JP4824759B2 - エッジトランシーバ・アーキテクチャ及びこれに関連する方法 - Google Patents

エッジトランシーバ・アーキテクチャ及びこれに関連する方法 Download PDF

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Description

(発明の分野)
本発明の好適例は無線通信に関するものであり、特にこうした通信に使用されるトランシーバ回路に関するものである。
(発明の背景)
トランシーバは、例えば無線装置を含む多くの通信システムにおいて使用されている。トランシーバは、装置における送信動作及び受信動作に共に用いることができる。トランシーバは、ベースバンド・プロセッサ、アンテナ、及びシステムの関係回路の間に結合されることが多い。受信方向では、入力される無線周波数(RF)信号がトランシーバによって受信され、トランシーバはこれらの信号を、ベースバンド・プロセッサによって処理するためのより低い周波数にダウンコンバートする。送信方向では、入力のベースバンドデータがトランシーバに供給され、トランシーバはこれらのデータを処理して、より高い周波数、例えばRF周波数にアップコンバートする。そしてアップコンバートされたRF信号は電力増幅器(PA:Power Amplifier、パワーアンプ)に渡され、増幅されてアンテナ経由で送信される。
従って、トランシーバはベースバンド領域とRF領域との間のインタフェースとして作用する。トランシーバが実行する種々のタスクのうちには、ダウンコンバージョン及びアップコンバージョン、変調及び復調、及び関係する他のタスクがある。トランシーバは、これに結合されたベースバンド・プロセッサによって制御されることが多い。一方、トランシーバは電力増幅器に結合され、電力増幅器は適切に調整されたRF信号を発生してアンテナ経由で送信する。送信方向では、トランシーバはRF信号を電力増幅器に供給し、電力増幅器は、所定の変調形式用の利得(ゲイン)及びランプ(信号の傾き)情報に基づいて信号を増幅する。異なる無線通信プロトコルは異なる変調方式を実現する。例えば、グローバルシステム・フォー・モバイル・コミュニケーション(GSM:Global System for Mobile Communication、欧州のディジタル携帯電話方式)システムは、音声/データ用のガウスフィルタ最小偏移変調(GMSK:Gaussian Minimum Shift Keying)方式を含む種々の変調方式を実現することができる。さらに、エンハンスト・データレート・フォーGSMエボリューション(EDGE:Enhanced Data Rates for GSM Evolution、GSMベースのデータ通信システム)のようなGSMへの拡張は、8位相偏移変調(8−PSK:Phase Shift Keying)変調方式のような他の変調方式を使用する。
特定の無線プロトコルにおける一部のPAはリニア(線形)モードで動作する。他のPAは飽和モードで動作することができる。GSMK方式は一般に飽和モードで送信し、飽和モードでは、送信されるデータは、バーストの有用部分の期間中に電力対時間で測定すれば一定振幅でPAから出力される。これとは対照的に、8−PSK変調は一般にリニアモードを必要とし、リニアモードでは、バーストの有用部分の期間中に電力対時間で測定すれば時間変化する振幅がPAから出力される。しかし、EDGE機能を含む特定の無線アーキテクチャは飽和モードのPAを8−PSK変調に使用しようとする。これらのアーキテクチャでは、一般に極変調と称される技術が一般的に用いられる。極変調アーキテクチャは、分離した振幅経路と位相/周波数経路とを含む。極ループと称される極変調の変形が存在し、ここでは上記分離した振幅経路及び位相/周波数経路が何らかの形で、フィードバックループの一部として存在する。両方の場合(極変調及び極ループ)において、深刻な信号劣化を避けるために、振幅経路が含む回路の遅延は、位相経路を通る遅延に非常に近く一致していなければならない。生産環境では、処理、電源電圧、周波数、出力電力、及び温度におけるすべての変動にわたって遅延を一致させて、基本的に困難な設計及び製造上の挑戦を生み出すべきである。PAの伝達関数が出力電力の範囲にわたって変化すると共に、極ループがそのフィードバックループにより不安定になり、PAに損傷を生じさせ得るか、ハンドセットに着信を欠落させ得る。外部ループフィルタは、ハンドセットのプリント回路基板(PCB:Printed Circuit Board)、PA、及び他の妨害及び雑音(ノイズ)源への不所望な寄生結合を許すことによって較正を複雑にする。
準拠する第2及び第3世代(3G)移動局用のサード・ジェネレーション・パートナーシップ・プロジェクト(3GPP:Third Generation Partnership Project、第3世代移動体通信の標準化団体)仕様は、8−PSKについては400kHzの周波数オフセットにおける-54dBcの最大スペクトル電力密度を要求する。ハンドセット製造者は一般に、-60dBcを上回らない電力がトランシーバから生成されることを要求する。約30nsの遅延の不整合により、スペクトルはこの仕様にわすかに及ばない。従って、極アーキテクチャにおいて8−PSKの特徴を実現する挑戦が存在し、そしてより適した無線アーキテクチャの必要性が存在する。
(発明の概要)
