JP4835474B2 - ターボ過給機制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、ターボ過給機の回転数を制御するターボ過給機制御システムに関する。
例えば電動機付きターボ過給機では、電動機の駆動を制御することにより過給機の回転数を制御するものが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のターボ過給機の制御機構においては、目標過給圧と目標空気量とに基づき目標タービン動力を算出するとともに、排気情報に基づいて実タービン動力を算出し、目標タービン動力と実タービン動力との差に基づいて、電動機のアシスト動力が算出される。
特開2006−242064号公報
実タービン動力の算出には、排気流量や排気ガス温度の測定値が用いられるが、これらに関して十分な精度の測定値を得ることは難しい。特にリアルタイムで精度の高い測定値を得ることは困難であるため、過渡状態における実タービン動力の算出は困難である。また、可変ノズルやウェイストゲートを用いた場合、これらの影響を反映させることは更に難しい。
本発明は、実タービン動力の算出を行なうことなく、高精度にターボ過給機の回転数を制御することを目的としている。
本発明のターボ過給機制御システムは、内燃機関の過給に用いられるターボ過給機の制御システムであって、アクセル開度に基づいて過給機の目標過給圧を算出する目標過給圧算出手段と、目標過給圧に基づいて過給機の目標回転数を算出する目標過給機回転数算出手段と、過給機の実回転数を検出する過給機回転数検出手段と、目標回転数と実回転数とに基づいて、過給機の回転数を制御する過給機回転数制御手段とを備えたことを特徴としている。
過給機はタービン動力をアシストする電動機を備えることが好ましく、過給機回転数制御手段は、電動機の駆動を制御することにより過給機の回転数を制御する。目標過給機回転数算出手段は、内燃機関回転数が相対的に低いときには目標過給圧のみに基づいて目標回転数を算出し、内燃機関回転数が相対的に高いときには、内燃機関回転数、目標過給圧、コンプレッサに流入する空気流量のうちの何れか2つの値に基づいて目標回転数を算出する。
ターボ過給機制御システムは更に、目標過給圧に基づいて内燃機関からの排気系の制御を行なう排気ガス制御手段を備える。排気ガス制御手段は、例えばタービン流量を制御するためのタービン流量制御手段または排気ガスの吸気系への循環量を制御するための排気ガス循環量制御手段の少なくとも1つを備える。
以上のように、本発明によれば、実タービン動力の算出を行なうことなく、高精度にターボ過給機の回転数を制御できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態であるターボ過給機制御システムの模式的な構成を示すブロック図である。
内燃機関10は、吸気マニホルド10A、排気マニホルド10Bを備える。吸気マニホルド10Aには、ターボ過給機11のコンプレッサ11Aで加圧された空気がインタークーラ12およびスロットル13を介して過給される。
コンプレッサ11Aは、排気マニホルド10Bからの排気ガスにより回転駆動されるタービン11Bを動力源とする。また、本実施形態のターボ過給機11では、タービン11Bの動力をアシストするための電動機11Cが設けられる。電動機11Cには、電子制御ユニットやインバータ/コントローラなどを含む制御システム14から電力が供給され、その駆動が制御される。また、ターボ過給機11の回転軸には、過給機回転数を検知するセンサ15が設けられ、吸気マニホルド10Aには、過給圧を測定する圧力センサ16が設けられる。また更に、コンプレッサ11Aの入口の近傍には流量センサ17および温度センサ18が設けられ、内燃機関10のクランクシャフトには内燃機関回転数を検出するセンサ19が設けられる。センサ15〜19で検出された信号は各々制御システム14に入力される。
図2〜図7を参照して本実施形態におけるターボ過給機11の制御処理について説明する。図2は、本実施形態におけるターボ過給機11の制御処理(特に電動機11Cの駆動制御処理)のフローチャートである。
ステップS101では、コンプレッサ11Aによる目標過給圧P_trgが算出される。目標過給圧P_trgは、内燃機関回転数Neおよびアクセル開度Afから例えば図3のマップを用いて、まず燃料噴射量Qを求め、更に内燃機関回転数Neおよび求められた燃料噴射量Qに基づいて例えば図4のマップを参照して求められる。
