JP4839976B2 - 集積回路装置及び電子機器 - Google Patents

集積回路装置及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4839976B2
JP4839976B2 JP2006170946A JP2006170946A JP4839976B2 JP 4839976 B2 JP4839976 B2 JP 4839976B2 JP 2006170946 A JP2006170946 A JP 2006170946A JP 2006170946 A JP2006170946 A JP 2006170946A JP 4839976 B2 JP4839976 B2 JP 4839976B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
output
circuit block
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006170946A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007135184A (ja
Inventor
浩明 野溝
淳 石川
田村  剛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006170946A priority Critical patent/JP4839976B2/ja
Priority to US11/545,625 priority patent/US8125269B2/en
Publication of JP2007135184A publication Critical patent/JP2007135184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4839976B2 publication Critical patent/JP4839976B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00346Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents
    • H03K19/00361Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents in field effect transistor circuits
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/0203Particular design considerations for integrated circuits
    • H01L27/0248Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection
    • H01L27/0251Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Description

本発明は、集積回路装置及び電子機器に関する。
携帯電話機などの電子機器が、帯電した操作者からの静電気放電にさらされると、電子機器が内蔵する集積回路装置のトランジスタが静電破壊する場合がある。このような静電破壊を防止するために、集積回路装置には静電破壊用の保護素子が設けられる。
一方、操作者からの静電気放電により、トランジスタの静電破壊までは生じないが、電子機器の表示パネルの表示状態が異常状態になるなどの誤動作が生じる場合がある。そして、このような静電気放電を原因とする誤動作を検査するために、ESDイミュニティ試験(ElectroStatic Discharge immunity test)と呼ばれる試験が行われる場合がある。
このESDイミュニティ試験は、帯電した操作者からの直接或いは近接した物体を介しての静電気放電にさらされる電子機器に対する試験である。
そして、近年、集積回路装置の製造プロセスの微細化が進むにつれて、このESDイミュニティの耐圧不足が問題になっており、電子機器が静電気放電にさらされても誤動作を生じないような集積回路装置の提供が望まれている。
特開2003−234647号公報
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、静電気放電等を原因とする誤動作を効果的に防止できる集積回路装置及びこれを含む電子機器を提供することにある。
本発明は、イネーブル信号が第2の電圧レベルである場合に、パッドからの入力信号をバッファリングして出力するI/O回路と、前記I/O回路からの出力信号が入力される回路ブロックと、前記イネーブル信号が第1の電圧レベルである第1の期間と、前記イネーブル信号が前記第1の電圧レベルから前記第2の電圧レベルに遷移する期間を含む第2の期間では、第1の電源により電圧レベルが設定される出力信号を前記回路ブロックに出力し、前記第2の期間に続く期間であって前記イネーブル信号が前記第2の電圧レベルとなる第3の期間では、前記I/O回路からの出力信号に応じた出力信号を前記回路ブロックに出力する誤動作防止回路とを含む集積回路装置に関係する。
本発明では、I/O回路からの出力信号が誤動作防止回路を介して回路ブロックに入力される。この場合に第1、第2の期間では、第1の電源により電圧レベルが設定される出力信号が回路ブロックに入力され、第3の期間では、I/O回路からの出力信号に応じた出力信号が回路ブロックに入力される。従って、静電気放電等が原因となって電源等にノイズが乗った場合にも、誤動作防止回路の出力信号の電圧レベルが第1の電源の電圧レベルに維持されるため、集積回路装置やこれが組み込まれる電子機器の誤動作を防止できる。
また本発明では、前記誤動作防止回路は、前記イネーブル信号を受け、前記イネーブル信号に対して信号遅延処理及びフィルタ処理の少なくと一方を施した信号を第2のイネーブル信号として出力する信号処理回路と、その第1の入力に前記第1の電源の電圧レベル
が入力され、その第2の入力に前記I/O回路からの出力信号が入力され、前記第2のイネーブル信号に基づいて前記第1、第2の入力のいずれかを選択して出力信号を出力するセレクタとを含んでもよい。
このようにすれば、イネーブル信号の遷移期間を含む第2の期間において、セレクタの第1の入力が選択されて、第1の電源により電圧レベルが設定される出力信号が回路ブロックに入力されるようになる。
また本発明では、前記第1の電源は、前記I/O回路に供給される電源とは異なる電源であってもよい。
このようにすれば、I/O回路に供給される電源にノイズ等が乗った場合にも、安定した第1の電源により電圧レベルが設定される出力信号が回路ブロックに入力されるようになる。
また本発明では、前記イネーブル信号が第2の電圧レベルである場合に、第1〜第Jのパッドからの第1〜第Jの入力信号をバッファリングして出力する第1〜第JのI/O回路と、前記第1、第2の期間では、前記第1の電源により電圧レベルに設定される第1〜第Jの出力信号を前記回路ブロックに出力し、前記第3の期間では、前記第1〜第JのI/O回路からの出力信号に応じた第1〜第Jの出力信号を前記回路ブロックに出力する第1〜第Jの誤動作防止回路とを含んでもよい。
このようにすれば、第1〜第Jの入力信号の全てについて、静電気放電等のノイズにより誤った信号が回路ブロックに入力されてしまう事態を防止できる。
また本発明では、前記第1〜第Jのパッドからの第1〜第Jの入力信号の信号レベルの各組み合わせに対して、集積回路装置に対する各コマンドが割り当てられている場合に、前記第1〜第Jの誤動作防止回路は、前記第1、第2の期間では、その信号レベルの組み合わせが前記コマンドに割り当てられていない組み合わせとなる第1〜第Jの出力信号を、前記回路ブロックに出力するようにしてもよい。
このようにすれば、第1、第2の期間では、コマンドが割り当てられていない組み合わせの第1〜第Jの出力信号が回路ブロックに入力されるようになるため、コマンドの誤書き込みが行われる頻度を低減できる。
また本発明は、イネーブル信号が第2の電圧レベルである場合に、出力信号を出力する第Kの回路ブロックと、前記第Kの回路ブロックからの出力信号が入力される第Lの回路ブロックと、前記イネーブル信号が第1の電圧レベルである第1の期間と、前記イネーブル信号が前記第1の電圧レベルから前記第2の電圧レベルに遷移する期間を含む第2の期間では、第1の電源により電圧レベルが設定される出力信号を前記第Lの回路ブロックに出力し、前記第2の期間に続く期間であって前記イネーブル信号が前記第2の電圧レベルとなる第3の期間では、前記第Kの回路ブロックからの出力信号に応じた出力信号を前記第Lの回路ブロックに出力する誤動作防止回路とを含む集積回路装置に関係する。