本発明の1つの態様は、複数の伝送経路を有する装置を含む。特に、第1伝送経路は、ベースバンドデータを第1動作モードで受信し処理して、共通出力経路経由で出力するためのRF信号を発生するように構成することができる。第2伝送経路は、ベースバンドデータを第2動作モードで受信し処理して、上記共通出力経路経由で出力するための上記RF信号を発生するように構成することができる。一例として、これらの異なる動作モードはGSMKモード及び8−PSKモードに相当し得る。一部の好適例は、上記第1伝送経路の少なくとも一部分を上記第2動作モードにおいて再使用可能にして無変調(非変調)のキャリア(搬送波)信号を上記第2伝送経路に供給する装置内で実現することができる。
種々の好適例において、上記第1伝送経路が、第1ミキサの出力及び第2ミキサのフィードバック信号を受信するように結合された位相検出器を有するオフセット位相ロックループ(位相同期ループ)(OPLL:Offset Phase Locked Loop)を含むことができる。このOPLLはさらに、上記位相検出器の出力を受信してフィルタ処理するフィルタ、及びこのフィルタの出力に結合され、上記第1動作モードでは変調信号を出力し、上記第2動作モードでは無変調の信号を出力する局部発振器を含むことができる。
本発明のさらに他の態様は、複数の伝送経路を含むシステムに指向したものであり、これらの伝送経路の少なくとも1つは電力増幅器に結合されている。より詳細には、第1伝送経路は、第1ベースバンドデータを受信してGMSKモードにおけるGMSKのRF信号を発生するように構成されているのに対し、第2伝送経路は、第2ベースバンドデータを受信して8−PSKモードにおける8−PSKのRF信号を発生するように構成されている。第2伝送経路は、8−PSK動作モード中には無変調のキャリア信号を第1伝送経路から受信し、さらにGMSK動作モード中には、上記GMSKのRF信号バッファとして動作するように動作する。第1伝送経路はOPLLを含むことができ、第2伝送経路は、第2ベースバンドデータを受信するように結合されたアナログ増幅器、このアナログ増幅器の出力に結合されたフィルタ、及びこのフィルタの出力に結合され、8−PSK動作モードにおいて、第2バースバンドデータを第1伝送経路からの無変調のキャリア信号と混合するミキサを含むことができる。
本発明のさらに他の態様は、第1入力ベースバンド信号がトランシーバの第1伝送経路に供給され、第2入力ベースバンド信号がトランシーバの第2伝送経路に供給される方法に指向したものである。第1入力ベースバンド信号は第1無線通信プロトコルのものであり、第2入力ベースバンド信号は第2無線通信プロトコルのものである。第1入力ベースバンド信号を第1伝送経路のOPLLにおいて処理して第1RF信号を得ることができ、第2伝送経路において上記OPLLの無変調の出力信号を第2入力ベースバンド信号で変調することによって第2RF信号を発生することができる。
本発明の好適例は適切なハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアで実現することができる。この目的のために、1つの好適例は無線伝送用のシステムにおいて実現することができる。さらに他の好適例は、追加的構成要素を伴うトランシーバのような集積回路を含むシステムを含むことができる。
(実施例の詳細な説明)
本発明の実施例によるトランシーバは、マルチモード無線通信に対応するハンドセットにおいて使用することができる。例えば、実施例によるトランシーバをGSMシステムにおいて使用して、GPRS(General Packet Radio Service:GSM方式に基づくパケット通信システム)及びEDGE通信方式を含む種々の通信プロトコルのサポートを提供することができる。従って、このトランシーバはGMSK変調方式及び8−PSK変調方式を共にサポートすることができる。
この目的のために、本発明の実施例によるトランシーバは、複数の伝送経路を含んで種々の変調方式をサポートし、そして複数のプロトコルによる通信を提供することができる。さらに、サイズ及び電力消費の低減を可能にするために、これらの伝送経路の一部分を両方式において再使用して、トランシーバ設計において必要な回路を低減することができる。さらにその上、種々の実施例では、種々の伝送経路の回路は低雑音回路を含んで、いずれの通信プロトコルの性能も劣化させずに、並びに、ハンドセットの受信帯域の近くに位置する周波数の空間波における妨害を生じさせる漏洩を回避して、複数の方式による通信を可能にすることができる。
種々の量の回路を、複数プロトコルの異なる変調方式用に再使用することができる。例えば、一部の具体例では、第1伝送経路のオフセット位相ロックループ(OPLL)を複数の動作モードにおいて再使用することができる。このOPLLは、GMSKモードにおいて入力ベースバンドデータ(例えば同相及び直交(I/Q)の複合信号)によって変調することができる。こうしたOPLL回路は、8−PSK動作モードにおける局部発振器(LO)として再使用することができる。このようにして、OPLLの最小雑音の特徴が、GMSK動作モード及び8−PSK動作モードの両方において改善された信号対雑音比(SNR)を助力することができる。多くの実現において、従来のリニア伝送アーキテクチャとは異なり、送信表面弾性波(SAW:Surface Acoustic Wave)フィルタを必要でなくすることができる。例えば、第2伝送経路のミキサ及びディジタル可変利得(出力)増幅器(DVGA:Digital Variable Gain Amplifier)は2つのモードで使用することができる。8−PSK動作モードでは、ミキサ/DVGAは、入力ベースバンド信号を所望の送信周波数にアップコンバートするように動作する。このミキサはさらにGMSKモードでも動作することができ、GMSKモードでは、このミキサは実質的に、OPLLから受信した変調信号用のバッファとして動作する。この動作モードでは、このミキサはGMSK動作モード用の所望の飽和レベルに対応する固定出力電力レベルを提供することができる。
