JP4830147B2 - 紙幣入出金装置及び紙幣入出金装置の紙幣搬送方法 - Google Patents

紙幣入出金装置及び紙幣入出金装置の紙幣搬送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4830147B2
JP4830147B2 JP2007167422A JP2007167422A JP4830147B2 JP 4830147 B2 JP4830147 B2 JP 4830147B2 JP 2007167422 A JP2007167422 A JP 2007167422A JP 2007167422 A JP2007167422 A JP 2007167422A JP 4830147 B2 JP4830147 B2 JP 4830147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
banknote
unit
banknotes
depositing
withdrawing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007167422A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009009199A (ja
Inventor
正人 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Computertechno Ltd
Original Assignee
NEC Computertechno Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Computertechno Ltd filed Critical NEC Computertechno Ltd
Priority to JP2007167422A priority Critical patent/JP4830147B2/ja
Publication of JP2009009199A publication Critical patent/JP2009009199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4830147B2 publication Critical patent/JP4830147B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、現金自動預払機などの紙幣が入出金される紙幣入出金装置及び紙幣入出金装置の紙幣搬送方法に関する。
現金自動預払機などの紙幣が入出金される紙幣入出金装置に関連する技術としては、例えば、特許文献1に記載のものがあげられる。
特許文献1記載の紙幣入出金装置は、障害を検知すると、障害内容が装置を継続して運用可能な障害かどうかを判断する。そして、運用可能と判断した場合には、自身を初期化し、障害が発生している機能を縮退させた状態で動作可能な取引に限定して取引を継続する。
このようにして、例えば、入金機能に障害が生じたときは、出金機能のみの取引ができるようになっていた。
また、このような紙幣入出金装置に関連する技術としては、特許文献2記載の技術があげられる。
図13に示すように、特許文献2記載の紙幣入出金装置は、入金口101に入金された紙幣を入金鑑別部102で鑑別して紙幣を返却・取込み用に一時保留する一時保留部103と、一時保留部103から紙幣を取込み許容する入金ストア部104と、入金ストア部104から繰出した紙幣を金種別に収納するスタッカ(紙幣収納部)105a〜105cと、各スタッカ105a〜105cの一側に入金口101に連通する入金経路接続部107と、を備えている。
紙幣入出金装置が、正常に入金動作するときは、入出金口101の紙幣は、搬送経路111を通り、入出金口101から入金鑑別部102、搬送経路110を介して、一時保留部103に搬送される。その後、紙幣は、一時保留部103から入金ストア部104を介して各スタッカ105a〜105cに収納される。
また、この紙幣入出金装置において、例えば、一時保留部103が使用できなくなったときは、搬送経路110の利用を中止し、入出金口101の紙幣を、入金鑑別部102を介して、各スタッカ105に設けた図示しないセパレータにより形成される区画集積部分に搬送し、これを一時保留部として兼用する。
特開平05−073602号公報 特開平06−096327号公報(段落「0025」など)
