JP4816622B2 - チップ剥離装置およびチップ剥離方法ならびにチップピックアップ装置 - Google Patents

チップ剥離装置およびチップ剥離方法ならびにチップピックアップ装置 Download PDF

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本発明は、ウェハから切り出されシートに貼り付けられた状態のチップをピックアップする際に、チップとシートとの剥離を促進するチップ剥離装置およびチップ剥離方法ならびにこのチップ剥離装置を用いたチップピックアップ装置に関するものである。
半導体装置の製造工程において、半導体チップは多数の個片チップより成るウェハから切り出される。この個片チップの切り出しは、粘着性のシートにウェハを貼り付けた状態で行われ、切り出された個片チップはシートから剥ぎ取られてピックアップされる(例えば特許文献1参照)。このピックアップ作業は、シートを下面側から吸着した状態で、シートの下面側からチップをエジェクタによって突き上げることによりシートから剥離させながら、チップを取出しヘッドによって吸着保持して取り出すようにしている。
特許第2679266号公報
最近の電子部品の小型化に伴ってチップは薄型化する傾向にあり、100μm以下の極薄のチップが実用化されるようになっている。しかしながら、このように薄型化したチップは低剛性で撓みやすく極めて破損しやすいことから取り扱いが難しく、従来技術で用いられていたエジェクタによる方法でチップをシートから剥離させると、チップの割れや欠けなどのダメージを生じる場合があった。このため、チップのピックアップにおける剥離動作を低速で行う必要があり、ピックアップ動作の高速化による生産性の向上が阻害されていた。このように従来のチップピックアップ装置においては、チップにダメージを与えることなく効率よくシートから剥離させることが難しいという課題があった。
そこで本発明は、チップにダメージを与えることなく効率よくシートから剥離させることができるチップ剥離装置およびチップ剥離方法ならびにチップピックアップ装置を提供することを目的とする。
本発明のチップ剥離装置は、シートに貼り付けられた板状のチップをピックアップするチップピックアップ装置において、取出しノズルによって前記チップをシート保持部に保持された前記シートから取り出す際に、前記シートの下面に当接して前記チップとシートとの剥離を促進するチップ剥離装置であって、前記シートの下面を吸着する吸着面が設けられ前記シート保持部に対して相対的に昇降する昇降部と、前記チップの外縁形状に対応して前記吸着面に設定された矩形状のチップ範囲の中央部に開口する吸着開口部と、前記吸着面において前記チップ範囲の外側に設けられた吸着孔と、前記吸着開口部および前記吸着孔から真空吸引する真空吸引手段と、前記吸着面において前記吸着開口部の外側且つ前記チップ範囲の内側に、前記チップ範囲の4つのコーナ部から前記吸着開口部へ向けて延出する平面形状で設けられ、突没機構によって前記吸着面から突出しまた吸着面に没入する突没部材とを備え、前記突没機構によって前記突没部材が突出し、且つ前記吸着開口部および前記吸着孔の真空吸引力が前記シートの下面に及ぶ距離まで前記吸着面を前記シートの下面に近接させた状態において前記突没部材が前記下面に当接し、この状態で前記吸着開口部および前記吸着孔から真空吸引して前記シートを下方に撓ませることにより、前記突没部材の近傍に位置するチップ外縁部を剥離の起点として前記チップと前記シートとを剥離させ、さらに、前記突没部材の平面形状は前記コーナ部側が突状であり、前記コーナ部を起点として発生した剥離を前記突没部材に沿って内側へ進展させる
本発明のチップ剥離方法は、シートに貼り付けられた板状のチップをピックアップするチップピックアップ装置において、取出しノズルによって前記チップをシート保持部に保持された前記シートから取り出す際に、前記シートの下面にチップ剥離装置を当接させて前記チップとシートとの剥離を促進するチップ剥離方法であって、前記チップ剥離装置は、前記シートの下面を吸着する吸着面が設けられ前記シート保持部に対して相対的に昇降する昇降部と、前記チップの外縁形状に対応して前記吸着面に設定された矩形状のチップ範囲の中央部に開口する吸着開口部と、前記吸着面において前記チップ範囲の外側に設けられた吸着孔と、前記吸着開口部および前記吸着孔から真空吸引する真空吸引手段と、前記吸着面において前記吸着開口部の外側且つ前記チップ範囲の内側に、前記チップ範囲の4つのコーナ部から前記吸着開口部へ向けて延出する平面形状で設けられ、突没機構によって前記吸着面から突出しまた吸着面に没入する突没部材とを備え、前記突没機構によって前記突没部材が突出し、且つ前記吸着開口部および前記吸着孔の真空吸引力が前記シートの下面に及ぶ距離まで前記吸着面を前記シートの下面に近接させた状態において突出状態の前記突没部材が前記下面に当接し、この状態で前記吸着開口部および前記吸着孔から真空吸引して前記シートを下方に撓ませることにより、前記突没部材の近傍に位置するチップ外縁部を剥離の起点として前記チップと前記シートとを剥離させ、さらに、前記突没部材の平面形状は前記コーナ部側が突状であり、前記コーナ部を起点として発生した剥離を前記突没部材に沿って内側へ進展させる