本発明では、第Kの回路ブロックからの出力信号が誤動作防止回路を介して第Lの回路ブロックに入力される。この場合に第1、第2の期間では、第1の電源により電圧レベルが設定される出力信号が第Lの回路ブロックに入力され、第3の期間では、第Kの回路ブロックからの出力信号に応じた出力信号が第Lの回路ブロックに入力される。従って、静電気放電等が原因となって電源等にノイズが乗った場合にも、誤動作防止回路の出力信号の電圧レベルが第1の電源の電圧レベルに維持されるため、集積回路装置やこれが組み込
まれる電子機器の誤動作を防止できる。
また本発明では、前記第Kの回路ブロックは、ロジック回路ブロックであり、前記第Lの回路ブロックは、前記ロジック回路ブロックにより制御されて電源電圧を生成する電源回路ブロックであってもよい。
このようにすれば、電源回路ブロックが誤った電源電圧を生成してしまう事態などを防止できる。
また本発明では、前記第Kの回路ブロックは、ロジック回路ブロックであり、前記第Lの回路ブロックは、前記ロジック回路ブロックにより制御されて階調電圧を生成する階調電圧生成回路ブロックであってもよい。
このようにすれば、階調電圧生成回路ブロックが誤った階調電圧を生成し表示特性が劣化してしまう事態などを防止できる。
また本発明では、前記誤動作防止回路は、前記イネーブル信号を受け、前記イネーブル信号に対して信号遅延処理及びフィルタ処理の少なくと一方を施した信号を第2のイネーブル信号として出力する信号処理回路と、その第1の入力に前記第1の電源の電圧レベルが入力され、その第2の入力に前記第Kの回路ブロックからの出力信号が入力され、前記第2のイネーブル信号に基づいて前記第1、第2の入力のいずれかを選択して出力信号を出力するセレクタとを含んでもよい。
このようにすれば、イネーブル信号の遷移期間を含む第2の期間において、セレクタの第1の入力が選択され、第1の電源により電圧レベルが設定される出力信号が第Lの回路ブロックに入力されるようになる。
また本発明では、前記第Kの回路ブロックは、アドレス信号とデータ信号と前記イネーブル信号を前記第Lの回路ブロックに出力し、前記誤動作防止回路は、前記第1、第2の期間では、前記第1の電源により電圧レベルが設定されるアドレス信号を前記第Lの回路ブロックに出力し、前記第3の期間では、前記第Kの回路ブロックからのアドレス信号に応じたアドレス信号を前記第Lの回路ブロックに出力するようにしてもよい。
このようにすれば、誤ったアドレス信号の設定により誤動作が生じてしまう事態を防止できる。
また本発明では、前記誤動作防止回路は、前記第1、第2の期間では、前記第1の電源により電圧レベルが設定されるアドレス信号として、通常動作モードでは割り当てられていないアドレス信号を前記第Lの回路ブロックに出力するようにしてもよい。
このようにすれば、誤書き込みが行われる頻度を低減できる。
また本発明では、前記第Kの回路ブロックは、アドレス信号とデータ信号と前記イネーブル信号を前記第Lの回路ブロックに出力し、前記誤動作防止回路は、前記第1、第2の期間では、前記第1の電源により電圧レベルが設定されるデータ信号を前記第Lの回路ブロックに出力し、前記第3の期間では、前記第Kの回路ブロックからのデータ信号に応じたデータ信号を前記第Lの回路ブロックに出力するようにしてもよい。
このようにすれば、誤ったデータ信号のデータが第Lの回路ブロックに転送されて誤動作が生じてしまう事態を防止できる。
また本発明では、集積回路装置の短辺である第1の辺から対向する第3の辺へと向かう方向を第1の方向とし、集積回路装置の長辺である第2の辺から対向する第4の辺へと向かう方向を第2の方向とした場合に、前記第1の方向に沿って配置される第1〜第Nの回路ブロックを含み、前記第1〜第Nの回路ブロックは、前記第Kの回路ブロックと前記第Lの回路ブロック(1≦K<L≦N)を含み、前記第Kの回路ブロックと前記第Lの回路ブロックの間に、他の回路ブロックが配置されるようにしてもよい。
本発明では、第1〜第Nの回路ブロックが第1の方向に沿って配置されるため、スリムな細長の集積回路装置を提供できる。そして本発明では、第K、第Lの回路ブロックの間に他の回路ブロックが配置され第K、第Lの回路ブロックが距離を離して配置された場合にも、誤動作防止回路により誤動作が防止される。従って、スリムな細長の集積回路装置の実現と誤動作の防止を両立できる。
また本発明は、上記のいずれかに記載の集積回路装置と、前記集積回路装置により駆動される表示パネルとを含む電子機器に関係する。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.ESDイミュニティ
図1(A)に、表示パネル8と集積回路装置10(表示ドライバ)が組み込まれた表示モジュール6(広義には電子機器)に対するESDイミュニティ試験を概念的に示す。表示パネル8を駆動する集積回路装置10には、各種信号が入力されると共に電源が供給され、動作状態になっている。この状態で、静電気印加装置4により表示モジュール6に対して静電気を印加する。具体的には、正極性の静電気試験電圧(XkV)を印加し、その後に除電する操作を複数回(例えば10回)繰り返す。次に、負極性の静電気試験電圧(−XkV)を印加し、その後に除電する操作を複数回(例えば10回)繰り返す。そしてこれらの操作による試験をクリアした場合には、試験電圧(XkV)を例えば1kVステップで上昇させて、同様の試験を行う。
図1(A)のように静電気試験電圧を加えると、図1(B)に示すように、表示パネル8のガラス基板や液晶容量CLなどに生じた誘導電荷がGND側に放電される。具体的には、誘導電荷がデータ線、走査線、対向電極から集積回路装置10を介してGND側に放電される。この結果、集積回路装置10が誤動作して、表示パネル8の表示状態が異常状態になるなどの事態が生じる。
例えば図1(C)において、I/O(Input-Output)回路20は、イネーブル信号がH(High)レベルである場合に、パッド18からのデータ信号D(広義には入力信号)をバッファリングし内部の回路ブロック50に出力する。そしてESDイミュニティ試験時にデータ信号Dの電圧レベルは例えばHレベルに固定される。この状態で静電気試験電圧が印加されると、図1(D)に示すようにI/O回路20の電源VDDIにノイズが乗る。この結果、イネーブル信号がHレベル(アクティブ)ではないのに、データ信号DのHレベルがI/O回路20の回路AND1を通過してしまい、回路ブロック50に誤ったデータ信号が入力されてしまう。そして例えばデータ信号D7〜D0の信号レベルの組み合わせ(例えば00000001=01h)に対して、ソフトウェアリセットコマンドが割り当てられている場合には、ソフトウェアリセットコマンドの誤書き込みが行われてしまう。この結果、集積回路装置10がリセット状態になり、表示パネル8に何も画像が表示されなくなるなどの異常状態が発生する。例えば帯電した操作者が携帯電話機の画面に触れた時に、ESDにより表示パネルに何も表示されなくなる異常状態が生じる。そしてこの異常状態からの復帰のためには、電源オンコマンド等を再入力して、通常の立ち上げシーケンスを実行する必要があり、利便性を阻害する。
2.誤動作防止回路
以上のような問題を解決できる本実施形態の集積回路装置の構成例を図2(A)に示す。図2(A)に示すように集積回路装置は、I/O回路20、誤動作防止回路30、回路ブロック50を含む。
ここでI/O(Input-output)回路20は、イネーブル信号ENB(入力制御信号)がHレベル(広義には第2の電圧レベル)である場合に、パッド18(電極)からのデータ信号D(入力信号)をバッファリングして出力信号QIを出力する。なおI/O回路20(I/Oセル)は、少なくとも入力バッファ回路を含めばよく、入力専用のI/O回路であってもよいし、入力及び出力兼用のI/O回路であってもよい。
回路ブロック50は集積回路装置の内部回路であり、I/O回路20からの出力信号QI(QP)が入力される。この回路ブロック50としては、例えばG/A(ゲートアレイ)などの自動配線手法で構成される論理回路ブロックなどがある。
