JP2003076684A - 文字処理方法および文字処理装置 - Google Patents
文字処理方法および文字処理装置Info
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- JP2003076684A JP2003076684A JP2001268745A JP2001268745A JP2003076684A JP 2003076684 A JP2003076684 A JP 2003076684A JP 2001268745 A JP2001268745 A JP 2001268745A JP 2001268745 A JP2001268745 A JP 2001268745A JP 2003076684 A JP2003076684 A JP 2003076684A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被濁音文字の後に付与すべき濁音符/半濁音
符を表現する1文字分の濁音記号を入力し、かつ、未確
定状態で一旦2文字分として扱うタイプにおいて、被濁
音文字、濁音文字および半濁音文字の相互間での修正が
容易になり、編集効率を向上できる文字処理方法および
文字処理装置を提供する。 【解決手段】 仮名入力において被濁音文字の直後に濁
音符/半濁音符を表現する1文字分の濁音記号を入力
し、かつ、未確定状態で一旦2文字分として扱い、それ
を確定することにより、1文字分の濁音文字/半濁音文
字の確定状態とする文字処理方法であって、1文字分の
濁音文字/半濁音文字を対象としてその確定状態を解除
する確定解除指示が指示されたときに、1文字分の濁音
文字/半濁音文字を、被濁音文字およびその直後の濁音
記号の合計2文字分に分解して未確定状態として置き換
えることを特徴とする。
符を表現する1文字分の濁音記号を入力し、かつ、未確
定状態で一旦2文字分として扱うタイプにおいて、被濁
音文字、濁音文字および半濁音文字の相互間での修正が
容易になり、編集効率を向上できる文字処理方法および
文字処理装置を提供する。 【解決手段】 仮名入力において被濁音文字の直後に濁
音符/半濁音符を表現する1文字分の濁音記号を入力
し、かつ、未確定状態で一旦2文字分として扱い、それ
を確定することにより、1文字分の濁音文字/半濁音文
字の確定状態とする文字処理方法であって、1文字分の
濁音文字/半濁音文字を対象としてその確定状態を解除
する確定解除指示が指示されたときに、1文字分の濁音
文字/半濁音文字を、被濁音文字およびその直後の濁音
記号の合計2文字分に分解して未確定状態として置き換
えることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平仮名または片仮
名の仮名入力により入力された文字を処理する文字処理
方法および文字処理装置に関する。
名の仮名入力により入力された文字を処理する文字処理
方法および文字処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる「仮名入力」が可能な文字処理
装置において、例えば「ば」のような濁音文字や「ぱ」
のような半濁音文字を入力する場合、一旦、「は」と入
力し、その直後に濁音符(゛)や半濁音符(゜)を入力
する。この場合の「は」のように、濁音符を付すことに
より濁音文字と成り得る文字(または半濁音符を付すこ
とにより半濁音文字と成り得る文字)を、以下、「被濁
音文字」と呼ぶ。すなわち、仮名入力においては、被濁
音文字の入力直後に濁音符や半濁音符を入力することに
より、濁音文字や半濁音文字を入力する。
装置において、例えば「ば」のような濁音文字や「ぱ」
のような半濁音文字を入力する場合、一旦、「は」と入
力し、その直後に濁音符(゛)や半濁音符(゜)を入力
する。この場合の「は」のように、濁音符を付すことに
より濁音文字と成り得る文字(または半濁音符を付すこ
とにより半濁音文字と成り得る文字)を、以下、「被濁
音文字」と呼ぶ。すなわち、仮名入力においては、被濁
音文字の入力直後に濁音符や半濁音符を入力することに
より、濁音文字や半濁音文字を入力する。
【0003】この場合、濁音文字や半濁音文字として確
定するまでの経過は、2つのタイプに大別される。一方
は、比較的高速・高機能の文字処理装置(ワープロ等)
におけるように、被濁音文字(例えば「は」)の後に濁
音符(゛)などが入力された直後に、単独の「゛」で表
示されることなく、被濁音文字(「は」)が直接「ば」
に変換されるタイプである。他方は、処理能力(処理速
度等)が比較的低い小型の文字処理装置(テープ印刷装
置等)におけるように、被濁音文字(「は」)の後に濁
音符(゛)などを表す1文字分の濁音記号が未確定(の
入力)状態で表示されるタイプであり、一旦、2文字分
として表示され、その後の操作(例えば選択キーの押
下)により、1文字分の濁音文字(「ば」)に変換され
る。例えば図17に示すように、「カバ」と入力すると
きには、一旦、「カハ」の2文字分+「゛」の未確定状
態の1文字分の合計3文字分となり(T120)、その
後の選択キー323の押下により確定される(T12
1)、あるいは印刷キー322の押下により確定状態に
移行するとともに印刷画像G0が(例えばテープに)印
刷される。
定するまでの経過は、2つのタイプに大別される。一方
は、比較的高速・高機能の文字処理装置(ワープロ等)
におけるように、被濁音文字(例えば「は」)の後に濁
音符(゛)などが入力された直後に、単独の「゛」で表
示されることなく、被濁音文字(「は」)が直接「ば」
に変換されるタイプである。他方は、処理能力(処理速
度等)が比較的低い小型の文字処理装置(テープ印刷装
置等)におけるように、被濁音文字(「は」)の後に濁
音符(゛)などを表す1文字分の濁音記号が未確定(の
入力)状態で表示されるタイプであり、一旦、2文字分
として表示され、その後の操作(例えば選択キーの押
下)により、1文字分の濁音文字(「ば」)に変換され
る。例えば図17に示すように、「カバ」と入力すると
きには、一旦、「カハ」の2文字分+「゛」の未確定状
態の1文字分の合計3文字分となり(T120)、その
後の選択キー323の押下により確定される(T12
1)、あるいは印刷キー322の押下により確定状態に
移行するとともに印刷画像G0が(例えばテープに)印
刷される。
【0004】ここで、後者のタイプの場合、小型故に比
較的表示画面が小さく(同図の例では3文字分の表示画
面)、被濁音文字+濁音記号の2文字分を早く1文字分
にまとめて表示したいこと、さらには早く1文字にまと
めることで前者のタイプの操作(処理)に近づけたいこ
と、などの理由から、上記の操作(濁音記号入力直後の
濁音記号の削除)以外の操作が行われた場合、1文字に
まとめる処理(1文字として確定させる:確定処理)を
行う。例えば図16に示すように、「パ」の未確定状態
(すなわち「ハ」+「゜」の未確定状態)から「リ」を
入力する(入れる)だけで、「パ」の確定処理を同時に
行うので、一旦、確定させる操作を行うことなく、「パ
リ」と入力できる。
較的表示画面が小さく(同図の例では3文字分の表示画
面)、被濁音文字+濁音記号の2文字分を早く1文字分
にまとめて表示したいこと、さらには早く1文字にまと
めることで前者のタイプの操作(処理)に近づけたいこ
と、などの理由から、上記の操作(濁音記号入力直後の
濁音記号の削除)以外の操作が行われた場合、1文字に
まとめる処理(1文字として確定させる:確定処理)を
行う。例えば図16に示すように、「パ」の未確定状態
(すなわち「ハ」+「゜」の未確定状態)から「リ」を
入力する(入れる)だけで、「パ」の確定処理を同時に
行うので、一旦、確定させる操作を行うことなく、「パ
リ」と入力できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、後者のタイ
プの場合、被濁音文字と濁音記号とを個別に2文字分と
して扱うので、例えば図14に示すように、1文字分の
濁音記号(ここでは「゛」の記号)がカーソルKの直前
に未確定状態で表示されているときには(T100)、
その濁音記号を削除する削除キー324の押下により
(あるいは濁音記号の入力を取り消す取消キー326の
押下などにより)、「バ」の未確定状態(すなわち
「ハ」+「゛」の未確定状態)から被濁音文字「ハ」の
単独の状態に容易に戻せる(T101:なお、図中の黒
地四角に白文字「1」のマーク白抜きは第1行の行頭を
示す行マークである)。これに対し、前者のタイプの場
合「バ」を「ハ」に戻すには「バ」を消して「ハ」を入
力し直す必要がある。
プの場合、被濁音文字と濁音記号とを個別に2文字分と
して扱うので、例えば図14に示すように、1文字分の
濁音記号(ここでは「゛」の記号)がカーソルKの直前
に未確定状態で表示されているときには(T100)、
その濁音記号を削除する削除キー324の押下により
(あるいは濁音記号の入力を取り消す取消キー326の
押下などにより)、「バ」の未確定状態(すなわち
「ハ」+「゛」の未確定状態)から被濁音文字「ハ」の
単独の状態に容易に戻せる(T101:なお、図中の黒
地四角に白文字「1」のマーク白抜きは第1行の行頭を
示す行マークである)。これに対し、前者のタイプの場
合「バ」を「ハ」に戻すには「バ」を消して「ハ」を入
力し直す必要がある。
【0006】このため、後者のタイプの場合、未確定状
態からであれば、例えば濁音文字と半濁音文字の交換
(例えば「バ」を「パ」に修正すること)も容易である
(T102)。すなわち、この点は、後者のタイプの利
点となっている。にも拘わらず、上述の理由から、確定
処理を急いで行うとともに、一旦、確定されると未確定
状態に戻すことができないので、後者のタイプの上記利
点が生かされていない。
態からであれば、例えば濁音文字と半濁音文字の交換
(例えば「バ」を「パ」に修正すること)も容易である
(T102)。すなわち、この点は、後者のタイプの利
点となっている。にも拘わらず、上述の理由から、確定
処理を急いで行うとともに、一旦、確定されると未確定
状態に戻すことができないので、後者のタイプの上記利
点が生かされていない。
【0007】本発明は、1文字分の被濁音文字の後にそ
れに付与すべき濁音符または半濁音符を表現する1文字
分の濁音記号を入力し、かつ、未確定状態で一旦2文字
分として扱うタイプにおいて、被濁音文字、それに濁音
符を付与した濁音文字および半濁音符を付与した半濁音
