両に横方向加速度Gが図6(A)に示すように発生した場合には、本実施の形態に係わる車両用シート制御装置14は、図6(B)、(C)に示すように、時間t1まではサポート角度α0になるように回転速度β0でモータ20を駆動し(本実施の形態では、α0=0、β0=0のためサイドサポート12は移動しない)、時間t1〜t2まではサイドサポート角度α2になるように回転速度β2でモータ20を駆動し、時間t2〜t3まではサイドサポート角度α2となるように回転速度β1でモータ20を駆動し、時間t3〜t4まではサイドサポート角度α1となるように回転速度β1でモータ20を駆動し、時間t4以降はサイドサポート角度α0となるように回転速度β2でモータ20を駆動する。
このように本実施の形態に係わる車両用シート制御装置14では、車輪速及び操舵角に基づいて、車両に発生する横方向加速度を算出し、算出した横方向加速度に応じてサイドサポート12のサポート角度を設定すると共に、設定したサポート角度に基づいて回転速度を設定して、サイドサポート12の回転を制御するので、走行状態に合わせて車両用シートのサイドサポートを制御することができる。そして、これによって、車両の走行状態に合った最適な保持感を乗員に与え、より一層運転操作しやすい姿勢に乗員を保持することができる。
なお、本実施の形態では、VSC制御部24から取得した操舵角度及び車輪速に基づいて車両に発生する横加速度を算出するようにしたが、横加速度を検出する加速度センサを設けて、加速度センサの検出結果を直接取得するようにしてもよい。
続いて、本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置14の変形例について説明する。図7は、本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置の変形例の構成を示すブロック図である。なお、上記の実施の形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
上記の実施の形態では、車輪速と操舵角を検出して横方向加速度を求めたが、変形例ではナビゲーション装置等から得られる走行先の地図情報に基づいて、横方向加速度を推定するものである。
本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置の変形例においても、車両用シート10のサイドサポート12を図1矢印A方向へ回転させるためのサイドサポートアクチュエータ18を備えており、車両用シート制御部16によってサイドサポートアクチュエータ18を制御することによって車両用シート10のサイドサポート12の回転を制御してサイドサポート12を調整する。
サイドサポートアクチュエータ18は、運転席や助手席の車両用シート10にそれぞれ設けられており、モータ20及びホールIC22を備えている。なお、図7では、サイドサポートアクチュエータ18を1つのみ示すが、車両用シート10のサイドサポート12は、各車両用シート10の両サイド2つあるため、サイドサポートアクチュエータ18は各車両用シート10毎に2つ設けられている。
サイドサポートアクチュエータ18のモータ20は、図1矢印A方向にサイドサポート12を回転駆動させる。この時ホールIC22によってモータ20の回転を検出することによってサイドサポート12の回転量を検出して検出結果を車両用シート制御部17に出力し、車両用シート制御部17がホールIC22から出力されるパルス等をカウントすることによってサイドサポート12の位置検出を行うようになっている。
また、車両用シート制御部17には、ナビゲーション装置30が接続されており、現在の走行先の地図情報を車両用シート制御部17が取得可能とされている。また、ナビゲーション装置30には車速センサ32が接続されており、車速センサ32によって検出された車速も車両用シート制御部17がナビゲーション装置30を介して取得可能とされている。
車両用シート制御部17は、ナビゲーション装置30から走行先の地図情報を取得すると共に車速を取得して、走行先の道路のR(コーナーを円の一部としたときの半径)と車速から車両に発生する方向方向の加速度を推定する。そして、推定した加速度に応じて、サイドサポート12のサポート角度を設定すると共に、設定したサポート角度に基づいて、サイドサポート12の回転速度を設定して、サイドサポートアクチュエータ18の駆動を制御する。
詳細には、車両用シート制御部17は、上記の実施の形態のように、推定した横方向加速度GがG0≦G<G1の場合に、サイドサポート12のサポート角度α0に設定し、横方向加速度GがG1≦G<G2の場合に、サイドサポート12のサポート角度α1に設定し、横方向加速度GがG2≦Gの場合に、サイドサポート12のサポート角度α2に設定する。
また、設定されたサポート角度と、ホールIC22の検出結果から車両用シート制御部16が検出したサポート角度から検出されるサイドサポート12の移動区間がサポート角度α1より大きい区間(図3に示すα1とα0の区間であり、α1よりサイドサポート12が広くなる区間である)の場合には回転速度をβ2に設定してモータ20を回転させ、サポート角度α1より小さい区間(図3に示すα1とα2の区間であり、α1よりサイドサポート12が狭くなる区間である)の場合には回転速度β1に設定してモータ20を回転させ、サポート角度α0の場合には回転速度β0に設定してモータ20を回転させる。すなわち、本実施の形態では、角度の広いサポート角度α0からα1まで移動させる場合には、サポート角度α1からα2に移動させる場合よりも速い速度で移動するように設定してサイドサポートの初期反応を良くしている。
