JP4841822B2 - 塗布膜付きウエブの製造方法 - Google Patents

塗布膜付きウエブの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4841822B2
JP4841822B2 JP2004286025A JP2004286025A JP4841822B2 JP 4841822 B2 JP4841822 B2 JP 4841822B2 JP 2004286025 A JP2004286025 A JP 2004286025A JP 2004286025 A JP2004286025 A JP 2004286025A JP 4841822 B2 JP4841822 B2 JP 4841822B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
bead
coating
degree
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004286025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006095454A (ja
JP2006095454A5 (ja
Inventor
陽一 長谷川
朋成 小川
和彦 能條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2004286025A priority Critical patent/JP4841822B2/ja
Priority to US11/236,605 priority patent/US7867567B2/en
Publication of JP2006095454A publication Critical patent/JP2006095454A/ja
Publication of JP2006095454A5 publication Critical patent/JP2006095454A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4841822B2 publication Critical patent/JP4841822B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Active legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D1/00Processes for applying liquids or other fluent materials
    • B05D1/26Processes for applying liquids or other fluent materials performed by applying the liquid or other fluent material from an outlet device in contact with, or almost in contact with, the surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D2252/00Sheets
    • B05D2252/02Sheets of indefinite length

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Description

本発明は塗布液の塗布方法に係り、特にスロットダイを使用して低粘度の塗布液を超薄膜塗布する塗布液の塗布方法に関する。
減圧チャンバーを有するスロットダイを使用して、バックアップローラに支持されながらウエブに塗布液を塗布する塗布方法においては、ウエブの送りムラ、減圧変動、塗布液の送液時の脈動、スロットダイやバックアップローラの振動、ウエブの平坦性(凸凹の程度)等の外乱要因により、ウエブの走行方向において塗布膜の膜厚が段状のムラになる段状ムラが発生する。
ところで、液晶表示装置等に使用される反射防止、防眩性、視野角拡大等の高機能性薄層フィルムの製造は、これらの機能を有する塗布液をウエブに塗布することにより製造される。そして、近年は、高機能性薄層フィルムに所望の機能を高精度に発現させるために、従来の塗布液に比べて低粘度(例えば0.005Pa・s以下)で、超薄膜(例えばウエット膜厚で10μm以下)で塗布することが要求されている。かかる、低粘度・超薄膜塗布の場合には、塗布した後の塗布液のレベリング効果が期待できにくいことから、塗布時において段状ムラを如何に抑制するかが重要になる。このことから、上記した外乱自体の抑制や外乱に対して耐性の高いビード形状についての改善がなされてきた。
