JP4635691B2 - データ表示装置のデータ表示方法、データ表示装置、これを備えたデータ生成装置、およびシート処理装置 - Google Patents

データ表示装置のデータ表示方法、データ表示装置、これを備えたデータ生成装置、およびシート処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、入力された墨字文字および点字に基づいて、作成されるラベル(複合ラベル)のラベルイメージを所定のプレビュー領域にプレビュー表示させるデータ表示装置のデータ表示方法、データ表示装置、これを備えたデータ生成装置、およびシート処理装置に関する。
従来から、同一の処理シートに対して、墨字印刷と点字打刻との両方を行うシート処理装置が知られており、墨字および点字を併記したラベルを作成できるようになっている(特許文献1参照)。
また、一般的なワープロ等では、当該ワープロで作成した文書等の印刷結果を事前にイメージできるように、表示画面上に印刷結果をプレビュー表示(イメージ表示)することが可能であり、このようなプレビュー表示機能を上記のようなシート処理装置に適用して、作成するラベルのラベルイメージを表示画面上に表示させることが考えられる。この場合、プレビュー表示によるラベルイメージと共に、墨字印刷のために入力された墨字文字を表記する墨字関連表記と、点字打刻のために入力された点字またはその墨字訳(を示す墨字文字)を表記させる点字関連表記と、を表示させると、入力した墨字文字および点字と、その出力結果を指標するラベルイメージと、を相互に関連付けした状態で把握することができ、ユーザの利便性を向上させることが可能である。
特開2001−88358号公報
ところで、シート処理装置に備えられている表示画面が小型なものである場合には、プレビュー表示により表示画面上に全ラベルイメージを表示することは困難であり、ラベルイメージをスクロール表示させることが想定される。そして、スクロール表示されるラベルイメージと、墨字関連表記および点字関連表記による表示とを対応付けするため、表示画面上にカーソルを表示させ、墨字関連表記および点字関連表記におけるカーソル位置に基づいて、ラベルイメージをスクロール表示させることが考えられる。
一般的に、点字表記では、分かち書き等の点字ルールに従う必要があること、また、点字は、ひらがな(カタカナ)等に対応し、かつ英数字や濁音との区別が必要であること等に起因して、点字表記は、墨字表記に比べて文字数(マス数)が多くなる傾向にある。すなわち、同一内容の文字列であっても、墨字表記と点字表記とで、文字や文字位置が異なる。このような場合、墨字関連表記および点字関連表記の一方のみに基づいて、ラベルイメージをスクロール表示させる構成とすると、他方の表記内容に整合させて、ラベルイメージをスクロール表示することができず不便である。また、墨字表記における文字列の長さと点字表記における文字列の長さが著しく異なっている場合に、墨字関連表記のみに基づいてラベルイメージをスクロール表示させる構成であると、(墨字表記の文字列長からはみ出した)点字の文字列の尾端側を示すラベルイメージを表示させることができない。
そこで、本発明は、墨字関連表記および点字関連表記のいずれに対しても、(複合ラベルの)ラベルイメージを整合させてスクロール表示することができ、また、墨字関連表記および点字関連表記における文字列長が異なる場合であってもラベルイメージ全体をスクロール表示可能なデータ表示装置のデータ表示方法、データ表示装置、これを備えたデータ生成装置、およびシート処理装置を提供することを課題としている。
本発明のデータ表示装置のデータ表示方法は、入力された墨字文字を表示する墨字関連領域と、入力された点字または点字の墨字訳を表示する点字関連領域と、墨字文字が印刷されると共に点字が打刻される複合ラベルのラベルイメージをプレビュー表示するプレビュー領域と、を有する表示画面に、ラベルイメージをスクロールさせるためのカーソルを、墨字関連領域および点字関連領域に選択的に表示して成るデータ表示装置のデータ表示方法において、墨字関連領域にカーソルを表示した場合、墨字関連領域に表示した墨字文字に対するカーソルの位置と、カーソルの位置に対応したラベルイメージ内の特定の墨字文字の位置とを対応づけて、特定の墨字文字がプレビュー領域の所定の位置に表示されるように、ラベルイメージをスクロールさせ、点字関連領域にカーソルを表示した場合、点字関連領域に表示した点字または墨字訳に対するカーソルの位置と、カーソルの位置に対応したラベルイメージ内の特定の点字の位置とを対応づけて、特定の点字がプレビュー領域の所定の位置に表示されるように、ラベルイメージをスクロールさせることを特徴とする。
また、本発明のデータ表示装置は、入力された墨字文字を表示する墨字関連領域と、入力された点字または点字の墨字訳を表示する点字関連領域と、墨字文字が印刷されると共に点字が打刻される複合ラベルのラベルイメージをプレビュー表示するプレビュー領域と、を有する表示画面と、ラベルイメージをスクロールさせるためのカーソルを、墨字関連領域および点字関連領域に選択的に表示するカーソル表示手段と、墨字関連領域にカーソルを表示した場合、墨字関連領域に表示した墨字文字に対するカーソルの位置と、カーソルの位置に対応したラベルイメージ内の特定の墨字文字の位置とを対応づけて、特定の墨字文字がプレビュー領域の所定の位置に表示されるように、ラベルイメージをスクロールさせ、点字関連領域にカーソルを表示した場合、点字関連領域に表示した点字または墨字訳に対するカーソルの位置と、カーソルの位置に対応したラベルイメージ内の特定の点字の位置とを対応づけて、特定の点字がプレビュー領域の所定の位置に表示されるように、ラベルイメージをスクロールさせるプレビュー表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
