JP4824877B2 - 水酸基含有樹脂およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗料、インキ、接着剤などの分野において、低溶剤化、無溶剤化に効果があり、且つ硬化剤との相溶性および硬化性が優れた、水酸基含有樹脂およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
近年、環境への配慮から、塗料、インキ、接着剤などの分野において、低溶剤化が進められており、そのひとつの手法として反応性希釈剤の利用が検討されている。また、更なる低溶剤化、無溶剤化のため、反応性希釈剤のような低分子化合物もしくはオリゴマーを主体とした塗料やインキも研究されている。
【0003】
例えば、米国特許4,314,918号公報においては、塗料組成物中へ、官能基数2.0以上、酸価50mgKOH/g以下、不揮発分85%以上、ガードナー粘度Z10以下の反応性希釈剤の利用が記載されている。また、米国特許5,952,452号公報および米国特許6,069,203号公報のハイソリッド塗料に関する特許においても、同様な脂肪酸グリシジルエステルを利用したオリゴマーが例示されている。
【0004】
しかしながら、これらの公報に記載されている反応性希釈剤やオリゴマーは、その製法上、多数ある官能基への反応に選択性がないため、意図した以上に反応した成分が生成し、分子量分布の多分散性(重量平均分子量/数平均分子量の比)が増大してしまう。結果として粘度が上がり、低溶剤化には不利となる。
【0005】
具体的には、例えば、(1)ポリオールとグリシジルエステルもしくはグリシジルエーテル(以下グリシジルエステル/エーテルと記す)との組み合わせにおいては、ポリオール中の水酸基への反応の選択性がないため、ポリオールにグリシジルエステル/エーテルが多数反応した望ましくない成分が生成してしまう、また、(2)ポリオールと酸無水物の反応も同様に選択性がないため、酸無水物が多数反応した望ましくない成分が生成してしまう、さらに、(3)融点の高いオキシ酸とグリシジルエステル/エーテルの反応は、高温での反応が必要となるため、意図するグリシジル基とカルボキシル基の反応以外に、水酸基とカルボキシル基との反応が一部起こってしまうため、望ましくない高分子量成分が生成する、といった欠点がある。
【0006】
また、反応性希釈剤としてよく知られているポリエーテルポリオールやポリカプロラクトンポリオールは、上述した高分子量成分が生成する他に、硬度が低下する、硬化剤などとの相溶性が劣るといった問題があった。
【0007】
本発明は、望ましくない高分子量化成分がほとんどなく、低溶剤化に非常に有利で、しかも反応性、相溶性が非常に良好な、ハイソリッド塗料などに有用な水酸基含有樹脂を提供すること、及びその水酸基含有樹脂を効率的に製造する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究した結果、比較的低融点のオキシ酸である炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチロールアルカン酸と疎水基を有するアルカン酸モノグリシジルエステルとのエステル付加反応物が、低溶剤化に非常に有用で、しかも硬度や相溶性の点でも優れた材料であることを見出し、また、その効率的な製造法を見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチロールアルカン酸と、下記式〔1〕で表されるアルカン酸モノグリシジルエステルとをエステル付加反応させてなる酸価20mgKOH/g以下の水酸基含有樹脂を提供するものである。
【0010】
【化3】
Figure 0004824877
【0011】
(式中、Rは、炭素原子数が4〜20であるアルキル基を表す)
また、本発明は、炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチロールアルカン酸を溶解させた後、該溶解物と前記式〔1〕で表されるアルカン酸モノグリシジルエステルとを混合しエステル付加反応させることを特徴とする酸価20mgKOH/g以下の水酸基含有樹脂の製造方法を提供するものである。
