JP4822902B2 - 電気炉還元性スラグの改質処理方法 - Google Patents

電気炉還元性スラグの改質処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4822902B2
JP4822902B2 JP2006091979A JP2006091979A JP4822902B2 JP 4822902 B2 JP4822902 B2 JP 4822902B2 JP 2006091979 A JP2006091979 A JP 2006091979A JP 2006091979 A JP2006091979 A JP 2006091979A JP 4822902 B2 JP4822902 B2 JP 4822902B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slag
reducing
cao
mixed
oxidizing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006091979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007262537A (ja
Inventor
明恵 市原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Special Steel Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Special Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Special Steel Co Ltd filed Critical Sanyo Special Steel Co Ltd
Priority to JP2006091979A priority Critical patent/JP4822902B2/ja
Publication of JP2007262537A publication Critical patent/JP2007262537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4822902B2 publication Critical patent/JP4822902B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Description

本発明は、電気炉と取鍋精錬炉を用いる鋼の精錬プロセスにおいて発生するスラグ、特に還元性スラグを風化崩壊性が無く、膨張性の小さいスラグに改質する方法に関する。
従来、転炉スラグや電気炉スラグなどの製鋼スラグをヤードやスラグパンにて緩冷凝固したスラグは、硬質で耐摩耗性に優れており、路盤材やアスファルト骨材等の道路用材料としてリサイクルされている。
ところで、転炉スラグや電気炉スラグは酸化精錬により発生する酸化性スラグと、還元精錬によって発生する還元性スラグの2種類に分類される。
このような転炉スラグや電気炉スラグの製鋼スラグのうち、還元精錬にて発生する還元性スラグは、成分中に石灰を多く含むため、副原料の石灰の一部が未溶融のまま遊離石灰(遊離石灰を、以下「f−CaO」という)として残ることがある。このf−CaOは、反応式[CaO+H2O→Ca(OH)2]により水と反応すると体積が約2倍に膨張し、例えば路盤材としてf−CaOを含む製鋼スラグをアスファルトの下に用いた場合、アスファルトが下から押されて路面が割れる花咲すなわちポップアウトする現象を起こし、路面性状に悪影響を及ぼす。このように製鋼スラグは膨張特性による問題がある。
このような路面性状に悪影響を及ぼすf−CaOの膨張の対策として、事前にf−CaOを水分と反応させて消石灰に変え、体積安定化処理をするエージングという処理が一般的に行われている。このエージングには、製鋼スラグを破砕した後、安定するまでヤードに山積する大気エージングと、ピットに搬入した製鋼スラグを高温で水分の多い蒸気で処理する方法(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)がある。あるいは圧力容器に搬入した製鋼スラグを高温・高圧の蒸気で処理する方法(例えば、特許文献3、特許文献4参照。)があり、これらの水分の多い蒸気あるいは高温・高圧の蒸気を用いる方法は促進エージングと呼ばれている。
さらに、エージングの処理前あるいは処理中にキレート化剤を混合することにより、エージングを促進する方法(例えば、特許文献5参照。)や、炭酸化反応を行う方法(例えば、特許文献6参照。)も提案されている。しかし、これらのエージング処理は数mm〜数10mmに機械破砕された塊状のスラグに対して行われるため、f−CaOを大量に含む還元性スラグでは十分な効果が得られにくい。