これらの構成によれば、カーソルの位置に基づいて、ラベルイメージのプレビュー表示が制御される。そして、カーソルが墨字関連領域上に位置するときには、カーソルが指し示す墨字文字のイメージがプレビュー領域の所定位置に表示されるように、(複合ラベルの)ラベルイメージがプレビュー表示され、カーソルが点字関連領域上に位置するときには、カーソルが指し示す点字または墨字訳に対応する点字のイメージがプレビュー領域の所定位置に表示される。したがって、ユーザは、カーソルの位置と対応させてラベルイメージを把握することが可能である。また、墨字関連領域および点字関連領域における文字列の長さに関わらず、スクロールによりラベルイメージ全体を表示することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
本発明のデータ生成装置は、上記に記載のデータ表示装置と、墨字文字を編集入力する墨字編集入力手段と、点字を編集入力する点字編集入力手段と、を備え、入力された墨字文字および点字に基づいて、複合ラベルを作成するためのラベルデータを生成するデータ生成装置において、墨字関連領域におけるカーソルおよび点字関連領域におけるカーソルは、それぞれ編集入力位置を表示しており、カーソルの位置に基づいて、墨字文字および点字のいずれが編集入力可能な状態であるかを指標表示する指標表示手段をさらに備えたことを特徴とする。
この構成によれば、カーソルの位置に基づいて為される指標表示により、墨字文字および点字のいずれが編集入力可能な状態であるかを容易に認識可能である。また、墨字文字および点字のいずれが編集入力可能であるかを容易に認識可能であるため、墨字関連領域では、文字の編集入力可能であり、点字関連領域では、文字の編集入力に制限があるような場合において、ユーザは、この指標表示により、文字の編集入力に制限があるか否かについても容易に把握することが可能となる。なお、指標表示の方法としては、点字関連領域が編集入力不能である旨のメッセージ表示や特定のマーク・記号を用いた表示、墨字関連領域と点字関連領域とを異なる表示形態で表示させる(たとえば、一方をポジ表示、他方をネガ表示する)等があげられる。
なお、この場合、指標表示手段は、指標表示として、点字関連表記をネガ表示させることが好ましい。この構成によれば、点字関連表記はネガ表示されるため、ネガ表示されている表記が点字関連表記であることを認識することができる。そして、点字関連表記の編集入力が制限されている(または不能である)ときに、ネガ表示と点字の編集入力が制限されていることを関連付けておくことにより、点字関連表記の編集入力が制限されていることを容易に認識することが可能である。
また、この場合、指標表示手段は、指標表示として、墨字関連表記上と点字関連表記上とでカーソルを異なる形状で表示させることが好ましい。この構成によれば、墨字関連表記と点字関連表記とは、異なる形状のカーソルで表示されるため、カーソルの形状に基づいて、墨字関連表記および点字関連表記のいずれがカーソルによって選択されているか、すなわち編集入力可能であるかを識別することができる。また、点字関連表記の編集入力が制限されている(または不能である)ときに、カーソルの形状と点字の編集入力が制限されていることを関連付けておくことにより、点字関連表記の編集入力が制限されていることを容易に認識することが可能である。
本発明のシート処理装置は、上記に記載のデータ生成装置と、入力された墨字文字に基づいて、処理シートに墨字印刷を行う印刷装置と、入力された点字に基づいて、処理シートに点字打刻を行う打刻装置と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、本発明のシート処理装置は、ユーザにとって利便性の高い上述のいずれかに記載のラベルデータ作成装置を備えているため、効率よくラベルデータを作成することが可能であり、ユーザは所望とするラベル(複合ラベル)を効率よく作成することができる。
以下、添付の図面に基づいて、本発明を適用して構成したラベル作成装置について説明する。このラベル作成装置は、卓上等に載置して用いられる比較的小型のものであり、処理テープに墨字印刷および点字打刻を行うことにより、晴眼者および視覚障害者の両方が認識可能な点字ラベルを作成するものである。より具体的には、処理テープに墨字印刷を行い、その印刷済み部分をカットしてラベルとなるテープ片を得た後、このテープ片に点字打刻を行うことにより、(点字)ラベルを作成する。
図1および図2に示すように、ラベル作成装置1は、処理テープTに対して墨字印刷を行うと共に、処理テープTから得られたテープ片Taに対し点字打刻を行う装置本体2と、処理テープTおよびインクリボンRを収容し、装置本体2に着脱自在に装着されるテープカートリッジCと、を備えている。
装置本体2は、装置ケース3により外殻が形成され、その内部に広く墨字印刷部62が構成され、装置ケース3の後半部右部に点字打刻部64が構成されている。装置ケース3の前半部上面には、文字キーおよび機能キー(選択キー、印刷キー、点訳キー、カーソルキー等)を含む各種キー4を備えたキーボード5が配設されている。装置ケース3の後半部上面には、開閉蓋7が広く設けられ、開閉蓋7の前側にはこれを開放する蓋体開放ボタン8が設けられている。蓋体開放ボタン8を押して開閉蓋7を開放すると、その内部には、テープカートリッジCが装着されるカートリッジ装着部6が窪入形成されている。また、開閉蓋7の表側にはキーボード5からの入力結果等を表示する長方形のディスプレイ9が形成されている。