なお図3において、横軸は内燃機関回転数Ne、縦軸はアクセル開度Afに対応し、グラフに描かれた複数の直線は各々燃料噴射量Qの等値線に対応する。なお、図3の各等値線の値はグラフ原点から離れるにしたがって増大する。また図4において、横軸は内燃機関回転数Ne、縦軸は燃料噴射量Qに対応し、グラフに描かれた曲線は各々目標過給圧P_trgの等値線に対応する。なお、図4の各等値線の値は、燃料噴射量が増大するにしたがって増大する。
次にステップS102において大気圧P0の計測が行なわれ、ステップS103では流量センサ17および温度センサ18において検出されるコンプレッサ11Aへ流入する現在の空気流量Ga、および吸気空気温度T1が計測され、制御システム14に入力される。ステップS104では、大気圧P0と予め空気流量Gaの関数として与えられた圧力損失F(Ga)からコンプレッサ11Aの入口圧力P1がP1=(大気圧P0)−(圧力損失F(Ga))として求められる。
ステップS105では、ステップS101で求められた目標過給圧P_trgと予め空気流量Gaの関数として与えられる圧力損失f(Ga)からコンプレッサ出口圧力P2がP2=(目標過給圧(P_trg)+(圧力損失f(Ga))として求められる。更にステップS106では、コンプレッサ圧力比PR=P2/P1が求められる。
ステップS107においては、内燃機関回転数Neが所定値以下であるか否かが判定される。図5に、コンプレッサ通過空気量Gaを修正した修正コンプレッサ通過空気流量Ga_modを横軸とし、コンプレッサ圧力比PRを縦軸としたときの内燃機関回転数Ntの等値線と目標過給機回転数Nt_trgの等値線が模式的に示される。図5に示されるように、内燃機関回転数Ntの等値線の各値は、修正コンプレッサ通過空気流量Ga_modが大きくなるにしたがって増大し、目標過給機回転数Nt_trgの等値線の各値はグラフ原点から離れるにしたがって増大する。なお、修正コンプレッサ通過空気流量Ga_modは、コンプレッサ通過空気量Gaを吸気温度T1およびコンプレッサ入口圧力P1によって修正した値であり、θ=吸気温度T1/基準温度(例えば293.15K)、δ=コンプレッサ入口圧力P1/基準圧力(例えば101.325kPa)とするときGa_mod=空気流量Ga×√(θ/δ)として求められる。
図5(Map1)に図示されるように、目標過給機回転数Nt_trgの等値線において、所定の内燃機関回転数Ntp以下の領域では修正コンプレッサ通過空気流量Ga_modが増大してもコンプレッサ圧力比PRは略一定である。一方、所定の内燃機関回転数Ntpを超えた領域では、目標過給機回転数Nt_trgの等値線において、修正コンプレッサ通過空気流量Ga_modが増大するとコンプレッサ圧力比PRが急激に低下する。すなわち、目標過給機回転数Nt_trgは、所定の内燃機関回転数Ntp以下の領域では、コンプレッサ圧力比PRと一対一の関係にあり、コンプレッサ圧力比PRのみによって決定される。一方、内燃機関回転数Ntが所定の内燃機関回転数Ntpよりも大きい領域では、目標過給機回転数Nt_trgは、修正コンプレッサ通過空気流量Ga_mod、コンプレッサ圧力比PR、内燃機関回転数Ntの内の何れか2つの値によって決定される。
したがって、本実施形態では、内燃機関回転数Ntが所定の内燃機関回転数Ntp以下のときには、ステップS108において目標過給機回転数Nt_trgが、図6に示されるMap2を参照して、コンプレッサ圧力比PRのみによって決定され、内燃機関回転数Ntが所定の内燃機関回転数Ntpよりも大きいときには、ステップS109において目標過給機回転数Nt_trgが、図5に示されるMap1を参照して、修正コンプレッサ通過空気流量Ga_mod、コンプレッサ圧力比PR、内燃機関回転数Ntの内の何れか2つの値に基づいて決定される。なお所定の内燃機関回転数Ntpは、例えば3000rpmである。なお、図5において曲線Sはサージラインである。
ステップS110では、ステップS108またはステップS109において求められた目標過給機回転数Nt_trgに基づいて吸気温度T1により修正された目標過給機回転数Nt_trg0がNt_trg0=Nt_trg/√θとして算出される。また、ステップS111では、実際の過給機の回転数である実過給機回転数Ntがセンサ15により検出され制御システム14に入力される。