上記のエージング処理以外のf−CaOの膨張の対策としては、溶融状態のスラグに対する改質処理がある。これらは大別すると、加熱により未反応のf−CaOとSiO2や酸化鉄などとの反応を促進してf−CaO量を低減する方法(例えば、特許文献7、特許文献8参照。)と、スラグの成分をf−CaOが反応しやすく、かつ、再析出しない成分に調整する方法がある。CaO含有量の多いスラグの場合、f−CaOが完全に反応していても、3CaO・SiO2→2CaO・SiO2+CaOの反応により、f−CaOが再析出することが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。このために還元性スラグのようにCaOの含有量の多いスラグでは、加熱により未溶融のf−CaOを溶融させても、時間の経過と共にf−CaOが再析出してしまい、抜本的な解決とならない。このため、還元性スラグの膨張対策としては、成分調整によってf−CaOの生成を抑制する改質処理が最も膨張抑制効果が高いと考えられている。したがって還元性スラグだけでなく、製鋼スラグ全般の改質処理として、数多くの方法が提案されている(例えば、特許文献9、特許文献10、特許文献11、特許文献12、特許文献13、特許文献14、特許文献15、特許文献16参照)。
さらに、還元性スラグの多くは、冷却工程の結晶相の相転移すなわちα’−2CaO・SiO2→γ−2CaO・SiO2の反応による体積変化によって、凝固後ただちに崩壊して粉体となることや塊状で凝固しても強度が弱いことなどから、支持力が求められる路盤材の用途には適さない問題がある。
このため、出願人は、還元性スラグの風化崩壊性を改質することにより、路盤材に適するスラグとして処理してきた。この方法は還元性スラグの成分調整を含む方法(例えば、特許文献17参照。)であるため、還元性スラグの膨張抑制効果も有する。しかし、鋼の精錬により副次的に精製するスラグは鋼種により、あるいは操業条件により成分や温度域が異なっているため、従来法では十分な改質効果が得られない場合があった。
特開平08−259283号公報 特開平09−025142号公報 特開平06−316712号公報 特開平08−165151号公報 特開2001−316141号公報 特開2005−200234号公報 特開2005−307263号公報 特開2005−195224号公報 特開2005−306654号公報 特開2005−194574号公報 特開2005−60741号公報 特開2004−331449号公報 特開2003−183717号公報 特開2003−155511号公報 特開2001−64714号公報 特開2000−169195号公報 特開平06−93324号公報 水渡英昭:製鋼スラグの発生量低減と資源化―鉄鋼スラグの基礎と応用研究会最終報告書―、(1997)85
本発明が解決しようとする課題は、従来の製鋼スラグの改質処理の工程を活かしつつ、十分な膨張特性の改質効果が得られるよう、最適な処理方法としたもので、この方法より、処理費用が僅かで、製品品質を損なうこと無く、新規設備や新規の工程を不要として従来の工程の準用により処理を可能とする還元性スラグの膨張特性の改質方法を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明の手段は、請求項1の発明では、電気炉において溶解と酸化精錬を行い、次いて取鍋において還元精錬を行う鋼の溶解精錬方法として、電気炉の酸化精錬後に一定量の酸化性スラグを伴って電気炉から出鋼された溶鋼を、改質処理を行うヒートである「現ヒート」の還元精錬用の取鍋に移注し、その際に現ヒートの数ヒート前の精錬である「先行ヒート」にて出鋼後に残る還元性スラグと残湯の全部を先行ヒートの取鍋から上記の現ヒートの還元精錬用の取鍋に移注し、次いで、この還元性スラグと残湯の全部を移注した取鍋から酸化性スラグ及び還元性スラグの混合物を直ちに処理場へ運搬する容器であるスラグ鍋に移注することにより、これらの酸化性スラグ及び還元性スラグを溶融状態にて混合して混合スラグとした後、この混合スラグを土間あるいはスラグパン等の緩冷却工程へ排滓する、還元性スラグの改質処理方法における方法である。
上記の方法において、得られた酸化性スラグ、還元性スラグ、混合スラグのそれぞれについて、それらの主要成分であるCaO、MgO、Al23、FeO、SiO2の各含有率は、スラグを形成する全成分を質量%で100%の値とするとき、
酸化性スラグは、30%≦CaO+MgO≦59%、10%≦SiO2≦23%、18%≦Al23+FeO≦51%満足し、
還元性スラグは、60%≦CaO+MgO≦70%、3%≦SiO2≦12%、19%≦Al23+FeO≦36%を満足し、
混合スラグは、40%≦CaO+MgO≦63%、8%≦SiO2≦16%、21%≦Al23+FeO≦34%を満足し、
かつ、酸化性スラグ及び還元性スラグを1413℃以上の温度域の溶融状態で混合することを特徴とする還元性スラグの改質方法ある。
