JP4811343B2 - 物体検出装置 - Google Patents

物体検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4811343B2
JP4811343B2 JP2007127213A JP2007127213A JP4811343B2 JP 4811343 B2 JP4811343 B2 JP 4811343B2 JP 2007127213 A JP2007127213 A JP 2007127213A JP 2007127213 A JP2007127213 A JP 2007127213A JP 4811343 B2 JP4811343 B2 JP 4811343B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
speed
detection
absolute
approaching moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007127213A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008282279A (ja
Inventor
浩二 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007127213A priority Critical patent/JP4811343B2/ja
Priority to EP08752755.2A priority patent/EP2151809B1/en
Priority to US12/597,355 priority patent/US8718916B2/en
Priority to PCT/JP2008/058894 priority patent/WO2008143114A1/ja
Priority to CN2008800157301A priority patent/CN101681560B/zh
Publication of JP2008282279A publication Critical patent/JP2008282279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4811343B2 publication Critical patent/JP4811343B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • G08G1/166Anti-collision systems for active traffic, e.g. moving vehicles, pedestrians, bikes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/01Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
    • B60R21/013Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
    • B60R21/0134Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to imminent contact with an obstacle, e.g. using radar systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units, or advanced driver assistance systems for ensuring comfort, stability and safety or drive control systems for propelling or retarding the vehicle
    • B60W30/08Active safety systems predicting or avoiding probable or impending collision or attempting to minimise its consequences

Description

本発明は、車両に設置される物体検出装置に関するものである。
従来、車両に設置される物体検出装置として、特開2005−10893号公報に記載されるように、自車両の前方物体を検知し、その前方物体と自車両との相対位置関係を検出し、その相対位置関係に基づいて自車両が前方物体と接触する可能性を判断するものが知られている。
特開2005−10893号公報
このような装置にあっては、自車両の側方又は斜め方向から接近する物体を適切に検知することが困難な場合がある。例えば、自車両の側方や斜め方向から接近する物体を検知しようとする場合、センサの検知方向を車両の走行方向に対し傾いた方向とすることが考えられる。この場合、自車の側方から接近する物体を検知しやすいが、道路などの設置される静止物と自車両の斜め方向からの接近する移動物とを識別することが難しい。