しかしながら、特許文献1記載の紙幣入出金装置は、障害が発生した機能以外の機能しか動作させることができなかった。そのため、障害が発生した機能については、人手による復旧を待たなければならず、例えば、取引途中の利用客を長く待たせたりし、稼働率が低減してしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載の紙幣入出金装置は、一時保留部が使用できなくなっても、一時保留可能であるが、紙幣収納部(スタッカ)以外に紙幣を一時保留する技術がなかった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、一時保留部が使用できない状態でも、既存の機能を損なうことなく入金処理を行うことができるようにするとともに、紙幣収納部以外の既存の部分に紙幣を一時保留できるようにした紙幣入出金装置及び紙幣入出金装置の紙幣搬送方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の紙幣入出金装置は、紙幣が出し入れ可能な紙幣入出金部及び該紙幣入出金部に入れられた紙幣を収納可能な紙幣収納部を備える紙幣入出金装置であって、前記紙幣入出金部に入れられた紙幣が搬送され、紙幣の正常・異常を鑑別する紙幣鑑別部と、該紙幣鑑別部の鑑別が正常のときに該紙幣鑑別部から紙幣が搬送され、該紙幣が前記紙幣収納部に収納される前に一時保留される一時保留部と、前記紙幣鑑別部の鑑別が異常のときに該紙幣鑑別部から紙幣が搬送され、該紙幣が前記入出金部に返却される前に一時的に集積される返却紙幣集積部と、各部間の紙幣の搬送を行なう紙幣搬送機構と、前記一時保留部が使用不能のときに、前記紙幣搬送機構に紙幣を前記紙幣入出金部又は返却紙幣集積部に搬送させて、これに紙幣を一時保留させる搬送制御手段とを備えている。
上記目的を達成するため、本発明の紙幣入出金装置の紙幣搬送方法は、紙幣が出し入れ可能な紙幣入出金部及び該紙幣入出金部に入れられた紙幣を収納可能な紙幣収納部を備える紙幣入出金装置の紙幣搬送方法であって、前記紙幣入出金装置が、前記紙幣入出金部に入れられた紙幣が搬送され、紙幣の正常・異常を鑑別する紙幣鑑別部と、該紙幣鑑別部の鑑別が正常のときに該紙幣鑑別部から紙幣が搬送され、該紙幣が前記紙幣収納部に収納される前に一時保留される一時保留部と、前記紙幣鑑別部の鑑別が異常のときに該紙幣鑑別部から紙幣が搬送され、該紙幣が前記入出金部に返却される前に一時的に集積される返却紙幣集積部とを備え、前記一時保留部が使用不能のときに、紙幣を前記紙幣入出金部又は返却紙幣集積部に搬送して、これに紙幣を一時保留させる構成としている。
以上のように、本発明の紙幣入出金装置及び紙幣入出金装置の紙幣搬送方法によれば、一時保留部が使用できない状態でも、既存の機能を損なうことなく入金処理を行うことができ、また、紙幣収納部以外の既存の部分に紙幣を一時保留させることができる。
以下、本発明に係る紙幣入出金装置の好ましい実施形態について、図1〜図2を参照しつつ説明する。
図1には、紙幣入出金装置を示す概略図を、図2には紙幣入出金装置の機能ブロック図をそれぞれ示している。
これらの図に示す紙幣入出金装置は、紙幣の入出金を行なうもので、例えば、銀行などの現金自動預払機として用いられる。
紙幣入出金装置は、紙幣が出し入れ可能な紙幣入出金部11と、紙幣入出金部11に入れられた紙幣を収納可能な紙幣収納部19とを備えている。
紙幣入出金部11は、紙幣が出し入れ可能な開口(図示せず)を備えており、内部に紙幣を収納可能な空間を備えている。開口には、開閉可能なシャッタ(図示せず)が設けられている。
紙幣収納部19は、例えば、千円券、二千円券、五千円券及び一万円券のように紙幣の種類ごとに、収納される第一〜第四の紙幣カセット15〜18と、紙幣の種類を分別する紙幣分別手段30とを備えている。
また、紙幣収納部19は、紙幣入出金部11に入れられた紙幣を収納可能であるとともに、各紙幣カセット15〜18に収納された紙幣が、出金の際に、紙幣入出金部11に搬送される。
紙幣分別手段30は、一端28aが後述の第七の搬送路27に、他端28bが後述の第四の搬送路24にそれぞれ接続された搬送路28と、第七の搬送路27から搬送路28に至る紙幣を取り込み可能な収納ゲート31〜34と、第四の搬送路24から搬送路28に至る紙幣を取り込み可能な非常時用ゲート41〜44とを備えている。
収納ゲート31〜34及び非常時用ゲート41〜44は、紙幣カセット毎に設けられている。