従来の段状ムラ抑制の対策としては、特許文献1において減圧度を−200〜−300Paにすることが提案されている。また、特許文献2や3ではスロットダイのリップ先端にオーバーバイト形状をつけることが提案されている。また、特許文献4では、減圧チャンバにおける減圧度の変動を緩和するために、サイド/バックプレートのクリアランスを広げることが提案されている。
特開2003−285343号公報 特表平9−511682号公報 特開2003−211052号公報 特開2003−236434号公報
しかしながら、段状ムラを抑制する従来の対策は、上記した低粘度・超薄膜塗布の場合における段状ムラ抑制対策としては十分ではなく、さらなる対策が要望されている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、低粘度・超薄膜塗布の場合であっても、段状ムラの発生を効果的に抑制することのできる塗布液の塗布方法を提供することを目的とする。
本発明者は、スロットダイで低粘度(例えば0.005Pa・s以下)の塗布液を超薄膜(例えばウエット膜厚で10μm以下)で塗布する場合において、バックアップローラに支持されて連続走行するウエブと、スロットダイのリップランドとの間に塗布液を液架橋して形成されるビードのウエブ上流側の減圧度Pb について鋭意研究した結果、次の知見を得た。
(1) スロットダイを加振して段状ムラが形成され易い条件下において、ビードのウエブ下流側の圧力P0 (通常は大気圧)に対するウエブ上流側の減圧度Pb を極めて小さくしたときには、減圧度Pb が大きい場合に比べて段状ムラの顕著な抑制効果が見られた。即ち、減圧度Pb を極めて小さくすることで、外乱に対して耐性を有するビードを形成することが可能である。
(2) 一方、減圧度Pb を小さくし過ぎて、下限減圧度PS1未満になると、ウエブに同伴されるエアがビードとウエブとの間に入り込むことに起因して塗布膜面にスジ故障が生じてしまう。
(3) そして、上記の相反する現象は、減圧度Pb の極めて狭い領域であるPS1<P0 −Pb ≦PS1+0.2においては生じず、スジ故障を発現させることなく段状ムラを効果的に抑制できることが分かった。本発明は上記知見に基づいてなされたものである。
本発明の請求項1は前記目的を達成するために、バックアップローラに支持されて連続走行するウエブ表面に、リップランドを近接配置させたスロットダイのスロット先端から塗布液を吐出して前記ウエブとの間にビードを形成すると共に、該ビードのウエブ上流側を減圧しながら前記ウエブ表面に塗布液を塗布する塗布膜付きウエブの製造方法において、前記ビードのウエブ下流側に対するウエブ上流側の減圧度P0 −Pb (kPa)が次式、 PS1<P0−Pb ≦PS1+0.2を満足し、且つ、減圧度P 0 −P b が1(kPa)未満になるように前記Pb を設定して塗布すると共に、前記リップランドとウエブとのコーティングギャップdが次式、d=(2 h/1.34)( μv/ σ1 )-2/3×α及び0.25≦α<1を満足するように設定されることを特徴とする。
但し、
Figure 0004841822
0 :ビードのウエブ下流側の圧力
b :ビードのウエブ上流側の圧力
μ :塗布液の粘度(Pa・s)
v :塗布速度(m/
σ1 : 下流側ビードの表面張力(N/m)
σ4 : 上流側ビードの表面張力(N/m)
h:ウエブに塗布された塗布液のウエット膜厚(m)
d:リップランドとウエブとのコーティングギャップ(m)
1:下流側リップランドのウエブ走行方向の長さ(m)
θ: ウエブとビードとの接触角
請求項1の発明は、スジ故障が発現する下限減圧度PS1を、viscocapillaryモデル(加工技術研究会編「コーティング」401頁参照)の式から求める場合であり、本発明によれば、PS1<P0−Pb ≦PS1+0.2を満足し、且つ、減圧度P 0 −P b が1(kPa)未満になるようにPb を設定して塗布するようにしたので、スジ故障を発現させないように段状ムラを効果的に抑制できる。本発明は、高粘度・厚膜塗布にも適用できることは勿論であるが、特に段状ムラが発生しやすい、低粘度(例えば0.005Pa・s以下)の塗布液を超薄膜(例えばウエット膜厚で10μm以下)で塗布する場合において有効である。
ここで、P0 はビードのウエブ下流側の圧力で、通常大気圧であるので、大気圧に対するPb の負圧の大きさがビードのウエブ下流側に対するウエブ上流側の減圧度P0 −Pb になる。
