JP4844586B2 - 作動ガス循環型水素エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼室に、水素と、酸素と、単原子ガスからなる作動ガスと、を供給して同水素を燃焼させるとともに、同燃焼室から排出された排ガス中の作動ガスを同燃焼室に循環(再供給)する作動ガス循環型水素エンジンに関する。
従来から、燃焼室に水素と酸素と作動ガスとしての単原子ガスであるアルゴンガスとを供給して同水素を燃焼させるとともに、同燃焼室から排出された排ガス中の作動ガスを同燃焼室に循環経路(循環通路部)を通して循環させる作動ガス循環型水素エンジンが提案されている。アルゴンガスは、比熱比が非常に大きい不活性ガスである。従って、上記作動ガス循環型水素エンジンは、アルゴンガスの比熱比よりも小さい比熱比のガス(例えば、空気中の窒素)を作動ガスとして用いる水素エンジンよりも高い熱効率で運転され得る。このような作動ガス循環型水素エンジンの排ガス中には、HO(水蒸気)とアルゴンガスとが含まれる。水蒸気は3原子分子のガスであるから、アルゴンガスよりも比熱比が小さい。従って、従来の作動ガス循環型水素エンジンは、作動ガスの比熱比が低下しないように、排ガスからHOを凝縮器によって分離・除去し、HOが除去されたガスを燃焼室に再供給するように構成されている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照。)。
特開2008−8247号公報 特開2008−64018号公報
しかしながら、上記作動ガス循環型水素エンジンの排ガスには、アルゴンガス及び水蒸気以外に、過剰な(或いは、燃焼しなかった)水素(水素ガス)及び酸素(酸素ガス)が多量に含まれる場合がある。水素及び酸素は何れも2原子分子である。従って、水素の比熱比及び酸素の比熱比は、何れも、アルゴンの比熱比よりも小さい。
従って、水素及び/又は酸素が循環されると(即ち、圧縮行程の開始時点に過剰な水素及び/又は酸素が燃焼室内に存在すると)、圧縮行程において燃焼室内に存在するガスの比熱比が低下するから、圧縮上死点における燃焼室内のガスの温度(圧縮端温度)及び圧力が低下する。この場合、水素エンジンが高温高圧のガス中に水素を噴射させることにより水素を拡散燃焼させる形式のエンジンであると、着火が不安定になるために着火タイミングの制御が困難になるという問題がある。更に、膨張行程において燃焼に寄与しない水素及び/又は酸素が増大するから、膨張行程において作動ガスとして機能するガスの比熱比が低下する。このため、エンジンが拡散燃焼により水素を燃焼させるタイプのエンジンであるか、エンジンが火花点火によって水素を火炎伝播燃焼させるタイプのエンジンであるか、に関わらず、エンジンの熱効率が低下するという問題がある。
上記課題に対処するために為された本発明による水素エンジンは、
燃焼室に連通した吸気ポートと同燃焼室に連通した排気ポートとを同燃焼室の外部において接続する循環通路部を備え、同燃焼室に水素と酸素とを供給して同燃焼室において水素を燃焼させるとともに、同燃焼室から同排気ポートを通して排出される排ガスに含まれる単原子ガスからなる作動ガスを同循環通路部及び同吸気ポートを通して同燃焼室に供給する作動ガス循環型水素エンジンであって、
前記循環通路部に介装されるとともに入口部及び出口部を有する凝縮部であって同循環通路部から同入口部を通して流入するガスに含まれる水蒸気を凝縮させることにより同入口部を通して流入するガスから同水蒸気を除去したガスを同出口部から同循環通路部へと排出する凝縮部と、
前記排気ポートと前記凝縮部の前記入口部との間において前記循環通路部に介装された酸化触媒と、
を備えている。
これによれば、燃焼室から排気ポートを通して排出された排ガスに含まれる「水素及び酸素」は、酸化触媒内において水蒸気へと変化し、その水蒸気は凝縮部において循環するガスから除去される。この結果、排気ポート、循環通路部及び吸気ポートを通して燃焼室へと再供給(循環)されるガス中に存在する「水素の量及び/又は酸素の量」を減少させることができる。従って、作動ガスとして機能するガスの比熱比が大幅に低下しないので、この水素エンジンは高い熱効率にて運転され得る。更に、この水素エンジンが水素を拡散燃焼させるエンジンであれば、着火タイミングを所望の時期(即ち、水素の噴射時期に応じた時期)に容易に制御することができる。なお、前記酸化触媒と前記凝縮部とは管を介して接続されていてもよく、管を介することなく直接接続されていてもよい。
このような水素エンジンにおいて、
前記循環通路部は、
前記排気ポートから排出された排ガスを、前記酸化触媒と前記凝縮部とを順に通過させた後に前記吸気ポートへと到達させる通路を構成する主通路部と、
前記排気ポートから排出された排ガスを、前記酸化触媒を通過させないように迂回させ且つ前記凝縮部を通過させた後に前記吸気ポートへと到達させる通路を構成する触媒バイパス通路部と、を形成するように構成され、
更に、水素エンジンは、
前記主通路部及び前記触媒バイパス通路部の何れか一方が、前記排気ポートから排出された排ガスが実際に通過する通路を構成する実通路部となるように、同主通路部及び同触媒バイパス通路部の何れか一方を指示に応じて択一的に選択する実通路部選択手段と、
前記エンジンの運転状態を表すパラメータに応じて前記実通路部選択手段に前記指示を送出する選択制御手段と、
を備えることが好適である。
これによれば、エンジンの運転状態に応じ、例えば、「循環されるガス中の水素の量及び/又は酸素の量を減少させること」が好ましい場合には前記主通路部を実通路部として選択し、酸化触媒及び凝縮部によって「水素の量及び/又は酸素の量」を減少させることができる。一方、エンジンの運転状態に応じ、例えば、「エンジンの排気損失を低減させること」の方が「水素の量及び/又は酸素の量を減少させること」よりも好ましい場合には前記触媒バイパス通路部を実通路部として選択し、排ガス(循環されるガス)が酸化触媒を通過しないようにすることによって排気損失を減少させることができる。
より具体的には、前記選択制御手段は、前記エンジンの運転状態を表すパラメータとしての「前記排気ポートから排出された排ガス中に含まれる酸素の量」が所定の酸素量閾値より大きいとき前記主通路部を選択するように前記実通路部選択手段に指示を送出し、「前記排気ポートから排出された排ガス中に含まれる酸素の量」が前記所定の酸素量閾値より小さいとき前記触媒バイパス通路部を選択するように前記実通路部選択手段に指示を送出するように構成され得る。