また、紙幣入出金部11に入れられた紙幣が搬送され、紙幣の正常・異常を鑑別する紙幣鑑別部14と、紙幣鑑別部14の鑑別が正常のときに紙幣鑑別部14から紙幣が搬送され、紙幣が紙幣収納部19に収納される前に一時保留される一時保留部13と、紙幣鑑別部14の鑑別が異常のときに紙幣鑑別部14から紙幣が搬送され、紙幣が紙幣入出金部11に返却される前に一時的に集積される返却紙幣集積部12と、各部間の紙幣の搬送を行なう紙幣搬送機構と、一時保留部13が使用不能のときに、紙幣搬送機構に紙幣を紙幣入出金部11又は返却紙幣集積部12に搬送させて、これに紙幣を一時保留させる搬送制御手段とを備えている。
また、紙幣入出金部に入れられた紙幣の有無を検知する紙幣検知部51と、紙幣入出金装置は、一時保留部13が使用可能な状態か否かを検知する状態検知部52とを備えている。
紙幣鑑別部14は、紙幣の正常・異常を鑑別するとともに、紙幣の種類の判別及び紙幣の計数を行なう。
ここで、異常な紙幣とは、偽造された紙幣などの不正なもの、著しく破損したり汚損されたりしたものなどである。
紙幣搬送機構は、紙幣を搬送する第一〜第七の搬送路21〜27を備えている。
第一の搬送路21は、紙幣入出金部11と、紙幣鑑別部14の一方端14aとに接続されている。
第二の搬送路22は、紙幣鑑別部14の他方端14bと、一時保留部13又は返却紙幣集積部12に切換可能に接続されている。
第三の搬送路23は、返却紙幣集積部12と、紙幣入出金部11とに接続されている。
第四の搬送路24は、紙幣鑑別部14の他方端14bと、紙幣収納部19とに接続されている。
第五の搬送路25は、一時保留部13と、紙幣鑑別部14の他方端14bとに接続されている。
第六の搬送路26は、紙幣鑑別部14の一方端14aと、返却紙幣集積部12に接続されている。
第七の搬送路27は、紙幣鑑別部14の一方端14aと、紙幣収納部19とに接続されている。
これらの各搬送路21〜28は、図示しない電動モータの動力が伝達されるとともに、この動力により紙幣を繰り出して搬送可能である。
また、紙幣搬送機構は、第一〜第七の搬送路21〜27から構成される第一〜第六の搬送経路と、これらの搬送経路を選択的に切り換える切換手段60とを備えている。
図3に示すように、第一の搬送経路61(平常時用搬送経路)は、第一の搬送路21、第二の搬送路22を備え、紙幣入出金部11から紙幣鑑別部14を介して一時保留部13に至る。
図4に示すように、第二の搬送経路62(非常時用搬送経路)は、第一の搬送路21、第二の搬送路22及び第三の搬送路23を備え、紙幣入出金部11から紙幣鑑別部14及び返却紙幣集積部12を介して紙幣入出金部11に至る。
図5に示すように、第三の搬送経路63(非常時用収納搬送経路)は、第一の搬送路21及び第四の搬送路24を備え、紙幣入出金部11から紙幣鑑別部14介して紙幣収納19に至る。
図6に示すように、第四の搬送経路64は、第五の搬送路25及び第七の搬送路27を備え、一時保留部13から紙幣鑑別部14を介して紙幣収納部19に至る。
図7に示すように、第五の搬送経路65は、第七の搬送路27、第二の搬送路22及び第3の搬送路23を備え、紙幣収納部19から紙幣鑑別部14及び返却紙幣集積12を介して紙幣入出金部11に至る。
図8に示すように、第六の搬送経路66は、第の搬送路25、第の搬送路26及び第3の搬送路23を備え、一時保留13から紙幣鑑別部14及び返却紙幣集積12を介して紙幣入出金部11に至る。
切換手段60は、各搬送路21〜27上に設けられたゲートを駆動するソレノイドを備えている。
搬送制御手段は、紙幣鑑別部14の鑑別、状態検知部52の検知及び紙幣検知部51の検知に基づいて紙幣搬送機構を制御する搬送制御部50で構成されている。
状態検知部52は、例えば、一時保留部13から紙幣を正常に繰り出せない繰り出し障害や、一時保留部13に格納された紙幣を検知するセンサ(図示せず)が、紙幣が無いにもかかわらず、紙幣有りを出力するなどの異常状態を検知したときに、使用不可を出力する。
紙幣検知部51は、紙幣入出金部11の紙幣の有無を検知する検知センサで構成される。
搬送制御部50は、例えば、CPU及びメモリからなる演算処理装置で構成され、切換手段60の切換の制御を行なう。
また、搬送制御部50は、切換手段60のソレノイドを制御し、ゲートを開閉して切換手段60の搬送経路61〜66の切換の制御を行なう。
また、搬送制御部50は、切換手段60に第一の搬送経路61を選択させる場合において、状態検知部52が使用不可状態を検知したときに、第二の搬送経路62を選択させる。
