JP4821066B2 - 農作業車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、野菜等の苗の移植作業、或は収穫作業を行う農作業車に関し、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
野菜苗用の苗移植機として畝の両側を走行する車輪等の走行推進体で機体を推進させながら畝に苗を植付て行く構成のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の苗移植機は歩行型のものが多く、乗車状態で作業を行うものではなかった。
本発明は、乗車状態で苗移植作業、或は収穫作業が容易に行なえる農作業車を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。すなわち、請求項1に記載した発明は、左右の前輪(3)と左右の後輪(4)を設け、後部に設けた走行モータ(5)からミッションケース(6)内を介して左右の走行チェーンケース(15)内に伝動し、該走行チェーンケース(15)の先端部に設けた後輪(4)を駆動する構成とし、昇降ハンドル(17)により螺子杆(18)を介して走行チェーンケース(15)を回動して後輪(4)を上下する構成とし、乗車部(8)の前方に畝の上面に通ずる作業空間部(9)を形成し、該作業空間部(9)の左右両側にはステップ(10)を配設し、穴堀用駆動モ−タ(23)によって回転するクランク(25)と、揺動する揺動ア−ム(27)と、クランク(25)と揺動ア−ム(27)を連結する連杆(28)と、該連杆(28)の先端に具備される穴堀具(29)とからなり、穴堀用駆動モ−タ(23)の駆動により穴堀具(29)を循環軌跡で運動させて土中に突入させ穴堀を行う穴堀装置(22)を、作業空間部(9)の前方に設け、所定の間歇走行距離毎に間歇的に走行する構成とした農作業車の構成である。
【0005】
作業者は、乗車部の座席に着座し、両足を左右のステップ(10)上に乗せた状態で、機体を推進させながら、畝の上面に通ずる作業空間部(9)から苗の植付作業を行うことができる。
請求項2に記載した発明は、前部にバッテリー(2)を設け、支持体(21)に対して上下スライド自在な前輪支持杆(20)に前輪(3)を設け、左右のステップ(10)を畝間に沿って走行する前輪(3)及び後輪(4)に対し前後方向に沿う略直列状に配置し、前後方向に延びる左右の車体フレ−ム(12)の適所を横部材(13)で連結し、車体フレ−ム(12)の中間部を下方へ屈曲させて作業空間部(9)を形成し、左右の車体フレ−ム(12)に左右のステップ(10)を固着し、左右の車体フレーム(12)の後端側を上方及び後方へ向けて屈曲させて操縦ハンドル部(7)を構成した請求項1記載の農作業車とする。
【0006】
農作業車は圃場内の畝をまたぐように左右の前輪(3)及び後輪(4)が畝間を走行するものであるから、前輪(3)及び後輪(4)に対して前後直列状に配置するステップ(10)は前後の前輪(3)及び後輪(4)間において比較的低位に配置構成することができ、作業者は楽な姿勢で作業を行なうことができる。
【0007】
【発明の効果】
請求項1に記載した発明によれば、昇降ハンドル(17)により後輪(4)を上下して機体を昇降させることができる。また、機体を所定の間歇走行距離毎に間歇的に走行させ、穴堀装置(22)により穴堀された穴に作業者が苗を落とし込んで植え付けできるので、乗車部(8)の直前で移植作業ができ、安定した姿勢で作業を楽に行うことができる。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1に記載した発明の効果に加えて、ステップ(10)を低く配置できるので、作業者は楽な姿勢で畝への作業を容易に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、乗用型の農作業車1を示すものであり、野菜苗の移植作業或は野菜等の収穫作業に使用することができる。そして、この農作業車1は、主として前部に駆動源であるバッテリ−2及び走行推進体としての左右一対の前輪3,3を有し、後部には同じく走行推進体としての左右一対の後輪4,4と該後輪4,4を回転駆動する走行モ−タ5及びミッションケ−ス6と後方に向けて突設した操縦ハンドル部7を備えて構成される。そして、この農作業車1には、座席からなる乗車部8を備え、該乗車部8の前方には畝の上面に通ずる作業空間部9を形成してあると共に、この作業空間部9の左右両側に位置して乗車作業者の足を乗せるステップ10,10を配置した構成としている。
【0009】
農作業車1は、圃場内の畝をまたぐように前記前輪3,3及び後輪4,4が畝間を走行し、乗車部8に着座し足を左右のステップ10,10上に乗せた状態にある作業者が苗載せ台11上の苗を取出しては作業空間部9から畝Uの上面に苗を植付けていくようになっている。
【0010】
前後方向に延びる左右の車体フレ−ム12,12は、通常の畝幅に相当する間隔を有し、適所を横部材13…で連結してあると共に、該フレ−ム12,12の中間部当りが前記作業空間部9となるようこれを下方に向けて屈曲形成することにより側面視V字型12a,12b空間部の構成としている。そして、このV字型12a,12b空間部の下辺に前記左右のステップ10,10を一体的に固着して設けた構成としている。なお、左右の車体フレ−ム12,12の後端側は上方後方に向けて屈曲形成することにより操縦ハンドル部7を兼ねた構成としている。