本発明の請求項2は前記目的を達成するために、バックアップローラに支持されて連続走行するウエブ表面に、リップランドを近接配置させたスロットダイのスロット先端から塗布液を吐出して前記ウエブとの間にビードを形成すると共に、該ビードのウエブ上流側を減圧しながら前記ウエブ表面に塗布液を塗布する塗布膜付きウエブの製造方法において、予備運転により、前記ビードのウエブ上流側の減圧度Pb (kPa)を小さくしていったときに前記ウエブに塗布された塗布液膜面にスジ故障が発生し始める下限減圧度PS1(kPa)を予め求め、本運転では、前記ビードのウエブ下流側に対するウエブ上流側の減圧度P0−Pb (kPa)が次式、PS1<P0 −Pb ≦PS1+0.2を満足し、且つ、減圧度P 0 −P b が1(kPa)未満になるようにPb を設定して塗布すると共に、前記リップランドとウエブとのコーティングギャップdが次式、d=(2 h/1.34)( μv/ σ1 ) -2/3×α及び0.25≦α<1を満足するように設定されることを特徴とする。
請求項2の発明は、スジ故障が発現する下限減圧度PS1を予備運転(実装置による予備運転に限らず、実験装置等による予備試験も含む)により求める場合であり、本発明によれば、PS1<P0−Pb ≦PS1+0.2を満足し、且つ、減圧度P 0 −P b が1(kPa)未満になるようにPb を設定して塗布するようにしたので、スジ故障を発現させないように段状ムラを効果的に抑制できる。
請求項1又は2では、リップランドとウエブとの間の間隙であるコーティングギャップdを狭め過ぎると段状ムラの発生につながるという、発明者の更なる知見に基づいてなされたもので、d=(2 h/1.34)( μv/ σ 1 ) -2/3 ×α及び0.25≦α<1の式を更に満足するようにコーティングギャップdを設定することにより、段状ムラの発生を一層効果的に抑制することができる。
請求項3は請求項1又は2において、前記塗布液の粘度が0.005Pa・s以下であることを特徴とする。
これは、塗布液の粘度が0.005Pa・s以下の低粘度塗布において段状ムラが発生し易く、本発明がより有効だからである。
請求項4は請求項1〜3の何れか1において、前記ウエブに塗布される塗布液のウエット膜厚が10μm以下であることを特徴とする。
これは、ウエブに塗布される塗布液のウエット膜厚(湿潤膜厚)が10μm以下の超薄膜塗布において段状ムラが発生し易く、本発明がより有効だからである。
本発明によれば、低粘度(例えば0.005Pa・s以下)・超薄膜(ウエット膜厚が10μm以下)塗布の場合であっても、段状ムラの発生を効果的に抑制することができる。従って、液晶表示装置等に使用される反射防止、防眩性、視野角拡大等の高機能性薄層フィルムを製造する際の塗布方法として好適である。
以下添付図面に従って本発明に係る塗布液の塗布方法の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明の塗布液の塗布方法を実施するためのスロットダイコータの構成図であり、図2はビード部分の拡大図である。
図1及び図2に示すように、スロットダイコーター10は、バックアップローラ12に支持されて連続走行するウエブ14表面に、リップランド16を近接配置させたスロットダイ18のスロット先端から塗布液を吐出してウエブ14との間に液架橋してビード20を形成すると共に、該ビード20のウエブ上流側を減圧しながらウエブ14表面に塗布液を塗布する。
スロットダイ18の内部には、マニホールド22とスロット24とが形成される。マニホールド22は、スロットダイ18に供給された塗布液をウエブ幅方向(塗布幅方向)に拡流する液溜め部であり、その断面が略円形でも、あるいは半円形でもよし、更には台形などの矩形状でもよい。マニホールド22への塗布液の供給は、マニホールド22の一端側から供給しても、マニホールド22の中央部から供給してもよく、マニホールド22の両端部には塗布液が漏れ出ることを防止する栓が設けられていてもよいし、マニホールド22の一方端から液を供給し、他方端から一部の液を抜き取り、再び一方端に循環させるようにしてもよい。
スロット24は、マニホールド22からスロット先端に至る狭隘な塗布液の流路であり、スロット24の両端部には、塗布幅を規制する塗布幅規制板が挿入されることが一般的である。スロット24の開口部24Aが位置するスロットダイ18の先端部分は先細り状に形成されており、その先端はリップランド16と呼ばれる平坦部が形成される。ここで、スロット24に対してウエブ走行方向の上流側(図1及び図2の下側)のリップランドを上流側リップランド16Aと称し、下流側(図1及び図2の上側)のリップランドを下流側リップランド16Bと称する。
また、図1に示すように、スロットダイ18の先端部分の下方には減圧チャンバー26が設けられる。これにより、ビード20のウエブ上流側が減圧される。尚、本実施の横型のスロットダイコータ10の場合には、ビード20のウエブ上流側とはビード20下側であり、ビード20のウエブ下流側とはビード上側である。図示しないが、縦型下向きのスロットダイの場合(図1を反時計回りに90°回転させた状態)には、ビード20のウエブ上流側とは、ビード右側であり、ビード20のウエブ下流側とはビード左側である。減圧チャンバー26は、その作動効率を保持するためのバックプレート26Aとサイドプレート26Bを備えており、バックプレート26Aとウエブ14の間、サイドプレート26Bとウェブ14の間にはそれぞれ隙間が存在する。
