JP4819475B2 - プログラム更新装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プログラム更新装置、特にサーバコンピュータと多数のクライアントコンピュータがネットワークを介して相互に通信を行うことにより24時間連続運用でサービスを提供するサーバ・クライアントシステムにおけるサーバプログラムおよびクライアントプログラムの更新に関する。
従来のサーバ・クライアントシステムにおけるクライアント側プログラムの更新方式は、サーバ側で更新プログラムを管理しておき、そのプログラムを必要とするクライアントコンピュータ側に配信するという方式が主流である。上述のプログラム更新方式において、クライアントコンピュータに更新プログラムを配信するタイミングについては、サーバ側から更新プログラムの準備ができたことの通知を受け、クライアントコンピュータが更新対象となるファイルをサーバコンピュータからダウンロードする方法と、サーバコンピュータから強制的に更新対象となるファイルを送信する方法がある。しかし、このようなプログラム配信システムでは、クライアントコンピュータ側でプログラム更新を行う場合に、動作しているプログラムを停止させて更新を行わなければならないため、更新作業の間、サービスを停止することになる。
上記問題を解決するため、サービスの停止時間をなくすためのプログラム更新方式の一例が、特許文献1に記載されている。図7を用いて、このプログラム更新方式を説明する。
図7によると、このプログラム更新方式はプログラムの転送元となる基地局制御装置1と回線伝送路9で接続され基地局は、基地局制御装置1との通信を行う接続部5と、基地局を制御するための2つの制御部3,6と、それらの制御部3,6に従属し、プログラムを実行するための2つの主記憶部2,8と、基地局制御装置1から送られてきた制御部用のプログラムを記憶する2つのプログラム記憶部4,7から構成されている。
このような構成を有するプログラム更新方式は次のように動作する。まず、2つの制御部3,6は、実行状態と待機状態の2つの状態をもち、一方の制御部が実行状態の場合、他方の制御部は待機状態となり、一つの制御部の状態は、もう一方の制御部の状態と常に異なる。また、接続部5と制御部3,6とを結ぶ伝送路は、実行状態にある制御部のみが使用することができる。
基地局は基地局制御装置からのプログラム更新の要求に対して、まずスタンバイ系制御部をリセットする。スタンバイ系制御部は、新プログラムを読み出し、全ての初期化処理を終えて待機状態になると、アクティブ系制御部に対して、起動完了を通知する。起動完了の通知を受けて、アクティブ系制御部は自身をスタンバイ状態にすることによりアクティブ−スタンバイ切替を行い、新しくアクティブ系となった制御部にサービスを引き渡し、自身のプログラムを変更する。
このように、一方の制御部がプログラムの更新動作を行っている間、他方の制御部がサービスを継続することにより、サービスを停止することなくプログラム更新を行うことが可能となっている。
特開平10−161951号公報(第3−4頁、図1)
しかしながら、上述した従来のプログラム更新方式では、基地局制御装置(サーバに相当する)においてプログラムを更新してから遠隔の基地局(クライアントに相当する)に対してサービスを停止せずに基地局プログラムをダウンロードすることにより基地局プログラムを更新するため、例えば、新旧のサーバプログラムとクライアントプログラム間での通信データのフォーマットが変更された場合には、プログラム更新作業の間はシステム運用を継続することができないという問題が発生する。その理由は、新旧のサーバプログラムおよびクライアントプログラムがシステム内に混在し、未知の通信データを受信すると旧プログラムが通信障害を認識することになるからである。
そこで、本発明の目的は、24時間連続運用を行うサーバ・クライアントシステムにおいて、通信データのフォーマットが変更された場合であっても、システム運用を停止することなくサーバプログラムとクライアントプログラムを更新することができるプログラム更新装置を提供することにある。
本発明のプログラム更新装置は、24時間連続運用のサーバ・クライアントシステムにおけるプログラム更新装置において、サーバとクライアントの双方に旧プログラムと新プログラムを格納する手段と、サーバとクライアントの双方で旧プログラムと新プログラムを並行して実行させる手段と、サーバは、旧プログラムと新プログラム間での通信データのフォーマットの違いに関する情報である通信データ差分情報により、クライアントから受信した通信データが旧プログラムと新プログラムの何れによって作成されたデータか判別して旧プログラムと新プログラムに振り分ける手段と、サーバは、全クライアントにおけるプログラムの更新が終了すると旧プログラムと新プログラムが並行して実行されている状態から新プログラムへ移行させる手段を備えたことを特徴とする。
