JPH06221297A - オープン形羽根車 - Google Patents

オープン形羽根車

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JPH06221297A
JPH06221297A JP966893A JP966893A JPH06221297A JP H06221297 A JPH06221297 A JP H06221297A JP 966893 A JP966893 A JP 966893A JP 966893 A JP966893 A JP 966893A JP H06221297 A JPH06221297 A JP H06221297A
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JP
Japan
Prior art keywords
main plate
blades
impeller
outer peripheral
open type
Prior art date
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Pending
Application number
JP966893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Sakamoto
宏昭 坂本
Takefumi Hirafuji
武文 平藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUBOTA RANGU KK
Original Assignee
KUBOTA RANGU KK
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 その外周縁に切欠部24が形成された主板1
2を貫通して、複数のバランスホール22が形成され
る。また、主板12の上面には、複数の羽根14が略放
射状に形成される。複数の羽根14の外径D,バランス
ホール22の内径d,羽根14の数Mおよびバランスホ
ール22の数mは、0.05<d/D<0.1およびm
>M/2を満足するように設定される。 【効果】 羽根車10に作用する軸方向推力を低減で
き、羽根車10を球軸受によって支持する場合でも、羽
根車10の浮き上がりを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はオープン形羽根車に関
し、特にたとえば揚水用ポンプ等に用いられる、オープ
ン形羽根車に関する。
【0002】
【従来の技術】図7を参照して、従来のオープン形羽根
車1は、主板2を含み、主板2の一方主面には、複数の
羽根3が略放射状に形成されている。このようなオープ
ン形羽根車1は、側板が形成されていないため、図8に
示すような、側板4を有するクローズ形羽根車5に比べ
て異物が詰まりにくい特長を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】クローズ形羽根車5
(図8)では、側板4を有するため、主板2の下面に作
用する吐出圧が側板4の上面に作用する吸込圧によって
打ち消され、軸方向推力が抑制される。しかし、オープ
ン形羽根車1(図7)では、側板4(図8)を有しない
ため、主板2の下面に作用する吐出圧がそのまま軸方向
推力となる。したがって、羽根車を球軸受6で支持する
ようにしたポンプ7(図8)にオープン形羽根車1を適
用した場合には、オープン形羽根車1が軸方向推力で持
ち上げられてしまい、ケーシング8と接触してオープン
形羽根車1またはケーシング8が損傷し、運転不能にな
る等の問題点があった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、安
定に動作し得る、オープン形羽根車を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明は、主板,主板
によって支持されるかつ略放射状に形成される複数の羽
根および主板の外周縁に形成される切欠部を有するオー
プン形羽根車において、主板を貫通する複数のバランス
ホールを有し、複数の羽根の外径をDとし、バランスホ
ールの内径をdとし、羽根の数をMとし、バランスホー
ルの数をmとしたとき、0.05<d/D<0.1で、
かつm>M/2であることを特徴とする、オープン形羽
根車である。
【0006】第2発明は、主板および主板によって支持
されるかつ略放射状に形成される複数の羽根を有するオ
ープン形羽根車において、羽根の肉厚を外周部に向けて
徐々に大きくしたことを特徴とする、オープン形羽根車
である。
【0007】
【作用】第1発明においては、主板の外周縁に切欠部を
形成することによって羽根車を持ち上げようとする力が
作用する面積を縮小でき、しかも、バランスホールによ
って主板の上面側と下面側との圧力差を減少できるの
で、軸方向推力を低減できる。バランスホールの数mお
よび内径dは、羽根の数Mおよび外径Dとの関係で最適
に設定される。
【0008】また、第2発明において、羽根の肉厚を外
周部に向けて徐々に大きくすると、羽根に異物が詰まり
にくくなり、詰まり性能をより向上できる。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、羽根車に作用する軸
方向推力を低減できるので、安定に動作する。さらに、
詰まり性能を向上できるので、より安定な動作が期待で
きる。この発明の上述の目的,その他の目的,特徴およ
び利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説
明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1〜図4を参照して、この実施例のオープ