装置ケース3の左側部には、カートリッジ装着部6と装置外部とを連通する印刷テープ排出口18が形成され、この印刷テープ排出口18に臨んで装置ケース3には、処理テープTを切断するためのカッタユニット31が内蔵されている。カッタユニット31は、印刷テープ排出口18に臨むように配設されており、モータ駆動(フルカッタモータ32)により、処理テープTをハサミ形式で切断し、テープ片Taを作成するフルカッタ33と、フルカッタ33に対してテープ送り方向下流側に配設され、モータ駆動(ハーフカッタモータ34)により、後述する処理テープTの記録テープTrのみを切断する(ハーフカット)、ストッパ付きハサミ形式のハーフカッタ35と、を備えている。
一方、装置ケース3の後半部上面の右部には、点字打刻部64が配設されている。点字打刻部64には、点字打刻部64の主体を為す打刻アッセンブリ40を前後に挟んで、テープ片Taの印刷面を上にして前方から手差し挿入する打刻テープ挿入部(シート挿入部)11、および点字打刻されたテープ片Taが後方に排出される打刻テープ排出部12が形成されている。打刻テープ挿入部11には、その幅を調整可能な手差しガイド13が設けられている。なお、図1における符号15は、打刻アッセンブリ40を覆う打刻部カバーである。
装置ケース3の右側部には、電源供給のための電源供給口16と、データ作成装置1等の外部装置と接続するためのUSBコネクタ17が形成されている。すなわち、ラベル作成装置1では、外部装置に接続し、外部装置によって生成された文字情報等に基づいて、墨字印刷や点字打刻を行うことができるようになっている。また、装置ケース3の内部には、装置本体2統括制御する制御部60を構成する回路基板(図示省略)が搭載されている。
カートリッジ装着部6には、発熱素子を有しヘッドカバー20に覆われた印刷ヘッド21(サーマルヘッド)と、後述するテープリール26の位置決めをする位置決め突起22と、テープカートリッジCの処理テープTおよびインクリボンRを送り、印刷ヘッド21に対峙するプラテン駆動軸(図示省略)、およびインクリボンRを巻き取る巻取り駆動軸(図示省略)とが、突設されている。また、カートリッジ装着部6の隅部には、複数のマイクロスイッチで構成されたテープ識別センサ23(図4参照)が設けられていると共に、カートリッジ装着部6の底板の内側には、プラテン駆動軸および巻取り駆動軸を駆動する印刷送りモータ24(図4参照)や減速ギア列等(図示省略)が内蔵されている。
図2に示すように、テープカートリッジCは、カートリッジケース25の内部に、処理テープTを巻回したテープリール26と、右下部にインクリボンRを巻回したリボン繰出しリール27およびリボン巻取りリール30とを収容して構成されている。また、テープリール26の左下部には印刷ヘッド21を覆うヘッドカバー20に差し込むための貫通開口28が形成されている。さらに、処理テープTとインクリボンRとが重なる部分に対応し、上記プラテン駆動軸に嵌合して回転駆動するプラテンローラ29が配置されている。
処理テープTは、裏面に粘着剤層が塗着されたPET(ポリエチレンテレフタレート)製の記録テープTrと、この粘着剤層により記録テープTrに貼付されたPET製の剥離テープTpと、から成り、ロール状に巻回されてカートリッジケース25内に収容されている。処理テープTには、テープ幅が異なる複数種のものが用意されており、カートリッジケース25の裏面には、収容する処理テープTの種別を識別するための複数の被検出孔(図示省略)が形成されている。
開閉蓋7を開放して、テープカートリッジCをカートリッジ装着部6に装着すると、ヘッドカバー20に貫通開口28が、位置決め突起22にテープリール26が、巻取り駆動軸にリボン巻取りリール30が、プラテン駆動軸にプラテンローラ29が、それぞれ差し込まれると共に、テープ識別センサ23により、カートリッジケース25に形成された複数の被検出孔を検出可能となる。そして、この状態で開閉蓋7を閉蓋すると、これに連動して、印刷ヘッド21が処理テープTおよびインクリボンRを挟み込んでプラテンローラ29に当接し、印刷待機状態となる。
墨字印刷は、ラベルデータに含まれる印刷データに基づき、プラテン駆動軸および巻取り駆動軸を周期回転させて、処理テープTおよびインクリボンRを送りながら、印刷ヘッド21を駆動することにより行われる。このとき、リボン繰出しリール27から繰り出されたインクリボンRは、貫通開口28の開口壁を周回してリボン巻取りリール30に巻き取られる。墨字印刷後の処理テープTは、ハーフカッタ35により、所定位置でハーフカットされた後、印刷済み部分がフルカッタ33によりカットされ、カットされたテープ片Taが印刷テープ排出口18から外部に排出される。なお、ここでのハーフカットにより、テープ片Taの、打刻アッセンブリ40に対する手差し方向先端部に、(ハーフカットによる)捨て代部(図示省略)が形成される。
図3(a)に示すように、打刻アッセンブリ40は、打刻テープ挿入部11と打刻テープ排出部12とを直線状に結ぶテープ走行路36に臨んでおり、点字打刻を行うと共にテープ走行路36の幅方向におけるカートリッジ装着部6側半部に寄せて配設した打刻ユニット41(点字打刻手段)と、打刻テープ挿入部11から手差し挿入されたテープ片Taを、打刻テープ排出部12に向かって送るテープ送りユニット42とを備えている。
テープ送りユニット42は、テープ片Taを回転送りする送りローラ44と、送りローラ44を回動自在に軸支するローラ軸支部45と、送りローラ44を回転させる正逆回転可能な打刻送りモータ43(図4参照)と、打刻送りモータ43の動力を送りローラ44に伝える動力伝達機構(図示省略)と、送られてくるテープ片Taの先端を検出する先端検出機構46とを備えている。打刻送りモータ43が駆動すると、これに伴って動力伝達機構を介して送りローラ44が回転し、テープ片Taが送られる。そして、送られてゆくテープ片Taの先端を先端検出機構46が検出し、これをトリガとして、打刻ユニット41により点字の打刻が開始される。
