JP4832410B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を部品供給装置より吸着ノズルにより吸着して取出し、位置決めされたプリント基板上に装着する電子部品装着装置に関する。詳述すれば、プリント基板を搬送する搬送装置と、電子部品を供給する部品供給装置と、第1モータにより一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ吸着ノズルを備えて前記各ビームに沿った方向に各第2モータにより移動可能な装着ヘッドとを備え、前記各モータを駆動して前記両ビームに設けられた各装着ヘッドを前記部品供給装置と前記搬送装置上のプリント基板との間を移動させて、前記各装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置に関する。
この種の電子部品装着装置は、例えば、特許文献1などに開示されている。そして、装着ヘッドをXY移動させるのに、ビームのY駆動源と装着ヘッドのX駆動源としてそれぞれサーボモータを使用する場合に、停電時やサーボアンプ故障時の際にはダイナミックブレーキにより緊急停止させている。また、電子部品装着装置を通電させている状態で、作業者の安全のための内部構造を覆う装置カバーを開けて、メンテナンスを行う際には、前記各サーボモータの通電を遮断して安全を確保するのが一般的である。
しかし、この状態で前記ビーム又は装着ヘッドを手動で移動させる、即ち作業者が手押ししようとした場合、ダイナミックブレーキ機能が働いていると、移動に係る負荷が非常に重くなってしまう弊害が生じるため、一時的にダイナミックブレーキ機能を解除させ、軽い力で手押し作業ができるようにするのが現実である。
特開2006−286707号公報
しかし、前述したように一時的にダイナミックブレーキ機能を解除させて、作業者が一方のビームを手押し作業を行う際に、当該一方のビームに設けられた装着ヘッドが他方のビームやこの他方のビームに設けられた装着ヘッドに衝突する事態が発生する虞がある。
そこで、装置のメンテナンスなどの際には、ビームの手押し作業を軽く行えるようにすると共に、各ビームに設けられた装着ヘッドが衝突するのを未然に防止することを目的とする。
このため第1の発明は、プリント基板を搬送する搬送装置と、電子部品を供給する部品供給装置と、第1モータにより一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ吸着ノズルを備えて前記各ビームに沿った方向に各第2モータにより移動可能な装着ヘッドとを備え、前記各モータを駆動して前記両ビームに設けられた各装着ヘッドを前記部品供給装置と前記搬送装置上のプリント基板との間を移動させて、前記各装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置において、装置内部を覆う装置カバーを開けて装置内部のメンテナンスを行う際に、いずれか一方のビームに設けられた装着ヘッドが他方のビーム又はこの他方のビームに設けられた装着ヘッドに衝突しない位置にあると前記各モータに対応するダイナミックブレーキ回路が働かないように制御すると共に、いずれか一方のビーム及び/又はこの一方のビームに設けられた前記装着ヘッドを作業者が手動で移動させる場合に、この一方のビームに設けられた装着ヘッドが他方のビーム又はこの他方のビームに設けられた装着ヘッドに衝突するほどに近接した場合には手動で移動させるビーム及び/又は装着ヘッドに係る前記モータの前記ダイナミックブレーキ回路が働くように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
また第2の発明は、プリント基板を搬送する搬送装置と、電子部品を供給する部品供給装置と、第1モータにより一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ吸着ノズルを備えて前記各ビームに沿った方向に各第2モータにより移動可能な装着ヘッドとを備え、前記各モータを駆動して前記両ビームに設けられた各装着ヘッドを前記部品供給装置と前記搬送装置上のプリント基板との間を移動させて、前記各装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置において、前記各モータ毎に設けられて各モータの位置を検出する位置検出装置と、前記各モータ毎に設けられるダイナミックブレーキ回路と、装置内部を覆う装置カバーを開けて装置内部のメンテナンスを行うようにいずれか一方のビーム及び/又はこの一方のビームに設けられた前記装着ヘッドを作業者が手動で移動させる場合に前記位置検出装置に基づいてこの一方のビームに設けられた装着ヘッドが他方のビーム又はこの他方のビームに設けられた装着ヘッドに衝突するほどに近接したと判断した場合には手動で移動させるビーム及び/又は装着ヘッドに係る前記モータの前記ダイナミックブレーキ回路が働くように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