なお、通信データ差分情報は、電文番号毎に、旧プログラムに付されて削除することを意味する差分種別DELと、新プログラムに付されて追加することを意味する差分種別ADDとから成る。
本発明のサーバは、上記サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ(図1の100)であって、通常運用時にサービスを提供するプログラムのプログラムファイルを格納するためのプログラム格納領域(図1の103)と、更新プログラムを格納するための更新プログラム格納領域(図1の102)と、更新プログラムを更新プログラム格納領域に格納するプログラム登録手段(図1の106)と、更新プログラム格納領域を監視しており、更新プログラムが登録されたことを検出すると下記のプログラム更新制御を行うプログラム更新手段(図1の108)と、プログラムの更新処理中に一時的に起動するプログラムのプログラムファイルを格納するための一時格納領域(図1の104)と、プログラム格納領域および一時格納領域にアクセスしプログラムの起動と終了を行うプログラム実行手段(図1の109)と、更新プログラム格納領域に格納されたプログラムファイルを一時格納領域に、また一時格納領域に格納されたプログラムファイルをプログラム格納領域にコピーするプログラム複製手段(図1の107)と、更新プログラム格納領域に格納されているクライアント用プログラムファイルを読み出し、クライアントへ送信するプログラム送信手段(図1の105)と、通信データ差分情報(図1の115)を参照して、クライアントから受信した通信データを新プログラム(図1の111)と旧プログラム(図1の110)のどちらに送付するかを決定する通信データ振分手段(図1の112)を備えたことを特徴とする。
本発明のクライアントは、上記サーバ・クライアントシステムにおけるクライアント(図1の200)であって、通常運用時にサービスを提供するプログラムのプログラムファイルを格納するためのプログラム格納領域(図1の203)と、プログラムの更新処理中に一時的に起動するプログラムのプログラムファイルを格納するための一時格納領域(図1の204)と、サーバから送信されてくるクライアント用プログラムファイルを一時格納領域に格納するプログラム受信手段(図1の201)と、一時格納領域を監視し、更新プログラムが格納されたことを検出すると、下記のプログラム更新制御を行い、新プログラムへの移行が完了するとサーバに更新完了を通知するプログラム更新手段(図1の205)と、プログラム更新制御の下、サーバから受信した通信データを新プログラムに送付する通信データ振分手段(図1の209)と、一時格納領域に格納されたプログラムファイルをプログラム格納領域にコピーするプログラム複製手段(図1の206)と、プログラム格納領域と一時格納領域にアクセスしプログラムの起動と終了を行うプログラム実行手段(図1の212)を備えたことを特徴とする。
本発明の効果は、24時間連続運用が要求されるサーバ・クライアントシステムにおいて、更新プログラムの適用によりサーバ・クライアント間の通信インタフェースに差異が発生した場合でも運用を停止することなくプログラムの更新を行うことができるということである。
その理由は、新旧プログラムが同時に起動した状態から新プログラムへ移行させる手段を有し、クライアント側のプログラム更新の間、サーバはクライアントから受信したデータを新旧プログラム何れによって作成されたデータか判別して新旧プログラムに振り分けることにより、旧プログラムが新プログラムで使用する通信データを受信することを防ぐような構成としたためである。
本発明のプログラム更新装置は、24時間連続運用が要求されるサーバ・クライアントシステムにおいて、サーバとクライアントの双方に旧プログラムと新プログラムの格納手段を備え、新旧プログラムが同時に起動した状態から新プログラムへ移行させる手段と、サーバはクライアントから受信したデータを新旧プログラム何れによって作成されたデータか判別して新旧プログラムに振り分ける手段とを有するという構成上の特徴を持つことにより、本発明の目的を達成する。以下、発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図2は本発明が適用される通信システムの例を示す。この通信システムは、複数(図2では3つ)の中継局10,20,30に設置されている交換機12,22,32からの回線使用状況を回線情報収集クライアント11,21,31がネットワーク40経由で送信して回線情報収集サーバ50に蓄積し、回線使用状況をリアルタイムに回線情報表示盤60へ表示するものである。
図1は、本発明のプログラム更新装置を備えたサーバ100とクライアント200の一実施例を示す。クライアント200は、図2に示したように、複数存在するが図面の繁雑化を回避するために1つのみを図示している。サーバ100およびクライアント200はプログラム制御により動作する。
