JP4814230B2 - 電極を扱う方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロシステムにおける複数の滴下の操作のための電気流体多重化に関する。
特に本発明は、多種の液体、例えば高速分析又はコンビナトリアル化学に関する検査で必要なラボチップに適している。
反応体積は、電極系上のエレクトロウェッティングによって操作される滴下である。
移動又は操作に最も一般的に使用される方法の1つは、Lab Chip 2 (1) (2002)96-101におけるM.G. Pollack, A.D. Shendorov, R.B. Fairらによる論文“Electro-wetting-based actuation of droplets for integrated microfluidics”に記載されている、誘電体上のエレクトロウェッティングの原理に基づく。
移動に用いる力は、静電気力である。
文献FR 2 841 063は、移動のために活性化された電極に対向するカテナリーを使用する装置について説明する。
この移動様式の原理は、図1Aから図1Cに示される。
滴下2は、それが誘電層6と疎水性層8とによって隔離された電極アレー4上にある(図1A)。
各電極は、スイッチを介して、というより電気リレー11によって個々の制御のためのシステムを介して共通電極に接続される。
初めに、対極だけでなく全ての電極は、基準電位V0に置かれる。
滴下2の近くの電極4−1が活性化された時(リレー11の作動によってV0とは異なる電位V1に置かれた時)、対極10によって分極され、この活性化された電極と滴下との間にある誘電層6及び疎水性層8は、キャパシタンスの機能を果たし、帯電の効果は、活性化された電極上での滴下の移動をもたらす。対極10は、制限されたシステムの場合においてキャップ上に、FR 2 841 063(図2A)で説明されるカテナリー、埋め込みワイヤー、又は平面電極にすることができる。
故に、疎水性層は、より局所的に疎水性となる。
故に、滴下は、引続き電極4−1、4−2等の活性化によって、及びカテナリー10に沿って疎水性表面8上で、より近接して移動されうる。
上記引用文献は、平面における滴下の操作のための隣接電極系の使用例を提供する。
この様式の装置に関する2つの生成分類が存在する。
第1の場合において、滴下は、図1A及びFR2 841 063に示されるように、電極アレーを含む基板の表面上にある。
第2の生成分類は、例えば既に上記引用されたM.G. POLLAK et alの文献において説明されたような、2個の基板間の滴下を制限することからなる。
第1の場合において、それは、開放型システムであり、第2の場合において、それは、制限されたシステムである。
一般に、システムは、チップ及び制御システムからなる。
チップは、上述のように、電極を含む。
電気制御システムは、リレーのスイッチングをプログラムすることを可能にするリレーのセット11と自動システム、即ちPCとを含む。
チップは、制御システムに電気的に接続され、故に各リレーは、1個以上の電極を制御することを可能にする。
リレーによって、全ての電極は、電位V0及びV1に置かれる。
一般に、制御システムとチップとの間にある電気的接続の数は、リレーの数に等しい。
電極ライン上で滴下を移動するために、全ての電極をリレーに接続することと、図1Aから図1Cで説明されたように、引続きそれらを活性化することとを単に行うだけでよい。
図2は、電極のN本のラインからなるアレーの場合を示す。
その後、これらのN本のライン上にN個の滴下を(並行に)同時に移動するのが望ましい。
このため、電極はコラムに接続され、各電極コラムは、並行リレー20と呼ばれるリレーに接続される。
ラインの動作は、例えば単独の所定の滴下を一端にもたらすために、及びラインの始めで他の滴下を残すために、順番に分離される。
ラインを分離するために、ライン選択電極と呼ばれる電極の少なくとも1個のコラムが決められ、このコラムの各電極は、導体21−iを介してリレー22−iに接続され、この同じコラムの他の電極が接続されるリレーから独立している。これらの各種リレーは、図2において参照22−1、22−6、22−7、22−8によって示され、ライン選択リレーと呼ばれる。
全ての滴下は、ライン選択電極ESLのコラムに先行する電極コラムまで、並行リレー20によってN本のライン上で移動される。
各種ライン選択リレー22−iを制御することによって、停止されるべき滴下と、所定の電極ラインに沿ってそれらの移動を継続すべき滴下とを選択することを可能にする。
故に、選択された滴下は、その後リレー20の制御によってそれらの移動を継続することができる。
この実施形態において、導電体21−i及びリレー22−iの数は、ラインの数に比例する。多数のライン(N=20、50、100等)に対し、多数の導体及びリレーにすると、技術的に複雑となって、費用がかなり高くなる。
故に、電極の各ラインに対し選択の可能性を維持する一方で、電気的接続を単純化することを可能にする方法及び装置を見出すという課題がある。
まず、本発明は、電気流体装置の2本のラインからなる電極アレーを扱うための装置であって、N個(n<N)の電極を有する各ラインは、
− 各ライン上に、n個のいわゆる選択電極であって、全てのこれらのライン選択電極は、2n個のライン選択導体に接続され、2n―1本のラインの2n―1個のライン選択電極は、各ライン選択導体に接続される、電極と、
− 一つ以上のライン選択導体を選択するための選択手段と
を具備することを特徴とする装置に関する。
本発明は、ライン選択導体の数を低減することを可能にし、故に電気流体を扱うアレーにおいてライン選択手段を単純化することを可能にする。
本発明によって、故に2n個の入力信号のみに対して2個の滴下を操作することを可能にする。
故に、本発明は、2n個のリレーのみでライン選択電極を制御することを可能にする。
例えば、本発明は、それぞれ6、8、10、12、14、16、18、20個のライン選択導体とそれと同じ数のライン選択リレーとで8、16、32、64、128、256、512、1024個のライン選択電極を制御することを可能にする。
特に、本発明は、ラインの数が多い時に適している(例えば、16又は32よりも多い)。
所定値“k”に対し、異なるラインを選択するための電極ESL−kは、2個のライン選択導体に接続され、電極ESL−kは、導体Ck及び導体Ck´に関して二者択一的に2k−1のパケットによって接続される。
1個以上のライン選択導体を選択するための選択手段は、電気的選択リレーを含むことができる。
一実施形態によると、当該装置において、ライン選択導体を選択するための手段は、2n個の電気的選択リレーを含み、各リレーは、単独のライン選択導体に接続される。
一実施形態によると、当該装置において、ライン選択導体を選択するための手段は、n個の電気的選択リレーを含み、各リレーは、2個のライン選択導体に接続される。
その後、各ライン選択リレーは、入力信号に加えて、相補的信号を生成するための手段に結合されうる。
ライン選択電極は、各ラインに沿って引続き、又は少なくとも1本のラインに沿って引続かずに配列される。
少なくとも1本のラインのライン選択電極は、長方形の形状にすることができ、各長方形の大きい側は、ラインに対して垂直に配列される。
少なくとも1本のラインのライン選択電極は、代替に従って正方形の形状にすることができる。
特定の実施形態によると、アレーの少なくとも1本の電極ラインは、切断電極(Ec)を有する。
デジタルライン選択手段は、本発明に従って装置を制御するために提供されうる。
これらのデジタルライン選択手段は、2進コードに従って電極アレーのラインを選択するようプログラムされうる。
本発明によると、その後コンビナトリロジックが使用され、チップのレベルで又は装置のレベルで複数の電極間における相互接続の適切な方法によって得られる。
これらのデジタルライン選択手段は、アレーの1本以上のラインを選択するための手段と、選択された(複数の)ラインに従ってライン選択導体を制御するための命令を形成するための手段とを含むことができる。
また、これらのデジタルライン選択手段は、選択されたラインのライン選択電極を連続的に活性化するための、及び/又は選択されたラインのライン選択電極を同時に活性化するための手段を含むことができる。
また、本発明は、上述のような装置を含む、液滴を形成するための装置に関し、手段は、液体のためのコンテナを形成し、アレーの各ラインは、コンテナに接続される。
また、本発明による当該装置は、液体のための2個のコンテナを形成する手段を含むことができ、アレーの各ラインは、単独のコンテナに接続される。