また、紙幣入出金装置は、紙幣入出金装置の操作者が、本装置にどのような処理を行なわせるかを指示するための操作手段(図示せず)が設けられている。
操作手段は、例えば、画像を表示する機能を備えるタッチパネルで構成されている。
次に、以上のような構成からなる本実施形態の紙幣入出金装置の動作について、図1〜図10を参照して説明する。
図9〜図11は、搬送制御部50のフローチャートを示す図である。
図9に示すように、紙幣入出金装置は、立ち上げられると、各部位の初期化が行なわれる(C1−1)。
この際、障害の発生がないときは(C1−2N)、平常の入金処理が行なわれる(C1−3)。
平常の入金処理は、以下のようにして行われる。
図10に示すように、紙幣入出金装置の操作者が、入金処理をするときは(C2−1)、紙幣入出金部11のシャッタが開いて、開口から紙幣が入れられる。その後、操作者の操作などにより、シャッタが閉じられる。
そして、搬送制御部50は、切換手段60に第一又は第二の搬送経路61,62を選択させるとともに、第一の搬送路21及び第二の搬送路22に紙幣を繰り出させて紙幣の搬送を行なわせる(C2−2)。
この紙幣の搬送中において、紙幣鑑別部14は、通過する紙幣の計数、紙幣の種類の判別及び紙幣の正常・異常の判別を行なう(C2−3)。
また、搬送制御部50は、紙幣鑑別部14の正常・異常の判別結果に基づいて切換手段60の切り換えを制御する(C2−4)。
詳しくは、搬送制御部50は、鑑別された紙幣が正常のときは、切換手段60に第一の搬送経路61(図3)を選択させ、紙幣鑑別部14で鑑別された紙幣が異常のときは、切換手段60に第二の搬送経路62(図4(a))を選択させる。
このようにして、紙幣入出金部11に入れられた紙幣のうち、正常な紙幣は、一時保留部13に搬送される。一方、異常な紙幣は、返却紙幣集積部12に搬送される。
紙幣鑑別部14で鑑別された紙幣の中に、異常な紙幣があるときは(C2−5N)、返却紙幣集積部12に集積された紙幣を、第三の搬送路23に繰り出させて紙幣入出金部11に送る(図4(b))。そして、紙幣入出金部11のシャッタを開にして、紙幣を操作者に返却するとともに、タッチパネルに所定の表示を行なって、再度、操作者に正常な紙幣を入金させるように促す(C2−6)。
一方、全ての紙幣が正常なもののときは(C2−5Y)、入金の確定処理を行なう(C2−7)。
操作者の操作により入金取引が確定したときは(2−8Y)、搬送制御部50が、切換手段60に第四の搬送経路64を選択させて(図6)、一時保留部13に一時保留された紙幣を紙幣収納部19に搬送する(C2−9)。
この際、紙幣鑑別部14では、紙幣の種類が鑑別され、この鑑別に基づいて紙幣分別手段30で紙幣の分別がなされて、各紙幣カセット15〜18に収納させられる。
例えば、紙幣分別手段30は、紙幣鑑別部14において、千円券と鑑別された紙幣のときは、収納ゲート31を開にして、この紙幣を第一の紙幣カセット15に収納する。また、二千円券と鑑別された紙幣のときは、収納ゲート32を開にして、この紙幣を第二の紙幣カセット15に収納する。また、五千円券と鑑別された紙幣のときは、収納ゲート33を開にして、この紙幣を第三の紙幣カセット15に収納する。また、一万円券と鑑別された紙幣のときは、収納ゲート34を開にして、この紙幣を第四の紙幣カセット15に収納する。
一方、取引が確定しないときには(2−8N)、搬送制御部50が、切換手段60に第六の搬送経路65を選択させ(図8)、一時保留部13の紙幣を紙幣入出金部11に搬送する(C2−11)。その後、紙幣入出金部11のシャッタを開にして、紙幣を返却する(C2−12)。
また、図9に示すように、初期化後に、一時保留部13、障害が発生しており、その障害が、状態検知部52により一時保留部13が使用不可であることを検知した場合には、一時保留部13を縮退させて運用する(C1−5)。
この場合、搬送制御部50は、切換手段60の第一の搬送経路61の選択を不能にする。
一時保留部13を縮退させたモードは、以下のようにして行われる。
図11に示すように、紙幣入出金装置の操作者が、入金処理をするときは(C3−1)、紙幣入出金装置は、紙幣入出金部11のシャッタを開にし、顧客により紙幣入出金部11に紙幣を入金された後、紙幣入出金部11のシャッタを閉じる。
次に、搬送制御手段が、切換手段60に第二の搬送経路62を選択させ、この状態で、搬送路21に対し紙幣の繰り出しを開始させる(C3−2)。
