JP4820087B2 - 二流体ノズル - Google Patents

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Description

本発明は、二流体ノズルに関し、洗浄用、冷却用等に用いられ、特に、電気電子部品等の精密部品の微細洗浄に好適に用いられるもので、ノズルからの噴霧の厚みを薄くして強い打力を発生させて洗浄力を高めるものである。
従来、液晶製造工程において、ガラス切断後の洗浄や回路等の現像後の洗浄は、細部の洗浄を行う必要があるため、二流体ノズルを用い、水に空気を混合して水の微粒化を図った気液混合ミストを噴射して、洗浄を行うようにしている。
この種の二流体ノズルでは、噴霧距離(長さ)を広げて広範囲での洗浄を可能とする一方、噴霧長さと直交方向の噴霧厚さを薄くして噴霧打力を高めることが好ましく、よって、噴口は長円あるいは楕円形状とされている。
例えば、本出願人は、従来、特開平2−273565号公報(特許第2710398号)において、図8に示す二流体ノズル1を提案している。
上記二流体ノズル1ではドーム状とした噴射部1aに直径方向の切り込みを設けて噴射孔3を設けている。この噴射孔3から噴射される気液混合ミストは、楕円形状に沿って縦長で且つ横方向の厚さが薄い噴霧パターンとなっている。
しかしながら、前記二流体ノズルでは、ドーム状部の周面側まで溝を切り込んで噴射孔を設けているため、噴射角度は広くなり、80°を越えて120°程度まで広くなっている。よって、長さ方向の噴射距離を広げて噴射範囲を拡大できるが、気液混合ミストの打力が弱くなり、特に、長さ方向(直径方向)の両側部から噴射される気液混合ミストの噴射量が少なくなると共に打力が弱くなり、洗浄力にバラツキが発生する。噴射角度を狭くするには直交方向の幅Wを大きくする必要があり、大きくすると噴霧厚さが厚くなり、打力が弱くなる欠点がある。かつ、供給する気体の圧力条件を変えると噴射角度も変動しやすくなる等の問題がある。
また、この種の二流体ノズルにおいては、省エネを目的に気水比を低くしたノズルが要望されている。
しかしながら、気体量に対する液体量が多くした時、気体通路の側面に流路を設けていないことにより、微粒化特性が悪くなるという欠点がある。一方、側面に流路を設けた場合には、気体量に対する液体量を少なくした時に主流路に供給されるエアが液体流路のオリフィスを通して逆流し、正常な噴霧ができないという問題がある。
特開平2−273565号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、第一に、スリット状の噴射孔から噴射される気液混合ミストの長さ方向の噴射角度を抑制して打力を高め、洗浄用ノズルとした場合に洗浄力を高めると共に、洗浄力を均一化することを課題としている。第二に、気水比を低くしても微粒化特性が悪くならず、かつ気水比を高くしてもエアが液体供給路に逆流しない構成とすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、第一に、ノズル本体に、気体が供給される主流路と、該主流路に設けられた気液混合部の周面に開口する液体供給路とを備え、該液体供給路より供給される液体を前記主流路を流通する気体に側面衝突で混合させるようにし、
かつ、前記液体供給路は、液体供給管と連続させる基端流路と上記気液混合部の周面開口との間に、少なくとも該気液混合部の周面に開口する第1オリフィス、該第1オリフィスの上流に連続する拡径流路、該拡径流路の上流に連続する第2オリフィスを連続して設け、多段オリフィスを有する構成とし、さらに、
前記気液混合部で混合された気液混合流体を噴射側へと流通する前記主流路の噴射側先端を、平坦面あるいは円弧面とした閉鎖部とすると共に、その内部に、中心の頂点に向かって漸次小径とした軸方向断面が円弧状となるドーム状の主孔を設け、該主孔を前記主流路と連通させて混合流体を流入させ、かつ、