ステップS112では、実過給機回転数Ntが修正された目標過給機回転数Nt_trg0よりも小さいか否かが判定される。ステップS112において、実過給機回転数Ntが修正された目標過給機回転数Nt_trg0よりも小さいと判定されたときには、過給機11の回転数Ntが目標値に達していないので、制御システム14はステップS113において図7に示されるMap3を参照して電動機11Cを作動させる。
なお、図7において横軸は修正された目標過給機回転数Nt_trg0と実過給機回転数Ntの差(Nt_trg0−Nt)に対応し、縦軸は電動機11Cの出力に対応する。すなわち、目標過給機回転数Nt_trg0と実過給機回転数Ntの差(Nt_trg0−Nt)が一定値以上になると電動機出力は単調に増大され、目標過給機回転数Nt_trg0と実過給機回転数Ntの差(Nt_trg0−Nt)が所定の値以上になると電動機11Cの出力は100%となる。
一方、ステップS112において目標過給機回転数Nt_trg0の値が実過給機回転数Nt以上であると判定されると、制御システム14はステップS114において電動機11Cの作動を停止する(または停止された状態に維持する)。
ステップS113、114の何れかの処理が実行されると、ターボ過給機11の制御処理は終了し、以下所定の時間間隔で同様の処理が繰り返される。
以上のように、第1実施形態によれば、実タービン動力の算出を行なうことなく、目標過給圧などから目標過給機回転数を求め、これに基づいて過給機回転数をモニタすることにより、過給機の回転数を制御することができる。特に本実施形態では、アシスト動力である電動機を駆動して、アクセルが踏み込まれたときなどの過渡状態においても、より柔軟にアクセル開度に見合った回転数でターボ過給機を駆動制御することができる。
なお、本実施形態では、電動アシストを行なうターボ過給機において、電動機の駆動制御を行うことにより過給機の回転数を制御したが、本実施形態のターボ過給機制御システムは、例えば、電動アシスト機能を持たず、可変ノズル(VN)機構やウェイストゲート(WG)機構の制御によってのみ回転数を制御する場合にも適用可能である。
次に図8を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態のターボ過給機制御システムでは、算出された目標過給圧P_trgに基づいて、ターボ過給機11に設けられた電動機11Cの制御が行われるとともに、所定の排気系の処理が行なわれる。目標過給圧P_trgを用いた排気系の処理としては、例えば可変ノズル(VN)機構やウェイストゲート(WG)機構を用いたタービン流量制御が含まれる。
第2実施形態においては、図1のタービン過給機11のタービン11Bの上流側に例えば可変ノズル(図示せず)が設けられる。すなわち、このノズルの開きを調整することでタービン11Bに供給される排気ガスの流速が制御され、タービン動力の調整が図られる。なお、その他のターボ過給機制御システムの構成は、第1実施形態と同様であるので、同一の構成については同一参照符号を用いその説明を省略する。
図8は可変ノズル(VN)機構の制御を含む第2実施形態のターボ過給機制御処理のフローチャートであり、以下図8を参照して第2実施形態のターボ過給機制御処理について説明する。
ステップS201では、図2のステップS101と同様の方法で、制御システム14において内燃機関回転数Neとアクセル開度Afから目標過給圧P_trgが算出される。ステップS202では、吸気マニホルド10Aに設けられた圧力センサ16により吸気マニホルド10A内の現在の過給圧P3が計測され、制御システム14に入力される。
ステップS203では、可変ノズルの過渡制御を行なうか否かの判定が行われる。すなわち、(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値が所定の閾値α1(α1>0)以上(急加速時に対応)であるか、あるいは所定の閾値β1(β1<0)以下(急減速時に対応)であるか否かが判定される。(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値が所定の閾値α1以上、あるいは閾値β1以下でないと判定されたとき、すなわち、目標過給圧P_trgと現在の過給圧P3との間にあまり差がなく、可変ノズル(VN)を通常の開きに維持すればよい場合には、ステップS208において可変ノズル(VN)が通常の開きに維持され、第2実施形態のターボ過給機制御処理は終了する。なお、ここで可変ノズル(VN)の通常の開きとは、目標過給圧に基づいた可変ノズル(VN)の基本駆動量とフィードバックによる補正量とを足し合わせた開度であり、基本駆動量としては、実過給圧P3を目標過給圧P_trgとするために必要であると想定される排気流路面積に対応するベース開度が用いられる。すなわち、ベース開度は内燃機関回転数Neとエンジン負荷に基づいて求められ、フィードバック量は(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値に基づいて決定される。