ここで図1を参照しながら説明し、図1に、本発明の実施例によるトランシーバのブロック図を示す。図1に示すように、トランシーバ110は、無線装置、例えばセルラ電話ハンドセット、パーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA:Personal Digital Assistant、個人用携帯情報端末)または他のこうした装置のようなシステム100において実現することができる。トランシーバ110は受信回路及び送信回路を共に含むことができるが、図1の実施例では簡単のため送信回路のみを示している。図1に示すように、トランシーバ110はベースバンド・プロセッサ10に結合されている。従って、ベースバンド通信はトランシーバ110とベースバンド・プロセッサ10との間に発生し得る。トランシーバ110はさらに電力増幅器(PA)180に結合され、電力増幅器180はアンテナスイッチ190に結合され、アンテナスイッチ自体はアンテナ195に結合されている。本発明の実施例によれば、トランシーバ110は、一具体例では受信及び送信経路、及びこれらの経路用の種々の制御回路を含む単一集積回路(IC)のトランシーバの形に構成することができる。さらにその上、一部の具体例では、上記伝送経路はダイレクト・アップコンバージョンの送信機とすることができる。
さらに図1を参照すれば、トランシーバ110は、ベースバンド・プロセッサ10からのベースバンド信号の受信し処理してRF出力をPA180に供給することを可能にする種々の回路を含む。従って、トランシーバ110は、ベースバンド・インタフェース115を含んでベースバンド・プロセッサ10への結合を提供する。ベースバンド・インタフェース115はマルチプレクサ(多重器)120に結合され、マルチプレクサ120は、動作モード(例えばGMSKモードまたは8−PSKモード)に応じて異なる経路に出力を供給するように制御される。図1に示すように、ベースバンド・インタフェース115は双方向の様式でベースバンド・プロセッサ10に結合されて、ベースバンドのI及びQ信号の送信及び受信、並びにベースバンド・プロセッサ10からの入力制御信号(例えばランプ入力(RAMPIN)信号)の受信を可能にする。もちろん、トランシーバ110の動作を制御するための追加的な制御信号を、ベースバンド・プロセッサ10からさらに受信することができる。一例として、ベースバンド・プロセッサ10は、トランシーバ110を通過してPA180を制御する制御信号を供給することができる。なお、ベースバンド・プロセッサ10からの入力ランプ信号は、ベースバンド・プロセッサ10内のランプ・ディジタル−アナログ変換器(RDAC)によって発生されるアナログ信号とすることができる。種々のベースバンド・プロセッサ及び電力増幅器を伴うトランシーバ110の使用を提供するために、ランプ値を関連するPAに渡す種々の様式を提供するための回路を実現することができ、これについては以下に説明する。
種々の実現では、マルチプレクサ120は入力ベースバンド信号を、複数の伝送経路のうち選択したものに供給することができる。従って、図1の実施例は、異なる伝送経路が存在する二重のトランシーバ設計を示す。これらの異なる経路は、異なる動作モードにおいて異なるように制御することができる。例えば上述したように、GMSKモードでは、入力I/Q信号はOPLLを含む第1伝送経路に供給されるのに対し、8−PSKモードでは、入力I/Q信号はミキサ/DVGAを含む第2伝送経路に供給される。
GMSKモードでは、I及びQデータはミキサ130を含む第1伝送経路に供給され、ミキサ130は、約500MHzの周波数で動作する中間周波数(IF)ミキサとすることができ、入力信号を周波数シンセサイザ125によって供給される周波数と混合するように制御される。周波数シンセサイザイ125からミキサ130に供給される信号は、入力ベースバンドI信号及びQ入力信号を所望の中間周波数にアップコンバートするために使用される。種々の実現では、周波数シンセサイザ125からミキサ130に供給されるIF信号を固定値に設定することができる。本明細書で説明した目的のために、こうした信号を固定周波数Dで供給することができる。従って、ミキサ130の出力は、この中間周波数Dの変調信号を供給する。
図1に示すように、上記OPLLは位相検出器140を含むことができ、位相検出器140は、ミキサ130からのアップコンバートされた変調信号を受信するように結合されている。図1にさらに示すように、位相検出器140はさらに、ミキサ145からの出力を受信するように結合されている。ミキサ145は周波数シンセサイザ125からの他の出力によって制御される。本明細書で説明した目的のために、この出力は周波数Cにすることができる。種々の実施例では、Cはフィードバックの作用によってミキサ145の入力を変化させるように制御可能である。本明細書で説明した目的のために、ミキサ145の出力は周波数Bにすることができる。