前記噴射側先端の閉鎖部に、外周縁と隙L3をあけて直径方向の切り込みを設け、該切り込みは長さ方向の両端より中心に向けて深さ方向に傾斜させ、該切り込みの中央部を前記主孔の先端側と連通させ、該主孔との連通位置を内端として前記噴射側外面に向けてテーパ状に広がるスリット状の噴射孔を設け、前記隙間L3は前記噴射孔の長さ方向の噴射角度が60〜80度となるように設定し、かつ、前記噴射側外端面における噴射孔の長さL1と、該長さL1と直交方向の幅Wとは、L1:W=3:1〜10:1に設定していることを特徴とする二流体ノズルを提供している。
前記構成とすると、スリット状の噴射孔から噴射される気液混合ミストの長さ方向の噴射角を、噴射側外端面に直径方向に切り込む深さ方向の傾斜角度によって簡単に制御でき、前記特許文献1のノズルよりも噴射角度を小さくでき、噴射される気液混合ミストの打力を高めることができると共に噴射領域の全体にわたって打力のバラツキを抑制できる。かつ、供給する気体の圧力条件を変えても噴射角度の変動をすくなくすることもできる。
また、気体が流通している主流路の気液混合部に液体を供給する液体供給路を、気液混合部の周面に開口する第1オリフィスに拡径流路を介して更に第2オリフィスを設け、液体供給路に多段オリフィスとしているため、第1オリフィスに気体が逆流してきても、拡径流路で気体圧が低下し、第2オリフィスへと逆流しにくくなる一方、液体供給管より供給される液体は第2オリフィスに流入すると液体圧が高まるため、気体を押し戻して、液体供給路への気体の逆流を防止することができる。
なお、前記拡径流路を挟んで第1オリフィスと第2オリフィスの少なくとも2段オリフィスを設けることを必須とするが、前記第1オリフィスにさらに第2拡径流路を介して第3オリフィスを設けてもよく、オリフィスの個数は限定されない。
本発明は、第二に、ノズル本体に、気体が供給される主流路と、該主流路に設けられた気液混合部の周面に開口する液体供給路とを備え、該液体供給路より供給される液体を前記主流路を流通する気体に側面衝突で混合させるようにし、
かつ、前記液体供給路は、液体供給管と連続させる基端流路と上記気液混合部の周面開口との間に、少なくとも該気液混合部の周面に開口する第1オリフィス、該第1オリフィスの上流に連続する拡径流路、該拡径流路の上流に連続する第2オリフィスを連続して設け、多段オリフィスを有する構成とし、さらに、
前記気液混合部で混合された気液混合流体を噴射側へと流通する前記主流路の噴射側先端を、平坦面とした閉鎖部とすると共に、その内部に、中心の頂点に向かって漸次小径とした軸方向断面が円弧状となるドーム状の主孔を設け、該主孔を前記主流路と連通させて混合流体を流入させ、かつ、
前記噴射側先端の閉鎖部に、一定深さで直径方向に貫通させた切り込みを設け、該切り込みの中央部を前記主孔の先端側と連通させてスリット状の噴射孔を設け、さらに、
前記噴射側の外周を囲むリングを設け、該リングの先端位置前記噴射孔の内端位置と前記噴射側外端面との間H内で、前記噴射孔の長さ方向の噴射角度が60〜80度となる位置に設定し、かつ、前記噴射側外端面における噴射孔の長さL1と、該長さL1と直交方向の幅Wとは、L1:W=3:1〜10:1に設定していることを特徴とする二流体ノズルを提供している。
前記した第一の発明の二流体ノズルでは、噴射側外端面に外周縁より間隔をあけて直径方向の切り込みを設けているが、第2発明の二流体ノズルでは、直径方向に貫通する一定深さの切り込みを入れているため、簡単に作業性よくスリット状の噴射孔を形成できる。かつ、切り込みの長さ方向の両端で前記リングを突設し、切り込みの長さ方向の両端を閉鎖する壁を形成するため、該リングの突出量で噴射角度を簡単に制御することができる。よって、前記第1の発明の二流体ノズルと同様に、第2の発明の二流体ノズルにおいても、噴射角度を前記特許文献1よりも小さくして噴射される気液混合ミストの打力を高めることができる。
前記液体供給路は主流路に対して直交方向に連通していることが好ましい。
該構成とすると、液体供給路の第1オリフィスより気体に対して直交方向から液体を吐出させるため、気体との側面衝突による気液混合を促進することができる。
しかしながら、主流路に対して、傾斜させて液体供給路を連通させても、液体量を減少すると液体供給路に対する気体の逆流は発生しえるため、配管のレイアウト等の関係で、液体供給路を主流路に対して傾斜して連通している場合にも、本発明が好適に適用できる。
