JP4817554B2 - バタフライ弁の弁体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バタフライ弁の弁体に関し、詳しくは、弁の中開度において弁体を閉方向に戻そうとする力を打ち消す構造を有し、さらにはこの構造をベースとして、キャビテーション気泡による悪影響を効果的に抑制する手段を設けた弁体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、弁体の回動に基づいて流体の流速や通過量等を制御する各種のバタフライ弁においては、流体通過時に弁体に作用する各種トルクの減少を図ることや、弁開時におけるキャビテーションによる気泡から引き起こされる騒音等の悪影響を抑制することが重要な技術的課題となっている。
【0003】
例えば、バタフライ弁の弁体を中開度に開いた際には、流体が弁体を通過することにより、一般に、弁体を閉方向に戻そうとする力(以下、アンバランストルクという。)が働くことになる。このような力が発生すると、弁体を開方向に回動させるのに大きな力が必要となり弁操作の安定性が失われるため、弁体について、アンバランストルクをうち消す方向のトルクが生じるような構成とすることが求められている。
【0004】
また、バタフライ弁の弁体においては、流体通過時にキャビテーションによる気泡の発生によって騒音や振動が引き起こされ、さらには弁体の下流側の配管の損傷等の原因になることから、キャビテーションによる気泡(以下、キャビテーション気泡という。)の影響を抑えるような構成とした弁体が提案されている。
【0005】
例えば、特開昭57−157866号公報には、上述したアンバランストルクを打ち消すために、弁体を断面略「く」字状にするとともに、弁本体の外周部付近に櫛歯状の突起部を複数設けて、キャビテーション気泡を各突起部で分解するようにしたバタフライ弁の弁体が開示されている。より詳しくは、複数の櫛歯状の突起部が、それぞれ弁本体の外周に沿って設けられ、かつ弁軸側の突起部になるにつれてその突起長さが短くなる構成の弁体となっている。
【0006】
このような構成の弁体によれば、弁開時における流体の移動の際に、弁体の形状と各突起部とにより、上述したアンバランストルクが打ち消されるとともに、キャビテーション気泡が各突起部によって細かく分解されるため、櫛歯状の突起部がない従来の断面略平板状の弁体と比較すると、確かに、アンバランストルクの抑止効果や、キャビテーション気泡の影響を抑える効果が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本出願人は、先に出願した特願2001−214794号で、キャビテーション気泡による悪影響を低減する構造のバタフライ弁の弁体を提案している。先に提案したこの弁体においては、流体通過時に下流側で旋回流を発生させるための板状の旋回流誘起手段(板状突起部)を、弁本体の少なくともノズル側上流面に傾斜させて設ける構成とすることで、キャビテーション気泡を板状突起部で分解するとともに、流体が板状突起部を通過した際に、下流側で旋回流(渦巻き)が発生し、分解後のキャビテーション気泡が旋回流に乗せられることで、各気泡が配管の中心に導かれ、配管の内壁に衝突する気泡を減少させて、配管の損傷や騒音が一層効果的に減少する、という効果が得られる。
【0008】
また、弁本体のオリフィス側下流面にも板状突起部を設けることにより、オリフィス側からも旋回流が明確に形成され、騒音低減の強化が図られる効果が得られる他、例えばこの弁体が回動可能に格納される弁箱等の外部部材の形状やスペース等の関係で、配管取付時に配管の一次側(上流側)と二次側(下流側)とが逆向きでしか取り付けできないような場合でも、上述した各種効果が失われない、等のメリットがある。
【0009】
このような板状突起部の構成を活かしつつ、さらにアンバランストルクの低減を図るための弁体の構成が本出願人により検討されていたが、例えば上述した断面略「く」字状の弁体に対して板状突起部を形成させた場合には、以下のような不都合が生じる。すなわち、断面略「く」字状の弁体では、上流側から流れて来る流体が「く」字状の凹んだ部分に一旦集まり、そこから弁体のノズル側端部に向かおうとする力が働くため、流体の流れ方向に強い志向性が生じる。このため、通常の断面平板状の弁体に板状突起部を設けた場合には良好に発生した旋回流(渦巻き)が、断面略「く」字状の弁体に対して板状突起部を形成させた場合には、上述の志向性によって良好に発生しない虞がある。
