JP2008177911A - 無線通信装置 - Google Patents

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Keiichiro Wada
恵一朗 和田
Kazufumi Kumagai
和史 熊谷
Takuo Hino
拓生 日野
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Abstract

【課題】小型かつ低コストで、複数の無線通信を行う無線通信装置を提供する。
【解決手段】無線通信装置は、局部発振信号を発生するPLL回路34と、入力される信号を局部発振信号と混合する混合器12,15と、入力される信号をろ波するLPF19,24と、LPF19,24から出力される信号を増幅するVGA20,25と、スイッチ11,13,14,16,17,21,22,26とを備える。スイッチ11,13,14,16,17,21,22,26は、受信時において、受信された無線受信信号を混合器12,15に入力し、混合器12,15からの混合後の信号をLPF19,24に入力し、VGA20,25からの中間周波信号を出力する一方、送信時において、送信される中間周波信号をLPF19,24に入力し、VGA20,25からの中間周波信号を混合器12,15に入力し、混合器12,15からの混合後の信号を出力するように切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、GPS通信、無線LAN通信等の無線通信を行う無線通信装置に関する。
近年、携帯電話等の携帯端末装置にも無線LAN通信等の無線通信機能が実装され、それに伴い年々無線通信装置の高性能化、小型化及び低価格化が進んでいる。従来例に係る無線通信装置は、例えば無線LAN通信及びGPS通信の両方を行うには、無線LAN通信の送信用回路と、無線LAN通信の受信用回路と、GPS通信用の受信用回路とを別個に備え、別個に制御を行う。
特許第3790734号公報。 特開2002−64576号公報。
しかしながら、従来例の無線通信装置においては、無線LAN通信の送信、無線LAN通信の受信及びGPS通信の受信のそれぞれに対して別個に回路を備えるので、回路部品点数が増大し、小型化が困難であるという問題があった。
本発明の目的は、以上の問題点を解決し、小型かつ低コストで、複数の無線通信を行う無線通信装置を提供することにある。
第1の発明に係る無線通信装置は、所定の局部発振周波数を有する局部発振信号を発生する局部発振手段と、入力される信号を前記局部発振信号と混合して混合後の信号を出力する混合手段と、入力される信号をろ波して出力するフィルタ手段と、前記フィルタ手段から出力される信号を増幅して出力する中間周波増幅手段とを備えた無線通信装置において、受信時において、受信された無線受信信号を前記混合手段に入力し、前記混合手段から出力される混合後の信号を前記フィルタ手段に入力し、前記中間周波増幅手段から出力される中間周波信号を出力する一方、送信時において、送信される中間周波信号を前記フィルタ手段に入力し、前記中間周波増幅手段から出力される中間周波信号を前記混合手段に入力し、前記混合手段から出力される混合後の信号を出力するように切り替えるスイッチ手段を備えたことを特徴とする。
上記無線通信装置において、前記フィルタ手段は、少なくとも互いに異なる第1と第2のろ波特性を有し、受信時において第1のろ波特性を用いて入力される信号をろ波して出力する一方、送信時において第2のろ波特性を用いて入力される信号をろ波して出力することを特徴とする。
とって代わって、上記無線通信装置において、前記局部発振手段は、少なくとも互いに異なる局部発振周波数を有する第1と第2の局部発振信号を発生し、第1の受信時において、前記第1の局部発振周波数を有する局部発振信号を発生する一方、第2の受信時及び送信時において、前記第2の局部発振周波数を有する局部発振信号を発生し、前記フィルタ手段は、少なくとも互いに異なる第1と第2と第3のろ波特性を有し、第1の受信時において第1のろ波特性を用いて入力される信号をろ波して出力し、第2の受信時において第2のろ波特性を用いて入力される信号をろ波して出力し、送信時において第3のろ波特性を用いて入力される信号をろ波して出力することを特徴とする。ここで、前記第1の受信時はGPS受信時であり、前記第2の受信時及び送信時は無線LAN通信時であってもよい。
本発明に係る無線通信装置によれば、受信時において、受信された無線受信信号を混合手段に入力し、混合手段からの混合後の信号をフィルタ手段に入力し、中間周波増幅手段からの中間周波信号を出力する一方、送信時において、送信される中間周波信号をフィルタ手段に入力し、中間周波増幅手段からの中間周波信号を混合手段に入力し、混合手段からの混合後の信号を出力するように切り替えるスイッチ手段を備えることにより、混合手段とフィルタ手段と中間周波増幅手段とを送受信で共用でき、その結果、回路部品点数を低減して小型かつ低コストである無線通信装置を実現することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
実施形態.