誤動作防止回路30は、静電気などの外来ノイズによる誤動作を防止する回路である。具体的には誤動作防止回路30は、図2(B)に示すように、イネーブル信号がL(Low)レベル(広義には第1の電圧レベル)である期間T1では、電源VDDC(広義には第1の電源)により電圧レベルが設定される出力信号QPを回路ブロック50に出力する。またイネーブル信号ENBがLレベル(第1の電圧レベル)からHレベル(第2の電圧レベル)に遷移する遷移期間を含む期間T2(T1に続く期間)では、電源VDDCにより電圧レベルが設定される出力信号QPを回路ブロック50に出力する。例えば電源VDDCの電圧レベルであるHレベルの出力信号QPを回路ブロック50に出力する。なお期間T2は、例えば、信号ENBがLレベルからHレベルに遷移するタイミングから所与の時間(遅延素子による遅延時間)が経過するまでの期間である。また図2(A)(B)では期間T1、T2において誤動作防止回路30がHレベルの出力信号QPを出力しているが、Lレベルの出力信号QPを出力するようにしてもよい。
一方、誤動作防止回路30は、期間T2に続く期間であってイネーブル信号ENBがHレベルとなる期間T3では、I/O回路20からの出力信号QIに応じた出力信号QPを回路ブロック50に出力する。例えば信号QIがLレベルである場合にはLレベルの信号QPを出力し、信号QIがHレベルである場合にはHレベルの信号QPを出力する。なお誤動作防止回路30が、信号QIの電圧レベルの反転信号を信号QPとして出力するようにしてもよい。この場合には、I/O回路20が信号Dの反転信号を出力すればよい。また誤動作防止回路30は、I/O回路20や回路ブロック50に含まれる回路であってもよい。またイネーブル信号ENBは負論理の信号であってもよい。
このような誤動作防止回路30を設ければ、ESD等により図1(D)のように電源VDDIにノイズが乗った場合にも、誤動作防止回路30の出力信号QPの電圧レベルは電源VDDCの電圧レベル(Hレベル)に維持される。即ち図2(C)に示すように、信号ENBの相対的な電圧レベルが過渡的に変化した場合にも、誤動作防止回路30により、この過渡的な電圧レベルの変化の影響が回路ブロック50に伝わらないようになる。従って、外来サージ等のノイズにより、ソフトウェアリセットコマンドなどのコマンド/パラメータの誤書き込み等が行われる事態が防止される。この結果、ESDイミュニティの耐圧が高い集積回路装置及び電子機器を提供できる。
また図2(A)では、誤動作防止回路30に供給される電源VDDCは、I/O回路20に供給される電源VDDIとは異なる電源になっている。従って図1(D)のようにESDにより電源VDDIにノイズが乗った場合にも、信号QPを、電源VDDCの安定した電圧レベルに設定でき、誤動作の防止を更に確実なものにできる。特に図2(A)では電源VDDCは回路ブロック50の電源となっている。そして回路ブロック50は多数のトランジスタを含んでおり、これらのトランジスタのソース容量等が電源VDDCに寄生する。従ってESDが印加された場合に電源VDDCに乗るノイズは電源VDDIに比べて低減され、信号QPを更に安定した電圧レベルに設定できる。なお誤動作防止回路30に対して、I/O回路20に供給される電源と同じ電源を供給することも可能である。
3.詳細な構成
図3(A)にI/O回路20、22、誤動作防止回路30の詳細な構成例を示す。なおI/O回路、誤動作防止回路の構成は図3(A)に限定されず、図3(A)の構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を付加するなどの種々の変形実施が可能である。
I/O回路20、22は、各々、出力バッファとして機能するバッファ回路BUF1、BU2を含む。また入力バッファとして機能する回路AND1、AND2を含む。これらのI/O回路20、22は入力及び出力兼用のI/O回路となっている。但しI/O回路20、22に回路BUF1、BUF2を設けない構成としてもよい。
図4(A)(B)にホスト(MPU)インターフェースの信号波形例を示す。MPU、ベースバンドエンジン又は画像処理プロセッサなどのホストデバイス(外部デバイス)は、図4(A)に示すようにライト信号XWR("X"は負論理を意味する)を用いてデータ信号D(例えば8ビットの信号)を集積回路装置(表示ドライバ)に入力する。即ちコマンド/パラメータ識別信号である信号A0をLレベルにして、ライト信号XWRをLレベルにすることで、信号Dを用いてコマンドを書き込む。次に信号A0をHレベルにして、ライト信号XWRをLレベルにすることで、信号Dを用いてコマンドのパラメータ(データ)を書き込む。なお、集積回路装置が内蔵するレジスタ(回路ブロック50が含むレジスタ、バスホルダー)には、ライト信号XWRの立ち上がりエッジでコマンド、パラメータが書き込まれる。また集積回路装置からのリード動作は図4(B)のようにリード信号XRDを用いて行われる。
I/O回路22はライト信号XWRをバッファリングして出力する。そして入力制御回路24は、I/O回路22からの信号XWRIに基づいてイネーブル信号ENBを生成する。このイネーブル信号ENBは、I/O回路20の入力を制御するための信号であり、信号ENBがHレベル(アクティブ)である場合に、I/O回路20の入力がイネーブルにされる。
I/O回路20の回路AND1は、信号ENBがHレベルである場合に、パッド18からのデータ信号Dをバッファリングし、出力信号QIとして出力する。なおこの場合に、回路BUF1の出力はハイインピーダンス状態に設定される。
誤動作防止回路30は信号処理回路32、セレクタ34を含む。信号処理回路32は、イネーブル信号ENBを受け、信号ENBに対して信号遅延処理やフィルタ処理を施した信号を、第2のイネーブル信号ENB2として出力する。図3(B)(C)に、信号処理回路32から出力される信号ENB2の一例を示す。図3(B)では、信号ENBの立ち上がりエッジに対してのみ信号遅延処理が行われて信号ENB2が生成されている。図3(C)では、信号ENBの立ち上がり及び立ち下がりの両方エッジに対して信号遅延処理が行われて信号ENB2が生成されている。なお信号処理回路32は、信号遅延処理とフ
ィルタ処理の一方のみを行ってもよいし、両方を行ってもよい。
セレクタ34は、その第1の入力に電源VDDCの電圧レベルが入力され、その第2の入力にI/O回路20からの出力信号QIが入力される。そしてイネーブル信号ENB2に基づいて第1、第2の入力のいずれかを選択して出力信号QPを出力する。例えば図3(B)では、期間T1、T2では信号ENB2がLレベル(第1の電圧レベル)になっており、セレクタ34の第1の入力が選択される。従ってセレクタ34は、電源VDDCの電圧レベルに設定された出力信号QPを出力する。
一方、期間T3では信号ENB2がHレベル(第2の電圧レベル)になっており、セレクタ34の第2の入力が選択される。従ってセレクタ34は、I/O回路20からの信号QIを信号QPとして出力する。このようにすれば、外来サージ等により誤った信号が回路ブロック50に入力されて誤動作が生じるのを防止できる。
図5(A)に信号処理回路32の構成例を示す。この信号処理回路32は、遅延回路を構成するインバータ回路INV1〜INVMと回路AND3を含む。回路AND3の第1の入力には回路INVMの出力が入力され、第2の入力には信号ENBが出力される。図5(A)の構成を採用することで、図3(B)のような信号ENB2を生成できる。図3(B)の信号ENB2では、立ち上がりエッジが数ns(例えば2ns)だけ信号遅延する一方で、立ち下がりエッジについてはほとんど信号遅延していない。従って図4(A)のように信XWRの立ち上がりエッジ(ENBの立ち下がりエッジ)で、回路ブロック50のレジスタに書き込みを行う場合に、その書き込みのホールドタイムやセットアップタイムのAC特性に及ぼす悪影響を最小限に抑えることができる。なお信号処理回路32は図5(B)のような構成でもよい。この場合には図3(C)の信号ENB2が生成されるようになる。また信号処理回路32は、図5(A)(B)のような信号遅延回路(信号遅延&フィルタ回路)であってもよいし、抵抗素子やキャパシタにより実現されるフィルタ回路であってもよい。
図5(C)にセレクタ34の構成例を示す。図5(C)のセレクタ34は、トランジスタTR1、TR2により構成されるトランスファートランジスタTT1と、トランジスタTR3、TR4により構成されるトランスファートランジスタTT2を含む。そして信号ENB2がLレベルの場合はTT1がオンになり、Hレベルの場合にはTT2がオンになる。なおセレクタ34は図5(D)のような構成であってもよい。図5(D)のセレクタ34は回路AND4、AND5と回路OR1を含む。
4.コマンド割り当て