減圧チャンバー26は、エア配管28を介してブロア30に接続されると共に、エア配管28の途中には減圧チャンバー26内の減圧度を調整するバルブ32と、減圧チャンバー26内の圧力変動を小さくするバッファ装置34が設けられる。
減圧チャンバー26内には、減圧チャンバ26内の圧力(負圧)、即ちビード20のウエブ上流側の圧力(負圧)を測定する圧力計36が設けられると共に、圧力計36で測定された圧力(負圧)はコントローラ38に入力される。コントローラ38には、以下の式を演算する演算回路が設けられる。
S1<P0 −Pb ≦PS1+0.2…(1)
(1)式におけるPS1は、ビードのウエブ上流側の減圧度Pb (kPa)を小さくしていったときにウエブ14に同伴されるエアがビード20とウエブ14との間に入り込むことに起因して、ウエブ14に塗布された塗布液膜面にスジ故障が発生し始めるコーティングウインドウ下限減圧度PS1(kPa)であり、次式(2)によって表される。式(2)は、viscocapillaryモデル(加工技術研究会編「コーティング」401頁参照)を使用したものである。
Figure 0004841822
…(2)
ここで、図2に示されるように、P0 はビード20のウエブ下流側の圧力で、通常大気圧で常に一定である。Pb はビード20のウエブ上流側の圧力(負圧)であり、圧力(負圧)の大きさが、上記(1)式におけるビード20のウエブ下流側に対するウエブ上流側の減圧度P0 −Pb になる。
hはウエブ14に塗布された塗布液のウエット膜厚(m)、dはリップランド16Aと16Bのうちウエブ14と近い方のリップランドとの間隙であるコーティングギャップ(m)、l1 は下流側リップランド16Bのウエブ走行方向の長さ(m)、θはウエブ14とビード20との接触角である。また、μはウエブ14に塗布される塗布液の粘度(Pa・s)、σ1 は下流側(図1及び図2の上側)ビードの表面張力(N/m)、σ4 は上流側(図1及び図2の下側)ビードの表面張力(N/m)である。また、vは塗布速度(m/秒)、即ちウエブ14の搬送される速度である。
そして、これら下限減圧度PS1を演算するのに必要なパラメータの数値は、測定或いは設定されてコントローラ38に入力される。ビードの表面張力(N/m)であるσ1 やσ4 は、例えば協和界面科学(株)製の動的表面張力計BP−D4で測定することができる。コントローラ38は、入力されたパラメータの数値から式(2)に基づいて下限減圧度PS1(kPa)を演算し、ビード20のウエブ下流側の圧力P0 に対するウエブ上流側の減圧度P0 −Pb (kPa)が上記(1)式を満足するようにバルブ32の開度を調整してPb を設定する。このように設定されたPb の減圧度条件下で塗布液を塗布することにより、スジ故障を発現させないように段状ムラを効果的に抑制できる。
尚、上記(1)式におけるより好ましい減圧度P0 −Pb の範囲は式(3)であり特に好ましくは式(4)の範囲である。、
S1<P0 −Pb ≦PS1+0.15…(3)
S1<P0 −Pb ≦PS1+0.1 …(4)
上記実施の形態では、スジ故障が発現する下限減圧度PS1を、viscocapillaryモデルの式から求めるようにしたものであるが、予備運転によって求めるようにしてもよい。
即ち、予備運転(実験装置等による予備試験も含む)により、ビード20のウエブ下流側の圧力P0 に対するウエブ上流側の減圧度P0 −Pb (kPa)を小さくしていったときにウエブ20に塗布された塗布液膜面にスジ故障が発生し始めたときの圧力計36の負圧値を把握し、このときの負圧値を下限減圧度PS1(kPa)とする。塗布液膜面にスジ故障が発生し始めたか否かは、目視による観察で行う。そして、本運転では、予備運転で求めた下限減圧度PS1(kPa)を使用して、P0 −Pb (kPa)が上記(1)式、より好ましくは式(3)、特に好ましくは式(4)を満足するようにバルブ32の開度を調整してPb 値を設定する。このように設定されたPb の減圧度条件下で塗布液を塗布することにより、スジ故障を発現させないように段状ムラを効果的に抑制できる。
このように、上記(1)式を満足するように、ビード20のウエブ下流側の圧力P0 に対するウエブ上流側の減圧度P0 −Pb (kPa)を調整した場合、上流側リップランド16Aに接触するビード20の下メニスカス位置Mは、図2に示すように上流側リップランド16Aの途中に位置する。
また、段状ムラの発生を一層抑制するには、リップランド16とウエブ14とのコーティングギャップdが次式(5)及び(6)を満足することが好ましい。