図1を参照すると、サーバ100は、プログラム記憶手段101,プログラム送信手段105,プログラム登録手段106,プログラム複製手段107,プログラム更新手段108,プログラム実行手段109,通信データ振分手段112,受信データ蓄積手段113,クライアント間通信手段114,旧プログラム110,新プログラム111および通信データ差分情報115を含む。
通信データ差分情報115とは、新旧のサーバプログラムとクライアントプログラム間での通信データのフォーマットの違いに関する情報をいい、プログラム記憶手段101に格納されるが、説明上特に図示したものである。図3は、通信データ差分情報115を例示する。図3を参照すると、通信データ差分情報115は、電文番号毎に差分種別(DELまたはADD)を示している。差分種別DELは旧プログラムに付されて削除することを意味し、差分種別ADDは新プログラムに付されて追加することを意味する。以下、手段101〜114それぞれの機能について説明する。
プログラム記憶手段101は、サーバ100がサービスを提供するために必要なプログラムファイルを記憶する。プログラム記憶手段101は、少なくともサーバ用プログラムファイル,クライアント用プログラムファイル,通信データ差分情報のうち何れかが含まれる更新プログラムを格納するための更新プログラム格納領域102と、通常運用時にサービスを提供するプログラムのプログラムファイルを格納するためのプログラム格納領域103と、プログラムの更新処理中に一時的に起動するプログラムのプログラムファイルを格納するための一時格納領域104とを有する。
プログラム登録手段106は更新プログラムを更新プログラム格納領域102に格納するために操作者によって使用される。プログラム更新手段108は、更新プログラム格納領域102を監視しており、更新プログラムが登録されたことを検出すると、更新プログラムの内容を確認してプログラム更新制御を行う。また、新プログラム111が起動したことを確認すると、クライアント側のプログラム更新手段205に更新指示を送信する。
プログラム実行手段109は、プログラム更新手段108によるプログラム更新制御の下、プログラム格納領域103または一時格納領域104にアクセスし、それぞれに格納されているプログラムの起動と終了を行う。
プログラム複製手段107は、プログラム更新手段108によるプログラム更新制御の下、更新プログラム格納領域102に格納されたプログラムファイルを一時格納領域104に、また一時格納領域104に格納されたプログラムファイルをプログラム格納領域103に複製する。プログラム送信手段105は、プログラム更新手段108によるプログラム更新制御の下、更新プログラム格納領域102に格納されているクライアント用プログラムファイルを読み出し、クライアント200へ送信する。
クライアント間通信手段114はクライアント200との間の通信データの通信手段を提供する。通信データ振分手段112は、プログラム更新手段108によるプログラム更新制御の下、通信データ差分情報115を参照し、クライアント200から受信した通信データを新プログラム111と旧プログラム110のどちらに送付するかを決定する。受信データ蓄積手段113は、新旧プログラムの切替時にクライアント200から受信した通信データを一時的に蓄積しておく。
旧プログラム110はプログラム更新制御が実行される以前にプログラム格納領域103から起動していたプログラムを示し、新プログラム111は一時格納領域104から起動したプログラムを示す。
一方、クライアント200は、プログラム受信手段201,プログラム記憶手段202,プログラム更新手段205,プログラム複製手段206,サーバ間通信手段207,受信データ蓄積手段208,通信データ振分手段209,旧プログラム210,新プログラム211およびプログラム実行手段212を含む。以下、手段201〜212それぞれの機能について説明する。
プログラム記憶手段202は、クライアント200がサービスを提供するために必要なプログラムファイルを記憶する。プログラム記憶手段202は、通常運用時にサービスを提供するプログラムのプログラムファイルを格納するためのプログラム格納領域203と、プログラムの更新処理中に一時的に起動するプログラムのプログラムファイルを格納するための一時格納領域204とを有する。
プログラム受信手段201は、サーバ100のプログラム送信手段105から送信されてくるクライアント用プログラムファイルを一時格納領域204に格納する。プログラム更新手段205は、一時格納領域204を監視し、更新プログラムが格納されたことを検出すると、プログラム更新制御を行う。また、新プログラムへの移行が完了すると、サーバ100側のプログラム更新手段108に更新完了を通知する。
