JP2017115646A - 吸気温度制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気温度制御装置につきエンジンに導入される高温空気の温度低下を抑えること。【解決手段】外気入口6aを含む吸気通路4と、エンジン1に比較的近い位置にて吸気通路4に設けられる電子スロットル装置7と、排気通路5により加熱された高温空気を吸気通路4へ導入する高温空気通路43と、高温空気通路43に設けられる高温空気弁44と、電子制御装置(ECU)60とを備える。高温空気通路43の出口43bは、電子スロットル装置7より下流の吸気通路4に接続される。ECU60は、エンジン1の運転状態に応じて、外気入口6aからの外気、高温空気通路43からの高温空気又は外気と高温空気との混合空気を選択的にエンジン1に導入するために、電子スロットル装置7及び高温空気弁44を制御する。【選択図】図1

Description

この発明は、吸気通路を介してエンジンに導入される吸気の温度を制御する吸気温度制御装置に係り、外気入口からの外気と、高温空気通路からの高温空気又は外気と高温空気との混合空気をエンジンへ選択的に流すように構成した吸気温度制御装置に関する。
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載された技術が知られている。この技術は、図6にエンジンルームの一部を概略図に示すように、エンジン81の吸気通路82に設けられ、エンジン81から比較的離れた位置に配置されたエアクリーナ83と、エアクリーナ83に外気を導入する第1の導入通路84と、エアクリーナ83に高温空気を導入する第2の導入通路85と、第1の導入通路84からの外気導入と第2の導入通路85からの高温空気導入とを切り替える吸気切替機構86とを備える。第2の導入通路85の入口は、エンジン81の排気マニホルド87の近傍にて、同マニホルド87の周囲の高温空気を内部へ導入するように構成される。ここで、エアクリーナ83より下流の吸気通路82には、スロットルボディ(スロットル弁)88、サージタンク89及び吸気マニホルド90が順次配置されている。従って、これらの部品88〜90は、エアクリーナ83に比べてエンジン81に比較的近い位置に配置されている。
特開2007−170251号公報
ところが、特許文献1に記載の技術では、第2の導入通路85の出口がエンジン81から比較的離れたエアクリーナ83に接続されている。そのため、吸気切替機構86の切り替えによって高温空気がエアクリーナ83に導入され、その下流の吸気通路82へ流れても、エンジン81までの経路が長いことから、高温空気がエンジン81に導入されるまでの間に、その熱が奪われて高温空気の温度が低下するおそれがあった。その結果、エンジン81に導入される高温空気の効果が薄れるおそれがあった。この問題を回避するには、エアクリーナ83に導入される高温空気の温度を上げたり、吸気通路82に断熱材を設けたりすることが考えられるが、それらの対策には付加的なコストがかかってしまう。
また、この種の装置では、外気、高温空気又はそれらの混合空気の違いにかかわらず、エンジン制御を実行するために、エンジンに導入される吸気量を正確に検出する必要がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、エンジンに導入される高温空気の温度低下を抑えることを可能とした吸気温度制御装置を提供することにある。この発明の別の目的は、上記目的に加え、エンジンに導入される吸気量を正確に求めることを可能とした吸気温度制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、エンジンに吸気を導入するための吸気通路と、吸気通路は、外気を導入するための外気入口を含むことと、エンジンに比較的近い位置にて吸気通路に設けられ、吸気通路を流れる吸気量を調節するための吸気量調節弁と、入口と出口を含み、高温空気を吸気通路に導入するための高温空気通路とを備え、外気入口からの外気、高温空気通路からの高温空気又は外気と高温空気との混合空気を選択的にエンジンに導入することによりエンジンに導入される吸気の温度を制御する吸気温度制御装置であって、高温空気を吸気通路へ導入するために高温空気通路の出口が吸気量調節弁より下流の吸気通路に接続されることと、高温空気通路には、高温空気通路を流れる高温空気量を調節するための高温空気弁が設けられることと、エンジンの運転状態に応じて、外気入口からの外気、高温空気通路からの高温空気又は外気と高温空気との混合空気を選択的にエンジンに導入するために、吸気量調節弁及び高温空気弁を制御するための制御手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、エンジンの運転時には、高温空気が高温空気通路へ流れる。ここで、吸気通路に設けられた吸気量調節弁と高温空気通路に設けられた高温空気弁のそれぞれが、エンジン1の運転状態に応じて制御される。これにより、外気入口からの外気、高温空気通路からの高温空気又はその外気とその高温空気との混合空気が選択的にエンジンに導入される。また、高温空気を吸気通路へ導入するために、高温空気通路の出口が、エンジンに比較的近い位置に配置された吸気量調節弁より下流の吸気通路に接続される。