d=(2 h/1.34)( μv/ σ1 ) -2/3×α…(5)
0.25≦α<1 …(6)
ここで、h、μ、v、σ1 は式(2)で説明したと同様であり、αは係数であり、コーティングギャップの対架橋限界比である。
コーティングギャップdを上記(5)及び(6)を満足するように設定するには、上記(2)式に代入するために測定、あるいは設定したパラメータの数値、及び式(6)の範囲の係数αを式(5)に代入してコーティングギャップdを計算したら、塗布運転前にスロットダイ18とバックアップローラ12の少なくとも一方を移動して、計算したコーティングギャップdに調整する。この状態で上記(1)式を満足するように塗布運転を開始する。
尚、上記式(6)において、より好ましいαの範囲は式(7)であり、特に好ましくは式(8)の範囲である。
0.50≦α<1 …(7)
0.70≦α<1 …(8)
本発明の塗布方法において、ウエブ14に塗布される塗布液としては、光学補償シート塗布液、反射防止フィルム塗布液、磁性塗布液、写真感光性塗布液、表面保護、帯電防止あるいは滑性用塗布液等を使用することができ、ウエブ14に塗布された塗布液は、乾燥された後、所望する長さ及び幅に裁断される。
塗布液の溶媒としては、公知の各種溶媒、例えば水、各種ハロゲン化炭化水素、アルコール、エーテル、エステル、ケトンなどを単独あるいは複数混合して使用することができる。
また、ウエブ14としては公知の各種ウエブを用いることができる。一般的にはポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、セルロースダイアセテート、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミド等の公知の各種プラスチックフィルム、紙、紙にポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンブテン共重合体等の炭素数が2〜10のα−ポリオレフィン類を塗布またはラミネートした各種積層紙、アルミニウム、銅、スズ等の金属箔等、帯状基材の表面に予備的な加工層を形成させたもの、あるいはこれらを積層した各種複合材料が含まれる。
以下に本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(塗布液の調製)
シクロヘキサン193質量部及びメチルエチルケトン623質量部に、光重合開始剤(イルカギュア907、チバガイギー社製)1.7質量部及び反応性シリコーン(X−22−164B、信越化学工業(株)製)1.7質量部を溶解した。更に、下記(化2)に示す含フッ素共重合体の18.4質量%のメチルイソブチルケトン溶液182質量部を添加し、攪拌した後、孔径3μmのポリプロピレン製フィルタ(PPE−03)で濾過して塗布液を調製した。この塗布液の粘度は1.0cP、表面張力は23.0dyne/cm (0.023N/m)であった。
Figure 0004841822
(塗布膜の作成)
下流側リップランドの長さl1 が50μmのスロットダイ18を用いて、80μmの厚さのセルローストリアセテートフィルム(商品名;TAC−TD80U、富士写真フイルム(株)製)のウエブ14に、上記調製した塗布液をウエット膜厚で3.5μmになるように塗布した。塗布した塗布膜を100°Cで乾燥した後、紫外線を照射して塗布膜を硬化させた。このように作成された塗布膜の屈折率は1.43であり、平均膜厚は86nmであった。
[実施例1]
ビード20のウエブ下流側に対するウエブ上流側の減圧度P0 −Pb (kPa)がPS1<P0 −Pb ≦PS1+0.2の範囲を満足する場合と満足しない場合とで、ウエブ14に塗布された塗布液膜面の段状ムラの発現がどのように変わるかを試験した。
試験結果の評価は、ウエブ走行方向の膜厚分布、即ち段状ムラの程度を測定し、膜厚分布が殆どなく極めて良い膜面状態の段状ムラレベルを◎、膜厚分布の程度が小さく良好な膜面状態の段状ムラレベルを○、膜厚分布の程度が塗布製品として問題ない膜面状態の段状ムラレベルを△、膜厚分布の程度が大きく塗布製品として問題ある膜面状態の段状ムラレベルを×とした。
その結果を表1に示す。尚、試験は、塗布速度vが20m/分の場合と、40m/分の場合について行うと共に、塗布速度vが20m/分のときのコーティングギャップdを80μmとし、塗布速度vが40m/分のときのコーティングギャップdを50μmとした。尚、表1において、「コーティングウインドウ下限減圧度との差」とは、減圧度P0 −Pb (kPa)とコーティングウインドウ下限減圧度PS1(kPa)との差を意味する。
Figure 0004841822