本発明のチップピックアップ装置は、シートに貼り付けられた板状のチップをピックアップするチップピックアップ装置であって、前記シートを保持するシート保持部と、ノズル昇降機構によって前記シート保持部に対して相対的に昇降し、前記チップの上面に当接してこのチップを吸着保持するとともに平坦な状態に保つ保持面が設けられた取出しノズルと、前記シート保持部の下方に配設され前記シートの下面に当接して前記チップとシートとの剥離を促進させるチップ剥離装置とを備え、前記チップ剥離装置は、請求項1乃至3記載のチップ剥離装置である。
本発明によれば、シートの下面を吸着する吸着面に、吸着開口部および吸着孔の真空吸引力がシートの下面に及ぶ距離まで吸着面をシートの下面に近接させた状態において下面に当接する突没部材を吸着面に対して突没自在に設け、この突没部材をシートの下面に当接させた状態において吸着開口部および吸着孔から真空吸引してシートを下方に撓ませることにより、突没部材の近傍に位置するチップ外縁部を剥離の起点としてチップとシートとを剥離させ、さらに、突没部材の平面形状はコーナ部側が突状であり、コーナ部を起点として発生した剥離を突没部材に沿って内側へ進展させることにより、薄型のチップを対象とする場合にあってもチップにダメージを与えることなく、効率よくシートから剥離させることができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のチップピックアップ装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の実施の形態1のチップピックアップ装置における取出しノズルの部分断面図、図3は本発明の実施の形態1のチップピックアップ装置における剥離促進機構の斜視図、図4は本発明の実施の形態1のチップピックアップ装置における剥離促進機構の部分断面図、図5は本発明の実施の形態1のチップピックアップ装置における剥離促進機構の平面図、図6、図7、図8、図9、図10は本発明の実施の形態1のチップ剥離方法の工程説明図である。
まず図1を参照してチップピックアップ装置の構成について説明する。このチップピックアップ装置は、ダイシングによって個片に分割されシートに貼り付けられた状態の半導体チップを、真空吸引用の開口部を有する取出しノズルで吸着保持してピックアップする機能を有するものである。図1においてチップ供給部1は、XYテーブル2に立設されたブラケット3上に保持テーブル4を結合して構成されている。保持テーブル4には複数の半導体チップ6(以下、単に「チップ6」と略記する)が貼り付けられたシート5が保持
されている。保持テーブル4はシート5を保持するシート保持部となっている。ここで、チップ6は薄化加工された薄型チップであり、剛性が小さく撓みやすい特性を有している。
保持テーブル4の下方には剥離促進機構7(チップ剥離装置)が配設されている。剥離促進機構7は、以下に説明するピックアップヘッド8によるチップ6のピックアップ動作において、シート5の下面に当接してチップ6とシート5との剥離を促進させる機能を有している。XYテーブル2を駆動することにより、ピックアップ対象のチップ6は剥離促進機構7に対して位置合わせされる。チップ供給部1の上方には、移動テーブル9に装着されたピックアップヘッド8が水平動自在に配設されている。ピックアップヘッド8の下部には、取出しノズル20が装着されており、取出しノズル20はピックアップヘッド8に内蔵されたノズル昇降機構によって昇降自在となっている。
図2に示すように、取出しノズル20には真空吸引用の開口部20aが設けられており、開口部20aの下面には吸着板20bが装着されている。吸着板20bは焼結体などの多孔質材より製作されており、真空吸引源(図示省略)を駆動して開口部20aから真空吸引(矢印a)することにより、吸着板20bの下面の保持面20dにチップ6の全範囲を均等に吸着して保持することができるようになっている。吸着板20bの外周側面には、樹脂膜など気密性を有するシール膜20cが設けられており、真空吸着時の吸着性能を確保するようにしている。
