JP4825749B2 - 回転部材の固定構造 - Google Patents

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本発明は、回転部材の固定構造に関するものである。
従来、この種の回転部材の固定構造としては、回転部材としてのリングの内周に形成された内歯と、スプライン軸の外周に形成された外歯とを圧入により固定するものが提案されている。
この回転部材の固定構造では、外歯の歯先面と内歯の歯底面とを圧入する第1圧入部と、第1圧入部以外の外歯の歯面と内歯の歯面とを圧入する第2圧入部とを円周方向に分散して形成することにより、リング内周の円周方向における局部的な応力集中を緩和して、内歯の強度や耐久性を向上するものとしている。
特許第3433656号公報
しかしながら、こうした回転部材の固定構造では、回転部材としてのリングをスプライン軸に挿入する際に、リングのスプライン軸に対する芯ズレが発生する場合があり、これにより外歯の歯先面と内歯の歯底面との圧入代が変化して、リング内周の半径方向における局部的な応力集中が生ずる場合がある。
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、本発明の回転部材の固定構造は、局部的な応力集中の発生を抑制することを目的の一つとする。また、本発明の回転部材の固定構造は、簡易な構成で局部的な応力集中の発生を抑制することを目的の一つとし、その請求項1は、軸孔を有する回転部材を圧入により軸部材に固定する回転部材の固定構造であって、
前記回転部材は、回転軸方向のスプライン内歯が前記軸孔に形成されてなり、
前記軸部材は、前記回転部材が挿入され始める始端側よりに前記スプライン内歯の歯底面を弾性変形する径の大きさに形成された第1歯先面と、該第1歯先面よりも該回転部材の挿入方向後端で切欠を介して該第1歯先面に接続されるとともに該第1歯先面の径よりも大きい径に形成された第2歯先面と、からなるスプライン外歯が外周面に前記回転軸方向に形成されてなり、
前記回転部材を前記軸部材に圧入する前記第1歯先面により前記スプライン内歯の歯底面を弾性変形することにより前記回転部材の前記軸部材に対する芯ズレを抑制するとともに、前記切欠をトリガーとして前記第2歯先面により前記スプライン内歯の歯底面を削ることにより前記軸孔と前記軸部材との圧入代が所定値より大きくならないよう該圧入代を調整して前記回転部材を前記軸部材に圧入固定することである。
また、請求項は、前記切欠は、前記軸部材の外周面に形成した環状溝であることである。
また、請求項は、前記抑制部は、前記第1歯先面の前記始端側の端面を、前記回転部材の挿入方向に向かって径が漸増する略均一な面をもつテーパー形状に形成し、前記回転部材を前記軸部材に圧入する際、前記内歯の歯先面を該略均一な面に当接することにより、前記芯ズレを抑制することである。
また、請求項は、前記略均一な面は、機械加工により形成されてなることである。
また、請求項は、前記抑制部は、前記テーパー状に形成された端面と該第1歯先面とにより前記回転部材の前記軸部材に対する芯ズレを抑制してなることである。
本発明は、軸孔を有する回転部材を圧入により軸部材に固定する回転部材の固定構造であって、前記回転部材は、回転軸方向のスプライン内歯が前記軸孔に形成されてなり、前記軸部材は、前記回転部材が挿入され始める始端側よりに前記スプライン内歯の歯底面を弾性変形する径の大きさに形成された第1歯先面と、該第1歯先面よりも該回転部材の挿入方向後端で切欠を介して該第1歯先面に接続されるとともに該第1歯先面の径よりも大きい径に形成された第2歯先面と、からなるスプライン外歯が外周面に前記回転軸方向に形成されてなり、前記回転部材を前記軸部材に圧入する前記第1歯先面により前記スプライン内歯の歯底面を弾性変形することにより前記回転部材の前記軸部材に対する芯ズレを抑制するとともに、前記切欠をトリガーとして前記第2歯先面により前記スプライン内歯の歯底面を削ることにより前記軸孔と前記軸部材との圧入代が所定値より大きくならないよう該圧入代を調整して前記回転部材を前記軸部材に圧入固定することにより、簡易な構成でありながら回転部材と軸部材との圧入の際に生じる局部的な応力集中の発生を確実に抑制できる。
また、前記切欠は、前記軸部材の外周面に形成した環状溝であることにより、こうすれば、より簡易に明確な境界部を形成することができる。