また、図3(b)に示すように、打刻ユニット41は、送りローラ44に対しテープ送り方向の上流側に配設され、挿入したテープ片Taの下側に配設した打刻部47と、打刻部47に対向する位置に設けられた打刻受け部51とで構成されている。打刻部47は、点字(6点点字)を構成する6個の打刻凸部のうち、縦列3個の打刻凸部に対応して配列された3個の打刻ピン48と、3個の打刻ピン48の打刻動作を進退自在に案内する打刻ガイドブロック49と、駆動源となる3個のソレノイド50と、を有している。打刻受け部51は、3個の打刻ピン48に対応する3個の受け溝52が形成される。テープ送りユニット42により、テープ片Taを送りながら、3個のソレノイド50を駆動源として3本の打刻ピン48を受け溝52に向かって選択的に跳ね上げて打刻動作をさせ、テープ片Taにいわゆる6点点字の打刻凸部を形成する。
次に、図4を参照し、ラベル作成装置1の制御系の構成について説明する。ラベル作成装置1は、キーボード5およびディスプレイ9を有し、ユーザによる文字情報の入力や各種情報の表示等のユーザインターフェイスを司る操作部61と、テープカートリッジC、印刷ヘッド21および印刷送りモータ24を有し、処理テープTおよびインクリボンRを送りながら処理テープT上に入力された文字情報に基づく印刷データを印刷する墨字印刷部62と、フルカッタ33、ハーフカッタ35およびこれらを駆動するフルカッタモータ32、ハーフカッタモータ34を有し、印刷済みの処理テープTにフルカット、ハーフカットを行う切断部63と、を備えている。
さらにラベル作成装置1は、ソレノイド50、打刻ピン48および打刻送りモータ43を有し、テープ片Taを搬送しながらテープ片Taに文字情報に基づくラベルデータに含まれる打刻データに従って点字打刻する点字打刻部64と、テープ識別センサ23や先端検出機構46等の各種センサを有し、各種検出を行う検出部65と、ディスプレイドライバ66、ヘッドドライバ67、印刷送りモータドライバ68、カッタモータドライバ69、打刻ドライバ70および打刻送りモータドライバ71を有し、各部を駆動する駆動部72と、ラベル作成装置1全体を制御する制御部60と、を備えている。
制御部60は、CPU73、ROM74、RAM75および入力制御装置76(IOC:Input Output Controller)を備え、互いに内部バス77により接続されている。制御部60では、CPU73がROM74内の制御プログラムに従って、IOC76を介してラベル作成装置1内の各部から各種信号・データを入力すると共に、入力した各種信号・データに基づいて、RAM75内の各種データを処理し、IOC76を介してラベル作成装置1内の各部に各種信号データを出力することにより、各部を制御するようになっている。
例えば、制御部60(ROM74)には、ラベルデータを作成するためのソフトウェア(データ作成プログラム)が記憶されており、データ作成装置1の電源をONすると、データ作成プログラムに基づいて制御部60が操作部61の制御を行い、ディスプレイ9に文字情報や各種設定データ等の入力データを入力するための入力画面が表示される。そして、制御部60が、入力画面から入力された入力データをデータ作成プログラムに基づいて処理(ラベル作成処理)することにより、ラベルデータとなる印刷データおよび/または打刻データが作成される。
ここで、ラベルデータの作成方法について説明する。上記データ作成プログラムでは、入力データの入力モードとして、印刷データを作成するための文字情報・各種設定データ(以下印刷用入力データとする)を入力する「印刷用入力モード」、打刻データを作成するための文字情報・各種設定データ(以下点字用入力データとする)を入力する「点字用入力モード」が用意されており、各入力モード専用の入力画面から、入力データとなる印刷用入力データおよび点字用入力データがそれぞれ入力されるようになっている。
なお、入力モードの設定は、モード選択メニューにより行われ、各モードの入力画面が表示されている状態で所定のキー操作を行うと、モード選択メニューが表示されるようになっている(図5(c)参照)。
そして、モード選択メニューで「印刷用入力モード」が選択されると、印刷用入力データの文字情報を文字入力可能な、印刷用入力モードの入力画面101が表示される。本実施形態では、「印刷用入力モード」がデフォルトとして設定されており、装置の電源ON時等には、印刷用入力モードの入力画面101が表示される。図5(a)および(b)に示すように、印刷用入力モードの入力画面101は、ラベルに印刷する印刷文字(数字、図形等を含む)を文字入力するために用いられ、入力した文字を墨字表記で表示する印刷用文字入力部102と、文字の入力位置を指標する、縦棒形状のカーソル111と、を有しており、ここでの文字入力に基づいて印刷用入力データが作成される。印刷用文字入力部102には、先ず行番号112が表示され、入力文字は、行番号112の後ろに続けて入力される。これにより、ユーザは、入力する(または入力した)印刷文字が何行目に属するかを容易に認識できるようになっている。
また、図5(b)に示すように、印刷用入力モードの入力画面101は、印刷用文字入力部102から入力した文字(印刷文字)に基づいて、表示領域113にラベルイメージ114を表示するイメージ表示部103と、作成されるラベルのラベルサイズ(縦×横のそれぞれの長さ)を表示するサイズ表示部104と、を有している。
