JP6164025B2 - スロットルボディの固定構造 - Google Patents
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Description
なお、フランジ101は、内部にボア107を形成するボア形成部108の外周に径方向外側に延びて形成されて、他部材との締結部をなす部分である。
そして、凹部に凸部が嵌まることによって、パレットにスロットルボディが固定され、凹部に凸部が嵌った状態で、凹部の開口縁を含むスロットルボディの表面とパレットの表面とが離間している。
また、スロットルボディは、吸気通路の一部をなすボアを有し、凹部は、ボアの軸方向に平行な方向に陥没するように形成されている。そして、凹部に凸部が嵌った状態で、スロットルボディがボアの軸方向において、パレットの表面から離間している。
さらに、スロットルボディは、ボアに対して径方向外側へ延びるフランジを有し、フランジは、他部材に接続するためのボルトが挿入される貫通穴を有する。そして、貫通穴の一方の開口端にザグリを形成し、ザグリに凸部が嵌まることによって、パレットにスロットルボディが固定される。
これによれば、スロットルボディの位置決めのために、凹部と凸部のみ精度よく加工すればよく、スロットルボディの表面及びパレットの表面を高精度に平面にする加工が不要となる。
また、スロットルボディの表面とパレットの表面とが離間しているので、スロットルボディの形状やスロットルボディへの組み付け部品の形状の自由度を向上させることができる。
参考例を図1及び2を用いて説明する。
まず、電子スロットル装置1の基本構成について説明する。
電子スロットル装置1は、例えば自動車等の車両に搭載されて、運転者のアクセル操作量に基づいて、内燃機関の各気筒の燃焼室内へ供給する吸入空気量を変更するものである。
そして、ボア形成部7のボア2の軸方向(ボア軸方向)一端側には他部材(例えば、インテークマニホールド)が接続される。
なお、貫通穴11は、スロットルボディ3とインテークマニホールド(図示せず)とを締結するためのボルトが挿入される穴である。例えば、貫通穴11に挿入されたボルトをインテークマニホールドに固定されたナットに螺合することで、スロットルボディ3とインテークマニホールドとが締結される。
バルブシャフト13は、ボア2の径方向をバルブシャフト13の軸方向として、スロットルボディ3に回動自在に支持されている。
電子スロットル装置は、スロットルボディ3に対してバルブ4、バルブシャフト13、モータ、歯車減速装置、カバー12等を組付けることにより製造される。
その際、スロットルボディ3は搬送用の治具(パレット15)に保持されて、生産ライン内で運搬され、部品が順次組みつけられ、製造される。
スロットルボディ3の表面(ボディ表面3aと呼ぶ)には、ボア軸方向において一端側に開口する3つの凹部18が形成されている。
すなわち、例えばフランジ10のボア軸方向一端面(フランジ面10aと呼ぶ)に凹部18a、フランジ10以外のスロットルボディ3のボア軸方向における一端面に凹部18bと凹部18cとが形成されている。
凹部18b及び凹部18cは、例えば、ギヤハウジング部8に肉厚部20を設けて、肉厚部20に形成されている。
凹部18は、ボア軸方向と平行な方向に陥没する有底の円孔状を呈している。
凹部18の内部には、凸部22が当接する段部23が設けられている。なお、参考例では、段部23は凹部18の底部である。
そして、凹部18に凸部22が嵌り、凸部22が段部23に当接した状態において、凹部18の開口縁を含むボディ表面3aがパレット表面15aからボア軸方向に離間している。
すなわち、凹部18の深さよりも、凸部22の長さが長い。
なお、3つの凹部18の配置は、凸部22によってスロットルボディ3をバランスよく保持できる配置となっている。
以上のように、参考例によれば、凹部18に凸部22が嵌り、凸部22が段部23に当接した状態において、凹部18の開口縁を含むボディ表面3aがパレット表面15aからボア軸方向に離間している。
これによれば、スロットルボディ3の位置決めのために、凹部18と凸部22のみ精度よく加工すればよく、ボディ表面3a(フランジ面10a含む)及びパレット表面15aを高精度に平面にする加工が不要となる。
従来は、フランジ面10aとパレット表面15aとの当接によってボア軸方向の位置決めがされていたので(図8参照)、フランジ面10aとパレット表面15aを高精度に平面にする必要があったが、参考例ではその加工が不要となる。