文字の相互間での修正が容易になり、編集効率を向上で
きる文字処理方法および文字処理装置を提供することを
目的とする。
れに付与すべき濁音符または半濁音符を表現する1文字
分の濁音記号を入力し、かつ、未確定状態で一旦2文字
分として扱うタイプにおいて、被濁音文字、それに濁音
符を付与した濁音文字および半濁音符を付与した半濁音
文字の相互間での修正が容易になり、編集効率を向上で
きる文字処理方法および文字処理装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の文字
処理方法は、仮名入力において1文字分の被濁音文字の
直後にそれに付与すべき濁音符または半濁音符を表現す
る1文字分の濁音記号を入力し、かつ、未確定状態で一
旦2文字分として扱い、それを確定することにより、1
文字分の濁音文字または半濁音文字の確定状態とする文
字処理方法であって、1文字分の前記濁音文字または前
記半濁音文字を対象としてその確定状態を解除する確定
解除指示が指示されたときに、1文字分の前記濁音文字
または前記半濁音文字を、前記被濁音文字およびその直
後の前記濁音記号の合計2文字分に分解して未確定状態
として置き換えることを特徴とする。
処理方法は、仮名入力において1文字分の被濁音文字の
直後にそれに付与すべき濁音符または半濁音符を表現す
る1文字分の濁音記号を入力し、かつ、未確定状態で一
旦2文字分として扱い、それを確定することにより、1
文字分の濁音文字または半濁音文字の確定状態とする文
字処理方法であって、1文字分の前記濁音文字または前
記半濁音文字を対象としてその確定状態を解除する確定
解除指示が指示されたときに、1文字分の前記濁音文字
または前記半濁音文字を、前記被濁音文字およびその直
後の前記濁音記号の合計2文字分に分解して未確定状態
として置き換えることを特徴とする。
【0009】また、請求項2の文字処理装置は、濁音符
または半濁音符を付与することにより濁音文字または半
濁音文字となり得る被濁音文字を仮名入力する被濁音文
字入力手段と、入力された被濁音文字に付与すべき前記
濁音符または前記半濁音符を表現する1文字分の濁音記
号を、前記濁音符または前記半濁音符の未確定状態とし
て前記被濁音文字の直後に入力する濁音記号入力手段
と、前記被濁音文字およびその直後の前記濁音記号の合
計2文字分の代わりに、1文字分の前記濁音文字または
前記半濁音文字を確定状態として置き換える濁音確定手
段と、を備えた文字処理装置であって、1文字分の前記
濁音文字または前記半濁音文字を対象としてその確定状
態を解除する確定解除指示を指示可能な確定解除指示手
段と、前記確定解除指示が指示されたときに、1文字分
の前記濁音文字または前記半濁音文字を、前記被濁音文
字およびその直後の前記濁音記号の合計2文字分に分解
して未確定状態として置き換える確定状態解除手段と、
を備えたことを特徴とする。
または半濁音符を付与することにより濁音文字または半
濁音文字となり得る被濁音文字を仮名入力する被濁音文
字入力手段と、入力された被濁音文字に付与すべき前記
濁音符または前記半濁音符を表現する1文字分の濁音記
号を、前記濁音符または前記半濁音符の未確定状態とし
て前記被濁音文字の直後に入力する濁音記号入力手段
と、前記被濁音文字およびその直後の前記濁音記号の合
計2文字分の代わりに、1文字分の前記濁音文字または
前記半濁音文字を確定状態として置き換える濁音確定手
段と、を備えた文字処理装置であって、1文字分の前記
濁音文字または前記半濁音文字を対象としてその確定状
態を解除する確定解除指示を指示可能な確定解除指示手
段と、前記確定解除指示が指示されたときに、1文字分
の前記濁音文字または前記半濁音文字を、前記被濁音文
字およびその直後の前記濁音記号の合計2文字分に分解
して未確定状態として置き換える確定状態解除手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0010】この文字処理方法および文字処理装置で
は、基本的には、1文字分の被濁音文字を仮名入力し、
その直後に、濁音符(゛)または半濁音符(゜)を表現
する1文字分の濁音記号を(未確定)入力し、被濁音文
字およびその直後の濁音記号の合計2文字分の代わり
に、1文字分の濁音文字または半濁音文字として確定す
る。ただし、ここでは、濁音文字や半濁音文字を対象と
してその確定状態を解除する確定解除指示が指示可能で
あり、確定解除指示が指示されたときに、1文字分の濁
音文字や半濁音文字を、被濁音文字+濁音記号の合計2
文字分に分解して未確定状態として置き換える(未確定
状態に戻す)。すなわち、一旦、1文字として確定され
た濁音文字や半濁音文字を、2文字分から成る未確定状
態に戻すことができるので、その未確定状態からのやり
直しが容易にできる。この結果、被濁音文字、それに濁
音符を付与した濁音文字および半濁音符を付与した半濁
音文字の相互間での修正が容易になり、濁音文字や半濁
音文字に対して、誤操作等による誤処理を容易に修正で
き、編集効率を向上できる。
は、基本的には、1文字分の被濁音文字を仮名入力し、
その直後に、濁音符(゛)または半濁音符(゜)を表現
する1文字分の濁音記号を(未確定)入力し、被濁音文
字およびその直後の濁音記号の合計2文字分の代わり
に、1文字分の濁音文字または半濁音文字として確定す
る。ただし、ここでは、濁音文字や半濁音文字を対象と
してその確定状態を解除する確定解除指示が指示可能で
あり、確定解除指示が指示されたときに、1文字分の濁
音文字や半濁音文字を、被濁音文字+濁音記号の合計2
文字分に分解して未確定状態として置き換える(未確定
状態に戻す)。すなわち、一旦、1文字として確定され
た濁音文字や半濁音文字を、2文字分から成る未確定状
態に戻すことができるので、その未確定状態からのやり
直しが容易にできる。この結果、被濁音文字、それに濁
音符を付与した濁音文字および半濁音符を付与した半濁
音文字の相互間での修正が容易になり、濁音文字や半濁
音文字に対して、誤操作等による誤処理を容易に修正で
き、編集効率を向上できる。
【0011】また、請求項2の文字処理装置において、
確定解除指示手段は、任意の時点で任意の文字を対象文
字として指定可能な対象文字指定手段を有し、前記確定
状態解除手段は、前記確定解除指示が指示され、かつ、
指定された対象文字が1文字分の濁音文字または半濁音
文字であったときに、それを2文字分に分解して未確定
状態として置き換えることが好ましい。
確定解除指示手段は、任意の時点で任意の文字を対象文
字として指定可能な対象文字指定手段を有し、前記確定
状態解除手段は、前記確定解除指示が指示され、かつ、
指定された対象文字が1文字分の濁音文字または半濁音
文字であったときに、それを2文字分に分解して未確定
状態として置き換えることが好ましい。
【0012】この文字処理装置では、任意の文字を対象
文字として任意の時点で指定可能な(例えばカーソル等
の)対象文字指定手段を有しているので、任意の時点で
被濁音文字(「ハ」)、濁音文字(例えば「バ」)また
は半濁音文字(例えば「パ」)を指定して修正できるの
で、操作性および編集の自由度を向上できる。
文字として任意の時点で指定可能な(例えばカーソル等
の)対象文字指定手段を有しているので、任意の時点で
被濁音文字(「ハ」)、濁音文字(例えば「バ」)また
は半濁音文字(例えば「パ」)を指定して修正できるの
で、操作性および編集の自由度を向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
テープ印刷装置について、添付図面を参照しながら詳細
に説明する。
テープ印刷装置について、添付図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0014】図1は、テープ印刷装置1の全体斜視図で
あり、図2は、テープ印刷装置1の装置ケースを省略し
て裏側から見た全体底面図であり、図3は、全体断面図
であり、図4は、ブロック図である。このテープ印刷装
置1は、テープTを収容したテープカートリッジCを着
脱自在に装着し、テープカートリッジCからテープTを
送り出しながら、ユーザによって入力された印刷データ
に基づいて、文字、記号、図形および装飾等の印刷を行
い、その印刷済み部分を印刷データに基づいて算出した
テープ長となるように切断して、ラベルを作成するもの
である。
あり、図2は、テープ印刷装置1の装置ケースを省略し
て裏側から見た全体底面図であり、図3は、全体断面図
であり、図4は、ブロック図である。このテープ印刷装
置1は、テープTを収容したテープカートリッジCを着
脱自在に装着し、テープカートリッジCからテープTを
送り出しながら、ユーザによって入力された印刷データ
に基づいて、文字、記号、図形および装飾等の印刷を行
い、その印刷済み部分を印刷データに基づいて算出した
テープ長となるように切断して、ラベルを作成するもの
である。
【0015】図1ないし図3に示すように、テープ印刷
装置1は、装置ケース2により全体として平面視卵形に
外殻が形成され、その前部上面には各種入力キーから成
るキーボード3を備え、後部上面にはLCD等から成る
ディスプレイ4が配設されている。装置ケース2は、上
面を構成する上ケース2aと、上ケース2aに溶着した
中間に位置する中ケース2bと、下面を構成する下ケー
ス2cとで構成され、下ケース2cは、中ケース2bに
対し取り外し可能に構成され、下面側からテープカート
リッジCと電池Eが着脱自在に装着され、このテープカ
ートリッジC内に印刷対象物となる剥離紙付きのテープ
Tが繰り出し自在に収容されている。また、装置ケース
2の後側部には、装置ケース2の外側に突出すると共に
側面に沿って前方に湾曲して延在する手動操作レバー2
1が取り付けられている。さらに、下面内側には、手前
に3本および奥側に3本の電池Eを段違いに収容する電
池収容部23と、奥側にテープカートリッジCを着脱自
在に収容するポケット6が形成されている。
装置1は、装置ケース2により全体として平面視卵形に
外殻が形成され、その前部上面には各種入力キーから成
るキーボード3を備え、後部上面にはLCD等から成る
ディスプレイ4が配設されている。装置ケース2は、上
面を構成する上ケース2aと、上ケース2aに溶着した
中間に位置する中ケース2bと、下面を構成する下ケー
ス2cとで構成され、下ケース2cは、中ケース2bに
対し取り外し可能に構成され、下面側からテープカート