一方、ステップS203において、(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値が所定の閾値α1以上、あるいは閾値β1以下であると判定されたとき、すなわち、目標過給圧P_trgと現在の過給圧P3との差が大きい場合には、可変ノズル(VN)の開度は通常の開度とは異なる過渡的な制御が必要であるため、ステップS204において、過渡時に対応した可変バルブ(VN)の制御が制御システム14によって行われる。
すなわち、ステップS203において(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値が所定の閾値α1以上であったと判定されたときには、ステップS204において可変ノズル(VN)の開きを通常の開度よりも狭く設定して過給圧をより迅速に高める。一方、ステップS203において、(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値が所定の閾値β1以下であったと判定されたときには、可変ノズル(VN)の開きを通常の開度よりも広く設定(例えば全開)して過給圧をより迅速に下げる。
なお、ステップS203において、複数の閾値を設定することにより(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値の大きさを段階的に区分し、(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値がどの区分に属するかに応じて、ステップS204における可変ノズル(VN)の開度をそれぞれ異なる値に設定してもよい。
次にステップS205では、例えば(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値が所定の閾値α2以上(急加速時に対応)、あるいは所定の閾値β2以下(急減速時に対応)であるか否かを判定することにより、ターボ過給機11に設けられた電動機11Cを作動させるか否かが判定される。なお、この所定の閾値α2、β2は、ステップS203の閾値α1、β1とそれぞれ同一であってもよいし、異なる値であってもよい。
ステップS205において、(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値が所定の閾値α2よりも小さく、かつ所定の閾値β2よりも大きい場合には、ステップS207において、ターボ過給機11の電動機11Cの作動は停止(または停止した状態に維持)され、第2実施形態のターボ過給機制御処理は終了する。
一方、ステップS205において、(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値が所定の閾値α2以上、あるいは閾値β2以下であると判定されると、ステップS206において、電動機11Cを制御するための処理が開始される。すなわち、ステップS205において、(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値が所定の閾値α2以上であると判定されたときには、ステップS206において、図2のステップS102〜S114までの処理が実行され、第1実施形態と同様に、目標過給圧P_trgから目標過給機回転数N_trg0が算出され、これと計測された実過給機回転数Ntに基づいて電動機11Cの駆動が制御される。また、ステップS205において、(目標過給圧P_trg)−(過給圧P3)の値が所定の閾値β2以下であると判定されたときには、ステップS206において、実過給機回転数Ntが目標過給機回転数N_trg0となるように電動機11Cは、タービン回転数を抑制するように制御される。なお回転抑制制御としては、電動機11により回生を行なう場合も含まれる。