次に、第一の搬送路21を介して紙幣鑑別部14に至った各紙幣は、紙幣鑑別部14において、紙幣の計数、紙幣の種類の判別及び紙幣の正常・異常の鑑別がなされる(C3−3)。
その後、搬送路22を通り返却紙幣集積部12へ集積される(図4(a))。
紙幣入出金部11に入金された紙幣が第一の搬送路21により全て繰り出され、紙幣入出金部11に紙幣が無くなると、これを紙幣検知部51が検知する(C3−4Y)。そして、返却紙幣集積部12に集積された紙幣が、搬送路23を通り紙幣入出金部11に搬送される(C3−5)。
紙幣鑑別部14の鑑別結果において、全ての紙幣が正常な紙幣のときは(C3−6Y)、この紙幣入出金部11で一時保留される。
そして、入金された金額をタッチパネルの画面に表示し、顧客に対し取引の確定処理を促す(C3−7)。
取引確定処理において取引確定が選択された場合は、紙幣の収納動作を行なう(C3−8Y)。
そして、紙幣入出金部11で一時保留されている紙幣は、顧客により取引確定処理が行なわれると(C3−8Y)、搬送制御部50は、切換手段60に、第三の搬送経路63を選択させ、紙幣を紙幣収納部19に収納する(C3−9)。
紙幣収納部19に紙幣を収納するときは、まず、紙幣入出金部11から搬送路21に繰り出されて紙幣鑑別部14に至り、紙幣鑑別部14でその種類を判別される。紙幣鑑別部14を通過した紙幣は、搬送路24を介して紙幣収納部19に至る。
紙幣収納部19に搬送された紙幣は、紙幣分別手段30により以下のようにして分別される。
この際、紙幣は、紙幣鑑別部14でその種類が判別され、この判別に基づいて紙幣分別手段30で紙幣の分別がなされる。
例えば、紙幣分別手段30は、紙幣鑑別部14において、千円券と鑑別された紙幣のときは、非常用ゲート41を開にして、この紙幣を第一の紙幣カセット15に収納する。また、二千円券と鑑別された紙幣のときは、非常用ゲート42を開にして、この紙幣を第二の紙幣カセット15に収納する。また、五千円券と鑑別された紙幣のときは、非常用ゲート43を開にして、この紙幣を第三の紙幣カセット15に収納する。また、一万円券と鑑別された紙幣のときは、非常用ゲート44を開にして、この紙幣を第四の紙幣カセット15に収納する。
また、入金された紙幣が紙幣鑑別部14を通過した際に、入金された紙幣の中に一又は二以上の異常な紙幣があると鑑別された場合は(C3−6N)、紙幣入出金部11のシャッタを開け、入金された全ての紙幣を顧客に返却する(C3−11)。
そして、紙幣入出金装置は、タッチパネルなどの画面や音声にて、入金紙幣の確認を行い、異常紙幣を取り除き、再度入金操作を行なうようにガイダンスを行なう。
また、入金処理を確定する際に、取引中止が選択されると(C3−8N)、この場合も同様に、紙幣入出金部11のシャッタを開ける。そして、この紙幣入出金部11に一時保留された紙幣を顧客に返却し、取引を終了する。
次に、紙幣入出金装置の出金について説明する。
出金処理する場合には、図7に示すように、搬送制御部50は、切換手段60に第五の搬送経路65を選択させる。そして、紙幣搬送機構の第五の搬送経路65が、紙幣収納部19の各紙幣カセット15〜18の紙幣を紙幣入出金部11に搬送する。
このとき紙幣分別手段30の収納ゲート31〜34が適宜開になり、各紙幣カセット15〜18内の紙幣が繰り出される。繰り出された紙幣は、搬送路27を介して、紙幣鑑別部14に至り、鑑別・計数される。また、紙幣は、紙幣鑑別部14から第二の搬送路22で繰り出されて返却紙幣集積部12に搬送される。そして、紙幣は、返却紙幣集積部12から第三の搬送路23に繰り出されて紙幣入出金部11に至る。
このようにして、紙幣入出金装置は、紙幣の出金も行うことができる。
なお、一時保留部13以外に障害があるときは、障害がある旨の表示をタッチパネルに行い、人手による復旧が終わるまで、運用を停止する(C1−6)。
以上説明したように、本実施形態に係る紙幣入出金装置によれば、搬送制御部50(搬送制御手段)により、一時保留部13が使用不能のときに、紙幣搬送機構に紙幣を紙幣入出金部11又は返却紙幣集積部12に搬送させるので、一時保留させることができる。
これにより、一時保留による既存の機能を損なうことなく、紙幣入出金装置は入金処理を行うことができる。
また、搬送制御手段が、紙幣検知部51が紙幣入出金部11に紙幣が無いことを検知したときに返却紙幣集積部12から紙幣入出金部11に至る搬送路(第三の搬送路)に、返却紙幣集積部12の紙幣を搬送させる。そのため、紙幣入出金部11に入れられた全部の紙幣が、搬送路21で搬送されてこの返却紙幣集積部12からなくなったときに、返却紙幣集積部12から紙幣入出金部11に紙幣を搬送させることができる。