表1の結果から分かるように、ビード20のウエブ下流側に対するウエブ上流側の減圧度P0 −Pb (kPa)がPS1<P0 −Pb ≦PS1+0.2の範囲を満足する試験No.2〜5及び試験No.8〜No.11は◎〜△の範囲であり、塗布製品として合格な段状ムラレベルであった。特に、減圧度P0 −Pb (kPa)が0.05(kPa)と減圧度を極めて小さくした場合のウエブ走行方向の膜厚分布は0.8%と殆どなく極めて良い膜面状態であった。
これに対し、減圧度P0 −Pb (kPa)がコーティングウインドウ下限減圧度PS1(kPa)と一致する試験No.1及びNo.7では、スジ故障が時々発現し、塗布製品として不合格なものであった。また、減圧度P0 −Pb (kPa)がPS1+0.2を超えた試験No.6及びNo.12は、ウエブ走行方向の膜厚分布は4.0%と大きく、段状ムラレベルで×の評価であった。
この試験結果から、減圧度P0 −Pb (kPa)がPS1<P0 −Pb ≦PS1+0.2の範囲を満足するようにバルブ32の開度を調整してPb を設定し、この設定されたPb の減圧度条件下で塗布液を塗布することにより、スジ故障を発現させないように段状ムラを効果的に抑制できた。
[実施例2]
実施例2は、コーティングギャップdが次式、d=(2 h/1.34)( μv/ σ1 ) -2/3×α、及び0.25≦α<1 を満足する場合と、満足しない場合とで、ウエブ14に塗布された塗布液膜面の段状ムラの発現がどのように変わるかを試験した。試験は、塗布速度vを30m/分、及びコーティングウインドウ下限減圧度との差を0.20(kPa)に固定して行った。試験結果を表2に示すと共に、試験結果の評価方法は実施例1と同様である。
Figure 0004841822
表2の結果から分かるように、コーティングギャップの対架橋限界比αが、0.25≦α<1 を満足する試験No. 2〜4は、段状ムラレベルが△〜◎の範囲で塗布製品として合格であるのに対し、対架橋限界比αが0.15で、0.25≦α<1 の下限未満の場合には、段状ムラレベルが不合格であった。また、対架橋限界比αが0.25≦α<1 の上限に近づくに従って段状ムラレベルが良くなった。このことから、段状ムラの発生を一層抑制するには、リップランド16とウエブ14とのコーティングギャップdが次式、d=(2 h/1.34)( μv/ σ1 ) -2/3×α、及び0.25≦α<1 を満足することが好ましい。
本発明の塗布液の塗布方法を実施するスロットダイコータの一例を示した構成図 スロットダイコータにおけるビード部分の拡大図
符号の説明
10…スロットダイコータ、12…バックアップローラ、14…ウエブ、16…リップランド、16A…上流側リップランド、16B…下流側リップランド、18…スロットダイ、20…ビード、22…マニホールド、24…スロット、26…減圧チャンバー、28…エア配管、30…ブロア、32…バルブ、34…バッファ装置、36…圧力計、38…コントローラ

Claims (4)

  1. バックアップローラに支持されて連続走行するウエブ表面に、リップランドを近接配置させたスロットダイのスロット先端から塗布液を吐出して前記ウエブとの間にビードを形成すると共に、該ビードのウエブ上流側を減圧しながら前記ウエブ表面に塗布液を塗布する塗布膜付きウエブの製造方法において、
    前記ビードのウエブ下流側に対するウエブ上流側の減圧度P0 −Pb (kPa)が次式、 PS1<P0 −Pb≦PS1+0.2を満足し、且つ、減圧度P 0 −P b が1(kPa)未満になるように前記Pb を設定して塗布すると共に、前記リップランドとウエブとのコーティングギャップdが次式、d=(2 h/1.34)( μv/ σ1 )-2/3×α及び0.25≦α<1を満足するように設定されることを特徴とする塗布膜付きウエブの製造方法。
    但し、
    Figure 0004841822
    0 :ビードのウエブ下流側の圧力
    b :ビードのウエブ上流側の圧力
    μ :塗布液の粘度(Pa・s)
    v :塗布速度(m/
    σ1 : 下流側ビードの表面張力(N/m)
    σ4 : 上流側ビードの表面張力(N/m)
    h:ウエブに塗布された塗布液のウエット膜厚(m)
    d:リップランドとウエブとのコーティングギャップ(m)
    1:下流側リップランドのウエブ走行方向の長さ(m)
    θ: ウエブとビードとの接触角
  2. バックアップローラに支持されて連続走行するウエブ表面に、リップランドを近接配置させたスロットダイのスロット先端から塗布液を吐出して前記ウエブとの間にビードを形成すると共に、該ビードのウエブ上流側を減圧しながら前記ウエブ表面に塗布液を塗布する塗布膜付きウエブの製造方法において、
    予備運転により、前記ビードのウエブ上流側の減圧度Pb (kPa)を小さくしていったときに前記ウエブに塗布された塗布液膜面にスジ故障が発生し始める下限減圧度PS1(kPa)を予め求め、