従って、高温空気通路の出口からエンジンまでの経路が比較的短くなり、高温空気がエンジンに導入されるまでの間に高温空気から奪われる熱が少なくなる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、外気入口から吸気通路へ導入される外気の温度を検出するための外気温度検出手段と、吸気量調節弁より下流の吸気通路における吸気の温度を検出するための吸気温度検出手段と、吸気量調節弁より下流の吸気通路における吸気の圧力を検出するための吸気圧力検出手段と、エンジンの回転速度を検出するための回転速度検出手段と、エンジンの運転時に、吸気圧力検出手段及び回転速度検出手段の検出結果に基づいてエンジンが要求する要求吸気量を算出すると共に、少なくとも外気温度検出手段、吸気温度検出手段及び回転速度検出手段の検出結果に基づいてエンジンが要求する要求高温空気量を算出し、算出された要求吸気量及び要求高温空気量に基づいて高温空気弁の第1目標開度と吸気量調節弁の第2目標開度を算出するための目標開度算出手段とを更に備え、制御手段は、算出された第1目標開度に基づき高温空気弁を制御すると共に、算出された第2目標開度に基づき吸気量調節弁を制御することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、エンジンの運転状態、すなわち、吸気量調節弁より下流の吸気通路における圧力と、エンジンの回転速度とに基づいてエンジンが要求する要求吸気量が算出される。また、エンジンの運転状態、すなわち、外気入口から吸気通路へ導入される外気の温度、吸気量調節弁より下流の吸気通路における吸気の温度及びエンジンの回転速度に基づいてエンジンが要求する要求高温空気量が算出される。そして、算出された要求吸気量及び要求高温空気量に基づいて高温空気弁の第1目標開度と吸気量調節弁の第2目標開度が算出され、その算出された第1目標開度に基づき高温空気弁が制御されると共に、算出された第2目標開度に基づき吸気量調節弁が制御される。これにより、外気入口からの外気、高温空気通路からの高温空気又はその外気とその高温空気との混合空気が選択的にエンジンに導入される。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、吸気量調節弁を流れる外気量を検出するための外気量検出手段と、エンジンの運転時に、吸気圧力検出手段による検出結果と、算出された第1目標開度とに基づいて高温空気通路から吸気通路へ導入される高温空気量を推定するための高温空気量推定手段と、エンジンの運転時に、外気量検出手段により検出される外気量と、推定された高温空気量とを加算することによりエンジンに導入される吸気量を算出するための吸気量算出手段とを更に備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項2に記載の発明の作用に加え、エンジンの運転時に、吸気量調節弁より下流の吸気通路における吸気の圧力と、算出された第1目標開度とに基づいて高温空気通路から吸気量調節弁より下流の吸気通路へ導入される高温空気量が推定される。そして、外気量検出手段により検出される外気量と、推定された高温空気量とを加算することにより、エンジンに導入される吸気量が算出される。従って、高温空気量を検出するための専用の検出手段を設けることなく、エンジンに導入される吸気量が得られる。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、吸気量調節弁を流れる外気量を検出するための外気量検出手段と、高温空気通路を流れる高温空気量を検出するための高温空気量検出手段と、エンジンの運転時に、外気量検出手段により検出される外気量と、高温空気量検出手段により検出される高温空気量とを加算することによりエンジンに導入される吸気量を算出するための第2の吸気量算出手段とを更に備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、外気量が外気量検出手段により検出され、高温空気量が高温空気量検出手段により検出され、それら検出された外気量と高温空気量との加算結果が吸気量として算出される。
請求項1に記載の発明によれば、エンジンに導入される吸気の温度が外気、高温空気又は混合空気との間で切り替えられ、その吸気温度をエンジンの運転状態に適した温度に制御することができる。また、エンジンに導入される高温空気の温度低下を抑えることができ、吸気温度制御に対する高温空気の熱的効果を高めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、エンジンに導入される吸気の温度が外気、高温空気又は混合空気との間で切り替えられ、その吸気温度をエンジンの運転状態に適した温度に制御することができる。また、吸気通路を流れる高温空気の温度低下を抑えることができ、高温空気の熱的効果を確保することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、吸気温度制御装置において、構成部品の増加を押さえながらエンジンに導入される吸気量を正確に求めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に対し、吸気温度制御装置において、エンジンに導入される吸気量を精度良く求めることができる。