前記のように、第1の発明および第2の発明とも、スリット状の噴射孔の長さ方向の噴射角度θは0〜0度とすることが好ましい。
これは0度未満であれば長さ方向の噴射距離が短くなり過ぎ、噴霧範囲が狭くなり過ぎる一方、0度を越えて範囲を広げ過ぎると、特許文献1と同様に噴射される気液混合ミストの打力が低下すると共に打力にバラツキが生じやすくなるためである
前記のように、噴射側外端面における噴射孔の長さL1と、該長さL1と直交方向の幅Wとは、L1:W=3:1〜10:1としている。噴射孔の長さL1に対して噴射孔の幅Wを広げ過ぎると、噴射される気液混合ミストの厚さが薄くならず、打力が低下する一方、幅Wを狭くしすぎると壁面に付着する水量が多くなり、粒子の粗大化や速度の低下が起こるため、幅Wは長さL1に対して前記比率の範囲とすることが好ましい。
また、前記噴射側外端面における噴射孔の長さL1と、噴射孔内端の内径L2とは、L1:L2=1.5:1〜5:1とすることが好ましく、該設定とすることで前記した噴射角度50〜90度を得ることができる。
さらに、前記噴射孔内端から外端までの深さDと、直交方向の幅Wとは、D:W=1:1〜3:1としていることが好ましい。
これは、噴射孔の深さDを幅Wに対して深すぎると、壁面に付着する水量が多くなり、粒子の粗大化や速度の低下が起こる一方、浅すぎると噴射厚さが大となって、打力が低下するためである。
前記第1及び第2の二流体ノズルとも、 前記噴射室および噴射孔を設けたノズルチップをノズル本体と別体として設けて一体的に組みつけていることが好ましい。
このようにノズルチップを別体とすると、噴射角度の相違するノズルチップを予め設けておくと、容易に噴射角度を変えることができる。かつ、ノズルチップの噴射孔に目詰まりが発生すると、ノズルチップのみを取り外してメンテナンスすることが出来る。
さらに、前記液体供給路が開口されている主流路の周面に凹部を設け、該凹部の底面積は前記第1オリフィスの内径L1より大とし、該凹部底面の中央に第1オリフィスを開口させてもよい。このように、液体供給路の開口位置に凹部を設けると、液体供給路の第1オリフィスの開口に気体が直接逆流せず、気体は一旦凹部に溜まることになるため、気体の逆流を抑制することができる。
さらに、前記液体供給路の拡径流路の内径L2は、第1オリフィスの内径L1に対して1.5倍〜3倍としていることが好ましい。
また、拡径流路の長さH3は拡径流路の内径L2の1.0倍以上であればよく、1.0倍以上10倍以下が好ましい。
第1オリフィスと第2オリフィスとの間に拡径流路の内径および長さを前記設定とすると、気体圧を一定とした状態で液体量をターンダウン比で1:20としても、液体流路への気体の逆流を阻止することができる。
さらに、前記第1オリフィスと連通する拡径流路の先端、第2オリフィスと連通する基端側流路の先端には、それぞれ周面をテーパ状とした縮径部を設けても良い。
さらにまた、前記気液混合部から前記ドーム状の主孔の先端側に設けたスリット状の噴射孔に達する気液混合流路にオリフィスを設けることが好ましい。
二流体ノズルでは液体量を低下すると、気液混合部での気液の混合が十分になされず、噴射孔から液体と気体が交互に噴射されるハンチング現象が発生しやすくなる。ハンチング現象が生じると気液混合流体に圧力変動を生じさせ、液体と気体との混合部の圧力に影響を与える。そのため、液体と気体との混合部の噴射側にオリフィスを設け、ハンチング現象による圧力変動を気液混合部に達するまでにオリフィスで低減し、気液混合部に影響を与えないようにして、液体供給量が低下しても気液混合を十分に図り、それに基づいてハンチング現象を迅速に終束させて、噴射精度を上げることができる。
なお、上記ノズル本体の気液混合流路への液体(水)と気体(空気)との供給方法は特定されないが、空気圧を高める場合には該空気圧により供給される水の逆流を生じない構成とすることが好ましい。
前記第1及び第2の二流体ノズルとも、噴射する気液混合ミストの幅を薄くして打力を高めることができるため、特に洗浄用ノズルや冷却用ノズルとして好適に用いられる。
