JP4834751B2 - 電流センサ - Google Patents

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本発明は、コイルが巻き付けられた円環状の磁気コアに被測電線を貫通させ、コア内の磁束変化に基づき被測電線に流れる電流を前記コイルに流れる電流から検出する電流センサに関し、特に前記磁気コアが2つに分割された電流センサに関する。
例えば絶縁部材により被覆された被測電線に流れる交流電流を測定する場合、従来、図4に示すように円環状の磁気コア51に対してコイル52が複数回巻かれた電流センサ50が用いられる。
この電流センサ50において、前記円環状の磁気コア51に被測電線60を貫通させると、被測定電流が変化したとき、磁気コア51内の磁束密度が変化する。このとき、前記磁束密度を相殺するようにコイル52に電流Iが流れ、この出力電流を測定することにより被測電線60の電流値Iを検出することができる。また、図4に示すように、得られた出力電流Iを負荷抵抗Rに流すことにより電圧Eへの変換が可能である。
尚、円環状コアに巻回したコイルから電流検出を行う電流センサについては、例えば特許文献1に記載されている。
特開平7−110345号公報
ところで、前記電流センサ50における磁気コア51にあっては、被測電線の一部周面を包囲するために、2つに分割されたコアにより被測電線を挟み込み、円環状に結合する分割クランプ型の構成が多く用いられている。この分割クランプ型の電流センサを屋外で使用する場合、雨天時あるいは水中での使用にあっては、磁気コアの結合部に水が浸入し濡れる虞がある。このため、磁気コアとしては耐水性の高いフェアライト材が多く用いられている。
しかしながら、前記フェライト材にあっては、その飽和磁気密度が小さいために磁気コアの断面積を大きく形成する必要があり、特に大口径の被測電線の周面を包囲させる場合には、さらにコア断面積が大きくなり、巻回コイルの長さも必要となり、電流センサが大型化してコストが嵩むという課題があった。
本発明は、前記した点に着目してなされたものであり、分割された磁気コアを環状に結合することによって被測電線の一部周面を包囲し、前記被測電線の電流を検出する電流センサにおいて、防水性に優れ、かつ前記磁気コアの断面積を小さく形成して、かかるコストを低減し、小型軽量化を可能とする電流センサを提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係る電流センサは、半円環状に形成された一対の磁気コアと、前記磁気コアの少なくとも一方に巻回されたコイルと、前記磁気コアをそれぞれ収容する一対のケーシングとを備え、前記一対の磁気コアを円環状に結合すると共に該円環状の磁気コアにより被測電線の一部周面を包囲し、前記コイルによって前記被測電線の電流を検出する電流センサであって、前記磁気コアは、半円環状に形成されたケイ素鋼材からなる本体部と、前記半円環状の本体部の両先端部にそれぞれ当接するようにして設けられたフェライト材からなる板状の結合部とを有し、前記結合部の相互に対向して密着する結合面は、前記本体部の径方向の断面積よりも大きく形成されていることに特徴を有する。
尚、前記磁気コアを収容する前記ケーシング内には樹脂材が充填されていることが望ましい。また、前記一対の磁気コアの両方に前記コイルが巻回されていてもよい。
このように、磁気コアをケーシング及び樹脂材で密封し、高い防水性を確保することにより、磁気コアの本体部の材料として、飽和磁束密度、透磁率の大きいケイ素鋼材を用いているため、本体部の断面積を小さく形成することができる。
また、水の浸入の虞のある(水と接触する虞のある)磁気コアの結合部のみに耐水性の高いフェライト材を用いることで、結合面に浸水しても不具合発生を防止することができる。
したがって、被測電線の径が太く、大電流を検出する場合であっても、磁気コアの本体部の断面積を小さくすることができるため、かかるコストを低減し、小型軽量の電流センサを得ることができる。
本発明によれば、分割された磁気コアを環状に結合することによって被測電線の一部周面を包囲し、前記被測電線の電流を検出する電流センサにおいて、防水性に優れ、かつ前記磁気コアの断面積を小さく形成して、かかるコストを低減し、小型軽量化を可能とする電流センサを提供することができる。
図1は、この発明に係る電流センサの断面図である。 図2は、図1の上面図である。 図3は、図1のA−A矢視図である。 図4は、被測電線の交流電流を検出する原理を説明するための図である。
以下、本発明にかかる実施の形態につき、図に示す実施の形態に基づいて説明する。図1は、この発明に係る電流センサの断面図、図2は図1の上面図、図3は図1のA−A矢視図である。
本発明に係る電流センサ1は、図1に示すように2つに分割された一対の半円環状部材2、3を備え、導電体60aと被覆部60bからなる被測電線60の電流検出においては、被測電線60の一部周面を包囲するよう半円環状部材2と、半円環状部材3とが円環状に結合される。
各半円環状部材2、3は、例えばアルミニウム材からなる一対のケーシング4、5を有し、そのケーシング4、5内に半円環状の磁気コア6、7がそれぞれ収容されている。