これにより、紙幣入出金部11において、紙幣鑑別部14を鑑別する前の紙幣と後の紙幣が混在する事態を防止できる。
また、紙幣入出金装置は、状態検知部52の検知に基づいて搬送制御部50が、切換手段60に、第一の搬送経路61(平常時用搬送経路)と、第二の搬送経路62(非常時用搬送経路)とに切換させるので、一時保留部13が使用不能状態になったときに、紙幣入出金部11又は返却紙幣集積部12に、紙幣鑑別部14で鑑別した後の紙幣を搬送することができる。
搬送制御手段が、切換手段60に平常時用搬送経路を選択させる場合において、状態検知部52が使用不可状態を検知したときに、非常時用搬送経路を選択させる。
また、紙幣搬送機構の非常時用搬送経路(第三の搬送経路63)としては、既存の搬送経路である異常な紙幣の返却に用いられる搬送経路を用いることもできる。
このようにすると、別途専用の搬送経路を設ける場合に比較して、紙幣搬送機構の構造が簡単になり、製造コストを低減できる。
また、紙幣搬送機構が、紙幣入出金部11又は返却紙幣集積部12から紙幣収納部19に搬送する非常時用収納搬送経路(第三の搬送経路63)を備えるので、この非常時用収納搬送経路を用いて紙幣入出金部11又は返却紙幣集積部12に一時保留された紙幣を、紙幣収納部19に搬送できる。
これにより、一時保留された紙幣を紙幣収納部19に確実に収納させることができるので、一時保留部13が使用できなくなっても、紙幣入出金装置は入金処理を行うことができる。
次に、本発明に係る紙幣入出金装置の別の実施形態について、図12を参照しつつ説明する。
図12には、本実施形態に係る紙幣入出金装置の概略図を示している。
この紙幣入出金装置は、上記実施形態のものとは、第四の搬送路24aが、紙幣収納部19側に紙幣を搬送可能に、第七の搬送路27に連結されている点で異なる。
そして、第三の搬送経路63は、第一の搬送路21、第四の搬送路24a、及び第七の搬送路27を備え、紙幣入出金部11から紙幣鑑別部14を介して紙幣収納部19に至る。
また、紙幣収納部19の紙幣分別手段30の構成も異なっている。
紙幣分別手段30は、一端29aが第七の搬送路27に連結された搬送路29と、この搬送路29上を搬送される紙幣が収納ゲート31〜34とを備えている。
次に、以上のような構成からなる紙幣入出金装置において、一時保留部13の使用不能のときに、紙幣入出金部11に一時保留された紙幣を、各紙幣カセットに収納させるときの動作を説明する。
紙幣入出金部11の紙幣は、搬送路21に繰り出されて紙幣鑑別部14に至る。
紙幣鑑別部14では、紙幣の種類の判別などが行なわれる。
そして、紙幣鑑別部14を出た紙幣は、搬送路24aに繰り出されて、搬送路27へ運ばれる。搬送路27から紙幣収納部19に至った紙幣は、正常状態での紙幣の収納と同様にして紙幣収納部19へ収納される。
本実施形態では、紙幣収納部19への紙幣収納方向が、装置が正常状態の場合と同じ方向で行なえるため、障害発生時においても、紙幣カセット15〜18へ紙幣を収納するための障害搬送ゲート41〜44が不要となる。
そのため、第1の実施形態に比較して構造を簡単になるので、メンテナンスを容易に行うことができる。
以上、本発明の紙幣入出金装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る紙幣入出金装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、一時保留部13が使用不能のときに紙幣入出金部11において、一時保留させたが、これに限定されるものでなく、返却紙幣集積部12において一時保留させてよい。この場合、例えば、一時保留された紙幣を紙幣収納部19に搬送するときは、紙幣を、第三の搬送路を繰り出して紙幣入出金部11に搬送する。そして、上記と同様に、紙幣入出金部11の紙幣を、第三の搬送経路63を介して紙幣収納部19に搬送する。
また、この場合、返却紙幣集積部12から、紙幣入出金部11を経由しないで紙幣収納部19に至る搬送経路を設けても良い。
