JP4843884B2 - 文書処理装置の制御方法および文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置の制御方法および文書処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書処理装置の制御方法および文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワープロソフトを搭載したパソコンやその専用機であるワードプロセッサなどの文書処理装置では、比較的大きな表示画面(編集画面)を利用して文書を入力・編集できる。これに対し、例えば卓上型のテープ印刷装置や印章作成装置などの比較的小型の文書処理装置には、比較的小さな表示画面しか搭載されていないので、複数行に渡る文書等を表示する場合、表示部分の文書全体に対する位置等を把握しやすいように、各行の区切りや行番号等の情報を示す例えば1文字(キャラクタ)分の所定の記号(行マーク)を、各行の文字列とともに表示する。また、各行の一部に文字装飾を施した場合、1文字分の所定の記号(文字装飾マーク)を用いて、文字装飾対象の文字列を2個の文字装飾マークで挟んで表示したり、各文字装飾マークにより文字装飾の範囲の始端や変化端を示すなどの工夫をしている。
【0003】
例えば第2行を示す行マークを「▲2▼」として行頭に付し、所定の文字装飾マークを「>」(図では右向き黒塗り三角)で示した場合、図15(a)に示すように、行マーク+5文字の計6文字分の各行を3行分だけ表示可能な表示画面を用いて、第2行の「さしすせそたちつてと」の「しすせ」に文字装飾を施した結果を表示すると、図16(a)に示すように、「▲2▼さ>しすせ>そたちつてと」のように表示される。この方法の他、文字装飾範囲の末尾に別の記号(文字装飾マーク)、例えば「<」(左向き黒塗り三角)を使用して、「▲2▼さ>しすせ<そたちつてと」のようにしたり、行の最後まで同一の文字装飾のときには終端の文字装飾マークを省略して、「▲2▼さ>しすせそたちつてと」のようにすることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば携帯型のテープ印刷装置などのさらに小型の文書処理装置では、複数行の編集が可能とは言っても、例えば図14に示すように、1行かつ数文字(例えば3文字)程度しか表示できない表示画面(編集画面)を搭載しているものもある。この場合、例えば3文字分の表示領域にそれぞれ1文字分の行マークや文字装飾マークを用いたのでは、あまりに表示効率が低い(画面T100等参照)。また、この種の文書処理装置では、編集機能も低い反面、扱う文書も小さいので、例えば文字装飾が行単位でのみ設定可能とすれば必要十分である。
【0005】
本発明は、行単位で文字装飾が設定可能な文書の各行に行マークを付して処理する場合に、各行を区別する行情報および各行の文字装飾情報をコンパクトに表示できる文書処理装置の制御方法および文書処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の文書処理装置の制御方法は、文書処理装置の制御方法であって、文書処理装置が、複数行に亘る文書の入力を受け付ける入力ステップと、文書の各行に対し、文字修飾の種類を選択設定する設定ステップと、文書の各行の行番号情報、および各行に設定された文字修飾の種類を示す文字装飾情報の双方を表現するために、行番号を文字修飾した行マークを、当該行の行頭に表示させる表示制御ステップと、文書および行マークを表示する表示ステップと、を実行することを特徴とする。
【0007】
本発明の文書処理装置は、複数行に亘る文書を入力するための入力手段と、文書の各行に対し、文字修飾の種類を選択設定する設定手段と、文書の各行の行番号情報、および各行に設定された文字修飾の種類を示す文字装飾情報の双方を表現するために、行番号を文字修飾した行マークを、当該行の行頭に表示させる表示制御手段と、文書および行マークを表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
これらの構成によれば、各行に文字列を配置した文書のうちの少なくとも1以上の行の少なくとも一部を、その行に付された行マークとともに表示可能であり、その行マークはその行マークが付された行を他から区別するための行情報を表現する表示形態を有するので、小さな表示画面を用いても、表示部分を他から区別でき、その部分の文書全体に対する位置等を把握しやすい。また、文書に対して行単位の文字装飾が設定可能であり、その種類も複数あるが、行マークは、その行に設定された文字装飾の種類を示す文字装飾情報を表現する表示形態を有するので、行マークには、文字装飾の種類に対応する複数種類が存在するので、表示された行マークを見ることにより、小さな表示画面を用いても、文字装飾の種類を把握しやすい。したがって、行単位で文字装飾が設定可能な文書の各行に行マークを付して処理する場合に、各行を区別する行情報および各行の文字装飾情報をコンパクトに表示できる。
また、行マークは、その行マークが付された各行の行情報を含みつつも、1文字分の表示領域に表示可能なので、小さな表示画面を用いても表示しやすく、また、行情報の表示により、表示部分の文書全体に対する位置等をさらに把握しやすくなる。
さらに、行マークには、その行マークが付された各行の行番号情報が含まれるので、その行番号情報の表示により、小さな表示画面を用いても、表示部分の文書全体に対する位置等をさらに把握しやすくなる。
【0009】