各ラインは、異なるライン上に形成された液滴を混合するために、電極の共通ラインに接続されうる。
また、本発明は、上述のような2本のラインを備えた装置を含む、電気流体装置の、2<p<2n+1である、p本のラインからなる電極アレーを扱うための装置に関する。
また、本発明は、前記ラインの電極の活性化によってアレーの少なくとも1本のラインに沿う液量の移動を含む、上述のような装置を用いる、少なくとも1つの液体体積を移動するための方法に関する。
前記ラインのライン選択電極は、連続的又は引続き活性化されうる。
また、本発明は、上記のような液体体積の移動と、これらの電極の同時選択による前記ラインの複数の電極上での前記体積の拡散と、切断電極(Ec)を用いた拡散体積の切断とを含む液滴を形成するための方法に関する。
本発明の使用は、単独のチップ生成技術でかなり多数の滴下を制御することと、チップ及び制御システムの間における電気的接続の数を最小にすることと、電気制御システムの単純化とを行い、故にチップ生成、電気的接続、及び制御システムの費用を最小にすることができる。
本発明の一実施形態は、図3に関して提供される。
この例において、装置は、電極の8本のライン(N゜0からN゜7)、即ち2本のラインを有する。
各ラインは、少なくとも3個、図3の例では6個の電極を有する。
各ラインの電極のうち、3個のいわば選択電極Esl1、Esl2及びEsl3が選択される。より一般に、N=2本のラインに対し、n個の選択電極Esl−i、i=1−n、n>0が各ライン上に選択される。
ライン選択電極Esl−iは、以下に詳述されるように、ライン選択リレーに、即ちライン選択リレーに自身が接続されるライン選択導体C1、C1´、C2、C2´、C3、C3´に接続される。
図3において、6(=2×3)本のライン選択導体が使用される。これらの導体は、この図では、ふたつひと組でグループ化される。
一般に、N=2本のラインに対し、2n個のライン選択導体が存在する。
各ラインのn個のライン選択電極、ひいては2×n個のライン選択電極は、n組のライン選択導体Ck、Ck´(k=1、...n et k´=1、...n)の導体のどれか一方に接続される。
各ライン選択導体は、ライン選択リレーRsl−k、Rsl−k´(k=1−3、k´=1−3)によって制御される。故に、この実施形態では総計で、2n個のライン選択リレーが存在する。
ライン選択電極以外の他の電極は、上記で説明したように、並行リレー30に接続され、即ち各電極カラムは、並行リレーに接続される。
所定のラインに対し、電極Esl−iは、必ずしも連続的ではなく、即ち少なくとも1本のラインに対し、2個の選択電極Esl−i間に“標準”電極(選択電極ではない)が存在しうる。以下、当該装置の使用について説明する。
また、慣例により、全てのラインに共通している番号方向を採用するのが好ましく、即ち例えば各ライン上で、ライン上の右端の選択電極がEsl−1で、(たとえEsl−1がそれに対して並列でなくても)Esl−1の左側の選択電極がEsl−2であり、より一般に、(たとえEsl−(k−1)がそれに対して並列でなくても)Esl−(k−1)の左側の選択電極がEsl−kであるのが適している。
図3は、各ラインj=0及び1に対しEsl−1、Esl−2及びEsl−3を示す。しかし、上記で説明したように、この条件のみに限定されない。
i=1に対し、異なるラインの電極Esl−1は、交互様式でC1及びC1´に(その後Rsl−1及びRsl−1´に)接続され、即ち電極Esl−1は、C1及びC1´に交互に接続される(故に、2(1−1)ライン毎に、即ちラインごとに変更が存在する)。
i=2に対し、異なるラインの電極Esl−2は、再び交互にC2及びC2´に(その後Rsl−2及びRsl−2´に)接続されるが、2(2−1)ライン毎に、即ち2本のライン毎に変更が存在する。即ち、2個の電極Esl−2のグループは、C2そしてC2´に交互に接続される。
i=3に対し、異なるラインの電極Esl−3は、再び交互様式でC3及びC3´に(その後Rsl−3及びRsl−3´に)接続されるが、2(3−1)=2ライン毎に変更が存在する。即ち、2個の電極Esl−3のグループは、C3そしてC3´に交互に接続される。
より一般に、N=2本のラインに対し、全てのラインの全ての2×n個の電極Esl−kのうち2k−1個の電極Esl−k(k=1、...N)は、(リレーRsl=kに接続された)ライン選択導体Ckに接続され、次の2k−1個の電極は、(リレーRsl−k´に接続された)ライン選択導体Ck´に接続される。これらの2つの割り当ての後にさらなる電極Esl−kが存在する場合、それらは、次の2k−1個の電極に対しCk(ひいてはRsl−k)に、その後次の2k−1個の電極に対しCk´(ひいてはRsl−k´)に再び割り当てられてもよい。2k−1個の電極未満からなる1つのグループのみが存在する場合、それらは、以前の電極Esl−kがCk´又はCkに接続されるか否かに依存して、Ck又はCk´の何れかに割り当てられる。
所定の値“k”に対し、異なるラインの電極ESL−kは、2個のライン選択導体Ck又はCk´に(及び対応するリレーRSL−k又はRSL−k´に)接続することができ、電極ESL−kは、導体Ck及び導体Ck´に交互に、2k−1個のパケットによって接続される。
所定のラインに対し、このラインのライン選択電極は、異なる組Ck、Ck´に割り当てられ、ひいては図3の配置において、異なるリレーの組Rsl−k、Rsl−k´に割り当てられる。また、図3のように、ライン選択電極が一組にされる場合、同じラインの2個のライン選択電極は、同じ組Ck(Rsl−k)、Ck´(Rsl−k´)に割り当てられない。
最後に、2本のラインの一般的な場合に対し、2n―1本のラインの2n―1個のライン選択電極は、各ライン選択導体Ckに割り当てられるか、又は接続される。
図3の場合において、k=1、2、3に対しリレーRSL−k及びRSL−k´による電極ESL−kの扱いは、以下の表1に要約される。Rsl−k及びRsl−k´に各々接続される導体Ck、Ck´の扱いは、そこから導出される。
Figure 0004814230
例えば、ラインj=0に対し、Rsl−3´も活性化され、ひいては胴体C3´も活性化された場合、Esl−3は、活性化される(図3)。
ライン及びライン選択電極の数にかかわらず、各ライン選択導体及び各リレーは、2つの異なる状態を有することができる。
第1状態は、“0”と呼ばれる状態である。このリレーが制御する導体Ckと電極とはその後、電位V0に(又は浮遊電位に)接続され、即ちエレクトロウェッティングは、これらの電極上で作用しない。これらの電極上での滴下の移動又は拡散が存在しない。
第2状態は、“1”と呼ばれる状態である。このリレーが制御する導体Ckと電極とはその後、電位V1に接続され、即ちエレクトロウェッティングは、これらの電極上で滴下を移動又は拡散させるためにこれらの電極上で作用することができる。
同じラインのライン選択電極ESL1、ESL2...、ESLnを滴下が横切るために、これらの異なる電極が接続される全てのライン選択導体と全てのリレーとは、“1”の状態でなければならない。
これらのライン選択導体又はリレーの1つのみが“0”の状態である場合、“0”の状態であるライン選択導体とリレーとに接続された電極ライン上を液体が横切る可能性は、存在しない。
全ての導体Ci及びCi´と全てのリレーRSLi及びRSLi´とがi=1から2nに対し“0”の状態である場合、任意のライン上を液体が横切る可能性は、存在しない。
しかし、全てのリレーRSLi及びRSLi´が“1”の状態である場合、全ての滴下は、各ライン上、即ち全ての電極ESL−1からESL−n上で移動又は拡散されうる。
本発明のこの実施形態は、n個のライン選択電極が各ライン上にある全てのラインの2×n個のライン選択電極を、2n個のライン選択導体及び同じ数の制御リレーで作動することを可能にする。
一方、公知の装置はせいぜい、2個のライン選択電極を、ただ2個の導体及び同じ数のリレーで使用する(図2を参照)。故に、本発明によって得られる利益は、導体及びリレーの数の点で、特にラインの数が約2(n≧4、8又は16等)である場合、重要である。
また、リレー制御手段40、例えばリレーが接続され、これらのリレーを制御することができるデジタルプログラム可能な手段(PCその他)が提供されうる。
これらの手段は、滴下を移すことができなければならないラインをユーザーが選択できるようにする画面42を備えることができる。例えば、アレーは、この画面上に示され、ユーザーは、画面上で直接選択された(複数の)ラインを前記ユーザーが指定できるようにするカーソル又はペンを用いて、1つ以上の滴下移動ラインを選択する。