【0010】
また、断面略「く」字状の弁体を備えたバタフライ弁では、流体の流れ方向が逆になると各種効果が得られないものであり、上述のように、弁体が回動可能に格納される弁箱等の外部部材の形状やスペース等の関係で、配管取付時に配管の一次側と二次側とが逆向きでしか取り付けられないような場合には、アンバランストルクの低減効果及びキャビテーション気泡の影響を抑える効果が得られないことになる。
【0011】
したがって、旋回流誘起手段(板状突起部)の作用を弱める(利点を損なう)ことなく、アンバランストルクの低減を図ることのできるバタフライ弁の構造については、断面平板状の弁体をベースとして新たに案出する必要があった。
【0012】
本発明の目的は、旋回流誘起手段(板状突起部)の利点を損なうことなく弁の中開度におけるアンバランストルクを低減させることが可能なバタフライ弁の弁体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の主たる構成は、弁箱内で弁軸を中心に回動可能なバタフライ弁の弁体であって、オリフィス側の上流側主面がその下流側主面よりも広い面積をなし、かつ、オリフィス側の上流側主面には、断面凸状の湾曲部が形成されたことを特徴とし、具体的には、弁箱内で弁軸を中心に回動可能なバタフライ弁の弁体であって、弁本体のオリフィス側の上流側主面とノズル側の下流側主面に断面凸状の湾曲部をそれぞれ形成すると共に、前記弁本体のノズル側の上流側主面とオリフィス側の下流側主面にそれぞれ複数枚の旋回流誘起手段が形成され、この旋回流誘起手段は、その主面が前記弁軸との直交平面に対する傾斜角度が、一端側のものから次第に大きくなるように前記弁軸側から前記弁箱内壁側にかけて延び、かつ、前記弁本体の前記上流側主面から上流側に向けて延びるように突出形成されたノズル側の上流側主面の各旋回流誘起手段と、その主面が前記弁軸との直交平面に対する傾斜角度が、一端側のものから次第に大きくなるように前記弁軸側から前記弁箱内壁側にかけて延び、かつ、前記弁本体の前記下流側主面から下流側に向けて延びるように突出形成されたオリフィス側の下流側主面の各旋回流誘起手段とから成り、前記ノズル側の上流側主面の各旋回流誘起手段と、前記オリフィス側の下流側主面の各旋回流誘起手段とが、前記弁本体の主面に対する透視平面上において、弁軸を基準として左右対称となるように配置され、または、弁本体の主面中央を回転中心とした点対称の位置に配置されたバタフライ弁の弁体である
【0014】
弁体においては、弁開度が大きくなるにつれて、オリフィス側を通過する流体量が増加して行く。ここで、オリフィス側を通過する流体に関して、弁開度が小さいうちは、オリフィス側の下流側主面に沿った流れは発生しないが、弁開度が進む過程で徐々に、オリフィス側の下流側主面の端部から中央側(弁軸側)に沿って流れるようになり、さらに弁開度が大きくなるにつれて、この流れが大きくなっていく。一方、オリフィス側の上流側主面を流れる流体については、上流側主面の全体に流体の圧力がかかっていることから、比較的弁開度が小さい場合でも、主面に沿った流れ、すなわちオリフィス側の上流側主面の端部から中央側(弁軸側)に沿った流れが発生することになる。
【0015】
ここで、本発明の弁体では、オリフィス側の上流側主面の略全体に亘って、断面凸状の湾曲部が形成され、オリフィス側の上流側主面がその下流側主面よりも広い表面積とされていることから、オリフィス側の各主面を通過する流体の流れが安定した場合に、オリフィス側における上流側主面と下流側主面とを流れる流体の流速差により、速度の速い上流側主面の流体圧力が相対的に低くなり、飛行機の翼の揚力に類似した所謂翼効果の発生によって、弁体を開方向に引き上げるトルクが生じ、アンバランストルクが打ち消される。
【0016】