フィードバックは、位相検出器140への周波数入力を等化させるように動作する。即ち、位相検出器140はOPLLの他の構成要素と共にBをDに等しくする。換言すれば、OPLLは次の第1ループ方程式に従って動作する:
B=D[1]
位相検出器140の出力はフィルタ135に供給される。フィルタ処理された出力は、ミキサ145を有するフィードバックループに結合された局部発振器(LO)150に供給される。ミキサ145の出力(B)は、ミキサ145への入力、即ちLO150の出力Aと周波数シンセサイザ125の出力Cとの和/差に等しい。従って、第2ループ方程式は次式に相当する:
B=A±C[2]
これら2つの方程式を組み合わせて、(説明目的で)LO150の出力Aを得ることができる。詳細には次式のようになる:
A=D±C[3]
従って、周波数シンセサイザ125からの周波数Cを制御することによって、LO150の出力、即ちAは所望周波数で発生される変調信号となり、この出力は分周器/直交移相器(位相シフタ)152に出力され、直交位相シフタ152は複合信号を第2伝送経路のミキサ160に供給する。種々の実現では、分周器/移相器152は例えば、2での除算または4での除算、あるいは他の整数での除算として構成することができる。
OPLLは、非常に低雑音の信号を発生することができるので、GMSK変調方式のような種々の応用で使用するの適した設計である。この低雑音は部分的にはフィルタ135の存在によるものであり、フィルタ135は、第1伝送経路内の位相検出器140及びミキサ130を含む種々の雑音性の構成要素において発生される雑音、並びに回路に固有の他の雑音をフィルタ処理する。GSMの厳しい雑音要求を考えれば、OPLLの使用は適切なSNRを提供し、雑音が他のハンドセットのGSM受信帯域内に漏洩することを防止する。さらに、OPLLを用いて低減された雑音の影響は、電力及びチップ面積をより消費しない設計を可能にする。さらにその上、オフチップ(チップ外の)SAWフィルタの必要性を回避することができる。即ち、OPLLは低雑音の信号を供給するので、SAWフィルタをシステムに含めることを回避することができる。従ってフィルタ135は、トランシーバ110のフロントエンド構成要素からの雑音が通過することを防止しつつ、GMSKモードにおいて変調信号がLO150に渡されることを可能にする。
第2伝送経路のミキサ160及びDVGA165はディジタル可変利得ミキサを形成することができる。即ち、図1の実施例では別個の構成要素として示すが、一部の実施例では、ミキサ160とDVGA165とは統合された回路で実現することができる。なお、図1の実施例では、簡単のため単一のミキサ及びDVGAを示している。しかし、多くの実現では、複数のミキサ及びDVGAが存在して、異なる周波数帯域(例えば900MHz及び1800MHz)において出力を供給することができることは明らかである。さらに、こうした異なるDVGAは、所定周波数帯域用の異なる電力レベルのために独立して利得制御することができる。
GMSK動作モードでは、ミキサ160の少なくともいくつかの部分の電源を遮断し、第2伝送経路のベースバンド経路からの単一の入力電流がDC電流として作用し、第1伝送経路のLO150からの入力信号が信号変調を提供することができる。従ってGMSKモードでは、LO150から供給される変調されたI/Q信号がミキサ160に供給され、ミキサ160は実質的に、この変調信号をDCベースバンド電流(単一ベースバンド経路とすることができる)と混合するためのバッファとして作用し、出力をDVGA165に供給する。
従って、DVGA165において増幅された信号がトランシーバ110外に供給される。トランシーバ110はPA180に結合することができ、PA180はトランシーバ110からRF信号を受信する。さらに、図1に示すように、PA180はトランシーバ110から受信した信号によって制御することができる。種々の実施例では、トランシーバ110はさらに、PA180を制御するための電力増幅器コントローラ170を含む。しかし、トランシーバ110を適合させるシステム次第では、PA180の制御はベースバンド・プロセッサ10から行うか、あるいは他の所望の方法で行うことができる。
さらに図1を参照すれば、トランシーバ10の第2伝送経路は、第1伝送経路とは異なる動作モードの信号の伝送を可能にする。詳細には、図1に示すように、第2伝送経路はマルチプレクサ120からのI及びQデータを、一対のアナログ可変利得増幅器/減衰器(AVGA:Analog Variable Gain Amplifier/Attenuator)155a及び155b(まとめてAVGA155とする)において受信するように結合されている。AVGA155の利得レベル(減衰レベルのこともある)はアナログまたは連続信号で制御することができる。これらの増幅器/減衰器からの出力信号はそれぞれのローパス(低域通過)フィルタ(LPF)158a及び158b(まとめてLPF158とする)においてフィルタ処理される。これらの信号は伝送経路内でベースバンド周波数であるので、フィルタ158はLPFとすることができる。なお、AVGA155a及び155bは、ベースバンド・プロセッサ10から受信したランプ信号によって制御することができる。種々の実施例では、ベースバンド信号は代わりに、ベースバンド・プロセッサから直接、PA180に供給することができる。従って、トランシーバ110を種々の製造者のチップと共に使用することを可能にするために、AVGA155a及び155bを可変的に制御して、トランシーバ110が配置された特定システムにとって必要な所望の利得/減衰を提供することができる。
