JP4825330B2 - エンジンの吸気制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は,吸気道を有すると共に,この吸気道を開閉するスロットル弁の弁軸を支承するスロットルボディと,このスロットルボディの一側に連設され,前記弁軸に連結されてスロットル弁の開度を検出するスロットルセンサ,電動モータ,並びにこの電動モータの回転を減速して前記弁軸に伝達する減速ギヤ機構を収容する駆動ケースとを備える,エンジンの吸気制御装置の改良に関する。
かゝるエンジンの吸気制御装置は,下記特許文献1に開示されるように,既に知られている。
特開2005−98178号公報
従来のかゝるエンジンの吸気制御装置では,駆動ケースをスロットル弁の弁軸の軸線と直交する平面で,電動モータ及び減速ギヤ機構を収容するケース本体と,このケース本体の開放面を閉鎖するケースカバーとに分割すると共に,そのケース本体をスロットルボディと一体に成形しているので,諸元の異なる新たなエンジン用の吸気制御装置を製造する場合,スロットルボディ及び駆動ケース全体を新規に設計して製造しなければならず,量産性が甚だ悪かった。
ところで,エンジンの諸元が変更された場合でも,その吸気制御装置では,スロットルボディ側装置及び駆動ケース側装置の何れか一方のみを新規に設計製作すれば足りることが多い。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,エンジンの諸元が変更された場合には,スロットルボディ側装置及び駆動ケース側装置の何れか一方のみの新規設計製作で対応することができ,しかも組立性の良好な前記エンジンの吸気制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,吸気道を有すると共に,この吸気道を開閉するスロットル弁の弁軸を支承するスロットルボディと,このスロットルボディの一側に連設され,前記弁軸に連結されてスロットル弁の開度を検出するスロットルセンサ,電動モータ,並びにこの電動モータの回転を減速して前記弁軸に伝達する減速ギヤ機構を収容する駆動ケースとを備える,エンジンの吸気制御装置において,スロットルボディ及び駆動ケース間を,前記弁軸の軸線と直交する第1平面で分割し,また駆動ケースを,前記弁軸の軸線と平行する第2平面でケース本体及びケースカバーに二分割し,前記電動モータをケース本体に取り付け,また前記減速ギヤ機構のうちの最終ギヤを前記弁軸に取り付け,前記減速ギヤ機構の残余のギヤを前記ケース本体に取り付け,前記第2平面で分割された前記ケース本体及びケースカバーを相互に接合し,また前記第1平面で分割された前記スロットルボディ及び駆動ケースを相互に接合したことを第1の特徴とする。尚,前記最終ギヤは,後述する本発明の実施例中の第2従動ギヤ14に対応する。
本発明は,第1の特徴に加えて,スロットルボディに,前記第1平面から突出して弁軸と同心状に配置される位置決め円筒部を一体に形成する一方,この位置決め円筒部が嵌合する位置決め孔を駆動ケースに設け,スロットルボディ及び駆動ケース間に,前記位置決め円筒部周りの相対回転を阻止する回り止め手段を設けたことを第2の特徴とする。尚,前記回り止め手段は,後述する本発明の実施例中のキー溝45,キー46,耳片1f,1f′,26f,26f′及びボルト47,47′に対応する。
さらに本発明は,第2の特徴に加えて,前記位置決め孔を前記ケース本体に設けると共に,この位置決め孔と前記位置決め円筒部との間に環状のシール部材を介装し,これら位置決め孔及び位置決め円筒部の嵌合部の領域外で前記ケース本体及びケースカバーを無端のシール部材を介して相互に接合したことを第3の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1〜第3の特徴の何れかに加えて,前記電動モータの通電端子と,前記スロットルセンサの通電端子とを端子ホルダで保持し,この端子ホルダを,前記ケース本体の外側に一体に突設されるカプラに該ケース本体の内側から嵌合して,前記通電端子を該カプラ内に配置したことを第4の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1〜第4の特徴の何れかに加えて,前記ケース本体を合成樹脂製としたことを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,スロットルボディ及び駆動ケース間を,弁軸の軸線と直交する第1平面で分割したので,スロットルボディ及びスロットル弁よりなるスロットルボディ側装置及び,駆動ケース,電動モータ,減速ギヤ機構及びスロットルセンサよりなる駆動ケース側装置の何れ一方のみの新規設計製作が可能となり,エンジンの諸元変更時でも,それに対応した吸気制御装置を迅速且つ安価に提供することができる。