JP4841978B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やファクシミリに代表される画像形成装置に適用可能な、原稿の搬送装置に関する。
複写機やファクシミリ等の画像形成装置には、複数枚の原稿を自動的に原稿読取部へと送り出す原稿搬送装置を備えているものがある。原稿搬送装置は、原稿載置トレイに積み上げられた原稿の最上層から1枚ずつ分離して搬送する。原稿は、原稿読取部でその表面の画像データを読み取られた後、原稿搬送路の最下流に設けられた原稿排出トレイに排出される。
原稿を、原稿載置トレイから、原稿読取部へと続く原稿搬送路に受け渡すには、供給ローラや供給ベルトといった供給部材が用いられる。この供給部材は、原稿載置トレイの原稿搬送方向下流部に設けられ、原稿束の最上層に圧接して原稿を下流側へと送り出す。原稿搬送路上には、原稿を搬送するための搬送ローラやコロが様々な箇所に設けられ、原稿は、これらの搬送ローラとコロとが圧接することにより形成されるニップに挿通され、搬送される。
上記のような構成の原稿搬送装置では、原稿読取部の箇所において、原稿が原稿読取装置に接触或いは近接することにより、その表面の画像データが読み取られる。しかしながらこの時、原稿が、原稿読取装置表面のガラス部に張り付いて分離し難くなり、搬送性能が低下することが従来懸念されている。そこで、このような問題を解決すべく、原稿読取装置表面での原稿の分離性を向上させる構造が提案され、その一例を特許文献1に見ることができる。特許文献1に記載された原稿給送装置(原稿搬送装置)では、原稿読取装置の読取箇所のプラテンガラスに向かって、ファンによる空気流を、原稿搬送方向下流側から送風するようにしている。
特開2005−200152号公報(第4頁、図1)
特許文献1に記載された原稿給送装置(原稿搬送装置)は、原稿読取装置の読取箇所において空気流を利用することにより、原稿のプラテンガラスとの分離性が高められるので、原稿のプラテンガラスへの張り付き防止という点に関して言えば、搬送性能の向上を図ることが可能となる。しかしながら、原稿読取部において、原稿搬送方向下流側から送風しているので、原稿の搬送自体に関して言えば、ブレーキが掛かる形になるので、原稿の搬送性能を効果的に向上させているとは言い難い。
また、原稿は、原稿搬送装置に内蔵された前記搬送ローラやコロ、搬送ガイド部材等と接触することにより、紙粉や、その原稿画像に用いられたトナー等を装置内に散乱させる恐れがある。ここで、特許文献1に記載された原稿給送装置(原稿搬送装置)のように、原稿搬送方向下流側から送風すると、装置内で紙粉やトナーが乱舞する恐れがあり、これらが搬送ローラの駆動機構に付着して原稿の搬送性能がさらに低下したり、原稿読取部に付着して原稿読取精度の低下を招いたりして、この後画像形成装置で形成される画像品質に多大な悪影響を及ぼす可能性がある。
一方、原稿搬送装置は、搬送ローラを駆動するモータやその制御基板、さらに両面印刷用の原稿読取装置等を内蔵する場合がある。原稿搬送装置内部に熱がこもり、温度が上昇すると、原稿面に形成された画像や、制御基板、原稿読取装置に悪影響が及び、原稿読取精度が低下する恐れがある。したがって、原稿搬送装置は、その内部を効率良く冷却する必要がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、ファンにより、装置内部を効率良く冷却することに加えて、原稿の搬送性能を効果的に向上させることができ、原稿搬送の安定性が大幅に高められた原稿搬送装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、原稿載置トレイに積み上げられた原稿を、原稿面の画像データを読み取るべく1枚ずつ分離して搬送する原稿搬送装置において、内部を冷却するファンを、原稿搬送方向上流側から下流側に向かって空気を流通させる向きで設けるとともに、その空気が、ファンの上流側及び/または下流側で原稿搬送路を流通することとした。
また、上記構成の原稿搬送装置において、前記ファンは、その吸気口が、ファンの原稿搬送方向上流側に設けられた搬送ローラの周面に接触する原稿面を指向することとした。
また、上記構成の原稿搬送装置において、前記搬送ローラは、原稿搬送方向と直角をなす原稿幅方向に複数個備えられ、前記ファンは、これら隣り合う2個のローラ間に空気を流通させるように設けることとした。