【0011】
左右のステップ10,10は、前輪3,3と後輪4,4間で前後直列状に配置するため、畝の上面より低く、できるだけ前後輪3,4の通る畝間の溝底に近い位置にまで設定することができる。
ミッションケ−ス6の左右端には該ケ−ス6に対して回動可能な走行エクステンションケ−ス14,14を左右それぞれ設け、前記左右の走行エクステンションケ−ス14,14のそれぞれの端部に走行チェ−ンケ−ス15,15を固着して設けている。従って、前記走行モ−タ5から入力されるミッションケ−ス6内の動力を走行チェ−ンケ−ス15,15内に伝動し、該走行チェ−ンケ−ス15,15の回動先端部に軸架した左右一対の後輪4,4を駆動するようになっている。
【0012】
走行エクステンションケ−ス14,14に固着された回動ア−ム16が昇降ハンドル17により螺子杆18を介して前後方向に揺動調節されるようになっており、走行エクステンションケ−ス14,14内の出力軸19回りに走行チェ−ンケ−ス15,15が回動され、該走行チェ−ンケ−ス15,15の回動により後輪4,4が上下して機体が昇降する構成となっている。
【0013】
また、前輪3,3は、前輪支持杆20が支持体21に対して上下スライド調節自在に軸受保持され、この前輪支持杆20のスライド調節によって機体が昇降する構成である。
作業空間部9の前方には畝Uの上面に苗植付用の穴を掘り起す穴堀装置22が装備されている。この穴堀装置22は、穴堀用駆動モ−タ23によって軸24を中心として回転するクランク25と、軸26を中心として揺動する揺動ア−ム27と、前記クランク25と揺動ア−ム27とが連動連結される連杆28と、この連杆28の先端に具備される穴堀具29とからなり、モ−タ23によってクランク25がクランク回転すれば、穴堀具29は図1のKで示すような循環軌跡運動をなし、畝Uの土中に突入して穴堀作用を行うことができる。このように穴堀された穴に作業者が苗を落とし込んで植え付けていく。
【0014】
なお、このような作業を行う場合、走行部は、機体が作物の植付間隔毎に間歇的に走行するよう構成しておくことが望ましい。この間歇走行距離は任意に設定できるようにしておくとよい。
図4及び図5に示す実施例は、収穫作業を行う場合の農作業車を示し、作業空間部9の前方位置から後方位置にわたる範囲内には収穫すべき作物Sの外葉部分を収束ガイドする2本の収束ガイド杆30a,30bからなる収束装置30が設けられている。この収束ガイド杆30a,30bの間隔は前方位置から収穫位置に至るほど徐々に狭くなる構成としている。
【0015】
なお、収穫時の作物は外葉が拡がらないように周囲を結束紐31で結束するようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】農作業車の側面図
【図2】同上背面図
【図3】同上平面図
【図4】農作業車の側面図
【図5】同上平面図
【符号の説明】
1 農作業車、 2 バッテリ−
3 前輪 4 後輪
5 走行モ−タ 6 ミッションケ−ス
7 操縦ハンドル 8 乗車部
9 作業空間部 10 ステップ
11 苗載せ台 12 車体フレ−ム
13 横部材 14 エクステンションケ−ス
15 走行チエンケ−ス 16 回動ア−ム
17 昇降ハンドル 18 螺子杆
19 出力軸 20 支持杆
21 支持体 22 穴堀装置
Claims (2)
- 左右の前輪(3)と左右の後輪(4)を設け、後部に設けた走行モータ(5)からミッションケース(6)内を介して左右の走行チェーンケース(15)内に伝動し、該走行チェーンケース(15)の先端部に設けた後輪(4)を駆動する構成とし、昇降ハンドル(17)により螺子杆(18)を介して走行チェーンケース(15)を回動して後輪(4)を上下する構成とし、乗車部(8)の前方に畝の上面に通ずる作業空間部(9)を形成し、該作業空間部(9)の左右両側にはステップ(10)を配設し、穴堀用駆動モ−タ(23)によって回転するクランク(25)と、揺動する揺動ア−ム(27)と、クランク(25)と揺動ア−ム(27)を連結する連杆(28)と、該連杆(28)の先端に具備される穴堀具(29)とからなり、穴堀用駆動モ−タ(23)の駆動により穴堀具(29)を循環軌跡で運動させて土中に突入させ穴堀を行う穴堀装置(22)を、作業空間部(9)の前方に設け、所定の間歇走行距離毎に間歇的に走行する構成とした農作業車。
- 前部にバッテリー(2)を設け、支持体(21)に対して上下スライド自在な前輪支持杆(20)に前輪(3)を設け、左右のステップ(10)を畝間に沿って走行する前輪(3)及び後輪(4)に対し前後方向に沿う略直列状に配置し、前後方向に延びる左右の車体フレ−ム(12)の適所を横部材(13)で連結し、車体フレ−ム(12)の中間部を下方へ屈曲させて作業空間部(9)を形成し、左右の車体フレ−ム(12)に左右のステップ(10)を固着し、左右の車体フレーム(12)の後端側を上方及び後方へ向けて屈曲させて操縦ハンドル部(7)を構成した請求項1記載の農作業車。
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