第1伝送経路の種々の部分は、その所望の雑音特性により、8−PSKモード用に再使用することができる。より詳細には、第1伝送経路のいくつかの部分を用いて、8−PSKモードにおける動作を最小限の追加回路(即ちAVGA155及びフィルタ158)で可能にすることができる。8−PSKモードでは、第1伝送経路を用いて連続波(CW:Constant Wave、Continuous Wave)キャリア信号を生成することができる。雑音はまだ懸案事項であるが、8−PSKモードについての雑音要求はGMSKモードに比べればやや緩和されている。従って、8−PSK伝送を実現するために存在し得る追加回路(従って追加的雑音)は最小量である。8−PSKモードでは、ミキサ160が第2伝送経路からベースバンド電流を受信し、これらのベースバンド電流は、LO150からの無変調の純粋なキャリア信号と混合される。
種々の実施例では、ミキサ160は乗算器ベースのミキサではなく転流ミキサとすることができる。このようにして、ミキサを形成するスイッチは比較的低雑音であるので、低減された雑音が実現される。こうした転流ミキサは、入力ベースバンド信号に方形波信号を加えること(即ち、スイッチのスイッチオン及びスイッチオフ)によって動作することができる。8−PSKモードでは、ミキサ160及びDVGA165をディジタル的に制御して、少なくとも40dBの出力電力制御を提供することができ、さらに、こうした制御を微細なステップ、例えばステップ当たり0.5dBで提供することができる。ミキサ160は、所望の利得レベルを達成するように個別に制御可能な複数の回路スライスとして実現することができる。
一部の実現では、任意の伝送経路に所定の定数値を与えて、所望の動作を提供することができる。例えば、GMSKモードでは、第2伝送経路にフルスケール及びゼロスケールの信号を、それぞれI経路及びQ経路に沿って供給する。このようにして、ミキサ160のI部分を有効(イネーブル)にして、第1経路からの変調信号がDVGA165を通過して、バッファとして動作することができるようにする。同様に、8−PSKモードでは、複合ミキサ130の少なくとも一方のミキサに一定のフルスケール値を与え、これにより、周波数シンセサイザ125からの無変調の周波数信号を位相検出器140に供給して所望の無変調のキャリア信号を発生することができる。
なお、図1の実施例では第1及び第2伝送経路を含むものとして説明したが、本発明の範囲はこの関係に限定されないことは明らかである。即ち、他の実現では、3つ以上の別個の伝送経路が存在し得る。さらに、複数の動作モードにおいて再使用することのできる回路を含む別個の伝送経路として説明したが、図1のアーキテクチャは、2つの伝送経路によって共用される追加的な共通出力経路を有する2伝送経路のアーキテクチャとして考えることもできる。即ち、ミキサ160及びDVGA165の少なくともいくつかの部分は複数の動作モードで使用され、第1及び第2伝送経路内で処理されたRF信号の伝送を可能にする共通出力経路と考えることができる。図1の実施例ではこの特定の実現で説明してきたが、本発明の範囲はこれに限定されず、他の実施例ではトランシーバが異なる形態をとることができることは明らかである。
異なる実現では、本発明の実施例によるトランシーバはオープン(開)ループまたはクローズド(閉)ループの様式で制御することができる。以下、図2を参照しながら説明し、図2に、GMSK動作モード用のオープンループ実現のブロック図を示す。なお、図2における図1と同一の参照番号は図1と同じ構成要素に対応し、さらに、図2では簡単のため、トランシーバにおける選択した少数の構成要素、及び関係する構成要素のみを示す。図2に示すように、オープンループ構成では、PA180用のアナログ電力レベル信号を、ベースバンド・プロセッサ10から直接、より詳細にはRDAC5から供給することができる。このアナログ電力レベル信号は、動作の要求次第では、ランプ動作を実行するために用いることができる。異なる時刻に、上記電力レベル信号は、PA180用のランプ制御、あるいは有効な電力レベルを提供することができる。図2にさらに示すように、トランシーバ110は固定入力信号(即ちフルスケール及びゼロスケール)を、例えば第2伝送経路からミキサ160に供給するように制御することができ、その間に入力変調信号が移相器/分周器152経由でミキサ160に供給される。一実施例では、移相器152への入力変調信号は4GHzで供給することができる。ミキサ160は変調出力をDVGA165に供給し、DVGA165はレジスタ(R)167内の情報によって制御することができる。この情報はDVGA165の制御用の公称レベルに対応させることができる。従って、DVGA165からのRF出力はPA180に供給され、このRF信号は、ベースバンド・プロセッサ10から受信したアナログ電力レベル信号に従って制御される。なお、このアナログ電力レベル信号はベースバンド・プロセッサ10からPA180に直接供給されるように示しているが、種々の実現において、このアナログ電力レベル信号がトランシーバ110を通過することができることは明らかである。
以下、図3を参照しながら説明し、図3に、本発明の実施例によるGMSKモード用のクローズドループ構成のブロック図を示す。図3に示すように、フィードバック経路は、PA180の出力からトランシーバ110に戻るように結合されている。より詳細には、フィードバック経路はレベル検出器175を通して結合され、そして増幅器178に供給され、ここで、検出したフィードバック情報とアナログ電力レベル信号との差分が増幅される。従ってこの実現では、PA180は増幅器178の出力に基づいて制御される。本実施例では、伝送経路は図2に関係して図示し上述した伝送経路と同じである。
