JP4817825B2 - 基準電圧発生回路 - Google Patents

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Description

本発明は、基準電圧発生回路に関し、特に、低電圧で動作し、製造ばらつきの小さな基準電圧発生回路に関する。
図1は、温度依存性のない基準電圧を出力する、従来のバンドギャップ基準電圧発生回路("Band-Gap-Referenced Biasing Circuit"ともいう)の構成の一例を示す図である。この種の回路については、非特許文献1等の記載が参照される。この基準電圧発生回路は、PNP型のバイポーラジャンクショントランジスタ(「BJT」とも略記される)Q1、Q2と、差動アンプA1と、抵抗R1、R2とを備えている。ベースとコレクタがグランド電位に接続されたBJT Q1のエミッタには、差動アンプA1の出力に一端が接続された抵抗R1の他端が接続され、ベースとコレクタがグランド電位に接続されたBJT Q2のエミッタには、抵抗R2の一端が接続され、抵抗R2の他端には、差動アンプA1の出力に一端が接続された抵抗R1の他端が接続され、抵抗R1とBJT Q1のエミッタの接続点のノードN1、抵抗R1とR2の接続点のノードN2は、差動アンプA1の非反転入力端子、反転入力端子に接続されている。なお、N−ウェルプロセスでは、N−ウェル中のP領域はエミッタ、N−ウェルはベース、P型基板はコレクタとなり、該コレクタはグランド電位に接続され、PNP型バイポーラジャンクショントランジスタとして動作する(非特許文献1参照)。
BJT Q1、Q2のエミッタサイズの比は、AE(Q1):AE(Q2)=1:Nとしてある。この回路の出力電圧VREFは、以下のようにして求められる。
差動アンプA1の負帰還により、ノードN1とN2の電位が等しくなる。したがって、2つのR1に流れる電流が等しくなり、BJT Q1とQ2に流れる電流(コレクタ電流)も等しくなる。
ここで、BJT Q1とQ2のエミッタ面積はQ2の方が大きいので、Q2のベース−エミッタ間電圧VBE2は低くなり、Q1のベース−エミッタ間電圧VBE1との差電圧ΔVBEが、抵抗R2にかかる。この電位差ΔVBE=VBE1−VBE2は、次式(1)で与えられる。

Figure 0004817825
(1)
式(1)の導出について簡単に説明しておくと、BJT Q1、Q2のコレクタ電流I、Iはそれぞれ、I1=ISexp(qVBE1/(kT))、I2=Iexp(qVBE2/(kT))で与えられることから(ただし、Iは飽和電流、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子の電荷(単位電荷)である)、Q1、Q2のベース−エミッタ間電圧は、VBE1=(kT/q)ln(I1/IS)、VBE2=(kT/q)ln(I2/IS)と表される。よって、
ΔVBE=VBE1-VBE2=(kT/q)ln(I1/IS)-(kT/q)ln(I2/(NIS))
=(kT/q)ln(NI1/I2)
となり、I=Iのとき、上式(1)が導出される。
抵抗R2に流れる電流Iは、次式(2)で与えられる。
Figure 0004817825
(2)
したがって、差動アンプA1の出力電圧VREFは次式(3)で表される。
Figure 0004817825
(3)
上式(3)において、
第1項のVBE1は、負の温度依存性(温度係数が負、温度が高くなるにしたがい電圧下がる)、
第2項の(R1/R2)(kT/q)lnNは、絶対温度Tに比例し、正の温度依存性を持つ。
したがって、抵抗R1と抵抗R2の比を適当に調整することにより、出力電圧VREFの温度依存性をキャンセルすることができる。
そして、このときの電圧が、「バンドギャップ電圧」と呼ばれ、SiのBJTでは、1.2〜1.3Vになる。また電流I、Iは、絶対温度Tに比例するので、Proportional To Absolute Temperature電流、略して、「PTAT電流」といわれている。
この種の回路は、大きく、PTAT電流発生部と基準電圧発生部とに分けることができる。図1においては、抵抗R1、R2、BJT Q1、Q2が、PTAT電流発生部、抵抗R1とBJT Q1が基準電圧発生部に対応する。BJT Q1は、PTAT電流発生部と基準電圧発生部に共通とされる。
一般に、BJTのベース−エミッタ間電圧VBEはプロセスばらつきが小さい。このため、差動アンプを理想的なアンプとした場合、ばらつきの極めて小さな基準電圧を実現することができる。
しかしながら、一般的な近接したMOSトランジスタの閾値電圧Vばらつきは、数mVから数10mVと大きい。このため、MOSトランジスタを用いた差動アンプでは、それによるオフセット電圧が発生する。
このオフセット電圧を、回路全体で足し合わせてアンプの入力電圧に換算したものが、所謂、入力換算オフセット電圧である。図1のVOSは、入力換算オフセット電圧を表している。
図6に、MOSトランジスタを用いた差動アンプの典型例を示す。差動アンプは、ソースが共通接続され、ゲートに電圧VIN 、VIN をそれぞれ入力し差動対をなすNチャネルMOSトランジスタM1、M2と、電源VEXTとNチャネルMOSトランジスタM1、M2のドレイン間に接続され、差動対の能動負荷をなしカレントミラー構成のPチャネルMOSトランジスタM3、M4と、NチャネルMOSトランジスタM1、M2の共通ソースとグランド間に接続され定電流源をなすNチャネルMOSトランジスタM5と、電源VEXTと出力端子VOUT間に接続され、ゲートがトランジスタM4、M2のドレイン同士の接続点に接続されたPチャネルMOSトランジスタM6と、出力端子VOUTとグランド間に接続され定電流源をなすNチャネルMOSトランジスタM7を備え、NチャネルMOSトランジスタM5、M7のゲートにはバイアス電圧VBIASが供給される。
この差動アンプにおいて、特に入力換算オフセットに影響を与えるのが、入力段の差動対トランジスタM1、M2である。
このオフセット電圧VOSと出力電圧VREFの関係は、次式(4)で表される。
Figure 0004817825
(4)