このラベル作成装置のように比較的小型なものでは、ディスプレイ9の大きさも小型であり、印刷用文字入力部102に表示可能な文字数、およびラベルイメージ114を表示させるイメージ表示部103の表示領域113は限定されている。そこで、印刷用文字入力部102およびイメージ表示部103は、スクロール可能に入力文字およびラベルイメージ114を表示することにより、ラベルイメージ114全体を把握できるようにしている。
そして、作成されたラベルイメージ114がイメージ表示部103の表示領域113に収まらないときには、ラベルイメージ114の一部分を部分表示させ、印刷用文字入力部102におけるカーソル位置に基づいて、ラベルイメージ114をスクロールさせるようになっている。すなわち、印刷用文字入力部102上でカーソル111が指す位置が、表示領域113の所定位置で(本実施形態では、カーソル111の右隣の文字が表示領域113の尾端に位置するように)表示され、例えば、印刷用文字入力部102上でカーソル111を右に移動させると、ラベルイメージ114も右にスクロールされ、カーソル111を左に移動させると、ラベルイメージ114も左にスクロールされるといったように、印刷用文字入力部102上におけるカーソル111の移動に追従してラベルイメージ114がスクロールされる(図6参照)
一方、モード選択メニューで「点字用入力モード」が選択されると、点字用入力データの文字情報を文字入力可能な、点字用入力モードの入力画面121が表示される。図5(d)および(e)に示すように、点字用入力モードの入力画面121は、ラベルに打刻する点字を文字入力するために用いられ、入力した文字を墨字表記で表示する点字用文字入力部122と、文字の入力位置を指標するカーソル111と、点字用文字入力部122から入力した文字の点訳結果を点字表記する点訳点字表記部123と、点訳(点字表記)された点字の墨字訳を表記する墨字訳表記部124と、を有している。点字用文字入力部122から文字を入力した後、所定のキー操作(例えば、点訳キーの押下)を行うと、入力した文字に基づいて、点字用入力データとなる(点字ルールに従って分かち書きされた)点訳データが作成される。この点訳データに基づいて、点訳点字表記部123には、点字用文字入力部122に墨字表記されている入力文字を点訳したときの点字表記が表示され、墨字訳表記部124には、その墨字訳がカタカナ表示される。
なお、本実施形態では、点字用入力データの文字情報の文字入力(削除等の編集も含め)は、点訳点字表記部123および墨字訳表記部124からはできないようになっている。そこで、カーソル111は、点字用文字入力部122、点訳点字表記部123、および墨字訳表記部124のいずれに対しても移動することが可能であるが、カーソル111が点訳点字表記部123または墨字訳表記部124上に位置する場合には、その表示を白黒反転させネガ表示することにより、これら点訳点字表記部123および墨字訳表記部124が編集入力不能であることを指標するようになっている。さらに、カーソル111も、複数の白い点を縦に整列させた形状で表示され、点訳点字表記部123および墨字訳表記部124が編集入力不能であることを指標するようになっている。(なお、ここでの表示方法は、後述する入力点字表示部131にカーソル111を合わせたときの表示方法(図7(b)〜(d)参照)と略同様である)。
そして、(各入力モードの)入力画面101,121から入力データを入力した後、所定のキー操作を行うと、制御部60によりラベルデータ作成処理が為され、入力データに基づいてラベルデータが作成される。このとき、入力データとして、印刷用入力データおよび点字用入力データが入力されている場合には、墨字印刷および点字打刻の両方を行ったラベル(墨字・点字併記ラベル)を作成するためのラベルデータが作成される。すなわち、ラベルデータとして、印刷用入力データから印刷データが作成されると共に、点字用入力データから打刻データが作成される。
なお、墨字・点字併記ラベルのラベルデータを作成するにあたり、印刷用入力データおよび点字用入力データのいずれを先に入力するかは任意である。また、モード選択メニューで入力モードを適宜切り替えながら、入力データを入力していくことも可能である。
また、ラベルデータ作成処理の実行時に、点字用入力データの入力が無く、入力データとして印刷用入力データのみが入力されている場合には、ラベルデータとして印刷データのみが作成され、墨字印刷のみのラベル(墨字ラベル)を作成するためのラベルデータが作成される。同様に、印刷用入力データの入力が無く、入力データとして点字用入力データのみが入力されている場合には、ラベルデータとして打刻データのみが作成され、点字打刻のみのラベル(点字ラベル)を作成するためのラベルデータが作成される。
ところで、印刷用入力モードの入力画面101において、上述のイメージ表示部103に表示されるラベルイメージ114は、入力データに基づいて作成されるラベルのラベルイメージ114を示すものであり、印刷用入力モードの入力画面101が表示されたときに、入力データとして点字データが既に入力されていた場合、イメージ表示部103には、入力されている点字データに基づいてラベル上に打刻される点字の打刻イメージがラベルイメージ114として表示されるようになっている。そして、この状態で、印刷用文字入力部102から印刷文字を文字入力すると、入力した印刷用入力データおよび点字用入力データの両方に基づいて作成され、墨字印刷される印刷文字および点字打刻される点字を併記したラベルイメージ114が表示される(図6ないし図8参照)。
印刷文字および点字を併記させたラベルイメージ114もスクロール可能に表示されるが、この場合、印刷文字による文字列と点字による文字列との長さが異なるときや、ラベルにおける印刷文字と点字とのレイアウトに仕方によって、ラベルイメージ114全体をスクロール表示させることができない場合が生じる。