同様の方法で、本発明の実施例によるトランシーバは、8−PSK動作モードについてはオープンループの様式でもクローズドループの様式でも制御することができる。以下、図4を参照して説明し、図4に、本発明の実施例による8−PSK動作モード用のオープンループ構成のブロック図を示す。図4に示すように、8−PSK動作モードでは、入力の(即ち、ベースバンド・プロセッサ10から得られた)I及びQデータを、ベースバンド・プロセッサ10からの入力制御信号によって制御される可変減衰器155(図1に示すAVGA155に相当し得る)において減衰させる。より詳細には、ベースバンド・プロセッサのランプDAC(RDAC)5がランプ信号を可変減衰器155に供給することができる。可変減衰器155から、減衰された信号をローパスフィルタ158a及び158bを通してミキサ160に供給することができ、ここで、これらの信号は入力される無変調(即ち連続波)信号と混合され、この連続波信号は、移相器/分周器152からのチャンネル周波数の信号である。ミキサ160の出力はDVGA165に供給され、DVGA165はレジスタ167によって制御することができる。なお、一部の実現では、DVGA165からの出力は高調波フィルタ182によってフィルタ処理することができる。図4にさらに示すように、オープンループ構成では、PA用の公称電圧レベルは、レジスタ(R)172に記憶されDAC173に供給される公称レベルから発生することができ、DAC173は、PA180の制御を提供するためのアナログ電圧を発生する。
以下、図5を参照しながら説明し、図5に、本発明の実施例による8−PSK動作モード用のクローズドループ構成を示す。クローズドループ構成では、PA180の出力からのフィードバック経路がレベル検出器175を通して増幅器178に結合され、増幅器178は、検出したフィードバック信号とベースバンド・プロセッサ10のランプDAC5の出力との差分を増幅する。増幅器178の出力はサンプル−ホールド(S/H)回路179に供給され、サンプル−ホールド回路179は、ランプアップ(ランプ上昇)後及びランプダウン(ランプ降下)前にフィードバックを無効(ディスエーブル)にするために用いられる。サンプル−ホールド回路179の出力は可変減衰器155を制御するために用いられる。図2〜5の実施例ではオープンループ及びクローズドループのこれらの特定の実現を示したが、本発明の範囲はこれらの特定の構成に限定されず、本発明の実施例によるトランシーバを制御する他の方法を実現することができることは明らかである。
本発明の実施例によるトランシーバは多くのシステムにおいて実現することができる。一例として、以下、図6を参照しながら説明し、図6にシステムのブロック図を示す。図6に示すように、システム305はセルラー電話ハンドセットとすることができるが、本発明の範囲はこれに限定されない。例えば、他の実施例では、このシステムはページャ(ポケットベル)、パーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)、または他のこうした装置とすることができる。図に示すように、アンテナ302はトランシーバ102に結合することができ、トランシーバ102は図1のトランシーバ110に相当する。トランシーバ102はディジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)310に結合され、DSP310はベースバンド通信信号の処理を扱うことができる。DSP310は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサに結合することができ、マイクロプロセッサ320は、システム305の動作を制御し、さらに、個人情報管理(PIM:Personal Information Management)プログラム、電子メール・プログラム、ダウンロードしたゲーム、等のようなアプリケーションプログラムの処理を扱うことができる。マイクロプロセッサ320及びDSP310はメモリー330にも結合することができる。メモリー330は、フラッシュメモリー及びリードオンリーメモリー(ROM:Read Only Memory:読出し専用メモリー)のような異なるメモリー構成要素を含むことができるが、本発明の範囲はこれに限定されない。さらに、図6に示すように、ディスプレイ340が存在して、通話及びアプリケーションプログラムに関連する情報の表示を提供することができる。以上の説明はシステム305の特定構成要素を参照したが、図示して説明した実施例の多数の変更及び変形が可能であるものと考えられる。さらに、トランシーバ102及び/またはDSP310は、機械読取り可能な記憶媒体の形の品目を含むことができる(あるいは、こうした品目、例えばメモリー330に結合することができる)。上記ソフトウェアプログラムは、トランシーバ102の制御を提供することができ、この制御は例えば、複数の通信プロトコルに従う少な
くともいくつかの伝送経路を通るRF信号の伝送の制御であり、例えば、どの伝送経路を選択するかの制御、及び(例えば所定値の入力による)選択した経路(の例えば周波数、利得、タイミング等)及び非選択の経路の制御によるものである。
