JPS5913651A - 電気炉スラグの処理方法 - Google Patents

電気炉スラグの処理方法

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JPS5913651A
JPS5913651A JP12324182A JP12324182A JPS5913651A JP S5913651 A JPS5913651 A JP S5913651A JP 12324182 A JP12324182 A JP 12324182A JP 12324182 A JP12324182 A JP 12324182A JP S5913651 A JPS5913651 A JP S5913651A
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JP
Japan
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slag
electric furnace
reduced
phosphate
oxidized
Prior art date
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Pending
Application number
JP12324182A
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English (en)
Inventor
吉田 鎮雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 元スラグを利用しやすいように、その粉化を防止しつつ
固化させる処理方法に関する。
電気炉製鋼に伴うスラグには、酸化精錬期の終りに排出
される酸化期スラグ(ふつう「酸化スラグ」と略称され
る)と、還元精錬の完了により排出される還元期スラグ
(これも「還元スラグ」と略称される)とがあり、重量
にして、おおよそ73の割合で発生する。
従来、酸化スラグは適宜の大きさに破砕して、コンクリ
−1・の骨JAやアスファルト舗装の路盤拐として利用
することが試みられ、一応の成功をみていたが、還元ス
ラグにはこれといった利用の途がなく,埋立てに使われ
る程度であった。
還元スラグが利用さねない最大の理由は、発生時(で、
その中に多量に含まれているケイ酸二カルシウム2 C
aO・S102が高温から低湿に冷却されると、β相か
らγ相に変態し、変態に伴う体積膨張の/ζめ崩壊粉化
する節向かあり、粉塵が立って取扱いにくいたけでなく
、ある程度の粒径を要求される用途には向けられないと
いうことにある。
一本発明者は,酸化スラグたけでなく還元スラグをも含
めた電気炉スラグ全体の利用を企て、還元スラグの粉化
防止策を求めて研究した結果、少量のリン酸成分を共存
させることによりこの[]的が達成できることを知って
本発明に至った。
すなわち本発明の電気炉スラグの処理方法は、電気炉製
鋼に伴い排出される還元スラグに、スラグが溶融状態に
ある間に、その中に含まれるケイ酸二カルシウム2 C
aO・SiO2に対するリン酸分P205 が少なくと
も02重量%に達する量のリン酸塩またはリン酸塩を含
有する材料を添加混合することにより、2CaO−SI
O2の変態に伴う粉化を防止しつつスラグを固化させる
ことを特徴とする。
リン酸成分の存在が還元スラグの冷却時の粉化を防止す
る機構は、本発明者も未だ解明するに至っていないが、
上記したような少量の添加で有効なことから、リン酸成
分を含む.2Ca○・SlO2とは異種の鉱物の生成だ
けては説明しきれず、むしろ低融点であって粘度の高い
ガラス質物が生成し,とわがハインダーのような役割を
はだすものと考えられる。
本発明において、「リン酸」とはオルトリン酸に限らず
、亜すン酸,メタリン酸,ピロリン酸。
トリボリリン酸などをも包含する。 これらのリン醸成
1分は、その塩の形で供給ずれはよく、アルカリ土類金
属やアルカリ金属の塩類を中心に,多種類のものが使用
できる。 中性塩だけでなく、酸性塩,塩基性塩のいず
れも差し支えない。 しかし、入手の容易さ,rlIl
i格および固化したスラグからの浸出性がないこと、な
どの点から、リン酸三カル/ラム3 CaO H P2
O3が最も好ましいリン酸塩である。
リン酸塩の添加は、還元スラグが溶融状態にある間に、
できるだけ均一に混ざるように行なう。
そilには,たとえば電気炉を傾動さぜることにより,
または1ノロカキ」作業によりスパウトを流れ出る還元
スラグ−1にリン酸塩を加えるといったんl去がり1捷
しいが、いったんスラグパンなどの容器に受けだ還元ス
ラグ−4、に、リン酸塩を散布して棒でかき寸ぜること
によっても実施できる。
リン酸塩の必要量は、前述のように、還元スラグ中の2
 CaO・Si02に対するP2O3が少なくとも02
重量%となる量であって.このIJ限にみたないと、粉
化防止効果が得らノ1ない。゛スラグ中への均一な混合
が困難な場合は、結果として、見掛上より多量の添加を
必要とすることになろう。
還元スラグ中の2CaO−8102分は、通常50〜8
0重量%であるから、3 CaO H P2O3  を
使用する場合は、スラグ1トンあり21〜3. 5 k
’!、通常は約4kg以上添加すれば足りることになる
、ところで、還元スラグに先立って発生ずる酸化スラグ
には、1%以下,通常は04%前後のP205成分が含
まれている。 従って、この酸分スラグを、リン酸塩釜
含有する41別として還元スラグに添加混合しても,リ
ン酸玉ノノル/ウム々とと同様な効果が得られるわけで
ある。 この場合、必要々酸化スラグの量は,前記した
関係から,重量にして還元スラグの50%以ー1ー々)
ればよいことになる、 ?ネ易に理解されるであろうが、還元スラグに添加する
リン酌含有4′、A利として酸化スラグを利用するとき
、その製鋼ザイクルにおいて先に排出された酸化スラグ
1−に還元スラグを注き、攪拌することが得策である3
、Jrfi常の電気炉製鋼においては。
酸化スラグ排出後30分程度で還元スラグが発生し、そ
の時点では容器に受けておいた酸化スラグは表面にクラ
ストがてきた程度で、内部は寸だ溶融状態を保っている
。 そこへ還元スラグを流−トさぜil 1l−J゛、
それに伴う自然の攪拌で必要な混合はほぼ実現し、補助
的な攪拌は不要か、またけわずかで足りる。 前述のよ
うに、酸化スラグは還元スラグに対して7/3の割合で
大量に発生するから、両名を一体にずれば、混合が不完
全であっても、還元スラグの粉化防止に必夾なリン酸塩
槽変は?’Jられるわけである。 混合が行なわれなか
った部分、たとえば容器壁に接していた部分は酸化スラ
グであり、いう捷でもなく、これは粉化の問題はない。
なお、還元スラグを先に容器に受けておき、その」−一
・酸化スラグを流[−させてもよく、両者の量的関係か
らいって、より高度の混合が起るので、やはり粉化防止
が可能である。
このようにして粉化を防止しつつ冷却し、固化したスラ
グは、適宜の大きさに破砕し、整粒して、所望の用途に
向けることができる、 たとえは。
けじめに記したような、コンクリートの骨材やアスファ
ルト舗装の路盤41であるが、本発明に従って処理した
電包炉スラグは、これまで試みらね5た酸化スラグ単独
の使用よりも好寸しい。  というのは、骨材としては
、酸化スラグは比較的高密度である(主として、Fe○
の含有量が高いことによる)が還元スラグはそれほど高
密度でないので、スラグ全体としてはいく分か軽量化で
きるからである。 また、路盤材としては、(酸化スラ
グにもわずかばあるが)還元スラグのもつ水硬性が役っ
て、望寸しい圧縮強度をIiえてくれるからである。
実施例1 11M気炉製鋼の眉元スラグをスラグパンに注き出す間
に、スパウl−、−1・千、スラグ重量の2%に(:[
J当するリン酸三カル/ラムの粉末を添加した。 スラ
グの組1茂はつきのとおりである。
CaO:  45.2%   MnO:  1.9%S
iO2:  27.3     Mf’O’ 11.7
A−fh03’   9.4     P2O5:  
0.0 ]FeO:   3.5     S   :
  0.50冷却固化に際して、粉化は起ら々かった。
 得られ/でスラグ固化体は破砕、整粒し、コンクリー
ト骨拐として好適に使用することができた。、実施例2 布製製鋼のプロセスにおいて、捷ず発生した、F記の組
成を有する酸化スラグをスラグパンに受けた。
CaO:  37.6%    MnO:6.5 %S
 i02  °  ]79        MS’O:
   6.8A403’  5.4      P2O
5:  0.4 ]Fe○  :I9.9      
 5    :   0.09続いて発生した還元スラ
グ(組成は実施例jのものとほとんど同じ)を、−I−
記の酸化スラグが溶融状態にある間に注き込んだ。
粉化を避けて冷却固化させることができ、同化スラグを
MS−25規格に合致する粒度に破砕したものは、路盤
材として施工したとき、 I 61& / cm2に及
ぶ圧縮強度を示した。
特許出願人 大同特殊鋼株式会社 代理人 弁理士 須 賀 総 夫