第1実施形態に係り、ガソリンエンジンシステムを示す概略構成図。 第1実施形態に係り、吸気温度制御の内容を示すフローチャート。 第1実施形態に係り、吸気量算出処理の内容を示すフローチャート。 第2実施形態に係り、ガソリンエンジンシステムを示す概略構成図。 第2実施形態に係り、吸気量算出処理の内容を示すフローチャート。 従来例に係り、エンジンルームの一部を示す概略図。
<第1実施形態>
以下、この発明の吸気温度制御装置を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図1に、この実施形態のガソリンエンジンシステムを概略構成図により示す。この実施形態で、自動車に搭載されるエンジン1は、4サイクルのレシプロエンジンであり、4つの気筒2と、クランクシャフト3とを含む。エンジン1には、エンジン1に吸気を導入するための吸気通路4と、エンジン1から排気を導出するための排気通路5とが設けられる。吸気通路4には、その上流側から順にエアクリーナ6、電子スロットル装置7及び吸気マニホルド8が配置される。ここで、エアクリーナ6は、エンジン1から比較的離れた位置に配置され、電子スロットル装置7及び吸気マニホルド8の順でエンジン1に近付いて配置される。すなわち、電子スロットル装置7及び吸気マニホルド8は、エンジン1に比較的近い位置に配置される。電子スロットル装置7は、モータ等(図示略)により駆動される開度可変な電動弁より構成され、バタフライ式のスロットル弁7aと、スロットル弁7aの開度(スロットル開度)TAを検出するためのスロットルセンサ61とを含む。吸気マニホルド8は、サージタンク8aと、サージタンク8aから各気筒2へ分岐する4つの分岐通路8bとを含む。エアクリーナ6は、外気を導入するための外気入口6aを含む。電子スロットル装置7は、吸気通路4を流れる吸気量を調節し、特に外気入口6aからエアクリーナ6に導入される外気量を調節するようになっている。排気通路5は、排気マニホルド9と、排気を浄化するための触媒コンバータ10とを含む。
エンジン1は、シリンダブロック11とシリンダヘッド12とを含む。シリンダブロック11は各気筒2を含み、各気筒2にはピストン13が設けられる。各ピストン13は、コンロッド14を介してクランクシャフト3に連結される。各気筒2にて、ピストン13とシリンダヘッド12との間には燃焼室15が形成される。シリンダブロック11の下側には、オイルパン16を含むクランクケース17が設けられる。シリンダヘッド12には、各気筒2の燃焼室15に連通する吸気ポート18と排気ポート19が形成される。各吸気ポート18は、それぞれ吸気マニホルド8の分岐通路8bに通じる。各排気ポート19は、それぞれ排気マニホルド9に通じる。各吸気ポート18には、吸気弁20が、各排気ポート19には、排気弁21がそれぞれ設けられる。各吸気弁20及び各排気弁21は、クランクシャフト3の回転に連動して、つまりは、各ピストン13の上下動に連動して、ひいてはエンジン1の一連の作動行程(吸気行程、圧縮行程、爆発行程、排気行程)に連動して、周知の動弁機構22により開閉駆動される。
シリンダヘッド12には、各気筒2のそれぞれに対応して、各吸気ポート18へ燃料を噴射するためのインジェクタ23が設けられる。各インジェクタ23は、燃料供給装置(図示略)から供給される燃料を噴射するように構成される。各燃焼室15には、吸気行程等に、インジェクタ23から噴射される燃料と吸気ポート18から吸入される空気とにより可燃混合気が形成される。この実施形態では、各気筒2が排気行程となるときにインジェクタ23から燃料が噴射されるようになっている。
シリンダヘッド12は、その上部を覆うヘッドカバー24が設けられる。ヘッドカバー24及びシリンダヘッド12には、各気筒2のそれぞれに対応して点火プラグ25が設けられる。各点火プラグ25は、イグニションコイル26から出力される点火信号を受けてスパーク動作する。両部品25,26は、各燃焼室15にて可燃混合気に点火する点火装置を構成する。各燃焼室15の中の可燃混合気は、圧縮行程で各点火プラグ25のスパーク動作により爆発・燃焼し、爆発行程が経過する。燃焼後の排気は、排気行程で各燃焼室15から排気ポート19、排気マニホルド9及び触媒コンバータ10を経て外部へ排出される。このように各燃焼室15における可燃混合気の燃焼等に伴い、各ピストン13が上下運動して一連の作動行程が進行し、クランクシャフト3が回転することにより、エンジン1に動力が得られる。
このエンジン1には、燃焼室15から排気通路5へ排出される排気の一部を排気還流ガス(EGRガス)として吸気通路4へ流して各燃焼室15へ還流させる排気還流装置(EGR装置)31が設けられる。このEGR装置31は、EGRガスを流す排気還流通路(EGR通路)32と、そのEGR通路32を流れるEGRガス量を調節するための排気還流弁(EGR弁)33と、EGR通路32を流れるEGRガスを冷却するための排気還流クーラ(EGRクーラ)34とを備える。EGR弁33は、モータ等により駆動される開度可変な電動弁より構成される。
EGR通路32の入口側は、触媒コンバータ10より下流の排気通路5に接続される。EGR通路32の出口側は、電子スロットル装置7より下流の吸気通路4(吸気マニホルド8)に接続される。