本発明は限定数の実施例に関して説明してきたが、当業者はこれらの実施例からの変更及び変形を認識する。請求項は、本発明の範囲内に入るすべての変更及び変形をカバーすることを意図している。
本発明の実施例によるトランシーバのブロック図である。 本発明の一実施例によるGMSK動作モード用のオープンループ実現のブロック図である。 本発明の実施例によるGMSK動作モード用のクローズドループ実現のブロック図である。 本発明の実施例による8−PSK動作モード用のオープンループ実現のブロック図である。 本発明の実施例による8−PSK動作モード用のクローズドループ実現のブロック図である。 本発明の一実施例によるシステムのブロック図である。

Claims (26)

  1. 第1動作モードにおいて、ベースバンドデータを受信し処理して、共通出力経路経由で出力するための無線周波数(RF)信号を発生する第1伝送経路と;
    第2動作モードにおいて、前記ベースバンドデータを受信し処理して、前記共通出力経路経由で出力するための前記無線周波数(RF)信号を発生する第2伝送経路と
    前記第1動作モードにおいて、前記第1伝送経路を選択して前記ベースバンドデータを供給し、前記第2動作モードにおいて、前記第2伝送経路を選択して前記ベースバンドデータを供給するように構成されたマルチプレクサとを具え、
    前記第1動作モードにおける前記RF信号の発生は、前記第1伝送経路を前記第2伝送経路に結合するミキサにおいて、前記ベースバンドデータを、前記ミキサの1つ以上の回路スライスに結合し、これによりディジタル可変利得増幅器を提供することを含み、
    前記第2動作モードにおける前記RF信号の発生は、前記ミキサにおいて、前記ベースバンドデータを、前記ミキサの追加的な回路スライスに固定電流密度で結合することによって行う
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記装置が、前記第2動作モードにおいて前記第1伝送経路の一部分を再使用し、前記第2動作モードにおいて、前記第1伝送経路が無変調のキャリア信号を前記第2伝送経路に供給することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. さらに、前記第1動作モードにおいて、前記ベースバンドデータを受信して、このベースバンドデータを前記第1伝送経路に供給し、前記第1動作モードにおいて、所定値を前記第2伝送経路に供給するマルチプレクサを具えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記第1伝送経路がオフセット位相ロックループ(OPLL)を具え、
    前記オフセット位相ロックループが、
    第1ミキサの出力に結合され、さらに第2ミキサからのフィードバック信号を受信するように結合された位相検出器と;
    前記位相検出器の出力を受信してフィルタ処理するように結合されたフィルタと;
    前記フィルタの出力に結合され、前記第1動作モードでは変調信号を出力し、前記第2動作モードでは無変調信号を出力する局部発振器と;
    前記局部発振器の出力を受信するように結合された前記第2ミキサと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記局部発振器が、前記第1動作モードにおいて、前記第2伝送経路のミキサに前記変調信号を供給するように結合されていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 前記第2伝送経路の前記ミキサが、前記変調信号のバッファとして動作して前記共通出力経路に供給することを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 前記OPLLが、前記第2動作モードにおいて、前記第2伝送経路の前記ミキサに前記無変調信号を供給することを特徴とする請求項5に記載の装置。
  8. 前記第2伝送経路の前記ミキサが、前記第2動作モードにおいて、前記ベースバンドデータを前記無変調信号と混合することを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記第2伝送経路の前記ミキサが、前記RF信号の利得を独立に制御可能な複数の回路スライスを有する転流ミキサを具えていることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  10. 前記第2伝送経路が、
    前記ベースバンドデータを受信するように結合されたアナログ増幅器と;
    前記アナログ増幅器の出力と前記第2伝送経路の前記ミキサとの間に結合されたフィルタと
    を具えていることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  11. 前記アナログ増幅器の利得が、連続的に制御されることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 前記第2動作モードにおいて、前記RF信号が振幅及び位相情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 前記第1動作モードがGMSK変調方式を含み、前記第2動作モードが8−PSK変調方式を含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. GMSK動作モードにおいて、第1ベースバンドデータを受信してガウスフィルタ最小偏移変調(GMSK)の無線周波数(RF)信号を発生する第1伝送経路と;