以下に、本発明について詳細に説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】
まず、本発明樹脂について詳細に説明する。
本発明樹脂の第1の特徴は、樹脂原料として、2,2−ジメチロールブタン酸などの炭素原子数が6〜8のジメチロールアルカン酸を用いることにある。この化合物は1分子中に異なる官能基、すなわち2個の水酸基と1個のカルボキシル基を有するものである。ジメチロールアルカン酸のカルボキシル基とアルカン酸モノグリシジルエステルとをエステル付加反応させることにより、所望の水酸基含有樹脂を容易に合成することができる。
【0013】
従来、1分子中に水酸基とカルボキシル基を併せ持つオキシ酸と、アルカン酸モノグリシジルエステルとの反応によりポリオールを得る手法自体は公知である。例えば、米国特許第4,314,918号公報、米国特許第5,693,723号公報などが挙げられる。
【0014】
これらの特許には、オキシ酸として、グリコール酸、乳酸、ヒドロキシピバル酸、12−ヒドロキシステアリン酸、りんご酸、クエン酸、酒石酸、2,2−ジメチロールプロピオン酸などが例示されている。これらのオキシ酸のうち、例えば、グリコール酸、乳酸、ヒドロキシピバル酸、12−ヒドロキシステアリン酸は、1分子中に水酸基を1個しか有していないので、アルカン酸モノグリシジルエステルとのエステル付加反応によってジオールが合成される。その結果、この反応物を多量に使用すると硬化性が低下してしまう問題がある。また、例えば、りんご酸、クエン酸、酒石酸はカルボキシル基を複数有しているので、反応の選択性が問題となる。また、2,2−ジメチロールプロピオン酸は融点が150℃以上の高温であり、高温でのグリシジル基とのエステル付加反応の際、副反応としてカルボキシル基と水酸基との反応や水酸基とグリシジル基との反応が起こりやすいといった問題がある。
【0015】
本発明においては、融点が約110℃の2,2−ジメチロールブタン酸などの低融点である炭素原子数が6〜8個の2,2−ジメチロールアルカン酸を使用するものであって、例えば、2,2−ジメチロールブタン酸を使用すると、グリシジル基との反応は約110℃から行うことができる。低温での反応においては、カルボキシル基と水酸基の反応や水酸基とグリシジル基の反応などの副反応が起こりにくく、分子量分布が限りなく単分散に近くなり、低溶剤化に非常に有利な水酸基含有樹脂が得られる。
【0016】
上記炭素原子数が6〜8個である2,2−ジメチロールアルカン酸としては、2,2−ジメチロールブタン酸、2,2−ジメチロールペンタン酸、2,2−ジメチロールヘキサン酸を挙げることができ、なかでも2,2−ジメチロールブタン酸が好適である。
【0017】
本発明樹脂における第2の特徴は、樹脂原料として、特定のアルカン酸モノグリシジルエステルを用いることにある。グリシジルエーテルを有する化合物も多数知られているが、本発明者の研究によると、グリシジルエーテルとカルボキシル基の反応は化学量論的に進行しにくく、結果として未反応の化合物が残存してしまい、それが揮発物となるのでVOC(揮発性有機化合物)低減の観点から好ましくない。本発明において用いられるアルカン酸モノグリシジルエステルは、下記式〔1〕
【0018】
【化4】
Figure 0004824877
【0019】
(式中、Rは、炭素原子数が4〜20、好ましくは4〜13であるアルキル基を表す)で表される化合物である。
【0020】
上記式〔1〕において、Rの炭素原子数が4より少ないと、得られる水酸基含有樹脂の極性が高くなり、硬化剤などとの相溶性が低下しやすくなり、一方、炭素原子数が20より多いと、得られる水酸基含有樹脂を硬化させた硬化物の硬度が低下しやすくなる。さらに、このアルカン酸モノグリシジルエステルのR基は分岐していることが望ましい。分岐することにより、硬度や相溶性がより優れたものになる。
