JP4839228B2 - 成形品の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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本発明は、成形型及びこの成形型内に供給したガラス、プラスチック等の熱可塑性素材を加熱工程において加熱手段によって昇温加熱し、この加熱された成形型及び熱可塑性素材を成形工程にて押圧して成形する成形品の製造方法及び製造装置に関する。
熱可塑性素材の成形品を製造する場合には、熱可塑性素材を収容する成形型の成形面精度が、製造される成形品の精度に影響する。さらに、成形型の老朽化(酸化・劣化)、熱可塑性素材の体積・組成のばらつき、ヒータ等の製造装置構成物の経時変化等(酸化・劣化・摩耗)により、同一の条件設定のままで、初期の有効面の転写精度を繰り返し維持し続けるのが困難になってくる。一方、転写精度を維持するために温度或いは圧力を高めに設定すると、熱可塑性素材に焼き付き、割れ等の発生の危険性が増し、歩留りが得にくくなってしまう。
そこで、加熱・成形という連続する工程の流れにおいて、加熱工程における一定時間内のガラス(熱可塑性素材)の変形量に応じて、加熱工程における温度、圧力或いは時間のいずれかの条件を調整することにより、加熱工程における熱可塑性素材の変形量を一定にする成形方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−58837号公報
ところで、上記特許文献1記載の成形方法は、加熱工程において温度、圧力或いは時間のいずれかの条件を調整して熱可塑性素材の変形量を一定にして成形しているが、加熱工程においては、熱可塑性素材の温度(実温度)、圧力及び時間の全てを一定にしなくては、加熱工程後の熱可塑性素材の温度、粘度及びこれらの分布を安定させることはできない。
このように加熱工程後の熱可塑性素材の温度、粘度及びこれらの分布が一定でなければ、次工程である成形工程において、同一条件で同等の高精度な転写を繰り返し安定して得ることができなくなり、ひいては成形品を高精度に製造することができなくなってしまう。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、高精度な成形品を繰り返し安定して製造する成形品の製造方法及び製造装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の成形品の製造方法は、成形型及びこの成形型内に供給した熱可塑性素材を加熱工程において加熱手段によって昇温加熱し、この加熱された成形型及び熱可塑性素材を成形工程にて押圧して成形する成形品の製造方法において、上記熱可塑性素材を収容した状態の上記成形型の高さが基準高さに到達するまでの加熱時間の変化に応じて、上記加熱工程における上記加熱手段の温度を調整して上記加熱時間を適正な基準加熱時間に収束させるようにする。
また、上記成形型の高さが基準高さに到達するまでの、予め設定した基準加熱時間からの超過又は短縮した時間を基にして、段階的に予め設定された調整温度幅から選択するようにするとよい。
また、上記成形型の高さが基準高さに到達するまでの、予め設定した基準加熱時間からの超過又は短縮した時間を基にして、関数式により調整温度幅を決定するようにしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の成形品の製造装置は、成形型及びこの成形型内に供給した熱可塑性素材を加熱工程において加熱手段によって昇温加熱し、この加熱された成形型及び熱可塑性素材を成形工程にて押圧して成形する成形品の製造装置において、上記熱可塑性素材及びこの熱可塑性素材を収容した成形型を加熱昇温させる加熱手段と、上記熱可塑性素材を収容した状態の上記成形型の高さを測定する高さ測定手段と、上記測定した成形型の高さが基準高さに到達するまでの加熱時間の変化に応じて、上記加熱工程における上記加熱手段の温度を調整して上記加熱時間を適正な基準加熱時間に収束させる制御手段とを備える構成とする。