この実施形態では、エンジン1の付属装置として、吸気温度制御装置41を備える。この吸気温度制御装置41は、外気、高温空気又は外気と高温空気との混合空気を吸気通路4の下流側(吸気マニホルド8)へ選択的に流して各燃焼室15に導入することにより、各燃焼室15に導入される吸気の温度を制御するようになっている。この装置41は、シリンダヘッド12の近傍であって排気通路5(排気マニホルド9)の周囲で高温となった高温空気を回収するためのカバー状のシュラウド42と、そのシュラウド42により回収された高温空気を電子スロットル装置7より下流の吸気通路4(吸気マニホルド8)へ導くための高温空気通路43とを備える。この実施形態では、エンジン1の近傍に位置する排気マニホルド9は加熱手段の一例に相当し、その排気マニホルド9で加熱された高温空気がシュラウド42により回収されて高温空気通路43へ流れるようになっている。高温空気通路43は、高温空気入口43aと高温空気出口43bを含む。高温空気入口43aは、排気マニホルド9の近傍にてシュラウド42に接続される。高温空気出口43bは、電子スロットル装置7より下流の吸気通路4(サージタンク8a)に接続される。高温空気通路43には、同通路43を流れる高温空気量を調節するための高温空気弁44と、異物を捕集するためのフィルタ45が設けられる。高温空気弁44は、モータ等により駆動される開度可変な電動弁より構成され、例えば、バタフライ式の弁体44aを含む。
この実施形態の吸気温度制御装置41は、電子スロットル装置7と高温空気弁44の開度を制御することにより、エンジン1の各燃焼室15へ導入される吸気の温度を制御することができる。すなわち、高温空気弁44を全閉とし、電子スロットル装置7(スロットル弁7a)を開弁することで、高温空気通路43からの高温空気が遮断され、外気入口6aからの外気が吸気通路4を介して吸気として各燃焼室15に導入される(外気導入時)。このときの外気導入量(吸気量)は、電子スロットル装置7の開度を制御することで調節される。この外気導入時に各燃焼室15に導入される吸気の温度は、そのときの外気温度を反映して最も低くなる。一方、電子スロットル装置7を全閉とし、高温空気弁44を開弁することで、外気入口6aからの外気が遮断され、高温空気通路43からの高温空気が吸気通路4を介して吸気として各燃焼室15に導入される(高温空気導入時)。このときの高温空気導入量(吸気量)は、高温空気弁44の開度を制御することで調節される。この高温空気導入時に各燃焼室15に導入される吸気の温度は、高温空気の温度を反映して最も高くなる。また、電子スロットル装置7と高温空気弁44をそれぞれ全閉以外の任意の開度に制御することで、外気入口6aからの外気と高温空気通路43からの高温空気との混合空気が、吸気通路4を介して吸気として各燃焼室15に導入される(混合空気導入時)。このときの混合空気導入量(吸気量)と温度は、電子スロットル装置7と高温空気弁44の開度を制御することで調節される。この混合空気導入時に各燃焼室15に導入される吸気の温度は、外気温度と高温空気温度との中間的な温度となる。
この吸気温度制御装置41によれば、高温空気導入時には、吸気温度を高温にして、吸気マニホルド8の暖機を促進することができる。これにより、吸気マニホルド8に導入されたEGRガスによる凝縮水の発生を抑えることができる。一方、外気導入時には、吸気温度を外気温度を反映した適度な温度にして、吸気中の酸素密度を安定化させて吸気効率を向上させることができる。これにより、エンジン1の燃焼効率を向上させることができ、エンジン1のノッキング抑制を図ることができる。また、混合空気導入時には、吸気温度をエンジン1の運転状態に応じた最適な温度に制御することができる。
この実施形態では、各燃焼室15から漏れ出たブローバイガスがクランクケース17及びヘッドカバー24の中に蓄積されるようになっている。クランクケース17の中とヘッドカバー24の中は、シリンダブロック11に形成された連通路11aを介して連通する。従って、各燃焼室15からクランクケース17へ漏れ出たブローバイガスは、連通路11aを介してヘッドカバー24の中へ流れるようになっている。この実施形態で、クランクケース17とヘッドカバー24が、ブローバイガスを蓄積するブローバイガス蓄積部を構成する。これ以降において、ブローバイガス蓄積部、すなわち、クランクケース17及びヘッドカバー24のことを「クランクケース17等」と言う。
この実施形態では、クランクケース17等に蓄積されたブローバイガスを、エンジン1へ還元するためのブローバイガス還元装置が設けられる。すなわち、この装置は、ブローバイガス還元通路51と、PCV(ポジティブ・クランクケース・ベンチレーション)弁52と、新気導入通路53とを備える。ブローバイガス還元通路51は、ヘッドカバー24と吸気通路4との間に設けられ、ヘッドカバー24から吸気通路4(サージタンク8a)へブローバイガスを流してエンジン1の各燃焼室15へ還元するようになっている。この還元通路51の入口は、PCV弁52を介してヘッドカバー24に接続される。PCV弁52は、圧力感応式の機械式弁より構成され、ブローバイガス還元通路51を流れるブローバイガス量を調節するようになっている。ブローバイガス還元通路51の出口は、サージタンク8aに接続される。新気導入通路53は、ヘッドカバー24と吸気通路4との間に設けられ、クランクケース17等の中へ換気のために新気を導入するようになっている。この新気導入通路53の入口は、エアクリーナ6の近傍の吸気通路4に接続され、同通路53の出口は、ヘッドカバー24に接続される。