或いは、前記選択制御手段は、前記エンジンの運転状態を表すパラメータとしての「前記排気ポートから排出された排ガス中に含まれる水素の量」が所定の水素量閾値より大きいとき前記主通路部を選択するように前記実通路部選択手段に指示を送出し、「前記排気ポートから排出された排ガス中に含まれる水素の量」が前記所定の水素量閾値より小さいとき前記触媒バイパス通路部を選択するように前記実通路部選択手段に指示を送出するように構成され得る。
これらによれば、循環されるガス中の「酸素の量及び/又は水素の量」が過大である場合には、それらの量を低減することができる。また、循環されるガス中の「酸素の量及び/又は水素の量」が過大でない場合には、エンジンの排気損失を低減することができる。この結果、水素エンジンは高い効率にて運転することができる。
<他の好ましい態様>
また、前記選択制御手段は、前記エンジンの運転状態を表すパラメータとしての「前記エンジンの負荷」が所定の負荷閾値より小さいとき前記主通路部を選択するように前記実通路部選択手段に指示を送出し、前記エンジンの負荷が前記所定の負荷閾値より大きいとき前記触媒バイパス通路部を選択するように前記実通路部選択手段に指示を送出するように構成されてもよい。エンジンの負荷は、例えば、アクセルペダル操作量及び燃料として供給される水素量等に基づいて決定されてもよく、排気ポートから排出された排ガス中の水蒸気量(水蒸気濃度)に基づいて決定されてもよい。
これによれば、エンジンの負荷が高いとき、排ガスが酸化触媒を通過しないように触媒バイパス通路を実通路部として選択することにより、排ガスが酸化触媒を通過することに起因する圧力損失をなくすことができる。従って、水素エンジンを高出力にて運転することができる。
以下、本発明による作動ガス循環型水素エンジン(多気筒エンジン)の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る作動ガス循環型水素エンジンを含むシステムの概略図である。このシステムは、作動ガス循環型水素エンジンの本体部10、水素供給部40、酸素供給部50、循環通路部(作動ガス循環通路部)60及び電気制御装置70を備えている。このエンジンは、燃焼室に酸素及び作動ガスとしてのアルゴンガスを供給し、このガスを圧縮させることにより高温高圧となったガス中に水素を噴射することにより水素を拡散燃焼させる形式のエンジンである。なお、図1は、エンジン本体部10の特定気筒の断面のみを示しているが、他の気筒も同様な構成を備えている。
エンジン本体部10は、シリンダヘッド部が形成するシリンダヘッド11と、シリンダブロック部が形成するシリンダ12と、シリンダ12内において往復運動するピストン13と、クランク軸14と、ピストン13とクランク軸14とを連結しピストン13の往復運動をクランク軸14の回転運動に変換するためのコネクティングロッド15と、シリンダブロックに連接されたオイルパン16と、を備えるピストン往復動型エンジンである。ピストン13の側面にはピストンリング13aが配設されている。
シリンダヘッド11、シリンダ12及びオイルパン16から形成される空間は、ピストン13により、ピストン13の頂面側の燃焼室21と、クランク軸14を収容するクランクケース22と、に区画されている。
シリンダヘッド11には、燃焼室21に連通した吸気ポート31と、燃焼室21に連通した排気ポート32と、が形成されている。吸気ポート31には吸気ポート31を開閉する吸気弁33が配設されている。排気ポート32には排気ポート32を開閉する排気弁34が配設されている。更に、シリンダヘッド11には、水素(水素ガス)を燃焼室21内に直接噴射する水素噴射弁35が配設されている。
水素供給部40は、水素タンク(水素ガスタンク)41、水素ガス通路42、水素ガス圧レギュレータ43、水素ガス流量計44及びサージタンク45を備えている。
水素タンク41は燃料としての水素ガスを10乃至70MPaの高圧状態にて貯蔵している。水素ガス通路42は、水素タンク41と水素噴射弁35とを連通する通路(管)である。水素ガス通路42には、水素タンク41から水素噴射弁35に向かう順に水素ガス圧レギュレータ43、水素ガス流量計44及びサージタンク45が介装されている。
水素ガス圧レギュレータ43は周知のプレッシャレギュレータである。この水素ガス圧レギュレータ43は、水素ガス圧レギュレータ43よりも下流(サージタンク45側)における水素ガス通路42内の圧力を一定圧力に調整するようになっている。水素ガス流量計44は、水素ガス通路42を流れる水素ガスの量(水素ガス流量)を計測し、同水素ガス流量を表す信号FH2を発生するようになっている。サージタンク45は、水素ガス噴射時に水素ガス通路42内に発生する脈動を低減するようになっている。
酸素供給部50は、酸素タンク(酸素ガスタンク)51、酸素ガス通路52、酸素ガス圧レギュレータ53、酸素ガス流量計54及び酸素ガスミキサ55を備えている。
酸素タンク51は酸素ガスを所定の圧力にて貯蔵するタンクである。酸素ガス通路52は、酸素タンク51と酸素ガスミキサ55とを連通する通路(管)である。酸素ガス通路52には、酸素タンク51から酸素ガスミキサ55に向かう順に酸素ガス圧レギュレータ53及び酸素ガス流量計54が介装されている。
酸素ガス圧レギュレータ53は、周知の調整圧可変型プレッシャレギュレータである。即ち、酸素ガス圧レギュレータ53は、酸素ガス圧レギュレータ53よりも下流(酸素ガスミキサ55側)における酸素ガス通路52内の圧力を指示信号に応じた目標調整圧力RO2tgtに調整できるようになっている。換言すると、酸素ガス圧レギュレータ53は、指示信号に応答して酸素ガス通路52を流れる酸素ガス量を制御することができるようになっている。
酸素ガス流量計54は、酸素ガス通路52を流れる酸素ガスの量(酸素ガス流量)を計測し、同酸素ガス流量FO2を表す信号を発生するようになっている。
酸素ガスミキサ55は、後述する循環通路部60の第3通路部63と第4通路部64との間に配設されている。酸素ガスミキサ55は、酸素ガス通路52を介して供給された酸素と、第3通路部63を介して入口部に供給されるガスとを混合し、その混合したガスを出口部を通して第4通路部64に排出するようになっている。