図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。図1において、無線通信装置は、例えば、携帯電話等の携帯端末装置に搭載され、アンテナ1,2と、帯域通過フィルタ(以下、BPFという。)3,7,10と、低雑音増幅器(以下、LNAという。)4,8と、電力増幅器(以下、PAという。)9と、混合器12,15と、アナログベースバンド回路18,23と、アナログ/デジタル変換器(以下、ADCという。)27と、デジタル/アナログ変換器(以下、DACという。)31と、デジタル復調器28,29と、デジタル変調器32と、位相ロックループ回路(以下、PLL回路という。)34と、90度移相器33と、スイッチ5,6,11,13,14,16,17,21,22,26,30,35と、コントローラ36と、信号合成器37とを備えて構成される。
アンテナ1は、GPS衛星から、GPS通信による無線信号を受信する。BPF3は、アンテナ1により受信されたGPS衛星からの所望の無線受信信号を帯域通過ろ波して出力する。LNA4は、BPF3により帯域通過ろ波された無線受信信号の所定の受信帯域の信号を、低域周波数変換に必要なレベルに増幅して出力する。アンテナ2は、無線LANの基地局から、例えばCSMA/CA方式の無線LAN通信等の半二重通信方式による無線信号を受信し、もしくは、無線LANの基地局へ無線信号を送信する。スイッチ6は、切替信号SSW2に応じてその接点が制御され、接点aが選択されたとき、アンテナ2とBPF7とを接続し、接点bが選択されたとき、アンテナ2とPA9とを接続する。BPF7は、アンテナ2により受信された所望の無線受信信号を帯域通過ろ波して出力する。LNA8は、BPF7により帯域通過ろ波された無線受信信号の所定の受信帯域の信号を、低域周波数変換に必要なレベルに増幅して出力する。スイッチ5は、切替信号SSW1に応じてその接点が制御され、接点aが選択されたとき、LNA8とスイッチ11及び14とを接続し、接点bが選択されたとき、LNA4とスイッチ11及び14とを接続する。
スイッチ11は、切替信号SSW2によってその接点が制御され、接点aが選択されたとき、スイッチ5と混合器12とを接続してスイッチ5からの無線受信信号を混合器12に出力し、接点bが選択されたとき、スイッチ21と混合器12とを接続する。混合器12は、スイッチ11において接点aが選択されているとき、PLL回路34からの局部発振信号と、スイッチ5,11を介して入力された無線受信信号とを混合して混合後のI信号を出力し、スイッチ11において接点bが選択されているとき、PLL回路34からの局部発振信号と、スイッチ21から入力される送信すべき中間周波信号とを混合して混合後の信号を出力する。スイッチ13は、切替信号SSW2によってその接点が制御され、接点aが選択されたとき、混合器12とスイッチ17とを接続し、接点bが選択されたとき、混合器12と信号合成器37とを接続する。
スイッチ14は、切替信号SSW2によってその接点が制御され、接点aが選択されたとき、スイッチ5と混合器15とを接続してスイッチ5からの無線受信信号を混合器15に出力し、接点bが選択されたとき、スイッチ26と混合器15とを接続する。混合器15は、スイッチ14において接点aが選択されているとき、PLL回路34から90度移相器33を介して入力した局部発振信号と、スイッチ5,14を介して入力された受信した無線受信信号とを混合して混合後のQ信号を出力し、スイッチ14において接点bが選択されているとき、PLL回路34から90度移相器33を介して入力した局部発振信号と、スイッチ26から入力される送信すべき中間周波信号とを混合して混合後の信号を出力する。スイッチ16は、切替信号SSW2によってその接点が制御され、接点aが選択されたとき、混合器15とスイッチ22とを接続し、接点bが選択されたとき、混合器15と信号合成器37とを接続する。信号合成器37は、スイッチ13及び16に接続され、混合器12で周波数変換された後スイッチ13から入力されたI信号と、混合器15で周波数変換された後スイッチ16から入力されたQ信号を合成してBPF10に出力する。
