JPH09186686A - 網管理システム - Google Patents

網管理システム

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JPH09186686A
JPH09186686A JP34216595A JP34216595A JPH09186686A JP H09186686 A JPH09186686 A JP H09186686A JP 34216595 A JP34216595 A JP 34216595A JP 34216595 A JP34216595 A JP 34216595A JP H09186686 A JPH09186686 A JP H09186686A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現用網管理装置と待機用網管理装置がそれぞ
れ保有する加入者/設備データベースの内容の同期化を
図る。 【解決手段】 現用の網管理装置1aのタイマ7aから
一定周期で信号を送出し、主運転部6aはデータベース
ディスク5aから加入者/設備データベース情報を取り
出しデータベース送信部3aから送信し、網管理装置1
bはこのデータベース情報をデータベース受信部4bで
受信しデータベース5bに書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広域の通信ネット
ワークの運用状態を管理する網管理装置による網管理シ
ステムに関し、網管理装置を二重化構成としたもので、
例えば災害等の理由により一方の装置が動作不可能にな
った場合でも、もう一方の装置により通信ネットワーク
の管理を引き続き行うことができるようにするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12は例えば特開平5−89072号
公報に示された計算機二重化時の同期化制御方式の処理
構成図である。図において、13はマスタ側装置、14
はスレープ側装置であり、これらはワークステーション
またはパーソナルコンピュータなどの計算機に相当す
る。
【0003】15はイベント応答部、16はイベント受
信部、17はスレーブ状態保持部、18は更新イベント
処理部、19は差分ファイル・アクセス部、20は自更
新処理部、21は差分ファイル部、22はデータベース
部、23はスレーブ更新依頼部、24はスレーブ更新受
付部、25は自更新処理部、26はデータベース部を表
している。
【0004】次に動作について説明する。マスタ側装置
13は、他の装置とオンラインでデータの授受を行いそ
の処理を行う。一方、スレーブ側装置14はマスタの障
害に備えて待機し、マスタ障害を検出すると自分がマス
タとなり、他の装置とのオンラインデータ処理を継続す
る。
【0005】マスタ側装置13は、オペレータあるいは
他の装置からのイベントをイベント受信部16で受け付
け、データベース更新イベントの場合には、更新イベン
ト処理部18へ依頼する。更新イベント処理部18は、
自データベースの更新のため自更新処理部20に依頼す
ると共に、スレーブ状態保持部17の状態が”動作中”
の場合、スレーブのデータベース更新のためスレーブ更
新依頼部23に依頼する。スレーブ更新依頼部23は、
スレーブ側装置14へ処理依頼する。
【0006】スレーブ側装置14では、スレーブ更新受
け付け部24でこれを受け付け、自更新処理部25へ依
頼する。自更新処理部25は、自データベースを更新
し、スレーブ更新受け付け部24へ正常完了を返す。ス
レーブ更新受け付け部24は、マスタ側装置13へ正常
完了を返す。受信したマスタ側装置13は、スレーブ更
新依頼部23、更新イベント処理部18、イベント応答
部15を経て、イベント依頼元へ応答を返す。
【0007】また、スレーブ側装置14が障害のため、
データベース更新ができない場合には、マスタ側装置1
3は、更新イベントの内容を差分ファイル・アクセス部
19を通して、差分ファイル部21に書き込む。そうし
てスレーブ側装置14が復旧したとき、差分ファイル部
21の内容をスレーブ側データベース部26に書き込
む。以上の方法により、二重化された装置間でデータベ
ースの同期化を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示した従来の同期化制御方式は他の装置からのデータベ
ース更新イベントによりデータベースの同期化を行うよ
うになっているため、通信相手となる装置にデータベー
ス更新イベントを発行する処理を入れなければならな
い。
【0009】また、他の装置との間の通信が断になって
いるとき、データベースの更新ができず、マスタ、スレ
ーブの切替が発生したとき、データベースの食い違いが
発生するという問題があった。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、他の装置からのイベントや他
の装置との通信状態によらず、また、人手を介すること
なくかつ管理機能を止めることなく、自らの処理により
一定周期で二重系データベースの同期化を行うことがで
きる網管理装置を得ることを目的とする。
【0011】また、この装置を用いた、利用者からの指
示により運用系切替を行うための手段及び切替結果の通
信ネットワークへの通知手段、そして現用系の網管理装
置の障害等による動作停止による系切替手段と、その時
の新たに現用となる網管理装置のデータベース取得手
段、及び、自動系切替発生後、運用上の都合で網管理装
置の運用系切戻しの必要がある場合、装置復旧による切
戻し手段を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明に係る網管理システムは、通信ネットワ
ーク接続され、網管理用データベースを有し網管理を行
う現用の網管理装置と、上記通信ネットワーク接続さ
れ、上記現用管理装置と二重系を構成してバックアップ
用の網管理用データベースを有する待機用網管理装置と
を備えた網管理システムにおいて、上記現用網管理装置
は網管理情報を上記網管理用データベースに格納すると
共に、この情報を周期的に待機用網管理装置に送信し、
待機用網管理装置は、上記受信した網管理情報を上記バ
ックアップ用の網管理用データベースに格納するように
したものである。
【0013】(2)また、上記(1)において、通信ネ
ットワークとは別に現用網管理装置と待機用網管理装置
とを接続する通信回線を設け、この通信回線を通じて網
管理情報を伝送するようにしたものである。
【0014】(3)また、上記(1)において、通信ネ
ットワークを介して網管理情報を伝送するようにしたも
のである。
【0015】(4)また、上記(1)〜(3)のいずれ
か1項において、現用網管理装置は現用と待機用とを切
替える切替指令を受けると、その切替指令を待機用網管
理装置に送信し、上記待機用網管理装置は上記切替指令
により現用網管理装置として運転を開始すると共に、そ
の切替通知を通信ネットワークに送出し、現用網管理装
置は上記切替通知を受信すると現用から待機用の網管理
装置に動作を切り替えるようにしたものである。
【0016】(5)また、上記(1)〜(4)のいずれ
か1項において、待機用網管理装置から周期的に現用網
管理装置が正常動作か否かの問い合わせ指令を送信し、
現用網管理装置から応答が無い場合は異常ありと判断し
て待機用網管理装置は待機用から現用の網管理装置の運
転に切り替えるようにしたものである。
【0017】(6)また、上記(1)〜(5)のいずれ
か1項において、現用網管理装置の障害等により待機用
網管理装置を現用網管理装置として切替運転している場
合、障害等のある網管理装置の障害等が回復すると、こ
の障害等のあった網管理装置は現用運転している待機用
網管理装置へ切り戻し要求を送信し、現用運転している
待機用網管理装置は、切り戻し要求に対して応答すると
共に、バックアップ用の網管理用データベースから網管
理情報を上記障害等のあった網管理装置へ送信して網管
理用データベースへ格納させ、且つ、現用から待機用の
網管理装置の運転に切り替え、上記故障のあった網管理
装置は上記応答を受信すると現用網管理装置として運転
するようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.網管理を二重化して行うには、同一の処
理プログラムが搭載され、いずれか一方が現用運転によ
り通信ネットワークの状態監視、回線閉塞・回線トレー
スなどの試験・制御、加入者/設備管理、トラフィック
データ(課金・統計データなど)の管理を行い、他方が
待機運転を行っている。
【0019】図1は二重化された網管理装置間で、網管
理用のデータベースの更新を一定周期で行うための装置
構成を示したものである。図2は加入者データおよび設
備データのデータ構造の一例を示す図である。図3はデ
ータベース情報送受信シーケンスを示す図である。
【0020】図1において、1a、1bは網管理装置本
体であり、これらは通常、互いに離れた場所に設置され
る。2は網管理装置1a、1bを接続してイベント等の
受け渡しを行うための通信回線であり、これにはLA
N、専用線、あるいは電話回線が主に用いられる。
【0021】3a、3bはデータベース送信部、4a、
4bはデータベース受信部、5a、5bは通信ネットワ
ークの加入者/設備情報が入っているデータベースディ
スクで、計算機や交換装置を通信ネットワーク30に組
み込む上での実装状態や接続形態を定義したものであ
る。6a、6bは主運転部である。
【0022】7a、7bはタイマであり、このタイマの
値が指定の値になったとき、データベース更新処理が起
動される。8a、8bは通信ネットワークとの通信を司
る通信処理部、9a、9bは網管理装置1a、1bと通
信ネットワークとを結ぶ中継線、10a〜10fは通信
ネットワークを構築する交換装置である。この交換装置
10a〜10fにはそれぞれ端末機器(図示せず)が複
数台接続されている。
【0023】図2に示す加入者データは、加入者の新規
契約や契約解除の際、網管理装置でメンテナンスを行い
網管理装置から交換装置へ送信してデータの同期をとる
ようにしている。従って、網管理装置には加入者データ
のマスターが保管されている。交換装置は端末間のデー
タ通信時に、加入者データを参照して、接続要求・解放
要求など呼接続/解放時の不正チェック、端末へのデー
タ送信時の出力先の決定などを行う。
【0024】また、図2に示す設備データは、通信ネッ
トワークにおける交換装置の増設/変更時に、網管理装
置でデータメンテナンスを行い、交換装置に送信してデ
ータの同期をとるようにしている。交換装置は設備デー
タを参照して、データ通信時に最適中継路の選択を行
い、また、網管理装置からの監視/制御の実行時に、監
視結果を作成する際の実装などの情報の取得、交換装置
のカード実装チェックのための定義情報参照などに利用
される。
【0025】なお、端末設備については、必要なもの
(アドレス、論理チャネル数など)は加入者データとし
て登録し、端末の区分も加入者データの中で行う。ま
た、交換装置は自装置に関する加入者/設備データベー
スを持っている。
【0026】図2の加入者データは、加入者ID、接続
交換装置No.、PVCの有無、PVC接続時の相手ア
ドレスNo.等が定義されている。ここで加入者とは端
末装置を持ち通信ネットワークを利用するものである。
【0027】また、PVC(Permanent Virtual Circui
t )は予め通信相手を固定的に決め、通信時に呼接続/
解放動作を行わなくても通信が行える通信方式であり、
PVCの有無により該当端末がPVC方式の通信を行う
か否かを指定する。PVCにより通信を行う場合、事前
に相手を決めるため相手先アドレスNo.を指定してお
く。
【0028】図2の設備データで、カード実装定義は交
換装置のカードを定義している。また、設備データは、
交換装置No.、設備種別、回線速度等が定義されてい
る。
【0029】次に動作について説明する。いま網管理装
置1aが現用運転中であり、網管理装置1bが待機運転
中であるとする。なお、以下に示す動作は、網管理装置
1bが現用状態で網管理装置1aが待機状態であっても
同様の動作が行われる。
【0030】(1)網管理装置1aは、起動時にタイマ
7aを起動させる。また、データベース更新処理を行う
タイマ周期の情報が設定される。 (2)タイマ7aが設定された時間に達したとき、割込
を主運転部6aに対して発行する。 (3)主運転部6aはタイマ7aからの割込を受けた
後、タイマ7aをゼロクリアし、データベース更新処理
を起動する。
【0031】(4)主運転部6aは、データベース送信
部3aに対し、データベースの送信を行うように指示を
出す。 (5)指示を受けたデータベース送信部3aは、データ
ベースディスク5aに入っている情報を通信回線2を通
して網管理装置1bに送信する。 (6)ここでデータベースディスク5aに入っている通
信ネットワークの加入者/設備情報は1回の通信では送
信完了できないほど量が多いため、データベース送信部
3aはデータベース情報をファイル単位毎に、一定長に
分割して送信を行う。
【0032】網管理装置1a、1b間でのデータベース
情報送受信シーケンスを示したものを図3に示す。 (7)図3において、網管理装置1aは、1発目の送信
データ31にファイルIDと最初のデータであることを
示すシーケンス番号を付けて網管理装置1bへ送信す
る。
【0033】(8)受信した網管理装置1bは、受信デ
ータをデータベース受信部4bで一時保管する一方、デ
ータベース受信部4bより次のデータを要求する通知3
2を網管理装置1aに、通信回線2を通して送信する。 (9)次データ要求通知32を受信した網管理装置1a
は、ファイルIDと1つ進めたシーケンス番号をつけた
データ33を網管理装置1bに送信し、 (10)受信した網管理装置1bは受信データを保管
し、次データ要求通知34を網管理装置1aに送信する
という処理を繰り返す。
【0034】(11)そして網管理装置1aが1つのフ
ァイルについて最終データ35を送信し、網管理装置1
bで受信すれば、網管理装置1bのデータベース受信部
4bは、保管していたデータベース情報を含めて1つの
ファイルの全データをデータベースディスク5bに書き
込む。 (12)書き込み終了後、データベース受信部4bは、
データベース更新完了通知36を作成し、網管理装置1
aに通信回線2を通して送信する。
【0035】(13)網管理装置1aは、データベース
送信部3aが完了通知を受信すれば、新たなファイルを
同様の手段にて網管理装置1bに送信する。 (14)これをデータベースディスク内の全ての加入者
/設備情報ファイルについて実施する。
【0036】(15)また、処理中に異常が発生した場
合、網管理装置1aにて次データ要求通知が来なければ
前回送信したデータベース情報を再送する。 (16)また、網管理装置1bにてデータベース情報が
来ない場合には、次データ要求通知を再送する。 (17)いずれの場合も、再送後も状況が変わらなかっ
た場合にはデータベース更新処理を打ち切る。
【0037】(18)こうして網管理装置1aにおい
て、次のタイマ周期が来てタイマ7aからの割込を受け
たときに、再度網管理装置1aは網管理装置1bに対し
てデータベースの更新を行う。
【0038】この実施の形態によれば、網管理装置内部
での処理によりデータベースの同期化を行うようにした
ため、通信ネットワークに対する管理業務に影響を及ぼ
すこと無く、また人手を介すること無く二重化された網
管理装置におけるデータベースの同期化を行うことがで
きる。従って、データベース同期化業務の省力化といっ
た効果が得られる。
【0039】実施の形態2.実施の形態1では、二重化
された網管理装置におけるデータベース同期化の、人手
を介さず、通信ネットワークに影響を与えない手段につ
いて、通信回線2を別途設けて実施する方法について説
明したが、図4に示すように、通信回線2を設ける代わ
りに、網管理装置1a、1bと通信ネットワークとを結
ぶ通信回線11a、11bを設けてデータベース情報通
信用の回線として使用するようにする。
【0040】ここで網管理装置は、管理業務のための通
信で自らを交換装置同様局扱いとして運転し、二重化さ
れている場合には、両方の網管理装置とも同じ局の認識
を持つようになっている。局扱いにすると交換装置側の
処理から見たときに、2台の網管理装置のどちらが現用
系であるかを意識しないで処理を行うことができる。こ
こで局扱いにしたのは、制御・監視時の網管理装置と交
換装置との通信において、交換装置間での通信と区別な
く行うことができるように、網管理装置に交換装置同
様、局という概念を持たせたものである。
【0041】しかし、データベース情報の通信の際、局
扱いの通信では交換装置側で2台の網管理装置を区別で
きないため、通信が不可能になる。そこで網管理装置1
a、1bを、それぞれ交換装置10a、10bに接続さ
れている端末としてデータベース情報の通信を行うよう
にする。
【0042】動作について説明すると、 (1)網管理装置1a、1bは、加入者データとして自
らのアドレスを定義し交換装置10a、10bに登録し
ておく。この加入者データでのアドレス定義例を図5に
示す。
【0043】(2)更に、網管理装置1a、1bの定義
したアドレスに対して、PVCを定義し、両者の間に通
信経路を確立させる。PVCの定義例は図5に示すよう
に、PVC有であるので、PVC接続時の相手アドレス
No.に相手の網管理装置を指定し、交換装置にこの指
定したデータを送信することにより、特定した通信相手
と呼接続/解放の動作無しで通信するようにしている。
なお、接続交換装置No.の1001は交換装置10a
を表し、1002は交換装置10bを表す。
【0044】(3)データベース情報の更新時、網管理
装置1aでは主運転部6aより指示を受けて起動された
データベース送信部3aがデータベース情報を通信処理
部8aを通して通信回線11aに送り出す。 (4)データベース情報は、確立された通信経路に従
い、交換装置10a、中継線12、交換装置10b、通
信回線11bを経て、網管理装置1bに到達する。
【0045】(5)網管理装置1bの主運転部6bは、
受信したデータベース情報を通信処理部8bを経由して
データベース受信部4bへ渡す。 (6)その後の次データ要求通知は、同様に確立された
通信経路を用いて通信回線11b、11aを経て網管理
装置1aへ渡される。 (7)以降実施の形態1で示したのと同様の処理が、通
信回線11a、11bを用いた通信により行われる。
【0046】なお、この実施の形態の変形例として、図
6に示すように、交換装置10aを網管理装置1a,1
bが共用するようにしてもよい。図4は網管理装置1a
と1bとが離れた所に設置された場合に近くの交換装置
10a,10bをそれぞれ利用するようにしたものであ
り、図6は、網管理装置1aと1bとが比較的近距離で
交換装置10aを共用することができる場合である。
【0047】この実施の形態によれば、網管理装置間に
別途通信用の回線を張る必要がなく、交換装置との間に
端末回線を張るだけで実施の形態1と同様の効果が得ら
れる。加えて回線装置の面でのコストが削減できるとい
う効果も期待できる。
【0048】実施の形態3.実施の形態1及び2では、
二重化された網管理装置におけるデータベース同期化
の、人手を介さず、通信ネットワークに対する管理業務
に影響を与えない手段について説明したが、この実施の
形態は、この手段を導入した上で、網管理装置の系切替
動作を利用者が手動にて行うものである。
【0049】図7は現用運転する網管理装置を網管理装
置1aから網管理装置1bに切り替えるときの切替通知
の流れを示した図である。図7において、利用者(網管
理装置の保守・運用者)からの切替指示を受けた網管理
装置1aは、主運転部6aにて切替通知を作成し、通信
回線2を通して網管理装置1bに送信する。この切り換
え指令は、例えば、図8に示すような指令である。
【0050】(1)切替通知を受信した網管理装置1b
の主運転部6bは、網管理装置1aに対して切替通知に
対する対応を作成、送信した後、自らの状態を待機状態
から現用状態に切り替え、図1で示されたタイマを起動
する。 (2)そして通信ネットワークを構成する全ての交換装
置に対し(図7においては、10a、10b、10c、
10d、10e、10fで示される交換装置)、網管理
装置の切替通知を作成、送信する。
【0051】この手段により、通信ネットワーク内の交
換装置は網管理装置の系切替があったことを認識するこ
とができる。一方、切替通知を送信した網管理装置1a
では、網管理装置1bからの応答を受信した後、自らの
状態を現用状態から待機状態に切り替える。
【0052】なお、この系切替は網管理装置1bから網
管理装置1aに対しても行うことができる。
【0053】この実施の形態3によれば、実施の形態1
及び実施の形態2で随時データベースの同期化が行われ
ることも含めて、利用者が運用上の必要に応じて、切替
指示を出すだけで現用状態の網管理装置を切り替えるこ
とができるため、特に網管理装置の点検作業やメンテナ
ンスが必要なときに、簡単にかつ安全に運用系の切替を
行うことができるといった効果を得ることができる。
【0054】実施の形態4.実施の形態3では、利用者
の切替指示による網管理装置の運用切替の方法について
説明したが、本実施の形態では、現用状態で運転中の網
管理装置が何らかの理由により動作不可能となった場合
の運用切替の方法について示す。
【0055】図9は異常発生時、現用運転する網管理装
置を網管理装置1aから網管理装置1bに切り替えると
きの切替信号の流れを示した図である。また、図10は
異常発生時、交換装置保有の加入者/設備データベース
を取得する信号の流れを示した図である。
【0056】(1)図9において、待機状態の網管理装
置1bは、定期的に現用状態で運転している網管理装置
1aの運転状態の問い合わせを、通信回線2を通して行
う。この問い合わせは、図1に示すタイマ7bとは別に
設けたタイマ(図示せず)で、例えば1秒毎に動作時間
を設定して問い合わせを行う。
【0057】(2)正常時であれば、網管理装置1aよ
り応答が返ってくるが、網管理装置1aに障害が発生す
るなど、現用状態での運転が不可能となったとき、問い
合わせに対する応答が返ってこなくなる。
【0058】(3)網管理装置1bの主運転部6bは、
ある一定時間及び再送を含めた一定回数応答受信を検出
できなかったときに、自らの運転状態を待機状態から現
用状態に切り替える。
【0059】(4)その後、手動切替の場合と同様に、
網管理装置1bは通信ネットワーク内の全ての交換装置
に網管理装置に系切替が発生したことを通知するが、こ
の通知に対する応答として、図10に示すように、交換
装置10が保有している加入者/設備データベースを入
れるよう通知で指定すれば、応答受信後、網管理装置1
bでデータベースの更新が行われ、障害発生前と同じデ
ータベース情報により網管理装置1bが現用系として起
動される。
【0060】この実施の形態によれば、障害による網管
理装置の切替時において、例えば加入者/設備情報のメ
ンテナンス直後に網管理装置がダウンするなど、タイミ
ングによっては切替後の網管理装置のデータベースがメ
ンテナンス前のデータであり、交換装置とのデータ不整
合が生じる恐れのある場合でも、新たに現用状態となる
網管理装置は、交換装置のデータベースを取り入れるこ
とにより、データベースの不整合によるトラブルを防止
することができるという効果が得られる。
【0061】実施の形態5.実施の形態4で、障害時の
網管理装置の系切替について説明したが、通常障害の発
生した網管理装置は、復旧しても待機状態で運転する。
しかしながら運用の都合上障害発生前の状態に戻す必要
が生じる場合もある。この実施の形態は、障害発生前の
状態に戻す手段を示すものであり、障害発生前の状態に
戻すには手動による系切替を用いる手段もあるが、ここ
では自動的に系切替を行う。
【0062】図11は現用運転する網管理装置を網管理
装置1bから網管理装置1aに切り替えるときの切替通
知の流れを示した図である。図に示すように、あらかじ
め2台の網管理装置に主従関係を持たせるようにすれ
ば、主系の網管理装置の復旧だけで切戻し処理も行うこ
とができるようになる。
【0063】図11において、1aは主系として指定し
た網管理装置、1bは従系として指定した網管理装置で
ある。 (1)通常は網管理装置1aが現用状態として、網管理
装置1bが待機状態として運転する。 (2)ここで網管理装置1aに障害が発生し動作不可能
となった場合、網管理装置1bが現用状態に切り替わっ
て管理業務を継続する。
【0064】(3)この状態で、網管理装置1aが復旧
したとき、網管理装置1aは主運転部6aにより、網管
理装置1bに対して切戻し要求を通信回線2を通して発
行する。 (4)切戻し要求を受けた網管理装置1bは網管理装置
1aに対して応答を送信した後、現用状態から待機状態
に切り替わる。 (5)一方、網管理装置1aは応答受信後、データベー
スの更新を行った後現用状態として起動され、切戻しが
完了する。
【0065】この実施の形態によれば、手動で切戻しを
行わなくても主系の網管理装置の復旧だけで切戻しが行
われるため、利用者の省力化を計ることができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による二重化された
網管理装置でデータベース同期化を行うための網管理シ
ステムの構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による加入者データ
および設備データのデータ構造を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるデータベース
同期化処理のデータシーケンスを示した図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による通信ネットワ
ークとを結ぶ端末回線を用いたデータベース同期化を行
うための網管理システムの構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるアドレス定義
のデータ例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による通信ネットワ
ークとを結ぶ端末回線を用いたデータベース同期化を行
うための網管理システムの変形例の構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による手動による網
管理装置切替通知の流れを示した図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による切替指令のデ
ータ構造を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による二重化された
網管理装置の運転状態問い合わせの流れを示した図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態4による網管理装置
と交換装置との切替通知とその応答の流れを示した図で
ある。
【図11】 この発明の実施の形態5による二重化され
た網管理装置間での切戻し処理の流れを示した図であ
る。
【図12】 従来のデータベース更新処理の流れを示し
た網管理システムの構成図である。
【符号の説明】
1a、1b 網管理装置、2 通信回線、3a、3b
データベース送信部、4a、4b データベース受信
部、5a、5b データベースディスク、6a、6b
主運転部、7a、7b タイマ、8a、8b 通信処理
部、9a、9b 中継線、10a、10b、10c、1
0d、10e、10f 交換装置、11a、11b 通
信回線、12 中継線、30 通信ネットワーク。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワーク接続され、網管理用デ
    ータベースを有し網管理を行う現用の網管理装置と、上
    記通信ネットワーク接続され、上記現用管理装置と二重
    系を構成してバックアップ用の網管理用データベースを
    有する待機用網管理装置とを備えた網管理システムにお
    いて、上記現用網管理装置は網管理情報を上記網管理用
    データベースに格納すると共に、この情報を周期的に待
    機用網管理装置に送信し、待機用網管理装置は、上記受
    信した網管理情報を上記バックアップ用の網管理用デー
    タベースに格納するようにしたことを特徴とする網管理
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の網管理システムにおい
    て、通信ネットワークとは別に現用網管理装置と待機用
    網管理装置とを接続する通信回線を設け、この通信回線
    を通じて網管理情報を伝送するようにしたことを特徴と
    する網管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の網管理システムにおい
    て、通信ネットワークを介して網管理情報を伝送するよ
    うにしたことを特徴とする網管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の網
    管理システムおいて、現用網管理装置は現用と待機用と
    を切替える切替指令を受けると、その切替指令を待機用
    網管理装置に送信し、上記待機用網管理装置は上記切替
    指令により現用網管理装置として運転を開始すると共
    に、その切替通知を通信ネットワークに送出し、現用網
    管理装置は上記切替通知を受信すると現用から待機用の
    網管理装置に動作を切り替えるようにしたことを特徴と
    する網管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の網
    管理システムおいて、 待機用網管理装置から周期的に現用網管理装置が正常動
    作か否かの問い合わせ指令を送信し、現用網管理装置か
    ら応答が無い場合は異常ありと判断して待機用網管理装
    置は待機用から現用の網管理装置の運転に切り替えるよ
    うにしたことを特徴とする網管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の網
    管理システムおいて、現用網管理装置の障害等により待
    機用網管理装置を現用網管理装置として切替運転してい
    る場合、障害等のある網管理装置の障害等が回復する
    と、この障害等のあった網管理装置は現用運転している
    待機用網管理装置へ切り戻し要求を送信し、現用運転し
    ている待機用網管理装置は、切り戻し要求に対して応答
    すると共に、バックアップ用の網管理用データベースか
    ら網管理情報を上記障害等のあった網管理装置へ送信し
    て網管理用データベースへ格納させ、且つ、現用から待
    機用の網管理装置の運転に切り替え、上記故障のあった
    網管理装置は上記応答を受信すると現用網管理装置とし
    て運転するようにしたことを特徴とする網管理システ
    ム。
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