循環通路部60は、第1乃至第4通路部(第1〜第4流路形成管)61〜64、入口部と出口部とを有する酸化触媒65、及び、入口部と出口部とを有する凝縮部(凝縮器)66を備えている。循環通路部60は、排気ポート32と吸気ポート31とを燃焼室21の外部において接続する「排ガス(排ガスに含まれる作動ガス)の循環経路」を構成している。
第1通路部61は、排気ポート32と酸化触媒65の入口部とを接続している。
第2通路部62は、酸化触媒65の出口部と凝縮部66の入口部とを接続している。
第3通路部63は、凝縮部66の出口部と酸素ガスミキサ55の入口部とを接続している。
第4通路部64は、酸素ガスミキサ55の出口部と吸気ポート31とを接続している。
酸化触媒65は、セラミックス等からなる基材と、その基材に担持された酸化触媒物質(例えば、白金等の貴金属)と、を備える。酸化触媒は、入口部から流入するガスに含まれる水素と酸素とを結合させ、それらを水(水蒸気)に変化させるようになっている。
酸化触媒65は、上述したように、第1通路部61と第2通路部62との間に配設されている。即ち、酸化触媒65の入口部は第1通路部61を介して排気ポート32に接続されている。酸化触媒65の出口部は第2通路部62を介して凝縮部66(凝縮部66の入口部)に接続されている。酸化触媒65は排気ポート32に接続された「図示しないエキゾーストマニホールド」の近傍に配設されている。より具体的には、酸化触媒65は、各気筒の排気ポート32に接続されたエキゾーストマニホールドの複数の枝部が集合した集合部と、排気管である第2通路部62と、の間に配設されている。これにより、酸化触媒65はエンジンの排ガス熱によって加熱されるので、エンジンの始動後において速やかに活性化する。
凝縮部66は、上述したように排ガス(循環ガス)の入口部と出口部とを備える。更に、凝縮部66は、冷却水導入口、冷却水排出口及び凝縮水排出口を備える。凝縮部66は、入口部から導入されて出口部から排出される「凝縮部66の内部を通過するガス」に含まれる水蒸気を、冷却水導入口から導入されるとともに内部を通過した後に冷却水排出口から排出される冷却水によって凝縮させる。凝縮された水は凝縮水排出口から外部に排出される。水蒸気が除去(分離)されたガスは、凝縮部66の出口部から排出される。即ち、凝縮部66は、「入口部と出口部とを有し、入口部から導入されて出口部から排出される凝縮部66の内部を通過するガスに含まれる水蒸気を同内部において凝縮させることにより同内部を通過するガスから水(水蒸気)を除去し、同水が除去されたガスを同出口部から排出する」機能を備えている。なお、凝縮部66は冷却水を使用する水冷式凝縮部であるが、空気(空気の送風)により内部を通過するガスの水蒸気を凝縮する空冷式凝縮部であってもよい。
凝縮部66は、上述したように、第2通路部62と第3通路部63との間に配設されている。即ち、凝縮部66の入口部は第2通路部62を介して酸化触媒65の出口部に接続されている。凝縮部66の出口部は第3通路部63を介して酸素ガスミキサ55(酸素ガスミキサ55の入口部)に接続されている。これにより、凝縮部66は、入口部から流入する排ガスに含まれる水蒸気を非凝縮ガスと分離して水となし、その水を外部に排出するとともに、その非凝縮ガスをその出口部から第3通路部63に供給するようになっている。
電気制御装置70は、CPU、ROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子装置である。電気制御装置70には、水素ガス流量計44、酸素ガス流量計54、アクセルペダル操作量センサ71、エンジン回転速度センサ72、酸素濃度センサ73、水素濃度センサ74及びサージタンク圧力センサ75が接続されている。電気制御装置70は、これらから各測定信号(検出信号)を入力するようになっている。
アクセルペダル操作量センサ71は、アクセルペダルAPの操作量を検出し、同アクセルペダルAPの操作量を表す信号Accpを出力するようになっている。
エンジン回転速度センサ72は、クランク軸14の回転速度に基づいてエンジン回転速度を表す信号NEとクランク角度を表す信号とを発生するようになっている。
酸素濃度センサ73及び水素濃度センサ74は、第1通路部61に配設されている。
酸素濃度センサ73は、配設部位(第1通路部61)を流れるガス(被検出ガス、排気ポート32を通して排出された排ガス)の酸素濃度を検出し、酸素濃度を表す信号Voxを発生するようになっている。信号Voxは被検出ガスの酸素濃度が高いほど大きくなるように変化する。
水素濃度センサ74は、配設部位(第1通路部61)を流れるガス(被検出ガス、排気ポート32を通して排出された排ガス)の水素濃度を検出し、水素濃度を表す信号VH2を発生するようになっている。信号VH2は被検出ガスの水素濃度が高いほど大きくなるように変化する。
サージタンク圧力センサ75は、サージタンク45内の水素ガスの圧力を検出し、サージタンク内の圧力(サージタンク圧力、即ち、噴射水素ガス圧力)Psgを表す信号を発生するようになっている。
更に、電気制御装置70は、各気筒の水素噴射弁35及び酸素ガス圧レギュレータ53と接続されていて、これらに指示信号又は駆動信号を送出するようになっている。
次に、上記のように構成された作動ガス循環型水素エンジンの作動について説明する。
電気制御装置70のCPUは、クランク角度が所定のクランク角度(例えば、各気筒の圧縮上死点前15度)に一致する毎に図2にフローチャートにより示した噴射制御ルーチンを実行するようになっている。従って、クランク角度が前記所定のクランク角度に一致すると、CPUはこのルーチンの処理をステップ200から開始してステップ205に進み、要求水素量SH2を現時点にて検出されているアクセルペダル操作量Accp(負荷)及び現時点にて検出されているエンジン回転速度NEと関数f1とに基づいて求める。関数f1は、アクセルペダル操作量Accp及びエンジン回転速度NEにより定まる運転要求トルクに応じた要求水素量SH2を求めるための予め定められた関数(例えば、ルックアップテーブル)である。