また、自動プログラムは、ラインを選択し、対応する制御信号を電極に送信することができる。
手段40を記憶するための手段は、所定のラインが選択されるようにする情報を記憶することを可能にする。この情報は、例えば、8本のラインを扱うためのアレーの場合における表1のことである。その情報は、表1の形式又は他の形式で記憶又は保存される。
操作者による命令で、例えば、上述のような選択で、即ち自動プログラムの命令で、デジタル手段は記憶手段において、必要なリレーRsl−k、Rsl−k´を開閉すること、ひいては必要な電極Ck、Ck´を活性化することを可能にするデータを選択する。
以前の実施形態において、ライン選択導体Ck、Ck´は、同じ数のライン選択リレーRsl−k、Rsl−k´に接続される。
もう1つの実施形態に従って、このライン選択リレーの数を低減することが可能である。
故に、図4に示された本発明のもう1つの実施形態によると、各リレーRsl−kに対し、第1状態(“1”の状態)である出口と相補的状態(“0”の状態)である出口とを形成することを可能にする単独のリレー及び論理ゲート手段によって、リレーRsl−k、Rsl−k´の各組が置換される場合、2n個のリレーは、n個に低減されうる。
リレーRsl−kのn個の入力の各組み合わせ、ひいてはライン選択導体Ck、Ck´の対応する組み合わせは、このラインへ滴下を移すことを目的として、アレーの1本以上のラインの選択又は開放をすることになる。
例えば、図3の実施形態において、2個のリレーRSL−i及びRSL−i´は、相補的な論理関数を用いて単独のリレーRSL−i´によって置換される(図4)。これは、リレーの数を1/2にすることを可能にする。
この実施形態において、n個のリレーのみが存在する。
また、n桁の2進コードによってアレーの2本のラインを暗号化又は識別することを可能にし、各ラインは、このラインへの符号化の、n個のリレーRsl−kの入力への割り当てによって選択されうる。
故にこの場合、2進数としてラインを暗号化するための論理を使用すること、及びライン選択リレー制御にこの暗号化を割り当てること、ひいてはそれ自身のラインの選択への割当てを可能にする。ラインを選択するために、その2進符号は、ライン選択リレーの入力に割り当てられる。
例えば、8本の電極ラインの場合に相当し、ラインごとに3個のライン選択電極と、6個のライン選択導体C1からC6とを有するが、3個のライン選択リレーのみを有する図4を参照することができる。
この例において、リレーの状態を用いるラインの暗号化は、以下の表2に要約される。
Figure 0004814230
所定の2進数に対し、単独のラインは、電位V1で3個のライン選択電極を有し、単独のラインが選択される。
例えば、数101は、ライン5の3個の電極ESL−1、ESL−2、ESL−3が電位V1であるようにする3個のリレーの状態を決定することを可能にする。
このライン上に置かれた滴下のみが循環することができる。
他の滴下は、電極ESLのうち少なくとも一つの電極が電位V0なので、電極ESLを横切ることができない。
ライン選択導体Ck、Ck´へのライン選択電極の割り当て又は接続は、この実施形態において、第1実施形態のものと同じである。
同様に、この実施形態においても、リレー制御手段40、例えばn個のリレーが接続され、これらのリレーを制御することができるデジタルプログラム可能な手段(PCその他)が提供されうる。
これらの手段は、滴下を移すことができなければならないラインをユーザーが選択できるようにする画面42を備えることができる。例えば、アレーがこの画面上に示され、ユーザーは、画面上で直接選択された(複数の)ラインを前記ユーザーが指定できるようなカーソル又はペンを用いて、滴下移動ラインを選択する。
代替として、自動プログラムは、ラインを選択し、対応する制御信号を電極に送信することができる。
手段40の記憶手段は、所定のラインが選択されるようにする情報、例えば上記の表2の情報を、この表の形式又は等価な形式で記憶することを可能にする。
操作者による命令で、例えば、上述のような選択で、即ち自動プログラムの命令で、デジタル手段は記憶手段において、必要なリレーRsl−kを開閉すること、ひいては必要な電極Ckを活性化することを可能にするデータを選択する。
一般に、想定された実施形態にかかわらず、2つの動作モードに分類することができる。
第1の場合、所定のラインに対し、滴下は、このラインの全てのライン選択電極上で同時に拡散され、第2の場合、滴下は、この同じラインのライン選択電極に渡って引続き移動される。
第1の動作モードで、同じラインの異なるライン選択電極は、同時に活性化される。例えば、制御手段40は、これらのライン選択電極を同時に活性化するため特別にプログラムされる。即ち操作者は、同時の活性化と引続きの活性化とを臨機応変に選択することができる。
このため、使用された液体及び技術は(制限されたシステム又は開放型システム)、これらのライン選択電極の全ての系上で滴下が拡散されるようにする。
一般に、これは、制限されたシステムの場合である。制限されたシステムは、図1に示された基板に加えて、図9に示された、又は本出願の序章部分で引用されたMG Pollackの文献に開示されるように、第1基板に対向する第2基板11を有する。図9において、参照13及び15はそれぞれ、疎水性層及び基盤電極を示す。参照17は、上部基板11(又はキャップ)に形成される開口部を示し、液体を案内するためのウェルとして機能を果たすことを可能にする。
開放型システムに対し、低表面張力液体を使用するのが好ましい(例えば、界面活性剤を含む水)。
液体の表面張力と電極のサイズとに依存して、数nが高い(例えば、n>3又は4)時に同時に活性化された同じラインの全てのn個のライン選択電極上での液体の完全な拡散を達成することは困難になりうる。
この問題を克服するため、異なるライン選択電極の全長を最小化するように電極の形状を変更し、ひいては滴下の拡散長さを限定することを可能にする。
例えばこれは、図5に示されるように、長方形のライン選択電極を用いることによって得られる。各長方形の大きい側は、ラインの方向に対して垂直に配列される。
第2の動作モードで、ライン選択電極は、引続き制御される。
実際、同じ配置に対して(例えば、高い表面張力の滴下を備えた開放型システムにおいて)、同じラインの全てのライン選択電極上で同時に滴下を拡散することは困難になりうる。
同じラインのライン選択電極(ESL−1そしてESL−2の後にESP−nまで、即ち電極が反対方向に数えられる場合の逆)を連続して制御することによって、選択された滴下は、電位V1で連続して置かれた異なるライン選択電極上で、ラインに沿ってより近接して移動される。
ライン選択電極の1つが電位V0で置かれた場合、滴下が停止される。
新たな滴下を選択するため、ゼロへリセットすることが実行され、それは、ライン選択電極の1つの上で停止された全ての滴下を、ラインの始めにおいて置き換えることからなる。例えば、滴下が位置する一つの電極に先行する電極は、滴下をラインに沿って上へ移動させるために再活性化される。
滴下の構成に対する代替は、以下に説明される。
前記コンテナに接続され、それ自体が電極アレーの一部である電極ラインを用いてコンテナRから滴下を形成することを可能にする。
このため、アレーのラインの一連の電極E1からE4が活性化され、前記ラインは、図6Aに示されるようにコンテナRに接続され、滴下が拡散することになり、ひいては図6Bに示されるように液体部分50に至る。
その後、得られた液体部分は、活性化された電極の1つ(図6Cの電極Ec)を非活性化することによって切断される。故に、滴下52は、図6Dに示されるように得られる。
切断電極として言及される一つ以上の(複数の)電極Ec(図6C)とコンテナRとの間に選択電極を挿入することによって本発明による方法を適用することを可能にする。
本発明によると、選択電極は、滴下を形成するよう切断電極まで液体を拡散させるために、滴下が形成されなければならないラインを選択することを可能にする。
ここで、適用例が図7Aから図7Dに関して説明される。
それは、コンビナトリ化学のための流体処理機に関する。
この例において、チップは、2×2個のコンテナRk、k=1、...、2n+1と、対応する数の電極ラインとを有する。
各コンテナは、滴下を生成することを可能にする電極ラインに関連付けられる。故に、ラインは全体的に、既に上述したようにアレーを形成する。
n個のライン選択電極は、上記のように、各ライン上に位置する。
図7Bは、そのライン選択電極EslとコンテナR1とを備えた第1ラインを示す。他のラインは、同様な構造を有する。