誤動作防止回路30は、データ信号の一部のビットのみに設けてもよいし、全てのビットに設けてもよい。例えば図6(A)では、集積回路装置は、I/O回路20-7〜20-0(広義には第1〜第JのI/O回路)と誤動作防止回路30-7〜30-0(広義には第1〜第Jの誤動作防止回路)を含む。そしてI/O回路20-7〜20-0は、イネーブル信号ENBがHレベルである場合に、パッド18-7〜18-0からのデータ信号D7〜D0をバッファリングして出力する。また誤動作防止回路30-7〜30-0は、期間T1、T2では、電源VDDCにより電圧レベルに設定される出力信号QP7〜QP0(広義には第1〜第Jの出力信号)を回路ブロック50に出力する。一方、期間T3では、I/O回路20-7〜20-0からの出力信号QI7〜QI0に応じた出力信号QP7〜QP0を回路ブロック50に出力する。
図6(A)ではデータ信号D7〜D0の全てのビットに対して誤動作防止回路30-7〜30-0が設けられている。従ってデータ信号D7〜D0の全てについて、ESDの外来ノイズによる誤った信号が回路ブロック50に入力されてしまう事態を防止できる。
さて図4(A)では、信号A0がLレベルである場合には、データ信号D7〜D0によりコマンドが入力される。即ち図6(B)に示すように、信号D7〜D0(第1〜第Jのパッドからの第1〜第Jの入力信号)の信号レベルの組み合わせに対して、集積回路装置に対する各コマンド(動作指示コマンド)が割り当てられている。例えば信号D7〜D0が(00h)である場合には、コマンドCMD0が入力され、01hの場合にはコマンドCMD1が入力される。なお"h"はヘキサ表示を意味する。また信号A0がHレベルである場合には、信号D7〜D0により、コマンドのパラメータが入力される。
そして図6(B)ではCMD0がソフトウェアリセットコマンドになっている。従って誤動作防止回路を設けないと、ESD印加時に、ソフトウェアリセットコマンドの誤書き込みが生じるおそれがある。この点、本実施形態では、誤動作防止回路30-7〜30-0が設けられているため、ESD印加時に信号QP7〜QP0がHレベルに固定され、ソフトウェアリセットコマンドの誤書き込みを防止できる。
なお期間T1、T2において、誤動作防止回路30-7〜30-0は、その信号レベルの組み合わせがコマンドに割り当てられていない組み合わせとなる出力信号QP7〜QP0を回路ブロック50に出力することが望ましい。例えば図6(B)では、(FFh)にはコマンドは割り当てられていない。従って誤動作防止回路30-7〜30-0は、期間T1、T2において、(11111111)=(FFh)となる信号QP7〜QP0を出力することが望ましい。このようにすれば、ソフトウェアリセットコマンドの誤書き込みが行われる頻度を更に低減できる。
またESDイミュニティの試験時や通常動作における待機時において、データ信号D7〜D0の電圧レベルが全てHレベルに設定される場合がある。この場合には誤動作防止回路30-7〜30-0は、期間T1、T2において信号QP7〜QP0の電圧レベルを全てHレベルに設定して、(FFh)の信号QP7〜QP0を出力することが望ましい。逆に、ESDイミュニティの試験時等において、信号D7〜D0の電圧レベルが全てLレベルに設定される場合には、期間T1、T2において信号QP7〜QP0の電圧レベルを全てLレベルに設定することが望ましい。
5.回路ブロック間の誤動作防止回路
誤動作防止回路は回路ブロック間に設けることもできる。例えば図7(A)において集積回路装置は、イネーブル信号ENBがHレベル(第2の電圧レベル)である場合に、有効な出力信号QIを出力する回路ブロック60(第Kの回路ブロック)と、回路ブロック60からの出力信号が入力される回路ブロック90(第Lの回路ブロック)と、誤動作防止回路70を含む。なお誤動作防止回路70を回路ブロック60や90に含ませてもよい。
そして図7(B)に示すように誤動作防止回路70は、信号ENBがLレベル(第1の電圧レベル)である期間T1と、信号ENBがLレベルからHレベルに遷移する期間を含む期間T2では、電源VDDCにより電圧レベルが設定される出力信号QPを回路ブロック90に出力する。一方、期間T2に続く期間であって信号ENBがHレベルとなる期間T3では、回路ブロック60からの出力信号QIに応じた出力信号QPを回路ブロック90に出力する。
このようにすれば、ESD等の印加時に電源にノイズが乗った場合にも、誤動作防止回路70の出力信号QPの電圧レベルは電源VDDCの電圧レベルに維持される。従って、外来サージ等のノイズによりコマンドの誤書き込み等が行われる事態を防止でき、ESDイミュニティの耐圧を向上できる。
例えば図7(A)の回路ブロック60はロジック回路ブロック(G/A)であり、回路ブロック90は、ロジック回路ブロックにより制御されて電源を生成する電源回路ブロックである。或いは、回路ブロック90は、ロジック回路ブロックにより制御されて階調電圧を生成する階調電圧生成回路ブロックである。そしてロジック回路ブロックと電源回路ブロック、階調電圧生成回路ブロックの間では、電圧調整データ、階調調整データが通信される。従ってESD等により通信信号にノイズが乗ると、誤った電圧調整データ、階調調整データが電源回路ブロック、階調電圧生成回路ブロックに書き込まれて誤動作が生じる。特に、ロジック回路ブロックと、電源回路ブロック、階調電圧生成回路ブロックの間の距離が長いと、通信信号にノイズが乗りやすくなり、誤動作を生じやすくなる。この点、図7(A)のような誤動作防止回路を設ければ、このような誤動作を防止でき、ESDイミュニティの耐圧を向上できる。
図8(A)に回路ブロック60、90、誤動作防止回路70の詳細例を示す。回路ブロック60はアドレス信号A3〜A0とデータ信号D7〜D0とイネーブル信号ENBを回路ブロック90に出力する。またラッチ信号LATも出力する。具体的には回路ブロック60は、信号ENBがLレベル(第1の電圧レベル)である場合には、(Fh)のアドレス信号(第Mのアドレス信号)と非有効なデータ信号D7〜D0を出力する。一方、信号ENBがHレベル(第2の電圧レベル)である場合には、有効なデータ信号D7〜D0を出力する。
そして図8(B)に示すように誤動作防止回路70は、期間T1、T2では、電源VDDCにより電圧レベルが設定されるアドレス信号PA3〜PA0を回路ブロック90に出力する。具体的には信号PA3〜PA0の信号レベルの組み合わせが(1111)=(Fh)となるアドレス信号を出力する。一方、誤動作防止回路70は、期間T3では、回路ブロック60からのアドレス信号A3〜A0に応じたアドレス信号PA3〜PA0を回路ブロック90に出力する。具体的には信号A3〜A0をバッファリングして信号PA3〜PA0として回路ブロック90に出力する。
図8(A)において回路ブロック90は、複数のレジスタR0〜RIを有するレジスタ部92を含む。そしてレジスタ部92では、アドレス信号A3〜A0のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、データ信号D7〜D0で設定される調整データ(電圧調整データ、階調調整データ)が書き込まれる。例えば図8(C)において、アドレス信号A3〜A0のレジスタアドレス(0h)、(1h)、(2h)・・・には、レジスタR0、R1、R2・・・がマッピングされている。そしてレジスタアドレス(0h)、(1h)、(2h)・・・で指定されるレジスタR0、R1、R2・・・に対して、データ信号D7〜D0で設定される調整データDARO、DAR1、DAR2・・・が書き込まれる。回路ブロック90が電源回路ブロックである場合には、調整データDARO、DAR1、DAR2は、電源回路ブロックが生成する複数の電源VDDH、VDDL、VCOMHの電圧調整(電圧設定)データになる。
このようにアドレス信号A3〜A0とデータ信号D7〜D0を用いて回路ブロック60、90間で通信を行う場合、ESDによるノイズが原因となってレジスタR0〜RIに対して誤った調整データが書き込まれるおそれがある。例えば信号ENBがLレベルである場合には、信号D7〜D0は非有効なデータ信号となる。ところが、ESDによるノイズが原因となって、信号ENBの電圧レベルが過渡的に変化すると、この非有効なデータ信号で設定される調整データがレジスタR0〜RIに書き込まれるおそれがある。
この点、図8(A)では、アドレス信号A3〜A0に対して誤動作防止回路70が設けられている。従って、この誤動作防止回路70により、過渡的な電圧レベルの変化の影響
が回路ブロック90に伝わらないようになる。従って、ESDのノイズにより、調整データの誤書き込みが行われる事態を防止でき、ESDイミュニティの耐圧を向上できる。