リッジCと電池Eが着脱自在に装着され、このテープカ
ートリッジC内に印刷対象物となる剥離紙付きのテープ
Tが繰り出し自在に収容されている。また、装置ケース
2の後側部には、装置ケース2の外側に突出すると共に
側面に沿って前方に湾曲して延在する手動操作レバー2
1が取り付けられている。さらに、下面内側には、手前
に3本および奥側に3本の電池Eを段違いに収容する電
池収容部23と、奥側にテープカートリッジCを着脱自
在に収容するポケット6が形成されている。
【0016】また、図4に示すように、基本的な構成と
して、キーボード3やディスプレイ4を有してユーザと
のインタフェースを行う操作部110、印刷ヘッド(サ
ーマルヘッド)7やテープ送りモータ8を有してポケッ
ト6内に装着したテープカートリッジCのテープTに印
刷を行う印刷部120、各種ドライバを有して各部回路
を駆動する駆動部130、印刷後のテープTの切断を行
う切断部140、および、各部を制御する制御部200
を備えている。このため、装置ケース2の内部には、印
刷部120、切断部140などの他、図外の回路基板が
収納され、この回路基板には、電源ユニットの他、駆動
部130や制御部200の各回路などが搭載されてい
る。
して、キーボード3やディスプレイ4を有してユーザと
のインタフェースを行う操作部110、印刷ヘッド(サ
ーマルヘッド)7やテープ送りモータ8を有してポケッ
ト6内に装着したテープカートリッジCのテープTに印
刷を行う印刷部120、各種ドライバを有して各部回路
を駆動する駆動部130、印刷後のテープTの切断を行
う切断部140、および、各部を制御する制御部200
を備えている。このため、装置ケース2の内部には、印
刷部120、切断部140などの他、図外の回路基板が
収納され、この回路基板には、電源ユニットの他、駆動
部130や制御部200の各回路などが搭載されてい
る。
【0017】印刷部120には、テープカートリッジC
を装着するポケット6が設けられ、ポケット6には、テ
ープカートリッジCの装着を案内するガイド突起27
と、テープカートリッジCの被駆動部に回転動力を付与
するプラテン駆動軸28およびリボン巻取軸29と、プ
ラテン駆動軸28に対峙して印刷ヘッド7を備えたヘッ
ドユニット9とが垂設されている。
を装着するポケット6が設けられ、ポケット6には、テ
ープカートリッジCの装着を案内するガイド突起27
と、テープカートリッジCの被駆動部に回転動力を付与
するプラテン駆動軸28およびリボン巻取軸29と、プ
ラテン駆動軸28に対峙して印刷ヘッド7を備えたヘッ
ドユニット9とが垂設されている。
【0018】一方、テープカートリッジCには、テープ
リール57に巻回されたテープTの他、テープTと同様
にその幅方向を上下に位置させた縦姿勢で長手方向に沿
って送られるインクリボンR、プラテン駆動軸28に係
合するプラテン58などが搭載されている。また、プラ
テン58の近傍には、印刷ヘッド7が臨むヘッド開口5
5が形成されている。インクリボンRは、プラテン58
(印刷ヘッド7)の位置(印刷位置7a)でテープTに
重なって併走し、その後、リボン巻取軸29が係合する
リボン巻取リール59に巻き取られる。また、テープT
は、テープカートリッジCのケース側部に形成したスリ
ット開口を通過して、テープ排出口25から送り出され
る。なお、テープカートリッジCには、収容するテープ
Tの幅として、6〔mm〕、9〔mm〕、12〔mm〕
および18〔mm〕の4種類のものが用意されている。
リール57に巻回されたテープTの他、テープTと同様
にその幅方向を上下に位置させた縦姿勢で長手方向に沿
って送られるインクリボンR、プラテン駆動軸28に係
合するプラテン58などが搭載されている。また、プラ
テン58の近傍には、印刷ヘッド7が臨むヘッド開口5
5が形成されている。インクリボンRは、プラテン58
(印刷ヘッド7)の位置(印刷位置7a)でテープTに
重なって併走し、その後、リボン巻取軸29が係合する
リボン巻取リール59に巻き取られる。また、テープT
は、テープカートリッジCのケース側部に形成したスリ
ット開口を通過して、テープ排出口25から送り出され
る。なお、テープカートリッジCには、収容するテープ
Tの幅として、6〔mm〕、9〔mm〕、12〔mm〕
および18〔mm〕の4種類のものが用意されている。
【0019】切断部140は、テープ排出口25に臨ん
で左右方向にスライド自在なカッタ26と、カッタ26
の後側に重なってカッタ26と共にスライドするテープ
押え部材41と、カッタ26を切断動作させる手動操作
レバー21と、手動操作レバー21とカッタ26との間
に介設した回動アーム42と、で構成されている。この
場合、手動操作レバー21のレバー操作により回動アー
ム42が回動し、この回動アーム42によりカッタ26
およびテープ押え部材41がスライドして、テープTを
押えた状態で押切り式の切断が行われる。回動アーム4
2を介して手動操作レバー21から押込み力を伝達され
ると、カッタ26と共にテープ押え部材41が先方にス
ライド移動を開始する。
で左右方向にスライド自在なカッタ26と、カッタ26
の後側に重なってカッタ26と共にスライドするテープ
押え部材41と、カッタ26を切断動作させる手動操作
レバー21と、手動操作レバー21とカッタ26との間
に介設した回動アーム42と、で構成されている。この
場合、手動操作レバー21のレバー操作により回動アー
ム42が回動し、この回動アーム42によりカッタ26
およびテープ押え部材41がスライドして、テープTを
押えた状態で押切り式の切断が行われる。回動アーム4
2を介して手動操作レバー21から押込み力を伝達され
ると、カッタ26と共にテープ押え部材41が先方にス
ライド移動を開始する。
【0020】カッタ刃43の先端に対しテープ押え部材
41のテープ押え面部45は、スライド方向(切断方
向)にわずかに突出しており、この移動に伴って、カッ
タ刃43に先行するように、テープ押え部材41が、テ
ープTを押し挟むようにして突き当たる。これにより、
テープ押え部材41は移動を停止するが、カッタ26
は、ばね46を押し縮めるようにして、テープTに切り
込んでゆく。この場合、カッタ刃43は、テープTを幅
方向上から下に向かって、押切り形式で徐々に切り込ん
でゆき、テープTを切断する。このとき、送り方向下流
側で、テープ押え部材41が、押し縮められたばね46
の付勢力によりテープTを強く挟み込んで押えているた
め、テープTを安定して切断することができる。カッタ
刃43の刃先がスリット24の位置をオーバーランして
テープTが完全に切断されると、手動操作レバー21が
度あたり状態となり、更なる切込み動作が阻止される。
41のテープ押え面部45は、スライド方向(切断方
向)にわずかに突出しており、この移動に伴って、カッ
タ刃43に先行するように、テープ押え部材41が、テ
ープTを押し挟むようにして突き当たる。これにより、
テープ押え部材41は移動を停止するが、カッタ26
は、ばね46を押し縮めるようにして、テープTに切り
込んでゆく。この場合、カッタ刃43は、テープTを幅
方向上から下に向かって、押切り形式で徐々に切り込ん
でゆき、テープTを切断する。このとき、送り方向下流
側で、テープ押え部材41が、押し縮められたばね46
の付勢力によりテープTを強く挟み込んで押えているた
め、テープTを安定して切断することができる。カッタ
刃43の刃先がスリット24の位置をオーバーランして
テープTが完全に切断されると、手動操作レバー21が
度あたり状態となり、更なる切込み動作が阻止される。
【0021】ここでユーザが手動操作レバー21を戻す
と、カッタ26がテープ押え部材41に先行して戻り動
作に移行し、回動アーム42の基部に取り付けられたコ
イルバネ84の回転力により、こんどはテープ押え部材
41を伴って、戻り方向にスライド移動する。そして、
テープ押え部材41の上下に形成された一対のガイド片
部が、カッタ支持フレーム44に形成された一対のガイ
ド溝の終端に達して、戻り方向にスライド移動が停止す
る。また、テープ押え部材41がテープTから離れた瞬
間に、テープT(ラベル)がその自重によりテープ排出
口25から排出する。なお、テープ長tが短い場合(排
出位置25aからの露出長さが短い場合)や作業上ラベ
ルを下に落としたくない場合には、ユーザがテープTの
先端部を指で抓んだ状態で、切断動作を行うことによ
り、確実にかつ落とすことなく、テープT(ラベル)を
装置外に排出させることができる。
と、カッタ26がテープ押え部材41に先行して戻り動
作に移行し、回動アーム42の基部に取り付けられたコ
イルバネ84の回転力により、こんどはテープ押え部材
41を伴って、戻り方向にスライド移動する。そして、
テープ押え部材41の上下に形成された一対のガイド片
部が、カッタ支持フレーム44に形成された一対のガイ
ド溝の終端に達して、戻り方向にスライド移動が停止す
る。また、テープ押え部材41がテープTから離れた瞬
間に、テープT(ラベル)がその自重によりテープ排出
口25から排出する。なお、テープ長tが短い場合(排
出位置25aからの露出長さが短い場合)や作業上ラベ
ルを下に落としたくない場合には、ユーザがテープTの
先端部を指で抓んだ状態で、切断動作を行うことによ
り、確実にかつ落とすことなく、テープT(ラベル)を
装置外に排出させることができる。
【0022】駆動部130は、ディスプレイドライバ1
31と、ヘッドドライバ132と、テープ送りモータド
ライバ133とを備えている。ディスプレイドライバ1
31は、制御部200から出力される制御信号に基づ
き、その指示にしたがって、操作部110のディスプレ
イ4を駆動する。同様に、ヘッドドライバ132は、制
御部200の指示にしたがって、印刷部120の印刷ヘ
ッド7を駆動する。また、テープ送りモータドライバ1
33は、同様に、制御部200の指示にしたがって、印
刷部120のテープ送りモータ8を駆動する
31と、ヘッドドライバ132と、テープ送りモータド
ライバ133とを備えている。ディスプレイドライバ1
31は、制御部200から出力される制御信号に基づ
き、その指示にしたがって、操作部110のディスプレ
イ4を駆動する。同様に、ヘッドドライバ132は、制
御部200の指示にしたがって、印刷部120の印刷ヘ
ッド7を駆動する。また、テープ送りモータドライバ1
33は、同様に、制御部200の指示にしたがって、印
刷部120のテープ送りモータ8を駆動する