また、上記構成の原稿搬送装置において、前記ファンは、その排気口が、原稿搬送路の最下流に設けられた原稿排出トレイに向かって原稿を排出する原稿排出口を指向することとした。
また、上記構成の原稿搬送装置において、前記排気口から排出された空気が前記原稿排出口を指向することとなる排気ダクトを設けることとした。
本発明の構成によれば、原稿載置トレイに積み上げられた原稿を、原稿面の画像データを読み取るべく1枚ずつ分離して搬送する原稿搬送装置において、内部を冷却するファンを、原稿搬送方向上流側から下流側に向かって空気を流通させる向きで設けることとしたので、ファンによる空気流が原稿搬送の流れに沿うことになり、ブレーキを掛けることなく、原稿を搬送することができる。さらに、ファンで流通させる空気は、ファンの上流側及び/または下流側で原稿搬送路を流通することとしたので、ファンの上流側では原稿を引っ張り、下流側では原稿を押す形となり、原稿の搬送を助長することが可能となる。また、原稿搬送装置内に散乱した紙粉やトナーを、ファンによって積極的に装置外へ排出することもできる。したがって、ファンにより、装置内部を効率良く冷却することに加えて、原稿の搬送性能を効果的に向上させることができ、原稿搬送の安定性が大幅に高められた原稿搬送装置を提供することができる。
また、ファンは、その吸気口が、ファンの原稿搬送方向上流側に設けられた搬送ローラの周面に接触する原稿面を指向することとしたので、ファンの吸引により、搬送ローラに原稿を張り付かせることが可能になる。これにより、搬送ローラと原稿との密着性が増大し、すべりが生じることなく、搬送ローラにより原稿を搬送することができる。したがって、原稿の搬送性能をさらに向上させることが可能となる。
また、搬送ローラは、原稿搬送方向と直角をなす原稿幅方向に複数個備えられ、ファンは、これら隣り合う2個のローラ間に空気を流通させるように設けることとしたので、搬送ローラと原稿とが接触する箇所に一層近い箇所で、搬送ローラに原稿を張り付かせる作用を働かせることが可能となる。これにより、搬送ローラと原稿とをさらに密着させることができ、原稿の搬送性能を高めることが可能である。
また、ファンは、その排気口が、原稿搬送路の最下流に設けられた原稿排出トレイに向かって原稿を排出する原稿排出口を指向することとしたので、ファンの排気により、原稿を、原稿排出口から積極的に原稿排出トレイに押し出すようにすることができる。これにより、原稿排出トレイに排出した原稿が、原稿排出口の箇所で滞り、その近傍に設けられた排出ローラ等に引っ掛かり、意図しない箇所に巻き込んで破損するといった不具合の発生を防止することが可能である。したがって、原稿の搬送性能の向上に加えて、原稿排出口の箇所における原稿の破損も防止することが可能となる。
また、排気口から排出された空気が原稿排出口を指向することとなる排気ダクトを設けることとしたので、原稿を、原稿排出口から積極的に原稿排出トレイに押し出す作用を高めることができる。したがって、原稿排出口の箇所における原稿の破損に対する予防の効果が向上する。
以下、本発明の実施形態を図1〜図5に基づき説明する。
最初に、本発明の実施形態に係る原稿搬送装置について、図1を用いてその構造の概略を説明する。図1は、原稿搬送装置の模型的垂直断面正面図である。図中の実線矢印は、用紙の搬送経路、及び搬送方向を示す。なお、本発明の実施形態に係る原稿搬送装置は、画像形成装置である複写機、ファクシミリ、または複写機やファクシミリ等の機能を兼ね備えた複合機の上部に搭載された原稿搬送装置として設計されたものとする。
原稿搬送装置1は、図1に示すように、原稿載置トレイ2、原稿送り部10、及び原稿排出トレイ3を備えている。
原稿送り部10は、原稿載置トレイ2の原稿搬送方向下流端に、原稿挿入口11と、供給ローラ12とを備えている。供給ローラ12は、原稿載置トレイ2に積み上げられた原稿を最上層から1枚ずつ分離して供給する。原稿挿入口11の下流側には、原稿送り部10の内部に向かって原稿搬送路13が延びている。
原稿搬送路13の先は、原稿搬送装置1の底面に到達し、この箇所に第1の原稿読取部14が設けられている。第1の原稿読取部14に送り込まれた原稿は、原稿搬送路13上をさらに下流側へ、すなわち図1において第1の原稿読取部14の箇所を左方から右方へと移動する最中に、その下方に設けられた画像形成装置本体の原稿読取装置(図示せず、以下第1の原稿読取装置と称す)により、下側の面である第1面の画像データが読み取られる。