ここで、上式(4)は、以下の2つ方程式をそれぞれVOSで微分することで求めることができる。式(5)は、図1において、抵抗R2の端子間電圧が、BJT Q1、Q2のベース−エミッタ間電圧の差電圧ΔVBEとオフセット電圧VOSとの和に等しいことに対応している。また式(6)は、ノードN1、N2の電圧の差がオフセット電圧VOSとなることに対応している。
Figure 0004817825
(5)
Figure 0004817825
(6)
上式(4)から、図1の回路構成の場合、オフセット電圧VOSは、10倍以上されて、差動アンプA1の出力として現れることになる。
これは、通常のアプリケーションにおいても無視できない量である。このため、レーザーや電気ヒューズなどで抵抗R1またはR2をトリミングする必要がある。
また、図1の回路構成の場合、出力電圧VREFは、1.2V〜1.3Vである。したがって、図7に示すように、電源電圧VEXTとして、少なくとも1.3V以上必要となる。なお、図7は、従来の回路と後述される本発明について、出力電圧Vout(VREF)(縦軸)と電源電圧VEXT(横軸)の関係を対比して示した図である。
図2は、特許文献1(特開平8−320730号公報)に開示されている回路構成を示す図である。図2を参照すると、NPN型 Q1のエミッタは、直接、グランド電位に接続され(接地され)、NPN型BJT Q2のエミッタは抵抗R2を介してグランド電位に接続され、BJT Q1、Q2のコレクタは、差動アンプA1の非反転入力端子(+)、反転入力端子(−)にそれぞれ接続されている。3つの抵抗R0、R0、R1の一端は、差動アンプA1の出力端子に共通接続され、抵抗R0、R0の他端は、BJT Q1、Q2のコレクタにそれぞれ接続され、抵抗R1の他端は、NPN型BJT Q3のコレクタとベースに接続されている。BJT Q3のベースは、BJT Q1、Q2のベースに接続されている。BJT Q1のベースとBJT Q2のベースの間は抵抗R3が接続されている。BJT Q1、Q2のエミッタサイズ比は1:N(ただし、Nは所定の正整数)とされる。この構成では、NPN型のBJTを用いてΔVBE発生用抵抗R2をエミッタに接続し、差動アンプA1への帰還は、それらのコレクタ端子から行っている。
図2の基準電圧発生回路において、PTAT電流を発生するPTAT電流発生部は、抵抗R0、R2、R3、BJT Q1、Q2よりなる。温度係数が負の電圧を生成する基準電圧発生部は、抵抗R1とBJT Q3よりなる。
BJT Q1、Q2、Q3のコレクタ電流I、I、Iは、後述の式(8)、(9)、(10)からわかるように、比例関係にあり、いずれもPTAT電流になる。この回路の出力電圧VREFは、トランジスタQ3のベース−エミッタ間電圧VBE3と、抵抗R1の端子間電圧R・Iの和となり、次式(7)で表される。
Figure 0004817825
(7)
トランジスタQ3のベース−エミッタ間電圧VBE3は、負の温度依存性(温度係数が負)、電流Iは正の温度依存性(温度係数が正)を持つことから、抵抗R1を適当に調整することにより、図1の回路と同様、温度依存性がキャンセルされたバンドギャップ電圧を得ることができる。
特開平8−320730号公報 Behzad Razavi著、黒田 忠広訳、"アナログCMOS集積回路の設計"、第470−471頁、図11.11、丸善株式会社
図2の構成によれば、差動アンプのMOSのオフセットによる出力誤差を大幅に低減することができる。この点は、特許文献1には記載は無く、本願発明者等が、全く独自に見出した特性である。以下、本願発明者等によって為された解析結果に基づいて説明する。
図2におけるオフセット電圧VOSと出力電圧VREFの関係は、次式(8)で表される。
Figure 0004817825
(8)
また、BJT Q2のベース−エミッタ間電圧をVBE2、エミッタ電流をI’とすると、ベース電圧はVBE2+R2・I’で与えられる。また、BJT Q2のベース接地電流増幅率をα(I=αI’)とすると、Q2のベース電流Iは、(1−α)I/αで与えられる。図2において、BJT Q2のベース電圧は、Q1のベース−エミッタ間電圧をVBE1とすると、VBE1+R3・I なり、VBE2+R2・I’=VBE1+R3・(1−α)I/α、R3=2R2より、次式(9)が導出される。
Figure 0004817825

Figure 0004817825
(9)
また、抵抗R1に流れる電流Iは、BJT Q3のコレクタ電流Iと、3つのBJT Q1、Q2、Q3のベース電流Iの和であるため、次式(10)が成り立つ。
Figure 0004817825
(10)
したがって、出力電圧VREFは、次式(11)で表される。
Figure 0004817825
(11)
ここで、式(8)、(9)をそれぞれオフセット電圧VOSで微分して、さらに式(10)、(11)を使って、dVREF/dVOSのVOS→0を求めると、次式(12)が得られる。
Figure 0004817825
(12)
αは、BJT Q1、Q2のベース接地電流増幅率(α<1)である。式(12)を計算すると、dVREF/dVOSとして、1〜2の値が得られる。したがって、図2の回路構成では、オフセット電圧VOSは1〜2倍されて出力電圧に現れることになる。
この値は、図1の構成(オフセット電圧VOSは10倍以上されて出力として現れる)と比べ、十分に小さい。これは、定性的には、BJT Q1、Q2と2つの抵抗R0による増幅作用のためであるということができる。
すなわち、出力電圧VREFが変化すると、その変化分は、抵抗R1を介して、BJT Q3のベースとコレクタ電位の変化となって現れる。
そして、BJT Q3のベース電位の変化は、BJT Q1、Q2のベース電流の変化となる。この電流変化が、BJT Q1、Q2と2つの抵抗R0で増幅され、それぞれのコレクタ(ノードN1、N2)に現れ、差動アンプA1の入力となる。この増幅される分だけ、図1の構成の場合よりも、小さな出力電圧VREFの変化で、VOSによるノードN1、N2間のアンバランスを補正することができる。
前述したように、差動アンプのオフセット電圧は数mV〜数10mVであることから、この誤差の大きさは、メモリや論理回路の内部電源としてのアプリケーションにおいてはほとんど無視できる。つまり、トリミングは不要になる。