上記の成分調整には、溶鋼出鋼に伴って排出される酸化性スラグを使用するため、新規に調整材料を必要とすることなく、かつ、スラグ量も増えない上に、溶融状態のために改質反応が起こりやすい。さらに、還元性スラグもタンディッシュへの出鋼時に溶鋼を取鍋内に残しておくことにより、還元性スラグの温度を高温に保つことができる。
すなわち、この前ヒートの取鍋内の高温状態の還元性スラグを、電気炉から取鍋に出鋼された高温の酸化性スラグ及び溶鋼の上に移注して混入することにより、スラグの改質に必要な熱が確保でき、さらに、(1)前ヒートの還元性スラグの移注時、(2)混合したスラグのスラグ鍋への移注時、(3)スラグ鍋から土間あるいはスラグパン等の緩冷却工程への排滓時の3回にわたって攪拌されることとなり、反応が一層に進行してf−CaOを減少することができる。
本発明の手段とすることにより、酸化性スラグと還元性スラグを1413℃以上の温度で溶融して混合スラグとしたことにより、余分な設備や費用を発生することなく、かつ、スラグ発生量の増加を招くこともなく、還元性スラグの膨張特性を改質でき、製鋼工程から発生するスラグの全量を路盤材やアスファルト骨材等の道路用材料として有効に利用できるなど、本発明は優れた効果を奏する方法である。
本発明を実施するための最良の形態は、電気炉において、鋼を溶解し、酸化精錬を行い、次いで、その溶鋼を取鍋に移注して還元精錬を行う。この取鍋における還元精錬で得られる還元性スラグの熱膨張性を改質して路盤材やアスファルト骨材とする方法である。この製鋼方法において、例えば、90tの電気炉により低合金鋼を溶解して酸化精錬を行った後、得られた溶鋼を一定量の酸化性スラグを伴って取鍋Aに移注する。さらに、この現ヒートの還元精錬用の取鍋Aに移注した該溶鋼と酸化性スラグの上に、先行ヒートで取鍋Bにより還元精錬して出鋼した後、取鍋Bに残した還元性スラグと残湯の全部を、移注し混合する。ここで,酸化性スラグと還元性スラグの混合割合は、各組成よりおよそ1:1〜1:3の範囲とした。次いで、この混合した酸化性スラグ及び還元性スラグを取鍋Aから直ちにスラグ鍋に移注するものとする。このスラグ鍋への移注により酸化性スラグと還元性スラグは溶融状態で混合されて混合スラグとされる。さらに、この混合スラグを入れたスラグ鍋を土間あるいはスラグパン等の緩冷却工程へ運び、スラグ鍋から混合スラグを排滓する。以上の方法により還元性スラグは酸化性スラグと混合されて混合スラグとして改質処理される。
上記の還元性スラグの改質処理では、得られた酸化性スラグ、還元性スラグ、混合スラグのそれぞれについて、それらの主要成分であるCaO、MgO、Al23、FeO、SiO2の各含有率は、スラグを形成する全成分、すなわち上記の主要成分とそれ以外のMnOやP25やSやTiO2やFe23やその他の微量な酸化物などの成分を合わせて、質量%で、100%の値とするとき、酸化性スラグは、30%≦CaO+MgO≦52%、10%≦SiO2≦20%、18%≦Al23+FeO≦43%を満足するものであり、還元性スラグは、59%≦CaO+MgO≦68%、3%≦SiO2≦12%、19%≦Al23+FeO≦33%を満足するものであり、混合スラグは、43%≦CaO+MgO≦58%、8%≦SiO2≦15%、22%≦Al23+FeO≦32%を満足するものである。さらに、上記の先行ヒートの取鍋Bに残していた還元性スラグを、取鍋Aの酸化性スラグに混合する際には、1413℃以上の温度域にある溶融状態で混合する。
図1は、上記の取鍋Aから採取した酸化性スラグ、上記の先行ヒートの取鍋Bから採取した還元性スラグ、これらを混合したスラグ鍋から採取した混合スラグのそれぞれのX線回折結果を示すグラフである。図1より酸化性スラグ、還元性スラグ、混合スラグの主成分は、酸化性スラグが2CaO・SiO2とFeOであり、還元性スラグが3CaO・Al23とCaOであり、混合スラグは酸化性スラグに含まれる2CaO・SiO2とFeO及び12CaO・7Al23であることがわかる。このうち、混合スラグの12CaO・7Al23は酸化性スラグと還元性スラグのいずれにも含まれない化合物である。このように、混合スラグにおいて、12CaO・7Al23が生成されていることから、上記の混合処理が単なる物理混合でなく、スラグが改質されていることがわかる。
酸化性スラグ、還元性スラグ、混合スラグのそれぞれ10ヒートにおける各スラグを採取し、これらをその主要な化学成分である、CaO+MgO、SiO2、Al23+FeOについて、酸化性スラグ中、還元性スラグ中、混合スラグ中のそれぞれに含有される主要な化学成分を溶融ガラスビート法により定量した結果を、質量%で、表1〜3に示す。さらに、これら酸化性スラグ、還元性スラグ、混合スラグの主要な化学成分のCaO+MgO、SiO2、Al23+FeOの三元系状態図を図2に示す。
Figure 0004822902
Figure 0004822902
Figure 0004822902