【0021】
上記アルカン酸モノグリシジルエステルの例としては、ピバル酸グリシジルエステル、ヘキサン酸グリシジルエステル、シクロヘキサンカルボン酸グリシジルエステル、2−エチルヘキサン酸グリシジルエステル、イソノナン酸グリシジルエステル、デカン酸グリシジルエステル、ウンデカン酸グリシジルエステル、ラウリン酸グリシジルエステル、ミリスチン酸グリシジルエステル、パルミチン酸グリシジルエステル、ステアリン酸グリシジルエステル、「カージュラE10」(レゾリューション社製、商品名、前記R基が分岐したアルカン酸モノグリシジルエステル)、「グリデックスN10」(エクソン社製、商品名、前記R基が分岐したアルカン酸モノグリシジルエステル)、「アラルダイトPT910」(チバガイギー社製、商品名、前記R基が分岐したアルカン酸モノグリシジルエステル)などが挙げられる。これらは単独で、又は2種以上組合せて使用することができる。これらの中でも、特にピバル酸グリシジルエステル、シクロヘキサン酸グリシジルエステル、2−エチルヘキサン酸グリシジルエステル、イソノナン酸グリシジルエステル、デカン酸グリシジルエステル、カージュラE10、グリデックスN10、アラルダイトPT910が、相溶性と得られる水酸基含有樹脂の硬化物の硬度とのバランス面から好ましい。
【0022】
本発明の水酸基含有樹脂は、上述した2,2−ジメチロールアルカン酸とアルカン酸モノグリシジルエステルとをエステル付加反応させることによって得られる反応生成物であって、酸価が20mgKOH/g以下、好ましくは10mgKOH/g以下であり、かつ通常、水酸基価が300〜550mgKOH/g、好ましくは350〜530mgKOH/gの範囲内にあり、主成分として下記式〔2〕又は〔3〕で表わされる化合物を1種又は2種以上組合せて含有するものである。
【0023】
【化5】
Figure 0004824877
【0024】
(式中、Rは前記と同じ意味を有し、Rは炭素原子数2〜4のアルキル基である)
【0025】
【化6】
Figure 0004824877
【0026】
(式中、R及びRは、それぞれ前記と同じ意味を有する)
本発明の水酸基含有樹脂は、酸価が20mgKOH/gを超えると、未反応の2,2−ジメチロールアルカン酸が樹脂中に析出するため好ましくない。本発明の水酸基含有樹脂は、未反応の2,2−ジメチロールアルカン酸や未反応のアルカン酸モノグリシジルエステルをできるだけ含有せず、かつ副反応物をできるだけ含有しないものであることが好適である。本発明の水酸基含有樹脂は、前記式〔2〕又は〔3〕で表わされる化合物を、水酸基含有樹脂中、80重量%以上、特に90重量%以上含有するものであることが好適である。
【0027】
本発明の水酸基含有樹脂は、例えば、本発明の製造方法によって好適に製造することができる。以下、本発明の製造方法について、詳細に説明する。
【0028】
本発明製造方法は、炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチロールアルカン酸を溶解させた後、この溶解物と前記式〔1〕で表されるアルカン酸モノグリシジルエステルとを混合しエステル付加反応させることによって水酸基含有樹脂を製造する方法である。
【0029】
本発明製造方法では、融点が低く、かつ溶剤への溶解性も良好な炭素原子数が6〜8個であるジメチロールアルカン酸、例えば、融点が約110℃の2,2−ジメチロールブタン酸を用い加熱、溶解させ、この溶解物に前記式〔1〕で表わされるアルカン酸モノグリシジルエステルを反応させるものであり、副反応を抑制できる低温での反応が可能で、反応制御が容易で、カルボキシル基とグリシジル基を選択的に反応させることが可能であり、単分散のトリオールに近い水酸基含有樹脂の製造が可能である。
【0030】
上記炭素原子数が6〜8個である2,2−ジメチロールアルカン酸としては、前記本発明樹脂の原料として挙げたものを同様に使用することができ、なかでも2,2−ジメチロールブタン酸が好適であり、また、アルカン酸モノグリシジルエステルとしては、前記本発明樹脂の原料として挙げたものを同様に使用することができる。