本発明は、装置のメンテナンスなどの際には、ビームの手押し作業を軽く行えるようにすると共に、各ビームに設けられた装着ヘッドが衝突するのを未然に防止することができる。
以下図1に基づき、プリント基板上に電子部品を装着する電子部品装着装置についての実施の形態を説明する。電子部品装着装置1には、プリント基板Pを搬送する搬送装置2と、電子部品を供給する部品供給装置3と、後述する駆動源により一方向(Y方向)に移動可能な一対のビーム4A、4Bと、それぞれ複数の吸着ノズル5を備えて前記各ビーム4A、4Bに沿った方向に後述する各駆動源により移動可能な装着ヘッド6とが設けられている。
前記搬送装置2は電子部品装着装置1の中間部に配設され、上流側装置からプリント基板Pを受け継ぐ基板供給部と、前記各装着ヘッド6の吸着ノズル5に吸着保持された電子部品を装着するために基板供給部から供給されたプリント基板Pを位置決め固定する基板位置決め部と、この位置決め部で電子部品が装着されたプリント基板Pを受け継いで下流側装置に搬送する基板排出部とから構成される。
前記部品供給装置3は前記搬送装置2の両外方にそれぞれ配設され、電子部品装着装置1の装置本体に取り付けられるフィーダベース3Aと、このフィーダベース3A上に複数並設され種々の電子部品を夫々その部品取出し部(部品吸着位置)に1個ずつ供給する部品供給ユニット3B群とから構成される。
X方向に長い前後一対の前記ビーム4A、4Bは、各サーボモータであるY方向リニアモータ(第1モータ)9の駆動により左右一対の前後に延びたガイドに沿って前記各ビーム4A、4Bに固定されたスライダが摺動して個別にY方向に移動する。前記Y方向リニアモータは、左右一対の基体1A、1Bに沿って固定された上下一対の固定子9aと、前記ビーム4A、4Bの両端部に設けられた取付板の下部に固定された可動子9Aとから構成される。
また、前記ビーム4A、4Bにはその長手方向(X方向)にサーボモータであるX方向リニアモータ(第2モータ)20によりガイドに沿って移動する前記装着ヘッド6が夫々内側に設けられており、前記X方向リニアモータは各ビーム4A、4Bに固定された前後一対の固定子20aと、各固定子20aの間に位置して前記装着ヘッド6に設けられた可動子20Aとから構成される。
従って、各装着ヘッド6は向き合うように各ビーム4A、4Bの内側に設けられ、前記搬送装置2の位置決め部上のプリント基板Pや部品供給ユニット3Bの部品取出し位置上方を移動する。
そして、各装着ヘッド6には12本の各バネにより下方へ付勢されている吸着ノズル5が円周上に所定間隔を存して配設されており、各装着ヘッド6の3時と9時の位置に位置する吸着ノズル5により並設された複数の部品供給ユニット3Bから電子部品を同時に取出しすることも可能である。この吸着ノズル5は上下軸モータにより昇降可能であり、またθ軸モータにより装着ヘッド6を鉛直軸周りに回転させることにより、結果として各装着ヘッド6の各吸着ノズル5はX方向及びY方向に移動可能であり、垂直線回りに回転可能で、且つ上下動可能となっている。
また、各装着ヘッド6には基板認識カメラ8が設けられ、位置決めされているプリント基板Pに付された位置決めマークを撮像する。部品認識カメラ10で、各吸着ノズル5に吸着保持された電子部品を一括して撮像する。
次に、図2に基づいて、前記ビーム4A、4BのY方向への移動のための各Y方向リニアモータ、ビーム4A、4Bに沿って各装着ヘッド6をX方向に移動させるための各X方向リニアモータの計4つのリニアモータのうちの1つの前記ビーム4AのY方向リニアモータ9を例として説明し、他のY方向リニアモータやX方向リニアモータに係るものは説明の便宜上、省略する。即ち、各リニアモータ毎に後述するサーボアンプやリニアスケール読取ヘッドが設けられるが、前記ビーム4AのY方向リニアモータ9に係るもののみ説明する。