すなわち、自車両が走行時において物体との相対速度を検知する際、道路脇の静止物の相対速度は、自車両に接近するに連れて徐々に検知される相対速度が小さくなる。これは、検知方向と接近する方向が異なることに起因するものである。そして、自車両の側方から接近する移動物の相対速度も、自車両に接近するに連れて徐々に検知される相対速度が小さくなる。このため、自車両の側方から接近する移動物と道路脇に設置される静止物との識別が困難であり、自車両の側方から接近する移動物を適切に検知することが難しい。
そこで本発明は、接近移動物と静止物を的確に識別して適切な物体検出が行える物体検出装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係る物体検出装置は、車両の前後方向に対し交差する方向を検知中心方向として前記車両に設置されており、前記車両の側方にある物体について前記車両に対する相対速度を検知する検知手段と、前記検知手段の検知信号に基づいて前記車両の進行方向に対する車幅方向における前記物体の絶対速度を演算する速度演算手段と、前記検知手段により検知された前記車両に対する前記物体の相対速度と、前記車両から前記物体への方向における前記車両の走行速度の速度成分と、に基づいて、前記物体が接近移動物であるか否かを判断し、接近移動物でないと判断された場合に、さらに、前記速度演算手段により演算された前記車両の進行方向に対する車幅方向における前記物体の絶対速度に基づいて前記物体が接近移動物であるか否かを判断する判断手段と、を備えて構成されている。
この発明によれば、車両の横方向における物体の絶対速度に基づいて物体が接近移動物であるか否かを判断することにより、車両に対し側方又は斜め方向の物体について接近移動物であるか静止物であるかを的確に判別することができ、物体が接近移動物か否かを適切に判断することができる。
また本発明に係る物体検出装置は、車両の前後方向に対し交差する方向を検知中心方向として前記車両に設置されており、前記車両の側方にある物体について前記車両に対する相対速度を検知する検知手段と、前記検知手段の検知信号に基づいて前記車両の進行方向に対する車幅方向における前記物体の絶対速度を演算する速度演算手段と、前記速度演算手段により演算された前記車両の進行方向に対する車幅方向における前記物体の絶対速度および前記物体の絶対位置と、前記車両の走行速度および絶対位置と、に基づいて前記物体と前記車両との衝突可能性を判断し、衝突可能性があると判断された場合に、前記物体が接近移動物であるか否かの判断のしきい値を接近移動物であると判断されやすい値に変更し、前記速度演算手段により演算された前記車両の進行方向に対する車幅方向における前記物体の絶対速度に基づいて前記物体が接近移動物であるか否かを判断する判断手段と、を備えて構成されている。
本発明によれば、物体の車両横方向における絶対速度を検出し接近移動物と静止物を的確に判別することにより、適切な物体検出を行うことができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は本発明の実施形態に係る物体検出装置の構成概要図である。
図1に示すように、本実施形態に係る物体検出装置1は、車両2に設置されるレーダ3、4及び5により車両の周囲の物体を検出する装置であり、例えば渋滞時の先行車両追従のオートクルーズコントールシステム、プリクラッシュブレーキアシストシステム、プリクラッシュシートベルトシステムなどの物体検出手段として用いられる。
本実施形態に係る物体検出装置1のレーダ3、4は、車両2の側方(進行方向に対して斜めの方向を含む)を検知する検知手段として機能するものであって、車両2の前後方向に対し交差する方向を検知中心方向とし、その検知中心方向を中心に所定の角度範囲を検知している。例えば、レーダ3は、車両2の左前部に取り付けられ、車両2の左斜め前方を検知中心方向として設置され、車両2の左斜め前方の領域をセンシングしている。また、レーダ4は、車両2の右前部に取り付けられ、車両2の右斜め前方を検知中心方向として設置され、車両2の右斜め前方の領域をセンシングしている。
レーダ3、4としては、例えばミリ波レーダが用いられ、好ましくはFM−CW方式のミリ波レーダが用いられる。レーダ3、4は、検知領域に所定の周波数の電波を発信し、物体などにより反射する観測波を受信する。この受信信号を信号解析することにより、物体の車両2に対する相対速度、車両2からの距離を検出することができる。
レーダ5は、車両2の前方を検知する検知手段として機能するものであって、車両2の前方を検知中心方向とし、その検知中心方向を中心に所定の角度範囲を検知している。例えば、レーダ5は、車両2の前部中央位置に取り付けられ、車両2の前方を検知方向として設置され、車両2の前方領域をセンシングしている。