次いで、CPUはステップ210に進み、上記要求水素量SH2、現時点で検出されているサージタンク圧力Psg及び現時点で検出されているエンジン回転速度NEと、予め定められた関数f2(例えば、ルックアップテーブル)と、に基づいて要求水素量SH2を水素噴射弁35の開弁時間である水素噴射時間TAUに変換する。次にCPUはステップ215に進み、上記要求水素量SH2、現時点で検出されているサージタンク圧力Psg及び現時点で検出されているエンジン回転速度NEと、予め定められた関数f3(例えば、ルックアップテーブル)と、に基づいて噴射開始タイミングθinjを決定する。そして、CPUはステップ220に進んで、噴射開始タイミングθinjから水素噴射時間TAUの時間だけ「現時点において圧縮上死点前15度のクランク角度となっている気筒」の水素噴射弁35を開弁するための駆動信号をその水素噴射弁35に送出し、ステップ295に進んで本ルーチンを一旦終了する。これにより、要求されたトルクを発生するのに必要な量の水素が燃焼室21内に供給される。
更に、CPUは、所定時間の経過毎に図3にフローチャートにより示したレギュレータ制御ルーチンを実行するようになっている。従って、CPUは、所定のタイミングになるとこのルーチンの処理をステップ300から開始してステップ305に進み、現時点における要求水素量SH2の単位時間あたりの平均値SH2aveを算出する。この算出は、前述した図2のステップ205により求められる要求水素量SH2を単位時間に渡って積算することにより行われる。次いで、CPUはステップ310に進んで上記のようにして求められた平均値SH2aveと予め定められた関数f4(例えば、ルックアップテーブル)とに基づいて目標酸素ガス流量FO2tgtを求める。
前述したように、このエンジンは水素を燃料として燃焼させる。従って、水素の燃焼により水のみを生成するためには、水素2モルに対して酸素1モルを供給する必要がある。このため、関数f4は、平均値SH2aveにより表される水素のモル数の半分のモル数の酸素(実際には、同半分のモル数の酸素量に余裕量を加えた量の酸素)が燃焼室21に供給されるように、目標酸素ガス流量FO2tgtを決定するようになっている。
次いで、CPUはステップ315に進み、現時点にて検出されている酸素ガス流量FO2が上記目標酸素ガス流量FO2tgt以上であるか否かを判定する。そして、CPUは、現時点にて検出されている酸素ガス流量FO2が上記目標酸素ガス流量FO2tgt以上であると判定したとき、ステップ320に進んで酸素ガス圧レギュレータ53の目標調整圧力RO2tgtを正の一定値aだけ減少させる。これにより、酸素ガスミキサ55に供給される酸素ガス量が減少する。
一方、CPUは、ステップ315にて現時点にて検出されている酸素ガス流量FO2が上記目標酸素ガス流量FO2tgtより小さいと判定したとき、ステップ325に進んで酸素ガス圧レギュレータ53の目標調整圧力RO2tgtを正の一定値bだけ増大させる。これにより、酸素ガスミキサ55に供給される酸素ガス量が増大する。以上により、必要十分な量の酸素が酸素ガスミキサ55を介して燃焼室21に供給される。次いで、CPUはステップ395に進み、本ルーチンを一旦終了する。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態に係る作動ガス循環型水素エンジンは、
燃焼室21に「水素」と「酸素」と「単原子ガスからなる作動ガス(アルゴンガス)」とを供給してその水素を燃焼させるとともに、燃焼室21に連通した排気ポート32と燃焼室21に連通した吸気ポート31とを燃焼室21の外部において接続する循環通路部60を備え、燃焼室21から排気ポート32を通して排出された排ガス中の作動ガスを循環通路部60及び吸気ポート31を通して燃焼室21に流入させる作動ガス循環型水素エンジンである。
更に、このエンジンは、
前記循環通路部60(第2通路部62と第3通路部63との間)に介装されるとともに入口部及び出口部を有する凝縮部66であって「同循環通路部60(第2通路部62)から同入口部を通して流入するガス」に含まれる水蒸気を凝縮させることにより「同入口部を通して流入するガスから同水蒸気を除去したガス」を同出口部から同循環通路部60(第3通路部63)へと排出する凝縮部66と、
前記排気ポート32と前記凝縮部66の前記入口部との間において前記循環通路部60(即ち、第1通路部61と第2通路部62との間)に介装された酸化触媒65と、
を備える。
従って、燃焼室21から排出された排ガスに含まれる水素及び酸素は、酸化触媒65内において水蒸気へと変化させられる。そして、その水蒸気は凝縮部66において循環するガスから除去される。従って、循環通路部60を経由して燃焼室21に再供給される水素の量及び/又は酸素の量を減少させることができるので、作動ガスの比熱比が著しく低下しない。この結果、この水素エンジンは高い熱効率にて運転され得る。更に、燃焼室21の圧縮作用の開始時において燃焼室21に存在する余剰の「水素及び/又は酸素」の量を減少させることができるので、圧縮上死点近傍における燃焼室21内のガスの温度及び圧力が高くなる。従って、水素噴射弁35から水素が噴射されるときに、その水素を確実に拡散燃焼させることができる。換言すると、このエンジンによれば、着火時期を所望の時期(即ち、水素の噴射時期に応じた時期)に確実に制御することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る作動ガス循環型水素エンジンは、酸化触媒と凝縮部とを一体化した点のみにおいて、第1実施形態の水素エンジンと相違している。従って、以下、係る相違点を中心として説明する。
図4に示したように、このエンジンは、酸化触媒65Aと凝縮部66Aとを一体化した凝縮部67を備えている。換言すると、酸化触媒65Aの出口部と凝縮部66Aの入口部とが、通路部を介することなく直接的に接続されている。酸化触媒65Aは酸化触媒65と同一の機能を達成する触媒である。凝縮部66Aは凝縮部66と同一の機能を達成する凝縮部である。
この第2実施形態によれば、第1実施形態の第2通路部62のように酸化触媒と凝縮部とを接続する管路が不要となる。従って、水素エンジンを簡素化することができる。なお、この場合も、酸化触媒65Aは、排気ポート32と凝縮部66Aの入口部との間において循環通路部60に介装されていると言うことができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る作動ガス循環型水素エンジンは、第1実施形態に係る作動ガス循環型水素エンジンの酸化触媒65をバイパス(迂回)する通路を備える点等において、第1実施形態の水素エンジンと相違している。従って、以下、第1実施形態との相違点を中心として説明する。