加えて、断面凸状の湾曲部がノズル側の下流側主面の略全体に亘って形成される構成とすることにより、ノズル側の下流側主面がその上流側主面よりも広い表面積となり、流体が各主面に沿ってオリフィス側からノズル側へと抜ける際に、ノズル側における下流側主面と上流側主面とを流れる流体の流速差により、速度の速い下流側主面の流体圧力が相対的に低くなって所謂翼効果が発生し、弁体を開方向に引き上げるトルクが生じることで、アンバランストルクが打ち消される。
【0017】
湾曲部の好ましい形状としては、平面略楕円の曲面形状とする。
【0018】
また、上記構成に加えて、ノズル側の上流側主面に、流体通過時に下流側で旋回流を発生させるための板状の旋回流誘起手段として、その主面が弁軸との直交平面に対して傾斜するように弁軸側から弁箱内壁側にかけて延び、かつ、弁本体の上流面から上流側に向けて延びるように突出形成される構成とすることにより、以下のような作用効果が得られる。
【0019】
すなわち、旋回流誘起手段は、従来例の櫛歯状の突起部と異なり、その主面が弁軸との直交平面に対して傾斜するように弁軸側から弁箱内壁側にかけて延び、かつ、弁本体の上流面から上流側に向けて延びるように突出形成される板状の広い面積の主面を有する構成とされることにより、弁体を開くと、流体が旋回流誘起手段を通過して、下流側で旋回流(渦巻き)を発生させる。また、キャビテーション気泡が発生した場合でも、当該気泡が旋回流誘起手段の端部にぶつかることで、気泡が細かく分解される。
【0020】
すなわち、閉状態から弁本体を開くと、弁箱の内壁と弁本体のノズル側及びオリフィス側との間に隙間が生じ、この隙間から流体が下流側へと移動する。この際に、キャビテーション気泡が発生した場合でも、当該気泡が旋回流誘起手段に当たって細かく分解され、また、弁本体のノズル側を通過する流体は、旋回流誘起手段に導かれながら、下流側で旋回流(渦巻き)を生じさせる。
【0021】
従って、旋回流誘起手段を設けた本発明の弁体においては、キャビテーション気泡が分解されることで得られる下流側配管への損傷の減少や騒音の減少という従来の作用効果のみならず、分解された各気泡が下流側で発生した旋回流に乗せられることにより、各気泡が配管の中心に導かれることで、配管の内壁に衝突する気泡が減少するので、配管の損傷や騒音がより一層効果的に減少する。
【0022】
旋回流誘起手段は、ノズル側の上流側主面に複数枚形成されることが好ましく、この場合には各旋回流誘起手段の主面が弁本体の上流面から上流側に向けて相互に略同方向に延びるように形成される構成とする。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、旋回流誘起手段(板状突起部)の利点を損なうことなく弁の中開度におけるアンバランストルクを低減させることが可能なバタフライ弁の弁体を提供することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の各実施の形態では、本発明を配管口径100mm用のバタフライ弁に適用した例について説明する。また、弁軸を基準として、弁を開くときに下流側へ移動する弁本体の半分側をノズル側と呼び、弁を開くときに上流側へ移動する残りの半分側をオリフィス側と呼ぶ。
【0025】
(本発明の基本構成)まず、図1及び図2を参照して、本発明を適用したバタフライ弁の弁体の基本構成及び原理等について説明する。図1では、(a)が弁体を上方から表した平面図を、(b)が弁体を配管下流側から表した背面図を示している。
【0026】
本発明を適用した弁体10は、図1(a),(b)に示すように、平面略円盤状の弁本体11の両端側(図1(b)上下側)に、フランジ状のハブ12を有しており、各ハブ12には、弁箱(図示せず)内で回動可能な不図示の弁軸と嵌合する軸穴部13が形成される。
【0027】
この弁体10は、弁軸を中心として不図示の弁箱内に回動可能に収納され、弁の開時には図1(a)の反時計回り方向に回動し、弁の閉時には図1(a)の時計回り方向に回動することで、流体の流れを制御する。図1(a)では、弁体10が若干開いた状態を示している。
【0028】