以上の説明より明らかなように、第1の本発明に係わる二流体ノズルでは、噴射側先端の閉鎖部に、外周縁と隙間L3をあけて直径方向の切り込みを設け、第2の本発明ではリングを取り付けることで、スリット状の噴射孔の長さ方向の噴射角度を60°〜80°の範囲で任意の角度に簡単に調節して形成でき、よって、噴射される気液混合ミストの厚さを薄くでき、その結果、打力を高めることができ、洗浄用ノズルとすると、洗浄力を強くすることができ、微細な部分まで洗浄することができる。また、冷却用として用いる場合にも、打力が強いため冷却効果を高めることができる。
かつ、気液混合流路の噴射側先端を閉鎖面とし、該閉鎖面に直径方向の切り込みを設けると共に、該切り込みの中央を前記主孔と連通させてスリット状の噴射孔としているため、主孔の中央部分では気液混合流体が噴射孔へと直進する一方、外周部の気液混合流体は中央へと流れ込み、噴射孔の内端で正面衝突しながら噴射孔より噴射される。よって、スリット状の噴射孔と直交方向の気液混合流体の流れ方向および流速は低減されると共に、正面衝突により気液混合流体の微粒化が図れ、噴射領域における粒径、液量、気体量の均一化が図られ、洗浄力にバラツキを発生させない利点もある。
また、気体が軸線方向に沿って供給される主流路に対して側方より液体を供給し、気体と側面衝突で混合させ、前記液体流路には、主流路に開口する第1オリフィスの上流に拡径流路を介して第2オリフィスを設け、オリフィスを複数段としているため、第1オリフィスへ気体が逆流しても拡径流路で気体圧が低下すると共に、第2オリフィスで液体圧が高いため、第2オリフィスへは気体が逆流できず、液体流路への気体の逆流を防止することができる。
このように、気体の逆流防止機能を設けているため、液体流量のターンダウン比の制御幅を大きくでき、よって、気液混合液を噴射する対象物に応じて液体流量の調節が容易となり、かつ、エネルギーの節約、節水も容易にできる利点を有するものである。
また、ノズル本体と着脱自在に組みつけるノズルチップを設けた場合には、該ノズルチップを交換することにより、噴霧パターンを変更することができると共に、メンテナンス性も優れたものとできる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は第1実施形態の二流体ノズル10を示す。
二流体ノズル10はノズル本体11、ノズルチップ12、液体供給のアダプタ15を主たる構成部材として、これらを組みつけて一体化している。
ノズル本体11には軸線に沿って主流路13を貫通し、該主流路13の基端は大径の気体供給管連結部13aとしている。その内周面にネジを刻設し、気体供給管14とネジ締めで連結する構成としている。
主流路13は、気体供給管連結部13aに続いて、小径流路からなるオリフィス13bを設け、該オリフィス13bの下流に大径化した気液混合部13cを設け、該気液混合部13cより噴射側に同径の気液混合流路13dを設け、その先端側の大径とした混合室13eを設けている。
前記ノズル本体11には、気液混合部13cの周壁に、主流路13と直交方向に穴11aを外周面にかけて貫通して穿設し、該穴11aを主流路13に開口する小径穴と大径穴から構成し、大径穴に液体供給用のアダプタ15を螺合していると共に、小径穴を後述する液体供給路の第1オリフィスとしている。
液体供給用のアダプタ15には、軸芯に沿って液体流路を貫通して設け、基端側の下流端に大径の液体供給管連結部15aとし、その内周面にネジを刻設して液体供給管18とネジ締めで連結している。該液体供給管連結部15aの内端側はテーパ状に縮径させ、小径とした第2オリフィス15bと連通させ、該第2オリフィス15bに拡径流路15cを連通させている。この拡径流路15cは上記アダプタの穴11aの小径穴に連通し、該小径穴を第1オリフィス15dとしている。
このように、気体が軸線方向から流入される気液混合部13cに対して軸線方向と直交方向に、液体供給管連結部15a、第2オリフィス15b、拡径流路15c、第1オリフィス15dからなる液体流路16を設け、該液体流路16を通して気液混合部13cに液体