第3実施形態に係るエンジンの循環通路部60は、図5に示したように、酸化触媒65、凝縮部66に代わる凝縮部66B、第1通路部61、第2通路部62、第4通路部64、第1接続通路部81、第2接続通路部82、上流側バイパス通路部83、下流側バイパス通路部84及び通路切換弁85を備えている。
凝縮部66Bは、第1入口部66Bin1、第1出口部66Bout1、第2入口部66Bin2及び第2出口部66Bout2を備える。更に、凝縮部66Bは、凝縮部66と同様、冷却水導入口、冷却水排出口及び凝縮水排出口を備える。第1入口部66Bin1は図示しない第1内部通路を通して第1出口部66Bout1と連通している。第2入口部66Bin2は図示しない第2内部通路を通して第2出口部66Bout2と連通している。
凝縮部66Bは、第1入口部66Bin1から導入されて第1出口部66Bout1から排出される「凝縮部66Bの第1内部通路を通過するガス」に含まれる水蒸気を、冷却水導入口から導入されるとともに内部を通過した後に冷却水排出口から排出される冷却水によって凝縮させる。凝縮された水は凝縮水排出口から外部に排出される。この水蒸気が除去(分離)されたガスは、第1出口部66Bout1から排出される。
同様に、凝縮部66Bは、第2入口部66Bin2から導入されて第2出口部66Bout2から排出される「凝縮部66Bの第2内部通路を通過するガス」に含まれる水蒸気を、前記冷却水によって凝縮させる。凝縮された水は凝縮水排出口から外部に排出される。この水蒸気が除去(分離)されたガスは、第2出口部66Bout2から排出される。
第1通路部61は、排気ポート32と酸化触媒65の入口部とを接続している。
第2通路部62は、酸化触媒65の出口部と凝縮部66Bの第1入口部66Bin1とを接続している。
第1接続通路部81は、凝縮部66Bの第1出口部66Bout1と通路切換弁85の第1入口部とを接続している。
第2接続通路部82は、通路切換弁85の出口部と酸素ガスミキサ55の入口部とを接続している。
第4通路部64は、酸素ガスミキサ55の出口部と吸気ポート31とを接続している。
上流側バイパス通路部83は、第1通路部61の所定位置(分岐点Br)と凝縮部66Bの第2入口部66Bin2とを接続している。
下流側バイパス通路部84は、凝縮部66Bの第2出口部66Bout2と通路切換弁85の第2入口部とを接続している。
通路切換弁85は三方弁である。通路切換弁85は、第1状態と、第2状態と、の何れかの状態を電気制御装置70からの指示(指示信号)に応じて実現するようになっている。第1状態は、通路切換弁85の第1入口部と通路切換弁85の出口部とが連通させられることにより、第1接続通路部81と第2接続通路部82とが連通させられる状態である。このとき、通路切換弁85の第2入口部と通路切換弁85の出口部とは遮断される。第2状態は、通路切換弁85の第2入口部と通路切換弁85の出口部とが連通させられることにより、下流側バイパス通路部84と第2接続通路部82とが連通させられる状態である。このとき、通路切換弁85の第1入口部と通路切換弁85の出口部とは遮断される。
通路切換弁85が第1状態を実現したとき、排気ポート32から排出された排ガスを、酸化触媒65と凝縮部66Bとを順に通過させた後に酸素ガスミキサ55を介して吸気ポート31へと到達させる通路部が構成される。この通路部(即ち、第1通路部61、第2通路部62、第1接続通路部81、第2接続通路部82及び第4通路部64)は、便宜上、「主通路部」とも称呼される。
一方、通路切換弁85が第2状態を実現したとき、排気ポート32から排出された排ガスを、酸化触媒65を通過させないように迂回させ、且つ、凝縮部66Bを通過させた後に酸素ガスミキサ55を介して吸気ポート31へと到達させる通路部が構成される。この通路部(即ち、第1通路部61、上流側バイパス通路部83、下流側バイパス通路部84、第2接続通路部82及び第4通路部64)は、便宜上、「触媒バイパス通路部」とも称呼される。
次に、上記のように構成された第3実施形態の作動について説明する。第3実施形態のCPUは、図2及び図3に示したルーチンに加え、図6に示したルーチンを所定時間が経過する毎に実行するようになっている。
従って、所定のタイミングになると、CPUは図6のステップ600から処理を開始してステップ605に進み、「酸素濃度センサ73からの酸素濃度(酸素量)を表す信号Vox」を取得する。次いで、CPUはステップ610に進み、酸素濃度を表す信号Voxが高側所定濃度に対応する高側閾値VoxthH以上であるか否かを判定する。
いま、排気ポート32を通して排出された第1通路部61内の排ガスに過剰な酸素(従って、水素)が含まれていて、酸素濃度を表す信号Voxが高側所定濃度に対応する高側閾値VoxthH以上であると仮定する。このとき、CPUはステップ610にて「Yes」と判定してステップ620に進み、通路切換弁85が、前述した主通路部を「排気ポート32から排出された排ガスが実際に通過する通路を構成する実通路部(正規の循環通路部)」として選択するように通路切換弁85に指示を送出する。これにより、通路切換弁85の第1入口部と通路切換弁85の出口部とが連通させられることにより上記第1状態が実現される(第1接続通路部81と第2接続通路部82とが連通させられる。)。
この結果、排気ポート32から排出された排ガスは、酸化触媒65を通過する。従って、排ガス中に含まれる酸素と水素とが結合して水蒸気へと変化する。その水蒸気は凝縮部66Bにて凝縮させられる。これにより、循環通路部60及び吸気ポート31を通して燃焼室21に循環されるガスに含まれる「酸素及び水素」の量が低下する。従って、作動ガスとして機能するガスの比熱比κが低下しないので、水素エンジンは高い効率にて運転される。
その後、CPUはステップ625に進み、「酸素・水素除去フラグF」の値を「1」に設定する。酸素・水素除去フラグFは、その値が「1」であるとき、酸化触媒65内での酸素及び水素の結合に基づく「余剰な酸素及び水素の除去を行っている場合」であることを示す。酸素・水素除去フラグFは、その値が「0」であるとき、「余剰な酸素及び水素の除去を行っていない場合」であることを示す。なお、酸素・水素除去フラグFは、図示しないイグニッション・キー・スイッチがオフ位置からオン位置へと変更された際に実行されるイニシャルルーチンにより「0」に設定されている。