この時、車両用シート制御部17が、モータ20に印加するパルス電流のパルス数や電流印加時間等を制御することによって、サイドサポート12のサポート角度を制御し、モータ20をPWM制御することによってサイドサポート12の回転速度を制御する。
なお、横加速度G0、G1、G2は、G0=0、G2<G3とし、サポート角度α0、α1、α2は、α0=0、α1<α2とし、回転速度β0、β1、β2は、β0=0、β1>β2とする。
続いて、上述のように構成された本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置の変形例で行われるシート制御について詳細に説明する。図8は、本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置の変形例で行われるシート制御の一例の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップ300では、ナビゲーション装置30から走行先の地図情報及び車速が取得されてステップ302へ移行する。
ステップ302では、ナビゲーション装置30から取得した走行先の地図情報と車速に基づいて車両に発生する横方向の加速度が推定されてステップ304へ移行する。
ステップ304では、推定した横方向加速度がG0≦G<G1か否か判定され、該判定が肯定された場合にはステップ306へ移行し、否定された場合にはステップ308へ移行する。
ステップ306では、サポート角度α0に設定されてステップ314へ移行する。
ステップ308では、推定した横方向加速度が横方向加速度がG1≦G<G2か否か判定され、該判定が否定された場合にステップ310へ移行し、肯定された場合にはステップ312へ移行する。
ステップ310では、横方向加速度GがG2以上と判断し、サポート角度α2に設定されてステップ314へ移行し、ステップ312では、サポート角度α1に設定されてステップ314へ移行する。
そして、ステップ314では、設定されたサポート角度になるようにモータ20の回転処理が行われてステップ316へ移行する。なお、モータ20の回転処理は上記の実施の形態と同様であるため詳細な説明を省略する。
そして、ステップ316では、シート制御が終了か否か判定される。該判定は、図示しないイグニッションスイッチがオフされたか否かを判定したり、図示しないシート制御キャンセルスイッチが操作されたか否か等を判定することによってなされ、該判定が否定された場合にはステップ300に戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合には一連の処理を終了する。
このようにナビゲーション装置30から得られる地図情報と車速に基づいて、車両に発生する横方向加速度を推定するようにしても上記の実施の形態と同様に、推定した横方向加速度に応じてサイドサポート12のサポート角度を設定すると共に、設定したサポート角度に応じて回転速度を設定して、サイドサポート12の回転を制御するので、走行状態に合わせて車両用シートのサイドサポートを制御することができる。そして、これによって、車両の走行状態に合った最適な保持感を乗員に与え、より一層運転操作しやすい姿勢に乗員を保持することができる。
なお、上記の実施の形態及び変形例では、サイドサポート12の移動区間がサポート角度α1間より小さい区間の場合に回転速度をβ2に設定し、サポート角度α1より大きい区間の場合には回転速度β1に設定し、サポート角度がα0の場合には回転速度β0に設定することによって、サイドサポート12の角度が広いところからの動き始めの反応を早くするようにしたが、これに限るものではなく、サイドサポート12のサポート角度移動区間に対応する回転速度は適宜設定するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態及び変形例では、サイドサポート12のサポート角度を調整するための加速度Gの値として、G0、G1、G2、調整するサポート角度αとしてα0、α1、α2、回転速度βとしてβ0、β1、β2としてが、これに限るものではなく、加速度Gの値、サポート角度α、回転速度βの値は適宜設定するようにしてもよい。