このレーダ5としては、例えばミリ波レーダが用いられ、好ましくはFM−CW方式のミリ波レーダが用いられる。レーダ5は、検知領域に所定の周波数の電波を発信し、物体などにより反射する観測波を受信する。この受信信号を信号解析することにより、物体の車両2に対する相対速度、車両2からの距離を検出することができる。なお、図1において、説明の便宜上、レーダ5の検知領域の図示を省略している。
レーダ3、4は、レーダ5と同様な範囲の検知領域を検知できるものを用いてもよいが、レーダ5より検知距離の短いものを用いてもよい。この場合であっても、他車の側方からの接近を十分に検知することができ、レーダ3、4の作動時の消費電力を低く抑えることができる。なお、レーダ3、4により車両の前方領域を十分に検知できる場合には、レーダ5の設置を省略する場合もある。
物体検出装置1は、ECU(Electronic ControlUnit)6を備えている。ECU6は、物体検出装置1の装置全体の制御を行うものであり、例えばCPU、ROM、RAMを含むコンピュータを主体として構成されている。
ECU6は、レーダ3、4及び5と接続され、それぞれの検知信号を入力する。そして、ECU6は、これらの検知信号の信号処理を行い、検知領域にある物体等の相対速度、車両2までの距離を演算する。また、ECU6は、レーダ3、4の検知信号に基づき、 車両2の側方にある物体について車両の横方向(車幅方向)における絶対速度を演算する速度演算手段として機能する。また、ECU6は、演算した車両の横方向における物体の絶対速度に基づいて物体が接近移動物であるか否かを判断する判断手段として機能する。
物体検出装置1は、車速センサ7が備えられている。車速センサ7は、車両2の走行速度を検出する車速検出手段として機能するものであり、例えば車輪速センサが用いられる。車速センサ7は、ECU6に接続され、検出信号をECU6に入力する。
また、物体検出装置1には、報知部8を設けることが好ましい。報知部8は、車両2に接近する物体を検知した場合に、そのことを車両2の運転者に報知する報知手段として機能するものである。この報知部8としては、運転者に物体接近を報知できるものであればいずれのものでもよく、例えばランプ点灯、LED点灯、液晶表示など視覚を通じて故障発生を報知するもの、ブザー、音声などにより聴覚を通じて故障発生を報知するものなどが用いられる。報知部8は、ECU6と接続され、ECU6から報知指示信号が出力された際に報知動作を行う。
次に、本実施形態に係る物体検出装置1の動作について説明する。
図2は、本実施形態に係る物体検出装置1の物体検出処理を示すフローチャートである。この図2における制御処理は、例えばECU6により所定時間ごとに繰り返し実行される。図3は、本実施形態に係る物体検出装置1の接近移動物検出処理を示すフローチャートである。図4は、本実施形態に係る物体検出装置1における側方からの車両接近時の説明図である。図4においては、側方から接近する他車10をレーダ3により検知する場合を示している。
物体検出装置1は、車両2の走行時において作動し、レーダ3、4及び5により車両2の周囲の検知領域において物体の検出を行う。その際の物体検出処理として、まず、図2のS10に示すように、センサ出力の読み込み処理が行われる。すなわち、レーダ3、4及び5の検出信号、車速センサ7の検出信号が読み込まれる。レーダ3、4及び5の検出信号としては、例えば発信電波と受信電波をミキシングしたビート信号が読み込まれる。
そして、S20に移行し、接近移動物検出処理が行われる。接近移動物検出処理は、センサ出力情報に基づき、検知された物体の車両2との相対速度を演算し、物体の絶対速度を演算し、その物体の車両2の横方向(車幅方向)の絶対速度成分に基づいて接近移動物であるか否かを検出する処理である。この接近移動物検出処理の詳細について後述する。
そして、S30に移行し、接近移動物検出処理にて車両2に接近する接近移動物が検出された場合に、その接近により危険性があるか否かが判断される。S30にて危険性がないと判断された場合には一連の制御処理を終了する。一方、S30にて危険性があると判断された場合には、警告処理が行われる(S40)。
警告処理は、車両2の運転者に接近移動物があることを報知する処理である。例えば、ECU6からの指令信号を受けて報知部8がランプ点灯、パネル表示、ブザー出力、音声出力などにより警告動作を行う。そして、S40の警告処理を終えたら、一連の制御処理を終了する。
この物体検出処理によれば、検知された物体の車両2との相対速度を演算し、物体の絶対速度を演算し、その物体の車両2の横方向(車幅方向)の絶対速度成分に基づいて接近移動物であるか否かを判断することにより、検知された物体が接近移動物であるのか静止物であるのかを的確に判別して物体検出が行える。このため、接近移動物による危険性を適切に判断することができる。
次に本実施形態に係る物体検出装置1の接近移動物検出処理について説明する。