サーバ間通信手段207はサーバ100との間の通信データの通信手段を提供する。通信データ振分手段209は、プログラム更新手段205によるプログラム更新制御の下、サーバ100から受信した通信データを新プログラム211に送付する。受信データ蓄積手段208は、新旧プログラムの切替時にサーバ100から受信した通信データを一時的に蓄積しておく。
プログラム複製手段206は、一時格納領域204に格納されたプログラムファイルをプログラム格納領域203に複製する。プログラム実行手段212は、プログラム格納領域203と一時格納領域204にアクセスし、それぞれに格納されているプログラムの起動と終了を行う。
[動作の説明]
次に、本プログラム更新装置の動作について説明する。通常運用時においては、サーバ100ではプログラム格納領域103に格納されているプログラムである旧プログラム110、クライアント200ではプログラム格納領域203に格納されているプログラムである旧プログラム210により処理が行われている。サーバ100とクライアント200との間の通信はクライアント間通信手段114とサーバ間通信手段207とで行われている。
サーバ100において、クライアント200へ通信データを送信するときは、旧プログラム110からの通信データを通信データ振分手段112がクライアント間通信手段114に取り次ぎ、クライアント200から通信データを受信するときは、クライアント間通信手段114が受信した通信データを通信データ振分手段112が受信データ蓄積手段113をスルーして旧プログラム110へ取り次ぐ。その他の各手段は機能していない。
一方、クライアント200において、サーバ100へ通信データを送信するときは、旧プログラム210からの通信データを通信データ振分手段209がサーバ間通信手段207に取り次ぎ、サーバ100から通信データを受信するときは、サーバ間通信手段207が受信した通信データを通信データ振分手段209が受信データ蓄積手段208をスルーして旧プログラム210へ取り次ぐ。その他の各手段は機能していない。
サーバ・クライアントシステムの変更により、サーバ・クライアントプログラムの更新が必要となった場合、先ず、サーバ100側でプログラム登録手段106により更新プログラムを更新プログラム格納領域102に登録する。更新プログラムに含まれる情報には、サーバプログラム,クライアントプログラム,起動に必要な各種設定情報および新旧プログラムでの通信データ差分情報115が含まれる。プログラム更新手段108は、更新プログラムに含まれるファイルがサーバプログラムのみか、クライアントプログラムのみか、あるいはサーバプログラムとクライアントプログラムの双方かを確認する。更新プログラムに含まれるファイルに応じて、下記3つのうちどの処理を実行するか決定する。
1.サーバ100側新プログラムの仮運用環境での実行
2.クライアント200側プログラムの更新
3.サーバ100側新プログラムの本運用環境への切替
更新プログラムにサーバプログラムのみが含まれる場合は、上記1および3の順で処理を実行し、更新プログラムにクライアントプログラムのみが含まれる場合は、2のみを実行する。更新プログラムにサーバプログラムとクライアントプログラム双方が含まれる場合は、1〜3の順で処理を実行する。
以下、サーバプログラムおよびクライアントプログラムを更新する場合について、図4に示す模式図と図5および図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。図5はサーバ100における処理、図6はクライアント200における処理を示す。
サーバ100において、プログラム更新手段108は更新プログラムが更新プログラム格納領域102に登録されたことを検出すると、プログラム複製手段107により更新プログラム内のサーバプログラムを一時格納領域104にコピーする。プログラム更新手段108はプログラム実行手段109により一時格納領域104に格納されたサーバプログラムを起動する(図5のステップA1)。ここで実行したサーバプログラムが新プログラム111となる。
プログラム更新手段108は、プログラム実行手段109により一時格納領域104に格納されたサーバプログラムが起動された(図5のステップA1)ことを確認すると、クライアント200のプログラム更新手段205に更新指示を送信し、プログラム送信手段105が更新プログラム格納領域102中の更新プログラムをクライアント200へ送信する(ステップA2)。
サーバ100からの更新指示を受けるとクライアント200側のプログラム更新を開始する。プログラム受信手段201はプログラム送信手段105から更新プログラムを受信し、一時格納領域204に格納する。プログラム更新手段205はプログラム実行手段212により一時格納領域204に格納されたクライアントプログラムを起動する(図6のステップB1)。