    本運転では、前記ビードのウエブ下流側に対するウエブ上流側の減圧度P0 −Pb (kPa)が次式、PS1<P0 −Pb≦PS1+0.2を満足し、且つ、減圧度P 0 −P b が1(kPa)未満になるようにPb を設定して塗布すると共に、前記リップランドとウエブとのコーティングギャップdが次式、d=(2 h/1.34)( μv/ σ1 )-2/3×α及び0.25≦α<1を満足するように設定されることを特徴とする塗布膜付きウエブの製造方法。
    但し、P0 :ビードのウエブ下流側の圧力
    b :ビードのウエブ上流側の圧力
    μ :塗布液の粘度(Pa・s)
    v :塗布速度(m/
    σ1 : 下流側ビードの表面張力(N/m)
    h :ウエブに塗布された塗布液のウエット膜厚(m)
    d :リップランドとウエブとのコーティングギャップ(m)
  3. 前記塗布液の粘度が0.005Pa・s以下であることを特徴とする請求項1又は2の塗布膜付きウエブの製造方法。
  4. 前記ウエブに塗布される塗布液のウエット膜厚が10μm以下であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1の塗布膜付きウエブの製造方法。
JP2004286025A 2004-09-30 2004-09-30 塗布膜付きウエブの製造方法 Active JP4841822B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004286025A JP4841822B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 塗布膜付きウエブの製造方法
US11/236,605 US7867567B2 (en) 2004-09-30 2005-09-28 Coating method of coating solution

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004286025A JP4841822B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 塗布膜付きウエブの製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006095454A JP2006095454A (ja) 2006-04-13
JP2006095454A5 JP2006095454A5 (ja) 2007-04-12
JP4841822B2 true JP4841822B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=36099498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004286025A Active JP4841822B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 塗布膜付きウエブの製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7867567B2 (ja)
JP (1) JP4841822B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247574A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fuji Photo Film Co Ltd 記録用シートの製造方法及び装置
JP2007225839A (ja) * 2006-01-25 2007-09-06 Nitto Denko Corp 光学機能フィルムの製造方法、光学機能フィルム、偏光板、光学素子および画像表示装置
JP5747459B2 (ja) * 2010-08-02 2015-07-15 凸版印刷株式会社 間欠塗工装置
KR101199099B1 (ko) * 2010-08-03 2012-11-08 삼성에스디아이 주식회사 코팅장치의 진공챔버 시스템 및 이를 이용한 코팅방법
WO2012166498A1 (en) 2011-05-27 2012-12-06 Ak Steel Properties, Inc. Meniscus coating apparatus and method
CN102671836B (zh) * 2012-05-15 2014-01-29 中国乐凯集团有限公司 低粘度涂布液涂布方法及聚合物薄膜太阳能电池
JP6027809B2 (ja) * 2012-08-02 2016-11-16 大倉工業株式会社 スロットダイによる塗膜の塗工方法および機能性フィルムの製造方法