接近移動物検出処理は、図2のS20で実行される処理であり、検知した物体における車両2の横方向の絶対速度を算出し、その絶対速度に基づいて物体が接近移動物であるか否かを判定する。この接近移動物検出処理は、側方の接近移動物を検出するのに適しており、主にレーダ3、4の検知信号に基づいて行われる。
まず、図3のS21に示すように、検知した物体の車両2に対する相対速度演算処理が行われる。相対速度演算処理は、検知された物体の車両2に対する相対速度を算出する処理であり、レーダ3、4におけるビート信号を信号処理することにより行われる。
そして、S22に移行し、接近移動物の判定処理が行われる。この判定処理は、検知された物体が接近移動物であるか否かを判定する処理である。例えば、次に示す判定式(1)、(2)が成立するか否かによって検知された物体が接近移動物、離反移動物又は静止物であるかが判定される。
V・cos|θ0|+Vr>THVR1 …(1)
V・cos|θ0|+Vr<THVR2 …(2)
この判定式(1)、(2)において、Vは車両2の走行速度、Vrは車両2と物体の相対速度、θ0は車両2の走行方向と車両2から物体への方向とのなす角である(図4参照)。V・cos|θ0|は、車両2から物体への方向における自車速の速度成分を示している。THVR1は、離反判定しきい値であり、正の速度値が設定される。THVR2は、接近判定しきい値であり、負の速度値が設定される。
判定式(1)が成立する場合には、検知された物体が離反移動物であると判定される。判定式(2)が成立する場合には、検知された物体が接近移動物であると判定され、接近移動物として仮登録される。また、判定式(1)及び(2)がいずれも成立しない場合には、検知された物体は静止物であると判定される。
そして、S23に移行し、半径方向の相対速度の算出処理が行われる。半径方向の相対速度の算出処理は、レーダ軸(検知方向)Orに対する横速度Vxと縦速度Vyの合成により物体の半径方向の相対速度Vrdを算出する処理である。相対速度Vrdは、例えば次の式(3)により算出される。
Vrd=(Vx+Vy1/2 …(3)
Vxは、レーダ軸Orに直交する方向における物体の横速度成分であって、相対速度Vrの速度値及び速度方向に基づいて算出される。Vyは、レーダ軸Orに平行な方向における物体の縦速度成分であって、相対速度Vrの速度値及び速度方向に基づいて算出される。
そして、S24に移行し、車両2の進行方向に対する横方向の物体の相対速度、および車両2の進行方向に対する物体の相対速度の演算処理が行われる。車両2の進行方向に対する横方向(車幅方向)の物体の相対速度Vobjxは、次の式(4)により算出される。
Vobjx=|Vrd|・cosθ2 …(4)
この式(4)において、θ2は、半径方向の相対速度Vrdの方向と車両2の横方向とのなす角であり、次の式(5)により算出される。
θ2=90−α−θ1 …(5)
この式(5)において、αは、レーダ3の取り付け角であって、車両2の前後方向とレーダ3の検知中心方向(レーダ軸Or)とのなす角で示される。また、θ1は、縦速度Vyの方向と相対速度Vrdの方向のなす角であり、次の式(6)により表される。
θ1=arctan(Vx/Vy) …(6)
車両2の進行方向に対する物体の相対速度Vobjyは、次の式(7)により算出される。
Vobjy=|Vrd|・sinθ2 …(7)
そして、S25に移行し、物体の絶対速度の演算処理が行われる。この演算処理は、検知した物体の絶対速度を演算する処理であり、例えば物体の絶対速度Vrd2は次の式(8)により算出される。
Vrd2=(Vobjx+Vobjy21/2 …(8)
この式(8)において、Vobjy2は、車両2の進行方向に対する物体の相対速度Vobjyから車両2の車速Vを減じて得られる物体の車両進行方向における絶対速度である。この物体の車両進行方向における絶対速度Vobjy2は、次の式(9)により表される。
Vobjy2=Vobjy−V …(9)
物体の絶対速度Vrd2の方向は、車両2の横方向に対しθ3だけ傾いた方向となる。このθ3は、次の式(10)により表される。
θ3=arctan(Vobjx/Vrd2) …(10)
Vobjxは、物体の絶対速度Vrd2における車両2の横方向の速度成分であり、物体における車両2の横方向の絶対速度となるものである。また、Vobjy2は、物体の絶対速度Vrd2における車両2の進行方向の速度成分であり、物体における車両2の進行方向の絶対速度となるものである。
そして、S26に移行し、検知した物体が接近移動物であるか否かが判断される。すなわち、S22において、接近移動物であると仮登録された物体については接近移動物であると判定され、確定登録される。また、S22において、接近移動物であると判定されていない物体について、物体の車両2の横方向における絶対速度(Vobjx)に基づいて接近移動物であるか否かが判定される。