しかも,駆動ケースを,弁軸の軸線と平行する第2平面でケース本体及びケースカバーに二分割し,電動モータをケース本体に取り付け,また減速ギヤ機構のうちの最終ギヤを前記弁軸に取り付け,減速ギヤ機構の残余のギヤをケース本体に取り付けたので,駆動ケース側装置の組み立てを容易に行うことができると共に,特別なカップリングを用いることなく,減速ギヤ機構と弁軸との連結を簡単に行うことができ,構造の簡素化を図ることができる。そして第2平面で分割されたケース本体及びケースカバーを相互に接合し,また前記第1平面で分割されたスロットルボディ及び駆動ケースを相互に接合することで,吸気制御装置を得ることができる。
本発明の第2の特徴によれば,位置決め円筒部と位置決め孔との嵌合により,弁軸及び減速ギヤ機構間の連結を適正に行うことができると共に,スロットルボディ及び駆動ケースの位置決め円筒部周りの相対回転を所定位置で阻止することができる。
本発明の第3の特徴によれば,環状のシール部材と無端のシール部材との交差を回避して,前記嵌合部及び接合部のシールを確実に行うことができる。
本発明の第4の特徴によれば,端子ホルダをカプラに嵌合,固着する前に,電動モータ及びスロットルセンサからのリード線と,端子ホルダに保持される通電端子との接続を容易に行うことができるから,組立性が良好であると共に,その接続状態の良否を目視検査することができる。
本発明の第5の特徴によれば,特に,電動モータ及び減速ギヤ機構を収容する大容量のケース本体を合成樹脂製とすることで,駆動ケース,延いては吸気制御装置の軽量化を図ることができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の実施例に係るエンジンの吸気制御装置の斜視図,図2は同吸気制御装置のスロットルボディ側装置と駆動ケース側装置とを分離状態で示す斜視図,図3は上記駆動ケース側装置の分解斜視図,図4は同吸気制御装置を吸気道の下流側から見た正面図,図5は図4の5−5線断面図,図6は図5の6−6線断面図,図7はスロットルボディ側装置と駆動ケース側装置とを分離状態で示す,図6との対応図,図8は図6の8−8線断面図,図9は図4の9−9線断面図,図10は図6の10−10線断面図,図11は同吸気制御装置におけるスロットル弁のデフォルト機構を示す概略図である。
先ず,図1〜図5において,エンジンの吸気制御装置Dは,自動二輪車や自動車等の車両に搭載されるエンジンの吸気系に接続されるスロットルボディ1を備える。このスロットルボディ1は,上記エンジンの吸気ポートに連なる吸気道2を有しており,この吸気道2を開閉するスロットル弁3がスロットルボディ1に取り付けられる。このスロットル弁3は,吸気道2を横断してスロットルボディ1の左右両側壁に軸受ブッシュ4,5を介して回転自在に支承される弁軸3aを有する。
スロットルボディ1の一側には,一方のブッシュ4及び弁軸3aの一端部の外端を覆うキャップ6が装着される。弁軸3aの他端部は,他方のブッシュ5及びその外側に隣接して設けられるシール部材7から外方に突出しており,その突出端部に,スロットル弁3を開閉駆動するための電動モータ8が減速ギヤ機構9を介して連結される。
図3,図6及び図8に示すように,減速ギヤ機構9は,電動モータ8の出力軸10に固設される1次駆動ギヤ11,中間軸15に回転自在に支承されて1次駆動ギヤ11と噛合する1次従動ギヤ12,この1次従動ギヤ12の一側に一体に形成される2次駆動ギヤ13,弁軸3aの前記突出端部に固着されて2次駆動ギヤ13と噛合するセクタ型の2次従動ギヤ14とで構成され,電動モータ8の出力軸10の回転を2段階減速して弁軸3aに伝達して,スロットル弁3を開閉し得るようになっている。減速ギヤ機構9の各ギヤはスパーギヤであり,これらと電動モータ8は,全て弁軸3aの軸線Aと平行に配置される。