次に、この状態において、排気ポート32を通して排出された第1通路部61内の排ガスの酸素濃度を表す信号Voxが高側所定濃度に対応する高側閾値VoxthHよりも小さくなったと仮定する。この場合、CPUは図6のステップ610にて「No」と判定し、ステップ615に進んで「酸素・水素除去フラグF」の値が「1」であるか否かを判定する。
この場合、酸素・水素除去フラグFの値は「1」である。従って、CPUはステップ615にて「Yes」と判定してステップ630に進み、第1通路部61を流れる排ガスの酸素濃度を表す信号Voxが低側所定濃度に対応する低側閾値VoxthL以下であるか否かを判定する。低側閾値VoxthLは、高側閾値VoxthHよりも小さい値である。このとき、ガスの酸素濃度を表す信号Voxが低側閾値VoxthLよりも大きいと、CPUはステップ630にて「No」と判定し、ステップ695に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。なお、CPUがステップ615の処理を実行する時点において、酸素・水素除去フラグFの値が「1」でなければ、CPUはステップ695に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUがステップ630の処理を実行したとき、ガスの酸素濃度を表す信号Voxが低側閾値VoxthL以下であれば、CPUはステップ630にて「Yes」と判定してステップ635に進み、通路切換弁85が前述した触媒パイパス通路部を実通路部(正規の循環通路部)として選択するように通路切換弁85に指示を送出する。これにより、通路切換弁85の第2入口部と通路切換弁85の出口部とが連通させられる。従って、上記第2状態が実現させられる(下流側バイパス通路部84と第2接続通路部82とが連通させられる。)。
この結果、排気ポート32から排出された排ガスは、酸化触媒65を通過することなく凝縮部66Bに流入する。従って、排ガスが酸化触媒65を通過することに起因する圧力損失をなくすことができる。更に、この場合、循環する水素の量及び循環する酸素の量が小さいので、作動ガスの比熱比κはアルゴンガスの比熱比κと同等となる。即ち、作動ガスの比熱比κが大きな値に維持される。従って、水素エンジンを効率良く運転することができる。
以上、説明したように、第3実施形態に係る水素エンジンの循環通路部60は、
排気ポート32から排出された排ガスを、酸化触媒65と凝縮部66Bとを順に通過させた後に吸気ポート31へと到達させる通路を構成する主通路部と、
排気ポート32から排出された排ガスを、酸化触媒65を通過させないように迂回させ且つ凝縮部66Bを通過させた後に吸気ポート31へと到達させる通路を構成する触媒バイパス通路部と、を形成するように構成されている。
更に、この水素エンジンは、実通路部選択手段(通路切換弁85)と、選択制御手段(電気制御装置70及び図6に示したフローチャートを参照。)と、を備える。
実通路部選択手段(通路切換弁85)は、
前記主通路部及び前記触媒バイパス通路部の何れか一方が、「排気ポート32から排出された排ガスが実際に通過する通路を構成する実通路部」となるように、主通路部及び触媒バイパス通路部の何れか一方を指示に応じて択一的に選択する。
選択制御手段は、前記エンジンの運転状態を表すパラメータ(本例においては、排気ポート32から排出された排ガス中に含まれる酸素の量を表す酸素濃度を表す信号Vox)に応じて前記実通路部選択手段に前記指示を送出する。
これによれば、エンジンの特定の運転状態(即ち、循環されるガス中の酸素の量を減少させることが好ましい状態)において前記主通路部を実通路部として選択することができる。従って、酸化触媒65及び凝縮部66Bによって酸素の量を減少させることができる。一方、エンジンの他の運転状態(即ち、循環されるガス中の酸素の量を減少させるよりは排気抵抗を低減することの方が好ましい状態)において前記触媒バイパス通路部を実通路部として選択することができる。従って、排ガス(循環されるガス)が酸化触媒65を通過しないようにすることによって排気抵抗に起因する圧力損失を減少させることができる。
より具体的には、前記選択制御手段は、前記エンジンの運転状態を表すパラメータとしての「前記排気ポートから排出された排ガス中に含まれる酸素の量(酸素濃度を表すVox)」が所定の酸素量閾値(高側所定濃度に対応する高側閾値VoxthH)より大きいとき前記主通路部を選択するように前記実通路部選択手段に指示を送出し(図6のステップ610及びステップ620を参照。)、「前記排気ポートから排出された排ガス中に含まれる酸素の量」が前記所定の酸素量閾値より小さいとき(即ち、酸素濃度を表すVoxが高側閾値VoxthHに対応する高側所定濃度よりも低い低側所定濃度に対応する低側閾値VoxthLより小さいとき)、前記触媒バイパス通路部を選択するように前記実通路部選択手段に指示を送出する(図6のステップ610、ステップ630及びステップ635を参照。)。なお、高側閾値VoxthHと低側閾値VoxthLとは互いに等しい閾値であってもよい。
この結果、循環通路部60を経由して燃焼室21に循環される「水素及び酸素の量」が多い場合、それらを低減できるので、水素エンジンを効率良く運転することができる。従って、圧縮上死点近傍における燃焼室21内のガスの圧力及び温度を高い値に維持できるので、水素噴射弁35からの水素の噴射によって着火時期を精密に制御することができる。更に、循環通路部60を経由して燃焼室21に循環される「水素及び酸素の量」が少ない場合、排ガスが酸化触媒65を迂回する。従って、排気抵抗(圧力損失)を低減することができるので、水素エンジンの効率を上昇させることができる。
なお、凝縮部66Bは、別個の独立した二つの凝縮部(第1凝縮部及び第2凝縮部)からなっていてもよい。この場合、第2通路部62は酸化触媒65の出口部と第1凝縮部の入口部とを接続し、第1接続通路部81は第1凝縮部の出口部と通路切換弁85の第1入口部とを接続する。更に、上流側バイパス通路部83は第1通路部61の所定位置(分岐点Br)と第2凝縮部の入口部を接続し、下流側バイパス通路部84は第2凝縮部の出口部と通路切換弁85の第2入口部とを接続する。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態に係る作動ガス循環型水素エンジンは、第3実施形態と同様、第1実施形態に係る作動ガス循環型水素エンジンの酸化触媒65をバイパス(迂回)する通路を備える点等において、第1実施形態の水素エンジンと相違している。従って、以下、第1実施形態との相違点を中心として説明する。