また、上記制御手段は、上記成形型の高さが基準高さに到達するまでの、予め設定した基準加熱時間からの超過又は短縮した時間を基にして、段階的に予め設定された調整温度幅から選択する構成とするとよい。
また、上記制御手段は、上記成形型の高さが基準高さに到達するまでの、予め設定した基準加熱時間からの超過又は短縮した時間を基にして、関数式により調整温度幅を決定する構成としてもよい。
本発明では、熱可塑性素材を収容した成形型の高さが基準高さに到達するまでの加熱時間の変化に応じて、加熱工程における加熱手段の温度を調整して加熱時間を適正な基準加熱時間に収束させている。そのため、熱可塑性素材の圧力及び変形量を一定に保持すると共に加熱時間を適正な基準加熱時間に収束させることで、成形型や製造装置構成物の経時変化等による熱可塑性素材の実温度のズレを解消し、加熱工程後の熱可塑性素材の温度、粘度及びこれらの分布を実質的に安定化させることができる。したがって、本発明によれば、高精度な成形品を繰り返し安定して製造することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る熱可塑性素材の製造方法及び製造装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る成形品の製造装置の加熱工程における時間変化を示す説明図である。
同図において、熱可塑性素材1は、成形型2に収容されている。この成形型2は、上型3、下型4、これら上型3及び下型4の外周面に当接するスリーブ5、このスリーブ5と下型4との間に介在する外径枠6から構成されている。以下、成形型2及びこの成形型2に収容された熱可塑性素材1を併せて型セット7と呼ぶ。
型セット7は、加熱手段としてのヒータ8a,9aがそれぞれ4本嵌入された加熱プレート上8及び加熱プレート下9により、一定の圧力で挟持された状態で加熱されている。加熱プレート上8は、図示しない駆動手段により駆動される軸10に固定されて昇降可能となっている。また、加熱プレート上8の高さ位置は、装置天板11上に配置された高さ測定手段としての高さ測定部12により測定されている。
高さ測定部12、加熱手段としての加熱プレート上8及び加熱プレート下9(ヒータ8a及びヒータ9a)は、制御手段としての制御部13に接続されている。この制御部13は、入力された制御プログラム13aに基づくシーケンス制御等により、高さ測定部12から高さ検出信号14を受信すると共に、加熱プレート上8及び加熱プレート下9に温度制御信号15を送信している。
なお、後述する型セット7の高さ測定の精度を確保するため、加熱プレート上8には、型セット7の膨張と共に型セット7に当接したまま上昇し、型セット7の収縮と共に型セット7に当接したまま下降するように、軸10を介して一定の圧力を加えておく。
制御部13は、詳しくは後述するが、高さ測定部12により測定された型セット7の高さが基準高さに到達することを高さ検出信号14により判断し、熱可塑性素材1の加熱時間が一定になるように、必要に応じて温度制御信号15によって加熱プレート上8及び加熱プレート下9のプレート温度を制御している。
なお、同図の左側に示す熱可塑性素材1は、加熱によって、成形型2と共に同図の中央に示す熱可塑性素材1−1のように膨張し、これに伴い型セット7(加熱プレート上8)の高さが大きくなる(変位U)。その後、膨張した熱可塑性素材1−1は、加熱プレート上8及び加熱プレート下9による一定の挟持圧力で変形して、同図中の右側に示す熱可塑性素材1−2へと変形し、これに伴い型セット7の高さは小さくなる(変位D)。そして、型セット7の高さが基準高さに到達したことをもって制御部13が加熱工程の完了を捉え、次工程である成形工程において、熱可塑性素材1−2は、加熱プレート上8及び加熱プレート下9によるか、或いは、いわゆる成形型セット循環型の製造装置の場合には別のステージにおける加熱プレート等により、成形され、必要に応じて冷却されて成形品へと製造される。
図2は、上記加熱工程における加熱時間と型セット高さとの関係を示す特性図である。
図3は、上記加熱工程における制御を示すフローチャートである。
