JP4830276B2 - 成形型、それを用いた成形体及びスパッタリングターゲットの製造方法並びにスパッタリングターゲット - Google Patents
成形型、それを用いた成形体及びスパッタリングターゲットの製造方法並びにスパッタリングターゲット Download PDFInfo
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Description
また、ゴム型への固着による成形体の割れに対して、特許文献5には、減圧時にほとんど弾性回復しない物質を介在させることで割れの解消が出来ることが報告されている。しかしながら、この方法でも形状精度は依然悪いものであった。
酸化インジウム粉末および予めジェットミル粉砕処理した酸化スズ粉末を、組成が酸化インジウム:酸化スズ=90:10(wt%)となるように16時間乾式ボールミル混合しITO混合粉末を作製した。特に、造粒やバインダーの添加などの粉末処理は実施しなかった。
焼成雰囲気:酸素雰囲気
昇温速度:100℃/hr、焼成温度:1600℃、焼成時間:5hr
降温速度:100℃/hr
得られた焼結体は、310mm×665mm×7.5mmtのサイズで、その厚み分布は±0.15mmであった。また、密度を測定したところ、密度99.76%の高密度な焼結体であった。密度の測定は、JIS−R1634−1998に準拠してアルキメデス法で行い、ITOの真密度として7.156g/cm3を用いた。
DC電力 :600W
スパッタガス:Ar+O2
ガス圧 :5mTorr
O2/Ar :0.1%
比較例1
成形型の側面をビニールシートではなく発泡スチロールで構成した以外は実施例1と同様の方法で、成形体を作製した。この時の成形型の構造を図3(a)に示す。発泡スチロールのサイズは、高さ45mm、厚さ15mm(図3(a)中の側部部材13の高さと幅)である。
2、12、22、32 第二の部材(板材)
3、23 側部部材(シート状部材)
13 側部部材(発泡スチロール製)
33 収縮性のある部材からなる側部部材
4、34 原料粉末が充填される空隙
5 第一の部材(板材)の側面
6 第二の部材(板材)の側面
7、14、24 充填された原料粉末
8、15 成形体
16 成形体に生じた割れ
25 ゴムバンド
26 シート状部材の上端部
35 真空パック材
36 バックアップ
37 スプリング
Claims (8)
- 成形型内に充填した原料粉末を、冷間静水圧プレスにより成形して板状の成形体を製造するための成形型であって、前記板状の成形体の一方の板面に当接する第一の部材と、前記成形体の他方の板面に当接する第二の部材と、これらの第一及び第二の部材とともに、原料粉末充填用の空隙を形成する側部部材とを有し、前記第一及び第二の部材が、冷間静水圧プレスでの加圧においても実質的に変形を起こさない部材からなるとともに、前記側部部材は、冷間静水圧プレスでの加圧時には、容易に収縮又は変形する材料により構成されているか、又は、容易に収縮又は変形する構造を有し、かつ、減圧時に発生する該側部部材の復元力を打消して、前記板状の成形体の板面と前記第一及び第二の部材とが各々接触した状態を維持する復元力打消し手段又は構造を有することを特徴とする冷間静水圧プレス用の成形型。
- 復元力打消し手段が、第一及び第二の部材を束ねるゴムバンドであることを特徴とする請求項1記載の冷間静水圧プレス用の成形型。
- 復元力打消し手段が、第一の部材と第二の部材との間の間隔を狭める方向に力を作用させるように配設された弾性体であることを特徴とする請求項1記載の冷間静水圧プレス用の成形型。
- 成形型内に充填した原料粉末を、冷間静水圧プレスにより成形して板状の成形体を製造する方法であって、前記板状の成形体の一方の板面に当接する第一の部材と、前記成形体の他方の板面に当接する第二の部材と、これらの第一及び第二の部材とともに、原料粉末充填用の空隙を形成する側部部材とを有し、前記第一及び第二の部材が、冷間静水圧プレスでの加圧においても実質的に変形を起こさない部材からなるとともに、前記側部部材は、冷間静水圧プレスでの加圧時には容易に収縮又は変形する材料により構成されているか、又は、容易に収縮又は変形する構造を有する冷間静水圧プレス用の成形型を用い、かつ、減圧時に発生する前記側部部材の復元力を打消す復元力打消し手段を設けて、前記板状の成形体の板面と前記第一及び第二の部材とが各々接触した状態を維持しつつ減圧を行うことを特徴とする成形体の製造方法。
- 成形型内に充填した原料粉末を、冷間静水圧プレスにより成形する成形体の製造方法において、請求項1〜3のいずれか1項に記載の成形型を用いて、冷間静水圧プレスにより成形することを特徴とする成形体の製造方法。
- 原料粉末を成形して得た成形体を焼成して焼結体を作成し、得られた焼結体を整形してターゲット材とするスパッタリングターゲットの製造方法において、前記成形体を、請求項4又は請求項5に記載の成形体の製造方法により成形して得ることを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。
- 原料粉末が、インジウム、スズ、酸素を含む粉末からなることを特徴とする請求項6記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
- 原料粉末が、インジウム、亜鉛、酸素を含む粉末からなることを特徴とする請求項6記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
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