上記のX線回折およびCaO−Al23−SiO23元系状態図より、酸化性スラグ及び還元性スラグの初晶相はそれぞれ2CaO・SiO2及びCaOであることがわかっている。これらの酸化性スラグ及び還元性スラグを混合し改質して形成の混合スラグ中には、12CaO・7Al23が生成されていることから、酸化性スラグ中の過剰なAl23が、還元性スラグ中のCaOと反応して12CaO・7Al23を生成して改質が行われたことが推察される。
12CaO・7Al23の凝固温度は1413℃であることから、スラグの改質に要する酸化性スラグ及び還元性スラグの温度は1413℃以上であり、さらに、これら酸化性スラグ及び還元性スラグは溶融状態であることが必要である。
図3は、大気エージング期間とf−CaO含有率の関係を示すグラフである。この大気エージング試験は、各スラグをコンクリート土間上に山積し、大気条件下で所定の期間暴露することにより行った。この図3のグラフからスラグ改質による膨張要因であるf−CaOの減衰状態がわかる。還元性スラグ中には、エージング前の大気エージング期間0で、f−CaOの含有率は1.1%であり、大気エージング期間の3ヶ月でもf−CaOの含有率は1.0%程度である。すなわち、還元性スラグ中のf−CaOはエージングによって減衰傾向を示しているが、減衰の割合は僅かで、まだf−CaOの含有率は1.0%と高い。しかし、還元性スラグを酸化性スラグと混合し、混合スラグに改質することによって、混合スラグのf−CaOの含有率は0.4%程度と大幅な改善されていることがわかる。
さらに、改質された混合スラグの水浸膨張率(%)の測定結果を表4に示す。測定は、JIS A5015「道路用鉄鋼スラグ」の附属書2 鉄鋼スラグの水浸膨張試験方法、により行った。当該JISの定めによると、上層及び下層路盤材用の道路用製鋼スラグは水膨張率1.5%以下、加熱アスファルト混合物、瀝青安定処理(加熱混合)用の道路用製鋼スラグの水膨張率は2.0%以下となっており、改質処理を行った混合スラグは、この規格を十分に満足していることがわかる。
Figure 0004822902
取鍋から採取した酸化性スラグと先行ヒートの取鍋から採取した還元性スラグとこれらを混合した混合スラグのそれぞれのX線回折結果を示すグラフである。 酸化性スラグ、還元性スラグ、混合スラグの主要な化学成分のCaO+MgO、SiO2、Al23+FeOの三元系状態図である。 酸化性スラグ、還元性スラグ、混合スラグの大気エージング期間とf−CaO含有率の関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 電気炉において溶解と酸化精錬を行い、次いて取鍋において還元精錬を行う鋼の溶解精錬方法として、電気炉の酸化精錬後に一定量の酸化性スラグを伴って電気炉から出鋼された溶鋼を現ヒートの還元精錬用の取鍋に移注し、その際に先行ヒートにて出鋼後に残る還元性スラグと残湯の全部を先行ヒートの取鍋から上記の現ヒートの還元精錬用の取鍋に移注し、次いで、この還元性スラグと残湯の全部を移注した取鍋から酸化性スラグ及び還元性スラグの混合物を直ちにスラグ鍋に移注することにより、これらの酸化性スラグ及び還元性スラグを溶融状態にて混合して混合スラグとした後、この混合スラグを土間あるいはスラグパン等の冷却工程へ排滓する、還元性スラグの改質処理方法において、得られた酸化性スラグ、還元性スラグ、混合スラグのそれぞれについて、それらの主要成分であるCaO、MgO、Al 2 3 、FeO、SiO 2 の各含有率は、スラグを形成する全成分を質量%で100%の値とするとき、
    酸化性スラグは、30%≦CaO+MgO≦52%、10%≦SiO 2 ≦20%、18%≦Al 2 3 +FeO≦43%満足し、
    還元性スラグは、59%≦CaO+MgO≦68%、3%≦SiO 2 ≦12%、19%≦Al 2 3 +FeO≦33%を満足し、
    混合スラグは、43%≦CaO+MgO≦58%、8%≦SiO 2 ≦15%、22%≦Al 2 3 +FeO≦32%を満足し、
    かつ、酸化性スラグ及び還元性スラグを1413℃以上の温度域の溶融状態で混合することを特徴とする還元性スラグの改質方法。
JP2006091979A 2006-03-29 2006-03-29 電気炉還元性スラグの改質処理方法 Active JP4822902B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006091979A JP4822902B2 (ja) 2006-03-29 2006-03-29 電気炉還元性スラグの改質処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006091979A JP4822902B2 (ja) 2006-03-29 2006-03-29 電気炉還元性スラグの改質処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007262537A JP2007262537A (ja) 2007-10-11