原稿搬送路13の、第1の原稿読取部14の下流には、第2の原稿読取部15が設けられている。原稿両面の画像データの読み取りが必要な場合、第2の原稿読取部15に送り込まれた原稿は、原稿搬送路13上をさらに下流側へ、すなわち図1において第2の原稿読取部15の箇所を左方から右方へと移動する最中に、その上方に設けられた第2の原稿読取装置16により、上側の面である第2面の画像データが読み取られる。
原稿搬送路13の下流端には、原稿排出口17が設けられている。画像データの読み取りが済んだ原稿は、原稿排出口17から原稿排出トレイ3に排出される。
上記構成により、原稿搬送装置1は、原稿載置トレイ2に載置された原稿を、原稿送り部10内に送り込み、原稿読取部でその画像データを読み取った後、原稿排出トレイ3に排出する。
続いて、原稿搬送装置1の原稿送り部10の詳細な構成について、図1に加えて、図2を用いて説明する。図2は、原稿搬送装置の原稿送り部を示す模型的垂直断面正面図である。なお、図2において、実線矢印は原稿の搬送経路及び搬送方向を、白抜き矢印は空気の流通経路及び流通方向を示す。
原稿送り部10は、前述のように、原稿載置トレイ2の原稿搬送方向下流端に、原稿挿入口11と、供給ローラ12とを備えている(図2参照)。供給ローラ12は、原稿搬送方向と直角をなす原稿幅方向略中央部に設けられ、原稿載置トレイ2に積み上げられた原稿束の最上層に圧接し、原稿を最上層から1枚ずつ分離して供給する。原稿搬送路13は、原稿挿入口11の下流側に、斜め下方に向かって延びている。
原稿搬送路13上において、原稿挿入口11のすぐ下流には、図2に示すように、搬送ローラ対18が設けられている。搬送ローラ対18は、互いに圧接し合う搬送ローラ18aとコロ18bとで構成され、原稿搬送路13を通過する原稿を、その下流側の第1の原稿読取部14の方へと送り出す。
搬送ローラ対18の箇所の下流には、レジストローラ対19が設けられている。レジストローラ対19は、互いに圧接し合うレジストローラ19aとコロ19bとで構成され、第1の原稿読取部14へと向かう原稿に対して、正確な読み取りが実行できるよう斜め送りを矯正してから送り出す。
レジストローラ対19の箇所の下流には、比較的大径の搬送ローラ20が設けられている。原稿搬送路13は、この大径搬送ローラ20の周面約半周分の長さで、周面に沿った形で下流へと続いている。この間、原稿搬送路13には、大径搬送ローラ20に圧接する3個のコロ21、22、23が設けられている。
大径搬送ローラ20に圧接する3個のコロのうち、コロ22とコロ23との間には、第1の原稿読取部14が設けられている。この第1の原稿読取部14に送り込まれた原稿は、原稿搬送路13上をさらに下流側へ、すなわち図2において第1の原稿読取部14の箇所を左方から右方へと移動する最中に、その下方に設けられた第1の原稿読取装置100である画像形成装置本体の原稿読取装置により、下側の面である第1面の画像データが読み取られる。
第1の原稿読取部14の下流側であって、コロ23の箇所のさらに下流には、第2の原稿読取部15が備えられている。この第2の原稿読取部15には、密着型イメージセンサで構成された第2の原稿読取装置16と、搬送ローラ24とが設けられている。第2の原稿読取装置16は、原稿搬送路13を挟んで搬送ローラ24に対向し、原稿搬送路13の上方に設けられている。搬送ローラ24は、原稿搬送路13の下方に設けられ、その対向部材である第2の原稿読取装置16との間に原稿を挿通して搬送する。この第2の原稿読取部15に送り込まれた原稿は、原稿搬送路13上をさらに下流側へ、すなわち図2において第2の原稿読取部15の箇所を左方から右方へと移動する最中に、その上方に設けられた第2の原稿読取装置16により、上側の面である第2面の画像データが読み取られる。
第2の原稿読取部15の下流側であって、原稿搬送路13の下流端には、原稿排出口17、及び原稿排出ローラ対25が設けられている。画像データの読み取りが済んだ原稿は、排出ローラ25aと排出コロ25bとで構成される原稿排出ローラ対25によって、原稿排出口17から原稿排出トレイ3(図1参照)に排出される。