【0023】操作部110は、キーボード3とディスプ
レイ4とを備えている。ディスプレイ4は、3キャラク
タ(以下単に「文字」)分を表示可能な表示画面を有し
(図5参照)、ユーザがキーボード3からデータを入力
して、文字列画像データなどの印刷画像データを作成・
編集したり、その結果等を視認したり、キーボード3か
ら各種指令・選択指示等を入力したりする際などに用い
られる。
レイ4とを備えている。ディスプレイ4は、3キャラク
タ(以下単に「文字」)分を表示可能な表示画面を有し
(図5参照)、ユーザがキーボード3からデータを入力
して、文字列画像データなどの印刷画像データを作成・
編集したり、その結果等を視認したり、キーボード3か
ら各種指令・選択指示等を入力したりする際などに用い
られる。
【0024】キーボード3には、アルファベットキー
群、数字キー群、および平仮名や片仮名等の仮名キー群
等を含む文字キー群31の他、各種の動作モードなどを
指定するための機能キー群32などが配列されている。
機能キー群32には、機能キー群32には、図外の電源
キー、印刷動作を指示するための印刷キー、並びに、テ
キスト入力時のデータ確定や改行および選択画面におけ
る各種モードの選択指示のための選択キー323が含ま
れる。
群、数字キー群、および平仮名や片仮名等の仮名キー群
等を含む文字キー群31の他、各種の動作モードなどを
指定するための機能キー群32などが配列されている。
機能キー群32には、機能キー群32には、図外の電源
キー、印刷動作を指示するための印刷キー、並びに、テ
キスト入力時のデータ確定や改行および選択画面におけ
る各種モードの選択指示のための選択キー323が含ま
れる。
【0025】また、機能キー群32には、さらに、左
(「←」)方向へのカーソル移動を行うためのカーソル
キー330L(ただし、本実施形態では上(「↑」)の
行も左側に並ぶので、上の行へ移動させる(カーソル
「↑」キー330Uの)意味も含めて、適宜、カーソル
キー330ULといい、左上向きの黒三角表示のキーで
図示する:図6参照)、および、右(「→」)方向への
カーソル移動を行うためのカーソルキー330R(ただ
し、下(「↓」)の行も右側に並ぶので、下の行へ移動
させる(カーソル「↓」キー330Dの)意味も含め
て、適宜、カーソルキー330DRといい、右下向きの
黒三角表示のキーで図示する:図6参照)が含まれる。
また、これらを代表するときは「カーソルキー330」
という。
(「←」)方向へのカーソル移動を行うためのカーソル
キー330L(ただし、本実施形態では上(「↑」)の
行も左側に並ぶので、上の行へ移動させる(カーソル
「↑」キー330Uの)意味も含めて、適宜、カーソル
キー330ULといい、左上向きの黒三角表示のキーで
図示する:図6参照)、および、右(「→」)方向への
カーソル移動を行うためのカーソルキー330R(ただ
し、下(「↓」)の行も右側に並ぶので、下の行へ移動
させる(カーソル「↓」キー330Dの)意味も含め
て、適宜、カーソルキー330DRといい、右下向きの
黒三角表示のキーで図示する:図6参照)が含まれる。
また、これらを代表するときは「カーソルキー330」
という。
【0026】また、機能キー群32には、さらに、仮名
入力における「゛」(濁音符)の濁音記号キー32B、
「゜」(半濁音符)の濁音記号キー32P、1文字削除
あるいは全文消去を指示するための削除キー324、濁
音文字または半濁音文字の確定状態を解除して、2文字
分の未確定状態に戻す解除キー325、各種指示を取り
消すための取消キー326、書体・スタイル・文字装飾
等を設定するための設定モードに切り換えるためのモー
ドキー329、ファイル操作のためのファイルキーなど
が含まれる。なお、当然ながら、一般的なキーボードと
同様に、これらのキー入力は、各キー入力毎に個別にキ
ーを設けて入力しても良いし、シフトキー等と組み合わ
せてより少ない数のキーを用いて入力しても良い。ここ
では、理解を容易にするために上記の分だけキーがある
ものとして説明する。図1に示すように、キーボード3
は、上述のような種々の指令およびデータを制御部20
0に入力する。
入力における「゛」(濁音符)の濁音記号キー32B、
「゜」(半濁音符)の濁音記号キー32P、1文字削除
あるいは全文消去を指示するための削除キー324、濁
音文字または半濁音文字の確定状態を解除して、2文字
分の未確定状態に戻す解除キー325、各種指示を取り
消すための取消キー326、書体・スタイル・文字装飾
等を設定するための設定モードに切り換えるためのモー
ドキー329、ファイル操作のためのファイルキーなど
が含まれる。なお、当然ながら、一般的なキーボードと
同様に、これらのキー入力は、各キー入力毎に個別にキ
ーを設けて入力しても良いし、シフトキー等と組み合わ
せてより少ない数のキーを用いて入力しても良い。ここ
では、理解を容易にするために上記の分だけキーがある
ものとして説明する。図1に示すように、キーボード3
は、上述のような種々の指令およびデータを制御部20
0に入力する。
【0027】制御部200は、RAM240や周辺制御
回路(P−CON)250を内蔵するCPU210と、
ROM220とを備え、互いに内部接続されている。R
OM220は、CPU210で処理する制御プログラム
を記憶する制御プログラム領域221の他、色変換テー
ブルや文字修飾テーブルなどを含む制御データを記憶す
る制御データ領域222およびキャラクタジェネレータ
ROM(CG−ROM)領域223を有している。CG
−ROM領域223は、文字、記号、図形等のフォント
データを記憶していて、文字等を特定するコードデータ
が与えられたときに、対応するフォントデータを出力す
る。
回路(P−CON)250を内蔵するCPU210と、
ROM220とを備え、互いに内部接続されている。R
OM220は、CPU210で処理する制御プログラム
を記憶する制御プログラム領域221の他、色変換テー
ブルや文字修飾テーブルなどを含む制御データを記憶す
る制御データ領域222およびキャラクタジェネレータ
ROM(CG−ROM)領域223を有している。CG
−ROM領域223は、文字、記号、図形等のフォント
データを記憶していて、文字等を特定するコードデータ
が与えられたときに、対応するフォントデータを出力す
る。
【0028】RAM240は、電源オフ時にも図外のバ
ックアップ回路によって電源の供給を受けており、各種
レジスタ群241、キーボード10からの文字等のテキ
ストデータを記憶する編集テキストデータ領域242、
ディスプレイ4の表示画像データを記憶する表示画像デ
ータ領域243、印刷画像データを記憶する印刷画像デ
ータ領域244の他、印刷バッファなどの各種バッファ
領域245などの領域を有して、作業領域として使用さ
れる。P−CON250には、周辺回路とのインタフェ
ース信号を取り扱うための論理回路が組み込まれ、キー
ボード3と接続されて、各種指令や入力データなどをそ
のままあるいは加工して取り込むとともに、データや制
御信号を、そのままあるいは加工して駆動部130に出
力する。
ックアップ回路によって電源の供給を受けており、各種
レジスタ群241、キーボード10からの文字等のテキ
ストデータを記憶する編集テキストデータ領域242、
ディスプレイ4の表示画像データを記憶する表示画像デ
ータ領域243、印刷画像データを記憶する印刷画像デ
ータ領域244の他、印刷バッファなどの各種バッファ
領域245などの領域を有して、作業領域として使用さ
れる。P−CON250には、周辺回路とのインタフェ
ース信号を取り扱うための論理回路が組み込まれ、キー
ボード3と接続されて、各種指令や入力データなどをそ
のままあるいは加工して取り込むとともに、データや制
御信号を、そのままあるいは加工して駆動部130に出
力する。
【0029】そして、CPU210は、上記の構成によ
り、ROM220内の制御プログラムに従って、P−C
ON250を介して各種指令、各種データ等を入力し、
CG−ROM230からのフォントデータ、RAM24
0内の各種データ等を処理し、P−CON250を介し
て駆動部130に制御信号を出力することにより、テー
プ送りモータ8の駆動制御やディスプレイ4の表示制御
等を行うとともに、印刷ヘッド7を制御して所定の印刷
条件でテープTに印刷するなど、テープ印刷装置1全体
を制御している。
り、ROM220内の制御プログラムに従って、P−C
ON250を介して各種指令、各種データ等を入力し、
CG−ROM230からのフォントデータ、RAM24
0内の各種データ等を処理し、P−CON250を介し
て駆動部130に制御信号を出力することにより、テー
プ送りモータ8の駆動制御やディスプレイ4の表示制御
等を行うとともに、印刷ヘッド7を制御して所定の印刷
条件でテープTに印刷するなど、テープ印刷装置1全体
を制御している。
【0030】上述のように、テープ印刷装置1は、全体
として所定の厚みを有して形成されており、片手で簡単
に把持して持ち運び可能となるように、小型に形成され
ている。また、使用に際しては、装置本体を両手で包み
込むように把持した状態で、両手の親指等でキーボード
3をキー操作することで所望の文字等を入力するように
する。さらに、印刷完了後において、テープTを切断す
る場合には、この把持した状態で、右手人差し指或いは
中指等で手動操作レバー21を手前内側に回動操作す
る。
として所定の厚みを有して形成されており、片手で簡単
に把持して持ち運び可能となるように、小型に形成され
ている。また、使用に際しては、装置本体を両手で包み
込むように把持した状態で、両手の親指等でキーボード
3をキー操作することで所望の文字等を入力するように
する。さらに、印刷完了後において、テープTを切断す
る場合には、この把持した状態で、右手人差し指或いは
中指等で手動操作レバー21を手前内側に回動操作す
る。
【0031】このテープ印刷装置1を使用する場合に
は、まず、装置本体を裏側に反転して下ケース2cを取
り外し、ポケット6にテープカートリッジCを装着する
と、テープTの繰り出し端部およびインクリボンRが、
プラテン58と印刷ヘッド7の間に挿入され、且つプラ
テン58がプラテン駆動軸28に、リボン巻取リール5
9がリボン巻取軸19に係合する。そして、下ケース2
cを中ケース2bに取り付けると、テープTおよびイン
クリボンRを挟むように、印刷ヘッド7が回動して、プ
ラテン58に当接し印刷待機状態となる。
は、まず、装置本体を裏側に反転して下ケース2cを取