11は前記ビーム4AのY方向リニアモータ9の駆動手段としてのサーボアンプで、電子部品装着装置1を統括制御する装置制御部12から種々の信号に基いてビーム4AのY方向リニアモータ9の駆動の制御を行う。このサーボアンプ11はインターフェース13を介して内蔵するCPU15が接続され、このCPU15により3相の交流電源に変換する駆動制御部16を介してY方向リニアモータ9は制御される。
17はDB抵抗等を備えたダイナミックブレーキ回路で、停電時やサーボアンプ11故障時の際には、リレーのスイッチ18を閉じてY方向リニアモータ9の電気回路を短絡させることによりY方向リニアモータ9を緊急停止させるものである。即ち、停電時やサーボアンプ故障時に、ダイナミックブレーキ回路17はリニアモータの各相線を短絡して、リニアモータの回転エネルギーを消費させて、速やかにこのリニアモータを停止させるための回路である。19は位置検出器としてのリニアスケール読取ヘッドで、このリニアスケール読取ヘッド19は左右一対の基体1A、1Bに付されたリニアスケールの目盛を読取り、Y方向リニアモータ9の位置を検出する。
以上の構成により、以下装着動作について説明する。先ず、プリント基板Pが上流側装置(図示せず)より受継がれて搬送装置2の基板供給部上に存在すると、この基板供給部上のプリント基板Pを基板位置決め部へ移動させ、このプリント基板Pを位置決めして固定する。
そして、プリント基板Pの位置決めがされると、手前側のビーム4BがY方向リニアモータの駆動により前後に延びたガイドに沿ってスライダが摺動してY方向に移動すると共にX方向リニアモータにより装着ヘッド6がX方向に移動し、対応する部品供給ユニット3Bの部品取出し位置上方まで移動して上下軸モータの駆動により吸着ノズル5を下降させて部品供給ユニット3Bから電子部品を取出す。この場合、装着ヘッド6をX方向に移動させると共に回転させ、更に吸着ノズル5を昇降させることにより、複数の吸着ノズル5が部品供給ユニット3Bから電子部品を取出すことができる。
また、手前側の装着ヘッド6の吸着ノズル5による電子部品の取出しの後、或いは取出しているときに、奥側のビーム4AがY方向リニアモータの駆動によりY方向に移動すると共にX方向リニアモータにより装着ヘッド6がX方向に移動し、対応する部品供給ユニット3Bの部品取出し位置上方まで移動して上下軸モータの駆動により吸着ノズル5を下降させて部品供給ユニット3Bから電子部品を取出すことができる。但し、手前側のビーム4B及び奥側のビーム4Aの吸着ノズル5が併行して取出し動作をする場合には、両ビーム4B、4Aの装着ヘッド6が衝突しないように対応するY方向リニアモータ及びX方向リニアモータが制御される。
そして、取出した後は両装着ヘッド6の吸着ノズル5を上昇させて、両ビーム4A、4Bの装着ヘッド6を部品認識カメラ10上方を通過させ、この移動中に両装着ヘッド6の吸着ノズル5に吸着保持された複数の電子部品を一括して撮像して、この撮像された画像を認識処理装置が認識処理して吸着ノズル5に対する位置ズレを把握することができる。
その後、両ビーム4Aの基板認識カメラ8をプリント基板P上方へ移動させて、位置決めされているプリント基板Pに付された位置決めマークを撮像し、この撮像された画像を認識処理装置が認識処理してプリント基板Pの位置を把握する。そして、装着データの装着座標にプリント基板Pの位置認識結果及び各部品認識処理結果を加味して、吸着ノズル5が位置ずれを補正しつつ、それぞれ電子部品をプリント基板P上に装着する。
このようにして、プリント基板P上に全ての電子部品の装着をしたら、このプリント基板Pを基板位置決め部から基板排出部を介して下流装置に受け渡す。
ここで、停電時や各サーボアンプ11の故障時の際には、CPU15が各リレーのスイッチ18を閉じるように制御して、各ダイナミックブレーキ回路17により両X方向リニアモータ及び両Y方向リニアモータの電気回路を短絡させ、X方向リニアモータ及びY方向リニアモータを緊急停止させ、装置の保護、作業者の安全が確保される。
次に、電子部品装着装置1を通電させている状態で、作業者の安全を確保するための内部構造を覆う装置カバー(図示せず)を開けて、メンテナンスを行う際の動作について、図3のフローチャートに基づいて説明する。この場合、装置カバーを開けると、開扉検出スイッチ(図示せず)が作動されるので、装置制御部12は各リニアモータの通電を遮断して安全を確保し、更にダイナミックブレーキ回路17による機能を解除して軽い力で各ビーム4A、4Bなどの手押し作業ができるようにすると共にビーム4A、4B及び2つの装着ヘッド6に対応する4つのリニアスケール読取ヘッド19を監視して、ビーム4A、4B及び2つの装着ヘッド6の位置を常時監視する。