図4は、上記加熱工程におけるズレ時間と調整温度幅との関係の例を示す図表である。
図2に示す高さ変化曲線P1,P2,P3を例に説明する。高さ変化曲線P1,P2,P3は、上述のように、加熱時間が経過すると図1に示す型セット7(主に熱可塑性素材1)の膨張により型セット高さHが大きくなる。そして、型セット高さHが頂点高さHmaxに到達した後、熱可塑性素材1が加熱プレート上8及び加熱プレート下9による一定の挟持圧力で変形して、型セット高さHは小さくなり、加熱工程が終了となる基準高さH0に到達する。この基準高さH0に到達するまでに要する高さ変化曲線P1の加熱時間tを適正な基準加熱時間t0として制御部13に初期設定しておく。
そして、図3に示すように、基準高さH0到達までの基準加熱時間t0からの超過又は短縮したズレ時間Δtを測定する(S1)。この時間測定は、高さ測定部12からの高さ検出信号14を制御部13において検知して、基準高さH0に到達するまでの時間を制御部13に設けたタイマ機能により測定することができる。
ここで、基準加熱時間t0からのズレ時間Δtに応じて段階的に設定された図4の例に示す調整温度幅Tを基に、制御部13により温度を調整する条件であるか否かを判断する(S2)。本実施の形態では、ズレ時間Δtが±1秒の範囲内であれば調整温度幅Tが0℃であり、温度調整をしないと判断する。
一方、図2に示す高さ変化曲線P2のように基準高さH0に到達するまでの加熱時間tが基準加熱時間t0よりも長くなり、そのズレ時間Δtが+1秒を超える場合、及び、高さ変化曲線P3のように基準高さH0に到達するまでの加熱時間tが基準加熱時間t0よりも短くなり、そのズレ時間Δtが−1秒を超える場合には、制御部13によって加熱温度の調整温度幅Tを選択する(S3)。
本実施の形態では、図4に示すように、ズレ時間Δtに対する調整温度幅Tを、ズレ時間Δtが+1〜+2秒で調整温度幅+0.2℃、+2〜+3秒で+0.4℃、+3〜+5秒で+0.6℃、−1〜−2秒で−0.2℃、−2〜−3秒で−0.4℃、−3〜−5秒で−0.7℃に設定している。なお、ズレ時間Δtが設定範囲を超える場合(ここでは+5秒又は−5秒を超える場合)には、制御部13により、熱可塑性素材1の加熱を停止するか警告を発するようにするとよい。そのため、加熱を継続することができるズレ時間Δtの範囲まで調整温度幅Tを設定しておくとよい。
そして、調整温度幅Tを基に制御部13から温度制御信号15を送信し、加熱プレート上8及び加熱プレート下9のプレート温度を調整する(S4)。なお、図4に示すようなズレ時間Δtに対する調整温度幅Tの決定方法は、実際の加熱時間tが基準加熱時間t0に近づくように、成形する熱可塑性素材1或いは成形型2の物性、形状等を基にしたシミュレーションにより、或いは、経験的に、決めることができる。
また、一度の補正で修正するというより何度も繰り返しの補正で理想値に収束していくようにするとよい。
以上説明した本実施の形態では、熱可塑性素材1を収容した成形型2(型セット7)の高さが基準高さH0に到達するまでの加熱時間tに応じて、加熱工程における加熱手段の温度を調整して加熱時間を適正な基準加熱時間t0に収束させている。つまり、熱可塑性素材1の圧力及び変形量を一定に保持すると共に加熱時間を適正な基準加熱時間t0に収束させることで、成形型2や製造装置構成物の経時変化等による熱可塑性素材1の実温度のズレを解消する。これによって、熱可塑性素材1の熱伝導による熱的分布が安定することになり、加熱工程後の熱可塑性素材1の温度、粘度及びこれらの分布を実質的に安定化させることができる。したがって、本実施の形態によれば、高精度な成形品を繰り返し安定して製造することができる。
また、本実施の形態では、型セット7が基準高さH0に達するまでの基準加熱時間t0からの超過又は短縮した時間(ズレ時間Δt)に基づいて、段階的に設定された加熱手段の温度の調整温度幅Tを選択しているため、制御部13による制御が簡略化する。したがって、本実施の形態によれば、簡単な構成で、高精度な成形品を繰り返し安定して製造することができる。
図5は、上記実施の形態の変形例に係る加熱工程における加熱時間と型セット高さとの関係を示す特性図である。