しかしながら、図2の回路構成において、その出力電圧は、図1の回路構成と同じく、1.2V〜1.3Vである。このため、電源電圧は、1.3V以上必要である。
近年、1.5V以下で動作するLSIが増えてきており、そのためには、基準電圧は余裕をとって、1V程度まで動作することが必要である。
上記したように、図1の回路構成においては、基準電圧発生回路の構成要素に、MOSトランジスタを使った場合、出力電圧のばらつきが大きい、という問題があった。
また、この問題を解決するための構成として、図2に示した基準電圧発生回路においては、出力電圧が1.2V程度とされることから、この基準電圧発生回路を動作させるためには1.3V以上の電源電圧が必要である、という問題があった。
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて創案されたものであって、その目的は、ばらつきが小さく、動作開始電圧の低い基準電圧発生回路を提供することにある。
本願で開示される発明は、上記課題を解決するため概略以下の構成とされる。
本発明の1つの側面に係る基準電圧発生回路は、温度係数が正の第1の電流を生成する電流発生部と、温度係数が負の電圧を生成する電圧発生部と、抵抗に温度係数が正の電流を流すことで前記抵抗の端子間に現れる温度係数が正の電圧と、前記温度係数が負の電圧とを合成した電圧を生成する合成部と、を備えた基準電圧発生回路であって、温度係数が正の第2の電流を生成する補償電流発生部をさらに備え、前記抵抗には、前記第1の電流と前記第2の電流とを合成(重畳)した電流を流し、前記合成部は、前記第1の電流と前記第2の電流との合成電流による前記抵抗の端子電圧と、前記温度係数が負の電圧とを合成した電圧を生成し、基準電圧として出力し、前記補償電流発生部は、前記合成部より出力される前記基準電圧から、温度係数が負の電圧を減算した差電圧に比例する電流を、前記第2の電流として出力する、ことを特徴としている。
本発明において、温度係数が正の第1の電流を生成する電流発生部と、温度係数が負の電圧を生成する電圧発生部と、抵抗に温度係数が正の電流を流すことで前記抵抗の端子間に現れる温度係数が正の電圧と、前記温度係数が負の電圧とを合成した電圧を生成する合成部と、を備えた基準電圧発生回路であって、温度係数が正の第2の電流を生成する補償電流発生部をさらに備え、前記抵抗には、前記第1の電流と前記第2の電流とを合成した電流を流し、前記合成部は、前記第1の電流と前記第2の電流との合成電流による前記抵抗の端子電圧と、前記温度係数が負の電圧とを合成した電圧を生成し、基準電圧として出力し、前記合成部が、差動アンプよりなり、前記電流発生部は、前記差動アンプの出力端子に一端が接続された第1の抵抗と、前記第1の抵抗の他端にコレクタが接続され、エミッタがグランド電位に接続された第1のトランジスタと、前記差動アンプの出力端子に一端が接続された第2の抵抗と、前記第2の抵抗の他端にコレクタが接続され、エミッタが第3の抵抗を介してグランド電位に接続された第2のトランジスタと、を備えた構成としてもよい。前記電圧発生部は、前記差動アンプの出力端子に一端が接続された第4の抵抗と、前記第4の抵抗の他端にコレクタとベースが接続され、エミッタがグランド電位に接続された第3のトランジスタとを備え前記第2のトランジスタのベースは、前記第1のトランジスタのベースに第5の抵抗を介して接続され、且つ、前記第3のトランジスタのコレクタ及びベースは前記第1のトランジスタのベースが接続され、前記第1及び第2のトランジスタのコレクタは前記差動アンプの非反転入力端子及び反転入力端子にそれぞれ接続され前記補償電流発生部は、前記差動アンプの出力端子に一端が接続された第6の抵抗と、前記第4の抵抗の他端にコレクタが接続され、エミッタがグランド電位に接続された第4のトランジスタと、エミッタがグランド電位に接続され、前記第6の抵抗の他端にコレクタとベースが共通に接続され、コレクタとベースが前記第4のトランジスタのベースに接続された第5のトランジスタと、を備えた構成としてもよい。
本発明の他の側面に係る基準電圧発生回路は、温度係数が正の第1の電流を生成する電流発生部と、温度係数が負の電圧を生成する電圧発生部と、前記電圧発生部で生成された温度係数が負の電圧を分圧する分圧回路と、前記第1の電流を抵抗に流して得られる端子電圧と、前記温度係数が負の電圧を前記分圧回路で分圧した電圧を合成した電圧を生成出力する合成部と、を備えている。
本発明の1つの側面に係る回路は、好ましくは、少なくとも第1、第2、第3の抵抗、第1の差動アンプ、第1、第2、第3のトランジスタ(バイポーラジャンクショントランジスタ)を有し、該第1のトランジスタのコレクタ端子と該第1の差動アンプの第1の入力端子を接続し、第2のトランジスタのコレクタ端子と該第1の差動アンプの第2の入力端子を接続し、該第1、第2、第3の抵抗の一端と差動アンプの出力を接続し、第1の抵抗の他端は第1のトランジスタのコレクタに、第2の抵抗の他端は第2のトランジスタのコレクタに、第3の抵抗の他端は、該第3のトランジスタのコレクタおよびベースに、さらに該第3のトランジスタのベースは該第1および該第2のトランジスタのベースに接続され、第1と第2のトランジスタのエミッタサイズ比は1:Nに設定されており、該第3の抵抗に、該第1のトランジスタまたは、該第2のトランジスタのコレクタ電流にほぼ等しい電流とそれよりも大きな正の温度係数を持つ電流を重畳させて流し、該第3の抵抗の両端に発生した電圧と該第3のトランジスタのベース−エミッタ間電圧とを加算した電圧を出力すればよい。
本発明の他の側面に係る回路は、好ましくは、少なくとも第1の抵抗、第1の差動アンプ、第1、第2、第3のトランジスタ(バイポーラジャンクショントランジスタ)を有し、該第1のトランジスタのコレクタ端子と該第1の差動アンプの第1の入力端子を接続し、該第2のトランジスタのコレクタ端子と該第1の差動アンプの第2の入力端子を接続し、該第1および第2のトランジスタのベースと該第1の差動アンプの出力を接続し、該第1と第2のトランジスタのエミッタサイズ比は1:Nに設定されており、該第1のトランジスタのベース−エミッタ間電圧を分圧した電圧と、該第1の抵抗に、該第1のトランジスタまたは、該第2のトランジスタのコレクタ電流と等しい電流を流すことにより得られる電圧とを加算した電圧を出力すればよい。