【0031】
2,2−ジメチロールアルカン酸とアルカン酸モノグリシジルエステルとをエステル付加反応させるにあたって、反応温度は110〜140℃の範囲内にあることが、2,2−ジメチロールアルカン酸の溶解性、エステル付加反応の進行速度、水酸基とカルボキシル基の反応などの副反応の起こり難さ、及び樹脂の着色のし難さなどの点から好ましい。また、アミンなどの塩基触媒の添加によってエステル付加反応を促進することができるが、樹脂が着色しやすくなるため、着色のない又は少ない樹脂を得るには反応は無触媒で行うことが好ましい。
【0032】
米国特許第4,314,918号公報では、2,2−ジメチロールプロピオン酸を予め溶解させず未溶解のまま、2,2−ジメチロールプロピオン酸とアルカン酸モノグリシジルエステルを一度に混合して反応しているが、2,2−ジメチロールプロピオン酸は、融点が150℃以上と高く、溶剤への溶解性も低いため、高温での反応が必要であるとともに、一度に混合するため発熱が激しく反応温度の制御が困難であるので副反応が起こり易いという問題があった。
【0033】
また、米国特許第5,693,723号公報では、アルカン酸モノグリシジルエステルの中に2,2−ジメチロールプロピオン酸を4回に分割して加えている。しかしながら、この方法では、反応とともにグリシジル基が消失し最終的に酸価が下がらず反応が充分に進行しないといった問題があった。
【0034】
一方、本発明方法においては、前記2,2−ジメチロールアルカン酸を加熱、溶解させた後、その溶解物とアルカン酸モノグリシジルエステルとを混合し、副反応を抑制できる温度でエステル化反応させることができるので、カルボキシル基とグリシジル基が選択的に反応し高分子量化を抑えることができる。
【0035】
前記2,2−ジメチロールアルカン酸の溶解に関しては、単独で加熱溶解させることもできるし、溶剤を加えて溶解させることもできる。この場合、使用できる溶剤は特に制限されるものではないが、反応生成物やその原料と反応しない溶剤が好ましい。その中でも、前記2,2−ジメチロールアルカン酸に対する溶解力があるエステル系やケトン系の溶剤が好ましい。本発明方法において、反応に際して溶剤を使用した場合は、反応後、溶剤の一部ないし全部を除去することができる。その場合は、除去しやすい溶剤が好ましく、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、メチルイソブチルケトンなどが特に好ましい。また、本発明方法においては、アクリル樹脂やポリエステル中に2,2−ジメチロールアルカン酸を溶解して、前記アルカン酸モノグリシジルエステル反応させることもできる。
【0036】
本発明方法において、炭素原子数が6〜8個である2,2−ジメチロールアルカン酸と前記式〔1〕で表されるアルカン酸モノグリシジルエステルとの配合割合は、該2,2−ジメチロールアルカン酸中のカルボキシル基1当量に対して、アルカン酸モノグリシジルエステル中のエポキシ基が0.8〜1.5当量、好ましくは0.9〜1.2当量、さらに好ましくは0.95〜1.1当量となる量的割合であることが、未反応物の残存が少なく好適である。2,2−ジメチロールアルカン酸が未反応物として残存すると、2,2−ジメチロールアルカン酸が樹脂中に析出しやすくなり、一方、アルカン酸モノグリシジルエステルが未反応物として残存すると、揮発分もしくは可塑剤となってしまい好ましくない。
【0037】
また、本発明方法において、前記2,2−ジメチロールアルカン酸と前記アルカン酸モノグリシジルエステルとの反応は、反応生成物である水酸基含有樹脂の酸価が20mgKOH/g以下、好ましくは10mgKOH/g以下になるまでエステル付加反応を行うことが、未反応の2,2−ジメチロールアルカン酸の析出抑制の点から好適である。
【0038】