すなわち、本実施形態のスクロール表示は、カーソル111が指す位置が、表示領域113の所定位置に表示されるようラベルイメージ114をスクロールするものであり、印刷用文字入力部102におけるカーソル位置に基づいてのみ、ラベルイメージ114をスクロール表示させる構成とすると、ラベルの前後方向(読み方向)において、印刷文字よりも点字がはみ出す場合、例えば、印刷文字の文字列長に比べて点字の文字列長が長い場合や、印刷文字の文字列に対して、点字の文字列をその前側(または後ろ側)にレイアウトした場合には印刷文字からはみ出した点字部分を表示させることができない。なお、本実施形態において、カーソル111の移動は、キーボード5に設けられたカーソルキーにより行うものとする。
特に、点字の表記は、かなに対応して表記されること、英数字や濁音との区別のための符号があること、点字ルールに従い分かち書きが為されること等の理由に起因して、同一内容の表記であっても、点字の方が墨字文字(印刷文字)よりも長くなることが多く、印刷文字からはみ出した点字部分を表示させることができないと、ユーザの利便性を著しく損ねてしまう。
そこで、本実施形態のラベル作成装置では、印刷用入力モードの入力画面101が表示されたときに、入力データとして点字用入力データ(点字データ)が既に入力されていた場合、印刷用入力モードの入力画面101に、この点字データに基づいて打刻される点字の墨字訳をカタカナ表示する入力点字表示部131(点字関連領域)が(印刷用文字入力部102(墨字関連領域)とイメージ表示部103との間に)印刷用入力モードの入力画面101上に挿入されるようになっている(図6ないし図8参照)。そして、印刷用文字入力部102におけるカーソル111の移動に対応させて、スクロール表示できることに加え、さらに、入力点字表示部131におけるカーソル位置の移動にも対応させて、ラベルイメージ114をスクロール表示させることが可能となっている。
なお、このように、印刷用入力モードの入力画面101において、点字を示したラベルイメージ114を表示させると、ユーザは、印刷用入力モードの入力画面101からでも、既に点字データが入力されていること、およびその内容を把握することができるという利点も生じる。
先ず、入力点字表示部131について説明する。図6および図7に示すように、入力点字表示部131は、印刷用文字入力部102の上側に配置され、印刷用文字入力部102と上下に並んで表示される。入力点字表示部131には、印刷用文字入力部102の行番号112の表示位置に対応して、点字データに基づく表示であることを指標する点字マーク132(1点字を構成する6個の点を示した点字マスイメージ)が表示され。この点字マーク132の後に墨字訳が表示される。これにより、ユーザは、入力点字表示部131に表示された点字の墨字訳と、印刷用文字入力部102に入力された印刷文字とを、区別することが可能である。
入力点字表示部131において表示される墨字訳は、上述の墨字訳表記部124に表示される内容と同内容である。そして、図6および図7に示すように、分かち書き等のために、1マス空いている部分には、これに対応してスペースを指標するスペースマーク133が表示される。なお、上述したように、本実施形態では、印刷文字の入力と点字の入力とは、異なる入力モードで行うよう構成されており、印刷用入力モードの入力画面101上から、入力点字表示部131に表示されている内容(点字データ)を、修正・変更、または新たな点字の入力をすることはできないようになっている。
但し、作成するラベルに点字を打刻する必要が無くなった等の場合に、点字データが必要ではないのに、入力モードを点字用入力モード切り替え、さらに点字用文字入力部122に入力されていた文字を削除した上で再度入力モードを印刷用入力モードに切り替えるという操作を行うのは煩雑であるので、印刷用入力モードの入力画面101上から所定の操作を行うことにより、点字データの一括削除を行うことは可能に構成されている。
次に、図6および図7を参照して、印刷用入力データとして、「源氏物語」、点字用入力データとして、「ゲンジ モノガタリ」が入力されている場合を例に、入力データとして、印刷用入力データおよび印刷用入力モードが入力されているときにおける印刷用入力モードの入力画面101でのラベルイメージ114のスクロールについて具体的に説明する。
印刷用入力データとして、「源氏物語」、点字用入力データとして、「ゲンジ モノガタリ」が入力されている場合、印刷用文字入力部102では、行番号112に続いて「源氏物語」と表示される。同様に、入力点字表示部131でも、点字マークに続いて「ゲンジ モノガタリ」と表示されるが、「ゲンジ」と「モノガタリ」とで分かち書きされているため、この間には、「ゲンジ」と「モノガタリ」との間には、スペースマーク133が挿入されている。
そして、イメージ表示部103には、墨字文字と点字を上下方向に併記させたラベルイメージ114が表示される。本実施形態では、カーソル111が指す文字の位置がイメージ表示部103の表示領域113の所定位置に表示されるように設定されており、図6(a)では、印刷用文字入力部102の「源」の字の前側(図示左側)にカーソル111が位置しているため、「源」の字が表示領域113の所定位置に位置するように(本実施形態では、表示領域113の尾端に位置するように)、ラベルイメージ114が表示されている。なお、図示では、墨字文字を点字の上側にレイアウトして表示させているが、墨字文字および点字のレイアウトは、各モードの入力画面101,121から適宜編集可能である。