を吐出し、気体に側面衝突で混合させている。
前記第1オリフィス15dの内径Lは第2オリフィス15bの内径Lよりも大とし(L>L)、LはLの1.5倍としている。一方、第1オリフィス15dの長さH1は第2オリフィス15bの長さH2より小さくし(H1<H2)とし、H2はH1の略3倍としている。
また、拡径流路15cの内径L6は第1オリフィス15dの内径Lの略2倍とし、その長さH3は第1オリフィス15dの5倍以上としている。
前記ノズル本体11の先端側の外周面にネジ11bを設けると共に、該ノズル本体11の先端面に接合するノズルチップ12に外周面から突設したフランジ12aを設け、該フランジ12aに止め具6を被せて前記ネジ11bに螺合して、ノズル本体11の先端にノズルチップ12を固定している。
ノズルチップ12にはノズル本体11の主流路13と連通するドーム状の主孔12bを設けている。該主孔12bは、図示のように、頂端側に向かって漸次小径とした軸方向の断面が円弧状となるドーム状としている。かつ、該主孔12bの内径を前記ノズル本体11の混合室13eの内径より小さくして、その接合部には段差壁面12fを形成している。
ノズルチップ12の噴射側先端面は平坦な円形状の閉鎖部12cとし、該閉鎖部12cには外周縁と所要の隙間L3をあけて直径方向の切り込み12dを設けている。該切り込み12dは長さ方向Xの両端より中心に向けて深さ方向に角度θで傾斜させ、該切り込み12dの中央部を主孔12bの先端側と連通させ、該主孔12bとの連通位置を内端として噴射側外面に向けてテーパ状に広がるスリット状の噴射孔20を設けている。このように、ドーム状の主孔12bの先端側にスリット状の噴射孔20を設けて、該主孔12bを噴射室とている。
前記スリット状の噴射孔20は、図2に拡大して示すように、内端20aが楕円状で、外端20bが細長い長方形状となる。該噴射孔20では、噴射側外端面における噴射孔20の長さL1と、該長さL1と直交方向の幅Wとは、L1:W=3:1〜10:1に設定している。かつ、前記長さL1と記噴射孔20の流入口となる内端の長軸側の内径L2とは、L1:L2=1.5:1〜5:1としている。
さらに、噴射孔20の内端から外端までの深さDと、直交方向の幅Wとは、D:W=1:1〜3:1としている。
さらに、該噴射孔20の長さ方向における噴射角度θを0〜0度の範囲となるように設定している。なお、本実施形態では、60度と80度の2種類のノズルチップを設けている。
次に、前記構造の二流体ノズルの作用を説明する。
まず、本実施形態の二流体ノズル10では、ノズル本体11の主流路13の軸線方向に沿って気体流路13bより流入させるエア(気体)の流量もしくは圧力を略一定に保持した状態で、水(液体)の供給量(ターンダウン比)を調節している。
水の供給量を低減した場合、気液混合部13cでは液圧が気液混合流体の圧力より小さくなり、エアが液体流路16に逆流する恐れがある。其の場合、気体は第1オリフィス15dに流入しても、その上流側に拡径流路15cが存在しているため、気体圧は低下し、第2オリフィス15bへ逆流しにくくなると共に、第2オリフィス15bでは液体圧が高いため、第2オリフィス15bでエアの逆流を確実に阻止することができる。
このように、ノズル本体11の気液混合部13cで混合された気液混合流体は、気液混合流路13d、混合室13eを通ってノズルチップ12のドーム状の主孔12bに流入する。其の際、段差壁面12fと衝突して、粒子の微粒化が図られる。主孔12bに流入した気液混合流体は、スリット状の噴射孔20より噴射する。噴射された気水混合ミストは噴射孔20の形状に応じて、広角扇形で且つ噴霧厚さが薄いスプレーパターンとなり、かつ、スプレーパターン全域にわたり、粒径が均等で、かつ、空気量および液量とも略均等となる。
且つ、前記スプレーパターンでは、スリット状の噴射孔20からの噴射角度を0〜0度として比較的狭くしているため、長さ方向の全長にわたって噴射させる気液混合ミストの打力を低下させず、スプレーパターンの全域にわたり強い打力を得ることができる。