図5〜図7に示すように,2次従動ギヤ14は,スロットルボディ1側に突出する有底円筒状のボス14aを有しており,そのボス14aの底部が弁軸3aに回り止め嵌合されると共に,カシメにより固着され,そのボス14aの外周には,2次従動ギヤ14をスロットル弁3の閉じ方向に付勢する,捩じりコイルばねよりなる閉じばね17が配置される。その際,この閉じばね17の一端はボス14aに,他端は2次従動ギヤ14にそれぞれ係止される。図11の概略図では,該閉じばね17は,理解し易くするため,コイルばねとして表示される。
図5及び図11において,2次従動ギヤ14にはストッパアーム18が一体に形成されており,このストッパアーム18を受け止めてスロットル弁3のアイドル開度を規制するアイドルストッパボルト19が調整可能にスロットルボディ1に取り付けされる。また弁軸3aには,デフォルトレバー20が前記ボス14aの底部に隣接して回転自在に支承されている。2次従動ギヤ14には,これがスロットル弁3の閉じ側に回動するとき,上記デフォルトレバー20に当接してデフォルトレバー20を強制回動する当接アーム21を一体に形成されており,デフォルトレバー20には,これをスロットル弁3の開き方向に付勢する,前記閉じばね17より強力な,コイルばねよりなる開きばね22が接続される。図11では,該開きばね22は,理解し易くするため,コイルばねとして表示される。デフォルトレバー20は,開きばね22の付勢力によりスロットル弁3の開き方向に回動するとき,当接アーム21即ち2次従動ギヤ14を介してスロットル弁3を開き方向に駆動することになるが,このときデフォルトレバー20を受け止めてスロットル弁3のアイドル開度からの開きを所定のリンプ開度で停止させるデフォルトストッパボルト23がスロットルボディ1に調整可能に取り付けられる。したがって,エンジンの運転中,電動モータ8が通電不能になったときは,開きばね22の付勢力により,デフォルトレバー20がデフォルトストッパボルト23に受け止められると共に,閉じばね17の付勢力により2次従動ギヤ14の当接アーム21がデフォルトレバー20に当接することで,スロットル弁3はデフォルト開度に保持される。これにより,整備工場までの車両の微速走行を可能にする吸気量をエンジンに供給することができる。
再び図1〜図7に示すように,上記電動モータ8及び減速ギヤ機構9を収容する駆動ケース25がスロットルボディ1に連設される。これらスロットルボディ1及び駆動ケース25間は,前記弁軸3aの軸線Aと直交する第1平面P1で分割される。駆動ケース25は,弁軸3aの軸線Aと直交する方向に延びる第1ケース半部25aと,弁軸3aの軸線Aと平行に延びる第2ケース半部25bとをL字状に連結して構成されると共に,スロットルボディ1を挟むように配置される。
図8に示すように,駆動ケース25は,前記弁軸3aの軸線Aと平行する第2平面P2でケース本体26及びケースカバー27に二分割される。そして図6〜図9に示すように,ケース本体26には,第2ケース半部25b側で電動モータ8が取り付けられ,第1ケース半部25a側で減速ギヤ機構9の,2次従動ギヤ14以外のギヤが取り付けられる。その際,電動モータ8のケーシングの両端部に形成される,出力軸10側の方形フランジ部28と,その反対側の短軸部29とが,ケース本体26の第2ケース半部25bに設けられるコ字状の保持溝30と,U字状の保持凹部31とにそれぞれ嵌合され,また短軸部29側の電動モータ8端面と,それに対向するケース本体26の内端面との間に,短軸部29を囲繞する皿状の防振ばね32が配設される。一方,減速ギヤ機構9の1次従動ギヤ12及び2次駆動ギヤ13を支持した中間軸15の両端部は,ケース本体26の第1ケース半部25aに設けられる一対のU字状の保持孔33,33に嵌合される。そして,ケース本体26に接合されるケースカバー27の内壁に形成される押え部によって,上記フランジ部28,短軸部29及び中間軸15の各外側面が押えられる。ケース本体26及びケースカバー27の接合面間には,無端のシール部材34が介装される。ケース本体26及びケースカバー27の接合時には,先ずケース本体26及びケースカバー27の各接合周縁部に形成されるフランジ26a,27aが複数のクリップ36,36…により相互に仮止めされた後,フランジ26a,27a間が複数のビス35,35…をもって接合される。