前記磁気コア6は、半円環状の本体部6aと、その両先端部にそれぞれ接続された一対の板状の結合部6bとにより構成される。より具体的には、前記本体部6aの先端部は前記板状の結合部6bの一面に当接し、他面は他の磁気コア7との結合面となされている。
一方、前記磁気コア7も同様に、半円環状の本体部7aと、その両先端部にそれぞれ接続された一対の板状の結合部7bとにより構成される。より具体的には、前記本体部7aの先端部は前記板状の結合部7bの一面に当接し、他面は他の磁気コア6との結合面となされている。
即ち、半円環状部材2,3を円環状に繋ぎ合わせた際、前記磁気コア6,7がそれぞれ有する一対の結合部6bと一対の結合部7bとが相互に対向して密着し、1つの円環状コアが形成される。
また、前記本体部6a,7aは特定の方向に磁化しやすい方位性のケイ素鋼材により形成されている。このケイ素鋼材は飽和磁束密度及び透磁率の大きい材料であり、被測電線の径が大きい(即ち大電流の)場合であっても、その断面積を従来のフェライト材よりも大幅に小さいものとすることができる。
また、屋外使用時等では、円環状に結合された半円環状部材2,3の結合面は、水と接触する可能性があるため、結合部6b、7bは耐水性の高いフェライト材により形成されている。このフェライト材はケイ素鋼材よりも飽和磁束密度が小さいため、前記結合部6b、7bの結合面は、前記本体部6a,7aの径方向断面積よりも大きく形成されている。
また、前記本体部6a,7aの周面には、コイル15が複数回(例えば2000回)巻回され、そのコイル15の端部は端子部(図示せず)に接続されている。
前記コイル15が巻かれた本体部6a、7aはケーシング4,5内に収容され、図1に示すように、そのケーシング4,5内には、防水、防錆の目的により樹脂材8(例えばシリコンゴム、エポキシ樹脂等)が充填されている。
また、前記結合部6b、7bの周りには、ケーシング4,5に一体形成されたフランジ9、10が設けられており、図1に示すように半円環状部材2、3同士を円環状に合わせたときにフランジ9,10にそれぞれ形成されているビス穴9a,10aの位置が一致し、上下に貫通するようになされている。
即ち、その貫通したビス穴9a,10aを利用して半円環状部材2,3の締結を行うことができる。
このように構成された電流センサ1を用いて被測電線60の電流検出を行う場合、2つに分割された状態の半円環状部材2,3を円環状に合わせて被測電線60の一部周面を包囲し、フランジ9,10同士をビス締結する。これにより被測電線60の一部周面を包囲する円環状の電流センサ1がセットされた状態となる。
ここで、結合されたケーシング4,5内において、フェライト材により形成された結合部6b、7bを介して円環状の磁気コア6,7が形成される。即ち、被測電線60が円環状の磁気コア6,7に貫通する状態となり、磁気コア6,7の磁束密度の変化に基づき被測電線60の電流が検出される。
以上のように本実施の形態によれば、磁気コア6,7をケーシング4,5及び樹脂材8で密封し、高い防水性を確保することにより、磁気コア6,7の本体部6a、7aの材料として、飽和磁束密度、透磁率の大きい方向性ケイ素鋼材を用いることができる。
その結果、本体部6a,7aの断面積を小さく形成することができる。
また、水の浸入の虞のある(水と接触する虞のある)磁気コア6,7の結合部6b、7bのみに耐水性の高いフェライト材を用いることで、結合面に浸水しても不具合発生を防止することができる。
したがって、被測電線の径が太く、大電流を検出する場合であっても、磁気コア6,7の本体部6a,6bの断面積を小さくすることができるため、かかるコストを低減し、小型軽量の電流センサを得ることができる。
尚、前記実施の形態においては、磁気コア6,7共に巻回コイル15が巻かれた構成としたが、それに限定されず、磁気コア6,7のいずれか一方に巻回コイル15を巻いた構成であってもよい。
1 電流センサ
2 半円環状部材
3 半円環状部材
4 ケーシング
5 ケーシング
6 磁気コア
6a 本体部
6b 結合部
7 磁気コア
7a 本体部
7b 結合部
8 樹脂材
9 フランジ
9a ビス穴
10 フランジ
10a ビス穴
15 コイル
60 被覆電線

Claims (3)

  1. 半円環状に形成された一対の磁気コアと、前記磁気コアの少なくとも一方に巻回されたコイルと、前記磁気コアをそれぞれ収容する一対のケーシングとを備え、前記一対の磁気コアを円環状に結合すると共に該円環状の磁気コアにより被測電線の一部周面を包囲し、前記コイルによって前記被測電線の電流を検出する電流センサであって、
    前記磁気コアは、
    半円環状に形成されたケイ素鋼材からなる本体部と、
    前記半円環状の本体部の両先端部にそれぞれ当接するようにして設けられたフェライト材からなる板状の結合部とを有し、
    前記結合部の相互に対向して密着する結合面は、前記本体部の径方向の断面積よりも大きく形成されていることを特徴とする電流センサ。
  2. 前記磁気コアを収容する前記ケーシング内には樹脂材が充填されていることを特徴とする請求項1に記載された電流センサ。
  3. 前記一対の磁気コアの両方にコイルが巻回されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された電流センサ。
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