本発明によれば、該第1の差動アンプのオフセット電圧依存性を小さくしたまま、1.2Vより低い電圧で温度依存性をキャンセルすることができるのでばらつきが小さく、温度依存性の小さい基準電圧発生回路を実現できる。
上記した本発明についてさらに詳細に説明すべく添付図面を参照して説明する。本発明は、図3を参照すると、温度係数が正の第1の電流(I)を生成するPTAT電流発生部(BJT Q1、Q2、抵抗R0、R0、R2、R4)と、温度係数が負の電圧(VBE3)を生成する基準電圧発生部(BJT Q3、抵抗R1)と、抵抗(R1)の端子電圧と、前記温度係数が負の電圧(VBE3)とを合成した電圧を生成する合成部(差動アンプA1)とを備え、さらに、温度係数が正の第2の電流を生成する補償電流発生部(Q4、Q5、抵抗R3)を備えている。PTAT電流発生部のBJT Q1、Q2のエミッタサイズ比は1:Nに設定されている。抵抗(R1)に流す電流として、第2の電流(I)を第1の電流(I)に重畳した合成電流(和電流)(I)を流し、合成部(A1)は、第1の電流(I)と第2の電流(I)の合成電流による抵抗(R1)の端子電圧と、前記温度係数が負の電圧(VBE3)とを合成した電圧を基準電圧(VREF)として出力する。補償電流発生部は、合成部(A1)から出力される電圧(VREF)から、温度係数が負の電圧(Q5のベース−エミッタ間電圧VBE)を減算した差電圧に比例する電流を、第2の電流(I)として出力するカレントミラーより構成される。
本発明によれば、抵抗(R1)に、トランジスタ(Q1またはQ2)のコレクタ電流(I又はI)にほぼ等しい電流と、それよりも大きな正の温度係数を持つ電流(I)を重畳させて流し、抵抗(R1)の端子間電圧と、トランジスタ(Q3)のベース−エミッタ間電圧(VBE3)を加算した電圧を出力する。
かかる構成により、差動アンプ(A1)のオフセット電圧依存性を小さくしたまま、1.2Vよりも低い電圧で、温度依存性をキャンセルすることができる。このため、ばらつきが小さく、温度依存性の小さい基準電圧発生回路を実現できる。
また、本発明の別の実施の形態として、図4を参照すると、温度係数が正の第1の電流を生成するPTAT電流発生部(BJT Q1、Q2、抵抗R1、R1、R2)と、温度係数が負の電圧を生成する基準電圧発生部(BJT Q3、抵抗R0)と、前記基準電圧発生部で生成された温度係数が負の電圧を分圧する分圧回路(R3、R4)と、前記第1の電流を抵抗に流して得られる端子電圧と、前記温度係数が負の電圧(VBE)を、分圧回路(R3、R4)で分圧した電圧を合成した電圧を生成出力する合成部(差動アンプA2)とを備えている。PTAT電流発生部のBJT Q1、Q2のエミッタサイズ比は1:Nに設定されている。さらに、PTAT電流発生部のBJT Q1のコレクタと抵抗R1の接続点に非反転入力端子が接続され、BJT Q1のコレクタと抵抗R1の接続点に反転入力端子が接続され、出力端子がBJT Q3のベースに接続された差動アンプ(A2)を備えている。BJT Q1、Q2、Q3のベースは共通に接続されている。差動アンプ(A2)の非反転入力端子は、分圧回路(R3、R4)の出力端子に接続され、反転入力端子は、BJT Q3と抵抗R0の接続点に接続されている。BJT Q1のベース−エミッタ間電圧(=VBE)を分圧した電圧(={R4/(R3+R4)}VBE)と、抵抗(R0)に、BJT Q1、Q2のコレクタ電流(I又はI)とほぼ等しい電流を流すことにより得られる電圧とを加算した電圧を出力することにより、該差動アンプ(A1)のオフセット電圧依存性を小さくしたまま、1.2Vよりも低い電圧で温度依存性をキャンセルすることができる。このため、本発明の別の実施の形態によれば、ばらつきが小さく、温度依存性の小さい基準電圧発生回路を実現できる。
本発明のさらに別の実施の形態によれば、図5を参照すると、第1の端子がグランド電位に接続され、制御端子と第2の端子が接続された第1のトランジスタ(M1)と、第1の端子が第1の抵抗(R2)を介してグランド電位に接続され、制御端子が前記第1のトランジスタの第2の端子と制御端子とに共通接続された第2のトランジスタ(M2)と、前記第1トランジスタの第2の端子と、前記第2のトランジスタの第2の端子に、差動入力対がそれぞれ接続された差動アンプ(A1)と、前記第1及び第2のトランジスタ(M1、M2)の第2の端子に一端がそれぞれ接続され、前記差動アンプ(A1)の出力端に他端が共通接続された第2及び第3の抵抗(R1、R1)を備えている。第1、第2のトランジスタ(M1、M2)をMOSトランジスタで構成し、チャネル幅(W)の比は1:Nに設定される。第1および該第2のMOSトランジスタのしきい電圧を、BJTのベース−エミッタ間電圧よりも低く設定し、該第1の差動アンプの出力端子から出力することにより、該第1の差動アンプのオフセット電圧依存性を小さくしたまま、1.2Vより低い電圧で温度依存性をキャンセルすることができるのでばらつきが小さく、温度依存性の小さい基準電圧発生回路を実現できる。なお、この実施の形態において、第1、第2のトランジスタは、エミッタサイズの比が1:NのBJTであってもよい。以下、実施例に即して説明する。
図3は、本発明の第一の実施例の構成を示す図である。本実施例は、図2に示した回路に対して、抵抗R1を、出力電圧VREF<バンドギャップ電圧となるように、その抵抗値をより小さくしている。そして、PTAT電流よりも大きな正の温度係数を持つ電流を発生するための補償電流発生部を新たに設け、補償電流発生部で生成した電流を、PTAT電流と合成して、抵抗R1に流すように構成したものである。
より詳細には、図3を参照すると、本実施例の基準電圧発生回路において、補償電流発生部は、抵抗R1とトランジスタQ3のベースとコレクタの接続点にコレクタが接続され、エミッタがグランド電位に接続されたBJT Q4と、エミッタがグランド電位に接続され、差動アンプA1の出力に抵抗R3を介してコレクタとベースが接続されたBJT Q5を備え、BJT Q4、Q5のベースは共通接続され、カレントミラーを構成している。