また、前記抑制部は、前記第1歯先面の前記始端側の端面を、前記回転部材の挿入方向に向かって径が漸増する略均一な面をもつテーパー形状に形成し、前記回転部材を前記軸部材に圧入する際、前記内歯の歯先面を該略均一な面に当接することにより、前記芯ズレを抑制することにより、こうすれば、簡易な構成で芯ズレを抑制できるから、より圧入代を所定値未満に抑えることができる。
また、前記略均一な面は、機械加工により形成されてなることにより、こうすれば、略均一な面を簡易に確保できる。
また、前記抑制部は、前記テーパー状に形成された端面と該第1歯先面とにより前記回転部材の前記軸部材に対する芯ズレを抑制してなることにより、こうすれば、より確実に回転部材の軸部材に対する芯ズレを抑制できる。
図1は、変速機の内部構成図である。
図において、変速機1内には、エンジン側からの動力が入力される入力軸1aと、この入力軸1aに平行状に、出力軸1bとリバース用アイドラ軸1cが配置されており、入力軸1aおよび出力軸1bに設けられた複数のギヤを介して、エンジン側からの動力を変速可能な変速比をもって出力軸1bに伝達することができるように構成されている。
出力軸1bには出力ギヤ1dが設けられており、この出力ギヤ1dにリングギヤ4が噛合されている。このリングギヤ4は、変速機1のケース内に回転可能に設けられているディファレンシャル装置2のケースに固定されている。
前記入力軸1aおよび出力軸1bには、変速段の異なる変速ギヤを選択的に軸1a,1bに固定するために同期装置が設けられており、出力軸1bに設けられている同期装置5を例にとると、この同期装置5は、出力軸1bの外周にスプライン圧入により相対回転不能に固定されたハブ7を有し、このハブ7の外周に軸方向移動されるカップリングスリーブ8が設けられ、このカップリングスリーブ8をスライド移動させて、出力軸1bに遊転可能に配置されている左右側の変速ギヤの何れかを選択的に出力軸1bに固定させることができるものであり、本例では、この同期装置5を形成するハブ7を出力軸1bにスプライン圧入させて固定する固定構造を図2に示す。
図2において、ハブ7には出力軸1bが挿入される軸孔17が形成され、この軸孔17の内周には内歯であるスプライン18が形成されており、このスプライン18は歯先面18aと歯底面18bが交互に内周全域に形成されたものである。
一方、このハブ7がスプライン圧入される出力軸1bの外周には、外歯であるスプライン20が形成されており、このスプライン20は歯先面20aと歯底面20bとが交互に全周に形成されたものである。
出力軸1bにおけるスプラインの歯先面20aは、ハブ7が圧入される始端側の第1歯先面120aと、ハブ7の圧入方向の後側に形成された第2歯先面121aとで構成されており、第1歯先面120aは、ハブ7の歯底面18bの内径よりも僅かに大径の寸法D1に形成されており、また、第2歯先面121aは、第1歯先面120aの寸法D1よりも大径の寸法D2に形成されている。
この第1歯先面120aと第2歯先面121a間には環状溝23が凹み状に形成されており、この環状溝23により、第1歯先面120aと第2歯先面121a間に明確な境界部が形成され、環状溝23の第2歯先面121a側は半径方向に垂直な垂直面23aとなっており、この垂直面23aと第2歯先面121aの始端が交差する部分は略直角な角部24となっている。
また、第1歯先面120aの始端側には、出力軸1bの軸線に対し略60°傾斜したガイド部21が形成されており、このガイド部21の外端から第1歯先面120aに向かって略15〜20°の角度で傾斜するテーパー状端面22が形成されている。このテーパー状端面22は、ハブ7の圧入方向に向けて漸増する略均一な面をもつテーパー形状に機械加工により形成されたものである。ここで、機械加工によりテーパー状端面22を形成するのは、スプライン18,20の転造加工時に生じたガイド部21の転造余肉部(ダレ等)を除去するためである。
このような構造において、ハブ7を圧入により出力軸1bに固定する際の作用を以下に説明する。
まず、図5において、従来の圧入時に芯ズレが生ずる状態を説明すると、圧入時にハブ7の軸孔17に形成されているスプライン18の歯先面18aの端面が、出力軸1bの外周に傾斜状に形成されているガイド部21に当たる。このとき、ガイド部21は、スプライン18,20の転造加工時に生じた転造余肉部(ダレ等)によって面が不均一なものとなっているためハブ7が傾き、このハブ7の傾きによりハブ7の出力軸1bに対する芯ズレが発生して、これにより出力軸1bのスプライン20の歯先面20aとハブ7のスプライン18の歯底面18bとの圧入代が変化し、ハブ7の内周に半径方向における局部的な応力集中が生じる。