本発明方法によって得られる水酸基含有樹脂は、前記式〔2〕又は〔3〕で表わされる化合物を主成分として含有するものである。一般的には、式〔2〕の化合物と〔3〕の化合物との両者を含有することが多い。これらの比率は反応条件によって変わると考えられるが、その比率によらず本発明の目的は達成される。
【0039】
上記本発明方法などによって得られる本発明の水酸基含有樹脂の水酸基価は、300〜550mgKOH/g、好ましくは350〜530mgKOH/gの範囲内にあることが、硬化剤と組合せて硬化性組成物としたときの硬化性、硬化剤などとの相溶性の面から好適である。
【0040】
本発明の水酸基含有樹脂が硬化性と相溶性を両立できるのは、主成分が反応性の高い水酸基を3個有する一方で、疎水基をバランスよく有しているためであると考えられる。また、この主成分である前記式〔2〕又は〔3〕で表わされる化合物であるトリオールは、低分子量であるため自身の粘度が低く、さらに、高水酸基価であるため、例えば、低粘度のポリイソシアネート硬化剤と組合せた硬化性組成物とする場合、水酸基とイソシアネート基の官能基の当量を合わせるには、低粘度のポリイソシアネート硬化剤の量を多く配合することになり、硬化性組成物を低粘度化できるので低溶剤化の面で非常に有利となる。
【0041】
本発明の水酸基含有樹脂は、塗料、インキ、接着剤などの分野において、低溶剤化、無溶剤化を達成するために効果的に使用でき、且つ硬化剤との相溶性および硬化性が優れているという特徴を有するが、使用用途や使用方法は特に制限されるものでない。
【0042】
【実施例】
以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明を具体的に説明する。部及び%はいずれも重量に基づいており、また塗膜の厚さは硬化塗膜の厚さを意味する。
【0043】
水酸基含有樹脂の製造
実施例1
攪拌器、冷却器、温度制御器、窒素導入管及び滴下ロートを備えた反応装置に、2,2−ジメチロールブタン酸296部を仕込み、反応容器内の窒素置換を行ない、120℃に加熱し溶解した。そこへ、「カージュラE10」(レゾリューション社製、商品名、R基が分岐した前記式〔1〕のアルカン酸モノグリシジルエステル)490部を2時間かけて滴下し、120℃に保持して、酸価が9以下になった時点で反応を終了させて水酸基含有樹脂(A−1)を得た。得られた水酸基含有樹脂(A−1)は、固形分含有率約98%、ガードナー粘度(20℃)Z、色数1、水酸基価428mgKOH/g、数平均分子量600、重量平均分子量610、Mw/Mn=1.02であった。数平均分子量及び重量平均分子量は、ゲル透過クロマトグラフ(GPC)によって測定した(以下、同様)。
【0044】
水酸基含有樹脂(A−1)の組成は、NMRによる分析の結果、前記式〔2〕において、Rが炭素原子数8〜10のアルキル基であり、Rがエチル基である化合物が約22重量%、前記式〔3〕において、Rが炭素原子数8〜10のアルキル基であり、Rがエチル基である化合物が約75重量%含有されていた。
【0045】
実施例2
実施例1と同様の反応装置に、2,2−ジメチロールブタン酸296部、酢酸イソブチル197部を仕込み、反応容器内の窒素置換を行ない、120℃に加熱し溶解した。そこへ、「カージュラE10」490部を2時間かけて滴下し、120℃に保持して、樹脂酸価が9以下になった時点で反応を終了させ、その後減圧して酢酸イソブチルを除いて水酸基含有樹脂(A−2)を得た。得られた水酸基含有樹脂(A−2)は、固形分含有率約98%、ガードナー粘度(20℃)Z、色数1、水酸基価428mgKOH/g、数平均分子量600、重量平均分子量610、Mw/Mn=1.02であった。
【0046】
水酸基含有樹脂(A−2)の組成は、NMRによる分析の結果、前記式〔2〕において、Rが炭素原子数8〜10のアルキル基であり、Rがエチル基である化合物が約22重量%、前記式〔3〕において、Rが炭素原子数8〜10のアルキル基であり、Rがエチル基である化合物が約75重量%含有されていた。
【0047】
実施例3