コンテナから始まる全ての電極ラインは、共通電極ライン60に終わり、またライン選択電極を含むことができる。異なる試薬は、混合されるように滴下の形式で、このライン60に提供される。
図7Aの構造は、前記ライン60に関して対称であり、ひいては2×2個のラインを有する。しかし、本発明による構造は、やはり非対称で2本のラインのみ有するか、全て同側面に位置させるか、又は共通ライン60に関して90°にすることができる。
本発明の1つの実施形態に従って配列されたライン選択導体は、図7A及び図7Bに示されないが、図1Aに示されるように、疎水性絶縁層の下部にある。
これらのライン選択導体は、図4の手段40及び42のような制御手段に接続される。
代替によると、ラインを有することを可能にし、各々は、ライン選択電極を備え、図7Cに示されるような配列に従って、垂直な構造でコンテナR1、...Rk、R´1、...R´kに接続される。ラインは、共通ライン160、162に対して垂直である。
さらにもう1つの代替によると、ラインを有することを可能にし、各々は、ライン選択電極を備え、図7Dに示されるような配列に従って、正方形の構成でコンテナR1、...Rk、R´1、...R´k´、R1、...Rj、R´1、...R´j´に接続される。ラインは、正方形を形成する共通ライン260、262に対して垂直である。
他の条件が想定でき、任意の様式の液体処理機又は回路を生成することを可能にする。
本発明の1つの実施形態に従って配列されたライン選択導体は、図7C及び図7Dに示されないが、図1Aに示されるように、疎水性絶縁層の下部にある。
これらのライン選択導体は、図4の手段40及び42のような制御手段に接続される。
本発明のおかげで、各種試薬間の混合について多数の可能な組合せをプログラムすることを可能にする。
結果の分析を実行するために、チップは、例えば比色分析、蛍光又は電気化学によって検出が実行される検出領域(図示せず)を含むことができる。
チップは、異なる試薬の組合せで引続き混合されるべきサンプルを注入するための他の入/出口又はコンテナ62を任意に含むことができ、異なる試薬の各々は、電極ラインへ、即ち分析の後に液体を除去するための廃棄貯蔵領域と呼ばれる領域64へ接続されたコンテナから到来する。
本発明は、2本(n>0又は1)のラインを含むアレーだけでなく、2<p<2n+1でnが整数のp本のライン(pは整数)からなる任意のアレーにも適用される。この場合、2n+1本のラインからなるアレーは、上記の一実施形態に従って処理され、その後このパターンにおける過剰ラインは、抑制される。
図8は、本発明による8個のライン選択導体に接続する16個のラインアレー(j=0、...15)の一例を示す。
スイッチ又はリレーは、4個のブロックRsl−i(i=1−4)によって図式化され、本発明の一実施形態に従って上述された形式のうち1つをとることができる。
例えば、3本のラインの抑制は、破線70によって表される。ラインj=13、14、15が除去され、8本のラインj=0−7を含む15本のラインを含む配置が存在し、これら8本の各ラインは、本発明による導体C1、C1´、C2、C2´、C3、C3´に接続された少なくとも3本(実際には4本)のライン選択電極Esl−1、2、3を含む(図8のブロック72は、これらの接続をグループ化する)。
また、装置は、ライン0から7までに対し、それぞれが完全に占有又は空白にされ、ひいてはラインの識別に含まれない2個の追加のライン選択導体C4及びC4´を含む。
故に、2<p<2n+1であるp本のラインを含む装置は、本発明による2本のラインを備えた装置を含む。これらのラインの各々は、n個ではなくn+1個のライン選択電極を含み、そのうちn個は、図3及び図4に関して既に上述したように接続されている。
故に、本発明は、任意数のラインを有する電気流体アレーを扱うための方法及びシステムを達成することを可能にする。
本発明による装置は、図1Aから図1Cに示されるような構造で提供することができ、電極は、アレー状に配列され、絶縁層6及び疎水性層8の下に位置する。
例えば、基板1は、シリコーン、ガラス又はプラスチックで作られる。
通常、例えば導体10(図1Aから図1C)と疎水性表面8との間の距離は、1μmと100μm若しくは500μmとの間である。
例えば、導体10は、10μmと数百μmとの間の直径を備えるワイヤの形式で、例えば200μmである。このワイヤは、金、アルミニウム又はタングステンワイヤにすることができ、即ち他の導電体でもよい。
2個の基板1、11が使用される時、限定された構造の場合(図9)、例えばそれらは、10μmと100μm若しくは500μmとの間の距離によって分離される。
この場合、第2基板は、滴下の液体に接触することが意図されるその表面で疎水性層13を含む。対極15は、第2基板に埋め込むことができ、即ち平面電極は、キャップの表面の大部分を覆うことができる。カテナリーも使用されうる。
検討された実施形態にかかわらず、例えば液滴2は、1ナノリットルと数マイクロリットルとの間の量、例えば1nlと5μlとの間の量を有する。
また、例えばアレーのラインの各電極は、移されるべき滴下のサイズに従って、約数10μm(例えば10μm)から1mmまでの表面を有し、近傍の電極間の間隙は、例えば1μmと10μmとの間である。
アレーの電極の構造は、従来のマイクロ技術の方法によって、例えばフォトリソグラフィによって得ることができ、例えば電極は、金属層(AU、AL、ITO、Cr又はCu)を堆積することによって生成され、その後フォトリソグラフィに至る。
その後、基板は、Si3N4又はSiO2の誘電層で覆われる。最後に、疎水性層は、例えばスピナーを用いてテフロン(登録商標)で堆積されうる。
同じ技術は、限定された装置の場合において、図9の第2基板の生成に適用される。
また、本発明による装置を組込むチップを生成するための方法は、文献FR 2 841 063に記載された方法から直接導き出すことができる。
実施形態にかかわらず、少なくとも1本のラインの電極は、図10に示されるような鋸歯外形を有するのが好ましい。連続した電極の鋸歯は、互いに係合する。これは、一つの電極から他の電極への凹凸移動を容易にすることを可能にする。
本発明による装置の代替実施形態は、図11Aに関して説明される。
これは、電極アレー構成、即ち複数の多重の直列配列である。
実際、図3、図4又は図8の1つに若しくは既に上述した本発明の代替の1つに関して上述したように直列に複数の電極システムを配列することが可能である。マトリクスタイプの構造が得られる。この配置は、2つの並行な電極カラムEPI、EP2、EP3、...EPn間で滴下を選択的に移動することを可能にする。また、アレーの1つ以上の場所において、電極の1つ以上の(複数の)カラム200は、1本の電極ラインから他の電極ラインへ滴下を移動させることを可能にする。
ライン選択電極Esl−i(i=1−3)、Esl−i´(i´=1−3)、Esl−i´´(i´´=1−3)が電極の各ライン上に配列される。3個のライン選択電極の数は、一例として示され、任意の数にすることができる。
ライン選択電極以外の他の電極は、既に上述したように、並行リレー300に接続され、即ち各電極カラムは、並行リレーに接続される。
導体Ci、Ci´は、図11Bに示されるように配列され、即ち図3又は図4と同じ数のこれら導体が存在し、図3又は図4と同じ数のリレー(図11Bに図示せず)が存在する。各ライン選択電極Esl−1、Esl−2、Esl−3は、図3又は図4にあるようなこれら導体に接続される。同じことが、電極Esl−1´、Esl−2´、Esl−3´、Esl−1´´、Esl−2´´、Esl−3´´についてもいえる。
この場合、同じラインの電極Esl−1、Esl−1´及びEsl−1´´は、同時に活性化される。1本のライン上に置かれた滴下は、1個の電極システムからそれに直列に配列されたもう1個の電極システムへより近接して移動する。
図示されないが、代替によると、図3、図4又は図8の1つに若しくは既に上述された本発明の代替の1つに関して上述されたような電極の各セットは、6個の導体Ck、Ck´(k=1、2、3)のセットに関連付けられる。図11Aの装置のセットに対し、その時3×6個の導体と、それと同数の制御されるべきリレー手段Rsl−i(i=1−3)とが存在する。
同じ数のライン選択電極を含むのが好ましい複数の電極システムからなる直列配列は、図11A及び図11Bの例に関して上述したような8本のラインを各々が有する3個の電極システムだけでなく、本発明による電気流体装置の2本のラインからなるk個(kは任意の整数)のシステムにも適用され、各ラインは、N個の電極(n<N)を有し、前記装置は、
− 各ライン上で、n個のいわゆる選択電極(Esl−i)であって、全てのこれらライン選択電極が2n個のライン選択導体(C1、C1´、C2、C2´、C3、C3´)に接続され、2n―1本のラインからなる2n―1個のライン選択電極が各ライン選択導体に接続される、電極と、
− 一つ以上のライン選択導体を選択するための選択手段(Rsl−k、Rsl−k´)と
を含む。
また、この様式の直列配列は、電気流体装置の、2<p<2n+1であるp本のラインからなる電極アレーを扱うための装置に適用でき、本発明による2本のラインからなる装置を含む。
記憶及び/又は混合及び/又は希釈動作を実行することを可能にする本発明によるチップのもう一つの例は、図12に関して説明される。
それは、図示された配置において以下の態様で分布されたn個のコンテナR−R16を有し(ここでは一例として、n=16であり、n≧2である任意の数nのコンテナを有することが可能である)、
− 2個のメインコンテナR及びR16は、例えば図9のウェル17と同様に、ウェル317及び417によって外側に開放し、
− 14個の第2コンテナRからR15である。
n個のコンテナは、電極のラインによって構成されたバス301によって互いに連通する(例えば、液体量は、これらのコンテナ間を移動することができる)。滴下は、本発明に従ってライン選択電極Esl−i、Esl−i´のラインを用いてこのバス301上に設置又は分配される。例えば、これらのラインの制御は、本発明に照らして上述した制御モードの1つである。導体Ck、Ck´もリレーRslも、明確にするためにこの図に示されない。また、一つ以上の電極ラインを備えるコンテナの各種動作モードは、図6Aから図7Dに関して上述され、この実施形態に適用可能である。
図12のこの装置で、第2コンテナR2からR15までのうち一つのコンテナの少なくとも一つの滴下だけでなく、コンテナR又はR16からの液体の滴下が選択でき、これらの滴下は、電極経路301上でエレクトロウェッティングによって移すことで混合されうる。
電極の電気レベルのフォトリソグラフィに使用されるマスクレイアウトの一例が図13Aに示される。この図は、電極の構造、特に各コンテナからバスライン301へのそれらの案内の構造を示す。この場合のチップは、16個のコンテナを含み、8個の電気的接続を必要とし(図8に示される)、図13Aには示されない。
バス301は、活性化された電極3から3までのラインによって構成される。3個のリレーは、全部のバス上に滴下を移動することを可能にする。リレーによって制御されたバスと導体330、331、332へのその接続とは、図13Bに詳細に示され、即ち電極301−1、301−4、301−7は、同時に活性化され、その後電極301−2、301−5等が同時に活性化等される。
図13Aの参照320及び321は、バス301から導体320へ電極を接続するラインの通路を示す。ラインは、導体331、332の下を通過し、それは、320において基板を介して通過することを意味し、その後導体330に接触するよう321に出る。同じ原理が、この図における他の接続全てに適用される。故に、第2電気レベル(図13Aに図示せず)は、所定の接続ラインを電気的に相互接続するために生成される。最も近接した導体への接続(例えば、バス301から導体332への電極の接続)だけは、他の導体の下でこの通路を必要としない。
参照400は、導体401を介してライン選択電極411から導体410への他の接続を示す。
コーム340は、全ての接触をグループ化する。参照341及び342は、カバーのレベルで接触を可能にする電極を示す。
全てのライン選択導体は、明確にするためにこの図に示されない。
また、導電ライン343は、ライン選択導体の接続を生成するためにコーム340から到来するだけでなく、導体は、チップ上で他の機能を実行する(図示又は図示せず)。また、この場合において、図を明確にするために、導体343は、完全ではなく不完全な態様で示される(それらは、破線の図に至る。)。
全体で、限定された数のリレーで作動する制御システムで、この場合においては16個のリレーのみで、16個のコンテナにおける液体を操作するために約100個の電極を制御することが可能である。実際、リレーの数は、コンテナの数だけでなく、チップ上で活性化されるべき他の機能にも依存する。
電極は、厚さ0.3μmの導電層(例えば金)によって形成される。電極と接続ラインとのパターンは、従来のフォトリソグラフィ技術によってエッチング処理される。例えば、厚さ0.3μmの窒化ケイ素で絶縁層の堆積が実行される。この層は、電気的接触を占有することができるよう局所的にエッチング処理される。
上述した第2電気レベルに対し、使用された技術は、電極レベルに対する技術と同じである(即ち、金属堆積及びフォトリソグラフィ)。相互接続(いくつかの相互間のみ)は、図13Aにおいて参照400によって示される。
例えば、チップは、シリコーンから作成され、サイズが4cmから5cmまである。バス301の各電極とコンテナRからR15までの電極との表面は、1.4mmである。各選択電極ESLの表面は、0.24mmである。
一つ以上のコンテナにおいて、及び特にコンテナR1及びR16において、液体は、コンテナの出口に向かって、即ち前記コンテナへ接続された電極ラインの電極の1つに向かって、エレクトロウェッティングによって移動されうる。
特に、図13Aにおいて、コンテナR1(R2に対応)は、2個のエレクトロウェッティング電極448、448´(449、449´ に対応)を含む。
図13Aにおいて、コンテナR1からR16にそれぞれ対応する電極448及び449の形状は、星型であることが分かる。コンテナ電極のこの形状は、滴下形成電極へ液体を常に取得又は案内することを可能にし、コンテナの出口には、それぞれ第1の電極450及び451がある。これは、図6Aから図6Dに関して上述したように、滴下が分配される時に液体の指(finger)を形成するための過程を開始することを可能にする。
図13に示された代替によると、コームの形状で電極448(及び同じ形状で任意に電極449)を使用することが可能であり、半分の星の場合のように、電極表面勾配を確実にする。実際、絶縁体上のエレクトロウェッティングは、活性化された電極のレベルで液体を拡散する効果を有し、この場合、電極に対向する表面を最大化することを可能にする液体位置をもたらす。その結果は、第1の滴下形成電極450の近傍で液体の“集合”効果になる。
また、この改善は、コンテナを完全に空白にすることを可能にする。
コームの指(図3C)又は半分の星(図13A)は、正方形又は先細にすることができる点に留意すべきである。
コンテナR1のレベルで切り抜き、動作中のチップを図式的に示す図13Dは、技術的装置を示す。参照460、461、462、463は、エレクトロウェッティング電極を示す。
参照470は、異なるライン間におけるエレクトロウェッティング電極の相互接続を示す。参照471は、コーム340の電極を示す(図13A)。
厚樹脂(例えば、厚さ100μm)が巻かれ、その後フォトリソグラフィによって構築され、疎水処理が実行される(例えば、Dupontによるテフロン(登録商標)AF)。この樹脂フィルムは、下盤1と上盤11との間の間隔350、351を定義するのに使用される(図9及び図13D)。また、この樹脂フィルムは、コンテナを制限することと、各種コンテナに置かれた滴下間の汚染又は結合の危険性を避けることとを可能にする。チップは、接着され、その後プリント回路板へ電気的に配線される。チップは、ITO(インジウムスズ酸化物)電極15と薄い疎水性層13とを備えたポリカーボネートカバー(基板11)で被覆される。故に、形成された流体コンポーネントは、シリコーンオイルで充満される。
この装置の動作の一例、即ち流体に関する手順が以下に示される。
上述したチップで、引続き希釈化を実行することを可能にする手順を実行することが可能である。希釈化されるべき溶液を含む液体(試薬、及び/又は生物サンプル、及び/又はビーズ、及び/又は細胞等を含む液体)は、コンテナR16へ分配される。手順の目的は、試薬(サンプル、ビーズ、細胞、それぞれ)を希釈化することにある。このため、コンテナR1は、希釈緩衝液(水、生理的緩衝液)で充満される。チップは、図3及び図4の手段40、42のような手段(通常、本発明による方法を実行するようプログラムされたPC)によって制御され、そして実行すべき希釈化方法に対応する命令のリストが実行される。各命令は、基本操作に対応する。
例えば、4つのタイプの基本命令でもよい。
− OUT 1 or OUT 16: コンテナR又はR16から滴下を分配する。
− BUS (m,n): バス301上で滴下の移動。m及びnは、開始コンテナの数及び終了コンテナの数に対応する。
− STORE (n): コンテナRからR15のうち1つにおける滴下の記憶。
− DISP (n): 本発明に従って、前記コンテナの選択電極によってコンテナRからR15のうち1つから滴下を分配する。
故に(図14Aから図14D)、希釈化されるべき構成要素を含む液滴を形成するため、OUT(16)命令が実行される。コンテナRにこの滴下を置くため、命令BUS(16、2)及びSTORE(2)は、引続き実行される。その後、滴下“g2”は、コンテナR2から分配される(図14B)。滴下g2は、バス側で最後のライン選択電極上で生成され(図14B)、また滴下“g1”は、コンテナRから形成される。この滴下g1は、コンテナR2に対向するバス301によってもたらされる(図14C)。故に、g1及びg2は、2個の隣り合う電極上に置かれ、2つの滴下g1及びg2を滴下g3にする結合を必然的に引起す(図14D)。電極の形状に起因して、g1は、g2よりも大きく、例えばg1及びg2の量は、それぞれ141nl及び24nlである。故に、(144+24)/24、即ち約7の希釈率が得られる。
故に、形成された新たな滴下g3を、例えばコンテナRに記憶できる。希釈化動作は、Rから滴下g4とRから新たな滴下g5とを形成するよう繰り返され、結果としてコンテナR4に記憶される。この動作は、濃縮C1、C1/7、C1/49、Ci/7が各コンテナR2からRnで得られるまで繰り返される。
この状況は、図15に示され、図12及び13Aの装置を図式的に示し、コンテナRからRまでの各種濃縮が示される。
つまり、コンテナR2からR16における液体の記憶で引続き4回の希釈化を実行するために液体コンポーネントの制御システム40、42に提供されるべき命令は、以下の表に示される。
Figure 0004814230
過程は、全ての14個のコンテナR2からR15に対し繰り返すことができる。また、複数の滴下を同じ濃縮で形成することが可能である。
例えば、濃縮C1/2401を得るために引続き4回の希釈化を実行し、その後常に同じコンテナR5からであるが希釈化を繰り返すことを可能にする。故に、他のコンテナR7、R8及びR9等は、同じ濃縮C1/2401を備えた液体量で充満される。
結合の後、滴下は、液体を均質化及び/又は混合するためにバス301上で移動されうる。通常、バスの電極上での12から20の移動は、効率的な混合に対し十分である。また、液体を攪拌するために、ライン選択電極を使用してコンテナとバス301との間で滴下の双方向移動を実行することを可能にする。
図16は、蛍光ビーズ(水中で直径20μm)で実行された希釈化に対応する。4回の希釈化で、高いビーズ濃縮(コンテナR2:140nlに対し400ビーズ)からいくつかのビーズ(140nlに対してそれぞれ、コンテナR3:80ビーズ、コンテナR4:27ビーズ、コンテナR5:8ビーズ)への変化が存在する。
同じ手順は、細胞で実行されうる。本発明を実行することによって、少ない細胞、即ち単独の細胞のみを含む滴下を操作することを可能にする。その後、細胞のふるまいを観察及び分析するためにこの滴下上で生物的手順を適用することを可能にする。この手順は、かなり多数の滴下上で並行して実行されうる。用途の1つは、薬剤スクリーニングである。
図17は、図4の装置の代替又は改良を示し、単独のリレー装置Rsl−kが2本の電極ラインCk、Ck´に必要である。参照は、図4のそれらと同じである。
マイクロ流体スイッチ装置501、502、503は、各リレーと組み合わせて使用される。
当該マイクロ液体スイッチ装置は、以下の規則に従って動作し、開放された構成という状況で最初に説明される。故に、図18に示され、導体10が遮断されている、図1Aから図1Cに示された場合と同じ場合を検討する。浮遊電位になりうる第2導体12の端33は、第1導体10の端11から短い距離に位置する。この距離は、電極4−1、4−2及び4−3の同時の活性化によって、滴下2が導体10の端11へもたらされた後に伸張される場合、図18における破線で示されたその位置2´で、2つの端11及び33を接触させ、導体12を導体10と同一の電位にする。
その後、逆動作が実行でき、その後適下は、その初期位置2へ戻り、導体12は、もはや導体10の電位ではない。
この動作において、滴下2が伸張されるが移動はされない。また、接触は、平面8上で滴下を伸張することによって達成される。故に、状態におけるスイッチ又は変化は、2本のライン10、12が接触するような滴下の伸張に起因する。
初期状態において、滴下2は、コンテナ電極上に形成され、もう1つの近傍の電極4−3上で伸張されうる。
図19Aに見られるように、ライン12の状態は、電極4−3上でコマンドVaによって変更される。Va=1の場合、滴下は、この電極上に拡散されない。故に、ライン12は、浮遊電位である。Va=0の場合、その後滴下は、2個の電極4−2及び4−3上に拡散され、滴下は、ライン12を接続し、カテナリー10と同じ状態であり、状態が“1”である(図19B)。
故に、マイクロ流体論理スイッチが生成される。
他の実施形態は、図19Cに示され、即ち第2導体12、12´への滴下のスイッチは、エレクトロウェッティング電極の活性化によって滴下上に課された変形方向に従って変わる。
また、本発明による装置は、図9に示された様式の、閉められた構成を有することができる。
図20に示される場合において、滴下2は、前回の場合のような伸張又は変形によって、第1状態と第2状態との間でスイッチングされる。この場合、滴下2の反応又は過熱の任意の危険性を回避するために、導体15と導体10及び12との間の伸張において小さいか又は0の差を有するのが好ましい。
既に説明された実施形態において、滴下は、伸張又は変形によって、基板1に並行に位置するか又は基板1とキャップ11との間に位置する2個の導体への接触をもたらす。
本発明のもう1つの実施形態によると(図21)、閉められた構成において、第2基板又はキャップ11は、2個の電極又は2個の導体11−2、11−2´を含む。これらの各導体に対し、疎水性材料の層13は、疎水性材料の層が0(その後、キャップの対応する導体11−2、11−2´は、空洞から明らかになる)の領域、又は電流又は電荷を通過させうるのに十分な小さい領域107、107´を有する。
キャップ11の層13の部分107及び107´はそれぞれ、導電性液体の滴下2がキャップの各導体11−2及び11−2´への接触をなすことを可能にするようエッチング処理される(伸張された位置2´における滴下)。また、例えばテフロン(登録商標)に対し約数十nmの微細疎水性層を領域107及び/又は領域107´に残存させることが可能であり、その後電荷に対する多孔性となる。その後、この場合において、この領域において疎水性層13を完全にエッチング処理する必要がない。
対極11−2及び11−2´での電流の循環に十分な、電荷に対し一定の多孔率を許容する疎水性層の厚さはそれぞれ、層13の材料に依存する。テフロン(登録商標)の場合において、2001年11月11日〜16日、ニューヨークにおけるASME国際機械工学会議・展示会での、S.-K. Cho et alの文献“Splitting a liquid droplet for electrowetting-based microfluidics”にこの課題が示されている。テフロン(登録商標)に関して、20nm、即ち例えば30nm未満の層は、電荷を通過させるのに十分である。各疎水性及び/又は絶縁材料に対し、所望の電位が電極15に関して到達されたか否かを判断するために堆積された厚さに従って検査を行うことができる。
本発明によると、一つの状態から他の状態へのスイッチは、後者が不在又は弱い層13の領域を備えた滴下の接触から後者が不在又は弱いこの層の2つの領域を備えた滴下の接触へのスイッチングによって制御されうる。
本発明のさらにもう一つの実施形態によると(図22)、開放された構成において(一方、閉じられた構成にすることもできる)、基板1の2個の電極4−2及び4−4は、疎水性層8によって動態化及び非被覆化される。第1基板の動態化領域は、参照17及び17´によって示される。
故に、2個の電極4−2及び4−4は、2つの状態に対する接触領域として使用され、1つは、滴下2が電極4−2に接触するのみで、もう1つは、滴下2が2個の電極4−2及び4−2及び4−4に接触する。一方からもう一方へのスイッチは、動態化された(depassivated)電極間に位置する電極の活性化によるエレクトロウェッティングによって実行される。
最後に、上述した各種実施形態を組み合わせることが可能である。例えば、図23において、本発明による装置は、領域又は部分107が疎水性層を有さないか又はかなり細い厚さの疎水性層を有する電極13と、空洞の範囲を定める2個の基板の表面に並行な前記2個の基板間の前記空洞に配列された2個の導体10、12とに、キャップを組み合わせる。
故に、スイッチングは、領域107と導体12との間で行うことができる。
複雑な機能は、上述した基本構成の1つから開発されうる。
図24Aは、出力12が決して浮遊電位ではないような“相補的”機能を示す。
この図において、少なくとも4個の電極4−1、4−2、4−1´、4−2´が考慮される。電極4−1及び4−1´はそれぞれ、状態1及び0であり、電極4−2及び4−2´は初期において、任意の電位Vaである。
2個のカテナリー10及び10´の各々は、電極4−1に関してカテナリー10について既に上述したように、電極4−1及び電極4−1´に対しそれぞれ、同じ役割を果たす。
故に、2つの状態にすることが可能である。
Va=1の時(図24B)、電極4−1上に位置した滴下2は、この電極上に残存する一方、滴下21´は、カテナリー12の枝12へ伸張される。その後、カテナリー12は、電位Vc=0であり、Va=1に対して相補的である。
Va=0の時(図24C)、電極4−1´上に位置した滴下21´は、この電極上に残存する一方、滴下2は、カテナリー12の枝12へ伸張される。その後、カテナリー12は、電位Vc=1であり、Va=0に対して相補的である。
図24A及び図24Cに関して上述した相補的機能は、図24Dに示されるように、単独ブロックIによって示すことができ、故に、電圧Vaをその相補であるVaに変換する。
この装置は、本発明による装置に有利に使用されうる。
図17の図表において、各導体Ck´のブロックI501、502、503の使用は、導体Ckに割り当てられた状態に対して相補的又は逆である状態を、この導体に割り当てることを可能にする。リレーRsl−1、Rsl−2、Rsl−3は、図4の場合と同じ機能を有する。しかし、マイクロ流体スイッチ要素の使用は、図4の構造を単純化することを可能にする。各マイクロ流体要素を活性化するための電極の制御は、この場合において、手段40、42によって再び実行されうる。
故に、各ユニット501、502、503は、いわば入力電圧である電圧の相補的機能を形成することを可能にする。当該装置は、2個のスイッチ装置を含み、各スイッチ装置は、
− 疎水性基板8と少なくとも2個のエレクトロウェッティング電極4−1、4−2、4−3、4−4とを含む、エレクトロウェッティングによって液滴を移動するための手段と、
− 滴下が第1導体のみに電気的接触する第1状態と滴下が第1及び第2導体に電気的接触する第2状態とにおいて、導電性液体の滴下2が電気的接触状態になりうる、いわば接触導体である第1及び少なくとも1個の第2導体10、31、12、107、107´、17、17´と、
− 第1状態と第2状態との間の滴下をエレクトロウェッティングによってスイッチングするための手段とを含む。
スイッチ装置の2個の接触導体の少なくとも1つは、動態化されたエレクトロウェッティング電極4−2、4−4を含むことができる。
また、スイッチ装置は、基板の疎水性層に対向する疎水性表面13を備えたキャップ11を含むことができ、2個の接触導体の少なくとも1つは、キャップに配列された電極11−2、11−2´を含み、キャップの疎水性表面の部分107、107´は、電荷が通過できるような十分薄い厚さでエッチング処理されるか又は有する。
滴下をスイッチングするための手段は、滴下が第2導体に接触していない第1値と滴下が第2導体に接触している第2値との間で、いわばスイッチ電極である少なくとも1つのエレクトロウェッティング電極に適用された電圧をスイッチングするための手段を含むことができる。
故に、いわば入力電圧である電圧(Va)の相補的機能を形成するための装置は、
− 上述のような第1及び第2スイッチ装置であって、2個の第2導体12、12´は、いわば出力導体である単独の導体12に接続された、装置と、
− 2個のスイッチ装置の2個のスイッチ電極4−2、4−2´上で入力電圧(Va)を適用するための手段とを含む。
スイッチ装置に使用される滴下2´、2に対し使用される導電性液体は、液体、導電性ジェル又は低融点を備えた材料にすることができ(例えば、鉛、スズ、インジウム、銀又はこれらの少なくとも2つの材料の合金)、相変化によって、恒常的又は一時的に固定された接触を引起し(実際に相変化が可逆である)、又は導電性の接着剤にすることができる(例えば、重合によって硬化又は凝固化する)。恒常的な接触を生成すること、即ち実際にスイッチの閉塞は、接触器又は論理機能に電気供給を提供しないように役立ちうる一方、滴下の拡散を維持する。故に、スイッチ又は論理機能は、状態変化の間にのみエネルギーを消費する。
図1Aは、絶縁されているエレクトロウェッティングによる滴下操作の原理を示す図である。 図1Bは、絶縁されているエレクトロウェッティングによる滴下操作の原理を示す図である。 図1Cは、絶縁されているエレクトロウェッティングによる滴下操作の原理を示す図である。 図2は、リレーRpによる滴下コラムの操作と、リレーRs1による滴下の選択とを示す図である。 図3は、3本の電極ラインを備えた電気流体多重化の一例を示す図である。 図4は、8本の電極ラインを備えた2進コードを使用する、本発明の実施形態の一例を示す図である。 図5は、電極ESLの実施形態の一例を示す図である。 図6Aは、電極ライン上で滴下を生成するための段階を示す図である。 図6Bは、電極ライン上で滴下を生成するための段階を示す図である。 図6Cは、電極ライン上で滴下を生成するための段階を示す図である。 図7Aは、本発明を用いる流体プロセッサの例を示す図である。 図7Bは、本発明を用いる流体プロセッサの例を示す図である。 図7Cは、本発明を用いる流体プロセッサの例を示す図である。 図7Dは、本発明を用いる流体プロセッサの例を示す図である。 図8は、本発明による接続された16本のラインを備えた装置を示す図である。 図9は、制限された装置を示す図である。 図10は、外形の1つが鋸歯形状を有する電極の構造を示す図である。 図11Aは、本発明による電極アレーの直列配列の例を示す図である。 図11Bは、本発明による電極アレーの直列配列の例を示す図である。 異なるコンテナからの液滴の各種動作のためのチップの一例を示す。 図13Aは、流体プロセッサの各種実施形態を示す図である。 図13Bは、流体プロセッサの各種実施形態を示す図である。 図13Cは、流体プロセッサの各種実施形態を示す図である。 図13Dは、流体プロセッサの各種実施形態を示す図である。 図14Aは、本発明による滴下を混合するための方法の各種段階を示す図である。 図14Bは、本発明による滴下を混合するための方法の各種段階を示す図である。 図14Cは、本発明による滴下を混合するための方法の各種段階を示す図である。 図14Dは、本発明による滴下を混合するための方法の各種段階を示す図である。 図15は、異なる希釈又は濃縮レベルを備えた流体を含む各種コンテナを備えた、マイクロ流体チップ又はプロセッサの一例を示す図である。 図16は、異なる希釈又は濃縮レベルを備えた流体を含む4個のコンテナの詳細図である。 図17は、本発明のもう1つの実施形態を示す図である。 図18は、本発明の脈絡において使用可能なマイクロ流体接触器を形成するための方法を説明する図である。 図19Aは、本発明の脈絡において使用可能なマイクロ流体接触器を形成するための方法を説明する図である。 図19Bは、本発明の脈絡において使用可能なマイクロ流体接触器を形成するための方法を説明する図である。 図19Cは、本発明の脈絡において使用可能なマイクロ流体接触器を形成するための方法を説明する図である。 図20は、本発明の脈絡において使用可能なマイクロ流体接触器を形成するための方法を説明する図である。 図21は、本発明の脈絡において使用可能なマイクロ流体接触器を形成するための方法を説明する図である。 図22は、本発明の脈絡において使用可能なマイクロ流体接触器を形成するための方法を説明する図である。 図23は、本発明の脈絡において使用可能なマイクロ流体接触器を形成するための方法を説明する図である。 図24Aは、本発明の脈絡において使用可能なマイクロ流体接触器を形成するための方法を説明する図である。 図24Bは、本発明の脈絡において使用可能なマイクロ流体接触器を形成するための方法を説明する図である。 図24Cは、本発明の脈絡において使用可能なマイクロ流体接触器を形成するための方法を説明する図である。 図24Dは、本発明の脈絡において使用可能なマイクロ流体接触器を形成するための方法を説明する図である。
符号の説明
30 並行リレー
40 デジタルライン選択手段
42 画面

Claims (37)

  1. 電気流体装置の2本のラインからなる電極アレーを扱う装置であって、N個(n<N)の電極を有する各ラインは、
    − 各ライン上に、n個のいわゆる選択電極(Esl−i)であって、全てのこれらのライン選択電極は、2n個のライン選択導体(C1、C1´、C2、C2´、C3、C3´)に接続され、2n―1本のラインの2n―1個のライン選択電極は、各ライン選択導体に接続される、電極と、
    − 一つ以上のライン選択導体を選択するための選択手段(Rsl−k、Rsl−k´)と
    を具備することを特徴とする装置。
  2. 異なるラインを選択するための電極ESL−kは、所定値“k”(k=1、...N)に対し、2個のライン選択導体に接続され、電極ESL−kは、導体Ck及び導体Ck´に二者択一的に2k−1個のパケットによって接続されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 一つ以上のライン選択導体を選択するための選択手段は、電気的選択リレーを具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. ライン選択導体を選択するための手段は、2n個の電気的選択リレー(Rsl−1、Rsl−2、Rsl−3)を具備し、各リレーは、単独のライン選択導体に接続されることを特徴とする請求項1から3のうち何れか1項に記載の装置。
  5. ライン選択導体を選択するための手段は、n個の電気的選択リレー(Rsl−1、Rsl−2、Rsl−3)を具備し、各リレーは、2個のライン選択導体に接続されることを特徴とする請求項1から3のうち何れか1項に記載の装置。
  6. 各ライン選択リレーは、入力信号に加えて、相補的信号を生成するための手段(31、33、35、501、502、503)に結合されることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 入力信号に加えて、相補的信号を、エレクトロウェッティングによって生成するための手段(31、33、35)であることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. ライン選択電極は、各ラインに沿って引続き配列されることを特徴とする請求項1から7のうち何れか1項に記載の装置。
  9. ライン選択電極は、各ラインに沿って引続かないで配列されることを特徴とする請求項1から8のうち何れか1項に記載の装置。
  10. 少なくとも1本のラインのライン選択電極は、長方形の形状であり、各長方形の大きい側は、ラインに対して垂直に配列されることを特徴とする請求項1から9のうち何れか1項に記載の装置。
  11. 少なくとも1本のラインのライン選択電極は、正方形の形状であることを特徴とする請求項1から9のうち何れか1項に記載の装置。
  12. アレーの少なくとも1本の電極ラインは、切断電極(Ec)を有することを特徴とする請求項1から11のうち何れか1項に記載の装置。
  13. 基本装置と呼ばれ、直列に配列され、これらの装置のうち1つの各ラインが少なくとも1つの2番目のそのような装置のラインに直列であることを特徴とする請求項1から12のうち何れか1項に記載の、複数の扱う装置を具備する電極アレーを扱うための装置。
  14. 基本装置のうち1つのライン選択導体は、直列に配列された全ての基本装置に共通していることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. デジタルライン選択手段(40)をさらに具備することを特徴とする請求項1から14のうち何れか1項に記載の装置。
  16. デジタルライン選択手段(40)は、2進コードに従って電極アレーのラインを選択するようプログラムされることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. デジタルライン選択手段(40)は、アレーの1本以上のラインを選択するための手段と、選択された(複数の)ラインに従ってライン選択導体を制御するための命令を形成するための手段とを具備することを特徴とする請求項15又は16に記載の装置。
  18. デジタルライン選択手段(40)は、選択されたラインのライン選択電極を連続的に活性化するための手段を具備することを特徴とする請求項15から17のうち何れか1項に記載の装置。
  19. デジタルライン選択手段(40)は、選択されたラインのライン選択電極を同時に活性化するための手段を具備することを特徴とする請求項15から17のうち何れか1項に記載の装置。
  20. 請求項1から19のうち何れか1項に記載の装置と、液体のためのコンテナを形成する手段(R1、Rk)とを具備し、アレーの各ラインがコンテナに接続されることを特徴とする液滴を形成するための手段。
  21. 個の手段は、液体のための2個のコンテナを形成し、アレーの各ラインは、単独のコンテナに接続されることを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 各ラインは、異なるライン上に形成された液滴を混合するために、電極の共通ライン(60、301)に接続されることを特徴とする請求項20又は21に記載の装置。
  23. 互いに垂直に又は正方形に配列された複数の共通ライン(160、162、260、262、301)を具備することを特徴とする請求項21又は22に記載の装置。
  24. 少なくとも1個のコンテナは、コンテナから対応する電極ラインへ液滴をもたらすためのエレクトロウェッティング電極(448、448´、449、449´)を具備することを特徴とする請求項20から23のうち何れか1項に記載の装置。
  25. コンテナの電極(448、449)のうち1個は、コーム又は星の形状であることを特徴とする請求項24に記載の装置。
  26. 星又はコームは、端が正方形又は先細である指を有することを特徴とする請求項25に記載の装置。
  27. 少なくとも1本のラインは、鋸歯外形を備えた電極を具備することを特徴とする請求項1から26のうち何れか1項に記載の装置。
  28. 請求項1から27のうち何れか1項に記載の2本のラインを備えた装置を具備する、電気流体装置の、2<p<2n+1本のラインを備えた、p本のラインからなる電極アレーを扱うための装置。
  29. 前記ラインの電極の活性化によるアレーの少なくとも1本のラインに沿った液量の移動を具備する請求項1から28のうち何れか1項に記載の装置を用いて少なくとも1つの液体体積を移動するための方法。
  30. 前記ラインのライン選択電極は、連続して活性化されることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  31. 前記ラインのライン選択電極は、引続き活性化されることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  32. 請求項29から31のうち何れか1項に記載の液体体積の移動と、これらの電極の同時選択による前記ラインの複数の電極上での前記体積の拡散と、切断電極(Ec)を用いた拡散体積の切断とを具備することを特徴とする液滴を形成するための方法。
  33. 請求項1から28のうち何れか1項に記載の装置を用いて、第1濃縮を備えた第1溶液を含む、第1液体の希釈化を変更するための方法であって、手段は、それぞれ前記液体と少なくとも1つの第2液体又は緩衝液とに対して少なくとも1個の第1及び1個の第2コンテナを形成し、各コンテナは、電極アレーのラインに接続され、方法は、
    − 第1コンテナからの第1液体の滴下の形成と、
    − 第2コンテナからの第2液体の滴下の形成と、
    − 第1濃縮とは異なる第2濃縮を備えた、滴下を形成するための2つの滴下の混合と を具備することを特徴とする方法。
  34. 第1液体の希釈化の変更は、この希釈化の低減であり、第2濃縮は、第1濃縮未満であることを特徴とする請求項33に記載の方法。
  35. 第1液体は、試薬、及び/又は生物サンプル、及び/又は細胞を含むことを特徴とする請求項33又は34に記載の方法。
  36. 第2液体又は緩衝液は、水又は生理的緩衝液であることを特徴とする請求項33から35のうち何れか1項に記載の方法。
  37. 装置は、電気流体装置のラインを接続して滴下がエレクトロウェッティングによって移動される共通電極ライン(301)を具備することを特徴とする請求項33から36のうち何れか1項に記載の方法。
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