保持面20dは平坦面に加工されており、薄くて撓みやすいチップ6を対象とする場合にあっても、チップ6も全範囲を真空吸着によって保持面20dに密着させて保持することにより、チップ6を平坦な状態に保つことができる。すなわち、取出しノズル20はノズル昇降機構によって保持テーブル4に対して相対的に昇降し、吸着板20bの下面にはチップ6の上面に当接してこのチップ6を吸着保持するとともに平坦な状態に保つ保持面20dが設けられている。
シート5から剥離されたチップ6は、取出しノズル20によって真空吸着によりピックアップされる。ピックアップされたチップ6は、移動テーブル9によってピックアップヘッド8が移動することにより、取出しノズル20とともに基板保持テーブル10の上方に移動する。そしてここで取出しノズル20を昇降させることにより、チップ6は基板保持テーブル10に保持された基板11上に実装される。
保持テーブル4の上方には、カメラ13を備えた撮像部12が配設されている。撮像部12はシート5上のチップ6を上方から撮像し、撮像結果を画像認識部14に対して出力する。画像認識部14はこの撮像結果を認識処理することにより、チップ6の位置を検出する。演算部15はCPUであり、記憶部16に記憶されたプログラムを実行することにより各種動作処理や演算を行うことにより、以下に説明する各部を制御する。記憶部16は各部の動作に必要なプログラムや認識対象のチップ6のサイズや、シート5上での配列データなどの各種データを記憶する。
機構制御部17は、ピックアップヘッド8およびピックアップヘッド8を移動させる移動テーブル9、剥離促進機構7、XYテーブル2を制御する。XYテーブル2,保持テーブル4,移動テーブル9、演算部15および機構制御部17は、位置検出手段によるチップ6の位置検出結果に基づいてピックアップ対象のチップを取出しノズル20の開口部20aに対して相対的に位置決めする位置決め手段となっている。表示部18は撮像されたチップ6の画像や操作・入力時の画面を表示する。操作・入力部19はキーボードなどの入力装置であり、操作入力やデータ入力を行う。
次に図3、図4、図5を参照して、剥離促進機構7の構成について説明する。図3に示すように剥離促進機構7は、機構本体部7a,機構本体部7aに昇降自在に保持された支持軸部21および剥離ツール22より構成される。剥離ツール22は対象となるチップ6の形状・サイズに応じて別体で準備され、支持軸部21の上面に交換自在に装着される。
機構本体部7a内にはツール昇降機構(図示省略)が内蔵されており、ツール昇降機構を駆動することにより、剥離ツール22は保持テーブル4に保持されたシート5に対して下面側から相対的に昇降する。剥離ツール22の上面はシート剥離動作においてシート5の下面を吸着する吸着面22aとなっている。したがって、剥離ツール22は、シート5の下面を吸着する吸着面22aが設けられ保持テーブル4に対して相対的に昇降する昇降部となっている。
図3,図5に示すように、吸着面22aには、ピックアップの対象となるチップ6の外縁形状に対応して、平面視して矩形状のチップ範囲22cが設定されている。剥離ツール22をピックアップ対象のチップ6に位置合わせした状態では、チップ範囲22cはチップ6の外形と略一致する。チップ範囲22cの中央部には円形の凹部である吸着開口部24が開口しており、吸着開口部24の内部には後述するシート剥離動作においてシート5の下面を支持するシート支持部25が設けられている。
図4(a)は図3におけるA−A断面を示しており、チップ範囲22cの外側には、同心配置で複数の吸着孔22bが設けられている。それぞれの吸着孔22bは垂直な吸引孔22dを介して、剥離ツール22の下面に設けられた吸引空間22eと連通している。吸着開口部24もまた吸引路22f、22dを介して吸引空間22eに連通しており、さらに吸引空間22eは支持軸部21の内部に設けられた吸引路21aを介して真空吸引源26と連通している。真空吸引源26を駆動することにより吸着孔22bおよび吸着開口部24から真空吸引し(矢印c,d)、これにより後述するように、チップ6からシート5を剥離させるためのシート剥離動作が行われる。真空吸引源26は、吸着開口部24および吸着孔22bから真空吸引する真空吸引手段となっている。
吸着面22aにおいて吸着開口部24の外側且つチップ範囲22cの内側には、チップ範囲22cの4つのコーナ点P(図5)に近接して突没部材23が吸着面22aに対して突没自在に設けられている。突没部材23は、支持軸部21および剥離ツール22をそれぞれ上下に貫通して設けられた挿通孔21b、挿通孔22gを上下方向にスライド自在に挿通しており、各コーナ点Pに対応して設けられた4つの突没部材23は下部が結合されている。機構本体部7aには、突没部材23の突没動作(矢印e)を駆動するための突没機構27が内蔵されている。