尚、本発明のように、ノズルの中心部に空気を供給し、その外周部に水を供給して混合する方式の気水混合ノズルにおいては、混合液の外周部の水滴の粒径が大きくなるのは、必然的なことである。よって、この外周部の大きな水滴を、本発明のように強制的に壁面に衝突させて小径化させる手段を用いない場合には、スプレーパターンの周縁部の粒径が大きくなる。これに対して、本発明では、段差壁面12fに衝突させて小径化しているため、粒径の小径均等化が図られる。
図4は第1実施形態の参考変形例を示し、ノズルチップ12’の先端閉鎖部12c’を円弧形状としている。この円弧形状の閉鎖面に第1実施形態と同様に切り込み12d’を設け、主孔12bと連通するスリット状の噴射孔20’を設けている。
該構成とした場合も、第1実施形態と同様の作用を有する。
図5(A)(B)は第2実施形態を示す。
第2実施形態ではノズルチップに設ける噴射孔の構成を第1実施形態を変えている。
図8に示すように、ノズルチップ12”の噴射側先端の円形状の閉鎖部12c”には、直径方向に一定深さの切り込み12d”貫通して設けている。即ち、第1実施形態では切り込みは外周縁から所要寸法をあけて形成しているが、第2実施形態できは切り込み12d”を貫通させている。このように貫通させると、加工性を改善できるが、形成されるスリット状の噴射孔は長さ方向の両端が開口状態となり、噴射角度は180度以上となってしまうこととなる。
よって、ノズルチップ12”の外周面にリング30を取り付け、該リング30の先端位置を噴射孔20”の内端位置とノズルチップの外端位置の間Hに突出させて、開口された長さ方向の両端に噴射角度制御用の閉鎖部を設けている。詳細には、ノズルチップ12”にリング30を圧入嵌合し、噴射角度を60°〜80°としている。
他の構成は第1実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図6は第3実施形態を示し、ノズル本体における気体と液体との混合部の構成を変えている。
アダプタ15’では、液体供給管連結部15a’、第2オリフィス15b’、拡径流路15c’、さらに、該拡径流路15c’の下流端に第1オリフィス15d’を設けている。この第1オリフィス15d’を設けた先端部は、ノズル本体11’の気液混合部13c’の内部に内周面より突出させている。
さらに、図7(A)〜(D)に示す構成としてもよく、図7(A)では第1オリフィス15dの内径L1を第2オリフィス15bの内径L3よりも小さく設定している。このように、第1オリフィス15dの内径L1を小さくすると、気液混合部13cに吐出する液体圧を高めることができる。
(B)では気液混合部13cの内周面に凹部13eを設け、該凹部13cの底面に第1オリフィス15dを開口している。該構成とすると、気体は一旦凹部13eに溜まることになるため、気体の逆流を抑制することができる。
(C)では、第3オリフィス15e’を第2オリフィス15bに第2拡径流路15f’を介して設け、オリフィスを3段としている。このように、オリフィスの個数を増加すると、気体の逆流防止機能を高めることが出来る。
(D)は、液体供給用のアダプタ15”をノズル本体11”に対して傾斜して取り付けている。配管スペース等によってアダプタ15”を傾斜して取り付ける必要がある場合に対応するもので、この場合にも、気体が液体流路に逆流するのを防止できる。
本発明の二流体ノズルは、スリット状の噴射孔より噴射する気液混合ミストの打力を噴射領域の全体にわたって高めることが出来ると共に、粒径を微小として気液混合ミストにおける液滴の均等化が図れ、かつ、供給圧が多少変動しても噴霧範囲の変動が少ないものであるため、洗浄用ノズルとして好適に用いるられるだけでなく、冷却用、塗布用、散布用としても好適に用いることができる。
本発明の第1実施形態を示す断面図である。 噴射部の拡大図であって、(A)は側面図、(B)は(A)のA−A線断面図ある。 図1の気液混合部の拡大図である。 (A)(B)は第1実施形態の参考変形例を示す図面である。 (A)は第2実施形態を示す断面図、(B)は噴射部を示す拡大図である。 第3実施形態の要部断面図である。 (A)〜(D)は変形例を示す図面である。 従来例の断面図である。
符号の説明
10 二流体ノズル