また、上記の制御方法において、行マークには、デフォルトとして選択設定される標準行マークが含まれ、設定ステップは、文書全体に対し文字装飾を選択設定可能に構成されており、表示制御ステップは、文書全体に対し任意の1の文字装飾が設定された場合、当該文字修飾の種別に関わらず、各行に標準行マークを表示することが好ましい。
【0010】
同様に、上記の文書処理装置において、行マークには、デフォルトとして選択設定される標準行マークが含まれ、設定手段は、文書全体に対し文字装飾を選択設定可能に構成されており、表示制御手段は、文書全体に対し任意の1の文字装飾が設定された場合、当該文字修飾の種別に関わらず、各行に標準行マークを表示することが好ましい。
【0011】
れらの構成によれば、文書全体に対する文字装飾として標準文字装飾が設定可能であり、行マークの複数種類には、標準文字装飾が設定された行であることを示す標準行マークが含まれるので、小さな表示画面を用いても、行マークが標準行マークか否かにより、各行が標準文字装飾の対象か否かを把握できる。また、それ以外の個別文字装飾が設定された行であることを示す個別行マークが含まれるので、標準文字装飾以外についても、各行がその対象か否かを容易に把握できる。
【0018】
また、上記の制御方法において、行マークは、1文字分の表示領域に表示されることが好ましい。
【0019】
同様に、上記の文書処理装置において、行マークは、1文字分の表示領域に表示されることが好ましい。
【0020】
これらの構成によれば、行マークは、その行マークが付された各行の行情報を含みつつも、1文字分の表示領域に表示可能なので、小さな表示画面を用いても表示しやすく、また、行情報の表示により、表示部分の文書全体に対する位置等をさらに把握しやすくなる。
【0021】
また、上記の文書処理装置において、各行に設定された文字装飾に従って文書を印刷対象物に印刷する印刷手段を、更に備えることが好ましい。
【0022】
この文書処理装置では、各行に設定された文字装飾に従って文書を印刷対象物に印刷する印刷手段をさらに備えるので、印刷装置として適用できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】
図1は、テープ印刷装置1の全体斜視図であり、図2は、テープ印刷装置1の装置ケースを省略して裏側から見た全体底面図であり、図3は、全体断面図であり、図4は、ブロック図である。このテープ印刷装置1は、テープTを収容したテープカートリッジCを着脱自在に装着し、テープカートリッジCからテープTを送り出しながら、ユーザによって入力された印刷データに基づいて、文字、記号、図形および装飾等の印刷を行い、その印刷済み部分を印刷データに基づいて算出したテープ長となるように切断して、ラベルを作成するものである。
【0027】
図1ないし図3に示すように、テープ印刷装置1は、装置ケース2により全体として平面視卵形に外殻が形成され、その前部上面には各種入力キーから成るキーボード3を備え、後部上面にはLCD等から成るディスプレイ4が配設されている。装置ケース2は、上面を構成する上ケース2aと、上ケース2aに溶着した中間に位置する中ケース2bと、下面を構成する下ケース2cとで構成され、下ケース2cは、中ケース2bに対し取り外し可能に構成され、下面側からテープカートリッジCと電池Eが着脱自在に装着され、このテープカートリッジC内に印刷対象物となる剥離紙付きのテープTが繰り出し自在に収容されている。また、装置ケース2の後側部には、装置ケース2の外側に突出すると共に側面に沿って前方に湾曲して延在する手動操作レバー21が取り付けられている。さらに、下面内側には、手前に3本および奥側に3本の計6本の電池Eを段違いに収容する電池収容部23と、奥側にテープカートリッジCを着脱自在に収容するポケット6が形成されている。
【0028】
また、図4に示すように、基本的な構成として、キーボード3やディスプレイ4を有してユーザとのインタフェースを行う操作部110、印刷ヘッド(サーマルヘッド)7やテープ送りモータ8を有してポケット6内に装着したテープカートリッジCのテープTに印刷を行う印刷部120、各種ドライバを有して各部回路を駆動する駆動部130、印刷後のテープTの切断を行う切断部140、および、各部を制御する制御部200を備えている。このため、装置ケース2の内部には、印刷部120、切断部140などの他、図外の回路基板が収納され、この回路基板には、電源ユニットの他、駆動部130や制御部200の各回路などが搭載されている。
【0029】
印刷部120には、テープカートリッジCを装着するポケット6が設けられ、ポケット6には、テープカートリッジCの装着を案内するガイド突起27と、テープカートリッジCの被駆動部に回転動力を付与するプラテン駆動軸28およびリボン巻取軸29と、プラテン駆動軸28に対峙して印刷ヘッド7を備えたヘッドユニット9とが垂設されている。
【0030】
一方、テープカートリッジCには、テープリール57に巻回されたテープTの他、テープTと同様にその幅方向を上下に位置させた縦姿勢で長手方向に沿って送られるインクリボンR、プラテン駆動軸28に係合するプラテン58などが搭載されている。また、プラテン58の近傍には、印刷ヘッド7が臨むヘッド開口55が形成されている。インクリボンRは、プラテン58(印刷ヘッド7)の位置(印刷位置7a)でテープTに重なって併走し、その後、リボン巻取軸29が係合するリボン巻取リール59に巻き取られる。また、テープTは、テープカートリッジCのケース側部に形成したスリット開口を通過して、テープ排出口25から送り出される。なお、テープカートリッジCには、収容するテープTの幅として、6〔mm〕、9〔mm〕、12〔mm〕および18〔mm〕の4種類のものが用意されている。