実施例1と同様の反応装置に、2,2−ジメチロールブタン酸296部、エチル3−エトキシプロピオネート197部を仕込み、反応容器内の窒素置換を行ない、120℃に加熱し溶解した。そこへ、「カージュラE10」490部を2時間かけて滴下し、120℃に保持して、樹脂酸価が9以下になった時点で反応を終了させ、水酸基含有樹脂溶液(A−3)を得た。得られた水酸基含有樹脂溶液(A−3)は、固形分含有率約77%、ガードナー粘度(20℃)QR、色数1であり、樹脂の水酸基価430mgKOH/g、樹脂の数平均分子量590、重量平均分子量600、Mw/Mn=1.02であった。
【0048】
水酸基含有樹脂溶液(A−3)の溶剤を除いた樹脂組成は、NMRによる分析の結果、前記式〔2〕において、Rが炭素原子数8〜10のアルキル基であり、Rがエチル基である化合物が約23重量%、前記式〔3〕において、Rが炭素原子数8〜10のアルキル基であり、Rがエチル基である化合物が約74重量%含有されていた。
【0049】
比較例1
実施例1と同様の反応装置に、「カージュラE10」490部を仕込み、反応容器内の窒素置換を行ない、120℃に加熱した。そこへ、2,2−ジメチロールブタン酸296部を8回に分けて2時間かけて加えた。添加終了後、120℃に3時間保持して酸価を測定した。しかし酸価は75mgKOH/gまでしか下がっておらず、またエポキシ基はほとんど残存していなかった。冷却すると多量の2,2−ジメチロールブタン酸が析出した。
【0050】
比較例2
実施例1と同様の反応装置に、「カージュラE10」490部、2,2−ジメチロールプロピオン酸67部を仕込み、反応容器内の窒素置換を行ない、130℃に加熱した。しばらくすると発熱が始まるが、130℃を保持して、さらに2,2−ジメチロールプロピオン酸67部を4時間のうちに合計3回加えた。添加終了後、150℃に3時間保持して酸価を測定した。しかし酸価は、70mgKOH/gまでしか下がっておらず、エポキシ基はほとんど残存していなかった。冷却すると多量の2,2−ジメチロールプロピオン酸が析出した。
【0051】
比較例3
実施例1と同様の反応装置に、アジピン酸292部を仕込み、反応容器内の窒素置換を行ない、150℃に加熱し溶解した。そこへ、「カージュラE10」490部を2時間かけて滴下し、150℃に保持して、酸価が9以下になった時点で反応を終了させて水酸基含有樹脂(C−3)を得た。得られた水酸基含有樹脂(C−3)は、固形分含有率約98%、ガードナー粘度(20℃)Z、色数1、水酸基価176mgKOH/g、数平均分子量800、重量平均分子量910、Mw/Mn=1.13であった。
【0052】
試験用試料の調製及び試験
試験用試料として、20℃におけるフォードカップ#4での粘度が60秒となるように、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで希釈して粘度調節した各クリヤ塗料を下記調製例1〜4により調製し、試験に供した。
【0053】
調製例1
実施例1で得た水酸基含有樹脂(A−1)100部と「スミジュールN−3300」(住友バイエルウレタン社製、商品名、ポリイソシアネート)150部を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで希釈して、フォードカップ#4(20℃)での粘度が60秒のクリヤ塗料を得た。
【0054】
調製例2
調製例1において、実施例1で得た水酸基含有樹脂(A−1)のかわりに、実施例2で得た水酸基含有樹脂(A−2)を使用する以外は調製例1と同様に行ない、フォードカップ#4(20℃)での粘度が60秒のクリヤ塗料を得た。
【0055】
調製例3
調製例1において、実施例1で得た水酸基含有樹脂(A−1)のかわりに、実施例3で得た水酸基含有樹脂溶液(A−3)を使用し、後記表1に示す配合とする以外は調製例1と同様に行ない、フォードカップ#4(20℃)での粘度が60秒のクリヤ塗料を得た。
【0056】
調製例4 (比較用)