本発明の実施形態に係る紙幣入出金装置を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る紙幣入出金装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る紙幣入出金装置の第一の搬送経路を示す図である。 本発明の実施形態に係る紙幣入出金装置の第二の搬送経路を示す図である。 本発明の実施形態に係る紙幣入出金装置の第三の搬送経路を示す図である。 本発明の実施形態に係る紙幣入出金装置の第四の搬送経路を示す図である。 本発明の実施形態に係る紙幣入出金装置の第五の搬送経路を示す図である。 本発明の実施形態に係る紙幣入出金装置の第六の搬送経路を示す図である。 本発明の実施形態に係る紙幣入出金装置のフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る紙幣入出金装置において、正常状態時の入金の際のフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る紙幣入出金装置において、一時保留部が使用不能のときの入金の際のフローチャート図である。 本発明の別の実施形態に係る紙幣入出金装置を示す概略図である。 従来の紙幣入出金装置の一例を示す図である。
符号の説明
11 紙幣入出金部
12 返却紙幣集積部
13 一時保留部
14 紙幣鑑別部
15 第一の紙幣カセット
16 第二の紙幣カセット
17 第三の紙幣カセット
18 第四の紙幣カセット
19,19a 紙幣収納部
21〜29 搬送路
31〜34 収納ゲート
41〜44 非常時用ゲート
50 搬送制御部
51 紙幣検知部
52 状態検知部
60 切換手段
61〜66 搬送経路

Claims (4)

  1. 紙幣が出し入れ可能な紙幣入出金部及び該紙幣入出金部に入れられた紙幣を収納可能な紙幣収納部を備える紙幣入出金装置であって、
    前記紙幣入出金部に入れられた紙幣が搬送され、紙幣の正常・異常を鑑別する紙幣鑑別部と、該紙幣鑑別部の鑑別が正常のときに該紙幣鑑別部から紙幣が搬送され、該紙幣が前記紙幣収納部に収納される前に一時保留される一時保留部と、前記紙幣鑑別部の鑑別が異常のときに該紙幣鑑別部から紙幣が搬送され、該紙幣が前記入出金部に返却される前に一時的に集積される返却紙幣集積部と、各部間の紙幣の搬送を行なう紙幣搬送機構と、前記一時保留部が使用不能のときに、前記紙幣搬送機構に紙幣を前記紙幣入出金部又は返却紙幣集積部に搬送させて、これに紙幣を一時保留させる搬送制御手段と、前記紙幣入出金部に入れられた紙幣の有無を検知する紙幣検知部とを備え
    前記紙幣搬送機構が、前記返却紙幣集積部から前記紙幣入出金部に至る搬送路を備え、
    前記搬送制御手段が、前記紙幣検知部が紙幣無しを検知したときに前記搬送路の紙幣を搬送可能とすることを特徴とする紙幣入出金装置。
  2. 前記一時保留部が使用可能な状態か否かを検知する状態検知部を備え、
    前記紙幣搬送機構が、前記紙幣入出金部から前記紙幣鑑別部を介して前記一時保留部に至る平常時用搬送経路と、前記紙幣入出金部から前記紙幣鑑別部及び返却紙幣集積部を介して前記紙幣入出金部に至る非常時用搬送経路と、前記搬送制御手段の制御により搬送経路を切り換える切換手段と、を備え、
    前記搬送制御手段が、前記切換手段に前記平常時用搬送経路を選択させる場合において、前記状態検知部が使用不可状態を検知したときに、前記非常時用搬送経路を選択させることを特徴とする請求項記載の紙幣入出金装置。
  3. 前記紙幣搬送機構が、前記紙幣入出金部又は返却紙幣集積部から前記紙幣収納部に搬送する非常時用収納搬送経路を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の紙幣入出金装置。
  4. 紙幣が出し入れ可能な紙幣入出金部及び該紙幣入出金部に入れられた紙幣を収納可能な紙幣収納部を備える紙幣入出金装置の紙幣搬送方法であって、
    前記紙幣入出金装置が、前記紙幣入出金部に入れられた紙幣が搬送され、紙幣の正常・異常を鑑別する紙幣鑑別部と、該紙幣鑑別部の鑑別が正常のときに該紙幣鑑別部から紙幣が搬送され、該紙幣が前記紙幣収納部に収納される前に一時保留される一時保留部と、前記紙幣鑑別部の鑑別が異常のときに該紙幣鑑別部から紙幣が搬送され、該紙幣が前記入出金部に返却される前に一時的に集積される返却紙幣集積部とを備え、
    前記一時保留部が使用不能のときに、紙幣を前記紙幣入出金部又は返却紙幣集積部に搬送して、これに紙幣を一時保留させるとともに、
    前記紙幣入出金部に入れられた紙幣が搬送されて該紙幣入出金部に無いときに、前記返却紙幣集積部から前記紙幣入出金部に紙幣を搬送させることを特徴とする紙幣入出金装置の紙幣搬送方法。