上記構成の原稿搬送装置1の原稿送り部10において、原稿挿入口11から原稿排出口17まで延びる原稿搬送路13の内側部分の構成要素は、搬送ユニット30としてユニット化して構成されている。
次に、この原稿搬送装置1の搬送ユニット30の詳細な構成について、図2に加えて、図3〜図5を用いて説明する。図3は図2に示す原稿送り部の搬送ユニットの斜視図にして、図2の左方から見たもの、図4は搬送ユニットの斜視図にして、図2の右方から見たもの、図5は搬送ユニットの斜視図にして、搬送ガイド部材を取り外した状態を示すものである。
図3、及び図4に示すように、搬送ユニット30は、図2において原稿挿入口11から原稿排出口17まで延びる原稿搬送路13で囲まれた部分がユニット化されたものである。
搬送ユニット30は、その上部に、原稿搬送路13の、搬送ローラ18a及びレジストローラ19a周辺の箇所の、下側の搬送ガイド部材31を備えている。そして、搬送ユニット30には、大径搬送ローラ20が備えられ、第2の原稿読取装置16を包含している(図2参照)。大径搬送ローラ20は、図3に示すように、原稿幅方向に延びる共通の支軸20aが、5個の比較的幅の狭いローラ20bを貫通する形で構成されている。
搬送ユニット30から、搬送ガイド部材31を取り外すと、図5に示すようにその内部構造が露出する。搬送ユニット30の内部には、その上部に、第2の原稿読取装置16を制御する2枚の制御基板32、33が配置されている。第2の原稿読取装置16、及び制御基板32、33は、原稿搬送装置1を駆動することにより発熱する。
搬送ユニット30の、大径搬送ローラ20の原稿搬送方向下流側の箇所には、原稿搬送装置1の内部を冷却する2個のファン34が設けられている。2個のファン34は、各々、原稿幅方向に5個備えられたローラ20bのうちの、隣り合う2個の間に位置するように別々にして配置されている。
そして、ファン34は、図2に示すように、その吸気口34aが、大径搬送ローラ20の内側から、原稿搬送路13の大径搬送ローラ20の周面の箇所、すなわちこの周面に接触する原稿面を指向するように設けられている。これにより、ファン34を駆動することで、隣り合う2個のローラ20bの間に空気が流通する。
さらに、ファン34は、図2に示すように、その排気口34bが、原稿搬送方向下流側にある第2の原稿読取装置16、2枚の制御基板32、33、及び原稿排出口17を指向するように設けられている。そして、この排気口34bから排出された空気が向かう搬送ユニット30の下流端には、図2、及び図4に示すように排気グリル35が設けられている。ファン34を駆動し、排気口34bから排出される空気は、第2の原稿読取装置16、及び2枚の制御基板32、33を冷却しつつ、排気グリル35から搬送ユニット30の外部に送り出される。
図2に示すように、搬送ユニット30の、ファン34による空気流通方向下流側であって、排気グリル35の外側には、排気ダクト26が備えられている。排気ダクト26は、搬送ユニット30の排気グリル35から排出された空気が、原稿搬送路13の下流端にある原稿排出口17を指向するように設けられている。
このようにして、原稿載置トレイ2に積み上げられた原稿を、原稿面の画像データを読み取るべく1枚ずつ分離して搬送する原稿搬送装置1において、内部を冷却するファン34を、原稿搬送方向上流側から下流側に向かって空気を流通させる向きで設けたので、ファン34による空気流が原稿搬送の流れに沿うことになり、ブレーキを掛けることなく、原稿を搬送することができる。さらに、ファン34で流通させる空気は、ファン34の上流側及び下流側で原稿搬送路13を流通するので、ファン34の上流側では原稿を引っ張り、下流側では原稿を押す形となり、原稿の搬送を助長することが可能となる。また、原稿搬送装置1内に散乱した紙粉やトナーを、ファン34によって積極的に装置外へ排出することもできる。したがって、ファン34により、装置内部を効率良く冷却することに加えて、原稿の搬送性能を効果的に向上させることができ、原稿搬送の安定性が大幅に高められた原稿搬送装置1を提供することができる。
そして、ファン34は、その吸気口34aが、ファン34の原稿搬送方向上流側に設けられた大径搬送ローラ20の周面に接触する原稿面を指向するので、ファン34の吸引により、大径搬送ローラ20に原稿を張り付かせることが可能になる。これにより、大径搬送ローラ20と原稿との密着性が増大し、すべりが生じることなく、大径搬送ローラ20により原稿を搬送することができる。したがって、原稿の搬送性能をさらに向上させることが可能となる。