図3及び図6に示すように,スロットルボディ1には,前記第1平面P1から駆動ケース25側に突出する位置決め円筒部37と,この位置決め円筒部37の外周から第2平面P2に沿って突出するフランジ部38とが一体に形成される。位置決め円筒部37は,デフォルトレバー20及び閉じばね17を囲繞するように弁軸3aと同心状に配置される。一方,第1ケース半部25a側のケース本体26の内側壁には,上記位置決め円筒部37が嵌合する位置決め孔39が設けられ,この位置決め孔39に環状のシール部材40を介して嵌合され,その嵌合深さは,ケース本体26が前記フランジ部38に当接することで規制される。
前記第2平面P2は,位置決め円筒部37及び位置決め孔39の嵌合部を横切るような位置を占めているが,ケース本体26及びケースカバー27の接合面は,位置決め孔39を横切らないように,位置決め孔39の周りでは位置決め孔39に沿った円弧面26cに形成される。こうすることで,位置決め円筒部37及び位置決め孔39の嵌合面間に介装される環状のシール部材40と,ケース本体26及びケースカバー27の接合面間に介装される無端のシール部材34とが交差しないようになっている。
図6及び図7において,2次従動ギヤ14及びケース本体26間には,スロットル弁3の開度を検出するスロットルセンサ16が設けられる。このスロットルセンサ16は,合成樹脂製の2次従動ギヤ14に埋設される環状の磁石16a(回転子)と,ケース本体26に固定される合成樹脂製の端子ホルダ41に付設されて,環状の磁石16aの内側に配置されるホール素子16b(固定子)とよりなっており,スロットル弁3の開度をホール素子16bから電気信号として取り出すようになっている。上記端子ホルダ41は,電動モータ8及びホール素子16bのための各複数極の通電端子42,43を保持している。
図2及び図5に示すように,一方,ケース本体26の外側面には角筒状のカプラ44が一体に突設されており,そのカプラ44に,ケース本体26の内側から前記端子ホルダ41が嵌合して固定され,前記通電端子42,43はカプラ44内の定位置に配置される。
図6及び図10に示すように,第2ケース半部25b側で駆動ケース25とスロットルボディ1との対向面には,前記位置決め円筒部37及び位置決め孔39の嵌合時に互いに係合する断面鳩尾状のキー溝45及び断面鳩尾状のキー46がそれぞれ形成され,それらの係合により,位置決め円筒部37周りでの駆動ケース25の位置が決定される。その後,図1,図2及び図4に示すように,スロットルボディ1及びケース本体26の互いに当接する2組の耳片1f,26f(図4参照);1f′,26f′(図1及び図2参照)がボルト47,47′によりそれぞれ相互に固着される。こうして駆動ケース25は,位置決め円筒部37周りの所定位置でスロットルボディ1に固着される。図示例の場合,前記キー46は,ケース本体26及びケースカバー27の両接合部に形成される。
図2及び図3において,スロットルボディ1は軽金属製とされる一方,スロットル弁3は合成樹脂製とされてスロットルボディ1の吸気道2内で金属製の弁軸3aにビス50により固着される。このスロットル弁3は,全体的に薄肉に形成されると共に,各部に補強リブ51が形成される。またこのスロットル弁3の外周面には,弁軸3aの軸線Aからオフセットした位置で環状のリング装着溝52が形成されており,このリング装着溝52には,合口があって縮径弾性を有する耐摩耗製のメタルリング53が装着される。而して,スロットル弁3の全閉時には,このメタルリング53が吸気道2の内周壁に密接して,吸気道2を確実に閉鎖することができる。こうすることで,スロットル弁3の軽量化及び耐久性の両方を満足させることができる。
またケース本体26及び/又はケースカバー27は合成樹脂製とされ,これにより駆動ケース25の軽量化を図ることができる。特に,電動モータ8及び減速ギヤ機構9を収容する大容量のケース本体26を合成樹脂製とすることは有効である。
次に,この実施例の作用について説明する。
エンジンの吸気制御装置Dの組み立てに当たっては,スロットルボディ1側装置の組み立てと,駆動ケース25側装置の組み立てとを並行して行う。即ち,スロットルボディ1側の組立ラインでは,図2に示すようにスロットルボディ1に,弁軸3a,スロットル弁3,デフォルトレバー20,2次従動ギヤ14,閉じばね17及び開きばね22を取り付けていく。