そして、作業者が前記ビーム4A、4Bや装着ヘッド6を手押し操作したかを装置制御部12が確認し、手押し操作が発生したと判断したら、X方向のクリアランスがあるかを両装着ヘッド6のX方向リニアモータに対応する位置検出器19の内容に基づいて絶えず確認する。
そして、X方向のクリアランスがある、即ち両装着ヘッド6同士がX方向では衝突しないクリアランスがあると判断した場合には、Y方向の接近監視値(衝突しないように、ある程度余裕を持った距離)を「Y−LIMIT(1)」に設定する(図4参照)。即ち、一方のビーム4Aに設けられた装着ヘッド6が他方のビーム4B又はこのビーム4Bに設けられた装着ヘッド6に衝突せずに、且つ他方のビーム4Bに設けられた装着ヘッド6が一方のビーム4A又はこのビーム4Aに設けられた装着ヘッド6に衝突しない十分な距離である「Y−LIMIT(1)」に設定する。
また、X方向のクリアランスがない、即ち両装着ヘッド6がX方向では衝突しないクリアランスがないと判断した場合には、Y方向の接近監視値を「Y−LIMIT(2)」に設定する(図5参照)。即ち、両ビーム4A、4Bに設けられた装着ヘッド6同士が衝突しない十分な距離である「Y−LIMIT(2)」に設定する。
初めに以上のようなY方向の接近監視値を設定したら、次にY方向のクリアランスがあるかを、即ち一方の装着ヘッド6が他方のビーム又は装着ヘッド6に衝突しないクリアランスがあるかを両ビーム4A、4BのY方向リニアモータに対応する位置検出器19の内容に基づいて確認する。このY方向のクリアランスがあるかの確認に際して、前述のX方向のクリアランスがあると判断した場合にはY方向接近距離が「Y−LIMIT(1)」より大きいかを比較し、X方向のクリアランスがないと判断した場合にはY方向接近距離が「Y−LIMIT(2)」より大きいかを装置制御部12が比較する。
そして、X方向のクリアランスばかりかY方向のクリアランスもあると比較判断すると、前述したような装置カバーが開いているかの確認動作にまで戻り、前述したような確認・判断を繰り返す。この場合、各ダイナミックブレーキ回路17の機能が解除されているので、両ビーム4A、4B及びこれらに設けられた両装着ヘッド6の滑らかな負担の軽い移動が可能となる。
一方、X方向のクリアランスはあるが、Y方向のクリアランスがなくなると、2つのY軸(ビーム4A、4Bに対応する)のダイナミックブレーキ回路17が作動済みでなければ、装置制御部12がCPU15を介してリレーのスイッチ18を閉じてこのダイナミックブレーキ回路17を作動させるように制御して手押しによる移動を重くすると共に装置制御部12は異常報知をするように制御する。具体的には、作業者の手押し作業において、ビーム4A、4Bの異常接近を検出したこととなるので、「手押し作業において、ビームの異常接近を検知しました。装置保護のため、Y軸ダイナミックブレーキ機能を作動しました。」の旨をスピーカ(図示せず)で音声により報知する。
このとき、既にY軸のダイナミックブレーキ回路17が作動済みであれば、再度X方向のクリアランスがあるかを装置制御部12が確認する。
そして、Y方向のクリアランスはないが、X方向のクリアランスがあると判断すれば、前述したような装置カバーが開いているかの確認動作にまで戻り、前述したような確認・判断を繰り返す。この場合、Y軸のダイナミックブレーキ回路17は作動して、両ビーム4A、4BのY方向の移動は重くなり、作業者は両ビーム4A、4BのY方向の移動が困難と理解するが、両装着ヘッド6のX方向の滑らかな移動は可能である。
そして、Y方向のクリアランスがないばかりか、X方向のクリアランスもないと判断した場合には、装置制御部12がCPU15を介してリレーのスイッチ18を閉じて2つのX軸(各装着ヘッド6に対応する)のダイナミックブレーキ回路17を作動させるように制御して両装着ヘッド6の手押しによる移動も重くすると共に装置制御部12は異常報知をするように制御する。具体的には、手押し作業において、両装着ヘッド6の異常接近を検出したこととなるので、「手押し作業において、装着ヘッドの異常接近を検知しました。装置保護のため、X軸ダイナミックブレーキ機能を作動しました。」の旨をスピーカ(図示せず)で音声により報知する。
従って、作業者がメンテナンスを行おうとしてビーム4A、4Bや両装着ヘッド6を手押ししようとした場合には、作業者の負担を軽減して軽い力で手押し作業ができるように、一時的にダイナミックブレーキ機能が働らかないようにするが、前記手押し作業の過程で、両ビーム4A、4Bが異常接近した場合や、両装着ヘッド6が異常接近した場合には、ダイナミックブレーキ機能が働くように制御して、未然にビーム4A、4Bと各装着ヘッド6が衝突することが防止でき、音声でその旨を報知するので作業者はその旨を理解できる。