また、大径搬送ローラ20は、原稿搬送方向と直角をなす原稿幅方向に複数個備えられ、ファン34は、これら隣り合う2個のローラ20b間に空気を流通させるように設けたので、大径搬送ローラ20と原稿とが接触する箇所に一層近い箇所で、大径搬送ローラ20に原稿を張り付かせる作用を働かせることが可能となる。これにより、大径搬送ローラ20と原稿とをさらに密着させることができ、原稿の搬送性能を高めることが可能である。
さらに、ファン34は、その排気口34bが、原稿搬送路13の最下流に設けられた原稿排出トレイ3に向かって原稿を排出する原稿排出口17を指向するので、ファン34の排気により、原稿を、原稿排出口17から積極的に原稿排出トレイ3に押し出すようにすることができる。これにより、原稿排出トレイ3に排出した原稿が、原稿排出口17の箇所で滞り、その近傍に設けられた排出ローラ25a等に引っ掛かり、意図しない箇所に巻き込んで破損するといった不具合の発生を防止することが可能である。したがって、原稿の搬送性能の向上に加えて、原稿排出口17の箇所における原稿の破損も防止することが可能となる。
また、排気口34bから排出された空気が原稿排出口17を指向することとなる排気ダクト26を設けたので、原稿を、原稿排出口17から積極的に原稿排出トレイ3に押し出す作用を高めることができる。したがって、原稿排出口17の箇所における原稿の破損に対する予防の効果が向上する。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態において、ファン34は、隣り合うローラ20bの間に別々に2個設けることとしたが、その数量、配置箇所等についてはこれに限定されるわけではなく、他の構成であっても構わない。
本発明は、画像形成装置に適用可能な、原稿搬送装置全般において利用可能である。
本発明の実施形態に係る原稿搬送装置の模型的垂直断面正面図である。 図1の原稿搬送装置の原稿送り部を示す模型的垂直断面正面図である。 原稿送り部の搬送ユニットの斜視図にして、図2左方から見たものである。 原稿送り部の搬送ユニットの斜視図にして、図2右方から見たものである。 原稿送り部の搬送ユニットの斜視図にして、搬送ガイド部材を取り外した状態を示すものである。
符号の説明
1 原稿搬送装置
2 原稿載置トレイ
3 原稿排出トレイ
10 原稿送り部
11 原稿挿入口
13 原稿搬送路
14 第1の原稿読取部
15 第2の原稿読取部
16 第2の原稿読取装置
17 原稿排出口
20 大径搬送ローラ(搬送ローラ)
20b ローラ
26 排気ダクト
30 搬送ユニット
32、33 制御基板
34 ファン
34a 吸気口
34b 排気口
35 排気グリル

Claims (4)

  1. 原稿載置トレイに積み上げられた原稿を、原稿面の画像データを読み取るべく1枚ずつ分離して搬送する原稿搬送装置において、
    原稿搬送装置の内部を冷却するファンを、原稿搬送方向上流側から下流側に向かって空気を流通させる向きで原稿搬送装置の内部に設けるとともに、その空気がファンの吸気側及び/または排気側で原稿搬送路を流通するように設けて、前記ファンの吸気口が前記ファンの吸気側に設けられた搬送ローラの周面に接触する原稿面を指向することを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記搬送ローラは、原稿搬送方向と直角をなす原稿幅方向に複数個備えられ、前記ファンは、これら隣り合う2個のローラ間に空気を流通させるように設けたことを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記ファンは、その排気口が、原稿搬送路の最下流に設けられた原稿排出トレイに向かって原稿を排出する原稿排出口を指向することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原稿搬送装置。
  4. 前記排気口から排出された空気が前記原稿排出口を指向することとなる排気ダクトを設けたことを特徴とする請求項3に記載の原稿搬送装置。
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