【0031】
切断部140は、テープ排出口25に臨んで左右方向にスライド自在なカッタ26と、カッタ26の後側に重なってカッタ26と共にスライドするテープ押え部材41と、カッタ26を切断動作させる手動操作レバー21と、手動操作レバー21とカッタ26との間に介設した回動アーム42と、で構成されている。この場合、手動操作レバー21のレバー操作により回動アーム42が回動し、この回動アーム42によりカッタ26およびテープ押え部材41がスライドして、テープTを押えた状態で押切り式の切断が行われる。回動アーム42を介して手動操作レバー21から押込み力を伝達されると、カッタ26と共にテープ押え部材41が先方にスライド移動を開始する。
【0032】
カッタ刃43の先端に対しテープ押え部材41のテープ押え面部45は、スライド方向(切断方向)にわずかに突出しており、この移動に伴って、カッタ刃43に先行するように、テープ押え部材41が、テープTを押し挟むようにして突き当たる。これにより、テープ押え部材41は移動を停止するが、カッタ26は、ばね46を押し縮めるようにして、テープTに切り込んでゆく。この場合、カッタ刃43は、テープTを幅方向上から下に向かって、押切り形式で徐々に切り込んでゆき、テープTを切断する。このとき、送り方向下流側で、テープ押え部材41が、押し縮められたばね46の付勢力によりテープTを強く挟み込んで押えているため、テープTを安定して切断することができる。カッタ刃43の刃先がスリット24の位置をオーバーランしてテープTが完全に切断されると、手動操作レバー21が度あたり状態となり、更なる切込み動作が阻止される。
【0033】
ここでユーザが手動操作レバー21を戻すと、カッタ26がテープ押え部材41に先行して戻り動作に移行し、回動アーム42の基部に取り付けられたコイルバネ84の回転力により、こんどはテープ押え部材41を伴って、戻り方向にスライド移動する。そして、テープ押え部材41の上下に形成された一対のガイド片部が、カッタ支持フレーム44に形成された一対のガイド溝の終端に達して、戻り方向にスライド移動が停止する。また、テープ押え部材41がテープTから離れた瞬間に、テープT(ラベル)がその自重によりテープ排出口25から排出する。なお、テープ長tが短い場合(排出位置25aからの露出長さが短い場合)や作業上ラベルを下に落としたくない場合には、ユーザがテープTの先端部を指で抓んだ状態で、切断動作を行うことにより、確実にかつ落とすことなく、テープT(ラベル)を装置外に排出させることができる。
【0034】
駆動部130は、ディスプレイドライバ131と、ヘッドドライバ132と、テープ送りモータドライバ133とを備えている。ディスプレイドライバ131は、制御部200から出力される制御信号に基づき、その指示にしたがって、操作部110のディスプレイ4を駆動する。同様に、ヘッドドライバ132は、制御部200の指示にしたがって、印刷部120の印刷ヘッド7を駆動する。また、テープ送りモータドライバ133は、同様に、制御部200の指示にしたがって、印刷部120のテープ送りモータ8を駆動する
【0035】
操作部110は、キーボード3とディスプレイ4とを備えている。ディスプレイ4は、3キャラクタ(以下単に「文字」)分を表示可能な表示画面を有し(図5参照)、ユーザがキーボード3からデータを入力して、文字列画像データなどの印刷画像データを作成・編集したり、その結果等を視認したり、キーボード3から各種指令・選択指示等を入力したりする際などに用いられる。
【0036】
キーボード3には、アルファベットキー群、数字キー群、および平仮名や片仮名等の仮名キー群等を含む文字キー群31の他、各種の動作モードなどを指定するための機能キー群32などが配列されている。機能キー群32には、図外の電源キー、印刷動作を指示するための印刷キー、並びに、テキスト入力時のデータ確定や改行および選択画面における各種モードの選択指示のための選択キー323が含まれる。
【0037】
また、機能キー群32には、さらに、左(「←」)方向へのカーソル移動を行うためのカーソルキー330L(ただし、本実施形態では上(「↑」)の行も左側に並ぶので、上の行へ移動させる(カーソル「↑」キー330Uの)意味も含めて、適宜、カーソルキー330ULといい、左上向きの黒三角表示のキーで図示する:図8参照)、および、右(「→」)方向へのカーソル移動を行うためのカーソルキー330R(ただし、下(「↓」)の行も右側に並ぶので、下の行へ移動させる(カーソル「↓」キー330Dの)意味も含めて、適宜、カーソルキー330DRといい、右下向きの黒三角表示のキーで図示する:図8参照)が含まれる。また、これらを代表するときは「カーソルキー330」という。
【0038】
また、機能キー群32には、さらに、各種指示を取り消すための取消キー326、書体・スタイル・文字装飾等を設定するための設定モードに切り換えるためのモードキー329、ファイル操作のためのファイルキーなどが含まれる。なお、当然ながら、一般的なキーボードと同様に、これらのキー入力は、各キー入力毎に個別にキーを設けて入力しても良いし、シフトキー等と組み合わせてより少ない数のキーを用いて入力しても良い。ここでは、理解を容易にするために上記の分だけキーがあるものとして説明する。図1に示すように、キーボード3は、上述のような種々の指令およびデータを制御部200に入力する。
【0039】