なお図8(B)に示すように誤動作防止回路70は、期間T1、T2では、電源VDDCにより電圧レベルが設定されるアドレス信号として、通常動作モードでは割り当てられていない(Fh)のレジスタアドレスのアドレス信号PA7〜PA0を回路ブロック90に出力している。例えば図8(C)では、(Fh)のアドレス信号に対してはレジスタがマッピングされていない。そして誤動作防止回路70は、期間T1、T2において、(1111)=(Fh)となるアドレス信号PA3〜PA0を出力する。即ち信号PA3〜PA0の全てのビットを電源VDDCの電圧レベルであるHレベルに設定する。このようにすれば、調整データの誤書き込みが行われる頻度を更に低減できる。
なお図8(A)の誤動作防止回路70は、図3(A)と同様の信号処理回路32やセレクタ34を含むことができる。また誤動作防止回路70はアドレス信号A3〜A0の全てのビットに対して設けてもよいし、一部のビットに対してのみ設けてもよい。或いは、図9(A)に示すようにデータ信号D7〜D0に対して誤動作防止回路72を設けてもよい。この場合には誤動作防止回路72は、期間T1、T2では、電源VDDCにより電圧レベルが設定されるデータ信号PD7〜PD0を回路ブロック90に出力し、期間T3では、回路ブロック60からのデータ信号D7〜D0に応じたデータ信号PD7〜PD0を回路ブロック90に出力する。或いは図9(B)に示すように、アドレス信号A3〜A0とデータ信号D7〜D0の両方に誤動作防止回路70、72を設けてもよい。
6.集積回路装置の回路構成例
図10に本実施形態の集積回路装置が表示ドライバである場合の詳細な回路構成例を示す。表示パネル512は、複数のデータ線(ソース線)と、複数の走査線(ゲート線)と、データ線及び走査線により特定される複数の画素を有する。そして各画素領域における電気光学素子(狭義には、液晶素子)の光学特性を変化させることで、表示動作を実現する。この表示パネル512は、TFT、TFDなどのスイッチング素子を用いたアクティブマトリクス方式のパネルにより構成できる。なお表示パネル512は、アクティブマトリクス方式以外のパネルであってもよいし、液晶パネル以外のパネル(有機ELパネル等)であってもよい。
メモリ520(RAM)は画像データを記憶する。メモリセルアレイ522は複数のメモリセルを含み、少なくとも1フレーム(1画面)分の画像データ(表示データ)を記憶する。このメモリ520は、ローアドレスデコーダ524(MPU/LCDローアドレスデコーダ)、カラムアドレスデコーダ526(MPUカラムアドレスデコーダ)、ライト/リード回路528(MPUライト/リード回路)を含む。
ロジック回路540は、表示タイミングやデータ処理タイミングを制御するための表示制御信号を生成する。このロジック回路540は例えばゲートアレイ(G/A)などの自動配置配線により形成できる。制御回路542は各種制御信号を生成したり、装置全体の制御を行う。表示タイミング制御回路544は表示タイミングの制御信号を生成し、メモリ520から表示パネル512側への画像データの読み出しを制御する。ホスト(MPU)インターフェース回路546は、ホストからのアクセス毎に内部パルスを発生してメモリ520にアクセスするホストインターフェースを実現する。RGBインターフェース回路548は、ドットクロックにより動画のRGBデータをメモリ520に書き込むRGBインターフェースを実現する。
図10のホストインタフェース回路546により、図4(A)(B)に示すようなホスト(MPU)インターフェースが実現される。
データドライバ550は、表示パネル512のデータ線を駆動するためのデータ信号を生成する回路である。具体的にはデータドライバ550は、メモリ520から画像データである階調データを受け、階調電圧生成回路610から複数(例えば64段階)の階調電圧(基準電圧)を受ける。そして、これらの複数の階調電圧の中から、階調データに対応する電圧を選択して、データ信号(データ電圧)として表示パネル512の各データ線に出力する。
走査ドライバ570は表示パネルの走査線を駆動するための走査信号を生成する回路である。具体的には、内蔵するシフトレジスタにおいて信号(イネーブル入出力信号)を順次シフトし、このシフトされた信号をレベル変換した信号を、走査信号(走査電圧)として表示パネル512の各走査線に出力する。なお走査ドライバ570に、走査アドレス生成回路やアドレスデコーダを含ませ、走査アドレス生成回路が走査アドレスを生成して出力し、アドレスデコーダが走査アドレスのデコード処理を行うことで、走査信号を生成してもよい。
電源回路590は各種の電源電圧を生成する回路であり、図11(A)にその構成例を示す。昇圧回路592は、入力電源電圧や内部電源電圧を、昇圧用キャパシタや昇圧用トランジスタを用いてチャージポンプ方式で昇圧し、昇圧電圧を生成する回路であり、1次〜4次昇圧回路などを含むことができる。この昇圧回路592により、走査ドライバ570や階調電圧生成回路610が使用する高電圧を生成できる。レギュレータ回路594は、昇圧回路592により生成された昇圧電圧のレベル調整を行う。VCOM生成回路596は、表示パネルの対向電極に供給するVCOM電圧を生成して出力する。制御回路598は電源回路590の制御を行うものであり、電源電圧の調整データが設定される調整レジスタ599を含む。
階調電圧生成回路(γ補正回路)610は階調電圧を生成する回路であり、図11(B)にその構成例を示す。選択用電圧生成回路612(電圧分割回路)は、電源回路590で生成された高電圧の電源電圧VDDH、VSSHに基づいて、選択用電圧VS0〜VS255(広義にはR個の選択用電圧)を出力する。具体的には選択用電圧生成回路612は、直列に接続された複数の抵抗素子を有するラダー抵抗回路を含む。そしてVDDH、VSSHを、このラダー抵抗回路により分割した電圧を、選択用電圧VS0〜VS255として出力する。階調電圧選択回路614は、ロジック回路540により調整レジスタ616に設定された階調特性の調整データに基づいて、選択用電圧VS0〜VS255の中から、例えば64階調の場合には64個(広義にはS個。R>S)の電圧を選択して、階調電圧V0〜V63として出力する。このようにすれば表示パネルに応じた最適な階調特性(γ補正特性)の階調電圧を生成できる。
7.細長の集積回路装置
図12に集積回路装置10の配置例を示す。この集積回路装置10は、D1方向に沿って配置される第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBN(Nは2以上の整数)を含む。また集積回路装置10は、第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBNのD2方向側に辺SD4に沿って設けられる出力側I/F領域12(広義には第1のインターフェース領域)を含む。また第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBNのD4方向側に辺SD2に沿って設けられる入力側I/F領域14(広義には第2のインターフェース領域)を含む。より具体的には、出力側I/F領域12(第1のI/O領域)は、回路ブロックCB1〜CBNのD2方向側に、例えば他の回路ブロック等を介さずに配置される。また入力側I/F領域14(第2のI/O領域)は、回路ブロックCB1〜CBNのD4方向側に、例えば他の回路ブロック等を介さずに配置される。即ち少なくともデータドライバブロックが存在する部分において、D2方向において1つの回路ブロック(データドライバブロック)だ
けが存在する。なお集積回路装置10をIP(Intellectual Property)コアとして用いて他の集積回路装置に組み込む場合等には、I/F領域12、14の少なくとも一方を設けない構成とすることもできる。
出力側(表示パネル側)I/F領域12は、表示パネルとのインターフェースとなる領域であり、パッドや、パッドに接続される出力用トランジスタ、保護素子などの種々の素子を含む。具体的には、データ線へのデータ信号や走査線への走査信号を出力するための出力用トランジスタなどを含む。なお表示パネルがタッチパネルである場合等には、入力用トランジスタを含んでもよい。
入力側(ホスト側)I/F領域14は、ホスト(MPU、画像処理コントローラ、ベースバンドエンジン)とのインターフェースとなる領域であり、パッドや、パッドに接続される入力用(入出力用)トランジスタ、出力用トランジスタ、保護素子などの種々の素子を含むことができる。具体的には、ホストからの信号(デジタル信号)を入力するための入力用トランジスタやホストへの信号を出力するための出力用トランジスタなどを含む。