り外し、ポケット6にテープカートリッジCを装着する
と、テープTの繰り出し端部およびインクリボンRが、
プラテン58と印刷ヘッド7の間に挿入され、且つプラ
テン58がプラテン駆動軸28に、リボン巻取リール5
9がリボン巻取軸19に係合する。そして、下ケース2
cを中ケース2bに取り付けると、テープTおよびイン
クリボンRを挟むように、印刷ヘッド7が回動して、プ
ラテン58に当接し印刷待機状態となる。
【0032】次に、装置本体を表裏反転させ、これを両
手に把持した状態で入力の準備を行う。ここで、電源キ
ーを押釦してONし、ディスプレイ4を参照しながらキ
ーボード3を操作して、まずテープカートリッジCの種
別情報を入力する。テープカートリッジCの種別認識
後、キーボード3を操作して、所望の文字等を入力・編
集し、印刷実行を指令する。
手に把持した状態で入力の準備を行う。ここで、電源キ
ーを押釦してONし、ディスプレイ4を参照しながらキ
ーボード3を操作して、まずテープカートリッジCの種
別情報を入力する。テープカートリッジCの種別認識
後、キーボード3を操作して、所望の文字等を入力・編
集し、印刷実行を指令する。
【0033】印刷実行が指令されると、テープTおよび
インクリボンRが同時に送られ、印刷ヘッド7が適宜発
熱駆動することにより、インクリボンRのインクが熱転
写してテープTに印刷が行われる。印刷後のインクリボ
ンRは、テープカートリッジ4内で巻き取られるが、印
刷後のテープTは、テープ排出口25(排出位置25
a)から送り出されてゆく。テープTの送り停止を待っ
て、ユーザにより手動操作レバー21のレバー操作が為
されると、スライド移動したテープ押え部材41がテー
プTを挟み込んで押えた後、後行してスライド移動して
きたカッタ26により、テープTの印刷済み部分が切り
落とされる。
インクリボンRが同時に送られ、印刷ヘッド7が適宜発
熱駆動することにより、インクリボンRのインクが熱転
写してテープTに印刷が行われる。印刷後のインクリボ
ンRは、テープカートリッジ4内で巻き取られるが、印
刷後のテープTは、テープ排出口25(排出位置25
a)から送り出されてゆく。テープTの送り停止を待っ
て、ユーザにより手動操作レバー21のレバー操作が為
されると、スライド移動したテープ押え部材41がテー
プTを挟み込んで押えた後、後行してスライド移動して
きたカッタ26により、テープTの印刷済み部分が切り
落とされる。
【0034】前述のように、本実施形態のテープ印刷装
置1は、携帯型のテープ印刷装置であり、ディスプレイ
4は、ごく小さな表示画面(具体的には3文字分のみを
表示可能な表示画面)しか有しない。そこで、まず、表
示および編集の対象となるテキストデータ(のフォーマ
ット:いわゆるデータ構造)は、初期状態では、図5
(a)に示すようになっていて、ディスプレイ4では、
それに対応して、同図(b)に示すように表示される
(画面T00:以下、ディスプレイ4の表示画面の表示
状態を画面T××で表現し、参照番号としてはT××の
みで示す。また、カーソル位置はカーソルKで図示す
る。ただし、本実施形態のカーソルKは表示画面内の2
文字目の右側に固定表示され、編集対象の文字等が相対
的に移動することにより、カーソルとしての役目を果た
す)。同図(a)のIndex=0(以下、In[0]
のように示す)の値は、暫定設定値であり(以下、In
[0]=「暫定設定値」のように示す)、同様に、In
[1]=「書式」、In[2]=「スタイル」、In
[3]=「第1行頭」を示し、これらはいずれも2バイ
ト(16ビット)の数値で表現されている。
置1は、携帯型のテープ印刷装置であり、ディスプレイ
4は、ごく小さな表示画面(具体的には3文字分のみを
表示可能な表示画面)しか有しない。そこで、まず、表
示および編集の対象となるテキストデータ(のフォーマ
ット:いわゆるデータ構造)は、初期状態では、図5
(a)に示すようになっていて、ディスプレイ4では、
それに対応して、同図(b)に示すように表示される
(画面T00:以下、ディスプレイ4の表示画面の表示
状態を画面T××で表現し、参照番号としてはT××の
みで示す。また、カーソル位置はカーソルKで図示す
る。ただし、本実施形態のカーソルKは表示画面内の2
文字目の右側に固定表示され、編集対象の文字等が相対
的に移動することにより、カーソルとしての役目を果た
す)。同図(a)のIndex=0(以下、In[0]
のように示す)の値は、暫定設定値であり(以下、In
[0]=「暫定設定値」のように示す)、同様に、In
[1]=「書式」、In[2]=「スタイル」、In
[3]=「第1行頭」を示し、これらはいずれも2バイ
ト(16ビット)の数値で表現されている。
【0035】これらのうち、In[1]=「書式」は、
いわゆる「書式」を示し、通常(機能の高いテープ印刷
装置等では)、定長印刷(各種ファイル、FD、CD、
ビデオ/音響テープなどの定型の他、任意設定の定長印
刷を含む)、地紋(背景に印刷する地模様)、余白(前
余白、後余白、自動による多目、少な目、普通、その他
任意設定)および鏡文字の適否などの設定値を示す。ま
た、In[2]=「スタイル」は、いわゆる「スタイ
ル」の設定値であり、外枠の有無、縦・横(縦書き/横
書き)、サイズ(ここでは行数)、行サイズ等の設定値
を示す。次に、In[0]=「暫定設定値」およびIn
[3]=「第1行頭」の仕様では、最初の「データ識
別」(4ビット)により、その部分(データ)が「暫定
モード」なのか「行頭」なのか(すなわち、そのデータ
が文書全体に暫定的に(デフォルト値として)設定され
た「暫定設定値」を示すのか、あるいは個別の行に対す
る設定値を示すのか)を示す。続く5ビットは、いわゆ
る「書体」の選択肢の設定値を示し、次の3ビットはい
わゆる「装飾」の設定値を示し、末尾のダミー4ビット
(将来機能追加用)を付加して16ビットを形成してい
る。
いわゆる「書式」を示し、通常(機能の高いテープ印刷
装置等では)、定長印刷(各種ファイル、FD、CD、
ビデオ/音響テープなどの定型の他、任意設定の定長印
刷を含む)、地紋(背景に印刷する地模様)、余白(前
余白、後余白、自動による多目、少な目、普通、その他
任意設定)および鏡文字の適否などの設定値を示す。ま
た、In[2]=「スタイル」は、いわゆる「スタイ
ル」の設定値であり、外枠の有無、縦・横(縦書き/横
書き)、サイズ(ここでは行数)、行サイズ等の設定値
を示す。次に、In[0]=「暫定設定値」およびIn
[3]=「第1行頭」の仕様では、最初の「データ識
別」(4ビット)により、その部分(データ)が「暫定
モード」なのか「行頭」なのか(すなわち、そのデータ
が文書全体に暫定的に(デフォルト値として)設定され
た「暫定設定値」を示すのか、あるいは個別の行に対す
る設定値を示すのか)を示す。続く5ビットは、いわゆ
る「書体」の選択肢の設定値を示し、次の3ビットはい
わゆる「装飾」の設定値を示し、末尾のダミー4ビット
(将来機能追加用)を付加して16ビットを形成してい
る。
【0036】前述の図5(b)の状態(T00)におい
て、黒地四角に白文字の「1」のマークは第1行の行頭
マーク、すなわち上述した「第1行頭」の行頭マークで
あり、以下、「第n行頭」の行頭マークを第n行マーク
Hn(n=1、2、・・・:本例ではn=1または2の
み)で示す。したがって、何も文字入力をしていない初
期状態では、図示のように、カーソルKの左側に第1行
マークH1が表示される(T00)。
て、黒地四角に白文字の「1」のマークは第1行の行頭
マーク、すなわち上述した「第1行頭」の行頭マークで
あり、以下、「第n行頭」の行頭マークを第n行マーク
Hn(n=1、2、・・・:本例ではn=1または2の
み)で示す。したがって、何も文字入力をしていない初
期状態では、図示のように、カーソルKの左側に第1行
マークH1が表示される(T00)。
【0037】テープ印刷装置1では、この状態(T1
0)からユーザにより例えば文字列「あいうえお」が順
次入力されると、それらのテキストデータは、同図
(c)の(データ構造の)ように格納され、同図(d)
のように表示される(T08)。また、ユーザは、この
状態(T08)からカーソル「←」キー330L(33
0UL)を操作することにより、「あいうえお」の
「い」と「う」の間(すなわち「い」の右側)にカーソ
ルKを(相対的に)移動させ、改行のために選択キー3
23を押すことにより、それ以降の文字列「うえお」を
第2行とすることができる。この場合、データとして
は、同図(e)のように、In[6]=「第2行頭」が
挿入され、ディスプレイ4(の表示画面)には、同図
(f)のように、第2行の行頭を示す第2行マークH2
が挿入される(T09)。
0)からユーザにより例えば文字列「あいうえお」が順
次入力されると、それらのテキストデータは、同図
(c)の(データ構造の)ように格納され、同図(d)
のように表示される(T08)。また、ユーザは、この
状態(T08)からカーソル「←」キー330L(33
0UL)を操作することにより、「あいうえお」の
「い」と「う」の間(すなわち「い」の右側)にカーソ
ルKを(相対的に)移動させ、改行のために選択キー3
23を押すことにより、それ以降の文字列「うえお」を
第2行とすることができる。この場合、データとして
は、同図(e)のように、In[6]=「第2行頭」が
挿入され、ディスプレイ4(の表示画面)には、同図
(f)のように、第2行の行頭を示す第2行マークH2
が挿入される(T09)。
【0038】この状態(T09)は、図6(a)の画面
T92の状態と同じであり、同図に示すように、ユーザ
が、カーソルキー330ULを押す度に図示上方の状態
へ状態遷移し、カーソル「→」キー330R(330D
R)を押す度に図示下方の状態へ状態遷移する(T90
〜T95)。また、これらの状態で、印刷キーが押され
ると、同図(b)のように、第1行が「あい」、第2行
が「うえお」の2行構成の文書を印刷するので、ユーザ
は、印刷後に手動操作レバー21を操作して、図示の印
刷画像G9のラベルを作成できる。
T92の状態と同じであり、同図に示すように、ユーザ
が、カーソルキー330ULを押す度に図示上方の状態
へ状態遷移し、カーソル「→」キー330R(330D
R)を押す度に図示下方の状態へ状態遷移する(T90
〜T95)。また、これらの状態で、印刷キーが押され
ると、同図(b)のように、第1行が「あい」、第2行
が「うえお」の2行構成の文書を印刷するので、ユーザ