11 ノズル本体
12 ノズルチップ
12b 主孔
12d 切り込み
13 主流路
13c 気液混合部
15 アダプタ
15a 液体供給管連結部
15b 第2オリフィス
15c 拡径流路
15d 第1オリフィス
16 液体流路
18 液体供給管
20 噴射孔

Claims (5)

  1. ノズル本体に、気体が供給される主流路と、該主流路に設けられた気液混合部の周面に開口する液体供給路とを備え、該液体供給路より供給される液体を前記主流路を流通する気体に側面衝突で混合させるようにし、
    かつ、前記液体供給路は、液体供給管と連続させる基端流路と上記気液混合部の周面開口との間に、少なくとも該気液混合部の周面に開口する第1オリフィス、該第1オリフィスの上流に連続する拡径流路、該拡径流路の上流に連続する第2オリフィスを連続して設け、多段オリフィスを有する構成とし、さらに、
    前記気液混合部で混合された気液混合流体を噴射側へと流通する前記主流路の噴射側先端を、平坦面あるいは円弧面とした閉鎖部とすると共に、その内部に、中心の頂点に向かって漸次小径とした軸方向断面が円弧状となるドーム状の主孔を設け、該主孔を前記主流路と連通させて混合流体を流入させ、かつ、
    前記噴射側先端の閉鎖部に、外周縁と隙L3をあけて直径方向の切り込みを設け、該切り込みは長さ方向の両端より中心に向けて深さ方向に傾斜させ、該切り込みの中央部を前記主孔の先端側と連通させ、該主孔との連通位置を内端として前記噴射側外面に向けてテーパ状に広がるスリット状の噴射孔を設け、前記隙間L3は前記噴射孔の長さ方向の噴射角度が60〜80度となるように設定し、かつ、前記噴射側外端面における噴射孔の長さL1と、該長さL1と直交方向の幅Wとは、L1:W=3:1〜10:1に設定していることを特徴とする二流体ノズル。
  2. ノズル本体に、気体が供給される主流路と、該主流路に設けられた気液混合部の周面に開口する液体供給路とを備え、該液体供給路より供給される液体を前記主流路を流通する気体に側面衝突で混合させるようにし、
    かつ、前記液体供給路は、液体供給管と連続させる基端流路と上記気液混合部の周面開口との間に、少なくとも該気液混合部の周面に開口する第1オリフィス、該第1オリフィスの上流に連続する拡径流路、該拡径流路の上流に連続する第2オリフィスを連続して設け、多段オリフィスを有する構成とし、さらに、
    前記気液混合部で混合された気液混合流体を噴射側へと流通する前記主流路の噴射側先端を、平坦面とした閉鎖部とすると共に、その内部に、中心の頂点に向かって漸次小径とした軸方向断面が円弧状となるドーム状の主孔を設け、該主孔を前記主流路と連通させて混合流体を流入させ、かつ、
    前記噴射側先端の閉鎖部に、一定深さで直径方向に貫通させた切り込みを設け、該切り込みの中央部を前記主孔の先端側と連通させてスリット状の噴射孔を設け、さらに、
    前記噴射側の外周を囲むリングを設け、該リングの先端位置前記噴射孔の内端位置と前記噴射側外端面との間H内で、前記噴射孔の長さ方向の噴射角度が60〜80度となる位置に設定し、かつ、前記噴射側外端面における噴射孔の長さL1と、該長さL1と直交方向の幅Wとは、L1:W=3:1〜10:1に設定していることを特徴とする二流体ノズル。
  3. 前記噴射側外端面における噴射孔の長さL1と前記噴射孔内端の内径L2とは、L1:L2=1.5:1〜5:1とし、さらに、
    前記噴射孔内端から外端までの深さDと、直交方向の幅Wとは、D:W=1:1〜3:1としている請求項1または請求項2に記載の二流体ノズル。
  4. 前記主孔および噴射孔を設けたノズルチップを、ノズル本体と別体として設けて、一体的に組みつけている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の二流体ノズル。
  5. 洗浄用ノズルである請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の二流体ノズル。
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