スイッチ17は、切替信号SSW2によってその接点が制御され、接点aが選択されたとき、スイッチ13とアナログベースバンド回路18とを接続し、接点bが選択されたとき、DAC31とアナログベースバンド回路18とを接続する。アナログベースバンド回路18は、低域通過フィルタ(以下、LPFという。)19と可変利得増幅器(以下、VGAという。)20とを備え、後述のコントローラ36から入力される中間周波数制御信号Sifに基づく中間周波数で、入力された信号の帯域と利得とを調整して中間周波信号を生成して出力する。LPF19は、スイッチ17から入力された混合後の信号又は中間周波信号を所望の帯域成分を通過させるために低域通過ろ波し、VGA20は、LPF19からの混合後の信号又は中間周波信号を最適なレベルに調整するように増幅して出力する。LPF19及びVGA20は、後述のコントローラ36から入力される中間周波数制御信号Sifにより、それぞれカットオフ周波数及び調整すべき利得量を変更される。スイッチ21は、切替信号SSW2によってその接点が制御され、接点aが選択されたとき、アナログベースバンド回路18とADC27とを接続し、接点bが選択されたとき、アナログベースバンド回路18とスイッチ11とを接続する。
スイッチ22は、切替信号SSW2によってその接点が制御され、接点aが選択されたとき、スイッチ16とアナログベースバンド回路23とを接続し、接点bが選択されたとき、DAC31とアナログベースバンド回路23とを接続する。アナログベースバンド回路23は、LPF24とVGA25とを備え、後述のコントローラ36から入力される中間周波数制御信号Sifに基づく中間周波数で、入力された信号の帯域と利得とを調整して中間周波信号を生成して出力する。LPF24は、スイッチ22から入力された混合後の信号又は中間周波信号を所望の帯域成分を通過させるために低域通過ろ波し、VGA25は、LPF24からの混合後の信号又は中間周波信号を最適なレベルに調整するように増幅して出力する。LPF24及びVGA25は、後述のコントローラ36から入力される中間周波数制御信号Sifにより、それぞれカットオフ周波数及び調整すべき利得量を変更される。スイッチ26は、切替信号SSW2によってその接点が制御され、接点aが選択されたとき、アナログベースバンド回路23とADC27とを接続し、接点bが選択されたとき、アナログベースバンド回路23とスイッチ14とを接続する。
デジタル変調器32は、OFDM変調方式のBPSK、QPSK、16QAM、64QAMの通信方式、又は、CCK、DSSS等のSS通信方式で、送信すべきデジタルデータDtrswに従って中間周波数信号の搬送波をデジタル変調して、互いに直交するIデジタル信号及びQデジタル信号を含む2系列のデジタル中間周波信号を生成して出力する。DAC31は、入力されたIデジタル信号及びQデジタル信号をそれぞれI信号及びQ信号の中間周波信号にデジタル/アナログ変換し、変換されたI信号をスイッチ17に出力し、変換されたQ信号をスイッチ22に出力する。
スイッチ30は、切替信号SSW1によってその接点が制御され、接点aが選択されたとき、無線LAN通信用のサンプルクロック信号CLCSAMwをADC27に入力し、接点bが選択されたとき、GPS通信用のサンプルクロック信号CLCSAMgをADC27に入力する。ADC27は、スイッチ21及び26を介してアナログベースバンド回路18及び23からそれぞれ入力したI信号及びQ信号の中間周波信号を、それぞれIデジタル信号及びQデジタル信号にアナログ/デジタル変換した後、デジタル復調器28又は29に出力する。このとき、GPS通信と無線LAN通信とでは中間周波数帯域が異なるので、ADC27は、信号SSW1により制御されるスイッチ30により、GPS受信時において、サンプルクロック信号CLKSAMgを用いて例えば2ビットのアナログ/デジタル変換を行い、無線LAN受信時において、サンプルクロックCLKSAMwを用いて例えば8ビットのアナログ/デジタル変換を行う。この場合、無線LAN通信用の8ビットのADCがあれば、GPS通信の受信においても共用できる。デジタル復調器28は、BPSK方式の復調機能を備え、GPS受信時において、ADC27から入力したIデジタル信号及びQデジタル信号を含む各デジタル信号を1つのデジタルデータにデジタル復調した後、GPS受信データDrcvgとして、図示しない信号処理回路に出力する。デジタル復調器29は、無線LAN受信時において、デジタル変調器32が有する変調方式で変調された信号を復調することができる復調方式で、ADC27から入力した上記各受信デジタル信号を1つのデジタルデータにデジタル復調した後、無線LAN受信データDrcvwとして、図示しない上位レイヤである信号処理回路に出力する。