一方,駆動ケース25側の組立ラインでは,図2及び図3に示すように,ケース本体26に,電動モータ8,上記2次従動ギヤ14以外の減速ギヤ機構9のギヤ11〜13,及び端子ホルダ41を取り付ける。その際,端子ホルダ41をカプラ44に嵌合,固着する前に,電動モータ8及びスロットルセンサ16からの各リード線と,端子ホルダ41に保持される通電端子42,43との接続を容易に行うことができるから,組立性が良好であると共に,その接続状態の良否を目視検査することができる。その後,電動モータ8,上記2次従動ギヤ14以外の減速ギヤ機構9のギヤ,及び端子ホルダ41を保持すべく,ケース本体26にケースカバー27を複数のクリップ36,36…及びビス35,35…により接合して,駆動ケース25側装置を完成させる。
次に,この駆動ケース25をスロットルボディ1に結合すべく,スロットルボディ1の位置決め円筒部37とケース本体26の位置決め孔39とを嵌合すると共に,スロットルボディ1のキー溝45に駆動ケース25のキー46を係合すると,駆動ケース25内で2次駆動ギヤ13と2次従動ギヤ14とが互いに噛合することになる。この場合,上記両ギヤ13,14が歯同士を干渉させて噛合できないときは,吸気道2でスロットル弁3を僅かに回動させれば,上記歯同士を干渉を解消して両ギヤ13,14を噛合させることができる。最後に,スロットルボディ1及びケース本体26の互いに当接する2組の耳片1f,26f;1f′,26f′がボルト47,47′により相互に結合して,図1に示すような吸気制御装置Dを得る。
ところで,かゝる吸気制御装置Dにおいて,スロットルボディ1及び駆動ケース25間を,弁軸3aの軸線Aと直交する第1平面P1で分割したので,スロットルボディ1及びスロットル弁3よりなるスロットルボディ1側装置及び,駆動ケース25,電動モータ8,減速ギヤ機構9及びスロットルセンサ16よりなる駆動ケース25側装置の何れ一方のみの新規設計製作が可能となり,エンジンの諸元変更時でも,それに対応した吸気制御装置Dを迅速且つ安価に提供することができる。しかも,駆動ケース25を,弁軸3aの軸線Aと平行する第2平面P2でケース本体26及びケースカバー27に二分割し,電動モータ8をケース本体26に取り付け,また減速ギヤ機構9のうちの最終ギヤ即ち2次従動ギヤ14を前記弁軸3aに取り付け,減速ギヤ機構9の残余のギヤ11〜13をケース本体26に取り付けたので,駆動ケース25側装置の組み立てを容易に行うことができると共に,特別なカップリングを用いることなく,減速ギヤ機構9と弁軸3aとの連結を簡単に行うことができ,構造の簡素化を図ることができる。
またスロットルボディ1に,第1平面P1から突出して弁軸3aと同心状に配置される位置決め円筒部37を一体に形成する一方,この位置決め円筒部37が嵌合する位置決め孔39を駆動ケース25に設け,スロットルボディ1及び駆動ケース25の位置決め円筒部37周りの相対回転を回り止め手段,即ちキー溝45及びキー46の係合,並びに耳片1f,26f;1f′,26f′間のボルト47,47′により結合により阻止するようにしたので,弁軸3a及び減速ギヤ機構9間の連結,換言すれば2次駆動ギヤ13及び2次従動ギヤ14の噛合を適正に行うことができると共に,スロットルボディ1及び駆動ケース25の位置決め円筒部37周りの相対回転を所定位置で阻止することができる。
さらに前記位置決め孔39を前記ケース本体26に設けると共に,この位置決め孔39と前記位置決め円筒部37との間に環状のシール部材40を介装し,これら位置決め孔39及び位置決め円筒部37の嵌合部の領域外で前記ケース本体26及びケースカバー27を無端のシール部材34を介して相互に接合したので,環状のシール部材40と無端のシール部材34との交差を回避して,上記嵌合部及び接合部のシールを確実に行うことができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,スロットルセンサ16は,ポテンショメータで構成することもできる。
本発明の実施例に係るエンジンの吸気制御装置の斜視図。 同吸気制御装置のスロットルボディ側装置と駆動ケース側装置とを分離状態で示す斜視図。 上記駆動ケース側装置の分解斜視図。 図4の5−5線断面図。 図1の5部拡大図。 図5の6−6線断面図。 スロットルボディ側装置と駆動ケース側装置とを分離状態で示す,図6との対応図。 図6の8−8線断面図。 図4の9−9線断面図。 図6の10−10線断面図。 同吸気制御装置におけるスロットル弁のデフォルト機構を示す概略図。