は、印刷後に手動操作レバー21を操作して、図示の印
刷画像G9のラベルを作成できる。
【0039】ここで、上述の説明では、例えば文字列
「あいうえお」を順次入力としたが、テープ印刷装置1
では、この入力方法として、いわゆるローマ字入力の
他、平仮名または片仮名によるいわゆる「仮名入力」を
使用することができ、この場合の濁音文字や半濁音文字
の扱いを工夫しているので、以下、その点について、説
明する。なお、上述の説明で平仮名を使用する例を示し
たので、以下では片仮名の例を示す(もちろん、双方と
も同様に扱える)。また、濁音符または半濁音符を付す
ことにより濁音文字または半濁音文字となり得る文字
(被濁音文字)として、濁音文字および半濁音文字の双
方になり得る被濁音文字「ハ」を例に挙げる。
「あいうえお」を順次入力としたが、テープ印刷装置1
では、この入力方法として、いわゆるローマ字入力の
他、平仮名または片仮名によるいわゆる「仮名入力」を
使用することができ、この場合の濁音文字や半濁音文字
の扱いを工夫しているので、以下、その点について、説
明する。なお、上述の説明で平仮名を使用する例を示し
たので、以下では片仮名の例を示す(もちろん、双方と
も同様に扱える)。また、濁音符または半濁音符を付す
ことにより濁音文字または半濁音文字となり得る文字
(被濁音文字)として、濁音文字および半濁音文字の双
方になり得る被濁音文字「ハ」を例に挙げる。
【0040】例えばユーザが「バ」を入力する場合、図
7に示すように、初期状態から(T00)、一旦、(カ
ナキー32haを利用して)被濁音文字「ハ」を入力し
(T01)、続いて濁音符(゛)を表現しつつ1文字分
を要する濁音記号「゛」を濁音記号キー32Bにより入
力する(T10)。この状態では、濁音符(゛)の未確
定状態として入力され、それを示すように反転文字(黒
地に白文字)の濁音記号「゛」を表示する(T10)。
7に示すように、初期状態から(T00)、一旦、(カ
ナキー32haを利用して)被濁音文字「ハ」を入力し
(T01)、続いて濁音符(゛)を表現しつつ1文字分
を要する濁音記号「゛」を濁音記号キー32Bにより入
力する(T10)。この状態では、濁音符(゛)の未確
定状態として入力され、それを示すように反転文字(黒
地に白文字)の濁音記号「゛」を表示する(T10)。
【0041】この場合、被濁音文字と濁音記号とを個別
に2文字分として扱い、1文字分の濁音記号(ここでは
「゛」の記号)が未確定状態で表示されているので、そ
の濁音記号を削除する削除キー324の押下により、
「バ」の未確定状態(すなわち「ハ」+「゛」の未確定
状態)から被濁音文字「ハ」の単独の状態に容易に戻せ
る(T11:T01と同じ)。このことは、「バ」を削
除し、改めて被濁音文字「ハ」を(仮名キー群から探し
て)再入力するのに比べて、遙かに楽な(編集)作業と
なる。そして、この状態から、半濁音符(゜)を表現し
つつ同じく1文字分を要する濁音記号「゜」を濁音記号
キー32Pにより入力することにより、「パ」の未確定
状態(すなわち「ハ」+「゜」の未確定状態)に変える
ことができる(T12)。
に2文字分として扱い、1文字分の濁音記号(ここでは
「゛」の記号)が未確定状態で表示されているので、そ
の濁音記号を削除する削除キー324の押下により、
「バ」の未確定状態(すなわち「ハ」+「゛」の未確定
状態)から被濁音文字「ハ」の単独の状態に容易に戻せ
る(T11:T01と同じ)。このことは、「バ」を削
除し、改めて被濁音文字「ハ」を(仮名キー群から探し
て)再入力するのに比べて、遙かに楽な(編集)作業と
なる。そして、この状態から、半濁音符(゜)を表現し
つつ同じく1文字分を要する濁音記号「゜」を濁音記号
キー32Pにより入力することにより、「パ」の未確定
状態(すなわち「ハ」+「゜」の未確定状態)に変える
ことができる(T12)。
【0042】一方、テープ印刷装置1では、直前の操作
(による各種指示や各種処理)を取り消す(キャンセル
する)ための取消キー326を有しているので、上記の
状態(T11)から、取消キー326の押下により削除
操作による作用(1文字削除の処理)をキャンセルし
て、元の状態、すなわち「バ」の未確定状態(「ハ」+
「゛」の未確定状態)に戻すことができる(T13:T
10と同じ)。以下、この例のように、直前の状態に戻
す操作を、同図(b)(の取消キー326による図示上
方向きの操作)のように図示する。
(による各種指示や各種処理)を取り消す(キャンセル
する)ための取消キー326を有しているので、上記の
状態(T11)から、取消キー326の押下により削除
操作による作用(1文字削除の処理)をキャンセルし
て、元の状態、すなわち「バ」の未確定状態(「ハ」+
「゛」の未確定状態)に戻すことができる(T13:T
10と同じ)。以下、この例のように、直前の状態に戻
す操作を、同図(b)(の取消キー326による図示上
方向きの操作)のように図示する。
【0043】次に、テープ印刷装置1では、キー数節約
のために、1文字削除の削除キー324を所定時間(例
えば2秒間)以上押し続ける(長押しする)ことで、文
書全体を消去する「全文消去」を指示する。この場合、
1文字削除のつもりで押して、それが長くなって「全文
消去」の指示になってしまった可能性があるので、例え
ば図8(a)に示すように、「バ」の未確定状態
(「ハ」+「゛」の未確定状態)から(T20)、削除
キーが2秒以上押下された時点で、全文消去か否かを確
認するメッセージを表示し(T21)、ユーザにより選
択キー323が押された時点で、全文消去を行って、初
期状態に戻す(T22)。一方、誤操作のときには、ユ
ーザは取消キー326(または2秒以内の削除キー32
4)を押すことにより、「全文消去」の指示(となって
しまった操作)をキャンセルできる。
のために、1文字削除の削除キー324を所定時間(例
えば2秒間)以上押し続ける(長押しする)ことで、文
書全体を消去する「全文消去」を指示する。この場合、
1文字削除のつもりで押して、それが長くなって「全文
消去」の指示になってしまった可能性があるので、例え
ば図8(a)に示すように、「バ」の未確定状態
(「ハ」+「゛」の未確定状態)から(T20)、削除
キーが2秒以上押下された時点で、全文消去か否かを確
認するメッセージを表示し(T21)、ユーザにより選
択キー323が押された時点で、全文消去を行って、初
期状態に戻す(T22)。一方、誤操作のときには、ユ
ーザは取消キー326(または2秒以内の削除キー32
4)を押すことにより、「全文消去」の指示(となって
しまった操作)をキャンセルできる。
【0044】そして、この場合、キャンセルされると、
元の状態、すなわち「バ」の未確定状態(「ハ」+
「゛」の未確定状態)に戻る。言い換えると、図15の
従来の処理とは異なり、元の状態に戻すことができ(T
23:T20と同じ:図7のT10と同じ)、その状態
から、やり直すことができる。例えば改めて削除キー3
24を(2秒未満)押して被濁音文字「ハ」の単独の状
態に戻したり、さらには濁音記号「゜」を濁音記号キー
32Pにより入力することにより、「パ」の未確定状態
(すなわち「ハ」+「゜」の未確定状態)に変えること
ができる(図7のT10〜T12参照)。なお、選択キ
ー323の操作による作用も取消キー326により取り
消すことができるので、図7(b)と同様にして、図8
(b)のように示すことができる。
元の状態、すなわち「バ」の未確定状態(「ハ」+
「゛」の未確定状態)に戻る。言い換えると、図15の
従来の処理とは異なり、元の状態に戻すことができ(T
23:T20と同じ:図7のT10と同じ)、その状態
から、やり直すことができる。例えば改めて削除キー3
24を(2秒未満)押して被濁音文字「ハ」の単独の状
態に戻したり、さらには濁音記号「゜」を濁音記号キー
32Pにより入力することにより、「パ」の未確定状態
(すなわち「ハ」+「゜」の未確定状態)に変えること
ができる(図7のT10〜T12参照)。なお、選択キ
ー323の操作による作用も取消キー326により取り
消すことができるので、図7(b)と同様にして、図8
(b)のように示すことができる。
【0045】図14で説明したように、あるいは図7で
上述のように、被濁音文字と濁音記号とを個別に2文字
分として扱う場合、濁音文字(例えば「バ」)と半濁音
文字(例えば「パ」)との交換が容易になるという利点
があり、図15の従来の例では、その利点を生かすこと
ができないが、図8で上述のように、本実施形態の文字
処理方法では、上記利点を生かすことができ、濁音記号
を間違って入力した場合などの誤操作による誤処理を容
易に修正できる。
上述のように、被濁音文字と濁音記号とを個別に2文字
分として扱う場合、濁音文字(例えば「バ」)と半濁音
文字(例えば「パ」)との交換が容易になるという利点
があり、図15の従来の例では、その利点を生かすこと
ができないが、図8で上述のように、本実施形態の文字
処理方法では、上記利点を生かすことができ、濁音記号
を間違って入力した場合などの誤操作による誤処理を容
易に修正できる。
【0046】次に、図16の従来の例に対応して、図9
に示すように、同図(a)のように「パリ」と入力した
かった場合に(T30〜T31)、同図(b)のように
誤って「バリ」と入力してしまったときには(T40〜
T41)、「リ」を入力した時点で「バ」が確定されて
いる。ただし、本実施形態の文字処理方法では、この状
態から(T41)、「リ」の入力を取り消す(キャンセ
ルする)ことにより、元の状態(「バ」の未確定状態:
「ハ」+「゛」の未確定状態)に戻すことができる(T
42:T40と同じ)。
に示すように、同図(a)のように「パリ」と入力した
かった場合に(T30〜T31)、同図(b)のように
誤って「バリ」と入力してしまったときには(T40〜
T41)、「リ」を入力した時点で「バ」が確定されて
いる。ただし、本実施形態の文字処理方法では、この状
態から(T41)、「リ」の入力を取り消す(キャンセ
ルする)ことにより、元の状態(「バ」の未確定状態:
「ハ」+「゛」の未確定状態)に戻すことができる(T
42:T40と同じ)。
【0047】すなわち、図8で上述の誤操作による「全
文消去」の例と同様に、被濁音文字「ハ」の単独の状態
に戻したり(T43)、さらには濁音記号「゜」を入力
して「パ」の未確定状態(すなわち「ハ」+「゜」の未
確定状態)に変えることができ(T44)、濁音記号を
間違って入力した場合などの誤操作による誤処理を容易