JP4822902B2 true JP4822902B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=38635794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006091979A Active JP4822902B2 (ja) 2006-03-29 2006-03-29 電気炉還元性スラグの改質処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4822902B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013071875A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Hoshino Sansho:Kk 電気炉還元スラグの改質方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5589412A (en) * 1979-07-30 1980-07-07 Nippon Jiryoku Senko Kk Preventing method of collapse of converter slag and electric furnace slag
JPS5913651A (ja) * 1982-07-14 1984-01-24 大同特殊鋼株式会社 電気炉スラグの処理方法
JP2711779B2 (ja) * 1992-09-16 1998-02-10 山陽特殊製鋼株式会社 アーク炉精錬における還元性スラグの処理方法
JP3644330B2 (ja) * 1999-11-24 2005-04-27 住友金属工業株式会社 還元期スラグの処理方法
JP2001262217A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Oji Steel Co Ltd 電気炉還元スラグの処理方法及び装置
JP2002241150A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Topy Ind Ltd 還元スラグ固化体及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007262537A (ja) 2007-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5573403B2 (ja) 製鋼スラグの資源化方法及び燐酸肥料用原料
CN110315039B (zh) 一种无氟保护渣在含钛钢连铸中的应用
CN112342454B (zh) 一种316l不锈钢及其制备方法
JP5251360B2 (ja) 取鍋精錬法による清浄鋼の製造方法
JP5152442B2 (ja) 環境保全溶鋼脱硫フラックス
JP2010105826A (ja) セメント原料用スラグの製造方法
JP4822902B2 (ja) 電気炉還元性スラグの改質処理方法
WO2001090019A1 (fr) Procede de traitement oxydant des laitiers d'acierie et scories ld obtenues
US9695485B2 (en) Method for the treatment of steelwork slag and hydraulic mineral binder
JP2636612B2 (ja) 鋼滓を改質した超速硬セメント原料の製造法
JP3823815B2 (ja) 製鋼スラグ硬化体の製造方法
JP5509913B2 (ja) S及びTi含有量の少ない高Si鋼の溶製方法
JPH10263768A (ja) 転炉スラグの再利用方法
JP4798073B2 (ja) 溶融還元炉スラグの改質方法
JP4304110B2 (ja) 含クロム鉄鋼スラグの無害化方法
TWI817604B (zh) 耐火材料調質轉爐石及其製造方法
JP2000212633A (ja) 溶鋼の取鍋精錬における脱硫方法
JPH04224147A (ja) 鋼滓を改質した超速硬セメント原料の製造法
JP4488305B2 (ja) 電気炉スラグのフッ素溶出抑制方法
JP4189326B2 (ja) 転炉スラグの改質方法
JP2009270132A (ja) 膨張安定性の高い製鋼スラグの製造方法
JP4360117B2 (ja) 路盤材の製造方法
JP3994988B2 (ja) クロム含有鋼精錬スラグに含有される金属成分の回収利用方法
JP3606107B2 (ja) 安定化剤の製造方法
JP2022115550A (ja) リサイクルスラグ及びリサイクルスラグを用いた精錬方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4822902

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250