ここで起動したクライアントプログラムが新プログラム211となる。この結果、これまでは旧プログラム210のみが実行されていたところ(図4A)、新プログラム211が並行して実行されるようになり、通信データ振分手段209は両プログラムに接続されることになる(図4B)。
この状態では、旧プログラム210と新プログラム211が並行して実行されていることになるので、サーバ100は一つの要求に対し、旧プログラム210からの応答および新プログラム211からの応答の2つを受信する。これを防ぐため、通信データ振分手段112は通信データ差分情報115を基にクライアント200からの受信データの送付先となるプログラムを決定し、そのプログラムにのみ送付するように制御を行う。これにより、旧プログラム210で作成された通信データは旧プログラム110へ、新プログラム211で作成された通信データは新プログラム111へそれぞれ渡されることになる。
通信データ振分手段112は、差分種別が“DEL”となっている電文(電文番号0002および1002)を受信した場合は旧プログラム110のみへ受信データを送付し(ステップA3)、差分種別が“ADD”となっている電文(電文番号0003及び1003)を受信した場合は新プログラム111のみへ受信データを送付する(図5のステップA4)。
次に、プログラム更新手段205は通信データ振分手段209に対して通信データの送付先を新プログラム211へ切り替えるよう指示を出す(図6のステップB2)。通信データ振分手段209は受信データ蓄積手段208に受信データを蓄積するよう指示を出し、この状態で旧プログラム210を終了させる(ステップB3)。受信データの蓄積はクライアント200における本環境への切替に伴う処置である。旧プログラム210の終了後、プログラム格納領域203から旧プログラム210の実行ファイルおよび各種設定情報の削除を行い、新プログラム211の実行ファイルをプログラム格納領域203にコピーする(ステップB4)。
プログラムのコピーが完了すると、プログラム実行手段212によりプログラム格納領域203に格納されたクライアントプログラムを起動し、受信データ蓄積手段208に蓄積した受信データの送出を指示する(ステップB5)。ここで起動したクライアントプログラム211´が以降の運用で稼働するプログラムとなる(図4D)。
そして、一時格納領域204から実行している新プログラム211を終了させることにより(ステップB6)、クライアント側での新プログラムへの移行が完了する(図4E)。プログラム更新手段205はサーバ100のプログラム更新手段108へ更新完了を通知する(ステップB7)。
サーバ100のプログラム更新手段108が全てのクライアント200から更新完了(ステップB7)の通知を受信すると(図5のステップA5)、上記3の本運用環境への切替を行う。プログラム更新手段108は通信データ振分手段112に対して全ての通信データの送付先を新プログラム111へ切り替えるよう指示を出す(ステップA6)。
通信データ振分手段112は受信データ蓄積手段113に受信データの蓄積を開始するよう指示を出し、この状態で旧プログラム110を終了させる(ステップA7)。受信データの蓄積は本環境への切替に伴う処置である。旧プログラム110の終了後、プログラム格納領域103から旧プログラム110の実行ファイルおよび各種設定情報の削除を行い、新プログラム111の実行ファイルをプログラム格納領域103にコピーする(ステップA8)。
プログラムのコピーが完了すると、プログラム実行手段109によりプログラム格納領域103に格納された新しいサーバプログラムを起動し、受信データ蓄積手段113に蓄積した受信データの送出を指示する(ステップA9)。ここで起動したサーバプログラム111´が以降の運用で稼働するプログラムとなる。一時格納領域104から実行している新プログラム111を終了させることにより(ステップA10)、サーバ100での新プログラムへの更新が完了する。
以上の動作により、通信データのフォーマットが変更された場合であっても、システム運用を停止することなくサーバプログラムおよびクライアントプログラムの更新を行うことができる。
なお、サーバプログラムのみを更新するときは、図5におけるステップA2〜A5の処理および図6の処理全体が不要である。また、クライアントプログラムのみを更新するときは、図5におけるステップA2のみの処理および図6におけるステップB1〜B6の処理を行う。
本発明のプログラム更新装置の一実施例を示すブロック図 本発明のプログラム更新装置が適用される通信システムを例示する図 通信データ差分情報の具体例を示す図 本発明のプログラム更新装置の動作を説明するための模式図 サーバプログラムのみを更新する場合の動作を示すフローチャート クライアントプログラムのみを更新する場合の動作を示すフローチャート 従来のプログラム更新方式の構成を示すブロック図