図3を参照すると、本実施例において、PTAT電流発生部は、図2の構成と同様とされており、差動アンプA1の出力に一端が接続された抵抗R0と、この抵抗R0の他端にコレクタが接続され、エミッタがグランド電位に接続されたBJT Q1と、差動アンプA1の出力に一端が接続された抵抗R0と、この抵抗R0の他端にコレクタが接続され、エミッタが抵抗R2を介してグランド電位に接続されたBJT Q2とを備え、BJT Q1、Q2のエミッタサイズ比は1:Nとされる。
また、基準電圧発生部は、差動アンプA1の出力に一端が接続された抵抗R1と、抵抗R1の他端にコレクタとベースが接続され、エミッタがグランド電位に接続されたBJT Q3を備えている。BJT Q2のベースは、BJT Q1のベースに抵抗R4を介して接続され、BJT Q3のベースとコレクタは、BJT Q1のベースに接続されている。
かかる構成により、差動アンプのオフセット電圧依存性(VOS依存性)を小さくしたまま、従来技術のバンドギャップ電圧(1.2V)よりも低い電圧で温度依存性をキャンセルすることができる。図7には、本発明と従来技術における、出力電圧と外部電圧の関係が対比して示されている。なお、図7において、縦軸の出力電圧(Vout)は、出力基準電圧VREFに対応する。例えば出力電圧は、従来技術では1.26Vであるのに対して、本発明によれば、出力電圧(Vout)の温度依存性をキャンセルし、差動アンプのオフセット電圧依存性を小さくしながら、従来技術よりも低い出力電圧を出力することができる。
PTAT電流よりも大きな正の温度係数を持つ電流Iは、抵抗R3とBJT Q5によって生成される。抵抗R3の一端は、差動アンプA1の出力端子に接続され、抵抗R3の他端は、エミッタがグランド電位に接続されたBJT Q5のベースとコレクタに接続されている。
また、BJT Q4のコレクタを、BJT Q3のコレクタと抵抗R1の接続ノードに接続し、そのベースを、BJT Q5のコレクタとベースに接続することにより、カレントミラーを構成し、電流Iに比例した電流I(=I)を抵抗R1に流す。
ここで、カレントミラー回路(Q4、Q5)の入力電流I(BJT Q5のコレクタ電流)は、次式(13)で表される。
Figure 0004817825
(13)
出力電圧(基準電圧)VREFは、温度依存性が相殺され、温度係数が零とすると、電流Iの温度依存性は、トランジスタQ5のベース−エミッタ間電圧の負極性−VBEで決まることになる。
一方、PTAT電流を発生するためのBJT Q1とQ2のベース−エミッタ間電圧VBEの差ΔVBEは、上式(1)で表される。
BEの温度依存性は−2mV/℃、
ΔVBEは、N=10として、+0.2mV/℃となり、
BEの方が、温度依存性は10倍程度大きい。
補償電流発生部の出力電流Iの温度係数(正特性)は、Q1、Q2のベース−エミッタ間電圧の差電圧に基づくPTAT電流Iの温度係数よりも大となる。
したがって、補償電流発生部の出力電流Iを抵抗R1にも流すようにすることで、抵抗R1は、図2の構成の場合よりも小さな抵抗値で、出力電圧の温度依存性をキャンセルできることになる。抵抗R1の端子間電圧に関して、該抵抗R1に流れる電流Iの温度依存性は、PTAT電流Iと、補償電流発生部の出力電流Iとを重畳した電流(和電流)に相当する(実効的に温度係数の値が大となる)。
ここで、出力電圧VREFは、式(7)より、次式(14)で与えられる。
Figure 0004817825
(14)
式(14)より、抵抗R1の抵抗値を小さくすることで、差動アンプよりA1出力される基準電圧VREFはより低くなる。すなわち、1.2V以下の基準電圧VREFを出力することができる。
次に、本発明の第2の実施例を説明する。図4は、本発明の第2の実施例の構成を示す図である。本実施例は、2個のBJT Q1、Q2(エミッタサイズ比1:N)のコレクタ端子と差動アンプA1の差動入力端子をそれぞれ接続し、BJT Q1、Q2のベースと差動アンプA1の出力を接続して帰還ループを作り、BJT Q2のエミッタには、一端がグランド電位に接続された抵抗R2を接続することにより、BJT Q1、Q2のベースおよびコレクタにPTAT電流が流れるようにし、BJT Q1のベース−エミッタ間電圧VBEを分圧した電圧と、PTAT電流を、抵抗R1より抵抗値の小さい抵抗R0に流したときの電圧を合成することにより、VOS依存性を小さくしたまま、従来のバンドギャップ電圧(1.2V)より低い電圧で温度依存性をキャンセルできるようにしている。

ここで、BJT Q1、Q2のコレクタ電流I、IがPTAT電流になることは、以下のように証明される。ただし、αはBJT Q2の電流増幅率(I=αI’)である。
Figure 0004817825

Figure 0004817825

Figure 0004817825
(15)
前述の式(3)において、BJT Q1のベース−エミッタ間電圧VBE1と抵抗R1に係数m(0<m<1)を共通に掛けた場合、出力電圧は、m×VREFと小さくなるが、温度依存性がないという特性は、そのまま保たれることは明らかである。
本実施例は、この原理に基づいている。すなわち、抵抗R3とR4により、ベース−エミッタ間電圧VBEの分圧電圧を発生する。
一方、新たにBJT Q3を設け、BJT Q3のベースを、BJT Q1、Q2のベースと接続することにより、カレントミラーを構成する。かかる構成により、BJT Q3に、PTAT電流Iが流れる。
本実施例においては、図4に示すように、差動アンプA2が追加されており、非反転入力端子(+)を抵抗R3とR4の接続点に接続して、ベース−エミッタ間電圧VBEの分圧電圧(VBE×R4/(R3+R4))を入力し、その出力を、抵抗R0を介してBJT Q3のコレクタに接続している。このような構成にすることにより、BJT Q3のコレクタ(差動アンプA2の反転入力端子に接続される)は、ベース−エミッタ間電圧VBEの分圧電圧とされる。
BJT Q3のコレクタには、PTAT電流Iが流れることから、抵抗R0にも、PTAT電流Iが流れる。ここで、抵抗R0の抵抗値を、ベース−エミッタ間電圧VBEを分圧しないで温度依存性をキャンセルできる大きさに対して、ベース−エミッタ間電圧VBEの分圧比(={R4/(R3+R4)})と同じ係数を掛けた値にすると、温度依存性がなく、従来の回路よりも低い電圧の基準電圧VREFを得ることができる。