第4実施形態に係るエンジンの循環通路部60は、図7に示したように、酸化触媒65、凝縮部66、第1通路部61、第3通路部63、第4通路部64、触媒下流通路部86、切換弁下流通路部87、バイパス通路部88及び通路切換弁89を備えている。
第1通路部61は、排気ポート32と酸化触媒65の入口部とを接続している。
触媒下流通路部86は、酸化触媒65の出口部と通路切換弁89の第1入口部とを接続している。
切換弁下流通路部87は、通路切換弁89の出口部と凝縮部66の入口部とを接続している。
バイパス通路部88は、第1通路部61の所定位置(分岐点Br)と通路切換弁89の第2入口部とを接続している。
第3通路部63は、凝縮部66の出口部と酸素ガスミキサ55の入口部とを接続している。
第4通路部64は、酸素ガスミキサ55の出口部と吸気ポート31とを接続している。
通路切換弁89は三方弁である。通路切換弁89は、第3状態と、第4状態と、の何れかの状態を電気制御装置70からの指示(指示信号)に応じて実現するようになっている。第3状態は、通路切換弁89の第1入口部と通路切換弁89の出口部とが連通させられることにより、触媒下流通路部86と切換弁下流通路部87とが連通させられる状態である。このとき、通路切換弁89の第2入口部と通路切換弁89の出口部とは遮断される。第4状態は、通路切換弁89の第2入口部と通路切換弁89の出口部とが連通させられることにより、バイパス通路部88と切換弁下流通路部87とが連通させられる状態である。このとき、通路切換弁89の第1入口部と通路切換弁89の出口部とは遮断される。
通路切換弁89が第3状態を実現したとき、排気ポート32から排出された排ガスを、酸化触媒65と凝縮部66とを順に通過させた後に酸素ガスミキサ55を介して吸気ポート31へと到達させる通路部が構成される。この通路部(即ち、第1通路部61、触媒下流通路部86、切換弁下流通路部87、第3通路部63及び第4通路部64)は、便宜上、「主通路部」とも称呼される。
一方、通路切換弁89が第4状態を実現したとき、排気ポート32から排出された排ガスを、酸化触媒65を通過させないように迂回させ、且つ、凝縮部66を通過させた後に酸素ガスミキサ55を介して吸気ポート31へと到達させる通路部が構成される。この通路部(即ち、第1通路部61、バイパス通路部88、切換弁下流通路部87、第3通路部63及び第4通路部64)は、便宜上、「触媒バイパス通路部」とも称呼される。
この第4実施形態に係る電気制御装置70のCPUは、第3実施形態に係る電気制御装置のCPUと同様に作動する。より具体的に述べると、第4実施形態に係る電気制御装置70のCPUは、第1通路部61を流れる排ガスの酸素濃度を表す信号Voxが高側所定濃度に対応する高側閾値VoxthH以上であるとき、通路切換弁89が前述した主通路部を「排気ポート32から排出された排ガスが実際に通過する通路を構成する実通路部(正規の循環通路部)」として選択するように通路切換弁89に指示を送出する。これにより、通路切換弁89の第1入口部と通路切換弁89の出口部とが連通させられる。従って、上記第3状態が実現される(触媒下流通路部86と切換弁下流通路部87とが連通させられる。)。
この結果、排気ポート32から排出された排ガスは、酸化触媒65を通過する。従って、排ガス中に含まれる酸素と水素とが結合して水蒸気と変化する。その水蒸気は凝縮部66にて凝縮させられる。これにより、循環通路部60及び吸気ポート31を通して燃焼室21に循環されるガスに含まれる「酸素及び水素」の量が低下する。従って、作動ガスとして機能するガスの比熱比κが低下しないので、水素エンジンは高い効率にて運転される。
一方、第1通路部61を流れる排ガスの酸素濃度を表す信号Voxが低側所定濃度に対応する低側閾値VoxthL以下であると、通路切換弁89が前述した触媒パイパス通路部を実通路部(正規の循環通路部)として選択するように通路切換弁89に指示を送出する。これにより、通路切換弁89の第2入口部と通路切換弁89の出口部とが連通させられる。従って、上記第4状態が実現される(バイパス通路部88と切換弁下流通路部87とが連通させられる。)。
この結果、排気ポート32から排出された排ガスは、酸化触媒65を通過することなく凝縮部66に流入する。従って、排ガスが酸化触媒65を通過することに起因する圧力損失をなくすことができる。更に、この場合、循環する水素の量及び循環する酸素の量が小さいので、作動ガスの比熱比κはアルゴンガスの比熱比κと同等となる。即ち、作動ガスの比熱比κが大きな値に維持される。従って、水素エンジンを効率良く運転することができる。
以上、説明したように、第4実施形態に係る水素エンジンの循環通路部60は、
排気ポート32から排出された排ガスを、酸化触媒65と凝縮部66とを順に通過させた後に吸気ポート31へと到達させる通路を構成する主通路部と、
排気ポート32から排出された排ガスを、酸化触媒65を通過させないように迂回させ且つ凝縮部66を通過させた後に吸気ポート31へと到達させる通路を構成する触媒バイパス通路部と、を形成するように構成されている。
更に、この水素エンジンは、実通路部選択手段(通路切換弁89)と、選択制御手段(電気制御装置70及び図6に示したフローチャートを参照。)と、を備える。
実通路部選択手段(通路切換弁89)は、
前記主通路部及び前記触媒バイパス通路部の何れか一方が、「前記実通路部」となるように、主通路部及び触媒バイパス通路部の何れか一方を指示に応じて択一的に選択する。
選択制御手段は、前記エンジンの運転状態を表すパラメータ(本例においては、排気ポート32から排出された排ガス中に含まれる酸素の量を表す酸素濃度を表す信号Vox)に応じて前記実通路部選択手段に前記指示を送出する。
これによれば、第3実施形態と同様、エンジンの運転状態に応じて主通路部及び触媒バイパス通路部の何れか一方を実通路部として選択することができる。従って、必要に応じて循環される酸素及び水素の量を減少させることができる。また、必要に応じて排ガス(循環されるガス)が酸化触媒65を通過しないようにすることにより、排気抵抗に起因する圧力損失を減少させることができる。