なお、短辺である辺SD1、SD3に沿った出力側又は入力側I/F領域を設けるようにしてもよい。また外部接続端子となるバンプ等は、I/F(インターフェース)領域12、14に設けてもよいし、それ以外の領域(第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBN)に設けてもよい。I/F領域12、14以外の領域に設ける場合には、金バンプ以外の小型バンプ技術(樹脂をコアとするバンプ技術など)を用いることで実現される。
また第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBNは、少なくとも2つ(或いは3つ)の異なる回路ブロック(異なる機能を持つ回路ブロック)を含むことができる。集積回路装置10が表示ドライバである場合を例にとれば、回路ブロックCB1〜CBNは、データドライバ、メモリ、走査ドライバ、ロジック回路、階調電圧生成回路、電源回路のブロックの少なくとも2つを含むことができる。更に具体的には回路ブロックCB1〜CBNは、少なくともデータドライバ、ロジック回路のブロックを含むことができ、更に階調電圧生成回路のブロックを含むことができる。またメモリ内蔵タイプの場合には更にメモリのブロックを含むことができる。
図13に集積回路装置10の平面レイアウトの詳細例を示す。図13において、第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBNは、第1〜第4のメモリブロックMB1〜MB4(広義には第1〜第Iのメモリブロック。Iは2以上の整数)を含む。また第1〜第4のメモリブロックMB1〜MB4の各々に対して、D1方向に沿ってその各々が隣接して配置される第1〜第4のデータドライバブロックDB1〜DB4(広義には第1〜第Iのデータドライバブロック)を含む。具体的にはメモリブロックMB1とデータドライバブロックDB1がD1方向に沿って隣接して配置され、メモリブロックMB2とデータドライバブロックDB2がD1方向に沿って隣接して配置される。そしてデータドライバブロックDB1がデータ線を駆動するために用いる画像データ(表示データ)は、隣接するメモリブロックMB1が記憶し、データドライバブロックDB2がデータ線を駆動するために用いる画像データは、隣接するメモリブロックMB2が記憶する。
なお本実施形態の集積回路装置10のレイアウト配置は図13に限定されない。例えばメモリブロックやデータドライバブロックのブロック数を2、3或いは5以上にしてもよいし、メモリブロックやデータドライバブロックをブロック分割しない構成にしてもよい。またメモリブロックとデータドライバブロックが隣接しないようにする変形実施も可能である。またメモリブロック、走査ドライバブロック、電源回路ブロック又は階調電圧生成回路ブロックなどを設けない構成としてもよい。また回路ブロックCB1〜CBNと出力側I/F領域12や入力側I/F領域14の間に、D2方向での幅が極めて狭い回路ブロック(WB以下の細長回路ブロック)を設けてもよい。また回路ブロックCB1〜CBNが、異なる回路ブロックがD2方向に多段に並んだ回路ブロックを含んでもよい。例えば走査ドライバ回路と電源回路を1つの回路ブロックとした構成としてもよい。
図14(A)に、集積回路装置10のD2方向に沿った断面図の例を示す。ここでW1、WB、W2は、各々、出力側I/F領域12、回路ブロックCB1〜CBN、入力側I/F領域14のD2方向での幅である。この幅W1、WB、W2は、各々、出力側I/F領域12、回路ブロックCB1〜CBN、入力側I/F領域14のトランジスタ形成領域(バルク領域、アクティブ領域)の幅(最大幅)であり、バンプの形成領域は含まない。またWは集積回路装置10のD2方向での幅である。
本実施形態では図14(A)に示すように、D2方向において、回路ブロックCB1〜CBNと出力側、入力側I/F領域12、14との間に他の回路ブロックが介在しない構成にできる。従って、W1+WB+W2≦W<W1+2×WB+W2とすることができる。或いは、W1+W2<WBが成り立つため、W<2×WBとすることもできる。
一方、図14(B)の配置手法では、2以上の複数の回路ブロックがD2方向に沿って配置される。具体的にはデータドライバブロックとメモリブロックがD2方向に沿って配置される。
例えば図14(B)においてホスト側からの画像データはメモリブロックに書き込まれる。そしてデータドライバブロックは、メモリブロックに書き込まれたデジタルの画像データをアナログのデータ電圧に変換して、表示パネルのデータ線を駆動する。従って画像データの信号の流れはD2方向である。このため図14(B)では、この信号の流れに合わせて、メモリブロックとデータドライバブロックをD2方向に沿って配置している。
ところが図14(B)の配置手法には以下のような課題がある。
第1に、表示ドライバなどの集積回路装置では、低コスト化のためにチップサイズの縮小が要求される。ところが、微細プロセスを採用し、集積回路装置を単純にシュリンクしてチップサイズを縮小すると、短辺方向のみならず長辺方向も縮小されてしまい、狭ピッチのために実装が困難になる。
第2に、表示ドライバでは、表示パネルの種類(アモルファスTFT、低温ポリシリコンTFT)や画素数(QCIF、QVGA、VGA)や製品の仕様などに応じて、メモリやデータドライバの構成が変わる。従って図14(B)の配置手法では、ある製品ではパッドピッチとメモリのセルピッチとデータドライバのセルピチが一致していたとしても、メモリやデータドライバの構成が変わると、これらのピッチが一致しなくなる。ピッチが一致しなくなると、回路ブロック間に、ピッチの不一致を吸収するための無駄な配線領域を形成しなければならなくなる。この結果、集積回路装置のD2方向での幅が大きくなり、チップ面積が増加し、コスト増を招く。一方、このような事態を避けるために、パッドピッチとセルピッチが揃うようにメモリやデータドライバのレイアウトを変更すると、開発期間が長期化し、結局、コスト増を招く。
これに対して図12、図13の配置手法では複数の回路ブロックCB1〜CBNがD1方向に沿って配置される。また図14(A)では、パッド(バンプ)の下にトランジスタ(回路素子)を配置できる(能動面バンプ)。また回路ブロック内の配線であるローカル配線よりも上層(パッドよりも下層)で形成されるグローバル配線により、回路ブロック間や、回路ブロックとI/F領域間等での信号線を形成できる。従って、集積回路装置10のD1方向での長さを維持したままで、D2方向での幅Wを狭くでき、スリムな細長チップを実現できる。
また図12、図13の配置手法では回路ブロックCB1〜CBNがD1方向に沿って配置されるため、製品の仕様変更等に容易に対応できる。即ち共通のプラットフォームを用いて様々な仕様の製品を設計できるため、設計効率を向上できる。例えば図13において、表示パネルの画素数や階調数が増減した場合にも、メモリブロックやデータドライバブロックのブロック数や、1水平走査期間での画像データの読み出し回数等を増減するだけで対応できる。また図13はメモリ内蔵のアモルファスTFTパネル用の例であるが、メモリ内蔵の低温ポリシリコンTFTパネル用の製品を開発する場合には、回路ブロックCB1〜CBNの中から走査ドライバブロックを取り除くだけで済む。またメモリ非内蔵の製品を開発する場合には、メモリブロックを取り除けば済む。そしてこのように仕様に合わせて回路ブロックを取り除いても、それが他の回路ブロックに及ぼす影響が最小限に抑えられるため、設計効率を向上できる。
また図12、図13の配置手法では、各回路ブロックCB1〜CBNのD2方向での幅(高さ)を、例えばデータドライバブロックやメモリブロックの幅(高さ)に統一できる。そして各回路ブロックのトランジスタ数が増減した場合には、各回路ブロックのD1方向での長さを増減することで調整できるため、設計を更に効率化できる。例えば図13において、階調電圧生成回路ブロックや電源回路ブロックの構成が変更になり、トランジスタ数が増減した場合にも、階調電圧生成回路ブロックや電源回路ブロックのD1方向での長さを増減することで対応できる。
8.ロジック回路ブロック、電源回路ブロックの配置
本実施形態では図15に示すように、回路ブロックCB1〜CBNが、電源電圧の調整データの設定を行うロジック回路ブロックLB(広義には第Kの回路ブロック)と、設定された調整データに基づいて電源電圧を生成する電源回路ブロックPB(広義には第Lの回路ブロック。1≦K<L≦N)を含む。またデータ線を駆動するためのデータドライバブロックDB1〜DB4(広義には少なくとも1つのデータドライバブロック)を含む。そして図15では、ロジック回路ブロックLBと電源回路ブロックPBの間に他の回路ブロックが配置される。具体的には、LBとPBの間に他の回路ブロックであるデータドライバブロックDB1〜DB4が配置される。