そして、この弁体10においては、弁本体11の上流側を臨むオリフィス側の主面(以下、オリフィス側上流面という。)と下流側を臨むノズル側の主面(以下、ノズル側下流面という。)に、それぞれ略球面状に盛り上がった形状の湾曲部1,2が形成されている。湾曲部1及び湾曲部2は、それぞれ、平面略楕円形状をなし(図1(b)参照)、オリフィス側及びノズル側の端部側から徐々に上流側及び下流側に向けてなだらかに盛り上がり、盛り上がりの頂点部(肉厚の最も厚い部分)を過ぎて下り始めたところで中央側(弁軸側)に接続されるようなカーブを描く曲面(ラグビーボールが一部張り出したような曲面)となっている(図5参照)。
【0029】
これに対して、各湾曲部1,2の反対側となるオリフィス側下流面とノズル側上流面は、それぞれ略平坦な形状となっている。
【0030】
このような構成の弁体10では、閉状態から図1(a)の反時計回り方向に回動して弁が開くと、弁箱の内壁と弁本体11のノズル側及びオリフィス側との間に隙間が生じ、上流側から所定の圧力をかけられている流体が、この隙間から下流側へと移動する。
【0031】
そして、この弁体10においては、弁の開度が大きくなるにつれて、オリフィス側の各面からノズル側の各面に抜ける流体の流れが形成されはじめ、図2の矢印で示すように、弁が中開度まで開かれると、各面を移動する流体の流速差及び各面の流体圧力の変化によって、開方向へのトルクが働くようになる。
【0032】
すなわち、オリフィス側の各面及びノズル側の各面においては、上流面と下流面とで表面積が異なることから、各面を流れる流体の速度が異なることになる。これにより、弁体10が中開度まで開かれた場合には、湾曲部1が形成されたオリフィス側上流面を通過する流体の速度が、略平坦なオリフィス側下流面を通過する流体の速度よりも速くなり、オリフィス側上流面を通過する流体の圧力が相対的に下がるので、所謂翼効果と呼ばれる揚力類似の作用により、オリフィス側を弁の開方向に持ち上げようとする力が働く。
【0033】
このような力が働くことにより、弁体10によれば、弁の中開度におけるアンバランストルクが打ち消されて、回動動作における良好な特性が得られるので、弁操作の安定性が確保される。
【0034】
この現象をより詳細に説明すると、弁体10では、弁開度が大きくなるにつれて、オリフィス側を通過する流体の量が増加して行く。ここで、オリフィス側を通過する流体に関して、弁開度が小さい場合には、オリフィス側下流面に沿った流れは発生しないが、弁開度が所定開度まで達すると、オリフィス側下流面の端部から中央側(弁軸側)に沿って流れるようになり、さらに弁開度が大きくなるにつれて、この流れが大きくなっていく。一方、オリフィス側上流面を流れる流体については、上流面全体に流体の圧力がかかっていることから、比較的弁開度が小さい場合でも、主面に沿った流れ、すなわちオリフィス側の上流側主面の端部から中央側(弁軸側)に沿った流れが発生することになる。
【0035】
ここで、弁体10では、オリフィス側上流面の略全体に亘って、断面凸状の湾曲部1が形成され、オリフィス側上流面がその下流面よりも広い表面積であることから、オリフィス側の各主面を通過する流体の流れが安定した場合に、オリフィス側における上流面と下流面とを流れる流体の流速差により、速度の速い上流面側の流体圧力が相対的に低くなり、飛行機の翼の揚力に類似した所謂翼効果の発生によって、弁体を開方向に引き上げるトルクが生じ、アンバランストルクが打ち消される。
【0036】
また、ノズル側においても、断面凸状の湾曲部2がその下流面の略全体に亘って形成されているので、流体が各主面に沿ってオリフィス側からノズル側へと抜ける際に、ノズル側における下流面と上流面とを流れる流体の流速差により、速度の速い下流面側の流体圧力が相対的に低くなって所謂翼効果が発生し、弁体を開方向に引き上げるトルクが生じることで、アンバランストルクが打ち消される。
【0037】
以上の現象については、本発明者の実験したところでは、弁体を徐々に開いていった場合に弁開度が40度を越えたあたりからアンバランストルクが軽減されることを確認した。
【0038】
このように、本発明を適用した弁体10によれば、弁の中開度においてアンバランストルクを良好に低減させることが可能となる。
【0039】