エンジン1に設けられる各種センサ61〜69は、エンジン1の運転状態を検出するための運転状態検出手段を構成する。運転席に設けられたアクセルペダル27には、アクセルセンサ62が設けられる。アクセルセンサ62は、アクセルペダル27の操作量である踏み込み角度をアクセル開度ACCとして検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。エンジン1に設けられた水温センサ63は、シリンダブロック11の内部を流れる冷却水の温度(冷却水温度)THWを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。エンジン1に設けられた回転速度センサ64は、クランクシャフト3の回転速度(エンジン回転速度)NEを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。回転速度センサ64は、本発明の回転速度検出手段に相当する。電子スロットル装置7より上流の吸気通路4に設けられたエアフローメータ65は、電子スロットル装置7を流れる外気量CGaを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。エアフローメータ65は、本発明の外気量検出手段の一例に相当する。排気通路5に設けられた酸素センサ66は、排気通路5へ導出される排気中の酸素濃度(出力電圧)Oxを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。エアクリーナ6に設けられた外気温センサ67は、エアクリーナ6へ導入される外気の温度(外気温度)THAMを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。外気温センサ67は、本発明の外気温度検出手段の一例に相当する。サージタンク8aに設けられた吸気圧センサ68は、電子スロットル装置7より下流の吸気通路4(サージタンク8a)における吸気圧力PMを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。吸気圧センサ68は、本発明の吸気圧力検出手段の一例に相当する。また、サージタンク8aに設けられた吸気温センサ69は、電子スロットル装置7より下流の吸気通路4(サージタンク8a)における吸気温度THAを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。吸気温センサ69は、本発明の吸気温度検出手段の一例に相当する。
このエンジンシステムは、エンジン1の運転を制御するための電子制御装置(ECU)60を備える。ECU60には、各種センサ61〜69がそれぞれ接続される。また、ECU60には、電子スロットル装置7、各インジェクタ23、各イグニションコイル26、EGR弁33及び高温空気弁44がそれぞれ接続される。ECU60は、本発明の制御手段、目標開度算出手段、高温空気量推定手段及び吸気量算出手段の一例に相当する。
この実施形態で、ECU60は、各種センサ61〜69からの出力信号に基づき燃料噴射制御、点火時期制御、EGR制御及び吸気温度制御等を実行するために、電子スロットル装置7、各インジェクタ23、各イグニションコイル26、EGR弁33及び高温空気弁44をそれぞれ制御する。ここで、燃料噴射制御とは、エンジン1の運転状態に応じて各インジェクタ23を制御することにより、燃料噴射量及びその噴射タイミングを制御することである。点火時期制御とは、エンジン1の運転状態に応じて各イグニションコイル26を制御することにより、各点火プラグ25による点火時期を制御することである。EGR制御とは、エンジン1の運転状態に応じてEGR弁33を制御することにより、各燃焼室15へ還流されるEGR流量を制御することである。吸気温度制御とは、エンジン1の運転状態に応じて、外気入口6aからの外気、高温空気通路43からの高温空気又は外気と高温空気との混合空気を選択的にエンジン1の各燃焼室15に導入するために、電子スロットル装置7及び高温空気弁44を制御することであり、これにより各燃焼室15に導入される吸気の温度を制御することである。
周知のようにECU60は、中央処理装置(CPU)、各種メモリ、外部入力回路及び外部出力回路等を備える。メモリには、エンジン1の各種制御に関する所定の制御プログラムが格納される。CPUは、入力回路を介して入力される各種センサ61〜69の検出信号に基づき、所定の制御プログラムに基づいて前述した各種制御を実行する。
次に、この実施形態における吸気温度制御について詳しく説明する。図2に、その吸気温度制御の内容をフローチャートにより示す。処理がこのルーチンへ移行すると、ステップ100で、ECU60は、各種センサ等62〜65,67〜69の検出値に基づき、アクセル開度ACC、冷却水温度THW、エンジン回転速度NE、外気温度THAM、吸気圧力PM及び吸気温度THAをそれぞれ取り込む。
次に、ステップ110で、ECU60は、取り込まれたアクセル開度ACCと別途算出したアイドル・スピード・コントロール要求流量(ISC要求流量)DISCに基づき、エンジン1が要求する要求吸気量DGaを算出する。ECU60は、例えば、所定のマップを参照することにより、この要求吸気量DGaを算出することができる。