に修正でき、あるいは濁音文字(例えば「バ」)と半濁
音文字(例えば(パ))とを容易に交換できる。なお、
各種の指示操作による作用を取消キー326により取り
消すことができるので、上述の図9の例を、各操作のキ
ャンセル操作をも含めて模式化して示すと、図10に示
すようになる。
文消去」の例と同様に、被濁音文字「ハ」の単独の状態
に戻したり(T43)、さらには濁音記号「゜」を入力
して「パ」の未確定状態(すなわち「ハ」+「゜」の未
確定状態)に変えることができ(T44)、濁音記号を
間違って入力した場合などの誤操作による誤処理を容易
に修正でき、あるいは濁音文字(例えば「バ」)と半濁
音文字(例えば(パ))とを容易に交換できる。なお、
各種の指示操作による作用を取消キー326により取り
消すことができるので、上述の図9の例を、各操作のキ
ャンセル操作をも含めて模式化して示すと、図10に示
すようになる。
【0048】次に、図17の従来の例に対応して、図1
1に示すように、同図(a)のように「カバ」と入力す
るときには、一旦、「カハ」の2文字分+「゛」の未確
定状態の1文字分の合計3文字分となり(T50)、そ
の後の選択キー323の押下により(あるいは印刷キー
322の押下により印刷画像G0を例えばテープに印刷
して)、「カバ」と確定される(T51)。ただし、本
実施形態の文字処理方法では、この状態から(T5
1)、「バ」の確定を取り消す(キャンセルする)こと
により、元の状態(「バ」の未確定状態:「ハ」+
「゛」の未確定状態)に戻すことができる(T52:T
50と同じ)。
1に示すように、同図(a)のように「カバ」と入力す
るときには、一旦、「カハ」の2文字分+「゛」の未確
定状態の1文字分の合計3文字分となり(T50)、そ
の後の選択キー323の押下により(あるいは印刷キー
322の押下により印刷画像G0を例えばテープに印刷
して)、「カバ」と確定される(T51)。ただし、本
実施形態の文字処理方法では、この状態から(T5
1)、「バ」の確定を取り消す(キャンセルする)こと
により、元の状態(「バ」の未確定状態:「ハ」+
「゛」の未確定状態)に戻すことができる(T52:T
50と同じ)。
【0049】このため、図18の従来の例に対応して、
図12に示すように、「コンパ」と入力したかったのに
対して誤って「コンバ」と入力してしまったときには
(T60)、選択キー323の押下により(あるいは印
刷キー322の押下により印刷画像G1をテープに印刷
して)、「コンバ」と確定される(T61)。ただし、
本実施形態の文字処理方法では、この状態から(T6
1)、「バ」の確定を取り消す(キャンセルする)こと
により、元の状態(「バ」の未確定状態:「ハ」+
「゛」の未確定状態)に戻すことができる(T60)。
そして、改めて、濁音記号「゛」を削除し(T62)、
濁音記号「゜」を入力して「パ」の未確定状態(「ハ」
+「゜」の未確定状態)に変えてから(T63)、改め
て選択キー323により(あるいは印刷キー322によ
り印刷画像G2をテープに印刷して)確定できる(T6
4)。
図12に示すように、「コンパ」と入力したかったのに
対して誤って「コンバ」と入力してしまったときには
(T60)、選択キー323の押下により(あるいは印
刷キー322の押下により印刷画像G1をテープに印刷
して)、「コンバ」と確定される(T61)。ただし、
本実施形態の文字処理方法では、この状態から(T6
1)、「バ」の確定を取り消す(キャンセルする)こと
により、元の状態(「バ」の未確定状態:「ハ」+
「゛」の未確定状態)に戻すことができる(T60)。
そして、改めて、濁音記号「゛」を削除し(T62)、
濁音記号「゜」を入力して「パ」の未確定状態(「ハ」
+「゜」の未確定状態)に変えてから(T63)、改め
て選択キー323により(あるいは印刷キー322によ
り印刷画像G2をテープに印刷して)確定できる(T6
4)。
【0050】上述のように、本実施形態のテープ印刷装
置1における文字処理方法では、基本的には、1文字分
の被濁音文字(例えば「ハ」)を仮名入力し、その直後
に、濁音符(゛)または半濁音符(゜)を表現する1文
字分の濁音記号(「゛」または「゜」)を(未確定)入
力し、確定操作が行われたときに、未確定状態から確定
状態に移行させる。すなわち、被濁音文字およびその直
後の濁音記号の合計2文字分の代わりに、1文字分の濁
音文字または半濁音文字として確定する。
置1における文字処理方法では、基本的には、1文字分
の被濁音文字(例えば「ハ」)を仮名入力し、その直後
に、濁音符(゛)または半濁音符(゜)を表現する1文
字分の濁音記号(「゛」または「゜」)を(未確定)入
力し、確定操作が行われたときに、未確定状態から確定
状態に移行させる。すなわち、被濁音文字およびその直
後の濁音記号の合計2文字分の代わりに、1文字分の濁
音文字または半濁音文字として確定する。
【0051】この場合、濁音符または半濁音符の入力が
未確定状態で第1操作(上述の図7の例の1文字削除指
示操作、図8の例の全文消去指示操作、図9〜図10の
後続文字入力による確定操作、図11〜図12の選択ま
たは印刷指示等による確定操作)が行われ、その直後に
第2操作が行われ、かつ、第2操作が第1操作の作用を
キャンセルする操作であるときに、すなわち、第2操作
によって、第1操作により進めようとした文字処理をキ
ャンセルして、元に戻したいときなどには、第1操作直
後の状態が未確定状態か否かに拘わらず、第2操作後に
は未確定状態にする(未確定状態に戻す)。これによ
り、その時点の状態からやり直しやすくなり、誤操作し
た場合等のやり直し(処理修正)が煩雑になるのを防止
でき、濁音文字や半濁音文字に対する誤操作による誤処
理を容易に修正でき、編集効率を向上できる。
未確定状態で第1操作(上述の図7の例の1文字削除指
示操作、図8の例の全文消去指示操作、図9〜図10の
後続文字入力による確定操作、図11〜図12の選択ま
たは印刷指示等による確定操作)が行われ、その直後に
第2操作が行われ、かつ、第2操作が第1操作の作用を
キャンセルする操作であるときに、すなわち、第2操作
によって、第1操作により進めようとした文字処理をキ
ャンセルして、元に戻したいときなどには、第1操作直
後の状態が未確定状態か否かに拘わらず、第2操作後に
は未確定状態にする(未確定状態に戻す)。これによ
り、その時点の状態からやり直しやすくなり、誤操作し
た場合等のやり直し(処理修正)が煩雑になるのを防止
でき、濁音文字や半濁音文字に対する誤操作による誤処
理を容易に修正でき、編集効率を向上できる。
【0052】なお、上述の実施形態において、特に図9
〜図12等の例においては、未確定状態からの最初の操
作を第1操作としてそれをキャンセルする第2操作を直
後に行った場合に、1文字として確定された濁音文字ま
たは半濁音文字を2文字分の未確定状態に戻したが、任
意の時点で、1文字分の確定状態を解除し、2文字分の
未確定状態に分解できるようにしても良い。
〜図12等の例においては、未確定状態からの最初の操
作を第1操作としてそれをキャンセルする第2操作を直
後に行った場合に、1文字として確定された濁音文字ま
たは半濁音文字を2文字分の未確定状態に戻したが、任
意の時点で、1文字分の確定状態を解除し、2文字分の
未確定状態に分解できるようにしても良い。
【0053】この場合、例えば図13に示すように、誤
操作等により「バリ」と入力され確定された状態から
(T70:図9、図10のT41と同じ)、カーソル操
作により修正したい濁音文字「バ」をカーソル指定し
(T71)、解除キー325により1文字分の確定され
た濁音文字「バ」を、2文字分の「バ」の未確定状態
(「ハ」+「゛」の未確定状態)に戻し(T72)、濁
音符(゛)の濁音記号(「゛」)を半濁音符(゜)の濁
音記号(「゜」)に修正し(T73〜T74)、改めて
確定することにより(T75)、「バリ」から「パリ」
に容易に修正でき、その印刷画像G3を印刷したラベル
を作成できる。
操作等により「バリ」と入力され確定された状態から
(T70:図9、図10のT41と同じ)、カーソル操
作により修正したい濁音文字「バ」をカーソル指定し
(T71)、解除キー325により1文字分の確定され
た濁音文字「バ」を、2文字分の「バ」の未確定状態
(「ハ」+「゛」の未確定状態)に戻し(T72)、濁
音符(゛)の濁音記号(「゛」)を半濁音符(゜)の濁
音記号(「゜」)に修正し(T73〜T74)、改めて
確定することにより(T75)、「バリ」から「パリ」
に容易に修正でき、その印刷画像G3を印刷したラベル
を作成できる。
【0054】なお、誤操作等により「ハリ」と入力した
場合も、上記の濁音符(゛)の濁音記号(「゛」)を削
除した状態(T73)と同じになるので、容易に修正で
きる(T74〜T75と同じ)。また、変則的な方法と
しては、「ハ」「゛」「リ」のまま「゜」を挿入できる
ようにして、「バ」「リ」→「ハ」「゛」「リ」→
「ハ」「゜」「゛」「リ」→「ハ」「゜」「リ」→
「パ」「リ」のような順で修正できるようにしても良
い。
場合も、上記の濁音符(゛)の濁音記号(「゛」)を削
除した状態(T73)と同じになるので、容易に修正で
きる(T74〜T75と同じ)。また、変則的な方法と
しては、「ハ」「゛」「リ」のまま「゜」を挿入できる
ようにして、「バ」「リ」→「ハ」「゛」「リ」→
「ハ」「゜」「゛」「リ」→「ハ」「゜」「リ」→
「パ」「リ」のような順で修正できるようにしても良
い。
【0055】すなわち、この例の文字処理方法では、一
旦、1文字として確定された濁音文字や半濁音文字を2
文字分から成る未確定状態に戻すことができるので、そ
の未確定状態からのやり直しが容易にできる。この結
果、被濁音文字(例えば「ハ」)、それに濁音符(゛)
を付与した濁音文字(「バ」)および半濁音符(゜)を
付与した半濁音文字(「バ」)の相互間での修正が容易
になり、濁音文字や半濁音文字に対して、誤操作等によ
る誤処理を容易に修正でき、編集効率を向上できる。ま
た、この例の場合、カーソル指定により、任意の時点で
被濁音文字(「ハ」)、濁音文字(「バ」)または半濁
音文字(「パ」)を指定して修正できるので、操作性お
よび編集の自由度が高くなっている。この場合、カーソ
ル指定された文字が濁音文字でも半濁音文字でもないと
きに解除指示が為されたときには、エラー報知するなど
の工夫もできる。
旦、1文字として確定された濁音文字や半濁音文字を2