差動アンプA2の出力端子は、PTAT電流発生回路の抵抗R1の一端にも接続されている。差動アンプA2の出力電圧は、外部電圧電圧、温度に依存しないので、安定なPTAT電流を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施例を説明する。図5は、本発明の第3の実施例の構成を示す図である。本実施例は、PTAT電流の発生と基準電圧の発生のためにMOSトランジスタを用いている。
MOSトランジスタの閾値電圧Vは、BJTのベース−エミッタ間電圧VBEよりも低くすることができる。このため、本実施例によれば、BJTを用いた場合の構成と比べてより低いレベルの出力電圧VREFを得ることができる。
図5を参照すると、本実施例は、3個の抵抗(R1が2個、R2が1個)とチャネル幅比を1:Nに設定したMOSトランジスタM1、M2、及び、差動アンプA1から構成される。
NチャネルMOSトランジスタM1は、ダイオード接続され、そのドレイン端子とゲート端子を差動アンプA1の非反転入力端子(+)へ接続されている。NチャネルMOSトランジスタM2のドレイン端子は差動アンプA1の反転入力端子(−)に接続され、MOSトランジスタM2のゲートは、MOSトランジスタM1のドレイン及びゲートに接続され、MOSトランジスタM2のソースは、抵抗R2の一端に接続されている。抵抗R2の他端は、グランド電位に接続されている。MOSトランジスタM1、M2のドレインには、一端が差動アンプA1の出力端子に共通接続された2つの抵抗R1、R1の他端に、それぞれ接続されている。
MOSトランジスタでは、弱反転領域(またはサブスレッショールド領域)で動作させたとき、BJTのベース−エミッタ間電圧とコレクタ電流の関係と同様に、ゲート−ソース電圧とドレイン電流の間には、次式(16)が成り立つ。
Figure 0004817825
(16)
ここで、nはプロセスに依存する定数であり、通常1〜2の値を取る。
したがって、図5のような構成とすることにより、BJTを使った場合と同じく、抵抗R1には、PTAT電流I(=I)が流れる。すなわち、MOSトランジスタM1、M2のゲート・ソース間電圧の差電圧ΔVGS=VGS1−VGS2は、次式(17)で表される。ただし、n=1としている。したがって、I(=I)は次式(18)で表される。
Figure 0004817825
(17)
Figure 0004817825
(18)
一方、MOSトランジスタのしきい電圧Vも、BJTのベース−エミッタ間電圧VBEとほぼ同じ温度依存性を持っている。
したがって、MOSトランジスタのしきい電圧VをBJTのベース−エミッタ間電圧VBEよりも低くすることで、BJTを用いた場合よりも、低い出力電圧VREFで、温度依存性をキャンセルすることができる。これは、本実施例の回路では,次式(19)が成り立つことから明らかである。
Figure 0004817825
(19)
式(19)から、第1項は負、第2項は正の温度依存性を持つことから、抵抗R1を適当に調整することにより、温度依存性をキャンセルできることがわかる。
ここで、本実施例において、出力電圧(出力基準電圧)VREFの差動アンプの入力オフセット電圧依存性は、図3、図4を参照して説明した前記第1、第2の実施例とほぼ同程度である。
これは、前記第1、第2の実施例と同様、MOSトランジスタM2の増幅作用により、出力電圧VREFのわずかな変化(VOS程度)で、M2のドレイン電流が変化し、R1によりそのドレイン電圧が大きく変化するためである。
本実施例の回路構成では、プロセスばらつきに伴うMOSトランジスタのしきい値電圧Vの絶対値ばらつき(50mV〜100mV)が、そのまま出力電圧(出力基準電圧)VREFに現れるので、特に高精度を要求される用途には向かないともいえる。しかしながら、素子数が少なく、NウェルやPウェルなどの面積の大きな接合部がないことから、リーク電流が少なく、例えば、1uA若しくはそれ以下の低消費電流化が必要な用途に向いている。
次に、本発明の第4の実施例について説明する。図8は、本発明の第4の実施例の構成を示す図である。本実施例は、図5のNチャネルMOSトランジスタを、BJTで置き換えたものである。
本実施例においては、出力電圧VREFは、図2に示した構成とほぼ同じになるが、素子数が少ない分、レイアウト面積を低減することができるという利点がある。
一方で、抵抗R1を介して、BJT Q1とQ2のベース電流を供給しなければならないため、BJT Q1とQ2の電流密度比が1:Nからずれ、正確なバンドギャップ電圧が出力されない場合もある。したがって、ある程度の精度が必要であるが、面積を低減したい用途に向いているといえる。
次に、本発明の参考例について説明する。図9は、本発明の参考例の構成を示す図である。図9を参照すると、この参考例は、図1に示した構成に、図3を参照して説明した、本発明の補償電流発生部を追加したものである。なお、図9では、トランジスタQ1、Q2は、NPN型 BJTとしているが、図1のように、PNP型 BJTとしてもよいことは勿論である。
図9に示すように、補償電流発生部は、差動アンプA1の出力端に一端が接続された抵抗R3と、エミッタが接地され、ベースとコレクタとが抵抗R3の他端に接続されたBJT Q3と、エミッタが接地され、コレクタがBJT Q1のコレクタとともにノードN1に接続され、ベースがBJTQ3のベースに接続されたBJT Q4を備えている。さらに、エミッタが接地され、コレクタがBJT Q2のコレクタとともにノードN2に接続され、ベースがBJT Q3のベースに接続されたBJT Q5を備えている。電流Iは、(VREF−VBE3)/R3とされ、前述したように、正の温度係数を有する。Iのミラー電流Iを、BJT Q1のコレクタ電流(PTAT電流)Iに重畳した合成電流(和電流)が、ノードN1と差動アンプA1の出力端子との間に接続される抵抗R1に流れ、ミラー電流IをBJT Q2のコレクタ電流(PTAT電流)Iに重畳した合成電流(和電流)が、ノードN2と差動アンプA1の出力端子との間に接続される抵抗R1に流れる。