A・・・・弁軸の軸線
D・・・・吸気制御装置
1・・・・スロットルボディ
2・・・・吸気道
3・・・・スロットル弁
3a・・・弁軸
8・・・・電動モータ
9・・・・減速ギヤ機構
14・・・最終ギヤ(2次従動ギヤ)
16・・・スロットルセンサ
25・・・駆動ケース
26・・・ケース本体
27・・・ケースカバー
34・・・無端のシール部材
37・・・位置決め円筒部
39・・・位置決め孔
40・・・環状のシール部材
41・・・端子ホルダ
42,43・・・端子
44・・・カプラ
45,46・・・回り止め手段(キー溝,キー)
1f,26f,47・・・回り止め手段(耳片,ボルト)
1f′,26f′,47′・・・回り止め手段(耳片,ボルト)

Claims (5)

  1. 吸気道(2)を有すると共に,この吸気道(2)を開閉するスロットル弁(3)の弁軸(3a)を支承するスロットルボディ(1)と,このスロットルボディ(1)の一側に連設され,前記弁軸(3a)に連結されてスロットル弁(3)の開度を検出するスロットルセンサ(16),電動モータ(8),並びにこの電動モータ(8)の回転を減速して前記弁軸(3a)に伝達する減速ギヤ機構(9)を収容する駆動ケース(25)とを備える,エンジンの吸気制御装置において,
    スロットルボディ(1)及び駆動ケース(25)間を,前記弁軸(3a)の軸線(A)と直交する第1平面(P1)で分割し,また駆動ケース(25)を,前記弁軸(3a)の軸線(A)と平行する第2平面(P2)でケース本体(26)及びケースカバー(27)に二分割し,前記電動モータ(8)をケース本体(26)に取り付け,また前記減速ギヤ機構(9)のうちの最終ギヤ(14)を前記弁軸(3a)に取り付け,前記減速ギヤ機構(9)の残余のギヤ(11〜13)を前記ケース本体(26)に取り付け,前記第2平面(P2)で分割された前記ケース本体(26)及びケースカバー(27)を相互に接合し,また前記第1平面(P1)で分割された前記スロットルボディ(1)及び駆動ケース(25)を相互に接合したことを特徴とする,エンジンの吸気制御装置。
  2. 請求項1記載のエンジンの吸気制御装置において,
    スロットルボディ(1)に,前記第1平面(P1)から突出して弁軸(3a)と同心状に配置される位置決め円筒部(37)を一体に形成する一方,この位置決め円筒部(37)が嵌合する位置決め孔(39)を駆動ケース(25)に設け,スロットルボディ(1)及び駆動ケース(25)間に,前記位置決め円筒部(37)周りの相対回転を阻止する回り止め手段(45,46;1f,1f′,26f,26f′,47,47′)を設けたことを特徴とする,エンジンの吸気制御装置。
  3. 請求項2記載のエンジンの吸気制御装置において,
    前記位置決め孔(39)を前記ケース本体(26)に設けると共に,この位置決め孔(39)と前記位置決め円筒部(37)との間に環状のシール部材(40)を介装し,これら位置決め孔(39)及び位置決め円筒部(37)の嵌合部の領域外で前記ケース本体(26)及びケースカバー(27)を無端のシール部材(34)を介して相互に接合したことを特徴とする,エンジンの吸気制御装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のエンジンの吸気制御装置において,
    前記電動モータ(8)の通電端子(42,43)と,前記スロットルセンサ(16)の通電端子(42,43)とを端子ホルダ(41)で保持し,この端子ホルダ(41)を,前記ケース本体(26)の外側に一体に突設されるカプラ(44)に該ケース本体(26)の内側から嵌合して,前記通電端子(42,43)を該カプラ(44)内に配置したことを特徴とする,エンジンの吸気制御装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のエンジンの吸気制御装置において,
    前記ケース本体(26)を合成樹脂製としたことを特徴とする,エンジンの吸気制御装置。
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