突没機構27を突出方向に駆動することにより、図4(b)に示すように、各突没部材23は同期して上昇し(矢印f)、吸着面22aから規定の突出代D1だけ突出する。また突没機構27を没入方向に駆動することにより、突没部材23は吸着面22aに没入して図4(a)に示す状態となる。突没部材23は、後述するように、剥離ツール22をシート5の下面に対して上昇させてシート5のチップ6からの剥離を促進させるシート剥離動作において、シート5の下面に当接して部分的に支持する機能を有するものである。
すなわちチップ6に貼着された状態にあるシート5が、チップ6とともに突没部材23によってチップ6の外縁部において部分的に支持されている状態で、吸着孔22bや吸着開口部24から真空吸引して吸引力をシート5に下面側から及ぼすことにより、チップ6の外縁部においてシート5とチップ6との貼着界面に口開きを生じさせ(図7(a)参照)、これにより、シート5をチップ6の外縁部を起点として剥離させるようにしている。このため、突没部材23の突出代D1は、吸着開口部24および吸着孔22bの真空吸引
力がシート5の下面に及ぶ距離まで吸着面22aをシート5の下面に近接させた状態において、突没部材23の上面がシート5の下面に当接するように設定される。
このような機能を満足させるため、本実施の形態においては突没部材23の平面形状および配置を図5に示すような設定としている。すなわち突没部材23の平面形状は、細長矩形の一方側を2面カットして突状部23bとした細長形状の5角形となっている。そして突没部材23の配置は、突状部23bをコーナ点Pに近接させて突状部23bの各辺をチップ範囲22cの外縁線から所定の間隔rだけ内側に位置させ、突状部23bの反対側をチップ範囲22cの対角方向内側に吸着開口部24まで延出させた配置となっている。
ここで、間隔rは突没部材23がシート5の下面に当接してチップ6をシート5を介して下方から支持した状態において、チップ6が突没部材23からオーバハング状態ではみ出した寸法に相当する。間隔rが大きすぎてもまた反対に小さすぎてもシート5を下方に引き下げてチップ6との間に口開きを生じさせることができにくくなることから、間隔rには適正範囲が存在する。この適正範囲は、チップの厚み・サイズ・剛性、シート5の剛性、チップ6との貼着力、シート5に作用する吸引力の大きさなど各種要素に依存しており、実際に口開き試験を試行した結果に基づいて決定される。
すなわち上記構成においては、突没部材23は矩形状のチップ範囲22cの4つのコーナ点Pを含むコーナ部に設けられており、さらに本実施の形態においては突没部材23は4つのコーナ部から内側の吸着開口部24へ向けて延出する平面形状で設けられている。突没部材23をこのような形状とすることにより、コーナ部近傍を起点として発生した剥離を突没部材23に沿って内側に進展させて、剥離を促進することが可能となっている。なお突没部材23の平面形状としては、上述のような細長形状の5角形以外の形状、例えば円形や楕円形または多角形など、各種の形状を選択することができる。
また突没部材23の配置についても、本実施の形態に示すようにチップ範囲22cのコーナ部に突没部材23を設ける配置には限定されず、チップ範囲22cの内側であって吸着開口部24の外側であれば、突没部材23の配置を適宜設定することが可能である。要は、チップの厚み・サイズ・剛性、シート5の剛性、チップ6との貼着力、シート5に作用する吸引力の大きさなど前述の各種要素と、前述の間隔rとの組み合わせによって、チップ6の外縁部においてシート5とチップ6との貼着界面を口開きさせるのに適正な条件が満たされればよい。
図4(b)に示すように、吸着開口部24内に設けられたシート支持部25の上面25aは、上凸形形状の曲面(本実施の形態においては球面)を有する形状となっている。シート支持部25の上面25aにおける中心部25bの高さは、シート剥離動作においてシート5の下方への撓みを許容すべく、突出状態における突没部材23の上面23aよりも高さ差D2だけ低く設定されている。すなわち、チップ外縁部の近傍を突没部材23によって支持された状態において、チップ6の中央部に位置するシート5をチップ6とともに幾分下方に撓ませることにより、チップ6の外縁部に発生した剥離を内側に向かって進展させるようにしている。この高さ差D2の設定においては、上述のシート剥離動作においてシート5を下方に撓ませる際に、中心部25bがシート5の下面に当接してこのシート5の過大な撓みを防止する機能を果たすように設定される。すなわちチップの厚みやチップサイズに応じて、個別に適切な数値が選定される。
このチップのピックアップ装置は上記のように構成されており、次に図6,図7,図8を参照して、このチップのピックアップ装置によるチップピックアップ動作におけるチップ剥離方法について説明する。ここではチップ6として薄型で剛性が低く、エジェクタピンを用いる従来方法ではダメージを生じやすい種類のものを対象とする例を示している。
図6(a)は、剥離ツール22をピックアップ対象となるチップ6に位置合わせした状態を示している。すなわち保持テーブル4を移動させることによりチップ6が貼着されたシート5を水平移動させ、ピックアップ対象のチップ6の位置を吸着面22aの上面のチップ範囲22c(図5)に合わせる。このとき、剥離ツール22において突没部材23はまだ没入状態にあり、シート5の下面には当接していない。この後剥離ツール22を予め設定された剥離動作高さ、すなわち吸着開口部24および吸着孔22bの真空吸引力がシート5の下面に及ぶ距離まで吸着面22aをシート5の下面に近接させた高さまで上昇させる(矢印g)。
次いで図6(b)に示すように、突没機構27を駆動して上昇させて(矢印f)、吸着面22aから規定の突出代だけ突出させる。これにより突没部材23は、シート5の下面に当接する。次いで取出しノズル20を下降させて(矢印h)、吸着板20bをチップ6の上面に当接させるとともに、開口部20aから真空吸引して(矢印a)、チップ6を吸着板20bによって上面側から保持する。
この後、図7(a)に示すように、真空吸引源26を駆動して吸引路21aを介して真空吸引し(矢印k)、これにより吸着孔22bおよび吸着開口部24から真空吸引する(矢印i、j)。ここではまず取出しノズル20の外側の範囲にあるシート5に吸着孔22bの吸引力を及ぼして吸着面22aに吸着させる。これにより、ピックアップ対象のチップ6の下面のシート5のうち、チップ6のチップ外縁部6aの下面に位置するシート5aが下方に吸引され、チップ外縁部6aにおいてシート5aとチップ6との貼着界面には、シート5がチップ6から下方に引き剥がされた口開きが生じる。
次いで図7(b)に示すように、真空吸引による吸引力が吸着開口部24の範囲にもおよぶことにより、吸着板20bの下面に位置するチップ6はシート5とともに下方に撓み、シート5の下面が吸着開口部24内に設けられたシート支持部25の上面に当接する。このとき、チップ6には取出しノズル20による吸引力も作用するが、吸着開口部24による吸引力のほうが勝るため、チップ6はシート5とともに下方に撓む。
この後、吸着孔22bおよび吸着開口部24からの真空吸引をさらに継続することにより、チップ外縁部6aを起点として生じたチップ6とシート5との剥離が突没部材23に沿って内側へ進展する。この結果、図8(a)に示すように、突没部材23によって下面側から支持された部分を除いて、ピックアップ対象のチップ6の全範囲においてシート5がチップ6から剥離した状態となる。このとき、開口部20aからの真空吸引(矢印a)は継続していることから、シート5から剥離したチップ6は再度吸着板20bによって吸着保持される。そしてこの過程が進行した状態においては、ピックアップ対象のチップ6は、突没部材23に相当する部分のみにおいてシート5と貼着されている。
次いで、吸着板20bによってチップ6を保持した状態の取出しノズル20を上昇させる(矢印l)。これにより、ピックアップ対象のチップ6は、突没部材23に相当する部分のみになお残存するシート5との貼着力に抗して持ち上げられ、シート5から完全に剥離する。これによりチップ6からシート5を剥離させるシート剥離動作およびシート5から剥離したチップ6を取り出すチップ6のピックアップ動作が完了する。
上述のシート剥離動作においては、突没機構27によって突出状態の突没部材23をシート5の下面に当接させた状態において、吸着開口部24および吸着孔22bから真空吸引して、シート5を下方に撓ませることにより、突没部材23の近傍に位置するチップ外縁部6aを剥離の起点として、チップ6とシート5とを剥離させるようにしている。このとき突没部材23は矩形状のチップ範囲22cの4つのコーナ部に設けられており、これ
らのコーナ部を起点としてチップ6とシート5とを剥離させ、生じた剥離を突没部材23に沿って内側へ進展させるようにしている。
このように、チップ6をシート5とともに下方に撓ませることによってシート5の剥離を促進するシート剥離動作において、吸着開口部24内に設けられたシート支持部25によってシート5およびチップ6の撓みが規制されるため、シート5をチップ6とともに下方に撓ませる際に中心部25bがシート5の下面に当接してこのシート5の過大な撓みを防止する。したがって、低剛性で撓みやすい極薄のチップ6を対象とする場合にあっても、チップ6が過大な撓みによって破損する不具合が生じない。
この後、次のチップ6を対象としたピックアップ動作に移行する。すなわち、図9(a)に示すように、突没機構27を駆動して突没部材23を下降させ(矢印m)、吸着面22aから没入させるとともに、真空吸引源26による真空吸引を停止して吸着開口部24や吸着孔22bによるシート5の真空吸着を解除する。これにより、剥離ツール22をシート5に対して相対移動させることが可能となる。次いで保持テーブル4を駆動して、図9(b)に示すように、チップ6が貼着されたシート5を水平移動させ(矢印n)、次のピックアップ対象のチップ6の位置を吸着面22aの上面のチップ範囲22cに合わせ、図6(a)以降のピックアップ動作が反復して実行される。この次のチップ6への移動において、突没部材23は没入状態にあることからシート5と剥離ツール22との相対移動においてシート5の下面と突没部材23との干渉が生じることがない。
なお上記シート剥離動作例においては、取出しノズル20によってピックアップ対象のチップ6を上面から吸着保持した状態でシート剥離動作を行う例を示しているが、対象とするチップ6の厚みが大きく、十分な剛性を有している場合には、図10に示すような方法を用いてもよい。
すなわち、剥離ツール22をピックアップ対象のチップ6に位置合わせして突没部材23をシート5の下面に当接させた状態から、取出しノズル20によってチップ6を保持することなく、図7,図8に示すシート剥離動作を実行する。このとき、チップ6は十分な剛性を有していることから、シート5が吸着孔22bおよび吸着開口部24によって真空吸引される際においても(矢印i、j)、チップ6は平面状態を保持し、シート5とともに撓むことがない。
したがって、チップ外縁部6aにおいてこの範囲に位置するシート5aのみが吸引力によって下方に引き剥がされ、図10(a)に示すように、突没部材23によって下面側から支持された部分を除いて、ピックアップ対象のチップ6の全範囲においてシート5がチップ6から剥離した状態となる。この後、取出しノズル20をシート5から剥離した状態のチップ6に対して下降させ、次いで図10(b)に示すように、チップ6を吸着板20bによって吸着保持した後に取出しノズル20を上昇させる(矢印l)ことにより、チップ6は取出しノズル20によってピックアップされる。
また上記実施の形態においては、吸着開口部24を円形の凹部とした例を示しているが、取り出し対象のチップ6の有効に撓ませることが可能な形状であれば、吸着開口部24の形状は円形以外の形状でもよい。さらにシート支持部25の上面の形状も、シート5の下面に当接してこのシート5の過大な撓みを防止することが可能な形状であれば、球面以外の形状を用いてもよい。
(実施の形態2)
図11は本発明の実施の形態2のチップピックアップ装置における剥離促進機構の部分断面図、図12、図13は本発明の実施の形態2のチップ剥離方法の工程説明図である。
本実施の形態2は、実施の形態1において吸着開口部24内に固定的に配置されているシート支持部25を昇降動作可能に構成したものであり、これら以外の構成要素については、実施の形態1において図4に示す剥離促進機構7の構成と同様である。
図11に示す剥離促進機構7Aにおいて、剥離ツール22Aに設けられた吸着開口部24の中央部には挿通孔22hが上下に貫通して設けられており、支持軸部21の中央部にも同様に、挿通孔21cが上下に貫通して挿通孔22hと同軸に設けられている。挿通孔22h、挿通孔21cには、上下に長い軸状のシート支持部25Aが上下動可能に挿通しており、シート支持部25Aは昇降機構28によって昇降自在(矢印o)となっている。
昇降機構28は、シート支持部25Aを吸着開口部24に対して昇降させる支持部昇降手段となっている。シート支持部25Aの上端部には、実施の形態1におけるシート支持部25と同様の曲面を有する上面25aが形成されている。シート支持部25Aが下降した状態において、上面25aは図4(b)に示す状態と同様の高さ位置にあり、シート支持部25Aを上昇させることにより、上面25aは突出状態の突没部材23の上面23aよりも上方に突出する。
図12を参照して、剥離促進機構7Aによるシート剥離動作を説明する。図12(a)は、ピックアップ対象のチップ6に対して剥離ツール22Aを位置合わせし、さらに取出しノズル20をチップ6に対して下降させて、吸着板20bによってチップ6を上面側から保持した状態を示している。このとき、シート支持部25Aは下降状態にあり、実施の形態1における図7(a)と同様の状態となっている。
この後、実施の形態1に示す図7(b)、図8(a)、(b)の状態を経てチップ外縁部6aに口開きが生じた後、チップ6の取り出しが行われる。すなわちピックアップ対象のチップ6において突没部材23の近傍のチップ外縁部6aを剥離の起点としてチップ6とシート5との剥離が生じ、シート5がチップ6から剥離しつつある状態において、シート支持部25Aを上昇させながら(矢印p)、チップ6を吸着板20bによって吸着保持した取出しノズル20を上昇させる(矢印l)。
これにより、シート支持部25Aがシート5を下面側から突き上げた状態でチップ6が上昇し(矢印q)、この過程においてチップ6はシート5から完全に剥離する。すなわち本実施の形態2においては、突没部材23の近傍のチップ外縁部を剥離の起点としてチップ6とシート5との剥離が生じた後に、シート支持部25Aを上昇させてチップ6とシート5との剥離を促進する形態となっている。
なお上記シート剥離動作例においては、取出しノズル20によってピックアップ対象のチップ6を上面から吸着保持した状態でシート剥離動作を行う例を示しているが、対象とするチップ6の厚みが大きく、十分な剛性を有している場合には、図13に示すような方法を用いてもよい。
すなわち、剥離ツール22をピックアップ対象のチップ6に位置合わせして突没部材23をシート5の下面に当接させた状態から、取出しノズル20によってチップ6を保持することなく、図7,図8に示すシート剥離動作を実行する。このとき、チップ6は十分な剛性を有していることから、シート5が吸着孔22bおよび吸着開口部24によって真空吸引(矢印i、j)される際においてもチップ6は平面状態を保持し、シート5とともに撓むことなく、図13(a)に示すように、シート5のみが吸引力によって下方に引き剥がされて、図10(a)に示す状態と同様の口開きを生じる。
そしてこの引き剥がしの過程において、図13(b)に示すように、シート支持部25
Aを上昇させる(矢印p)。これにより、チップ6のみが持ち上げられ、ピックアップ対象のチップ6のほとんど全範囲においてシート5がチップ6から剥離した状態となる。この後、取出しノズル20をシート5から剥離した状態のチップ6に対して下降させ、次いでチップ6を吸着板20bによって吸着保持した後に、取出しノズル20を上昇させる(矢印l)ことにより、チップ6は取出しノズル20によってピックアップされる。
上記説明したように、実施の形態1,2に示すチップ剥離装置においては、シート5の下面を吸着する吸着面22aにおいて吸着開口部24の外側且つチップ範囲22cの内側に、チップ範囲22cのコーナ部から吸着開口部24へ向けて延出する平面形状で設けられ、突没機構27によって吸着面22aから突出し、また吸着面22aに没入する突没部材23を備えた構成となっている。そしてチップ剥離動作においては、突没機構27によって突没部材23が上昇し、且つ吸着開口部24および吸着孔22bの真空吸引力がシート5の下面に及ぶ距離まで吸着面22aをシート5の下面に近接させた状態において、突出状態の突没部材23がシート5の下面に当接し、この状態で吸着開口部24および吸着孔22bから真空吸引してシート5を下方に撓ませることにより、突没部材23の近傍に位置するチップ外縁部を剥離の起点としてチップ6とシート5とを剥離させるようにしている。
これにより従来のエジェクタによってチップを突き上げる方法と比較して、チップに与えるダメージを極めて小さくすることができる。したがって低剛性で極めて破損しやすい極薄のチップを対象とする場合にあっても、チップにダメージを与えることなく、効率よくシートから剥離させることができる。
本発明のチップ剥離装置およびチップ剥離方法ならびにチップピックアップ装置は、チップにダメージを与えることなく効率よくシートから剥離させることができるという効果を有し、薄型のチップをピックアップの対象としてシートからチップを取り出して基板に実装する分野において有用である。
本発明の実施の形態1のチップピックアップ装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1のチップピックアップ装置における取出しノズルの部分断面図 本発明の実施の形態1のチップピックアップ装置における剥離促進機構の斜視図 本発明の実施の形態1のチップピックアップ装置における剥離促進機構の部分断面図 本発明の実施の形態1のチップピックアップ装置における剥離促進機構の平面図 本発明の実施の形態1のチップ剥離方法の工程説明図 本発明の実施の形態1のチップ剥離方法の工程説明図 本発明の実施の形態1のチップ剥離方法の工程説明図 本発明の実施の形態1のチップ剥離方法の工程説明図 本発明の実施の形態1のチップ剥離方法の工程説明図 本発明の実施の形態2のチップピックアップ装置における剥離促進機構の部分断面図 本発明の実施の形態2のチップ剥離方法の工程説明図 本発明の実施の形態2のチップ剥離方法の工程説明図
符号の説明
4 保持テーブル
5 シート
6 チップ
7、7A 剥離促進機構
8 ピックアップヘッド
20 取出しノズル
22、22A 剥離ツール
22a 吸着面
22b 吸着孔
22c チップ範囲
23 突没部材
24 吸着開口部
25、25A シート支持部

Claims (5)

  1. シートに貼り付けられた板状のチップをピックアップするチップピックアップ装置において、取出しノズルによって前記チップをシート保持部に保持された前記シートから取り出す際に、前記シートの下面に当接して前記チップとシートとの剥離を促進するチップ剥離装置であって、
    前記シートの下面を吸着する吸着面が設けられ前記シート保持部に対して相対的に昇降する昇降部と、前記チップの外縁形状に対応して前記吸着面に設定された矩形状のチップ範囲の中央部に開口する吸着開口部と、前記吸着面において前記チップ範囲の外側に設けられた吸着孔と、前記吸着開口部および前記吸着孔から真空吸引する真空吸引手段と、
    前記吸着面において前記吸着開口部の外側且つ前記チップ範囲の内側に、前記チップ範囲の4つのコーナ部から前記吸着開口部へ向けて延出する平面形状で設けられ、突没機構によって前記吸着面から突出しまた吸着面に没入する突没部材とを備え、
    前記突没機構によって前記突没部材が突出し、且つ前記吸着開口部および前記吸着孔の真空吸引力が前記シートの下面に及ぶ距離まで前記吸着面を前記シートの下面に近接させた状態において前記突没部材が前記下面に当接し、この状態で前記吸着開口部および前記吸着孔から真空吸引して前記シートを下方に撓ませることにより、前記突没部材の近傍に位置するチップ外縁部を剥離の起点として前記チップと前記シートとを剥離させ
    さらに、前記突没部材の平面形状は前記コーナ部側が突状であり、前記コーナ部を起点として発生した剥離を前記突没部材に沿って内側へ進展させることを特徴とするチップ剥離装置。
  2. 前記吸着開口部内には上凸形状のシート支持部が設けられ、前記シート支持部の中心部の高さは前記シートの下方への撓みを許容すべく突出状態の前記突没部材の上面よりも低く設定されており、前記シートを下方に撓ませる際に前記中心部が前記シートの下面に当接してこのシートの過大な撓みを防止することを特徴とする請求項1に記載のチップ剥離装置。
  3. 前記シート支持部を前記吸着開口部に対して昇降させる支持部昇降手段を備えたことを特徴とする請求項2記載のチップ剥離装置。
  4. シートに貼り付けられた板状のチップをピックアップするチップピックアップ装置において、取出しノズルによって前記チップをシート保持部に保持された前記シートから取り出す際に、前記シートの下面にチップ剥離装置を当接させて前記チップとシートとの剥離を促進するチップ剥離方法であって、
    前記チップ剥離装置は、前記シートの下面を吸着する吸着面が設けられ前記シート保持部に対して相対的に昇降する昇降部と、前記チップの外縁形状に対応して前記吸着面に設定された矩形状のチップ範囲の中央部に開口する吸着開口部と、前記吸着面において前記チップ範囲の外側に設けられた吸着孔と、前記吸着開口部および前記吸着孔から真空吸引する真空吸引手段と、
    前記吸着面において前記吸着開口部の外側且つ前記チップ範囲の内側に、前記チップ範囲の4つのコーナ部から前記吸着開口部へ向けて延出する平面形状で設けられ、突没機構によって前記吸着面から突出しまた吸着面に没入する突没部材とを備え、
    前記突没機構によって前記突没部材が突出し、且つ前記吸着開口部および前記吸着孔の真空吸引力が前記シートの下面に及ぶ距離まで前記吸着面を前記シートの下面に近接させた状態において突出状態の前記突没部材が前記下面に当接し、この状態で前記吸着開口部および前記吸着孔から真空吸引して前記シートを下方に撓ませることにより、前記突没部材の近傍に位置するチップ外縁部を剥離の起点として前記チップと前記シートとを剥離させ
    さらに、前記突没部材の平面形状は前記コーナ部側が突状であり、前記コーナ部を起点として発生した剥離を前記突没部材に沿って内側へ進展させることを特徴とするチップ剥離方法。
  5. シートに貼り付けられた板状のチップをピックアップするチップピックアップ装置であって、
    前記シートを保持するシート保持部と、ノズル昇降機構によって前記シート保持部に対して相対的に昇降し、前記チップの上面に当接してこのチップを吸着保持するとともに平坦な状態に保つ保持面が設けられた取出しノズルと、前記シート保持部の下方に配設され前記シートの下面に当接して前記チップとシートとの剥離を促進させるチップ剥離装置とを備え、
    前記チップ剥離装置は、請求項1乃至3記載のチップ剥離装置であることを特徴とするチップピックアップ装置。
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