スイッチ35は、切替信号SSW1によってその接点が制御され、接点aが選択されたとき、図示しないクロック生成器から入力される無線LAN通信用の基準クロック信号CLKwをPLL回路34に入力し、接点bが選択されたとき、図示しないクロック生成器から入力されるGPS通信用の基準クロック信号CLKgをPLL回路34に入力する。PLL回路34は、切替信号SSW1に応じてクロック分周比、チャージポンプの定数、ループフィルタ係数等のパラメータを決定し、入力した基準クロック信号を決定されたパラメータを用いて分周することによって、入力した基準クロック信号に同期した局部発振周波数を有する局部発振信号を生成して出力する。90度移相器33は、入力された局部発振信号の位相を90度だけ移相して出力する。
BPF10は、信号合成器37に接続され、信号合成器37により合成された信号を帯域通過ろ波した後、送信すべき無線送信信号としてPA9に出力する。PA9は、BPF10に接続され、BPF10から入力された送信すべき無線送信信号の電力を増幅したのち、スイッチ6に出力する。
コントローラ36は、例えば、無線通信装置のアプリケーションなどの上位レイヤ(図示せず)等の指示により、各スイッチ5,30,35の接点及びPLL回路34の変数を切り替えるための切替信号SSW1と、各スイッチ6,11,13,14,16,17,21,22,26の接点を切り替えるための切替信号SSW2と、無線LANの送信時又は受信時もしくはGPS受信時で互いに異なり、アナログベースバンド回路18及び23の中間周波数を各無線通信に適した値に制御するための中間周波数制御信号Sifを生成して出力する。各スイッチ5,30,35は、上記コントローラ36からの切替信号SSW1に応じて、無線LAN受信時又は無線LAN送信時に、接点a側に切り替えられ、GPS受信時に、接点b側に切り替えられる。各スイッチ6,11,13,14,16,17,21,22,26は、上記コントローラ36からの切替信号SSW2に応じて、無線LAN受信時に、接点a側に切り替えられ、無線LAN送信時に、接点b側に切り替えられる。
なお、上記構成を有する無線通信装置において、LNA4,8と、PA9と、BPF10と、混合器12,15と、信号合成器37と、アナログベースバンド回路18,23と、PLL回路34と、90度移相器33と、スイッチ5,11,13,14,16,17,21,22,26,35とは、1つのICチップC1上に形成され、ADC27と、デジタル復調器28,29と、スイッチ30と、DAC31と、デジタル変調器32とは、別のICチップC2上に形成されている。
図1のように構成された無線通信装置において、まず、アンテナ2から、無線LAN通信による無線信号を受信する場合の動作について説明する。
コントローラ36は、スイッチ5,30,35を接点a側に切り替え、PLL回路34の局部発振周波数を無線LAN通信用の値に設定する切替信号SSW1と、スイッチ6,11,13,14,16,17,21,22,26を接点a側に切り替える切替信号SSW2と、アナログベースバンド回路18及び23の中間周波数を無線LAN受信に適した値に制御する中間周波数制御信号Sifを出力する。アンテナ2から入力された無線LAN通信による無線受信信号は、スイッチ6を介してBPF7に入力され、所望の帯域成分が帯域通過ろ波されかつ不要周波数成分が除去された後、LNA8により増幅される。LNA8により増幅された無線受信信号は、スイッチ5の接点a及びスイッチ11の接点aを介して混合器12に入力されるとともに、スイッチ5からスイッチ14の接点aを介して混合器15に入力される。混合器12は、無線LAN用基準クロックCLKwに基づく局部発振周波数を有する局部発振信号と、無線受信信号とを混合し、混合後の信号をスイッチ13,17を介してアナログベースバンド回路18に出力する。混合器15は、上記局部発振信号をさらに90度移相器33により移相した局部発振信号と、無線受信信号とを混合し、混合後の信号をスイッチ16,22を介してアナログベースバンド回路23に出力する。アナログベースバンド回路18及び23は、コントローラ36から入力された中間周波数制御信号Sifに基づく中間周波数で、それぞれ入力されたI信号及びQ信号の帯域と利得とを調整して中間周波信号を生成し、生成された各中間周波信号をそれぞれスイッチ21及び26を介してADC27に出力する。ADC27は、各中間周波信号を、無線LAN用サンプルクロックCLKSAMwに基づいて受信デジタル信号にアナログ/デジタル変換し、変換後の各受信デジタル信号をデジタル復調器29に出力する。デジタル復調器29は、変換後の各受信デジタル信号を1つのデジタルデータにデジタル復調し、無線LAN受信データDrcvwとして出力する。
なお、無線LAN受信時に動作する必要の無い回路(例えば、BPF3,10、LNA4、PA9、デジタル復調器28、DAC31及びデジタル変調器32)は、図示しない上位レイヤである信号処理回路等からの制御信号により電流をオフにされて省電力モードに制御されてもよい。