    8−PSK動作モードにおいて、第2ベースバンドデータを受信し、受信した前記第2ベースバンドデータを、前記第1伝送経路を前記第2伝送経路に結合するミキサの追加的な回路スライスに固定電流密度で結合して8位相偏移変調(8−PSK)のRF信号を発生する第2伝送経路であって、前記GMSK動作モードでは、前記GMSKのRF信号のバッファとして動作する第2伝送経路と;
    前記第2伝送経路に結合された電力増幅器と
    を具え、
    前記GMSK動作モードにおけるRF信号の発生は、前記第1ベースバンドデータの電流密度を制御すること、及び前記ミキサにおいて、前記第1ベースバンドデータを、前記ミキサの複数の回路スライスの少なくとも1つに結合して、局部発振器の信号と混合することを含む
    ことを特徴とするシステム。
  15. 前記第2伝送経路が、ダイレクト・アップコンバージョン送信機を具えていることを特徴とする請求項14に記載のシステム。
  16. さらに、前記第1伝送経路及び前記第2伝送経路を含むトランシーバを具え、前記トランシーバはオープンループ構成またはクローズドループ構成で制御可能であることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
  17. さらに、前記電力増幅器の出力を受信するように結合されたフィードバック経路を具え、前記フィードバック経路がさらに、前記電力増幅器の出力を表現する値と、前記トランシーバに結合されたベースバンド・プロセッサから受信した基準信号との差分を増幅する第2増幅器を具え、前記第2増幅器の出力が前記アナログ増幅器を制御することを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  18. 前記第1伝送経路が、
    第1ミキサの出力に結合され、さらに第2ミキサからのフィードバック信号を受信するように結合された位相検出器と;
    前記位相検出器の出力を受信してフィルタ処理するように結合されたフィルタと;
    前記フィルタの出力に結合され、前記GMSK動作モードでは変調信号を出力し、前記8−PSK動作モードでは無変調信号を出力する局部発振器と;
    前記局部発振器の出力を受信するように結合された第2ミキサと
    を具えていることを特徴とする請求項14に記載のシステム。
  19. 前記第2伝送経路が、
    前記第2ベースバンドデータを受信するように結合されたアナログ増幅器と;
    前記アナログ増幅器の出力に結合されたフィルタと;
    前記フィルタの出力に結合され、前記8−PSK動作モードにおいて、前記第2ベースバンドデータを前記第1伝送経路からの無変調のキャリア信号と混合するミキサと
    を具えていることを特徴とする請求項18に記載のシステム。
  20. 前記アナログ増幅器の利得が連続的に制御されることを特徴とする請求項19に記載のシステム。
  21. さらに、前記第1伝送経路及び前記第2伝送経路を含むトランシーバを具え、前記トランシーバはオープンループ構成またはクローズドループ構成で制御可能であることを特徴とする請求項20に記載のシステム。
  22. さらに、前記電力増幅器の出力を受信するように結合されたフィードバック経路を具え、前記フィードバック経路がさらに、前記電力増幅器の出力を表現する値と、前記トランシーバに結合されたベースバンド・プロセッサから受信した基準信号との差分を増幅する第2増幅器を具え、前記第2増幅器の出力が前記アナログ増幅器を制御することを特徴とする請求項21に記載のシステム。
  23. 第1無線通信プロトコル用の第1入力ベースバンド信号をトランシーバの第1伝送経路に供給し、前記第1入力ベースバンド信号を前記第1伝送経路のオフセット位相ロックループ(OPLL)において処理して第1無線周波数(RF)信号を得るステップと;
    第2無線通信プロトコル用の第2入力ベースバンド信号を前記トランシーバの第2伝送経路に供給し、前記OPLLの無変調の出力信号を前記第2入力ベースバンド信号で変調して前記第2伝送経路内に第2RF信号を得るステップとを具え、
    前記第1RF信号を得るステップは、前記第1入力ベースバンド信号を、前記第1伝送経路を前記第2経路に結合するミキサの複数の回路スライスの少なくとも1つに結合させることによって、前記第1入力ベースバンド信号の電流密度を制御することを含み、
    前記第2RF信号を得るステップは、前記第2入力ベースバンド信号を、前記ミキサの追加的な回路スライスに固定電流密度で結合することを含む
    ことを特徴とする方法。
  24. さらに、前記第2伝送経路内で、前記第1RF信号をバッファ記憶するステップを具えていることを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. さらに、前記第1入力ベースバンド信号を前記第1伝送経路に供給する間に、前記第2伝送経路に固定入力を供給するステップを具えていることを特徴とする請求項23に記載の方法。
  26. さらに、前記第1伝送経路を、前記トランシーバが配置されたシステムに基づくオープンループモデルまたはクローズドループモデルに従って制御するステップを具えていることを特徴とする請求項23に記載の方法。
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