制御部200は、RAM240や周辺制御回路(P−CON)250を内蔵するCPU210と、ROM220とを備え、互いに内部接続されている。ROM220は、CPU210で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラム領域221の他、色変換テーブルや文字修飾テーブルなどを含む制御データを記憶する制御データ領域222およびキャラクタジェネレータROM(CG−ROM)領域223を有している。CG−ROM領域223は、文字、記号、図形等のフォントデータを記憶していて、文字等を特定するコードデータが与えられたときに、対応するフォントデータを出力する。
【0040】
RAM240は、電源オフ時にも図外のバックアップ回路によって電源の供給を受けており、各種レジスタ群241、キーボード10からの文字等のテキストデータを記憶する編集テキストデータ領域242、ディスプレイ4の表示画像データを記憶する表示画像データ領域243、印刷画像データを記憶する印刷画像データ領域244の他、印刷バッファなどの各種バッファ領域245などの領域を有して、作業領域として使用される。P−CON250には、周辺回路とのインタフェース信号を取り扱うための論理回路が組み込まれ、キーボード3と接続されて、各種指令や入力データなどをそのままあるいは加工して取り込むとともに、データや制御信号を、そのままあるいは加工して駆動部130に出力する。
【0041】
そして、CPU210は、上記の構成により、ROM220内の制御プログラムに従って、P−CON250を介して各種指令、各種データ等を入力し、CG−ROM230からのフォントデータ、RAM240内の各種データ等を処理し、P−CON250を介して駆動部130に制御信号を出力することにより、テープ送りモータ8の駆動制御やディスプレイ4の表示制御等を行うとともに、印刷ヘッド7を制御して所定の印刷条件でテープTに印刷するなど、テープ印刷装置1全体を制御している。
【0042】
上述のように、テープ印刷装置1は、全体として所定の厚みを有して形成されており、片手で簡単に把持して持ち運び可能となるように、小型に形成されている。また、使用に際しては、装置本体を両手で包み込むように把持した状態で、両手の親指等でキーボード3をキー操作することで所望の文字等を入力するようにする。さらに、印刷完了後において、テープTを切断する場合には、この把持した状態で、右手人差し指或いは中指等で手動操作レバー21を手前内側に回動操作する。
【0043】
このテープ印刷装置1を使用する場合には、まず、装置本体を裏側に反転して下ケース2cを取り外し、ポケット6にテープカートリッジCを装着すると、テープTの繰り出し端部およびインクリボンRが、プラテン58と印刷ヘッド7の間に挿入され、且つプラテン58がプラテン駆動軸28に、リボン巻取リール59がリボン巻取軸19に係合する。そして、下ケース2cを中ケース2bに取り付けると、テープTおよびインクリボンRを挟むように、印刷ヘッド7が回動して、プラテン58に当接し印刷待機状態となる。
【0044】
次に、装置本体を表裏反転させ、これを両手に把持した状態で入力の準備を行う。ここで、電源キーを押釦してONし、ディスプレイ4を参照しながらキーボード3を操作して、まずテープカートリッジCの種別情報を入力する。テープカートリッジCの種別認識後、キーボード3を操作して、所望の文字等を入力・編集し、印刷実行を指令する。
【0045】
印刷実行が指令されると、テープTおよびインクリボンRが同時に送られ、印刷ヘッド7が適宜発熱駆動することにより、インクリボンRのインクが熱転写してテープTに印刷が行われる。印刷後のインクリボンRは、テープカートリッジ4内で巻き取られるが、印刷後のテープTは、テープ排出口25(排出位置25a)から送り出されてゆく。テープTの送り停止を待って、ユーザにより手動操作レバー21のレバー操作が為されると、テープTの印刷済み部分が切り落とされる。テープTの実際の切断動作では、スライド移動したテープ押え部材41がテープTを挟み込んで押えた後、後行してスライド移動してきたカッタ26により、テープTの印刷済み部分が切り落とされる。
【0046】
前述のように、本実施形態のテープ印刷装置1は、携帯型のテープ印刷装置であり、ディスプレイ4は、ごく小さな表示画面(具体的には3文字分のみを表示可能な表示画面)しか有しないが、小さな表示画面を用いても、文字装飾の対象や文字装飾の種類が把握しやすい文書処理方法を採用しているので、以下、この点について説明する。
【0047】
まず、表示および編集の対象となるテキストデータ(のフォーマット:いわゆるデータ構造)は、初期状態では、図5(a)に示すようになっていて、ディスプレイ4では、それに対応して、図5(b)に示すように表示される(画面T10:以下、ディスプレイ4の表示画面の表示状態を画面T××で表現し、参照番号としてはT××のみで示す。また、カーソル位置はカーソルKで図示する。ただし、本実施形態のカーソルKは表示画面内の2文字目の右側に固定表示され、編集対象の文字等が相対的に移動することにより、カーソルとしての役目を果たす)。図5(a)のIndex=0(以下、In[0]のように示す)の値は、暫定設定値であり(以下、In[0]=「暫定設定値」のように示す)、同様に、In[1]=「書式」、In[2]=「スタイル」、In[3]=「第1行頭」を示し、これらはいずれも2バイト(16ビット)の数値で表現されている。
【0048】