先ず、印刷用文字入力部102にカーソル111を合わせて、ラベルイメージ114をスクロールさせる場合について説明する。図6(a)の状態から、カーソル111を1字ずつ右(左)に移動させていくと、ラベルイメージ114も1字ずつ右(左)側にずれていく(図6(b)および(c)参照)。そして、カーソル111が「語」の字の右側、すなわち印刷用文字入力部102に入力されている文字列の尾端側、に位置しているとき(図6(c)の状態)に、さらにカーソル111を右に移動させようとすると、カーソル111は、印刷用文字入力部102に入力されている文字列の先頭側に移動し、ラベルイメージ114もこれに従って図6(a)のように表示される。
続いて、図7を参照して、入力点字表示部131にカーソル111を合わせて、ラベルイメージ114をスクロールさせる場合について説明する。図7(a)の状態において、印刷用文字入力部102から(キー操作により、)入力点字表示部131にカーソル111を移動させると、図7(b)に示すように、入力点字表示部131の白黒が反転し、入力点字表示部131に表示されている墨字訳がネガ表示される。このようにカーソル111が印刷用文字入力部102上に位置するときと、入力点字表示部131上に位置するときとで、異なる表示形態とすることにより、カーソル111が印刷用文字入力部102および入力点字表示部131のいずれに位置するかを指標表示するようになっている。そして、上述したように、本実施形態では、入力点字表示部131から、既に入力されている点字の修正や新たな点字の入力はできないため、カーソル111が入力点字表示部131上に位置するときに、このようなネガ表示(指標表示)をさせることにより、入力点字表示部131に表示されている墨字訳が変更できないことを容易に認識可能となっている。
さらに、入力点字表示部131上のカーソル111は、印刷用文字入力部102上での縦棒状のカーソル111を単純に白抜き表示したものではなく、複数(4つ)の白い点を縦に整列させたもので表示される(図7(b)〜(d)参照)。このように、印刷用文字入力部102上のカーソル111と入力点字表示部131上のカーソル111との形状を変えることにより、入力点字表示部131に表示されている墨字訳を変更できないことを併せて指標するようになっている。
入力点字表示部131においても、カーソル111の移動と、ラベルイメージ114の移動の関係も印刷用文字入力部102の場合と略同様であり、カーソル111が指す墨字訳のカタカナ文字に対応する点字の位置がイメージ表示部103の表示領域113の所定位置、すなわち、カーソル111の右隣のカタカタ文字に対応する点字が表示領域113の尾端に位置するように表示される。そして、カーソル111を移動させ、カーソル111が指す墨字訳のカタカナ文字を(右または左方向に)1字ずつずらしていくと、ラベルイメージ114の表示もこれに対応して1マスずつスクロールされる。
もっとも、濁音や半濁音のように、点字2マスで墨字訳の1文字に対応するような文字や、外字符や数字符が挿入される英数文字をカーソル移動させると、入力点字表示部131のカーソル111の移動文字数は1文字であっても、ラベルイメージ114のスクロール量は2マス分となる。例えば、図7(b)の状態から、「ゲ」とカーソル111を右側に移動させていくと、「ン」の点字マスに対応して1マス、「ン」とカーソル111を右側に移動させていくと「ジ」の点字マスに対応して2マスのスクロール量となる(図7(c)および(d)参照)。
そして、入力点字表示部131でカーソル111をさらに移動させ、図8(a)に示すように、カーソル111が「リ」の右側、すなわち入力点字表示部131に表示されている墨字訳の尾端側、に位置しているときに、さらにカーソル111を右に移動させようとすると、図8(b)に示すように、カーソル111は、入力点字表示部131に表示されている墨字訳の文字列の先頭側に移動し、ラベルイメージ114もこれに従ってスクロールされる。
一方、カーソル111が「リ」の右側に位置しているときに、所定のキー操作を行うと、このキー操作をトリガとして点字データの一括削除処理が開始され、点字データが一括削除される。そして、図8(c)に示すように、点字データ一括削除ラベルイメージ114にも反映され、点字イメージが削除されたラベルイメージ114が表示される。
以上のように、本発明を適用したテープ処理装置1によれば、印刷用文字入力部102および入力点字表示部131におけるカーソル位置に基づいて、ラベルイメージ114をスクロールさせることができるので、印刷用文字入力部102および入力点字表示部131との間で文字数が異なる場合であっても、ラベルイメージ114の全体を表示させることができユーザの利便性を向上させることができる。さらに、ユーザが所望とする部分にカーソル位置を合わせることにより、これに対応する部分のラベルイメージ114を整合させて表示することが可能であり、ユーザは、印刷用文字入力部102および入力点字表示部131に表示されている文字とラベルイメージ114とを整合させて把握することが可能である。
さらに、印刷用入力モードの入力画面101では、入力点字表示部131に表示されている墨字訳の変更を行えないため、カーソル111を入力点字表示部131に移動させたときにその表示をネガ表示とし、カーソル111が位置するときの表示形態を、入力・編集可能な印刷用文字入力部102とは異なる表示形態としたので、ユーザは、入力点字表示部131が入力・編集可能な領域であることを容易に認識することができる。
なお、上述した実施例によらず、ラベル作成装置1の装置構成等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能であることは言うまでもない。例えば、本実施形態では、入力点字表示部131に、入力された点字の墨字訳をカタカナ表示させるようにしたが、ここに入力された点字の点字表記を表示させることも当然に可能である。
また、本実施形態では、入力点字表示部131の墨字訳に対応させてラベルイメージ114の表示をスクロールさせるときに、墨字訳の1文字に対してこれに対応する点字マス数分スクロールさせる構成としているが、墨字訳の文字数と、
