JP4820138B2 - 光電変換回路 - Google Patents
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Description
AV=gm×Ro/(1+gm×Ro)
となる。従って、バイアス抵抗の抵抗値を大きくすると、電圧増幅率AVがほぼ「1」となり、FETのゲート−ソース間電圧が一定となる。入射光によってフォトダイオードに流れる光電流によりFETのゲート電位が変動するとその変動に出力信号の電位が追従する。このため、入射光の変化に対する出力信号の変化、つまり応答性に対するフォトダイオードの寄生容量の影響を低減することができる。
上記の構成によれば、電界効果トランジスタは入力インピーダンスが高いため、第3のインピーダンス素子の値を大きく設定することが可能であり、フォトダイオードに流れる光電流を大きくする、つまり受光感度を高めることができる。
上記の構成によれば、定電流源はインピーダンスが高いが、電流量を少なくすることで出力端子の電圧レベルを抑えることができる。よって、第1の高電位電源の電圧を低くすることができる、つまり、低電圧化を図ることができる。また、電流量を少なくすることで、消費電流を低減することができる。また、出力端子の電圧レベルを低電位に抑えることができるので、電源に高電位のものを用意する必要がなく、コストを抑えることができる。
上記の構成によれば、並列共振回路は、フォトダイオードに流れる光電流による電圧変化のうち、交流成分に対して抵抗として機能し、直流成分を通過させる。従って、入射光による電圧変化のうち、交流成分のみを出力信号として取り出すことができる。また、フォトダイオードに入射される光の直流成分が大きい場合であってもフォトダイオードの逆バイアス電圧の低下を防ぐことができ、フォトダイオードの寄生容量の値を小さく保つことができる。
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、光電変換回路10はトランジスタT1を備えている。トランジスタT1は本実施形態ではデプレッション形電界効果トランジスタ(FET)であり、電源端子としてのドレインは第1の高電位電源VDに接続され、入力端子としてのゲートは第1のインピーダンス素子としての抵抗R1を介して第2の高電位電源Vgに接続され、出力端子としてのソースは第2のインピーダンス素子としての抵抗R2を介して第1の低電位電源VSに接続されている。また、トランジスタT1のゲートはコンデンサC1の第1端子に接続され、コンデンサC1の第2端子はフォトダイオードPDのアノードに接続されている。また、フォトダイオードPDのアノードは第3のインピーダンス素子としての抵抗R3を介して第2の低電位電源Vrに接続され、フォトダイオードPDのカソードはトランジスタT1のソースに接続されている。そして、そのフォトダイオードPDのカソードが接続されたトランジスタT1のソースから出力信号Voが出力される。
・光電変換回路10のトランジスタT1はソースフォロワ回路を構成し、このトランジスタT1のゲート−ソース間にコンデンサC1を介してフォトダイオードPDを接続し、トランジスタT1のゲートを抵抗R1を介して第2の高電位電源Vgに接続した。フォトダイオードPDのアノードとトランジスタT1のゲートはコンデンサC1により直流的に分離されているため、第2の高電位電源VgによりトランジスタT1の動作点であるゲート電圧が決定される。言い換えれば、フォトダイオードPDの逆バイアス電圧をトランジスタT1のゲート電圧に関わらず任意に設定することができる。このため、フォトダイオードPDの寄生容量を小さくすることができ、フォトダイオードPDの受光電流を大きくすることができる、つまり受光感度を高めることができる。また、フォトダイオードPDと関係なくトランジスタT1を設計する又は選定することができる、光電変換回路10の回路設計の自由度を増すことができる。
以下、本発明を具体化した第2の実施の形態を図面に従って説明する。
尚、第1の実施の形態と同様の部材については同じ符号を付し、説明を省略する。
以下、本発明を具体化した第3の実施の形態を図面に従って説明する。
尚、第1,第2の実施の形態と同様の部材については同じ符号を付し、説明を省略する。
・上記各実施の形態では、第3のインピーダンス素子として周波数特性を持たない素子(上記実施の形態では抵抗R3)を接続したが、周波数特性を持つインピーダンス素子を接続しても良い。尚、素子は、1つの電子部品又は複数の電子部品を接続した回路である。例えば、図4に示すように、光電変換回路40は、フォトダイオードPDのアノードとグランドとの間に第3のインピーダンス素子としてコイルL1とコンデンサC3を並列に接続した並列共振回路41が接続されている。並列共振回路41の共振周波数及びQ値は、フォトダイオードPDに入射光の信号周波数成分が必要量だけ通過可能な値に設定される。尚、Q値は、構成部品に含まれる等価並列抵抗の抵抗値により決定されるが、必要に応じてコイルL1に抵抗を並列に接続しても良い。
(イ)前記第2の高電位電源の電圧は、前記第1の高電位電源と前記第1の低電位電源との間に接続された分圧回路により生成される分圧電圧であることを特徴とする請求項1〜4のうちの何れか一項に記載の光電変換回路。この構成によれば、光電変換回路に第2の高電位電源の電圧を供給する必要がなく、構成が簡略化される。
(ロ)前記分圧回路を構成する抵抗にコンデンサが並列接続されたことを特徴とする上記(イ)記載の光電変換回路。この構成によれば、トランジスタの動作点を設定する分圧電圧の変動を抑えることができる。
Claims (4)
- 受光用のフォトダイオードと、トランジスタを備える光電変換回路であって、
前記トランジスタの電源端子は第1の高電位電源に接続され、前記トランジスタの入力端子は第1のインピーダンス素子を介して第2の高電位電源に接続されるとともにコンデンサの第1端子に接続され、該コンデンサの第2端子は前記フォトダイオードのアノードに接続され、前記トランジスタの出力端子は第2のインピーダンス素子を介して第1の低電位電源に接続されるとともにフォトダイオードのカソードに接続され、前記フォトダイオードのアノードは第3のインピーダンス素子を介して第2の低電位電源に接続され、
前記第1及び第2のインピーダンス素子の値が、前記入力端子と前記出力端子の電位が同レベルとなるように設定された、ことを特徴とする光電変換回路。 - 前記トランジスタは、電界効果トランジスタによって構成され、該トランジスタはソースフォロワ回路を構成することを特徴とする請求項1記載の光電変換回路。
- 前記第2のインピーダンス素子は、定電流源によって構成されることを特徴とする請求項1又は2記載の光電変換回路。
- 前記第3のインピーダンス素子は、コンデンサとコイルの並列共振回路で構成されることを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項3記載の光電変換回路。
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