更に、上記の実施の形態及び変形例では、車両用シート制御部16が、横方向の加速度に応じて、サイドサポート12のサポート角度を設定すると共に、設定したサポート角度に基づいて、サイドサポート12の回転速度を設定して、サイドサポートアクチュエータ18の駆動を制御するようにしたが、これに限るものではなく、加速度等の走行状態に基づいて、サポート角度及び回転速度を設定して、サイドサポートアクチュエータの駆動を制御するようにしてもよい。例えば、横方向加速度に応じた、サポート角度及び回転速度を予め定めておくことにより、発生する横方向加速度に対応するサポート角度及び回転速度を設定することが可能となる。例えば、横方向加速度に応じて予め定めるサポート角度及び回転速度は、加速度が大きい程サイドサポートを狭く移動すると共に、サイドサポート12を狭く移動する程、回転速度が速くなるように、加速度に応じたサポート角度及び回転速度を定めるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態及び変形例では、サイドサポート12の位置をα0、α1、α2のように所定位置として構成したが、これに限るものでなく、サイドサポート12の位置はより細分化するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態及び変形例では、横方向加速度Gの閾値に応じてサイドサポート12を所定位置に移動するように構成したが、これに限るものではなく、横方向加速度Gの増減に応じてサイドサポート12を連続的に移動するように構成してもよい。例えば、横方向加速度Gが増加していくのに応じてサイドサポート12を狭くしたり、横方向加速度Gが減少していくのに応じてサイドサポート12を広くしたりしてもよい。
本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置の制御対象となる車両用シートの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置の構成を示すブロック図である。 サイドサポートのサポート角度と回転速度を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置で行われるシート制御の一例の流れを示すフローチャートである。 モータの回転処理の詳細な流れの一例を示すフローチャートである。 時間経過に対して車両に発生する横方向加速度の一例に対するサイドサポートの制御の一例を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置の変形例の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる車両用シート制御装置の変形例で行われるシート制御の一例の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 車両用シート
12 サイドサポート
14、15 車両用シート制御装置
16、17 車両用シート制御部
18 サイドサポートアクチュエータ
20 モータ
22 ホールIC
26 舵角センサ
28 車輪速センサ
30 ナビゲーション装置
32 車速センサ

Claims (6)

  1. 乗員を保持するための車両用シートのサイドサポートによるサポート角度を調整する調整手段と、
    車両に発生する横加速度を取得する取得手段と、
    横加速度毎に予め定めた前記サポート角度に基づいて、前記取得手段によって取得した前記横加速度に応じた前記サポート角度を設定するサポート角度設定手段と、
    前記サイドサポートの所定の移動区間毎に予め定めた前記調整手段による調整速度に基づいて、前記調整手段によって調整されている現在の前記サポート角度と前記サポート角度設定手段によって設定された前記サポート角度との間の移動区間について前記調整速度を設定する調整速度設定手段と、
    前記調整速度設定手段によって設定された前記調整速度で、前記サポート角度設定手段によって設定された前記サポート角度となるように前記調整手段を制御する制御手段と、
    を備えた車両用シート制御装置。
  2. 前記サポート角度設定手段は、前記横加速度が大きいほど狭い前記サポート角度になるように前記サポート角度を設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート制御装置。
  3. 前記所定の移動区間毎に予め定めた前記調整速度は、サポート角度が狭い角度の移動区間よりも広い角度の移動区間の方が速い速度とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用シート制御装置。
  4. 前記調整速度設定手段は、前記サポート角度設定手段によって設定された前記サポート角度が狭いほど、または調整量が大きい程、速い前記調整速度に設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用シート制御装置。
  5. 前記取得手段は、車両の速度を検出する車速検出手段及び操舵角を検出する舵角検出手段の検出結果に基づいて、前記横加速度を算出する算出手段から算出結果を取得することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用シート制御装置。
  6. 前記取得手段は、車両の速度を検出する車速検出手段の検出結果及び車両の走行先の地図情報を取得する地図情報取得手段の取得結果に基づいて、前記横加速度を推定する推定手段から推定結果を取得することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用シート制御装置。
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