なお、湾曲部については、少なくともオリフィス側に形成されていれば良い。すなわち、上述のように、弁開度が上がるにつれて、まずはオリフィス側の各面を流体が通過することから、翼効果の調整等のため、ノズル側の湾曲部2を設けずにノズル側下流面を略平坦とする構成としても良い。
【0040】
また、後述する板状突起部を形成させる場合には、板状突起部形成面側の流速が速くなることから、これに対応するように、例えば湾曲部をより大きな湾曲形状として面積を広くして、より翼効果を上げることも可能である。
【0041】
次に、上述した弁体10の構成をベースとしつつ、キャビテーション気泡による悪影響を抑制するための機構(旋回流誘起手段)を設けた弁体の第1と第2の実施形態について、図9と図10に基づいて説明し、図3〜図8は参考形態として説明する。
【0042】
回流誘起手段を設けたバタフライ弁の弁体の第1の参考形態について、図3を参照して説明する。図3では、(a)が弁体を上方から表した平面図を、(b)が弁体を配管下流側から透視して表した背面図を示している。
【0043】
図3に示す弁体10Aは、図1と比較して分かるように、上述した基本構成をベースとしつつ、弁本体11のノズル側上流面11aに、旋回流誘起手段としての板状突起部15(15a〜15d)が一体形成された構成となっている。
【0044】
すなわち、弁体10Aでは、図3(a)及び(b)に示すように、それぞれ平板状をなし相互に同一形状とされた複数枚(この例では4枚)の板状突起部15a乃至15dが、弁本体11における湾曲部2と反対側となるノズル側上流面11aにのみ設けられている。
【0045】
第1の参考形態では、各板状突起部15a,15b,15c,15dの主面同士が、相互に平行になるように形成されている。また、図3(b)に示すように、各板状突起部15a乃至15dの主面は、弁軸に直交する平面に対して所定角度で傾斜するように形成されている。
【0046】
ここで、板状突起部15の傾斜角については、小さすぎると後述する旋回流が発生しにくくなり、大きすぎると弁開時(流体の移動時)における抵抗が高くなり、特に弁の高開度時に流体が流れにくくなる。本発明者の実験したところでは、各板状突起部15同士を相互に平行に形成する場合には、その傾斜角が10度乃至40度の範囲において良好な結果が得られた。
【0047】
各板状突起部15は、図3(a)に示すように、弁本体11の回動時に弁箱の内壁との干渉を避けるため、外側(内壁に対向する外縁部)が円弧状になっている。各板状突起部15の厚みについては、中央側の部位と外周側の部位とで同一とされる。
【0048】
なお、板状突起部15の形状等については、後述のように種々の変更を加えることが可能である。
【0049】
このような構成の弁体10Aでは、閉状態から図3(a)の反時計回り方向に弁本体11が回動して弁が開くと、弁箱の内壁と弁本体11のノズル側及びオリフィス側との間に隙間が生じ、上流側から所定の圧力をかけられている流体が、この隙間から下流側へと移動する。
【0050】
この際に、キャビテーション気泡が発生した場合でも、弁体10Aの通過時に各板状突起部15に衝突することで、気泡が細かく分解されることになる。また、弁本体11のノズル側を通過する流体は、各板状突起部15に導かれながら、進行方向を図3(b)の上方に向けられることで、下流側で旋回流(渦巻き)を生じさせる。そして、各板状突起部15により細かく分解されたキャビテーション気泡は、この旋回流に乗せられながら下流側を移動していく。
【0051】
本発明者の実験結果では、弁開度が10度前後になったところで旋回流の発生が起き、15度〜50度の弁開度において旋回流が最も明確に表れた。
【0052】
従って、この参考形態によれば、上述した基本構成の弁体における、中開度でのアンバランストルクの低減という効果に加えて、以下の効果が得られる。すなわち、弁体10Aでは、キャビテーション気泡が発生した場合において、気泡が分解されることにより得られる下流側配管への損傷の減少や騒音の減少という従来の櫛歯状突起部を有する弁体の効果のみならず、分解された各気泡が下流側で発生した旋回流(渦巻き)に乗せられることにより、各気泡が配管の中心に導かれることで、配管の内壁にぶつかる気泡が減少するので、配管の損傷及び騒音がより一層効果的に減少する。
【0053】
すなわち、上述した従来のバタフライ弁では、分解された各気泡が下流側の配管内壁に近い一定の位置を流れることから、下流側の配管に対して、常に同じ場所に衝撃を与えることによる筋状の損傷を発生させる場合があったが、分解された各気泡が下流側の旋回流により配管の中心に導かれることから、配管内壁に対する衝撃を減少させることが可能となり、下流側の配管に対する損傷発生をより効果的に減らすことができる。
【0054】
また、従来のバタフライ弁によれば、分解された各気泡が下流側の配管内壁に近い位置を流れることから、配管外部に伝達される騒音の低減という点で改善の余地があったが、本実施形態によれば、分解された各気泡が下流側の旋回流により配管の中心に導かれることから、配管外部に伝達される騒音をより効果的に低減できる。
【0055】
さらには、弁体の開度や流体の流速によってもキャビテーション気泡の通過する位置が変化することから、配管の一定の位置に衝撃が加えられることがなくなり、下流側の配管に対する損傷を最小減に抑えることが可能となる。
【0056】
に、旋回流誘起手段を設けたバタフライ弁の弁体の第2の参考形態について、図4及び図6を参照して説明する。なお、弁体10B乃至10Fは、図1の基本構成をベースとしつつ、上述した図3の弁体10Aと比較して板状突起部の構成のみを変えたものである
【0057】
図4及び図5に示す第2の参考形態の弁体10Bでは、図3と比較して分かるように、上述した第2の参考形態の構成に加えて、弁本体11のオリフィス側下流面11bにも板状突起部15(15e,15f,15g,15h)を設けた構成となっている。
【0058】
以下は、説明の便宜のため、弁本体11のノズル側上流面11aに形成された各板状突起部を総称して第1の突起部群と呼び、弁本体11のオリフィス側下流面11bに形成された各板状突起部を総称して第2の突起部群と呼ぶ。
【0059】
第2の参考形態では、図4(b)から分かるように、第2の突起部群(15e〜15h)が、第1の突起部群(15a〜15d)に対して透視平面上において弁軸の軸線(回動軸)を基準として左右対称となるように、弁本体11のオリフィス側下流面11bに形成された構成となっている。
【0060】
このような構成とされた弁体10Bによれば、オリフィス側からも旋回流が明確に形成されることで、オリフィス側を通過する流体が速やかに旋回流に乗せられて配管の中心に導かれ、特に弁の高開度時において弁体10Aよりもさらに騒音の低減効果が得られる。また、この形態では、ノズル側とオリフィス側とで同様の構成となっているので、弁体10Bが回動可能に格納される弁箱等の外部部材の形状やスペース等の関係で、配管取付時に配管の一次側(上流側)と二次側(下流側)とが逆向きでしか取り付けできないような場合であっても、上述した各種効果が失われることがない。
【0061】
本発明者は、第3の参考形態の弁体10Bと板状突起部の無い弁体とで、それぞれ騒音についての実測を行った。この実測結果を図6に示す。なお、図6では、縦軸が流量特性値を、横軸が騒音レベルを表し、弁体10Bの特性を実線で、板状突起部の無い弁体の特性を点線で、それぞれ示している。
【0062】
図6に示されるように、板状突起部15が形成された弁体10Bでは、騒音のピーク値前後における騒音レベルが大幅に低減されたことが分かる。
【0063】
7に、旋回流誘起手段を設けたバタフライ弁の弁体の第3の参考形態について示す。
【0064】
図7に示す第3の参考形態の弁体10Cでは、図4と比較して分かるように、弁本体11のオリフィス側下流面11bに第2の突起部群(15i〜15l)が設けられた点については上述した第2の参考形態と同様であるが、図7(b)に示すように、第2の突起部群が第1の突起部群に対して透視平面上において弁本体11の中央を回転中心とした点対称の位置に配置された構成、すなわち、弁本体11の中央を回転中心として180度回転させた場合に、第2の突起部群(15i〜15l)が第1の突起部群(15a〜15d)と透視平面上において同じ位置に来るように配置された構成となっている
【0065】
次に、図9と図10を参照して、旋回流誘起手段を設けた弁体についての第1と第2の実施形態について説明する。なお、図8は第4の参考形態を示す。
【0066】
上述した旋回流誘起手段を設けた各弁体では、一方の突起部群を構成する各板状突起部15a〜15d,15e〜15f,15g〜15lについて、片面側のそれぞれの主面が相互に平行となるように配置された構成であったが、第1と第2の実施形態では、図9と図10に示すように、各板状突起部のそれぞれの主面の間隔が中央側(弁軸側)になるにつれて狭くなるような配置とされる。
【0067】
8に示す旋回流誘起手段を設けた第4の参考形態の弁体10Dでは、図3(b)と比較して分かるように、弁体10Aと同様に第1の突起部群のみ設けられた構成であるが、各板状突起部(15m,15n,15o,15p)の主面の間隔が中央側になるにつれて狭くなる(外周側になるにしたがって広くなる)ように配置されている。
【0068】
述した弁軸(回動軸)に直交する平面に対しては、最下段の板状突起部15pが最も緩やかな傾斜角度をなし、上方の板状突起部になるにつれて急な傾斜角度となるように配置される。
【0069】
このような構成とすることで、図3の弁体10Aと同様の効果が得られ、特に低開度の使用時においても旋回流が明確に発生することが期待される。
【0070】
(第の実施形態)図9に、旋回流誘起手段を設けた本発明における弁体の第の実施形態について示す。
【0071】
図9に示す弁体10Eでは、図8と比較して分かるように、上述した弁体10Dの構成に加えて、弁本体11のオリフィス側下流面11bにも板状突起部15(15q,15r,15s,15t)を設けた構成となっている。すなわち、第の実施形態では、図9(b)から分かるように、第2の突起部群15q〜15tが、第1の突起部群(15m〜15p)に対して透視平面上において弁軸(回動軸)を基準として左右対称となるように、弁本体11のオリフィス側下流面11bに形成された構成となっている。
【0072】
このような構成とされた弁体10Eによれば、図4及び図5に示す弁体10Bと同等の効果が得られる。
【0073】
(第の実施形態)図10に、旋回流誘起手段を設けた本発明における弁体の第の実施形態について示す。
【0074】
図10に示す弁体10Fでは、図9の弁体10Eと同様に、弁本体11のオリフィス側下流面11bに第2の突起部群が設けられた点で同様であるが、図10(b)から分かるように、第2の突起部群(15u,15v,15w,15x)が第1の突起部群(15m〜15p)に対して透視平面上において点対称の位置に配置された構成、すなわち、弁本体11の中央を回転中心として180度回転させた場合に、第2の突起部群(15u〜15x)が第1の突起部群(15m〜15p)と透視平面上において同じ位置に来るように配置された構成となっている。
【0075】
このような構成とされた第の実施形態によれば、上述した図7の弁体10Cと同等の効果が得られる。
【0076】
以上のように、上述の第1と第2の実施形態では、湾曲部の反対側となる弁体の略平坦(平面)な面側に旋回流誘起手段(板状突起部)が配置され、弁体の各面が有効活用された構成となっているので、設計上や製造上有利であり、調整やメインテナンス作業等も容易である、といったメリットがある。
【0077】
また、第2及び第5の参考形態では、弁体の上流面側と下流面側とが対称形状となっているので、一次側、二次側を意識することなく配管取付を行うことが可能となる。
【0078】
なお、第の実施形態については、配管の一次側と二次側とを入れ替えた場合には発生する渦の回転方向が逆(すなわち右回転の渦)になる点で効果上の差異が生じるが、上述したメリットが失われるものではない。
【0079】
上述した各突起部群を備えた各実施形態の弁体では、一方の面に形成される板状突起部15の数を4とした例について説明したが、板状突起部の数についてはこれに限定されるものではなく、配管口径や流体の種類等に応じて適宜変更することが可能である。
【0080】
また、各板状突起部については、下流側で旋回流を発生するように相互に略同一方向に向けられている構成であれば良いので、上述した各実施形態における構成以外にも、例えば以下のような種々の変形例が含まれる。
【0081】
図9、図10に示したように、各板状突起部15が平板状をなし、その断面形状が直線状に延びる構成としたが、各板状突起部15については、例えば湾曲した断面形状の曲板状とした場合にも同等の効果が期待される。
【0082】
また、上述した第1と第2の実施形態では、それぞれ図9、図10の(a)に示したように、板状突起部15の外形については、中央側の部位が低く外周側が高い(弁閉時における上下流方向に対する奥行がある)構成としたが、この逆の形状すなわち、中央側の部位が高く(奥行があり)、外周側になるにつれて低くなる(奥行がない)構成であっても同等の効果が期待される。
【0083】
さらに、上述した第1と第2の実施形態では、板状突起部15の厚みについて、中央側の部位と外周側の部位とで同一の構成としたが、中央側の部位を厚くして外周側になるにつれて徐々に肉厚が薄くなるテーパー状の断面形状としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したバタフライ弁の弁体の基本構成を説明する図であり、弁体の平面図を(a)に、配管下流側から表した弁体の背面図を(b)に、それぞれ示す。
【図2】 図1の弁体の開時における流体の流れ等を説明する図であり、中開度での流体の流れを模式的に示している。
【図3】 旋回流誘起手段を設けた弁体の第1の参考形態を説明する図であり、弁体の平面図を(a)に、配管下流側から透視して表した弁体の背面図を(b)に、それぞれ示す。
【図4】 旋回流誘起手段を設けた弁体の第2の参考形態を説明する図であり、弁体の平面図を(a)に、配管下流側から透視して表した弁体の背面図を(b)に、弁体の側面図を(c)に、それぞれ示す。
【図5】 第3の参考形態の弁体を配管下流側(各下流側主面方向)から表した外観斜視図である。
【図6】 板状突起部の有無による騒音低減効果の差異についての実測結果を示す図であり、流量と騒音との関係について、第2の参考形態の弁体と板状突起部の無い弁体との特性を比較して示す図である。
【図7】 旋回流誘起手段を設けた弁体の第3の参考形態を説明する図であり、弁体の平面図を(a)に、配管下流側から透視して表した弁体の背面図を(b)に、それぞれ示す。
【図8】 旋回流誘起手段を設けた弁体の第4の参考形態を説明する図であり、弁体の平面図を(a)に、配管下流側から透視して表した弁体の背面図を(b)に、それぞれ示す。
【図9】 旋回流誘起手段を設けた弁体における本発明の第1の実施形態を説明する図であり、弁体の平面図を(a)に、配管下流側から透視して表した弁体の背面図を(b)に、それぞれ示す。
【図10】 旋回流誘起手段を設けた弁体における本発明の第2の実施形態を説明する図であり、弁体の平面図を(a)に、配管下流側から透視して表した弁体の背面図を(b)に、それぞれ示す。

Claims (1)

  1. 弁箱内で弁軸を中心に回動可能なバタフライ弁の弁体であって、弁本体のオリフィス側の上流側主面とノズル側の下流側主面に断面凸状の湾曲部をそれぞれ形成すると共に、前記弁本体のノズル側の上流側主面とオリフィス側の下流側主面にそれぞれ複数枚の旋回流誘起手段が形成され、この旋回流誘起手段は、その主面が前記弁軸との直交平面に対する傾斜角度が、一端側のものから次第に大きくなるように前記弁軸側から前記弁箱内壁側にかけて延び、かつ、前記弁本体の前記上流側主面から上流側に向けて延びるように突出形成されノズル側の上流側主面の各旋回流誘起手段と、その主面が前記弁軸との直交平面に対する傾斜角度が、一端側のものから次第に大きくなるように前記弁軸側から前記弁箱内壁側にかけて延び、かつ、前記弁本体の前記下流側主面から下流側に向けて延びるように突出形成されたオリフィス側の下流側主面の各旋回流誘起手段とから成り、前記ノズル側の上流側主面の各旋回流誘起手段と、前記オリフィス側の下流側主面の各旋回流誘起手段とが、前記弁本体の主面に対する透視平面上において、弁軸を基準として左右対称となるように配置され、または、弁本体の主面中央を回転中心とした点対称の位置に配置されたことを特徴とするバタフライ弁の弁体。
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