同図に示すように、本変形例においては、型セット高さの頂点高さHmaxを基準高さH0とし、この基準高さH0における高さ変化曲線P1の加熱時間tを適正な基準加熱時間t0として、上記実施の形態に係る制御部13に初期設定している。そして、この基準加熱時間t0を基にしたズレ時間Δtに応じて、制御部13により、調整温度幅Tを決定すると共に、温度制御信号15を送信して加熱プレート上8及び加熱プレート下9のプレート温度を調整する。なお、型セット7の基準高さH0は、型セット高さHの膨張途中を基準高さH0に設定してもよい。
ここで、本変形例のように加熱工程の完了前の型セット高さを基準高さH0に設定する場合、上記実施の形態よりもズレ時間Δtの絶対値が少なく計測されるため、設定した基準高さH0に応じたズレ時間Δtと調整温度幅Tとの関係を設定する必要がある。
本変形例においても、熱可塑性素材1を収容した成形型2(型セット7)の高さが基準高さH0に到達するまでの時間に応じて、加熱工程における加熱手段の温度を調整して加熱時間を適正な基準加熱時間t0に収束させている。つまり、熱可塑性素材1の圧力及び変形量を一定に保持すると共に加熱時間を適正な基準加熱時間t0に収束させることで、成形型2や製造装置構成物の経時変化等による熱可塑性素材1の実温度のズレを解消する。これによって、熱可塑性素材1の熱伝導による熱的分布が安定することになり、加熱工程後の熱可塑性素材1の温度、粘度及びこれらの分布を実質的に安定化させることができる。したがって、本変形例によっても、高精度な成形品を繰り返し安定して製造することができる。
図6は、本発明の他の実施の形態に係る加熱工程における制御を示すフローチャートである。
図7は、上記加熱工程におけるズレ時間と調整温度幅との関係の例を示すグラフである。
本実施の形態では、ズレ時間Δtを関数式に入力して調整温度幅Tを出力する点を除いて、上記実施の形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
予め、上記実施形態及びその変形例と同様に、基準高さH0を決めて、この基準高さH0に到達する適正な基準加熱時間t0を図1に示す制御部13に初期設定しておく。
そして、図6に示すように、基準高さH0に到達するまでのズレ時間Δtを測定する(S11)。
ここで、基準加熱時間t0からのズレ時間Δtを基にして、例えば対応する温度変化率を係数化した関数式(調整温度幅T=0.12×ズレ時間Δt)により、加熱温度の調整温度幅Tを決定する(S12)。
この調整温度幅Tを基に制御部13から温度制御信号15を送信し、加熱プレート上8及び加熱プレート下9のプレート温度を調整する(S13)。なお、ズレ時間Δtに対する調整温度幅Tの関数式の決定方法は、実際の加熱時間tが基準加熱時間t0に近づくように、成形する熱可塑性素材1或いは成形型2の物性、形状等を基にしたシミュレーションにより、或いは、経験的に、決めることができる。また、関数式を2次関数、3次関数等にすることも有効である。
以上説明した本実施の形態においても、上記実施の形態と同様に、熱可塑性素材1を収容した成形型2(型セット7)の高さが基準高さH0に到達するまでの時間に応じて、加熱工程における加熱手段の温度を調整して加熱時間を適正な基準加熱時間t0に収束させている。つまり、熱可塑性素材1の圧力及び変形量を一定に保持すると共に加熱時間を適正な基準加熱時間t0に収束させることで、成形型2や製造装置構成物の経時変化等による熱可塑性素材1の実温度のズレを解消する。これによって、熱可塑性素材1の熱伝導による熱的分布が安定することになり、加熱工程後の熱可塑性素材1の温度、粘度及びこれらの分布を実質的に安定化させることができる。したがって、本実施の形態によれば、高精度な成形品を繰り返し安定して製造することができる。
また、本実施の形態では、型セット7の高さが基準高さH0に到達するまでの、予め設定した基準加熱時間t0からの超過又は短縮した時間を基にして、関数式(調整温度幅T=0.12×ズレ時間Δt)により加熱温度の調整温度幅Tを決定している。そのため、より正確に熱可塑性素材1の加熱時間を適正な基準加熱時間t0に収束させることができる。したがって、本実施の形態によれば、より高精度な成形品を繰り返し安定して製造することができる。