CN104781016B (zh) * 2013-02-28 2017-03-29 Lg化学株式会社 狭缝式模具涂布装置
DE102014201689A1 (de) * 2014-01-30 2015-07-30 Wacker Chemie Ag Verfahren zur Herstellung von Siliconmehrschichtverbunden
TWI696497B (zh) * 2014-11-05 2020-06-21 美商3M新設資產公司 具有流動阻塞裝置之用於塗布懸浮液的模具及其使用方法
CN107088489B (zh) * 2017-06-23 2018-04-03 广东谷麦光电科技股份有限公司 全自动导光板修复装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69511856T2 (de) 1994-04-29 2000-02-24 Minnesota Mining And Mfg. Co., Saint Paul Düsenbeschichtungsverfahren und vorrichtung
JP2003200097A (ja) * 2002-01-09 2003-07-15 Fuji Photo Film Co Ltd 塗布方法及びスロットダイ
JP2003211052A (ja) 2002-01-23 2003-07-29 Fuji Photo Film Co Ltd 塗布装置及び塗布方法
JP3941857B2 (ja) 2002-02-14 2007-07-04 富士フイルム株式会社 塗布方法及び装置
JP2003285343A (ja) 2002-03-29 2003-10-07 Konica Corp 光学薄膜の製造方法及び光学薄膜
JP2004141806A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Fuji Photo Film Co Ltd 塗布方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20060068114A1 (en) 2006-03-30
JP2006095454A (ja) 2006-04-13
US7867567B2 (en) 2011-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7867567B2 (en) Coating method of coating solution
JP3899485B2 (ja) 塗布方法及び装置
JP4588233B2 (ja) 製膜設備
JP2003211052A (ja) 塗布装置及び塗布方法
JPS6320069A (ja) 塗布装置
JP2009045513A (ja) 塗布方法及び塗布装置並びに塗布膜製品の製造方法
JP3941857B2 (ja) 塗布方法及び装置
JP2003260400A (ja) 塗布方法及び装置
JP2001191015A (ja) 塗布方法
JP2007237128A (ja) 塗布方法及び装置
JP4163876B2 (ja) 塗布方法
JP2006095491A (ja) 塗布方法、光学フィルム及び反射防止フィルム
JP2003251260A (ja) 塗布方法
JP2006272269A (ja) 塗布液の塗布方法および光学フィルム
JP2004321915A (ja) 塗布方法及び塗布装置
JP2006272130A (ja) 塗布液の塗布方法、塗布液の塗布装置、光学フィルム、および反射防止フィルム
JP2003200097A (ja) 塗布方法及びスロットダイ
JP2003245595A (ja) 塗布方法
JP2009241019A (ja) 塗布方法
JP2007268384A (ja) 塗布装置、塗布方法、および光学フィルムの製造方法
JP4743482B2 (ja) 塗布液の塗布方法、および塗布装置
JP5157340B2 (ja) 塗布物の製造方法及び塗布装置
JP5087230B2 (ja) 塗布方法及び光学フィルムの製造方法
JP6042356B2 (ja) 塗布フィルムの製造方法
JP2006272270A (ja) 塗布液の塗布方法、塗布液の塗布装置、および光学フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070105

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110912

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4841822

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250