次に、アンテナ2から、無線LAN通信を用いて無線信号を送信する場合の動作について説明する。
コントローラ36は、スイッチ5,30,35を接点a側に切り替え、PLL回路34の局部発振周波数を無線LAN通信用の値に設定する切替信号SSW1と、スイッチ6,11,13,14,16,17,21,22,26を接点b側に切り替える切替信号SSW2と、アナログベースバンド回路18及び23の中間周波数を無線LAN送信に適した値に制御する中間周波数制御信号Sifを出力する。外部から入力された無線送信すべきデータDtrswは、デジタル変調器32により、互いに直交するIデジタル信号とQデジタル信号とにデジタル変調された後、DAC31によりそれぞれI信号及びQ信号にデジタル/アナログ変換される。変換されたI信号は、スイッチ17を介してアナログベースバンド回路18に入力され、変換されたQ信号は、スイッチ22を介してアナログベースバンド回路23に入力される。アナログベースバンド回路18及び23は、コントローラ36から入力された中間周波数制御信号Sifに基づく中間周波数で、それぞれ入力されたI信号及びQ信号の帯域と利得とを調整して各中間周波信号を生成し、生成された各中間周波信号をそれぞれスイッチ21,11及び26,14を介してそれぞれ混合器12及び15に出力する。混合器12は、無線LAN用基準クロックCLKwに基づく局部発振周波数を有する局部発振信号と、スイッチ21,11を介して入力されたI信号の中間周波信号とを混合し、スイッチ13を介して混合後の信号をBPF10に出力する。混合器15は、上記局部発振信号をさらに90度移相器33により移相した局部発振信号と、スイッチ26,14を介して入力されたQ信号の中間周波信号とを混合し、スイッチ16を介して混合後の信号をBPF10に出力する。混合後の各信号は、信号合成器37により1つの信号に合成された後、BPF10により所望の帯域成分を通過させかつ不要周波数成分を除去された後、PA9により電力増幅され、スイッチ6を介してアンテナ2から無線送信される。
なお、無線LAN送信時に動作する必要の無い回路(例えば、BPF3,7、LNA4,8、ADC27及びデジタル復調器28,29)は、図示しない上位レイヤである信号処理回路等からの制御信号により電流をオフにされて省電力モードに制御されてもよい。
次に、アンテナ1から、GPS通信による無線信号を受信する場合の動作について説明する。
コントローラ36は、スイッチ5,30,35を接点b側に切り替え、PLL回路34の局部発振周波数をGPS通信用の値に設定する切替信号SSW1と、スイッチ6,11,13,14,16,17,21,22,26を接点a側に切り替える切替信号SSW2と、アナログベースバンド回路18及び23の中間周波数をGPS受信に適した値に制御する中間周波数制御信号Sifを出力する。アンテナ1から入力されたGPS通信による無線受信信号は、BPF3に入力され、所望の受信信号を帯域通過ろ波されかつ不要周波数成分を除去された後、LNA4により増幅される。LNA4により増幅されたGPS受信信号は、スイッチ5の接点b及びスイッチ11の接点aを介して混合器12に入力されるとともに、スイッチ5からスイッチ14の接点aを介して混合器15に入力される。混合器12は、GPS通信用基準クロックCLKgに基づく局部発振周波数を有する局部発振信号と、受信GPS信号とを混合し、混合後の信号をスイッチ13,17を介してアナログベースバンド回路18に出力する。混合器15は、上記局部発振信号をさらに90度移相器33により移相した局部発振信号と、受信GPS信号とを混合し、混合後の信号をスイッチ16,22を介してアナログベースバンド回路23に出力する。アナログベースバンド回路18及び23は、コントローラ36から入力された中間周波数制御信号Sifに基づく中間周波数で、それぞれ入力されたI信号及びQ信号の帯域と利得を調整して各中間周波信号を生成し、生成された各中間周波信号をそれぞれスイッチ21及び26を介してADC27に出力する。ADC27は、各中間周波信号を、GPS通信用サンプルクロックCLKSAMgに基づいて受信デジタル信号にアナログ/デジタル変換し、変換後の各受信デジタル信号をデジタル復調器28に出力する。デジタル復調器28は、変換後の各受信デジタル信号を1つのデジタルデータにデジタル復調し、GPS受信データDrcvgとして出力する。