当該墨字訳に対応する点字のマス数の割合に基づいて、ラベルイメージ114の表示を均等にスクロールさせるようにしてもよい。例えば、「ゲンジ」という墨字訳の3文字は、5個の点字マスを用いて表記され、墨字1文字に対し、5/3点字マスが対応する。したがって、この場合、例えば、入力点字表示部131において、「ゲ」、「ン」、「ジ」と順にカーソル111をスクロールさせると、ラベルイメージ114の表示が、5/3点字マス分ずつスクロールする。これにより、入力点字表示部131においてカーソル111が指す墨字訳の文字と、ラベルイメージ114の点字(マス)の位置を整合させることが可能となる。
ラベル作成装置の閉蓋状態の外観斜視図である。 ラベル作成装置の開蓋状態の外観斜視図である。 打刻ユニットの平面図および断面図である。 ラベル作成装置の制御ブロック図である。 印刷用入力モードの入力画面(a)から印刷用の文字入力を行った後(b)、モード選択メニュー(c)を用いて、点字用入力モードの入力画面に切り替え(d)、点字用の文字入力を行った(e)ときの画面遷移を示した図である。 印刷用文字入力部にカーソルを合わせて、ラベルイメージをスクロールさせる場合の説明図であり、スクロール時の画面遷移を示した図である。 入力点字表示部にカーソルを合わせて、ラベルイメージをスクロールさせる場合の説明図であり、スクロール時の画面遷移を示した図である。 入力点字表示部の尾端にカーソルが位置するときに為される動作の説明図であり、(a)は、入力点字表示部の尾端にカーソルが位置するときの画面説明図、(b)は、(a)の状態でカーソルをさらに右に移動させたときの画面説明図、(c)は、(a)の状態で所定の操作を行い、点字データを一括消去させたときの画面説明図である。
符号の説明
1 ラベル作成装置 9 ディスプレイ
21 印刷ヘッド 40 打刻アッセンブリ
60 制御部 102 印刷用文字入力部
111 カーソル 103 イメージ表示部
113 表示領域 114 ラベルイメージ
131 入力点字表記部

Claims (4)

  1. 入力された墨字文字を表示する墨字関連領域と、入力された点字または前記点字の墨字訳を表示する点字関連領域と、前記墨字文字が印刷されると共に前記点字が打刻される複合ラベルのラベルイメージをプレビュー表示するプレビュー領域と、を有する表示画面に、
    前記ラベルイメージをスクロールさせるためのカーソルを、前記墨字関連領域および前記点字関連領域に選択的に表示して成るデータ表示装置のデータ表示方法において、
    前記墨字関連領域に前記カーソルを表示した場合、前記墨字関連領域に表示した前記墨字文字に対する前記カーソルの位置と、前記カーソルの位置に対応した前記ラベルイメージ内の特定の前記墨字文字の位置とを対応づけて、前記特定の墨字文字が前記プレビュー領域の所定の位置に表示されるように、前記ラベルイメージをスクロールさせ、
    前記点字関連領域に前記カーソルを表示した場合、前記点字関連領域に表示した前記点字または前記墨字訳に対する前記カーソルの位置と、前記カーソルの位置に対応した前記ラベルイメージ内の特定の前記点字の位置とを対応づけて、前記特定の点字が前記プレビュー領域の所定の位置に表示されるように、前記ラベルイメージをスクロールさせることを特徴とするデータ表示装置のデータ表示方法。
  2. 入力された墨字文字を表示する墨字関連領域と、入力された点字または前記点字の墨字訳を表示する点字関連領域と、前記墨字文字が印刷されると共に前記点字が打刻される複合ラベルのラベルイメージをプレビュー表示するプレビュー領域と、を有する表示画面と、
    前記ラベルイメージをスクロールさせるためのカーソルを、前記墨字関連領域および前記点字関連領域に選択的に表示するカーソル表示手段と、
    前記墨字関連領域に前記カーソルを表示した場合、前記墨字関連領域に表示した前記墨字文字に対する前記カーソルの位置と、前記カーソルの位置に対応した前記ラベルイメージ内の特定の前記墨字文字の位置とを対応づけて、前記特定の墨字文字が前記プレビュー領域の所定の位置に表示されるように、前記ラベルイメージをスクロールさせ、
    前記点字関連領域に前記カーソルを表示した場合、前記点字関連領域に表示した前記点字または前記墨字訳に対する前記カーソルの位置と、前記カーソルの位置に対応した前記ラベルイメージ内の特定の前記点字の位置とを対応づけて、前記特定の点字が前記プレビュー領域の所定の位置に表示されるように、前記ラベルイメージをスクロールさせるプレビュー表示制御手段と、を備えたことを特徴とするデータ表示装置。
  3. 請求項2に記載のデータ表示装置と、
    前記墨字文字を編集入力する墨字編集入力手段と、
    前記点字を編集入力する点字編集入力手段と、を備え、入力された前記墨字文字および前記点字に基づいて、前記複合ラベルを作成するためのラベルデータを生成するデータ生成装置において、
    前記墨字関連領域における前記カーソルおよび前記点字関連領域における前記カーソルは、それぞれ編集入力位置を表示しており、
    前記カーソルの位置に基づいて、前記墨字文字および前記点字のいずれが編集入力可能な状態であるかを指標表示する指標表示手段をさらに備えたことを特徴とするデータ生成装置。
  4. 請求項3に記載のデータ生成装置と、
    入力された前記墨字文字に基づいて、処理シートに墨字印刷を行う印刷装置と、
    入力された前記点字に基づいて、前記処理シートに点字打刻を行う打刻装置と、を備えたことを特徴とするシート処理装置。
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