図15の配置によれば、回路面積が比較的大きいロジック回路ブロックLBや電源回路ブロックPBが、データドライバブロックDB1〜DB4の両側に配置されるようになる。従って、ロジック回路ブロックLBのD4方向側の空きスペース(C1に示すスペース)を利用して、ロジック回路用パッドやそのパッド下に形成される入力用トランジスタ等を配置できるようになる。また電源回路ブロックPBのD4方向側の空きスペース(C2に示すスペース)を利用して、トランジスタサイズが大きい電源回路の昇圧用トランジスタ等を配置できるようになる。
また図15の配置によれば、データドライバブロックDB1〜DB4を集積回路装置の中央付近に集中して配置できるようになるため、DB1〜DB4からのデータ信号の出力線を、出力側I/F領域12において効率良くシンプルに配線できる。従って、出力側I/F領域12や入力側I/F領域14での配線効率や配置効率を向上でき、集積回路装置のD2方向での幅Wを小さくでき、スリムな細長の集積回路装置を実現できる。
ところで、図15のようにロジック回路ブロックLB、電源回路ブロックPBを配置すると、LBとPBの間の距離が離れてしまう。特に図12、図13の配置手法を採用すると、集積回路装置の長辺方向(D1方向)の長さLDは15mm<LD<27mmとなり、非常にスリムで細長のチップになる。従って、ロジック回路ブロックLB、電源回路ブロックPB間の距離は非常に離れてしまう。
そして、このようにロジック回路ブロックLB、電源回路ブロックPB間の距離が離れると、これらのブロックを接続する電源電圧用調整データの信号線の長さも長くなる。従って、ESD等のノイズにより誤った調整データが電源回路ブロックPBのレジスタに書き込まれる可能性が高くなる。
この点、本実施形態では、図8(A)のように、回路ブロック60であるロジック回路ブロックLBと、回路ブロック90である電源回路ブロックPBの間に、誤動作防止回路70が設けられる。従って、図15に示すようにロジック回路ブロックLBと電源回路ブロックPBを距離を離して配置した場合にも、ESD等のノイズによる調整データの誤書き込みを防止できる。そして図15のようにロジック回路ブロックLBと電源回路ブロックPBを距離を離して配置することで、出力側I/F領域12や入力側I/F領域14での配線効率や配置効率を向上でき、集積回路装置のD2方向での幅Wを小さくできる。従って、スリムな細長の集積回路装置の実現と、ESDイミュニティの耐圧向上とを両立できる。
9.電子機器
図16(A)(B)に本実施形態の集積回路装置10を含む電子機器(電気光学装置)の例を示す。なお電子機器は図16(A)(B)に示されるもの以外の構成要素(例えばカメラ、操作部又は電源等)を含んでもよい。また本実施形態の電子機器は携帯電話機には限定されず、デジタルカメラ、PDA、電子手帳、電子辞書、プロジェクタ、リアプロジェクションテレビ、或いは携帯型情報端末などであってもよい。
図16(A)(B)においてホストデバイス410は、例えばMPU、ベースバンドエンジンなどである。このホストデバイス410は、表示ドライバである集積回路装置10の制御を行う。或いはアプリケーションエンジンやベースバンドエンジンとしての処理や、圧縮、伸長、サイジングなどのグラフィックエンジンとしての処理を行うこともできる。また図16(B)の画像処理コントローラ420は、ホストデバイス410に代行して、圧縮、伸長、サイジングなどのグラフィックエンジンとしての処理を行う。
図16(A)の場合には、集積回路装置10としてメモリ内蔵のものを用いることができる。即ちこの場合には集積回路装置10は、ホストデバイス410からの画像データを、一旦内蔵メモリに書き込み、書き込まれた画像データを内蔵メモリから読み出して、表示パネルを駆動する。一方、図16(B)の場合には、集積回路装置10としてメモリ非内蔵のものを用いることができる。即ちこの場合には、ホストデバイス410からの画像データは、画像処理コントローラ420の内蔵メモリに書き込まれる。そして集積回路装置10は、画像処理コントローラ420の制御の下で、表示パネル400を駆動する。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語(入力信号、第1の電圧レベル、第2の電圧レベル等)と共に記載された用語(データ信号、Lレベル、Hレベル等)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また集積回路装置や電子機器の構成、配置、動作も本実施形態で説明したものに限定に限定されず、種々の変形実施が可能である。
図1(A)〜(D)はESDイミュニティの説明図。 図2(A)(B)(C)は本実施形態の集積回路装置の構成例及び説明図。 図3(A)(B)(C)は集積回路装置の詳細な構成例及び説明図。 図4(A)(B)はホスト(MPU)インターフェースの信号波形例。 図5(A)〜(D)は信号処理回路、セレクタの構成例。 図6(A)(B)は集積回路装置の構成例及びコマンドの説明図。 図7(A)(B)は回路ブロック間に誤動作防止回路を設ける手法の説明図。 図8(A)(B)(C)も回路ブロック間に誤動作防止回路を設ける手法の説明図。 図9(A)(B)はデータ信号に誤動作防止回路を設ける手法の説明図。 集積回路装置である表示ドライバの回路構成例。 図11(A)(B)は電源回路、階調電圧生成回路の構成例。 集積回路装置の配置例。 集積回路装置の詳細な配置例。 図14(A)(B)は集積回路装置の断面図の例。 ロジック回路ブロック、電源回路ブロックの配置手法の説明図。 図16(A)(B)は電子機器の構成例。
符号の説明
4 静電気印加装置、6 表示モジュール、8 表示パネル、10 集積回路装置、
18、18-7〜18-0 パッド、20、20-7〜20-0、22 I/O回路、
24 入力制御回路、30、30-7〜30-0 誤動作防止回路、50 回路ブロック、
60 回路ブロック(第Kの回路ブロック)、70、72 誤動作防止回路、
90 回路ブロック(第Lの回路ブロック)、92 レジスタ部

Claims (6)

  1. イネーブル信号が第2の電圧レベルである場合に、パッドからの入力信号をバッファリングして出力するI/O回路と、
    前記I/O回路からの出力信号が入力される回路ブロックと、
    前記イネーブル信号が第1の電圧レベルである第1の期間と、前記イネーブル信号が前記第1の電圧レベルから前記第2の電圧レベルに遷移する期間を含む第2の期間では、第1の電源により電圧レベルが設定される出力信号を前記回路ブロックに出力し、前記第2の期間に続く期間であって前記イネーブル信号が前記第2の電圧レベルとなる第3の期間では、前記I/O回路からの出力信号に応じた出力信号を前記回路ブロックに出力する誤動作防止回路と、
    を含むことを特徴とする集積回路装置。
  2. 請求項1において、
    前記誤動作防止回路は、
    前記イネーブル信号を受け、前記イネーブル信号に対して信号遅延処理及びフィルタ処理の少なくと一方を施した信号を第2のイネーブル信号として出力する信号処理回路と、
    その第1の入力に前記第1の電源の電圧レベルが入力され、その第2の入力に前記I/O回路からの出力信号が入力され、前記第2のイネーブル信号に基づいて前記第1、第2の入力のいずれかを選択して出力信号を出力するセレクタとを含むことを特徴とする集積回路装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1の電源は、前記I/O回路に供給される電源とは異なる電源であることを特徴とする集積回路装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記イネーブル信号が第2の電圧レベルである場合に、第1〜第Jのパッドからの第1〜第Jの入力信号をバッファリングして出力する第1〜第JのI/O回路と、
    前記第1、第2の期間では、前記第1の電源により電圧レベルに設定される第1〜第Jの出力信号を前記回路ブロックに出力し、前記第3の期間では、前記第1〜第JのI/O回路からの出力信号に応じた第1〜第Jの出力信号を前記回路ブロックに出力する第1〜第Jの誤動作防止回路とを含むことを特徴とする集積回路装置。
  5. 請求項4において、
    前記第1〜第Jのパッドからの第1〜第Jの入力信号の信号レベルの各組み合わせに対して、集積回路装置に対する各コマンドが割り当てられている場合に、
    前記第1〜第Jの誤動作防止回路は、