なお、前述したように、スピーカなどで音声により異常接近した旨を報知するようにしたが、これに限らず、表示装置に同様な旨を表示するようにして視覚的に報知してもよく、また音声による聴覚的な報知及び視覚的な報知の両者によって報知してもよい。
また、XY両方向同時に手押しした場合でも、両装着ヘッド6が近接したときは、ダイナミックブレーキ機能を働くようにすればよい。
また本実施形態では、サーボモータとしてリニアモータを使用したが、これに限らず、他の回転型モータにも適用できる。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
電子部品装着装置の概略平面図である。 リニアモータの制御ブロック図である。 フローチャートを示す図である。 X方向にクリアランスがある場合のY方向接近監視距離を示す電子部品装着装置の概略平面図である。 X方向にクリアランスがない場合のY方向接近監視距離を示す電子部品装着装置の概略平面図である。
符号の説明
1 電子部品装着装置
2 搬送装置
3 部品供給装置
3B 部品供給ユニット
4A、4B ビーム
5 吸着ノズル
6 装着ヘッド
9 Y方向リニアモータ
12 装置制御部
17 ダイナミックブレーキ回路
18 スイッチ
19 リニアスケール読取ヘッド

Claims (2)

  1. プリント基板を搬送する搬送装置と、電子部品を供給する部品供給装置と、第1モータにより一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ吸着ノズルを備えて前記各ビームに沿った方向に各第2モータにより移動可能な装着ヘッドとを備え、前記各モータを駆動して前記両ビームに設けられた各装着ヘッドを前記部品供給装置と前記搬送装置上のプリント基板との間を移動させて、前記各装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置において、装置内部を覆う装置カバーを開けて装置内部のメンテナンスを行う際に、いずれか一方のビームに設けられた装着ヘッドが他方のビーム又はこの他方のビームに設けられた装着ヘッドに衝突しない位置にあると前記各モータに対応するダイナミックブレーキ回路が働かないように制御すると共に、いずれか一方のビーム及び/又はこの一方のビームに設けられた前記装着ヘッドを作業者が手動で移動させる場合に、この一方のビームに設けられた装着ヘッドが他方のビーム又はこの他方のビームに設けられた装着ヘッドに衝突するほどに近接した場合には手動で移動させるビーム及び/又は装着ヘッドに係る前記モータの前記ダイナミックブレーキ回路が働くように制御する制御装置を設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
  2. プリント基板を搬送する搬送装置と、電子部品を供給する部品供給装置と、第1モータにより一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ吸着ノズルを備えて前記各ビームに沿った方向に各第2モータにより移動可能な装着ヘッドとを備え、前記各モータを駆動して前記両ビームに設けられた各装着ヘッドを前記部品供給装置と前記搬送装置上のプリント基板との間を移動させて、前記各装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置において、前記各モータ毎に設けられて各モータの位置を検出する位置検出装置と、前記各モータ毎に設けられるダイナミックブレーキ回路と、装置内部を覆う装置カバーを開けて装置内部のメンテナンスを行うようにいずれか一方のビーム及び/又はこの一方のビームに設けられた前記装着ヘッドを作業者が手動で移動させる場合に前記位置検出装置に基づいてこの一方のビームに設けられた装着ヘッドが他方のビーム又はこの他方のビームに設けられた装着ヘッドに衝突するほどに近接したと判断した場合には手動で移動させるビーム及び/又は装着ヘッドに係る前記モータのの前記ダイナミックブレーキ回路が働くように制御する制御装置を設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
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