図9の参考例の回路によれば、補償電流発生部で生成された温度係数が正の電流Iを、PTAT電流I(又はI)に重畳した電流を、抵抗R1に流すことで、抵抗R1の抵抗値を小とし、出力電圧(出力基準電圧)VREFを、図1の従来技術よりも低い電圧としている。なお、差動アンプA1をMOSトランジスタで構成した場合、前述したように、オフセットVOSが10倍程度で出力に現れることになるが、この場合、前述したように、レーザーや電気ヒューズなどで抵抗R1またはR2をトリミングする等がなされるか、あるいは、差動アンプにオフセット調整機能等を付加することで、例えば1.26Vよりも低い基準電圧VREFが出力される。
以上各種実施例に即して説明した本発明は、例えば電源電圧1.5V以下の低電源電圧で動作するメモリ、論理、アナログ集積回路など幅広い集積回路に適用可能である。
以上、本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみに制限されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
従来の基準電圧回路の構成の一例を示す図である。 従来の基準電圧回路の構成の別の例を示す図である。 本発明の第1の実施例の構成を示す図である。 本発明の第2の実施例の構成を示す図である。 本発明の第3の実施例の構成を示す図である。 本発明に用いる差動アンプの実施例である。 本発明と従来の基準電圧回路の出力電圧と外部電圧の関係を表すグラフである。 本発明の第4の実施例の構成を示す図である。 本発明の参考例の構成を示す図である。
符号の説明
EXT 外部電源電圧
REF 基準電圧
A1、A2 差動アンプ
R0〜R4 抵抗
Q1〜Q5 バイポーラジャンクショントランジスタ
M1〜M7 MOSトランジスタ
IN+ 差動アンプのプラス入力端子
IN− 差動アンプのマイナス入力端子
OUT 差動アンプ出力端子
OS 差動アンプの入力換算オフセット電圧

Claims (14)

  1. 温度係数が正の第1の電流を生成する電流発生部と、
    温度係数が負の電圧を生成する電圧発生部と、
    抵抗に温度係数が正の電流を流すことで前記抵抗の端子間に現れる温度係数が正の電圧と、前記温度係数が負の電圧とを合成した電圧を生成する合成部と、
    を備えた基準電圧発生回路であって、
    温度係数が正の第2の電流を生成する補償電流発生部をさらに備え、
    前記抵抗には、前記第1の電流と前記第2の電流とを合成した電流を流し、
    前記合成部は、前記第1の電流と前記第2の電流との合成電流による前記抵抗の端子電圧と、前記温度係数が負の電圧とを合成した電圧を生成し、基準電圧として出力し、
    前記補償電流発生部は、前記合成部より出力される前記基準電圧から、温度係数が負の電圧を減算した差電圧に比例する電流を、前記第2の電流として出力する、ことを特徴とする基準電圧発生回路。
  2. 前記第2の電流の温度係数は、前記第1の電流の温度係数よりも大である、ことを特徴とする請求項1記載の基準電圧発生回路。
  3. 前記抵抗には、前記第1の電流と前記第2の電流との和電流が流れ、
    前記合成部は、前記第1の電流と前記第2の電流との和電流による前記抵抗の端子電圧と、前記温度係数が負の電圧とを加算した電圧を前記基準電圧として出力する、ことを特徴とする請求項1記載の基準電圧発生回路。
  4. 前記温度係数が負の電圧は、バイポーラトランジスタのベース−エミッタ間電圧に相当するものである、ことを特徴とする請求項1に記載の基準電圧発生回路。
  5. 前記温度係数が正の第1の電流は、熱電圧(=kT/q、ただし、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子の電荷)に比例した電流である、ことを特徴とする請求項1に記載の基準電圧発生回路。
  6. 温度係数が正の第1の電流を生成する電流発生部と、
    温度係数が負の電圧を生成する電圧発生部と、
    抵抗に温度係数が正の電流を流すことで前記抵抗の端子間に現れる温度係数が正の電圧と、前記温度係数が負の電圧とを合成した電圧を生成する合成部と、
    を備えた基準電圧発生回路であって、
    温度係数が正の第2の電流を生成する補償電流発生部をさらに備え、
    前記抵抗には、前記第1の電流と前記第2の電流とを合成した電流を流し、
    前記合成部は、前記第1の電流と前記第2の電流との合成電流による前記抵抗の端子電圧と、前記温度係数が負の電圧とを合成した電圧を生成し、基準電圧として出力し、
    前記合成部が、差動アンプよりなり、
    前記電流発生部は、
    前記差動アンプの出力端子に一端が接続された第1の抵抗と、
    前記第1の抵抗の他端にコレクタが接続され、エミッタがグランド電位に接続された第1のトランジスタと、
    前記差動アンプの出力端子に一端が接続された第2の抵抗と、
    前記第2の抵抗の他端にコレクタが接続され、エミッタが第3の抵抗を介してグランド電位に接続された第2のトランジスタと、
    を備え、
    前記電圧発生部は、
    前記差動アンプの出力端子に一端が接続された第4の抵抗と、
    前記第4の抵抗の他端にコレクタとベースが接続され、エミッタがグランド電位に接続された第3のトランジスタと、
    を備え、
    前記第2のトランジスタのベースは、前記第1のトランジスタのベースに第5の抵抗を介して接続され、且つ、前記第3のトランジスタのコレクタ及びベースは前記第1のトランジスタのベースが接続され、
    前記第1及び第2のトランジスタのコレクタは前記差動アンプの非反転入力端子及び反転入力端子にそれぞれ接続され、
    前記補償電流発生部は、
    前記差動アンプの出力端子に一端が接続された第6の抵抗と、
    前記第4の抵抗の他端にコレクタが接続され、エミッタがグランド電位に接続された第4のトランジスタと、
    エミッタがグランド電位に接続され、前記第6の抵抗の他端にコレクタとベースが共通に接続され、コレクタとベースが前記第4のトランジスタのベースに接続された第5のトランジスタと、