文字分から成る未確定状態に戻すことができるので、そ
の未確定状態からのやり直しが容易にできる。この結
果、被濁音文字(例えば「ハ」)、それに濁音符(゛)
を付与した濁音文字(「バ」)および半濁音符(゜)を
付与した半濁音文字(「バ」)の相互間での修正が容易
になり、濁音文字や半濁音文字に対して、誤操作等によ
る誤処理を容易に修正でき、編集効率を向上できる。ま
た、この例の場合、カーソル指定により、任意の時点で
被濁音文字(「ハ」)、濁音文字(「バ」)または半濁
音文字(「パ」)を指定して修正できるので、操作性お
よび編集の自由度が高くなっている。この場合、カーソ
ル指定された文字が濁音文字でも半濁音文字でもないと
きに解除指示が為されたときには、エラー報知するなど
の工夫もできる。
【0056】なお、上述の各例では、被濁音文字とし
て、濁音文字および半濁音文字の双方になり得る「ハ」
を例に挙げたが、この点では「ハ」行の他の文字「ヒ」
「フ」「ヘ」「ホ」も同じであり、平仮名の「は」行の
文字も同様であることは言うまでもない。また、半濁音
文字に成らない被濁音文字、例えば「カ」行や「サ」行
の場合も、未確定状態に戻すことができることによっ
て、上述の「バ」から「ハ」に戻す関係と同様に、誤操
作による誤処理を容易に修正でき、編集効率を向上でき
る。
て、濁音文字および半濁音文字の双方になり得る「ハ」
を例に挙げたが、この点では「ハ」行の他の文字「ヒ」
「フ」「ヘ」「ホ」も同じであり、平仮名の「は」行の
文字も同様であることは言うまでもない。また、半濁音
文字に成らない被濁音文字、例えば「カ」行や「サ」行
の場合も、未確定状態に戻すことができることによっ
て、上述の「バ」から「ハ」に戻す関係と同様に、誤操
作による誤処理を容易に修正でき、編集効率を向上でき
る。
【0057】また、上述の実施形態では、サーマル方式
のテープ印刷装置について説明したが、インクジェット
方式その他のテープ印刷装置にも適用できる。また、同
様の条件、すなわち仮名入力において一旦濁音記号を1
文字分として処理する文字処理装置であれば、他の形式
の印刷装置その他の装置にも適用できる。これらの他、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能であ
る。
のテープ印刷装置について説明したが、インクジェット
方式その他のテープ印刷装置にも適用できる。また、同
様の条件、すなわち仮名入力において一旦濁音記号を1
文字分として処理する文字処理装置であれば、他の形式
の印刷装置その他の装置にも適用できる。これらの他、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能であ
る。
【0058】
【発明の効果】上述のように、本発明の文字処理方法お
よび文字処理装置によれば、1文字分の被濁音文字の後
にそれに付与すべき濁音符または半濁音符を表現する1
文字分の濁音記号を入力し、かつ、未確定状態で一旦2
文字分として扱うタイプにおいて、被濁音文字、それに
濁音符を付与した濁音文字および半濁音符を付与した半
濁音文字の相互間での修正が容易になり、編集効率を向
上できる、などの効果がある。
よび文字処理装置によれば、1文字分の被濁音文字の後
にそれに付与すべき濁音符または半濁音符を表現する1
文字分の濁音記号を入力し、かつ、未確定状態で一旦2
文字分として扱うタイプにおいて、被濁音文字、それに
濁音符を付与した濁音文字および半濁音符を付与した半
濁音文字の相互間での修正が容易になり、編集効率を向
上できる、などの効果がある。
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置の外
観斜視図である。
観斜視図である。
【図2】図1のテープ印刷装置の装置ケースを省略し
て、裏側から見た全体底面図である。
て、裏側から見た全体底面図である。
【図3】図1のテープ印刷装置の全体断面図である。
【図4】図1のテープ印刷装置のブロック図である。
【図5】表示用データのデータ構造および表示の状態の
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図6】画面表示状態、それに対する操作、およびそれ
に対応する印刷結果の例を示す説明図である。
に対応する印刷結果の例を示す説明図である。
【図7】仮名入力により濁音文字「バ」を入力しそれを
修正して半濁音文字「パ」にする場合の、画面表示状態
およびそれに対する操作の一例を示す説明図である。
修正して半濁音文字「パ」にする場合の、画面表示状態
およびそれに対する操作の一例を示す説明図である。
【図8】全文消去指示の操作をしそれをキャンセルする
場合の、画面表示状態およびそれに対する操作の一例を
示す説明図である。
場合の、画面表示状態およびそれに対する操作の一例を
示す説明図である。
【図9】別の一例を示す、図7と同様の説明図である。
【図10】図9の例を模式的に整理した説明図である。
【図11】仮名入力により濁音文字「バ」を入力しそれ
を確定する場合の、画面表示状態およびそれに対する操
作の一例を示す説明図である。
を確定する場合の、画面表示状態およびそれに対する操
作の一例を示す説明図である。
【図12】さらに別の一例を示す、図7と同様の説明図
である。
である。
【図13】さらに別の一例を示す、図7と同様の説明図
である。
である。
【図14】図7に対応する従来の文字処理方法の例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図15】図8に対応する従来の文字処理方法の例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図16】図9に対応する従来の文字処理方法の例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図17】図11に対応する従来の文字処理方法の例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図18】図12に対応する従来の文字処理方法の例を
示す説明図である。
示す説明図である。
1 テープ印刷装置
3 キーボード
4 ディスプレイ
C テープカートリッジ
7 印刷ヘッド
21 手動操作レバー
26 カッタ
31 文字キー群
32 機能キー群
110 操作部
120 印刷部
130 駆動部
140 切断部
200 制御部
210 CPU
220 ROM
230 CG−ROM
240 RAM
C テープカートリッジ
G0、G1、G2、G3 …… 印刷画像
H1、H2 ‥‥ 行マーク
R インクリボン
T テープ
Claims (3)
- 【請求項1】 仮名入力において1文字分の被濁音文字
の直後にそれに付与すべき濁音符または半濁音符を表現
する1文字分の濁音記号を入力し、かつ、未確定状態で
一旦2文字分として扱い、それを確定することにより、
1文字分の濁音文字または半濁音文字の確定状態とする
文字処理方法であって、 1文字分の前記濁音文字または前記半濁音文字を対象と
してその確定状態を解除する確定解除指示が指示された
ときに、1文字分の前記濁音文字または前記半濁音文字
を、前記被濁音文字およびその直後の前記濁音記号の合
計2文字分に分解して未確定状態として置き換えること
を特徴とする文字処理方法。 - 【請求項2】 濁音符または半濁音符を付与することに
より濁音文字または半濁音文字となり得る被濁音文字を
仮名入力する被濁音文字入力手段と、 入力された被濁音文字に付与すべき前記濁音符または前
記半濁音符を表現する1文字分の濁音記号を、前記濁音
符または前記半濁音符の未確定状態として前記被濁音文
字の直後に入力する濁音記号入力手段と、 前記被濁音文字およびその直後の前記濁音記号の合計2
文字分の代わりに、1文字分の前記濁音文字または前記
半濁音文字を確定状態として置き換える濁音確定手段
と、を備えた文字処理装置であって、 1文字分の前記濁音文字または前記半濁音文字を対象と
してその確定状態を解除する確定解除指示を指示可能な
確定解除指示手段と、 前記確定解除指示が指示されたときに、1文字分の前記
濁音文字または前記半濁音文字を、前記被濁音文字およ
びその直後の前記濁音記号の合計2文字分に分解して未
確定状態として置き換える確定状態解除手段と、を備え
たことを特徴とする文字処理装置。 - 【請求項3】 確定解除指示手段は、任意の時点で任意
の文字を対象文字として指定可能な対象文字指定手段を
有し、 前記確定状態解除手段は、前記確定解除指示が指示さ
れ、かつ、指定された対象文字が1文字分の濁音文字ま
たは半濁音文字であったときに、それを2文字分に分解
して未確定状態として置き換えることを特徴とする、請
求項2に記載の文字処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001268745A JP2003076684A (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 文字処理方法および文字処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001268745A JP2003076684A (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 文字処理方法および文字処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003076684A true JP2003076684A (ja) | 2003-03-14 |
Family
ID=19094680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001268745A Pending JP2003076684A (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 文字処理方法および文字処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003076684A (ja) |
-
2001
- 2001-09-05 JP JP2001268745A patent/JP2003076684A/ja active Pending
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