これらのうち、In[1]=「書式」は、いわゆる「書式」を示し、通常(機能の高いテープ印刷装置等では)、定長印刷(各種ファイル、FD、CD、ビデオ/音響テープなどの定型の他、任意設定の定長印刷を含む)、地紋(背景に印刷する地模様)、余白(前余白、後余白、自動による多目、少な目、普通、その他任意設定)などの設定値を示すことになるが、ここでは、機能を絞って、余白の有無および鏡文字の適否のみを示す(図7(a)参照:ただし、ダミーの10ビットが用意されているので、必要に応じて機能を追加できる)。また、In[2]=「スタイル」は、いわゆる「スタイル」の設定値であり、外枠の有無、縦・横(縦書き/横書き)、サイズ(ここでは行数)、行サイズ等の設定値を示す(図7(b)参照)。なお、本実施形態では、「書式」および「スタイル」については、文書全体にのみ設定可能としているが、以下に説明する「書体」や「装飾」と同様に、これらも行単位で設定できるようにしても良い。
【0049】
次に、In[0]=「暫定設定値」およびIn[3]=「第1行頭」の仕様は、図6(a)に示すように規定されている。最初の4ビット「データ識別」は、その部分(データ)が「暫定モード」なのか「行頭」なのかを示している。すなわち、そのデータが文書全体に暫定的に(デフォルト値として)設定された「暫定設定値」を示すのか、あるいは個別の行に対する設定値を示すのか、を4ビットで表現している。続く5ビットは、いわゆる「書体」の選択肢の設定値を示し、次の3ビットはいわゆる「装飾」の設定値を示している。また、これらの設定は、図6(b)に示すように、「暫定設定値」として文書全体に設定できるとともに、「第n行頭」(ここでは、n=1または2)として各行に対して個別に設定できる。
【0050】
前述の図5(b)の状態(T10)において、黒地四角に白文字の「1」のマークは第1行の行頭マーク、すなわち上述した「第1行頭」の行頭マークであり、以下、「第n行頭」の行頭マークを第n行マークHn(n=1、2、・・・:本例ではn=1または2のみ)で示す。したがって、何も文字入力をしていない初期状態では、図示のように、カーソルKの左側に第1行マークH1が表示される(T10)。
【0051】
テープ印刷装置1では、この状態(T10)からユーザにより例えば文字列「あいうえお」が順次入力されると、それらのテキストデータは、図5(c)の(データ構造の)ように格納され、図5(d)のように表示される(T11)。また、ユーザは、この状態(T11)からカーソル「←」キー330L(330UL)を操作することにより、「あいうえお」の「い」と「う」の間(すなわち「い」の右側)にカーソルKを(相対的に)移動させ、改行のために選択キー323を押すことにより、それ以降の文字列「うえお」を第2行とすることができる。この場合、データとしては、図5(e)のように、In[6]=「第2行頭」が挿入され、ディスプレイ4(の表示画面)には、図5(f)のように、第2行の行頭を示す第2行マークH2が挿入される(T12)。
【0052】
この状態(T12)は、図8(a)の画面T22の状態と同じであり、図8に示すように、ユーザがカーソルキー330ULを押す度に図示上方の状態へ状態遷移し、カーソル「→」キー330R(330DR)を押す度に図示下方の状態へ状態遷移する(T20〜T25)。また、これらの状態で、印刷キーが押されると、図8(b)のように、第1行が「あい」、第2行が「うえお」の2行構成の文書を印刷するので、ユーザは、印刷後に手動操作レバー21を操作して、図示のラベルG0を作成できる。
【0053】
次に、「装飾」(文字装飾)の設定方法について説明する。まず、上記の図8の状態(T20〜T25)では、初期状態(T10)から何らの設定も行っていないので、図6(a)のデフォルト値が設定されている。すなわち、「装飾」としてもデフォルト値(ここでは「普通」:何も文字装飾しない値)が設定されている。
【0054】
この状態、すなわちテキストデータの編集が可能な画面表示(以下「テキスト編集画面」)の状態(T20〜T25)で、ユーザによりモードキー329が押されると、書体・スタイル・文字装飾等を設定するための設定モードに移行し、その旨を示すメッセージを一定時間(例えば0.75秒)表示し(T30)、その直後に、第1候補の選択肢「書体」を表示する(T31)。なお、テープ印刷装置1では、ユーザは、キー入力による各種指示を取消キー326により取り消すことができ、上記の状態(T30〜T31)から取消キー326を押すことにより、元の状態(T20等)に戻すことができる(以下、特に断らないかぎり取消キー326による作用は同様なので、説明は省略する)。
【0055】
設定モードにおける第1階層の選択肢としては、フォント等の書体を設定するための「書体」、文字装飾を設定するための「飾り字」、および設定を終了してテキスト編集等に戻るための「終り?」があり、ユーザは、これらの選択肢のうちのいずれかを、カーソルキー330を操作して反転表示または点滅表示(点網掛けで図示)させ、選択キー323を押すことにより、反転表示または点滅表示された選択肢を選択・指定できる。各選択画面に遷移した直後には、直近に選択(アクセス)された選択肢(それがない場合は初期設定によりデフォルトで選択される選択肢)が反転表示され、ユーザがカーソルキー330を操作して他の選択肢を表示させたときには、直近に選択された選択肢ではないので、点滅表示される。テープ印刷装置1の選択画面における反転表示または点滅表示された選択肢は、その状態での選択キー323の操作で選択される選択肢なので、以下「選択表示」という。
【0056】
上記の「書体」を選択表示した状態(T31)から、ユーザによりカーソルキー330DRが押されると、1回押される毎に、「書体」→「飾り字」→「終り?」→「書体」の順で(サイクリックに)循環して選択表示された状態となる。逆に上記の状態(T31)からカーソルキー330ULが押されると、1回押される毎に、「書体」→「終り?」→「飾り字」→「書体」の順で(すなわち逆順で)循環して選択表示された状態となる。ただし、ここでは、文字装飾を設定するため、「飾り字」が選択表示された状態で(T32)、選択キー323が押された(操作された)ものとする。この場合、「飾り字」が選択され、その第2階層の選択画面に画面遷移し、直近に選択(アクセス)された(あるいはデフォルトの)選択肢として「強調」を表示する(T33)。