    を備えている、ことを特徴とする基準電圧発生回路。
  7. 前記電流発生部において、前記第1、第2のトランジスタのエミッタサイズの比が1:N(Nは1より大の整数)である、ことを特徴とする請求項6に記載の基準電圧発生回路。
  8. 前記差動アンプが、ソースが共通接続され非反転入力端子と反転入力端子にゲートがそれぞれ接続された電界効果トランジスタよりなる差動対と、前記差動対の共通ソースとグランド間に接続され、前記差動対に電流を供給する電流源と、前記差動対の電界効果トランジスタのドレインと電源間に接続された負荷回路を備えた入力差動段と、前記入力差動段の出力を受け出力端子を駆動する出力段を備えている、ことを特徴とする請求項6に記載の基準電圧発生回路。
  9. 温度係数が正の第1の電流を生成する電流発生部と、
    温度係数が負の電圧を生成する電圧発生部と、
    前記電圧発生部で生成された温度係数が負の電圧を分圧する分圧回路と、
    前記第1の電流を抵抗に流して得られる端子電圧と、前記温度係数が負の電圧を前記分圧回路で分圧した電圧とを合成した電圧を生成し、基準電圧として出力する合成部と、
    を備え、
    前記合成部は、差動アンプよりなり、
    前記電流発生部は、
    前記差動アンプの出力端子に一端が接続された第1の抵抗と、
    前記第1の抵抗の他端にコレクタが接続され、エミッタがグランド電位に接続された第1のトランジスタと、
    前記差動アンプの出力端子に一端が接続された第2の抵抗と、
    前記第2の抵抗の他端にコレクタが接続され、エミッタが第3の抵抗を介してグランド電位に接続された第2のトランジスタと、
    を備え、
    前記電圧発生部は、
    前記差動アンプの出力端子に一端が接続された第4の抵抗と、
    前記第4の抵抗の他端にコレクタが接続され、エミッタがグランド電位に接続された第3のトランジスタと、
    を備え、
    前記第1及び第2の抵抗と前記第1及び第2のトランジスタのコレクタとの接続点に非反転入力端子及び反転入力端子がそれぞれ接続され、出力端子が前記第3のトランジスタのベースに接続された別の差動アンプを備え、
    前記第1乃至第3のトランジスタのベースは共通接続され、
    前記第1乃至第3のトランジスタの共通接続されたベースとグランド間に挿入され、ベース−エミッタ間電圧を分圧する分圧回路を備え、
    前記分圧回路による分圧出力電圧が、前記差動アンプの非反転入力端子に入力され、前記第4の抵抗と前記第3のトランジスタのコレクタの接続点が、前記差動アンプの反転入力端子に接続されている、ことを特徴とする基準電圧発生回路。
  10. 前記電流発生部の前記第1、第2の抵抗は、ベース−エミッタ間電圧を分圧しないで温度依存性を相殺する場合の抵抗値に対して、前記分圧回路の分圧比を乗じた値の抵抗値を有する、ことを特徴とする請求項に記載の基準電圧発生回路。
  11. 前記差動アンプが、ソースが共通接続され非反転入力端子と反転入力端子にゲートがそれぞれ接続された電界効果トランジスタよりなる差動対と、前記差動対の共通ソースとグランド間に接続され、前記差動対に電流を供給する電流源と、前記差動対の電界効果トランジスタのドレインと電源間に接続された負荷回路を備えた入力差動段と、前記入力差動段の出力を受け出力端子を駆動する出力段を備えている、ことを特徴とする請求項に記載の基準電圧発生回路。
  12. 第1、第2、第3の抵抗と、第1の差動アンプと、第1、第2、第3のバイポーラジャンクショントランジスタとを含み、
    前記第1及び第2のバイポーラジャンクショントランジスタのコレクタは、前記第1の差動アンプの第1及び第2の入力端子にそれぞれ接続され、
    前記第1、第2、第3の抵抗の一端は、前記第1の差動アンプの出力端子に共通接続され、
    前記第1の抵抗の他端は、前記第1のバイポーラジャンクショントランジスタのコレクタに接続され、
    前記第2の抵抗の他端は、前記第2のバイポーラジャンクショントランジスタのコレクタに接続され、
    前記第3の抵抗の他端は、前記第3のバイポーラジャンクショントランジスタのコレクタとベースに接続され、
    前記第3のバイポーラジャンクショントランジスタのベースは、前記第1及び前記第2のバイポーラジャンクショントランジスタのベースに接続され、
    第1と第2のバイポーラジャンクショントランジスタのエミッタサイズ比は1:N(ただし、Nは1より大の整数)に設定されており、
    前記第1のバイポーラジャンクショントランジスタ又は前記第2のバイポーラジャンクショントランジスタのコレクタ電流よりも大きな正の温度係数を持つ電流を生成する補償電流発生回路を備え、
    前記第3の抵抗に、前記第1のバイポーラジャンクショントランジスタ又は前記第2のバイポーラジャンクショントランジスタのコレクタ電流に等しい電流と、前記コレクタ電流に等しい電流よりも大きな正の温度係数を持つ電流を重畳させて流し、
    前記第1の差動アンプより、前記第3の抵抗の端子間電圧と、前記第3のバイポーラジャンクショントランジスタのベース−エミッタ間電圧とを加算した電圧を出力する、ことを特徴とする基準電圧発生回路。
  13. 前記補償電流発生回路は、エミッタがグランド電位に接続され、コレクタが第4の抵抗を介して前記第1の差動アンプの出力端子に接続され、ベースがコレクタに接続された第4のトランジスタと、
    エミッタがグランド電位に接続され、コレクタが前記第3のトランジスタのコレクタに接続され、ベースが前記第4のトランジスタのベースに接続された第5のトランジスタと、
    を備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の基準電圧発生回路。
  14. 前記第1及び第2のバイポーラジャンクショントランジスタのエミッタサイズ比は1:N(Nは1より大の整数)に設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載の基準電圧発生回路。
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