以上、説明したように、本発明の各実施形態に係る作動ガス循環型水素エンジンは、燃焼室21から排出され、循環通路部60を経由して燃焼室21に循環される「余剰の水素及び酸素の量」を低減できるので、水素エンジンを効率良く運転することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記水素エンジンは水素を水素噴射弁35から噴射しながら燃焼させる方式(拡散燃焼方式)のエンジンであったが、自着火燃焼方式又は燃焼室21に配設された点火プラグからの火花による火炎伝播燃焼方式のエンジンであってもよい。水素エンジンが自着火燃焼方式又は火炎伝播燃焼方式のエンジンである場合、水素を吸気ポート31に噴射するように水素噴射弁35を配置してもよい。
更に、上記各水素エンジンにおいては、作動ガスとしてアルゴンガスが使用されていたが、アルゴン以外の単原子ガス(例えば、He等のアルゴン以外の不活性ガスであって、水素及び酸素の何れよりも比熱比κが大きいガス)を作動ガスとして採用してもよい。また、酸素は、第4通路部64に設けられた酸素噴射弁から噴射され、燃焼室21に吸気ポート31を通して供給されてもよい。
更に、上記第3及び第4実施形態のCPUは、排気ポート32から排出された排ガス中に含まれる酸素の量(酸素濃度を表すVox)が所定の酸素量閾値より大きいか否かに応じて主通路部と触媒バイパス通路部とのうちの何れかを選択するように構成されていた。これに対し、上記第3及び第4実施形態のCPUは、排気ポート32から排出された排ガス中に含まれる水素の量(水素濃度を表すVH2)が所定の水素量閾値より大きい場合には主通路部を選択し、小さい場合には触媒バイパス通路部を選択するように構成されてもよい。
更に、上記第3及び第4実施形態のCPUは、水素エンジンの負荷(例えば、アクセルペダル操作量Accp、要求水素量SH2、及び、排気ポート32から排出された排ガス中に含まれる水蒸気の量を表す水蒸気濃度等)が所定の閾値より小さい場合には主通路部を選択し、大きい場合には触媒バイパス通路部を選択するように構成されてもよい。これによれば、水素エンジンの負荷が高いとき、排ガスが酸化触媒65を通過することに起因する圧力損失をなくすことができる。従って、水素エンジンを高出力にて運転することができる。
本発明の第1実施形態に係る作動ガス循環型水素エンジンを含むシステムの概略図である。 図1に示した電気制御装置のCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図1に示した電気制御装置のCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る作動ガス循環型水素エンジンを含むシステムの概略図である。 本発明の第3実施形態に係る作動ガス循環型水素エンジンを含むシステムの概略図である。 図5に示した電気制御装置のCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る作動ガス循環型水素エンジンを含むシステムの概略図である。
符号の説明
10…エンジン本体部、21…燃焼室、31…吸気ポート、32…排気ポート、33…吸気弁、34…排気弁、35…水素噴射弁、40…水素供給部、50…酸素供給部、55…酸素ガスミキサ、60…循環通路部、61…第1通路部、62…第2通路部、63…第3通路部、64…第4通路部、65…酸化触媒、66…凝縮部、70…電気制御装置、73…酸素濃度センサ、74…水素濃度センサ、89…通路切換弁。

Claims (4)

  1. 燃焼室に連通した吸気ポートと同燃焼室に連通した排気ポートとを同燃焼室の外部において接続する循環通路部を備え、同燃焼室に水素と酸素とを供給して同燃焼室において水素を燃焼させるとともに、同燃焼室から同排気ポートを通して排出される排ガスに含まれる単原子ガスからなる作動ガスを同循環通路部及び同吸気ポートを通して同燃焼室に供給する作動ガス循環型水素エンジンであって、
    前記循環通路部に介装されるとともに入口部及び出口部を有する凝縮部であって同循環通路部から同入口部を通して流入するガスに含まれる水蒸気を凝縮させることにより同入口部を通して流入するガスから同水蒸気を除去したガスを同出口部から同循環通路部へと排出する凝縮部と、
    前記排気ポートと前記凝縮部の前記入口部との間において前記循環通路部に介装された酸化触媒と、
    を備えた水素エンジン。
  2. 請求項1に記載の作動ガス循環型水素エンジンであって、
    前記循環通路部は、
    前記排気ポートから排出された排ガスを、前記酸化触媒と前記凝縮部とを順に通過させた後に前記吸気ポートへと到達させる通路を構成する主通路部と、
    前記排気ポートから排出された排ガスを、前記酸化触媒を通過させないように迂回させ且つ前記凝縮部を通過させた後に前記吸気ポートへと到達させる通路を構成する触媒バイパス通路部と、を形成するように構成され、
    更に、
    前記主通路部及び前記触媒バイパス通路部の何れか一方が、前記排気ポートから排出された排ガスが実際に通過する通路を構成する実通路部となるように、同主通路部及び同触媒バイパス通路部の何れか一方を指示に応じて択一的に選択する実通路部選択手段と、
    前記エンジンの運転状態を表すパラメータに応じて前記実通路部選択手段に前記指示を送出する選択制御手段と、
    を備える水素エンジン。
  3. 請求項2に記載の作動ガス循環型水素エンジンにおいて、
    前記選択制御手段は、前記エンジンの運転状態を表すパラメータとしての前記排気ポートから排出された排ガス中に含まれる酸素の量が所定の酸素量閾値より大きいとき前記主通路部を選択するように前記実通路部選択手段に指示を送出し、前記排気ポートから排出された排ガス中に含まれる酸素の量が前記所定の酸素量閾値より小さいとき前記触媒バイパス通路部を選択するように前記実通路部選択手段に指示を送出するように構成された水素エンジン。
  4. 請求項2に記載の作動ガス循環型水素エンジンにおいて、
    前記選択制御手段は、前記エンジンの運転状態を表すパラメータとしての前記排気ポートから排出された排ガス中に含まれる水素の量が所定の水素量閾値より大きいとき前記主通路部を選択するように前記実通路部選択手段に指示を送出し、前記排気ポートから排出された排ガス中に含まれる水素の量が前記所定の水素量閾値より小さいとき前記触媒バイパス通路部を選択するように前記実通路部選択手段に指示を送出するように構成された水素エンジン。
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