【0057】
この第2階層の選択画面における第2階層の選択肢としては、図6の「装飾」の欄に示すように、「普通」、「白抜」、「影」、「強調」、「斜体」および「網掛」があり、ユーザは同様にカーソル操作によりいずれかを選択表示して選択できる。ここでは、例えば図示のように、「白抜」が選択表示された状態で(T34)で、ユーザにより選択キー323が押されると、「白抜」が選択されて第1階層に戻る。ただし、ここでは、「終り?」を優先的に表示する(T35)。もちろん、この状態からさらに「書体」を選択し、その下位階層に遷移して所望の書体を設定することできるが、ここでは、「飾り字」の設定のみとして、選択キー323の押下により「終り?」が選択されたものとする。「終り?」が選択表示された状態で(T35)、ユーザにより選択キー323が押されると、「終り?」が選択され、設定された内容を反映させる対象(範囲)を選択するための選択画面に画面遷移する(T36)。
【0058】
この選択画面(T36)の階層では、選択肢として、文章(文書)全体を対象とする「文章?」および任意の行を対象とする「行?」があり、ユーザは同様にいずれかを選択表示して選択できる。ここでは、例えば図示のように、「行」が選択表示された状態で(T37)で、ユーザにより選択キー323が押されると、「行」が選択される。この場合、この時点で設定モードにおける設定は終了するので、元のテキスト編集画面に画面遷移する(T38)。なお、上記の「行」が選択された場合の文字装飾対象の行は、設定モードに切り換えられる前のテキスト編集画面(T20〜T25)においてカーソルKが位置していた行であり、図示の例では、「あい」の方の第1行が対象となる。
【0059】
そして、本実施形態では、文書全体に対する文字装飾を示す「暫定設定値」と同じ値を有する「第n行頭」の行頭マークを、前述のように、第n行マークHn(n=1、2、・・・:本例ではn=1または2のみ)とし、以下では、標準第n行マークHnと呼ぶものとする。これに対し、文書全体とは別に(個別に)設定された「第n行頭」の行マーク、すなわち、「暫定設定値」と異なる値を有する「第n行頭」の行頭マークを個別行マークと呼び、個別第n行マークJn(n=1、2、・・・:本例ではn=1または2のみ)のように示す。また、例えば標準第1行マークH1(T20参照)が黒地四角に白文字の「1」の行マークとすると、右向き黒三角のマークを標準第1行マークH1の右に合成して、かつその2文字分を1文字分のサイズ(幅方向を1/2)に縮小したような行マークとして、個別第1行マークJ1(T38参照)とする。
【0060】
設定モードにおいて、文字装飾等の設定を終了してから、ディスプレイ4に表示するまでの処理では、図10に示すように、まず、「終り?」が選択された後の選択画面における選択肢「文章?」および「行?」のうち、「行」が選択されたか否かを判別し(S11)、「行?」が選択されたときには(S11:Yes)、カーソルKの位置する行の行頭データ(上記の例では第1行頭データ)の装飾を設定値とする。すなわち上記の例では「白抜き」を示す設定値とする(S12)。一方、「文章?」が選択されたときには(S11:No)、暫定設定値および全ての行頭データの装飾を設定値(「白抜き」)とする(S13)。
【0061】
続いて表示の2文字目をカーソルKの位置として(S14)、表示範囲に行頭データがあるか否か、すなわち行マークを表示させるか否かを判別し(S15)、行マークを表示させるときには(S15:Yes)、「暫定設定値=行頭データ」か否か、すなわち表示するべき行マークが標準行マークか否かを判別して(S16)、個別行マークを表示すべきときには(S16:No)、行頭表示を行指示用の個別行マークとし(S17)、標準行マークを表示すべきときには(S16:Yes)、行頭表示を標準行マークとする(S18)。一方、表示範囲に行頭データないときには(S15:No)、そのまま次に進める。
【0062】
すなわち、これらの準備ができた後、次に、それに合わせて、行頭やその行の文字列の表示データを作成し(テキストデータに基づいて表示画像データに展開し)、表示バッファに格納することにより(S19)、それに従った表示を行う(S20)。例えば上記の例では、第1行に(個別に)「白抜き」を設定したので、キャラクタ1文字分の個別第1行マークJ1を表示する(図9のT38:図11のT40参照)が、文書全体に設定したときには、元の表示方法と同じ表示を行う(図9のT20:図8のT20参照)。
【0063】
例えば図8で前述の文書全体が「普通」に設定された状態から、図9で上述の方法により文書全体に「強調」の文字装飾を施しても、表示としては同じとなり、標準第1行マークH1および標準第2行マークH2を使用した表示となる(ただし、印刷のときには太文字で印刷され「強調」の装飾が示される)。これに対し、同じ状態、すなわち全体を「強調」にしておいて、さらに第1行にのみ「白抜き」を設定すると、図11(a)に示すように、個別第1行マークJ1と標準第2行マークH2を使用した表示となり、印刷の際には図11(b)のように印刷され、図示のラベルG1を作成できる。
【0064】