ン形羽根車10は、主板12を含む。主板12の上面に
は、外周部に向けて肉厚が徐々に大きくなるように複数
の羽根14が略放射状に形成される。各々の羽根14
は、図4からよくわかるように、丸みを有する台形の断
面形状を有する。また、主板12の中央部には、羽根車
10を後述するポンプ16(図5)等の回転軸18に固
定するための固定孔20が形成され、固定孔20の周囲
には、主板12を貫通する複数のバランスホール22が
形成される。そして、主板12の外周縁には、羽根14
の外周部正圧側に切欠部24(図2中斜線で示す)が形
成される。
【0011】このようなオープン形羽根車10は、たと
えば図5に示すようなポンプ16に適用される。ポンプ
16は、ステータ26を収納するステータハウジング2
8を含み、ステータハウジング28の内部上部には、ロ
ータ30を収納する内面球形の収納部32が形成され
る。収納部32の中央部には、セラミック等からなるボ
ール34を支持する支持部36が形成される。そして、
ボール34上には、たとえばカーボン等からなる球軸受
38を介して、ロータ30と接合された回転軸18が載
置される。この回転軸18の上部には、上述のオープン
形羽根車10が取り付けられる。ステータハウジング2
8の上部には、その上部中央部に吸込口40が形成さ
れ、その周縁部に図示しない吐出口が形成されたポンプ
ハウジング42がボルト・ナット44によって接続され
る。
【0012】ポンプ16の使用時には、吸込口40に吸
込側管路が接続され、図示しない吐出口に吐出側管路が
接続される。そして、ステータ26に電流を与えると、
ボール34を中心としてロータ30が回転され、それに
伴って回転軸18および羽根車10が回転される。した
がって、ポンプハウジング42の吸込側に負圧が生じ、
吸込口40からポンプハウジング42の内部に水が吸入
される。吸入された水は、羽根車10の羽根14の間す
なわち通水路46を通してポンプハウジング42の周縁
部に形成された図示しない吐出口から吐出される。
【0013】この実施例によれば、主板12の外周縁に
切欠部を形成しているので、羽根車10を持ち上げよう
とする吐出圧の作用面積を減少でき、また、複数のバラ
ンスホール22によって主板12の上面側と下面側との
圧力差を減少できる。したがって、羽根車10に作用す
る軸方向推力を低減でき、羽根車10の浮き上がりを防
止できる。
【0014】また、羽根14の肉厚を外周部に向けて徐
々に大きくしているので、羽根14の断面形状を丸みを
有する台形(図4)に形成していることと相俟って、詰
まり性能を飛躍的に向上できる。表1は、上述の羽根車
10において、バランスホール22の数mおよび内径d
を変化させた場合の軸方向推力低減効果の有無(羽根車
10が浮き上がるか否か)を調べた結果をまとめたもの
である。表1より、略放射状に形成した羽根14(羽根
車10)の外径をD(図3),バランスホール22の内
径をd(図3),羽根14(図1)の数をMおよびバラ
ンスホール22の数をmとしたとき、mとMが等しい場
合には、Dに対するdの比率(d/D)が5%より小さ
いと羽根車10が浮き上がってしまうことがわかる。一
方、mがM/2の場合には、Dに対するdの比率が11
%であっても羽根車10が浮き上がってしまうことがわ
かる。したがって、0.05<d/D<0.1で、かつ
m>M/2の条件を満たす場合に所望の効果を得られる
ということができる。
【0015】
【表1】
【0016】なお、上述の実施例では、切欠部24の端
面を直線状に形成するようにしているが、たとえば図6
に示すように、円弧状に形成してもよい。また、外周部
に向けて徐々に肉厚を大きくした上述の羽根14は、軸
方向推力低減効果を有しない他のオープン形羽根車にも
適用でき、その場合にも、十分な詰まり性能向上効果を
期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例の平面図である。
【図3】図1の実施例の断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線拡大断面図である。
【図5】図1の実施例の使用状態を示す図解図である。
【図6】切欠部端面を円弧状に形成した状態を示す平面
図である。
【図7】従来技術を示す斜視図である。
【図8】他の従来技術を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …オープン形羽根車 12 …主板 14 …羽根 16 …ポンプ 18 …回転軸 20 …固定孔 22 …バランスホール 24 …切欠部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主板,前記主板によって支持されるかつ略
    放射状に形成される複数の羽根および前記主板の外周縁
    に形成される切欠部を有するオープン形羽根車におい
    て、 前記主板を貫通する複数のバランスホールを有し、前記
    複数の羽根の外径をDとし、前記バランスホールの内径
    をdとし、前記羽根の数をMとし、前記バランスホール
    の数をmとしたとき、0.05<d/D<0.1で、か
    つm>M/2であることを特徴とする、オープン形羽根
    車。
  2. 【請求項2】主板および前記主板によって支持されるか
    つ略放射状に形成される複数の羽根を有するオープン形
    羽根車において、 前記羽根の肉厚を外周部に向けて徐々に大きくしたこと
    を特徴とする、オープン形羽根車。
JP966893A 1993-01-25 1993-01-25 オープン形羽根車 Pending JPH06221297A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990810