例えば、物体の車両2の横方向における絶対速度Vobjxが速度判定しきい値THobjx1以上となる回数が回数判定しきい値THobjxcnt1以上連続して発生しているか否かが判断される。この判断は、物体の速度演算を所定の周期で繰り返し行った際の判定結果を用い絶対速度Vobjxの状態を判断するものである。この場合、判断回数は、所定の回数のうち絶対速度Vobjxが速度判定しきい値THobjx1以上となる回数が回数判定しきい値THobjxcnt1以上であるか否かを判断してもよい。
そして、物体の車両2の横方向における絶対速度Vobjxが速度判定しきい値THobjx1以上となる回数が回数判定しきい値THobjxcnt1以上連続して発生している場合には、その物体は接近移動物であると判定され、確定登録される。一方、物体の車両2の横方向における絶対速度Vobjxが速度判定しきい値THobjx1以上となる回数が回数判定しきい値THobjxcnt1以上連続して発生していない場合には、その物体は接近移動物でないと判定される。
また、物体の車両2の横方向における絶対速度Vobjxが速度判定しきい値THobjx1以上となる回数が回数判定しきい値THobjxcnt1以上連続して発生していない場合であっても、その物体が車両2と衝突する可能性がある場合には、所定の条件下で接近移動物であると判定することが好ましい。例えば、物体の絶対速度Vrd2及び絶対位置、車両2の速度V及び絶対位置に基づいて物体と車両2の前方部分(例えば、前方バンパ部分)の衝突可能性を判定し、衝突可能性が所定以上ある場合に、速度判定しきい値THobjx1、回数判定しきい値THobjxcnt1を接近移動物であると判定されやすいしきい値に変更し、再度物体が接近移動物であるか否かを判定する。そして、S26の接近移動物の判定処理を終えたら、接近移動物検出処理の一連の制御処理を終了する。
この本実施形態に係る物体検出装置1の接近移動物検出処理によれば、物体の車両2の横方向(車幅方向)における絶対速度Vobjxに基づいてその物体が接近移動物であるか否かを判断することにより、精度よく物体が接近移動物であるか否かを判断することができる。
なお、上述した接近移動物検出処理は、物体の車両2の横方向における絶対速度Vobjxを算出し、算出された絶対速度Vobjxnに基づいてその物体が接近移動物であるか否かを判断するものであるが、その他の手法によって物体の車両2の横方向における絶対速度に基づきその物体が接近移動物であるか否かを判断してもよい。例えば、物体の車両2に対する相対速度及び相対位置に基づきテーブルやマップなどによりその物体が接近移動物であるか否かを判断するものであってもよい。具体的には、物体の車両2に対する相対速度及び相対位置に基づいて得られる物体の車両2の横方向における絶対速度Vobjxに基づいて判断に用いるテーブルやマップを設定し、それらのテーブルやマップを用いて物体が接近移動物であるか否かを判断すればよい。
以上のように、本実施形態に係る物体検出装置1によれば、車両2の横方向における物体の絶対速度に基づいてその物体が接近移動物であるか否かを判断する。これにより、車両2に対し側方又は斜め方向の物体について接近移動物であるか静止物であるかを的確に判別することができ、物体が接近移動物か否かを適切に判断することができる。
なお、上述した各実施形態は本発明に係る物体検出装置の一例を示すものである。本発明に係る物体検出装置は、このようなものに限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しないように実施形態に係る物体検出装置を変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上述した各実施形態において、FM−CW方式のレーダを検知手段として用いる場合について説明したが、本発明に係る物体検出装置はこのような方式のものに限られるものではなく、FM−CW方式のレーダ以外の検知手段を用いたものであってもよい。
本発明の実施形態に係る物体検出装置の構成概要図である。 図1の物体検出装置における物体検出処理を示すフローチャートである。 図1の物体検出装置における接近移動物検出処理を示すフローチャートである。 図1の物体検出装置における側方の物体検出を行う場合の説明図である。
符号の説明
1…物体検出装置、2…車両、3〜5…レーダ、6…ECU、7…車速センサ、8…報知部。

Claims (2)

  1. 車両の前後方向に対し交差する方向を検知中心方向として前記車両に設置されており、前記車両の側方にある物体について前記車両に対する相対速度を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知信号に基づいて前記車両の進行方向に対する車幅方向における前記物体の絶対速度を演算する速度演算手段と、