    前記第1、第2の期間では、その信号レベルの組み合わせが前記コマンドに割り当てられていない組み合わせとなる第1〜第Jの出力信号を、前記回路ブロックに出力することを特徴とする集積回路装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の集積回路装置と、
    前記集積回路装置により駆動される表示パネルと、
    を含むことを特徴とする電子機器。
JP2006170946A 2005-10-11 2006-06-21 集積回路装置及び電子機器 Expired - Fee Related JP4839976B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006170946A JP4839976B2 (ja) 2005-10-11 2006-06-21 集積回路装置及び電子機器
US11/545,625 US8125269B2 (en) 2005-10-11 2006-10-10 Integrated circuit device and electronic instrument

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005296362 2005-10-11
JP2005296362 2005-10-11
JP2006170946A JP4839976B2 (ja) 2005-10-11 2006-06-21 集積回路装置及び電子機器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007076179A Division JP4840211B2 (ja) 2005-10-11 2007-03-23 集積回路装置及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007135184A JP2007135184A (ja) 2007-05-31
JP4839976B2 true JP4839976B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=37911560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006170946A Expired - Fee Related JP4839976B2 (ja) 2005-10-11 2006-06-21 集積回路装置及び電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8125269B2 (ja)
JP (1) JP4839976B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4775064B2 (ja) * 2006-03-27 2011-09-21 セイコーエプソン株式会社 集積回路装置及び電子機器
JP5540924B2 (ja) 2010-06-18 2014-07-02 富士通セミコンダクター株式会社 集積回路装置及びその静電保護回路の制御方法
US9288161B2 (en) * 2011-12-05 2016-03-15 International Business Machines Corporation Verifying the functionality of an integrated circuit

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002305254A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法
US6552583B1 (en) * 2001-10-11 2003-04-22 Pericom Semiconductor Corp. ESD-protection device with active R-C coupling to gate of large output transistor
JP2003197754A (ja) * 2001-12-26 2003-07-11 Mitsubishi Electric Corp 高周波半導体装置
JP2003234647A (ja) 2002-02-13 2003-08-22 Allied Tereshisu Kk 半導体デバイス用誤動作抑制回路
JP4025114B2 (ja) * 2002-05-01 2007-12-19 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路及びicカード
US7164565B2 (en) * 2002-11-29 2007-01-16 Sigmatel, Inc. ESD protection circuit

Also Published As

Publication number Publication date
US20070082626A1 (en) 2007-04-12
JP2007135184A (ja) 2007-05-31
US8125269B2 (en) 2012-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4151688B2 (ja) 集積回路装置及び電子機器
US7764278B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US7567479B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US8547773B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US7561478B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US7411804B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
JP4186970B2 (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP4998313B2 (ja) 集積回路装置及び電子機器
US7564734B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
KR102159257B1 (ko) 디스플레이 구동 회로 및 디스플레이 구동 방법
US20070001974A1 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US20070001975A1 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
KR20200018761A (ko) 표시 장치
JP4839737B2 (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP4839976B2 (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP3736622B2 (ja) ライン駆動回路、電気光学装置及び表示装置
JP2007065322A (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP4840211B2 (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP2007043030A (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP4650291B2 (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP4775064B2 (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP2007212898A (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP4363384B2 (ja) ライン駆動回路及び表示装置
JP5282776B2 (ja) 表示ドライバ及び電子機器
JP2010182926A (ja) 集積回路装置及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070323

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4839976

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees