JPH0983526A - 多重化通信方法 - Google Patents

多重化通信方法

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JPH0983526A
JPH0983526A JP7232625A JP23262595A JPH0983526A JP H0983526 A JPH0983526 A JP H0983526A JP 7232625 A JP7232625 A JP 7232625A JP 23262595 A JP23262595 A JP 23262595A JP H0983526 A JPH0983526 A JP H0983526A
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JP
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data
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time
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JP7232625A
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Kazumi Shinozaki
和美 篠▲崎▼
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重化(二重化)構成をとる装置間でデータ
通信を行うシステムに関し、常時主系と従系として動作
し、ある系がダウンした場合に他の系がダウンした系の
処理を問題なく引き継いで運転することを目的とする。 【解決手段】 各局内の共有メモリ上に送信データの各
機能毎に宛先局のどの系に対して送信すべきかの情報が
格納された処理振り分けテーブルを設け、データ送信時
に処理振り分けテーブルの該当機能に対応する系にのみ
送信し、送信側CPUは自CPU内のメモリ上の送信デ
ータ退避領域にこれから送信しようとしている送信デー
タ、フレーム番号とともに新たに送信時刻を格納し、主
系側CPUと従系側CPUとが交互にI/Oの交信を行
うことによる相互監視により、従系の障害検出時には、
検出時刻とともに他局に対して系状態通知を行うように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重化(二重化)
構成をとる装置間でデータ通信を行うようなシステムに
おいて、何れかの系に障害が発生してもシステム全体と
しての動作を保証する為に、常に主系、従系として動作
し、ある系がダウンした場合に、他の系がダウンした系
の処理を問題なく引き継げるような運転方法に関するも
のである。
【0002】近年のオンラインシステムでは、扱うデー
タ量が増大し、処理の高速化が要求されている。この
為、各装置の処理能力をアップする必要があり、また信
頼度を高める為に多重化(二重化)構成とし、他系に障
害が発生した場合に問題なく処理を引き継ぐことが必要
である。
【0003】
【従来の技術】従来のシステム構成(二重化構成)図を
図9に示す。図において、局M及び局Nは、主系、従系
で構成する二重化システムである。従系は待機系として
運用しており、図では装置番号m+1及びn+1を従系
とし、局M側から局N側にデータを送信する場合につい
て説明する。
【0004】装置番号mのCPUにおいて、51はアプリ
ケーションプログラム、52は回線振り分け処理部、53,
54は回線制御部を示し、55, 56は装置番号mから装置番
号n及びn+1に接続する回線を示す。装置番号n及び
n+1のCPUにおいて、57及び58は装置番号mからの
回線制御部、59及び60はアプリケーションプログラムを
示す。61は装置番号nとn+1のI/O間の障害発生信
号、62は装置番号nとn+1間の共有メモリを示す。
【0005】データ送信側では、データ送信時、装置番
号mのアプリケーションプログラム51は宛先局(装置番
号n)を指定し、回線振り分け部52に送信依頼を行う。
回線振り分け部52では、指定の宛先局に対応する主従両
系の回線55, 56を決定する(送信側アプリケーションは
相手局の系状態を意識しない)。決定した回線に対応す
る回線制御部53, 54にデータ送信依頼を行う。回線制御
部53, 54では、回線振り分け部52からの依頼に基づきデ
ータ送信処理を行う。
【0006】データ受信側では、装置番号n及びn+1
の回線制御部57, 58にてデータを受信する。回線制御部
57, 58において自系が主系であるかどうかを判断する。
自系nが主系の場合、回線制御部57は受信データをアプ
リケーション59に通知する。自系nが従系の場合、回線
制御部58は受信データを破棄する。
【0007】系切り替え方法は、従系側では主系側から
の障害発生信号を一定周期毎に監視している。主系側で
は障害が発生した場合、直ちに障害発生信号61を出力す
る。従系側では障害発生を認識すると、系切り替えを実
施し、主系として動作する。
【0008】現行では、主系側は相手局とのデータ送受
信の処理を主に実行しており、これに対して従系側で
は、データ受信の処理、主系側の情報を共通メモリ32を
介して自系内のディスクにバックアップすること及び主
系側の障害監視を行っている。なお多重化の場合、従系
装置が複数存在することが考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】主系側CPUが行う処
理量が増大すればするほど主系側CPUにかかる負荷が
高くなり、主系側CPUの処理の遅延等の問題が発生す
る。従来方法において、装置の処理能力を増加させる為
には、装置内でCPUを増やすことが考えられるが、主
系として動作する装置にCPUを増やした場合は、同時
に主に待機系である従系側装置にも同様の処置が必要に
なる為、性能を上げるとそれに比例してコストも増加す
るという問題がある。
【0010】そこで待機系である従系側CPUに主系側
CPUが行っていた一部の処理を移行することにより、
主系側CPUの負荷分散を図ることを考えた。しかし、
従系側CPUにも一部の処理を行わせる為には送信側C
PUがデータ送信時に、指定の宛先局の主系に送るデー
タか、従系に送るデータかを判断し、振り分ける必要が
ある。
【0011】本発明は、従来通りアプリケーションには
相手側の系の状態を意識させず、送信データを主系、従
系に振り分け、しかも主系、従系の何れかに障害が発生
しても、本来障害が発生した系が行うべき処理を正常な
他系に問題なく引き継ぐ方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の二重化システム
の原理構成図を図1に示す。図において、局Mは装置番
号mを主系とし、装置番号m+1を従系とし、局Nは装
置番号nを主系とし、装置番号n+1を従系として、局
M側から局N側にデータを送信する場合について説明す
る。なお各局の主系装置、従系装置間には、相互の系を
共通化する為に共有メモリを有している。
【0013】局Mにおいて主系である装置番号mはCP
U1、メモリ2、I/O装置3、ディスク装置4,5を
有し、CPU1にはアプリケーションプログラム6、回
線振り分け処理部7、回線制御部8,9を有し、装置番
号m+1のCPUとの間に共有メモリ10を有する。装置
番号mとm+1の回線制御部は装置番号nとn+1の回
線制御部に対して回線,,, により接続されて
いる。
【0014】共有メモリ10に、システム起動時に相手局
情報として送信先の系を決定する為の処理振り分けテー
ブルを有する。回線制御部には送信データの送信時の退
避領域としてバッファを有する。相手局の装置で障害発
生して系の切替え通知を受信した場合、バッファに退避
しているデータを送信するかどうかを判断する。
【0015】本発明の処理フローチャートを図2,図
3,図4に示す。図2のパターン1は装置番号nが正常
な場合の処理フロー、図3のパターン2は装置番号nに
障害発生時の処理フロー、図4のパターン3は装置番号
nに発生した障害が復旧した場合の処理フローを示す。
なお、局Nにおいて、装置番号nとn+1との間でI/
O装置により障害情報の有無を検出するため定期的に情
報のライト/リードを行っている。
【0016】パターン1:装置番号nが正常な場合の処
理フローにおいて、 (1) 装置番号mにおいて、処理振り分けテーブルを共有
メモリに展開しておく。 (2) アプリケーションが回線振り分け処理部に送信依頼
を行う。 (3) 回線振り分け処理部は共有メモリを参照して送信先
の系を決定する。 (4) 回線制御部でバッファを読み込み、バッファフルか
否かのチェックを行う。 (5) バッファフルでなければ、回線制御部よりデータ送
信し、バッファにデータを書き込み、データ退避を行
う。(バッファフルの場合は送信不可) (6) 装置番号nに対してデータ送信し、装置番号nで応
答データを作成する。 (7) 装置番号mでは、装置番号nの正常受信の応答デー
タと、送信データ退避領域のデータとフレーム番号が一
致ならバッファの退避データをクリアする。
【0017】パターン2:装置番号nに障害発生時の処
理フローにおいて、 (11)装置番号mにおいて、処理振り分けテーブルを共有
メモリに展開しておく。 (12)アプリケーションが回線振り分け処理部に送信依頼
を行う。 (13)回線振り分け処理部は共有メモリを参照して送信先
の系を決定する。 (14)回線制御部でバッファを読み込み、バッファフルか
否かのチェックを行う。 (15)バッファフルでなければ、回線制御部よりデータ送
信し、バッファにデータを書き込み、データ退避を行
う。(バッファフルの場合は送信不可) (16)装置番号mから装置番号nに対してデータ送信前
に、装置番号nにおいて障害が発生すると、 (17)装置番号n+1は装置番号nの障害をI/O装置経
由で検出し、系状態通知を局Mに送信する。 (18)装置番号mでは装置番号n+1からの系状態通知を
受信すると、共有メモリ内の処理振り分けテーブルをn
からn+1に更新する。 (19)バッファに退避しているデータを参照して、障害発
生時刻と送信データ退避領域内のデータの時刻を比較す
る。(障害発生時刻は障害検出時刻より障害監視周期分
を引いた値で比較する) (20)送信時刻の方が障害発生時刻より新しいか否かをチ
ェックし、 (21)送信時刻の方が早ければ、送信データ退避領域内の
データはクリアする。 (22)送信時刻の方が遅ければ、共有メモリ内のデータを
参照して送信データ退避領域内データを装置番号n+1
に再送する。 (23)装置番号n+1では応答データを作成し、正常受信
の応答データを装置番号mに送信する。 (24)装置番号mは正常受信の応答データと、送信データ
退避領域内データとを比べ、フレーム番号が一致なら退
避データをクリアする。
【0018】パターン3: 装置番号nに発生した障害が
復旧した場合の処理フローにおいて、 (31)装置番号nにおいて障害復旧すると、I/O装置を
経由して装置番号n+1が装置番号nの障害復旧を検出
して、系状態通知を局Mに送信する。 (32)装置番号mにおいて系状態通知を受信すると、共有
メモリ内の処理振り分けテーブルをn+1からnに更新
する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の二重化システム構成図の
実施例を図5に示す。図において、局Mは装置番号mを
主系とし、装置番号m+1を従系とし、局Nは装置番号
nを主系とし、装置番号n+1を従系として、局M側か
ら局N側にデータを送信する場合について説明する。な
お各局の主系装置、従系装置間には、相互の系を共通化
する為に共有メモリを有している。
【0020】各装置番号において、11,21, 31, 41はC
PU、12, 22, 32, 42はアプリケーションプログラム、
13, 23, 33, 43は回線振り分け処理部、14,24, 34, 44
及び15,25, 35, 45は回線制御部、16,26, 36, 46はメ
モリ、17,27, 37, 47はI/O、18,28, 38, 48はディ
スク1、19, 29, 39, 49はディスク2を示す。なお各装
置番号間において、20, 30は共有メモリ、, , ,
は接続回線を示す。
【0021】局Mにおいて主系である装置番号mはCP
U11、メモリ16、I/O装置17、ディスク装置18,19、
回線制御部より制御する回線, より構成されてい
る。また、従系である装置番号m+1も同様に、CPU
21、メモリ26、I/O装置27、ディスク装置28, 29、回
線制御部より制御する回線, より構成されている。
【0022】図6はバッファ及びテーブル類その他を示
す。図において、(a) はバッファの送信データ退避領
域、(b) は共有メモリ内処理振り分けテーブル、(c) は
更新後処理振り分けテーブル、(d) は送信データ退避領
域内フォーマット、(e) は系状態通知電文フォーマット
を示す。
【0023】図6(a) のバッファの送信データ退避領域
は、回線制御部内のバッファに設けられ、この場合はバ
ッファ1 〜7 からなり、送信データの退避領域として用
いられる。データ送信が確認されればそのバッファはク
リアされる。バッファがすべて使用中であればバッファ
フルとして送信不可になる。
【0024】図6(b) の共有メモリ内処理振り分けテー
ブルは、送信データの機能種別番号毎に相手側の処理対
象装置(系)が設定される。装置番号nとn+1の両系
が割り当てられる。図6(c) の更新後処理振り分けテー
ブルは、装置番号nに障害が発生した場合、処理対象装
置が装置番号n+1に振り分けられる状態を示す。
【0025】図6(d) の送信データ退避領域内フォーマ
ットは、1つの送信データについてのバッファフォーマ
ットである。HDLC手順の場合は7つのバッファが用
意される。システム時刻(年月日時分秒)とフレームN
o. と送信データとが設定される。次に述べる系状態通
知電文と送信時刻が比較される。
【0026】図6(e) の系状態通知文フォーマットは、
F:フラグ、A:アドレス、C:制御部、宛先局系識
別:宛先局の装置No.、発信局系識別:発信局側の装置N
o.と主/従の系種別、コマンド種別:系状態通知No.、
系状態情報、障害認識時刻(年月日時分秒)、FCS
(フレームチェックシーケンス)、F:フラグからフォ
ーマットが構成される。
【0027】図5のシステム構成図と図6のバッファ、
テーブル類他から、装置番号m及び装置番号nを主系、
装置番号m+1及びn+1を従系として局M側から局N
側にデータを送信する場合の実施例について説明する。 〔1〕装置番号mのアプリケーション12はシステム起動
時に相手局情報として、処理の機能種別番号と処理を行
う系の対応付けを行う処理振り分けテーブル(b)を共有
メモリ20に展開する。装置番号mのアプリケーション12
により局Nに対してデータを送信する場合は、アプリケ
ーション12は回線振り分け処理部13に送信依頼を行う。
【0028】回線振り分け処理部13は、共有メモリ20内
の処理振り分けテーブル(b) を参照し送信先を決定し、
該当する回線制御部14又は15に送信を依頼する。回線制
御部14又は15は依頼データ送信前に自装置内のメモリ16
の送信データ退避領域(a) にこれから送信しようとして
いるデータを格納する。この時送信データに送信データ
退避領域内フォーマット(d) に示すように、送信データ
やフレームNo. と共にシステム時刻を付加しセットす
る。その後回線制御部14又は15より回線又はに対し
てデータを送信する。
【0029】装置番号n又はn+1の回線制御部34又は
44では局Mからデータを受信し、正常受信の応答データ
を回線又はを介して装置番号mに対して送信する。
装置番号mでは応答データと送信データ退避領域(a) 内
のデータを照合し、フレームNo. が一致していれば対応
する退避データをクリアする。尚、既に送信データ退避
領域内の全領域にデータが格納されている場合、以降正
常受信の応答データを受信するまではデータを送信でき
ない。 〔2〕局Mと局Nとではマスタ局(例えばM局)を予め
設定し、マスタ局側主系よりスレーブ局(例えばN局)
側主系に対して定期的に現在時刻データを送信すること
により局間の時刻同期をとり、また各局の主系と従系と
の間の時刻同期は割り込み装置により行う。 〔3〕一方、局Nにおいて主系である装置番号nと従系
である装置番号n+1では、互いに一定周期でI/O装
置37, 47に診断チェック信号を出力している。出力した
診断チェック信号は一定時間保持される機構とし、保持
されている間に次の診断チェック信号を出力することと
する。装置番号nと装置番号n+1では互いの診断チェ
ック信号の出力停止を監視している。信号入力が停止し
たことで他系装置の異常を認識する。 〔4〕各装置からデータ送信時に(e) のように、宛先局
系識別や発信局系識別がヘッダ情報としてセットされ
る。宛先局系識別には絶対系である装置番号の識別番号
がセットされ、発信局系識別には絶対系である自装置の
識別番号及び相対系である主系、従系の種別がセットさ
れる。この方法によりデータを受信した側ではデータの
発信局の系状態が把握できる。 〔5〕前記〔1〕において装置番号mより装置番号nへ
のデータ送信後、装置番号nからの応答データが送信さ
れる前に装置番号nで障害が発生した場合は、従系であ
る装置番号n+1は前記〔3〕にて述べたような方法で
主系である装置番号nの障害発生を検出し、以降装置番
号n+1が主系として動作することを通知する系状態通
知(e) を作成する。この時、系状態通知電文内に装置番
号n +1 が装置番号n の障害を検出した時刻をセットす
る。その後、前記〔4〕にて述べた方法をもとに局M
(装置番号m)に系状態通知電文を送信する。 〔6〕系状態通知電文を受信した装置番号mの回線制御
部15は、処理振り分けテーブル(b) を全てのデータが装
置番号n+1に送信されるように(c) に示すように更新
する。
【0030】その後、自装置のメモリ16内の送信データ
退避領域(a) を読み込み、障害発生局へ送信済で応答デ
ータを受信していない全てのデータを1つずつチェック
し、障害検出時刻と送信データ退避領域各バッファ内の
システム時刻とを比較し、バッファ内のシステム時刻の
方が古い場合は、受信済と判断して該当データの情報を
クリアし、また、障害検出時刻の方が古い場合は、切替
え後の装置番号n+1に対して該当データを再送する。
【0031】その後、装置番号mのアプリケーション12
より送信依頼が発生した場合は、更新後処理振り分けテ
ーブル(c) を参照する為、おのずと装置番号切替え後の
系に送信される。 〔7〕装置番号nで障害復旧時はI/O装置37に対して
診断チェック信号を出力することで、装置番号n+1に
復旧を通知する。装置番号n+1では装置番号nの復旧
を検出後、局Mの主系である装置番号mに対して系状態
通知電文を送信する。 〔8〕系状態通知電文を受信した装置番号mの回線制御
部15は、処理振り分けテーブル(c) を(b) の通り更新す
る。
【0032】上記実施例は局Nにおいて二重化された場
合を述べたが、局Nにおいて多重化(一例として三重
化)された場合について説明する。
〔9〕局Nにおいて三重化された場合の装置番号をそれ
ぞれn,n+1,n+2とし、それぞれ主系、従系、従
系のシステム構成とする。局Mの装置mから装置n+1
にデータを送信し、装置n+1から応答データを送信す
る前に、装置番号n+1にて障害が発生したとする。
【0033】装置nにて装置n+1の障害を検出し、装
置nは装置mに対して系状態通知電文を作成し、送信す
る。装置mでは系状態通知電文の系状態情報を参照し、
装置n+1で障害が発生したことを認識する。その後、
装置mでは、予めROM上に系内の各装置毎にそれぞれ
正常/異常の全パターンが定義されている処理振り分け
テーブルを参照する。
【0034】図7に三重化した場合の処理振り分けテー
ブルの例を示す。図において、(f)は三重化した場合の
振り分けテーブル、(g) は三重化した場合で装置nで障
害が発生した場合の処理振り分けテーブル、(h) は三重
化した場合で装置n+1で障害が発生した場合の処理振
り分けテーブル、(i) は三重化した場合で装置で装置n
+2で障害が発生した場合の処理振り分けテーブルを示
す。
【0035】図7の予め定義されている処理振り分けテ
ーブルの中で装置n+1にて発生した場合に用いる(h)
を読み込んだ後、共有メモリ上の処理振り分けテーブル
をその内容に書き換える。以降局Nに対する送信データ
は、(h) の通り局N内の装置n+1を除く各装置に対し
て送信される。 〔10〕また、局Nの装置n+1の復旧を装置nにて認識
した場合は、装置nより装置mに対して装置n+1の復
旧を通知する系状態通知電文が送信される。系状態通知
電文を受信した装置mでは、予めROM上に定義されて
いる処理振り分けテーブルの中でN局内の全装置が正常
な場合に用いるテーブル(f) を読み込んだ後、共有メモ
リ上の処理振り分けテーブルをその内容に書き替える。
以降、局Mから局Nに対する送信データは(f) の通り局
N内の各装置に対して送信される。
【0036】ここでは、局Nの装置n+1に障害が発生
した場合について説明したが、局Nの装置n又は装置n
+2にて障害が発生した場合にも、図(g) と図(i) に示
すように上記同様に対応できる。 〔11〕次に、図8にデータ送信と障害検出のタイムチャ
ートを示す。各装置は一定間隔(α)にて他系の装置を
監視している。図8では装置n+1が定期監視にて装置
nが正常であることを確認(T1)した直後、装置nに障
害が発生(T2)した。その直後に装置mが装置nに対し
てデータを送信(T3)した。その後、装置n+1が定期
監視にて装置nの障害を検出(T4)した場合について考
える。
【0037】この場合、装置nは障害が発生している
為、装置mからのデータを受信できないが、前記〔6〕
にて述べた方法を用いると障害検出時刻(T4)より、送
信データ退避領域内バッファのシステム時刻(T3)の方
が古いので、装置mは該当データを装置nが受信済と判
断し、結果として該当データが破棄され処理が行われな
いという問題があった。
【0038】障害検出時刻(T4)より、装置n+1の障
害監視周期時間(α)だけ前の時刻(T4 −α)を実際
の障害検出時刻として前記〔5〕で述べた方法にて比較
することにより上記問題を解決した。
【0039】
【発明の効果】本発明は、相手側の系の状態を意識させ
ずに、データを送信時に機能毎に予め決められた系に送
信し、送信データを主系、従系に振り分け、しかも主
系、従系の何れかに障害が発生しても、本来障害が発生
した系の行うべき処理を正常な他系に問題なく引き継ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の二重化システムの原理構成図
【図2】 本発明の処理フローチャート(その1)
【図3】 本発明の処理フローチャート(その2)
【図4】 本発明の処理フローチャート(その3)
【図5】 本発明の二重化システム構成図の実施例
【図6】 バッファ及びテーブル類その他の実施例
【図7】 三重化した場合の処理振り分けテーブルの例
【図8】 データ送信と障害検出のタイムチャート
【図9】 従来のシステム構成(二重化構成)図
【符号の説明】
1,11,21, 31, 41 CPU 2,16,26, 36, 46 メモリ 3,17,27, 37, 47 I/O 4,5,18,28, 38, 48,19, 29, 39, 49 ディスク 6,12, 22, 32, 42,51,59,60 アプリケーションプ
ログラム 7,13, 23, 33, 43,52 回線振り分け処理部 8,9,14,24, 34, 44, 15,25, 35, 45,53,54,5
7,58 回線制御部 10,20,30,62 共有メモリ 55,56 回線 61 障害発生信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各局毎に多重化(二重化)構成をとる回
    線制御装置間でデータ通信を行うシステムにおいて、 各局内の共有メモリ上に送信データの各機能毎に宛先局
    のどの系に対して送信すべきかの情報が格納された処理
    振り分けテーブルを設け、データ送信時に処理振り分け
    テーブルの該当機能に対応する系にのみ送信することを
    特徴とする多重化通信方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の多重化通信方法であ
    って、 送信側CPUは自CPU内のメモリ上の送信データ退避
    領域にこれから送信しようとしている送信データ、フレ
    ーム番号とともに新たに送信時刻を格納することを特徴
    とする多重化通信方法。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の多重化通信方法であ
    って、 主系側CPUと従系側CPUとが交互にI/Oの交信を
    行うことによる相互監視により、従系の障害検出時に
    は、検出時刻とともに他局に対して系状態通知を行うこ
    とを特徴とする多重化通信方法。
  4. 【請求項4】 定期的に各局や各系の時刻の同期をと
    り、請求項3による相互監視により他局から系状態通知
    を受信した場合、共有メモリ上の該当局の処理振り分け
    テーブルを正常な系に切り替えるとともに、自CPU内
    のメモリをチェックし、該当局へ送信済で応答データを
    受信していない全てのデータを1つずつチェックし、 障害検出時刻より送信時刻の方が古い場合は、受信済と
    判断して該当データをクリアし、また送信時刻の方が新
    しい場合は、切替え後の系に対して該当データを再送す
    ることを特徴とする多重化通信方法。
  5. 【請求項5】 障害検出時刻より送信時刻の方が古い
    が、実際の障害発生時刻の方が新しい場合は、障害検出
    時刻より他系の障害監視周期時間だけ前の時刻を実際の
    障害検出時刻とすることを特徴とする請求項4記載の多
    重化通信方法。
  6. 【請求項6】 同一局内に系が3つ以上ある多重化の場
    合、 他局から系状態通知を受信し、共有メモリ上の該当局の
    処理振り分けテーブルを正常な系に切り替える際に該当
    局に正常な系が未だ複数残っている場合、新たに機能毎
    に処理振り分けテーブルの情報をどの系に割り当てるか
    の情報をテーブル化しておき、他局から系状態通知を受
    信時に該当テーブルを読み込んで処理振り分けテーブル
    を更新することを特徴とする請求項4記載の多重化通信
    方法。
  7. 【請求項7】 他系の障害検出後も定期的に他系に対し
    てI/Oの交信を行い、他系が復旧した場合、他局に対
    して系状態通知を行うことを特徴とする請求項3記載の
    多重化通信方法。
  8. 【請求項8】 他局から系状態通知を受信した場合、共
    有メモリ上の該当局の処理振り分けテーブルを元の状態
    に切り替えることを特徴とする請求項7記載の多重化通
    信方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010055485A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Fujitsu Ltd ストレージ装置の制御部及び制御方法
JP2013192126A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Fujitsu Telecom Networks Ltd 監視システム及びこれを用いる保守方法

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