一方、本例では、出力軸1bにハブ7を圧入する際に、ハブ7のスプライン18の歯先面18aを、まず出力軸1bのテーパー状端面22に接触させ、この均一なテーパー面を有するテーパー状端面22によりハブ7を出力軸1bの軸中心に自動調芯させることができ、その後に、ハブ7のスプライン18の歯底面18bが出力軸1bのスプライン20の第1歯先面120aに当たる。
この第1歯先面120aの外径寸法D1は、ハブ7の歯底面18bの内径よりも僅かに大径に形成されており、大きな圧入力を要せず、第1歯先面120aにハブの歯底面18bが嵌まり込んだ状態では、歯底面18bを弾性変形させて出力軸1bにハブ7が圧入されることとなる。
従って、先ずテーパー状端面22に接触させて、ハブ7の中心を出力軸1bの軸中心に自動調芯させ、その後にハブ7の歯底面18bを第1歯先面120aで弾性変形させて圧入されることで、確実にハブ7の出力軸1bに対する芯ズレを抑制することができるものである。
このように、ハブ7の出力軸1bに対する芯ズレを抑制しながら、更にハブ7を圧入方向へ圧入させてゆくと、出力軸1bの第2歯先面121aは、第1歯先120aよりも大径に形成されており、その始端側には直角な角部24が形成されているため、この角部24でハブ7の歯底面18bを削ることとなる。ここで、第1歯先面120aと第2歯先面121aとが、環状溝23によって明確な境界部を介して形成されていることにより、環状溝23をトリガーとして角部24によってハブ7の歯底面18bを積極的に切削することができるのである。
こうして、角部24でハブ7の歯底面18bが削られながら、更に圧入方向へハブ7が圧入されてゆく。このように、角部24でハブ7の歯底面18bを積極的に切削することで実圧入代が低減できる。即ち、ハブ7の出力軸1bに対する芯ズレによって実圧入代が変化して所定値より大きくならないように圧入代を調整することができる。この結果、スプライン18,20の歯元、特に、ハブ7の内周に半径方向における局部的な応力集中が生じるのを抑制することができ、ハブ7を出力軸1bの外周に相対回転不能に確実に固定できるものである。
なお、出力軸1bの外周に形成される第1歯先面120aおよび第2歯先面121aは、加工の時に形状精度を正確に出すことができるため、圧入代を確実に調整できるものである。
なお、図3は、出力軸1bの変更例を示すものであり、図3では、第1歯先面120aと第2歯先面121aとの境界部に、凹み状に全周に切欠25を形成したものであり、この切欠25の第2歯先面121aの始端側は、第1歯先面120a側へ向かって傾斜した傾斜面25aに形成されており、傾斜面25aと第2歯先面121aの始端で形成される角部24は鋭角に形成されたものである。
このような鋭角状の角部24としておけば、この鋭角の角部24で、圧入時にハブ7の歯底面18bをより確実に削ることができ、より良好に圧入代を調整できるものとなる。なお、この切欠25は溝状のものに限定されるものではない。
次に、図4は、更に異なる出力軸1bの変形例を示すものであり、図4では、第1歯先面120aと第2歯先面121aとを軸方向に直角な垂直面26で接続させたものであり、この垂直面26で第1歯先面120aと第2歯先面121aとの境界部が明確にされており、垂直面26の外端と第2歯先面121aの始端で略直角な角部24が形成され、この角部24の部分で、圧入時にハブ7の歯底面18bを削り、圧入代を調整することができるものである。
このように、ハブ7のスプラインの歯底面18bを削りながら実圧入代を低減して、ほぼゼロにして、局部的な応力集中の発生を抑制しながら、ハブ7を出力軸1bに圧入固定することができるものである。
なお、出力軸1bの第1歯先面120aと第2歯先面121a間の境界部を明瞭な形状にするために、境界部にV字状等の溝を形成させても良い。
なお、本例では、出力軸1bの外周のスプライン20とハブ7の軸孔17内周のスプライン18とのスプライン圧入の場合を例示しているが、スプラインに限らず、出力軸1bの外周に外歯である突起が形成されて、ハブ7の軸孔17に突起が嵌まり込む溝状の内歯が形成されているような場合にも、出力軸1bの突起に、第1歯先面120aと第2歯先面121aとを形成させておき、角部24で削りながら圧入代を調整して、ハブ7を出力軸1bに圧入することができるものである。即ち、軸部材の外歯が軸孔の内歯を削りながら圧入される構造とすることができる。