比較例3で得た水酸基含有樹脂(C−3)100部と「スミジュールN−3300」62部を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで希釈して、フォードカップ#4(20℃)での粘度が60秒のクリヤ塗料を得た。
【0057】
調製例5 (比較用)
PLACCEL303(ダイセル化学工業社製、ポリカプロラクトンポリオール、水酸基価540mgKOH/g)100部と「スミジュールN−3300」190部を混合したが、相溶しなかったため試験できなかった。
【0058】
上記調製例1〜5で得られたクリヤ塗料について、塗膜硬度、加熱残分を下記試験方法に基づいて試験した。その結果を後記表2に示す。
【0059】
試験方法
塗膜硬度:クリヤー塗料を、ブリキ板上に乾燥膜厚40μmとなるように塗布し、加熱乾燥機で140℃にて30分間焼き付け、20℃の室内に24時間放置した後、塗膜硬度をヌープ硬度計で測定した。値が大きいほど硬い塗膜である。
【0060】
加熱残分:クリヤ塗料約0.5gをアルミ皿に入れ、110℃で1時間加熱した。加熱前後の重量からクリヤ塗料の加熱残分を下記式から求めた。
加熱残分(%)=〔(W2−W0)/(W1−W0)〕×100
W0:アルミ皿の重量
W1:加熱前のクリヤ塗料とアルミ皿との合計重量
W2:加熱後のクリヤ塗料固化物とアルミ皿との合計重量
【0061】
【表1】
Figure 0004824877
【0062】
【発明の効果】
実施例から明らかなように、本発明の水酸基含有樹脂は、硬化性組成物の低溶剤化に非常に有効で、しかも、硬化剤との相溶性が良好で、十分な硬度が得られる。また、本発明の製造方法により、2,2−ジメチロールアルカン酸を溶解して、そこへアルカン酸モノグリシジルエステルを加えることにより、反応制御が容易で、カルボキシル基とグリシジル基を選択的に反応させることが可能になり、ほぼ単分散に近いトリオールからなる水酸基含有樹脂の製造が可能になった。

Claims (8)

  1. 炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチロールアルカン酸と、下記式〔1〕で表されるアルカン酸モノグリシジルエステルとをエステル付加反応させてなる酸価20mgKOH/g以下の水酸基含有樹脂。
    Figure 0004824877
    (式中、Rは、炭素原子数が4〜20であるアルキル基を表す)
  2. 2,2−ジメチロールアルカン酸が、2,2−ジメチロールブタン酸である請求項1記載の樹脂。
  3. が、炭素原子数が4〜13の分枝状アルキル基である請求項1又は2記載の水酸基含有樹脂。
  4. 炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチロールアルカン酸を溶解させた後、該溶解物と下記式〔1〕
    Figure 0004824877
    (式中、Rは、炭素原子数が4〜20であるアルキル基を表す)
    で表されるアルカン酸モノグリシジルエステルとを混合しエステル付加反応させることを特徴とする酸価20mgKOH/g以下の水酸基含有樹脂の製造方法。
  5. エステル付加反応を、110〜140℃において無触媒で行うことを特徴とする請求項4記載の水酸基含有樹脂の製造方法。
  6. 炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチロールアルカン酸と、該2,2−ジメチロールアルカン酸のカルボキシル基1当量に対しエポキシ基が0.8〜1.5当量となる量の前記式〔1〕で表されるアルカン酸モノグリシジルエステルとを、酸価が10mgKOH/g以下になるまでエステル付加反応させることを特徴とする請求項4又は5記載の製造方法。
  7. 2,2−ジメチロールアルカン酸が、2,2−ジメチロールブタン酸である請求項4ないし6のいずれか一項記載の製造方法。
  8. が、炭素原子数が4〜13個の分枝状アルキル基である請求項4ないし7のいずれか一項に記載の製造方法。
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