次に、ステップ120で、ECU60は、取り込まれたアクセル開度ACC、冷却水温度THW、エンジン回転速度NE、外気温度THAM及び吸気温度THAに基づき、エンジン1が要求する吸気温度を得るための要求高温空気量DHGaを算出する。ECU60は、例えば、所定のマップを参照することにより、この要求高温空気量DHGaを算出することができる。ここで、エンジン1の運転状態によっては、要求高温空気量DHGaが「0」になったり、最大値になったり、又は、「0」と最大値の間の中間値になったりすることがある。
次に、ステップ130で、ECU60は、算出された要求高温空気量DHGaに基づき、高温空気弁44に係る目標高温空気開度TVOを決定する。ECU60は、例えば、所定のマップを参照することにより、この目標高温空気開度TVOを決定することができる。この目標高温空気開度TVOは、本発明の第1目標開度の一例に相当する。
次に、ステップ140で、ECU60は要求吸気量DGaから要求高温空気量DHGaを減算することにより、要求外気量DCGaを算出する。ここで、エンジン1の運転状態に応じた要求高温空気量DHGaによっては、要求外気量DCGaが「0」になったり、最大値になったり、又は、「0」と最大値の間の中間値になったりすることがある。
次に、ステップ150で、ECU60は、算出された要求外気量DCGaに基づき、電子スロットル装置7に係る目標スロットル開度TTAを決定する。ECU60は、例えば、所定のマップを参照することにより、この目標スロットル開度TTAを決定することができる。この目標スロットル開度TTAは、本発明の第2目標開度の一例に相当する。
そして、ステップ160で、ECU60は、エンジン1の各燃焼室15に導入される吸気の温度を制御するために、電子スロットル装置7を目標スロットル開度TTAに、高温空気弁44を目標高温空気開度TVOにそれぞれ制御する。その後、ECU60は、処理をステップ100へ戻す。
上記制御によれば、ECU60は、エンジン1の運転状態に応じて、外気入口6aからエアクリーナ6へ導入され電子スロットル装置7を流れる外気、高温空気通路43から吸気通路4(サージタンク8a)へ流れる高温空気又はその外気とその高温空気との混合空気を選択的にエンジン1の各燃焼室15に導入するために、電子スロットル装置7及び高温空気弁44を制御するようになっている。また、ECU60は、エンジン1の運転時に、吸気圧センサ68及び回転速度センサ64の検出結果(吸気圧力PM及びエンジン回転速度NE)に基づいてエンジン1が要求する要求吸気量DGaを算出すると共に、少なくとも外気温センサ67、吸気温センサ69及び回転速度センサ64の検出結果(外気温度THAM、吸気温度THA及びエンジン回転速度NE)に基づいてエンジン1が要求する要求高温空気量DHGaを算出し、算出された要求吸気量DGa及び要求高温空気量DHGaに基づいて高温空気弁44の目標高温空気開度TVOと電子スロットル装置7の目標スロットル開度TTAを算出し、算出された目標高温空気開度TVOに基づき高温空気弁44を制御すると共に、算出された目標スロットル開度TTAに基づき電子スロットル装置7を制御するようになっている。
上記したようにこの実施形態では、電子スロットル装置7を流れる外気、高温空気通路43を流れる高温空気又はその外気とその高温空気との混合空気が、選択的に各燃焼室15に導入されるようになっている。従って、従前のように燃料噴射制御や点火時期制御等のエンジン制御のために必要となる吸気量Gaは、単にエアフローメータ65で検出される検出値のみで正確に求めることはできない。
そこで、この実施形態では、外気、高温空気又はそれらの混合空気の違いにかかわらず、エンジン制御を実行するために、各燃焼室15に導入される吸気量Gaを正確に検出するために、ECU60が所定の吸気量算出処理を実行するようになっている。図3に、この吸気量算出処理の内容をフローチャートにより示す。
処理がこのルーチンへ移行すると、ステップ200で、ECU60は、エアフローメータ65及び吸気圧センサ68の検出値に基づき外気量CGa及び吸気圧力PMを取り込む。
次に、ステップ210で、ECU60は、上記の吸気温度制御で算出された目標高温空気開度TVOを取り込む。
次に、」ステップ220で、ECU60は、取り込まれた吸気圧力PMと目標高温空気開度TVOに基づき高温空気量HGaを推定する。ECU60は、例えば、所定のマップを参照することにより、この高温空気量HGaを推定することができる。
そして、ステップ230で、ECU60は、取り込まれた外気量CGaに推定された高温空気量HGaを加算することにより、エンジン1の各燃焼室15に導入される吸気量Gaを算出する。その後、ECU60は、処理をステップ200へ戻す。
上記処理によれば、ECU60は、エンジン1の運転時に、吸気圧センサ68による検出結果と、算出された目標高温空気開度TVOとに基づいて高温空気通路43から吸気通路4(サージタンク8a)へ導入される高温空気量HGaを推定するようになっている。また、ECU60は、エンジン1の運転時に、エアフローメータ65により検出される外気量CGaと、推定された高温空気量HGaとを加算することにより、エンジン1に導入される吸気量Gaを算出するようになっている。