また、本例では、出力軸1bの外周に形成される外歯の歯先面(第2歯先面121a)でハブ7の内周に形成される内歯の歯底面18bを切削するものとしたが、歯底面18bの形状精度を正確に出すことができれば、これとは逆に、ハブ7の内周に形成される内歯の歯底面18bで出力軸1bの外周に形成される外歯の歯先面(第2歯先面121a)を切削するものとしても構わない。この場合、歯底面18bは、圧入方向の前側に形成された第1歯底面と、この第1歯底面よりも僅かに小径の寸法に形成され、圧入方向の後側に形成された第2歯底面とを、ハブ7の内周に形成した環状溝によって明確な境界部を有した状態で形成するものとすれば良い。これにより、第2歯底面によって出力軸1bの外周に形成される外歯の歯先面20aを積極的に切削して実圧入代を低減することができる。
次に、図6に示す第2実施例では、断面円形状の軸部材40に、円筒状の回転部材30を圧入させて固定する場合であり、回転部材30の軸孔31には、例えば図7で拡大して断面で示すように、内径寸法d1の第1軸孔31aと、この第1軸孔31aよりも小径の内径d2の第2軸孔31bを形成させ、第1軸孔31aと第2軸孔31b間には内径の大なる環状溝32を形成させておき、この環状溝32の第2軸孔31b側は半径方向に垂直な垂直面32aとして、この垂直面32aの内端と第2軸孔31bの圧入方向の始端で直角な角部33を形成させておく。
このような構造に回転部材30を形成させておき、軸部材40に第1軸孔31aを弾性変形させながら圧入してゆき、更に圧入方向へ圧入が続けられると、やがて角部33が軸部材40の外周を削りながら圧入され、角部33で削ることで実圧入代を低減でき、回転部材30は軸部材40の外周に相対回転不能に圧入固定されることとなる。
なお、第1軸孔31aの内径寸法d1は、軸部材40の外径寸法よりも僅かに小径に形成させておき、圧入が開始される時に、この第1軸孔31aが弾性変形することで芯ズレを良好に抑制することができるものである。
変速機の概略構成図である。 第1実施例を示し、出力軸の外周にハブをスプライン圧入させる際のハブと出力軸の拡大構成図である。 出力軸の変形例を示す拡大構成図である。 更に異なる出力軸の変形例を示す拡大構成図である。 圧入時にハブが傾き芯ズレが生ずる説明図である。 第2実施例を示し、円筒状の回転部材を軸部材に圧入する状態図である。 図6における回転部材の断面拡大構成図である。
1 変速機
1b 出力軸
5 同期装置
7 ハブ
17 軸孔
18 スプライン(内歯)
18a スプライン(内歯)の歯先面
18b スプライン(内歯)の歯底面
20a 歯先面
20b スプラインの歯底面
120a 第1歯先面
121a 第2歯先面
21 ガイド部
22 テーパー状端面
23 環状溝
23a 垂直面
24 角部
25 切欠
25a 傾斜面
26 垂直面
30 回転部材
31 軸孔
31a 第1軸孔
31b 第2軸孔
32 環状溝
32a 垂直面
33 角部
40 軸部材

Claims (5)

  1. 軸孔を有する回転部材を圧入により軸部材に固定する回転部材の固定構造であって、
    前記回転部材は、回転軸方向のスプライン内歯が前記軸孔に形成されてなり、
    前記軸部材は、前記回転部材が挿入され始める始端側よりに前記スプライン内歯の歯底面を弾性変形する径の大きさに形成された第1歯先面と、該第1歯先面よりも該回転部材の挿入方向後端で切欠を介して該第1歯先面に接続されるとともに該第1歯先面の径よりも大きい径に形成された第2歯先面と、からなるスプライン外歯が外周面に前記回転軸方向に形成されてなり、
    前記回転部材を前記軸部材に圧入する前記第1歯先面により前記スプライン内歯の歯底面を弾性変形することにより前記回転部材の前記軸部材に対する芯ズレを抑制するとともに、前記切欠をトリガーとして前記第2歯先面により前記スプライン内歯の歯底面を削ることにより前記軸孔と前記軸部材との圧入代が所定値より大きくならないよう該圧入代を調整して前記回転部材を前記軸部材に圧入固定する
    回転部材の固定構造。
  2. 前記切欠は、前記軸部材の外周面に形成した環状溝である請求項記載の回転部材の固定構造。
  3. 前記抑制部は、前記第1歯先面の前記始端側の端面を、前記回転部材の挿入方向に向かって径が漸増する略均一な面をもつテーパー形状に形成し、前記回転部材を前記軸部材に圧入する際、前記内歯の歯先面を該略均一な面に当接することにより、前記芯ズレを抑制する請求項1または2記載の回転部材の固定構造。
  4. 前記略均一な面は、機械加工により形成されてなる請求項記載の回転部材の固定構造。
  5. 前記抑制部は、前記テーパー状に形成された端面と該第1歯先面とにより前記回転部材の前記軸部材に対する芯ズレを抑制してなる請求項3または4記載の回転部材の固定構造。
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