上述のように、本実施形態のテープ印刷装置1では、まず、基本的に、各行に文字列を配置した文書のうちの少なくとも1以上の行の少なくとも一部を、その行に付された行マークとともに表示可能なので、小さな表示画面を用いても、表示部分の文書全体に対する位置等を把握しやすい。また、文書に対して行単位の文字装飾が設定可能であり、その種類も複数あるが、行マークには、文字装飾の種類に対応する複数種類(例えば上記の例の「標準行マーク」と「個別行マーク」)が存在するので、表示された行マークを見ることにより、小さな表示画面を用いても、文字装飾の対象(行)やその文字装飾の種類を把握しやすい。
【0065】
また、文書全体に対する文字装飾として「暫定設定値」で示される標準文字装飾が設定可能であり、行マークの複数種類には、標準文字装飾が設定された行であることを示す標準行マークが含まれるので、小さな表示画面を用いても、行マークが標準行マークか否かにより、各行が標準文字装飾の対象か否かを把握できる。文書が複数行から成る場合、各行に個別の文字装飾が設定可能であり、行マークの複数種類には、個別の文字装飾に対応する個別行マークが含まれるので、行マークの種類により、各行の文字装飾の種類を把握できる。
【0066】
また、行マークには、その行マークが付された各行の行番号情報が含まれるので、その行番号情報の表示により、小さな表示画面を用いても、表示部分の文書全体に対する位置等をさらに把握しやすくなっている。また、行マークは、その行マークが付された各行の行番号情報を含みつつも、1文字分の表示領域に表示可能なので、小さな表示画面を用いても表示しやすく、また、行番号情報の表示により、表示部分の文書全体に対する位置等をさらに把握しやすくなる。
【0067】
なお、上述の例では、複数種類の行マークとして、文書全体に対する設定を示す標準行マークと、個別の行に対する設定を示す個別行マークとを例示したが、例えば図12に示すように、文字装飾の種類により異なる、特に文字装飾の種類がイメージできるような、各種の行マークを用意して、設定値(文字装飾の種類)に対応して使用するようにしても良い。この場合、行マークを見るだけで文字修飾の種類までイメージでき、文書全体の印刷後のイメージをよりいっそう把握しやすくなる。
【0068】
ところで、表示画面が小さな装置における従来の表示方法では、文字装飾を施さない場合には、図15に示すように、表示イメージの文字列の配置(図15(a)参照)が印刷時の配置(図15(b)参照)と一致するものの、一部に文字装飾を施した場合、図16に示すように、1文字分の所定の記号(文字装飾マーク)Mを用いて、文字装飾対象の文字列を2個の文字装飾マークMで挟んで表示したり、各文字装飾マークMにより文字装飾の範囲の始端や変化端を示すなどの工夫をしているので、表示イメージの文字列の配置(図16(a)参照)が印刷時の配置(図16(b)参照)と合わず(第2行の「しすせ」が他の行とずれて表示)、この結果、実際の編集結果(印刷結果等に反映)の文字の配置イメージを、編集時点で表示により把握することが困難になっている。
【0069】
上述の実施形態と同様に1行(かつ3文字)の表示の場合も、基本的には同様であり、図14に示すように、図14(b)のような印刷してラベルG1(図11と同じもの)を作成する場合、その表示(図14(a)参照)は、まるで図14(c)のラベルG1Sを印刷して作成するように見える。
【0070】
上述の実施形態におけるテープ印刷装置1の表示方法では、基本的には従来と同様に、文字装飾の始端の被装飾開始文字(上述の例では第1行の最初の「あ」)の前に個別行マーク(文字装飾開始マークの役目を果たす)を配置するので、小さな表示画面を用いても、その文字装飾の対象を把握しやすい。また、各行毎に対応する(上述の例では行番号情報を有する)行マークが付されているので、表示部分の文書全体に対する位置等を、ユーザが把握しやすい。
【0071】
そして、被装飾開始文字(「あ」)が各行の先頭文字の場合、行マークの代わりに、行マーク(黒地四角に白文字)と文字装飾開始マーク(図示の右向き黒三角:図14および図16の文字装飾マーク)Mとを合成した合成行マーク(例えば個別第1行マークJ1)を用意して(改めて作成して、あるいは予め用意して記憶しておいて)配置し、文字装飾開始マークMを省略して表示するので、図14に対応して図11に示すように、同一サイズの表示画面を利用しても文書のうちの表示可能な範囲を広げることができる。さらに、文書装飾開始マークMを行マークと合成して配置するので、文書装飾開始マークMを配置したことによる文字の配置のずれが無くなり、各文字の配置を把握しやすい。
【0072】
なお、上述の例では、行単位で文字装飾を施す場合についてのみ説明したが、例えば図13に示すように、元の文字列(図13(a)参照)の行の途中から文字装飾を施す場合、図13(b)に示す従来の方法の代わりに、図13(c)に示すように、文字装飾開始マークと被装飾開始文字とを合成した1文字分のサイズの合成文字を用意して(改めて作成して、あるいは予め用意して記憶しておいて)表示することにより、同一サイズの表示画面を利用しても文書のうちの表示可能な範囲を広げることができる。この場合も、従来からの利点は維持していて、文字装飾開始端の被装飾開始文字の前に文字装飾開始マークを配置するので、小さな表示画面を用いても、その文字装飾の対象を把握しやすい。そして、さらに、文書装飾開始マークを配置したことによる文字の配置のずれが無くなり、各文字の配置を把握しやすい。
【0073】
また、上述の実施形態では、サーマル方式のテープ印刷装置について説明したが、インクジェット方式その他のテープ印刷装置にも適用できる。また、同様の条件、すなわち小さな表示画面を使用して文書を処理する装置であれば、他の形式の印刷装置その他の装置にも適用できる。これらの他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