符号の説明
10,20,30 中継局
11,21,31 回線情報収集クライアント
12,22,32 交換機
40 ネットワーク
50 回線情報収集サーバ
60 回線情報表示盤
100 サーバ
200 クライアント
101,202 プログラム記憶手段
102 更新プログラム格納領域
103,203 プログラム格納領域
104,204 一時格納領域
105 プログラム送信手段
106 プログラム登録手段
107,206 プログラム複製手段
108,205 プログラム更新手段
109,212 プログラム実行手段
110,210 旧プログラム
111,211 新プログラム
112,209 通信データ振分手段
113,208 受信データ蓄積手段
114 クライアント間通信手段
115 通信データ差分情報
201 プログラム受信手段
207 サーバ間通信手段

Claims (4)

  1. 24時間連続運用のサーバ・クライアントシステムにおけるプログラム更新装置において、
    サーバとクライアントの双方に旧プログラムと新プログラムを格納する手段と、
    サーバとクライアントの双方で旧プログラムと新プログラムを並行して実行させる手段と、
    前記サーバは、前記旧プログラムと前記新プログラム間での通信データのフォーマットの違いに関する情報である通信データ差分情報により、前記クライアントから受信した通信データが旧プログラムと新プログラムの何れによって作成されたデータか判別して旧プログラムと新プログラムに振り分ける手段と、
    前記サーバは、全クライアントにおけるプログラムの更新が終了すると旧プログラムと新プログラムが並行して実行されている状態から新プログラムへ移行させる手段を備えたことを特徴とするプログラム更新装置。
  2. 前記通信データ差分情報は、電文番号毎に、旧プログラムに付されて削除することを意味する差分種別DELと、新プログラムに付されて追加することを意味する差分種別ADDとから成ることを特徴とする請求項1記載のプログラム更新装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のサーバ・クライアントシステムにおけるサーバであって、
    通常運用時にサービスを提供するプログラムのプログラムファイルを格納するためのプログラム格納領域と、
    更新プログラムを格納するための更新プログラム格納領域と、
    更新プログラムを前記更新プログラム格納領域に格納するプログラム登録手段と、
    前記更新プログラム格納領域を監視しており、更新プログラムが登録されたことを検出すると下記のプログラム更新制御を行うプログラム更新手段と、
    プログラムの更新処理中に一時的に起動するプログラムのプログラムファイルを格納するための一時格納領域と、
    前記プログラム格納領域および前記一時格納領域にアクセスしプログラムの起動と終了を行うプログラム実行手段と、
    前記更新プログラム格納領域に格納されたプログラムファイルを前記一時格納領域に、また前記一時格納領域に格納されたプログラムファイルを前記プログラム格納領域にコピーするプログラム複製手段と、
    前記更新プログラム格納領域に格納されているクライアント用プログラムファイルを読み出し、クライアントへ送信するプログラム送信手段と、
    前記通信データ差分情報を参照して、クライアントから受信した通信データを前記新プログラムと前記旧プログラムのどちらに送付するかを決定する通信データ振分手段を備えたことを特徴とするサーバ。
  4. 請求項1または請求項2記載のサーバ・クライアントシステムにおけるクライアントであって、
    通常運用時にサービスを提供するプログラムのプログラムファイルを格納するためのプログラム格納領域と、
    プログラムの更新処理中に一時的に起動するプログラムのプログラムファイルを格納するための一時格納領域と、
    サーバから送信されてくるクライアント用プログラムファイルを前記一時格納領域に格納するプログラム受信手段と、
    前記一時格納領域を監視し、更新プログラムが格納されたことを検出すると、下記のプログラム更新制御を行い、新プログラムへの移行が完了するとサーバに更新完了を通知するプログラム更新手段と、
    前記プログラム更新制御の下、サーバから受信した通信データを新プログラムに送付する通信データ振分手段と、
    前記一時格納領域に格納されたプログラムファイルを前記プログラム格納領域にコピーするプログラム複製手段と、
    前記プログラム格納領域と前記一時格納領域にアクセスしプログラムの起動と終了を行うプログラム実行手段を備えたことを特徴とするクライアント。

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