なお、GPS受信時に動作する必要の無い回路(例えば、BPF7,10、LNA8、PA9、デジタル復調器29、DAC31及びデジタル変調器32)は、図示しない上位レイヤである信号処理回路等からの制御信号により電流をオフにされて省電力モードに制御されてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る無線通信装置は、無線LAN通信の送信、無線LAN通信の受信及びGPS通信の受信において、混合器12,15と、アナログベースバンド回路18,23と、移相器33と、PLL回路34と、ADC27とを共用することにより、回路部品点数を低減し、小型かつ低コストで、複数の無線通信を行う無線通信装置を実現することができる。
本発明に係る無線通信装置によれば、受信時において、受信された無線受信信号を混合手段に入力し、混合手段からの混合後の信号をフィルタ手段に入力し、中間周波増幅手段からの中間周波信号を出力する一方、送信時において、送信される中間周波信号をフィルタ手段に入力し、中間周波増幅手段からの中間周波信号を混合手段に入力し、混合手段からの混合後の信号を出力するように切り替えるスイッチ手段を備えることにより、混合手段とフィルタ手段と中間周波増幅手段とを送受信で共用でき、その結果、回路部品点数を低減して小型かつ低コストである無線通信装置を実現することができる。本発明は、例えば、携帯電話等の携帯端末装置の無線通信装置として利用することができる。
本発明の一実施形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,2…アンテナ、
3,7,10…帯域通過フィルタ(BPF)、
4,8…低雑音増幅器(LNA)、
9…電力増幅器(PA)、
5,6,11,13,14,16,17,21,22,26,30,35…スイッチ、
12,15…混合器、
18,23…アナログベースバンド回路、
19,24…低域通過フィルタ(LPF)、
20,25…可変利得増幅器(VGA)、
27…アナログデジタル変換器(ADC)、
31…デジタルアナログ変換器(DAC)、
28,29…デジタル復調器、
32…デジタル変調器、
33…90度移相器、
34…位相ロックループ回路(PLL回路)、
36…コントローラ、
37…信号合成器。

Claims (4)

  1. 所定の局部発振周波数を有する局部発振信号を発生する局部発振手段と、
    入力される信号を前記局部発振信号と混合して混合後の信号を出力する混合手段と、
    入力される信号をろ波して出力するフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段から出力される信号を増幅して出力する中間周波増幅手段とを備えた無線通信装置において、
    受信時において、受信された無線受信信号を前記混合手段に入力し、前記混合手段から出力される混合後の信号を前記フィルタ手段に入力し、前記中間周波増幅手段から出力される中間周波信号を出力する一方、送信時において、送信される中間周波信号を前記フィルタ手段に入力し、前記中間周波増幅手段から出力される中間周波信号を前記混合手段に入力し、前記混合手段から出力される混合後の信号を出力するように切り替えるスイッチ手段を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記フィルタ手段は、少なくとも互いに異なる第1と第2のろ波特性を有し、受信時において第1のろ波特性を用いて入力される信号をろ波して出力する一方、送信時において第2のろ波特性を用いて入力される信号をろ波して出力することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記局部発振手段は、少なくとも互いに異なる局部発振周波数を有する第1と第2の局部発振信号を発生し、第1の受信時において、前記第1の局部発振周波数を有する局部発振信号を発生する一方、第2の受信時及び送信時において、前記第2の局部発振周波数を有する局部発振信号を発生し、
    前記フィルタ手段は、少なくとも互いに異なる第1と第2と第3のろ波特性を有し、第1の受信時において第1のろ波特性を用いて入力される信号をろ波して出力し、第2の受信時において第2のろ波特性を用いて入力される信号をろ波して出力し、送信時において第3のろ波特性を用いて入力される信号をろ波して出力することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記第1の受信時はGPS受信時であり、前記第2の受信時及び送信時は無線LAN通信時であることを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
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