【0074】
【発明の効果】
上述のように、本発明の文書処理装置の制御方法および文書処理装置によれば、行単位で文字装飾が設定可能な文書の各行に行マークを付して処理する場合に、各行を区別する行情報および各行の文字装飾情報をコンパクトに表示でき、小さな表示画面を用いても、文字装飾の対象や文字装飾の種類が把握しやすい、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置の外観斜視図である。
【図2】図1のテープ印刷装置の装置ケースを省略して、裏側から見た全体底面図である。
【図3】図1のテープ印刷装置の全体断面図である。
【図4】図1のテープ印刷装置のブロック図である。
【図5】表示用データのデータ構造および表示の状態の例を示す説明図である。
【図6】文書全体または行単位で設定可能な書体および装飾の設定値の仕様を示す説明図である。
【図7】文書全体で設定可能な書式およびスタイルの設定値の仕様を示す説明図である。
【図8】文字装飾を施さない場合または文書全体に同一の文字装飾を施した場合における表示画面、それに対する操作、およびそれに対応する印刷結果の例を示す説明図である。
【図9】設定モードにおいて、装飾を設定する際の表示画面およびそれに対する操作の例を示す説明図である。
【図10】図9における設定終了後に対応する表示を行うための処理を示すフローチャートである。
【図11】行単位で文字装飾を施した場合における表示画面、それに対する操作、およびそれに対応する印刷結果の例を示す説明図である。
【図12】各種の文字装飾に合わせて対応する行マークを用意する場合の表示例を示す説明図である。
【図13】文字装飾開始マークを後続の文字と合成して表示する表示例を示す説明図である。
【図14】従来の場合の、図11に対応する説明図である。
【図15】複数行表示で文字装飾を施さない場合における表示画面、それに対する操作、およびそれに対応する印刷結果の例を示す説明図である。
【図16】複数行表示で文字装飾を施した場合、かつ従来の表示方法を採用したときの、図15と同様の説明図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置
3 キーボード
4 ディスプレイ
C テープカートリッジ
7 印刷ヘッド
21 手動操作レバー
26 カッタ
31 文字キー群
32 機能キー群
110 操作部
120 印刷部
130 駆動部
140 切断部
200 制御部
210 CPU
220 ROM
230 CG−ROM
240 RAM
C テープカートリッジ
G0、G1、G1S …… ラベル
H1、H2 ‥‥ 標準行マーク
J1 個別行マーク
M 文字装飾開始マーク
R インクリボン
T テープ

Claims (7)

  1. 文書処理装置の制御方法であって、
    前記文書処理装置が、
    複数行に亘る文書の入力を受け付ける入力ステップと、
    前記文書の各行に対し、文字修飾の種類を選択設定する設定ステップと、
    前記文書の各行の行番号情報、および前記各行に設定された前記文字修飾の種類を示す文字装飾情報の双方を表現するために、行番号を文字修飾した行マークを、当該行の行頭に表示させる表示制御ステップと、
    前記文書および前記行マークを表示する表示ステップと、
    を実行することを特徴とする文書処理装置の制御方法。
  2. 前記行マークには、デフォルトとして選択設定される標準行マークが含まれ、
    前記設定ステップは、前記文書全体に対し前記文字装飾を選択設定可能に構成されており、
    前記表示制御ステップは、前記文書全体に対し任意の1の前記文字装飾が設定された場合、当該文字修飾の種別に関わらず、前記各行に前記標準行マークを表示することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置の制御方法。
  3. 前記行マークは、1文字分の表示領域に表示されることを特徴とする請求項1または2に記載の文書処理装置の制御方法。
  4. 複数行に亘る文書を入力するための入力手段と、
    前記文書の各行に対し、文字修飾の種類を選択設定する設定手段と、
    前記文書の各行の行番号情報、および前記各行に設定された前記文字修飾の種類を示す文字装飾情報の双方を表現するために、行番号を文字修飾した行マークを、当該行の行頭に表示させる表示制御手段と、
    前記文書および前記行マークを表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする文書処理装置。
  5. 前記行マークには、デフォルトとして選択設定される標準行マークが含まれ、
    前記設定手段は、前記文書全体に対し前記文字装飾を選択設定可能に構成されており、
    前記表示制御手段は、前記文書全体に対し任意の1の前記文字装飾が設定された場合、当該文字修飾の種別に関わらず、前記各行に前記標準行マークを表示することを特徴とする請求項4に記載の文書処理装置。
  6. 前記行マークは、1文字分の表示領域に表示されることを特徴とする請求項4または5に記載の文書処理装置。
  7. 各行に設定された文字装飾に従って前記文書を印刷対象物に印刷する印刷手段を、更に備えたことを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の文書処理装置。
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