    前記検知手段により検知された前記車両に対する前記物体の相対速度と、前記車両から前記物体への方向における前記車両の走行速度の速度成分と、に基づいて、前記物体が接近移動物であるか否かを判断し、接近移動物でないと判断された場合に、さらに、前記速度演算手段により演算された前記車両の進行方向に対する車幅方向における前記物体の絶対速度に基づいて前記物体が接近移動物であるか否かを判断する判断手段と、
    を備えた物体検出装置。
  2. 車両の前後方向に対し交差する方向を検知中心方向として前記車両に設置されており、前記車両の側方にある物体について前記車両に対する相対速度を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知信号に基づいて前記車両の進行方向に対する車幅方向における前記物体の絶対速度を演算する速度演算手段と、
    前記速度演算手段により演算された前記車両の進行方向に対する車幅方向における前記物体の絶対速度および前記物体の絶対位置と、前記車両の走行速度および絶対位置と、に基づいて前記物体と前記車両との衝突可能性を判断し、衝突可能性があると判断された場合に、前記物体が接近移動物であるか否かの判断のしきい値を接近移動物であると判断されやすい値に変更し、前記速度演算手段により演算された前記車両の進行方向に対する車幅方向における前記物体の絶対速度に基づいて前記物体が接近移動物であるか否かを判断する判断手段と、
    を備えた物体検出装置。
JP2007127213A 2007-05-11 2007-05-11 物体検出装置 Expired - Fee Related JP4811343B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007127213A JP4811343B2 (ja) 2007-05-11 2007-05-11 物体検出装置
EP08752755.2A EP2151809B1 (en) 2007-05-11 2008-05-08 Object detecting device, and object detecting method
US12/597,355 US8718916B2 (en) 2007-05-11 2008-05-08 Object detecting device, and object detecting method
PCT/JP2008/058894 WO2008143114A1 (ja) 2007-05-11 2008-05-08 物体検出装置及び物体検出方法
CN2008800157301A CN101681560B (zh) 2007-05-11 2008-05-08 物体检测装置及物体检测方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007127213A JP4811343B2 (ja) 2007-05-11 2007-05-11 物体検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008282279A JP2008282279A (ja) 2008-11-20
JP4811343B2 true JP4811343B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=40031822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007127213A Expired - Fee Related JP4811343B2 (ja) 2007-05-11 2007-05-11 物体検出装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8718916B2 (ja)
EP (1) EP2151809B1 (ja)
JP (1) JP4811343B2 (ja)
CN (1) CN101681560B (ja)
WO (1) WO2008143114A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7084432B2 (ja) 2020-01-14 2022-06-14 日東電工株式会社 フィルムロールの製造システム、および、フィルムロールの製造方法

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5310760B2 (ja) * 2011-03-04 2013-10-09 トヨタ自動車株式会社 接近車両検出装置
CN104380362A (zh) * 2012-06-26 2015-02-25 丰田自动车株式会社 车辆用警告装置
JP5938483B2 (ja) * 2012-11-26 2016-06-22 本田技研工業株式会社 車両制御装置
JP5949721B2 (ja) * 2013-10-10 2016-07-13 株式会社デンソー 先行車選択装置
JP5866511B2 (ja) * 2014-03-28 2016-02-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 無線装置、処理装置、及び処理システム