以上説明したこの実施形態における吸気温度制御装置によれば、エンジン1の運転時には、排気マニホルド9の周囲で加熱された高温空気がシュラウド42により捕集されて高温空気通路43へ流れる。ここで、吸気通路4に設けられた電子スロットル装置7の開度と高温空気通路43に設けられた高温空気弁44の開度がそれぞれエンジン1の運転状態に応じて制御される。すなわち、エンジン1の運転状態、すなわち、電子スロットル装置7より下流の吸気通路4(吸気マニホルド8)における吸気圧力PMと、エンジン回転速度NEとに基づいてエンジン1が要求する要求吸気量DGaが算出される。また、エンジン1の運転状態、すなわち、外気入口6aから吸気通路4へ導入される外気温度THAM、電子スロットル装置7より下流の吸気通路4(吸気マニホルド8)における吸気温度THA及びエンジン回転速度NEに基づいてエンジン1が要求する要求高温空気量DHGaが算出される。そして、算出された要求吸気量DGa及び要求高温空気量DHGaに基づいて高温空気弁44の目標高温空気開度TVOと電子スロットル装置7の目標スロットル開度TTAが算出され、その算出された目標高温空気開度TVOに基づき高温空気弁44が制御されると共に、その算出された目標スロットル開度TTAに基づき電子スロットル装置7が制御される。これにより、外気入口6aからの外気、高温空気通路43からの高温空気又はその外気とその高温空気との混合空気が選択的にエンジン1の各燃焼室15に導入される。このため、エンジン1の各燃焼室15に導入される吸気の温度が外気、高温空気又は混合空気との間で切り替えられ、その吸気温度をエンジン1の運転状態に適した温度に制御することができる。この結果、例えば、エンジン1の冷間始動時には、高温空気を吸気として各燃焼室15に導入することで、エンジン1の燃費とエミッションを向上させることができる。また、エンジン1の暖機完了後には、比較的低温の外気を各燃焼室15に導入することで、各燃焼室15における空気の密度低下を抑えることができ、空燃比を適正に調整することができる。
また、この実施形態では、従来の装置とは異なり、高温空気を吸気通路4へ導入するために、高温空気通路43の高温空気出口43bが、エンジン1から離れたエアクリーナ6ではなく、エンジン1に比較的近い位置に配置された電子スロットル装置7より下流の吸気通路4(吸気マニホルド8)に接続される。従って、その高温空気出口43bからエンジン1までの経路が比較的短くなり、高温空気が各燃焼室15に導入されるまでの間に高温空気から奪われる熱が少なくなる。このため、エンジン1の各燃焼室15に導入される高温空気の温度低下を抑えることができ、吸気温度制御に対する高温空気の熱的効果を高めることができる。
また、この実施形態では、エンジン1の運転時に、検出される吸気圧力PMと、算出された目標高温空気開度TVOとに基づいて高温空気通路43から吸気マニホルド8へ導入される高温空気量HGaが推定される。そして、エアフローメータ65により検出される外気量CGaと、推定された高温空気量HGaとを加算することにより、エンジン1に導入される吸気量Gaが算出される。従って、高温空気量HGaを検出するための専用の検出手段を設けることなく、エンジン1に導入される吸気量Gaが得られる。このため、この吸気温度制御装置41において、構成部品の増加を押さえながらエンジン1の各燃焼室15に導入される吸気量を正確に求めることができる。
<第2実施形態>
次に、この発明の吸気温度制御装置を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明において、第1実施形態と同等の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明する。
この実施形態では、吸気温度制御装置41の電気的な構成の点で第1実施形態と構成が異なる。図4に、この実施形態のガソリンエンジンシステムを概略構成図により示す。図4のエンジンシステムは、高温空気通路43に、同通路43を流れる高温空気量HGaを検出するため高温エアフローメータ70が設けられる点で、図1のエンジンシステムと構成が異なる。高温エアフローメータ70は、その検出値に応じた電気信号をECU60へ向けて出力するようになっている。高温エアフローメータ70は、本発明の高温空気量検出手段の一例に相当する。
図5に、この実施形態における吸気量算出処理の内容をフローチャートにより示す。処理がこのルーチンへ移行すると、ステップ300で、ECU60は、エアフローメータ65及び高温エアフローメータ70の検出値に基づき外気量CGa及び高温空気量HGa取り込む。
そして、ステップ310で、ECU60は、それぞれ取り込まれた外気量CGaと高温空気量HGaを加算することにより、エンジン1の各燃焼室15に導入される吸気量Gaを算出する。その後、ECU60は、処理をステップ300へ戻す。
上記処理によれば、ECU60は、エンジン1の運転時に、エアフローメータ65により検出される外気量CGaと、高温エアフローメータ70により検出される高温空気量HGaと加算することにより、エンジン1に導入される吸気量Gaを算出するようになっている。
従って、この実施形態では、外気量CGaがエアフローメータ65により検出され、高温空気量HGaが高温エアフローメータ70により検出され、それら検出された外気量CGaと高温空気量HGaとの加算結果が吸気量Gaとして算出される。このため、吸気温度制御装置41において、エンジン1の各燃焼室15に導入される吸気量Gaを精度良く求めることができる。その他の作用効果は、第1実施形態のそれと基本的に同じである。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜に変更して実施することができる。