なお、凹部18と凸部22の加工は高精度に行う必要があるが、フランジ面10aとパレット表面15aを高精度に平面にする加工と比較すると容易である。
例えば、図2の二点鎖線で示すように、フランジ面10aよりもボア軸方向一端側へ突出して、温水パイプ25等を設けることがパレット15を変更することなく可能となる。
凹部18と凸部22との嵌合箇所以外の場所では、フランジ面10aよりもボア軸方向一端側へ突出する形状を自由に採用することができる。
3箇所以上にするならば、より安定してパレット15に対してスロットルボディ3を固定することができる。
実施例のスロットルボディの固定構造を参考例とは異なる点を中心に図3及び図4を用いて説明する。なお、参考例と同じ符号は、同一の機能物を示すものであって、先行する説明を参照する。
貫通穴11はボア軸方向に貫通するように設けられている。そして、4つの貫通穴11の内の3つの貫通穴11a〜cには、ボア軸方向一端側の開口端にザグリ加工が施されている。
すなわち、3つの貫通穴11a〜cは、それぞれ、ザグリ加工により形成されるザグリ30と、ザグリ30の軸方向他端側に接続するザグリ30の径よりも小径な中径部31とにより構成される。
そして、ザグリ30に凸部22が挿入されて、中径部31とザグリ30との間に形成される段部23に凸部22が当接することにより、パレット15から浮いた状態でスロットルボディ3が固定される。
加えて、本実施例によれば、貫通穴11の一部を凹部18として用いているため、別に凹部18を設けるためのスペースを確保しなくてもよい。参考例のように、肉厚部20を設ける必要もない。このため、スロットルボディ3を小型化及び軽量化することができる。
実施例では、フランジ10に4つの貫通穴11が設けられていたが、3つの貫通穴11が設けられている3点締結タイプに対しても本発明を適用することができる。
すなわち、実施例のように、3点締結タイプに対して、各貫通穴11にザグリ30を設けて凹部18として機能させてもよい(図6参照)。
なお、図5は、参考例の3点締結タイプに対して、フランジ面10aに凹部18a、フランジ10以外のスロットルボディ3のボア軸方向における一端面に凹部18bと凹部18cとを形成したものである。
また、実施例では、ボディ表面3aがパレット表面15aからボア軸方向に離間していたが、ボア軸方向と異なる方向であってもよい。
3 スロットルボディ
3a ボディ表面
15 パレット
15a パレット表面
18 凹部
22 凸部
Claims (2)
- スロットルボディ(3)に加工及び組付けを行う生産ラインにおけるパレット(15)に対するスロットルボディ(3)の固定構造において、
前記スロットルボディ(3)の表面(3a、10a)に形成された複数の凹部(18)と、
前記パレット(15)の表面(15a)に形成されて、前記凹部(18)に嵌合可能な凸部(22)とを備え、
前記凹部(18)に前記凸部(22)が嵌まることによって、前記パレット(15)に前記スロットルボディ(3)が固定され、
前記凹部(18)に前記凸部(22)が嵌った状態で、前記凹部(18)の開口縁を含む前記スロットルボディ(3)の表面(3a、10a)と前記パレット(15)の表面(15a)とが離間しており、
前記スロットルボディ(3)は、吸気通路の一部をなすボア(2)を有し、
前記凹部(18)は、前記ボア(2)の軸方向に平行な方向に陥没するように形成されており、
前記凹部(18)に前記凸部(22)が嵌った状態で、前記スロットルボディ(3)が前記ボア(2)の軸方向において、前記パレット(15)の表面から離間しており、
また、前記スロットルボディ(3)は、前記ボア(2)に対して径方向外側へ延びるフランジ(10)を有し、
前記フランジ(10)は、他部材に接続するためのボルトが挿入される貫通穴(11)を有し、
前記貫通穴(11)の一方の開口端にザグリ(30)を形成し、前記ザグリ(30)に前記凸部(22)が嵌まることによって、前記パレット(15)に前記スロットルボディ(3)が固定されることを特徴とするスロットルボディの固定構造。 - 請求項1に記載のスロットルボディの固定構造において、
前記凹部(18)は3つ以上であることを特徴とするスロットルボディの固定構造。
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