JP2007167422A 2007-06-26 2007-06-26 紙幣入出金装置及び紙幣入出金装置の紙幣搬送方法 Expired - Fee Related JP4830147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007167422A JP4830147B2 (ja) 2007-06-26 2007-06-26 紙幣入出金装置及び紙幣入出金装置の紙幣搬送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007167422A JP4830147B2 (ja) 2007-06-26 2007-06-26 紙幣入出金装置及び紙幣入出金装置の紙幣搬送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009009199A JP2009009199A (ja) 2009-01-15
JP4830147B2 true JP4830147B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=40324244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007167422A Expired - Fee Related JP4830147B2 (ja) 2007-06-26 2007-06-26 紙幣入出金装置及び紙幣入出金装置の紙幣搬送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4830147B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5275875B2 (ja) * 2009-03-27 2013-08-28 富士通フロンテック株式会社 紙葉類処理装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0696327A (ja) * 1992-09-11 1994-04-08 Omron Corp 自動復旧機能付き紙幣処理機
JP3312309B2 (ja) * 1994-04-05 2002-08-05 オムロン株式会社 貨幣処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009009199A (ja) 2009-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5626732B2 (ja) 紙葉類取扱装置
US9454863B2 (en) Banknote processing device and banknote processing method
JP2008027023A (ja) 現金処理装置
JP5500190B2 (ja) 媒体取引装置
CN105608783B (zh) 纸币处理装置
WO2013146114A1 (ja) 紙幣処理装置
JP5553134B2 (ja) 媒体取引装置
JP5606711B2 (ja) 紙幣処理装置
JP2012027556A (ja) 紙幣処理装置および紙幣処理方法
JP4839896B2 (ja) 紙幣入出金機およびその紙幣入出金機を搭載した自動取引装置
JP4872993B2 (ja) 窓口用現金処理機および強制入金方法
JP5336069B2 (ja) 紙幣入出金機
JP2010186488A (ja) 紙幣処理装置
JP4830147B2 (ja) 紙幣入出金装置及び紙幣入出金装置の紙幣搬送方法
JP6225715B2 (ja) 紙幣処理装置及び紙幣取引装置
KR101354514B1 (ko) 환류식 금융자동화기기의 수표/지폐 입출금장치 및 그 운영방법
JPH0585948B2 (ja)
KR20130138510A (ko) 환류식 금융자동화기기의 수표/지폐 입출금장치 및 그 운영방법
JP2010231262A (ja) 紙葉取扱装置
JP6681234B2 (ja) 貨幣処理装置
JP6515625B2 (ja) 現金処理装置
JPH085566B2 (ja) 紙葉類取扱い装置の障害復旧方法
JP3931165B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JP2003157465A (ja) 紙幣取扱装置
JP6584630B2 (ja) 紙葉類取扱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees