JP4812787B2 - ポンプ用電動機の回転子及びポンプ用電動機及びポンプ及びポンプ用電動機の回転子の製造方法 - Google Patents

ポンプ用電動機の回転子及びポンプ用電動機及びポンプ及びポンプ用電動機の回転子の製造方法 Download PDF

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この発明は、ポンプ用電動機の回転子に関する。さらに、そのポンプ用電動機の回転子を用いたポンプ用電動機及びポンプ及びポンプ用電動機の回転子の製造方法に関する。
従来のポンプの構成を簡単に説明する。ポンプは、磁極位置検出素子が実装された基板を備えるモールド固定子と、このモールド固定子の内側に設けられ、ポンプ内の水とモールド固定子とを仕切るシールボックスと、シールボックス内の略中央部に固定されるシャフトと、このシャフトに回転自在に嵌合し、マグネットと、シャフトに嵌合するスリーブと、羽根車取付部とを有する回転子と、回転子の羽根車取付部に取り付けられる羽根車と、羽根車の外側に取り付けられるケーシングとを備える。
上記の構成において、磁極位置検出素子とマグネットとの間には、シールボックスが介在する。そのため、磁極位置検出素子とマグネットとの距離が大きくなり、回転子の位置検出精度が低下するという課題があった。
また、長時間運転などによりマグネットが高温になった場合に磁力が弱くなり、磁極位置検出素子への磁力が少なくなることにより回転子の位置検知精度が低下するという課題があった。
このような課題を解決するために、例えば、マグネット端面のホール素子側に突起を設けることによりマグネットとホール素子の距離が短くなり、ホール素子への磁力が強くなり、マグネットが高温になって、マグネットの磁力が減っても、ホール素子への磁力線が不足しないため、制御部の部品が異常発熱に至らなく、正常に運転が続けられるホール素子のマグネット磁力検知に高い信頼性を得るブラシレスモータが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−323452号公報
上記の課題に加えて、回転子は、マグネットとスリーブとを熱可塑性樹脂により一体成形されるが、一体成形時にマグネットが樹脂圧で移動する恐れがあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、シールボックスが介在するために磁極位置検出素子とマグネットとの距離が大きくなっても回転子の位置検出精度が確保でき、さらに回転子の一体成形時にマグネットの移動を防止でき、品質の向上が図れるポンプ用電動機の回転子及びポンプ用電動機及びポンプ及びポンプ用電動機の回転子の製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係るポンプ用電動機の回転子は、水と磁極位置検出素子が実装された基板を備えるモールド固定子とをシールボックスで仕切るポンプに搭載され、シールボックス内に回転自在に収納され、一端が磁極位置検出素子に対向し、他端に羽根車を取付ける羽根車取付部を備えるポンプ用電動機の回転子であって、
リング状のマグネットと、マグネットの内側に配置されるスリーブとを熱可塑性樹脂で一体成形し、同時に熱可塑性樹脂で羽根車取付部を形成し、
マグネットは、磁極位置検出素子に対向する端部の外周側の角部に面取りされたテーパ部を備えたことを特徴とする。
この発明に係るポンプ用電動機の回転子は、マグネットが磁極位置検出素子に対向する端部の外周側の角部に面取りされたテーパ部を備えたことにより、磁極位置検出素子が設けられる位置に応じて、マグネットのテーパ部の形状を変更することで、磁極位置検出素子をマグネット端面の表面磁束密度の最大となる位置に近づけることができる。
実施の形態1.
図1、図2は実施の形態1を示す図で、図1はポンプ用電動機の回転子100を示す図(図1(a)は図1(b)のA−A断面図、図1(b)は右側面図)、図2はマグネット1を示す図(図2(a)は左側面図、図2(b)は図2(a)のB−B断面図、図2(c)は右側面図)である。
図1に示すように、ポンプ用電動機の回転子100は、リング状のマグネット1と、マグネット1の内側に配設されるスリーブ2とがPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の熱可塑性樹脂で一体に成形される。熱可塑性樹脂で構成される部分を樹脂部3とする。羽根車(後述)を取付ける羽根車取付部3aは、熱可塑性樹脂の樹脂部3に形成される。
マグネット1は、熱可塑性樹脂に磁性材を混合した素材を使用する樹脂マグネットである。
スリーブ2は、形状が円筒状である。スリーブ2は、ポンプ(後述)の固定されたシャフト(後述)に嵌合して回転するため、軸受けの材料に好適な焼結カーボン、カーボン入りのPPS等の熱可塑性樹脂、セラミック等で製作される。スリーブ2は、外径側に回り止めとなる切欠きや抜けとめとなる段差を備える(図示せず)。
樹脂部3には、ポンプ運転時に羽根車表裏に発生する圧力差を低減するためのつり合い穴3bが軸方向に貫通して複数個設けられる。図1の例では、4個のつり合い穴3bが開けられている。
羽根車取付部3a側のマグネット1端面に形成される樹脂部3には、樹脂成形用金型の上型に設けられる金型押さえ部の箇所に第1の凹部3cが形成される。第1の凹部3cは、図1の例では、略180°間隔で2箇所に形成される。第1の凹部3cは、マグネット1の第2の切欠き1b(後述)の位置に形成される。
また、羽根車取付部3aと反対側のマグネット1端面の内周面に形成される樹脂部3には、樹脂成形用金型の下型に設けられた位置決め用突起に嵌め合わされる第2の凹部3dが形成される。第2の凹部3dは、図1の例では、略90°間隔で4箇所に形成される。第2の凹部3dは、マグネット1の第1の切欠き1c(後述)の位置に形成される。
次に、図2を参照しながらマグネット1の構成を説明する。マグネット1は、ポンプ用電動機の回転子100に成形された状態で、羽根車取付部3aと反対側の端面の内周側に、テーパ状の第1の切欠き1cを周方向に略等間隔に複数個備える。図2の例では、第1の切欠き1cは8個である。第1の切欠き1cは、内側よりも端面側の径が大きくなるテーパ形状である。
マグネット1は、第1の切欠き1cが形成された端面と反対側の端面の外周側に、略角形状の第2の切欠き1bを周方向に略等間隔に複数個備える。図2の例では、第2の切欠き1bは8個である。第2の切欠き1bは、第1の切欠き1cが形成された端面と反対側の端面の外周側の角部を部分的に面取りする形で形成されている。図2(a)に示すように、第2の切欠き1bは、左側面から見て略角形状である。
マグネット1は、第1の切欠き1cが形成された端面(ポンプ用電動機の回転子100の状態で、羽根車取付部3aと反対側の端面)の外周側の角部に、全周に亘って面取りされたテーパ部1aが設けられる。
テーパ部1aの作用について説明する。既に述べたように、従来のポンプ用電動機では、磁極位置検出素子とマグネット1との間に、シールボックスが介在するため、磁極位置検出素子とマグネット1との距離が大きくなり、回転子の位置検出精度が低下するという課題があった。
例えばホール素子を用いる磁極位置検出素子50(図5参照)は、マグネット1端面の表面磁束を検出する。テーパ部1aがない場合、マグネット1端面の表面磁束密度は、マグネット1端面から離れるに従って小さくなり、径方向ではマグネット1の外周付近が最大となる。従って、テーパ部1aがない場合は、磁極位置検出素子50の位置は、径方向はマグネット1の外周付近で、軸方向はできるだけマグネット1端面に近い位置になる。この場合、マグネット1端面と磁極位置検出素子50との間にシールボックス10が介在する。その分、マグネット1端面から磁極位置検出素子50までの距離は大きくなる。ポンプ用電動機の軸方向長さも長くなる。
テーパ部1aを設けることにより、マグネット1端面の表面磁束密度の最大となる径方向の位置が、マグネット1の外周付近から径方向外側に移動する傾向がある。
従って、磁極位置検出素子50の位置を、マグネット1の外周付近から径方向外側に移動させることが可能となる。例えば、ポンプ用電動機の軸方向長さを短くするために、磁極位置検出素子50をシールボックス10と軸方向に重なるように配置させる場合(磁極位置検出素子50をマグネット1の外周から径方向に離して、軸方向に対して垂直な同一平面上に配置させる)でも、磁極位置検出素子50をマグネット1端面の表面磁束密度の最大となる径方向の位置に配置することができる。
次に、ポンプ用電動機の回転子100の熱可塑性樹脂による一体成形について説明する。
マグネット1とスリーブ2とを一体に成形する金型は、上型と下型で構成される。先ず、スリーブ2が下型にセットされる。スリーブ2は横断面形状が対称であるため、周方向の向きを合わせることなく金型にセットすることができる。そのため、作業工程が簡素化されて生産性が向上し、製造コストの低減が可能である。
スリーブ2は下型にセットされた時、下型に備えるスリーブ挿入部にスリーブ2の内径が保持されることにより、スリーブ2と後工程でセットされるマグネット1との同軸度の精度が確保される。
マグネット1はスリーブ2が下型にセットされた後に、マグネット1の一方の端面(ポンプ用電動機の回転子100の状態で、羽根車取付部3aと反対側の端面)の内径に備えるテーパ状の第1の切欠き1cが下型に設けられた位置決め用突起に嵌め合わされてセットされる。図2の例では、第1の切欠き1cは8個あるが、その中の略90°間隔の4個が位置決め用突起に嵌め合わされる。第1の切欠き1cを8個設けるのは、マグネット1を下型にセットする際の作業性を向上させるためである。
さらに、上型に設けられた左右スライド機構が有する切欠き押さえ部を、マグネット1の他方の端面(ポンプ用電動機の回転子100の状態で、羽根車取付部3a側の端面)の外周部に形成された略角形状の第2の切欠き1bに径方向から押し当てる。それにより、スリーブ2とマグネット1との位置関係および同軸が確保される。図2の例では、マグネット1の略角形状の第2の切欠き1bは、全部で8個あるが、その中の略180°間隔の2個に上型に設けられた左右スライド機構が有する切欠き押さえ部が押し当てられる。第2の切欠き1bが8個あるのは、上型のセットする際の作業性を向上させるためである。
下型のマグネット1の挿入部とマグネット1の外径との間に隙間がある場合でも、上型に設けられた左右スライド機構が有する切り欠き押さえ部が、内径押さえ部(位置決め用突起)との同軸度を確保することにより、スリーブ2とマグネット1との位置関係及び同軸度の確保が可能となり、品質の向上が図れる。
また逆に、下型のマグネット1の挿入部とマグネット1の外径との間に隙間を作ることにより、マグネット1を金型にセットする作業性が向上し、製造コストが低減される。
マグネット1とスリーブ2とが金型にセットされた後、PPE(ポリフェニレンエーテル)等の熱可塑性樹脂が射出成形されて、樹脂部3が形成され、ポンプ用電動機の回転子100が形成される。このとき、マグネット1の金型で押さえられない切欠き、即ち4箇所の第1の切欠き1cと、6箇所の第2の切欠き1bとが熱可塑性樹脂の樹脂部3に埋設され回転トルクの伝達部分となる。
マグネット1とスリーブ2とが熱可塑性樹脂にて一体に成形された後、マグネット1に着磁を施すが、ポンプ用電動機の回転子100の羽根車取付部3aと反対側のマグネット1端面の内周面に形成される第2の凹部3d(図1では4箇所)を着磁時の位置決めに利用することで、精度の良い着磁が可能となる。
以上のように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)マグネット1は、ポンプ用電動機の回転子100の状態で、羽根車取付部3aと反対側の端面の外周側の角部に、全周に亘って面取りされたテーパ部1aが設けられるので、マグネット1端面の表面磁束密度の最大となる径方向の位置が、マグネット1の外周付近から径方向外側に移動する。従って、磁極位置検出素子50の位置を、マグネット1の外周付近から径方向外側に移動させて、磁極位置検出素子50とシールボックス10とが軸方向に重なるように配置させることができるため、ポンプ用電動機の軸方向長さを、テーパ部1aがない場合に比べて短くできる。また、例えば、ポンプ用電動機の軸方向長さを短くするために、磁極位置検出素子50をシールボックス10と軸方向に重なるように配置させる場合(磁極位置検出素子50をマグネット1の外周から径方向に離す)でも、磁極位置検出素子50をマグネット1端面の表面磁束密度の最大となる径方向の位置に配置することができる。
(2)ポンプ用電動機の回転子100の熱可塑性樹脂による一体成形時、上型に設けられた左右スライド機構が有する切欠き押さえ部を、マグネット1のポンプ用電動機の回転子100の状態で、羽根車取付部3a側の端面の外周部に形成された略角形状の第2の切欠き1bに押し当てることにより、スリーブ2とマグネット1との位置関係および同軸が確保される。
(3)マグネット1とスリーブ2とが金型にセットされた後、PPE(ポリフェニレンエーテル)等の熱可塑性樹脂が射出成形されて、ポンプ用電動機の回転子100が形成されるときに、マグネット1の金型で押さえられない切欠き、即ち4箇所の第1の切欠き1cと、6箇所の第2の切欠き1bとが熱可塑性樹脂の樹脂部3に埋設されるので、マグネット1から樹脂部3へ確実に回転トルクを伝達することができる。
(4)マグネット1の着磁時に、ポンプ用電動機の回転子100の羽根車取付部3aと反対側のマグネット1端面の内周面に形成される第2の凹部3d(図1では4箇所)を着磁時の位置決めに利用することで、精度の良い着磁が可能となる。
実施の形態2.
図3、図4は実施の形態2を示す図で、図3はポンプ用電動機の回転子100を示す図(図3(a)は図3(b)のC−C断面図、図3(b)は右側面図)、図4はマグネット1を示す図(図4(a)は左側面図、図4(b)は図4(a)のD−D断面図、図4(c)は右側面図)である。
実施の形態1では、上型に設けられた左右スライド機構が有する切欠き押さえ部を、マグネット1のポンプ用電動機の回転子100の状態で、羽根車取付部3a側の端面の外周部に形成された略角形状の第2の切欠き1bに押し当てることにより、スリーブ2とマグネット1との位置関係および同軸を確保するようにしたが、本実施の形態では、第2の切欠き1bに代わる別の方法を説明する。
本実施の形態のマグネット1は、ポンプ用電動機の回転子100に成形された状態で、羽根車取付部3aと反対側の端面の内周側に、テーパ状の第1の切欠き1cを周方向に略等間隔に複数個備える点は、実施の形態1と同じである。
また、羽根車取付部3aと反対側のマグネット1端面の内周面に形成される樹脂部3には、樹脂成形用金型の下型に設けられた位置決め用突起に嵌め合わされる第2の凹部3dが形成される点も、実施の形態1と同じである。
本実施の形態のマグネット1は、第1の切欠き1cが形成された端面(ポンプ用電動機の回転子100の状態で、羽根車取付部3aと反対側の端面)の外周側の角部に、全周に亘って面取りされたテーパ部1aは形成されていない。テーパ部1aが存在しない形態でもよい。
本実施の形態のマグネット1は、実施の形態1における第1の切欠き1cが形成された端面と反対側の端面の外周側に設けられた略角形状の第2の切欠き1bの代わりに、第1の切欠き1cが形成された端面と反対側の端面の内周側に、軸方向に延びる断面形状が略半円状の第3の切欠き1dを複数設ける。
第3の切欠き1dは、軸(シャフト5(図5参照))と平行に形成される。マグネット1の内周面に樹脂成形の抜き勾配が付いている。そのため、第3の切欠き1dは、端面よりも中央部側が径方向の深さ及び周方向の幅ともに大きくなっている。
図4に示すように、第3の切欠き1dは、例えば、周方向に略等間隔(略90°)に4個設けられる。第3の切欠き1dは、第1の切欠き1cが形成された端面と反対側の端面からマグネット1の内周面の略中央部まで延びて形成されている。第3の切欠き1dの終端は、金型押さえ部1eとなる。
ポンプ用電動機の回転子100の熱可塑性樹脂による一体成形時、実施の形態1と同様にして、下型にスリーブ2と、マグネット1とをセットする。上型は、完成品であるポンプ用電動機の回転子100のつり合い穴3bを形成するためのピンを備える。図3の例では、つり合い穴3bは、略180°間隔で2個設けられるため、ピンも2本必要である。
上型の2本のピンをマグネット1の第3の切欠き1dの終端に位置する金型押さえ部1eに押し当てた状態で、熱可塑性樹脂による一体成形を行う。
これにより、マグネット1とスリーブ2との位置関係および同軸を確保することができる。また、樹脂部3には、ポンプ運転時に羽根車表裏に発生する圧力差を低減するためのつり合い穴3bが軸方向に貫通して2本形成される。ここでは、つり合い穴3bが2本の例を示したが、何本でもよい。
図1の場合は、マグネット1の略角形状の第2の切欠き1bの中の略180°間隔の2個に上型に設けられた左右スライド機構が有する切欠き押さえ部が押し当てられるため、樹脂部3はその箇所に第1の凹部3cが形成される。この第1の凹部3cは、ポンプ用電動機の回転子100が水中で回転した際の摩擦損失の一因となる。これに対し、図3のポンプ用電動機の回転子100の場合は、その外周面に上型の左右スライド機構が有する切欠き押さえ部による樹脂部3の第1の凹部3cが存在しないため、ポンプ用電動機の回転子100が水中で回転した際の摩擦損失を低減でき、ポンプの性能も向上する。
マグネット1とスリーブ2とが熱可塑性樹脂にて一体に成形された後、マグネット1に着磁を施すが、ポンプ用電動機の回転子100の羽根車取付部3aと反対側のマグネット1端面の内周面に形成される第2の凹部3d(図3では4箇所)を着磁時の位置決めに利用することで、精度の良い着磁が可能となる点は実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)上型の2本のピンをマグネット1の第3の切欠き1dの終端に位置する金型押さえ部1eに押し当てた状態で、熱可塑性樹脂による一体成形を行うことで、マグネット1とスリーブ2との位置関係および同軸を確保することができる。
(2)また、本実施の形態のポンプ用電動機の回転子100は、その外周面に上型の左右スライド機構が有する切欠き押さえ部による樹脂部3の第1の凹部3cが存在しないため、ポンプ用電動機の回転子100が水中で回転した際の摩擦損失を低減でき、ポンプの性能も向上する。
(3)マグネット1の着磁時に、ポンプ用電動機の回転子100の羽根車取付部3aと反対側のマグネット1端面の内周面に形成される第2の凹部3dを着磁時の位置決めに利用することで、精度の良い着磁が可能となる。
実施の形態3.
図5は実施の形態3を示す図で、ポンプ300の構成を示す断面図である。
図5に示すポンプ300は、以下に示す構成である。即ち、ポンプ300は、
(a)電磁鋼板を積層した固定子鉄心に複数のコイルを巻線した固定子と、ポンプ300内の水と固定子とを仕切る樹脂成形品のシールボックス10とをモールド一体成形して製作されるモールド固定子200と、
(b)SUSやセラミックなどを材料として製作され、シールボックス10に設けられる軸支持部10aに一端が挿入され、他端が樹脂成形品のケーシング20の軸支持部20aにて支持されるシャフト5と、
(c)実施の形態1又は2のポンプ用電動機の回転子100に超音波溶着などにより接合され、シャフト5を中心に回転自在に設置される樹脂成形品の羽根車15と、
(d)スリーブ2の両端面に、所定の隙間をもって設置されるSUSやセラミックなどを材料として製作されるスラストベアリング6と、
を備え、シールボックス10にOリング60を設置した後、ケーシング20と、モールド固定子200と、足板32とをタッピングネジ21等により共締めして組み立てられる。
尚、モールド固定子200は、羽根車15と反対側の端部に磁極位置検出素子50を実装した基板40を備える。そして、基板40からリード線押さえ31で固定されたリード線30が外部に引出されている。
例えば、モールド固定子200に、実施の形態1のポンプ用電動機の回転子100を使用すれば、マグネット1の磁極位置検出素子50側端面の外周側の角部を全周に亘って面取りしたテーパ部1aが存在する。このテーパ部1aのテーパ角度を任意に変更することで、マグネット1の端面の表面磁束密度のピーク位置を径方向に任意に変更することができる。
従って、既に述べたように、例えば、ポンプ用電動機の軸方向長さを短くするために、磁極位置検出素子50をシールボックス10と軸方向に重なるように配置させる場合(磁極位置検出素子50をマグネット1の外周から径方向に離す)でも、磁極位置検出素子50をマグネット1端面の表面磁束密度の最大となる径方向の位置に配置することができる。
また、例えば、モールド固定子200に、実施の形態2のポンプ用電動機の回転子100を使用すれば、ポンプ用電動機の回転子100の外周面に上型の左右スライド機構が有する切欠き押さえ部による樹脂部3の第1の凹部3cが存在しないため、ポンプ用電動機の回転子100が水中で回転した際の摩擦損失を低減でき、ポンプ300の性能が向上する。
実施の形態1又は2のポンプ用電動機の回転子100をポンプ300に適用した場合、ポンプ用電動機の回転子100の精度の向上に伴い、ポンプ300の品質が向上すると共に、ポンプ用電動機の回転子100の生産性の向上によりポンプ300のコストの低減が可能となる。
実施の形態4.
図6は実施の形態4を示す図で、ポンプ300の製造工程を示す図である。
図6により、ポンプ300の製造工程を説明する。
(1)ステップ1:熱可塑性樹脂に磁性材を混合した素材を使用するマグネット1の成形・脱磁を行う。併せて、焼結カーボン、カーボン入りのPPS等の熱可塑性樹脂、セラミック等を用いてスリーブ2を製造する。
(2)ステップ2:スリーブ2を、ポンプ用電動機の回転子100の熱可塑性樹脂による一体成形用金型の下型にセットする。
(3)ステップ3:マグネット1をポンプ用電動機の回転子100の熱可塑性樹脂による一体成形用金型の下型にセットする。マグネット1はスリーブ2が下型にセットされた後に、マグネット1の一方の端面(ポンプ用電動機の回転子100の状態で、羽根車取付部3aと反対側の端面)の内径に備えるテーパ状の第1の切欠き1cが下型に設けられた位置決め用突起に嵌め合わされてセットされる。
(4)ステップ4:上型に設けられた左右スライド機構が有する切欠き押さえ部又は上型に設けられたつり合い穴3bを形成するためのピンによりマグネット1を押さえて、熱可塑性樹脂でポンプ用電動機の回転子100の一体成形を行う。
(5)ステップ5:マグネット1を着磁する。併せて、ケーシング20を製作する。また、モールド固定子200の製造を行う。さらに、ポンプ300の組立に必要な各部品を用意する。
(6)ステップ6:ポンプ300の組立を行う。
以上のような製造工程により、効率よくポンプ用電動機の回転子100及びポンプ300を製造することができる。
実施の形態1を示す図で、ポンプ用電動機の回転子100を示す図(図1(a)は図1(b)のA−A断面図、図1(b)は右側面図)。 実施の形態1を示す図で、マグネット1を示す図(図2(a)は左側面図、図2(b)は図2(a)のB−B断面図、図2(c)は右側面図)。 実施の形態2を示す図で、ポンプ用電動機の回転子100を示す図(図3(a)は図3(b)のC−C断面図、図3(b)は右側面図)。 実施の形態2を示す図で、マグネット1を示す図(図4(a)は左側面図、図4(b)は図4(a)のD−D断面図、図4(c)は右側面図)。 実施の形態3を示す図で、ポンプ300の構成を示す断面図。 実施の形態4を示す図で、ポンプ300の製造工程を示す図。
符号の説明
1 マグネット、1a テーパ部、1b 第2の切欠き、1c 第1の切欠き、1d 第3の切欠き、1e 金型押さえ部、2 スリーブ、3 樹脂部、3a 羽根車取付部、3b つり合い穴、3c 第1の凹部、3d 第2の凹部、5 シャフト、6 スラストベアリング、10 シールボックス、10a 軸支持部、20 ケーシング、20a 軸支持部、21 ケーシング取付けネジ、30 リード線、31 リード線押さえ、32 足板、40 基板、50 磁極位置検出素子、60 Oリング、100 ポンプ用電動機の回転子、200 モールド固定子、300 ポンプ。

Claims (7)

  1. 水と磁極位置検出素子が実装された基板を備えるモールド固定子とをシールボックスで仕切るポンプに搭載され、前記シールボックス内に回転自在に収納され、一端が前記磁極位置検出素子に対向し、他端に羽根車を取付ける羽根車取付部を備えるポンプ用電動機の回転子であって、
    前記磁極位置検出素子に対向する端部の外周側の角部に面取りされたテーパ部を有するリング状のマグネットと、
    前記マグネットの内側に配置されるスリーブと、
    前記マグネットと前記スリーブとを一体成形し、且つ前記羽根車取付部を形成する熱可塑性樹脂と、を備えたことを特徴とするポンプ用電動機の回転子。
  2. 前記磁極位置検出素子が設けられる位置に応じて、前記マグネットのテーパ部の形状を変更することを特徴とする請求項1記載のポンプ用電動機の回転子。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のポンプ用電動機の回転子を搭載したことを特徴とするポンプ用電動機。
  4. 請求項のポンプ用電動機を搭載したことを特徴とするポンプ。
  5. 水と磁極位置検出素子が実装された基板を備えるモールド固定子とをシールボックスで仕切るポンプに搭載され、前記シールボックス内に回転自在に収納され、一端が前記磁極位置検出素子に対向し、他端に羽根車を取付ける羽根車取付部を備えるポンプ用電動機の回転子の製造方法であって、
    前記磁極位置検出素子に対向する端部の外周側の角部に面取りされたテーパ部を備えたリング状のマグネットと、前記マグネットの内側に配置されるスリーブとを熱可塑性樹脂で一体成形し、同時に前記熱可塑性樹脂で前記羽根車取付部を形成することを特徴とするポンプ用電動機の回転子の製造方法
  6. 水と磁極位置検出素子が実装された基板を備えるモールド固定子とをシールボックスで仕切るポンプに搭載され、前記シールボックス内に回転自在に収納され、一端が前記磁極位置検出素子に対向し、他端に羽根車を取付ける羽根車取付部を備えるポンプ用電動機の回転子の製造方法であって、
    リング状のマグネットと、前記マグネットの内側に配置されるスリーブとを熱可塑性樹脂で一体成形し、同時に前記熱可塑性樹脂で前記羽根車取付部を形成し、
    前記マグネットは、前記羽根車取付部側の端面の外周側に、略角形状の第2の切欠きを周方向に略等間隔に複数個備え、
    前記熱可塑性樹脂による一体成形時に、成形用金型の上型に設けられた左右スライド機構が有する切欠き押さえ部を、前記マグネットの前記第2の切欠きに径方向から押し当てることを特徴とするポンプ用電動機の回転子の製造方法
  7. 水と磁極位置検出素子が実装された基板を備えるモールド固定子とをシールボックスで仕切るポンプに搭載され、前記シールボックス内に回転自在に収納され、一端が前記磁極位置検出素子に対向し、他端に羽根車を取付ける羽根車取付部を備え、前記ポンプ運転時に前記羽根車表裏に発生する圧力差を低減するためのつり合い穴が軸方向に貫通して複数個設けられるポンプ用電動機の回転子の製造方法であって、
    リング状のマグネットと、前記マグネットの内側に配置されるスリーブとを熱可塑性樹脂で一体成形し、同時に前記熱可塑性樹脂で前記羽根車取付部を形成し、
    前記マグネットは、前記羽根車取付部側の端面の内周側に、軸方向に延びる断面形状が略半円状の第3の切欠きを周方向に略等間隔に複数個備え、
    前記第3の切欠きは、前記マグネットの内周面の略中央部まで延出し、該第3の切欠きの終端に金型押さえ部を形成し、
    前記熱可塑性樹脂による一体成形時に、成形用金型の上型に設けられた前記つり合い穴を成形するためのピンを、前記第3の切欠きの前記金型押さえ部に押し当てることを特徴とするポンプ用電動機の回転子の製造方法
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