以上により、第2実施形態のターボ過給機制御処理は終了する。なお、ステップS206、ステップS207、ステップS208の何れかの処理が終了することにより第2実施形態のターボ過給機制御処理が終了すると、ステップS201以下の処理が所定時間間隔毎に繰り返して実行される。
以上のように、第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、第2実施形態に示されるように、目標過給圧は、可変バルブなどの排気系に設けられる機構の制御にも多く用いられるため、目標過給圧を用いた過給機回転数制御は、他の機構の制御との整合性が高い。
第2実施形態では、可変ノズル(VN)機構を用いたタービン流量制御を例に説明を行ったが、ウェイストゲート(WG)機構を用いてタービンの流量制御を行なう場合でも、(P_trg−P3)の値と閾値との比較に基づいて同様の制御を行なうことができる。この場合、図8のステップS203、S204、S208における可変ノズルの開閉動作は、ウェイストゲートバルブの開閉動作に置き換えられる。
なお、本実施形態においては、コンプレッサ圧力比を用いたマップ(Map1、Map2)から目標過給機回転数が求められたが、コンプレッサ入口圧力が略一定の大気圧に相当すると考えられる場合には、コンプレッサ圧力比に代えてコンプレッサ出口圧力を用いて目標過給機回転数を求めることもできる。この場合、Map1の縦軸およびはMap2の横軸はコンプレッサ出口圧力に対応する。
本発明の第1実施形態におけるターボ過給機制御システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態のターボ過給機制御システムにおける制御処理のフローチャートである。 内燃機関回転数およびアクセル開度から燃料噴射量を求めるためのマップである。 内燃機関回転数および燃料噴射量から目標過給圧を求めるためのマップである。 内燃機関回転数が相対的に高いときに、修正コンプレッサ通過空気流量、コンプレッサ圧力比、内燃機関回転数の内の2つの値を用いて目標過給機回転数を求めるためのマップである。 内燃機関回転数が相対的に低いときに、コンプレッサ圧力比を用いて目標過給機回転数を求めるためのマップである。 修正コンプレッサ通過空気流量から電動機の出力を求めるためのマップである。 第2実施形態のターボ過給機制御システムにおける制御処理のフローチャートである。
符号の説明
10 内燃機関
10A 吸気マニホルド
10B 排気マニホルド
11 ターボ過給機
11A コンプレッサ
11B タービン
11C 電動機
14 制御システム
15 過給機回転数センサ
16 圧力センサ
17 流量センサ
18 温度センサ
19 内燃機関回転数センサ

Claims (3)

  1. 内燃機関の過給に用いられるターボ過給機の制御システムであって、
    アクセル開度に基づいて過給機の目標過給圧を算出する目標過給圧算出手段と、
    前記目標過給圧に基づいて前記過給機の目標回転数を算出する目標過給機回転数算出手段と、
    前記過給機の実回転数を検出する過給機回転数検出手段と、
    前記目標回転数と前記実回転数とに基づいて、前記過給機の回転数を制御する過給機回転数制御手段と
    前記過給機がタービン動力をアシストする電動機とを備え、
    前記過給機回転数制御手段が、前記電動機の駆動を制御することにより前記過給機の回転数を制御し、
    前記目標過給機回転数算出手段が、内燃機関回転数が相対的に低いときには前記目標過給圧のみに基づいて前記目標回転数を算出し、前記内燃機関回転数が相対的に高いときには、前記内燃機関回転数、前記目標過給圧、コンプレッサに流入する空気流量のうちの何れか2つの値に基づいて前記目標回転数を算出することを特徴とするターボ過給機制御システム。
  2. 前記目標過給圧に基づいて前記内燃機関からの排気系の制御を行なう排気ガス制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のターボ過給機制御システム。
  3. 前記排気ガス制御手段が、タービン流量を制御するためのタービン流量制御手段または排気ガスの吸気系への循環量を制御するための排気ガス循環量制御手段の少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項に記載のターボ過給機制御システム。
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