(1)前記各実施形態では、エンジン1の近傍に位置する排気通路5(排気マニホルド9)を加熱手段として使用したが、電気ヒータ等を加熱手段として使用することもできる。
(2)前記各実施形態では、本発明をEGR装置31を備えたエンジンシステムに具体化したが、本発明をEGR装置を持たないエンジンシステムに具体化することもできる。
(3)前記各実施形態では、本発明をブローバイガス還元装置を備えたエンジンシステムに具体化したが、本発明をブローバイガス還元装置を持たないエンジンシステムに具体化することもできる。
この発明は、ガソリンエンジンシステムやディーゼルエンジンシステムに利用することができる。
1 エンジン
4 吸気通路
5 排気通路
6 エアクリーナ
6a 外気入口
8 吸気マニホルド
43 高温空気通路
43a 高温空気入口
43b 高温空気出口
44 高温空気弁
60 ECU(制御手段、目標開度算出手段、高温空気量推定手段、吸気量算出手段、第2の吸気量算出手段)
64 回転速度センサ(回転速度検出手段)
65 エアフローメータ(外気量検出手段)
67 外気温センサ(外気温度検出手段)
68 吸気圧センサ(吸気圧力検出手段)
69 吸気温センサ(吸気温度検出手段)
70 高温エアフローメータ(高温空気量検出手段)

Claims (4)

  1. エンジンに吸気を導入するための吸気通路と、
    前記吸気通路は、外気を導入するための外気入口を含むことと、
    前記エンジンに比較的近い位置にて前記吸気通路に設けられ、前記吸気通路を流れる吸気量を調節するための吸気量調節弁と、
    入口と出口を含み、高温空気を前記吸気通路に導入するための高温空気通路と
    を備え、前記外気入口からの前記外気、前記高温空気通路からの前記高温空気又は前記外気と前記高温空気との混合空気を選択的に前記エンジンに導入することにより前記エンジンに導入される前記吸気の温度を制御する吸気温度制御装置であって、
    前記高温空気を前記吸気通路へ導入するために前記高温空気通路の前記出口が前記吸気量調節弁より下流の前記吸気通路に接続されることと、
    前記高温空気通路には、前記高温空気通路を流れる高温空気量を調節するための高温空気弁が設けられることと、
    前記エンジンの運転状態に応じて、前記外気入口からの前記外気、前記高温空気通路からの前記高温空気又は前記外気と前記高温空気との混合空気を選択的に前記エンジンに導入するために、前記吸気量調節弁及び前記高温空気弁を制御するための制御手段と
    を備えたことを特徴とする吸気温度制御装置。
  2. 前記外気入口から前記吸気通路へ導入される前記外気の温度を検出するための外気温度検出手段と、
    前記吸気量調節弁より下流の前記吸気通路における吸気の温度を検出するための吸気温度検出手段と、
    前記吸気量調節弁より下流の前記吸気通路における吸気の圧力を検出するための吸気圧力検出手段と、
    前記エンジンの回転速度を検出するための回転速度検出手段と、
    前記エンジンの運転時に、前記吸気圧力検出手段及び前記回転速度検出手段の検出結果に基づいて前記エンジンが要求する要求吸気量を算出すると共に、少なくとも前記外気温度検出手段、前記吸気温度検出手段及び前記回転速度検出手段の検出結果に基づいて前記エンジンが要求する要求高温空気量を算出し、算出された前記要求吸気量及び前記要求高温空気量に基づいて前記高温空気弁の第1目標開度と前記吸気量調節弁の第2目標開度を算出するための目標開度算出手段と
    を更に備え、前記制御手段は、算出された前記第1目標開度に基づき前記高温空気弁を制御すると共に、算出された前記第2目標開度に基づき前記吸気量調節弁を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の吸気温度制御装置。
  3. 前記吸気量調節弁を流れる外気量を検出するための外気量検出手段と、
    前記エンジンの運転時に、前記吸気圧力検出手段による検出結果と、算出された前記第1目標開度とに基づいて前記高温空気通路から前記吸気通路へ導入される前記高温空気量を推定するための高温空気量推定手段と、
    前記エンジンの運転時に、前記外気量検出手段により検出される外気量と、推定された前記高温空気量とを加算することにより前記エンジンに導入される吸気量を算出するための吸気量算出手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の吸気温度制御装置。
  4. 前記吸気量調節弁を流れる外気量を検出するための外気量検出手段と、
    前記高温空気通路を流れる高温空気量を検出するための高温空気量検出手段と、
    前記エンジンの運転時に、前記外気量検出手段により検出される外気量と、前記高温空気量検出手段により検出される高温空気量とを加算することにより前記エンジンに導入される吸気量を算出するための第2の吸気量算出手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の吸気温度制御装置。
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