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  電気炉製鋼に伴い排出される還元スラグに、
    スラグが溶融状態にある間に、その中に含まれるケイ酸
    二―カル/ウム2 CaO−3iOzに対スるリン酸分
    P2O5が少なくとも0.2重量%に達する計のリン酸
    塩またはリン酸塩を含有する材料を添加混合することに
    より、2 CaO−SiO2の変態に伴う粉化を防止し
    つつスラグを固化させることを特徴とする電気炉スラグ
    の処理方法。
  2. (2) リン酸塩としてリン酸二カル/ウム3 CaO
    ・ト205を用い、還元スラグ1トンあたり1kg以上
    を特徴とする特許請求の範囲第1項の処理方法。
  3. (3)リン酸塩を含有する材料として、電偲炉製鋼に伴
    い排出される酸化スラグを用い、重量で還元スラグの少
    なくとも50%を特徴とする特許請求の範囲第1項の処
    理方法。
JP12324182A 1982-07-14 1982-07-14 電気炉スラグの処理方法 Pending JPS5913651A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006137655A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Sanyo Special Steel Co Ltd 耐摩耗性に優れたアスファルト用骨材やコンクリート用骨材として調整した製鋼スラグ
JP2006137656A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Sanyo Special Steel Co Ltd 耐摩耗性に優れた製鋼スラグ骨材
JP2007262537A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Sanyo Special Steel Co Ltd 電気炉還元性スラグの改質処理方法
JP2008049327A (ja) * 2006-07-28 2008-03-06 Nippon Steel Corp 製鋼スラグ中フッ素の溶出抑制方法
CN102730706A (zh) * 2012-07-11 2012-10-17 北方民族大学 一种用磷化合物稳定皮江法炼镁还原渣中β-正硅酸二钙的方法
JP2013071875A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Hoshino Sansho:Kk 電気炉還元スラグの改質方法

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