なお、以上説明した実施の形態では、例えば図4又は図7に示すように加熱温度の調整温度幅Tを決定する例を説明したが、本発明の加熱工程における適正な基準加熱時間t0への時間修正は、上記実施の形態で説明したものに限定されず、例えば、加熱温度を連続的に上げていくような加熱をする場合には、温度を一定(直線状)に上げるのではなく、曲線状にあげるようにすることでもよく、また、加熱温度を段階的に上げていく設定で加熱をする場合には、温度を上げるタイミングを前後に調整することでも、加熱時の適正な基準加熱時間t0への時間修正が可能である。
本発明の一実施の形態に係る成形品の製造装置の加熱工程における時間変化を示す説明図である。 上記加熱工程における加熱時間と型セット高さとの関係を示す特性図である。 上記加熱工程における制御を示すフローチャートである。 上記加熱工程におけるズレ時間と調整温度幅との関係の例を示す図表である。 上記実施の形態の変形例に係る加熱工程における加熱時間と型セット高さとの関係を示す特性図である。 本発明の他の実施の形態に係る加熱工程における制御を示すフローチャートである。 上記加熱工程におけるズレ時間と調整温度幅との関係の例を示すグラフである。
符号の説明
1 熱可塑性素材
2 成形型
3 上型
4 下型
5 スリーブ
6 外径枠
7 型セット
8 加熱プレート上
8a ヒータ
9 加熱プレート下
9a ヒータ
10 軸
11 装置天板
12 高さ測定部
13 制御部
13a 制御プログラム
14 高さ検出信号
15 温度制御信号

Claims (6)

  1. 成形型及び該成形型内に供給した熱可塑性素材を加熱工程において加熱手段によって昇温加熱し、該加熱された成形型及び熱可塑性素材を成形工程にて押圧して成形し、成形品を繰り返し製造する成形品の製造方法において、
    前記熱可塑性素材を収容した状態の前記成形型の高さが基準高さに到達するまでの前記加熱工程における加熱時間の変化に応じて、次以降の成形品の製造工程内の前記加熱工程における前記加熱手段の温度を調整して前記加熱時間を適正な基準加熱時間に収束させることを特徴とする成形品の製造方法。
  2. 前記成形型の高さが基準高さに到達するまでの、予め設定した基準加熱時間からの超過又は短縮した時間を基にして、段階的に予め設定された調整温度幅から選択することを特徴とする請求項1記載の成形品の製造方法。
  3. 前記成形型の高さが基準高さに到達するまでの、予め設定した基準加熱時間からの超過又は短縮した時間を基にして、関数式により調整温度幅を決定することを特徴とする請求項1記載の成形品の製造方法。
  4. 成形型及び該成形型内に供給した熱可塑性素材を加熱工程において加熱手段によって昇温加熱し、該加熱された成形型及び熱可塑性素材を成形工程にて押圧して成形し、成形品を繰り返し製造する成形品の製造装置において、
    前記熱可塑性素材及び該熱可塑性素材を収容した成形型を加熱昇温させる加熱手段と、
    前記熱可塑性素材を収容した状態の前記成形型の高さを測定する高さ測定手段と、
    前記測定した成形型の高さが基準高さに到達するまでの前記加熱工程における加熱時間の変化に応じて、次以降の成形品の製造工程内の前記加熱工程における前記加熱手段の温度を調整して前記加熱時間を適正な基準加熱時間に収束させる制御手段と
    を備えることを特徴とする成形品の製造装置。
  5. 前記制御手段は、前記成形型の高さが基準高さに到達するまでの、予め設定した基準加熱時間からの超過又は短縮した時間を基にして、段階的に予め設定された調整温度幅から選択することを特徴とする請求項4記載の成形品の製造装置。
  6. 前記制御手段は、前記成形型の高さが基準高さに到達するまでの、予め設定した基準加熱時間からの超過又は短縮した時間を基にして、関数式により調整温度幅を決定することを特徴とする請求項4記載の成形品の製造装置。
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