JP5799238B1 (ja) 2014-03-28 2015-10-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 無線装置、処理装置、及び処理システム
CN107250621B (zh) * 2015-02-12 2019-04-26 本田技研工业株式会社 自动变速器的变速控制装置
JP6970936B2 (ja) * 2016-12-20 2021-11-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 物体検出装置、物体検出プログラム、および記録媒体
KR102295577B1 (ko) * 2017-02-08 2021-08-30 현대자동차주식회사 Ecu, 상기 ecu를 포함하는 무인 자율 주행 차량, 및 이의 주행 차로 판단 방법
JP6892600B2 (ja) * 2017-07-12 2021-06-23 ミツミ電機株式会社 物体検出方法及び物体検出装置
CN109910877B (zh) * 2019-02-01 2020-08-07 中科安达(北京)科技有限公司 Aebs智能识别障碍物的方法
US11531107B2 (en) 2019-11-19 2022-12-20 Volvo Car Corporation Long range LIDAR-based speed estimation
TWI765208B (zh) * 2020-01-06 2022-05-21 為升電裝工業股份有限公司 具車速偵測功能的盲點偵測系統、偵測裝置及其測速方法
CN111289980B (zh) * 2020-03-06 2022-03-08 成都纳雷科技有限公司 基于车载毫米波雷达的路边静止物的检测方法及系统
CN111797701A (zh) * 2020-06-10 2020-10-20 东莞正扬电子机械有限公司 用于车辆多传感器融合系统的道路障碍物感知方法及系统
JP2022011470A (ja) * 2020-06-30 2022-01-17 京楽産業.株式会社 遊技機

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2952796B2 (ja) * 1991-12-27 1999-09-27 本田技研工業株式会社 車両用衝突判断装置
JP3271473B2 (ja) * 1995-05-23 2002-04-02 日産自動車株式会社 車間距離報知装置
JPH09188206A (ja) * 1996-01-08 1997-07-22 Nissan Motor Co Ltd 死角内障害物報知装置
DE19647660B4 (de) * 1996-11-19 2005-09-01 Daimlerchrysler Ag Auslösevorrichtung für Insassenrückhaltesysteme in einem Fahrzeug
DE19845568A1 (de) * 1998-04-23 1999-10-28 Volkswagen Ag Vorrichtung zur Objekterfassung für Kraftfahrzeuge
JP4179577B2 (ja) 2000-01-20 2008-11-12 富士通株式会社 接近通報用のレーダ波中継装置
JP3427809B2 (ja) * 2000-03-09 2003-07-22 株式会社デンソー 車両用道路形状認識方法及び装置、記録媒体
JP2003072416A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Denso Corp 車両用走行制御装置
US6873251B2 (en) * 2002-07-16 2005-03-29 Delphi Technologies, Inc. Tracking system and method employing multiple overlapping sensors
JP3849650B2 (ja) * 2003-01-28 2006-11-22 トヨタ自動車株式会社 車両
JP3991928B2 (ja) 2003-06-17 2007-10-17 日産自動車株式会社 車両用接触回避制御装置
JP4281485B2 (ja) * 2003-09-11 2009-06-17 トヨタ自動車株式会社 衝突被害軽減装置の起動制御装置及びこれに使用するセンサ
DE10352800A1 (de) * 2003-11-12 2005-06-23 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zur Detektion von bewegten Objekten
DE10356309A1 (de) * 2003-11-28 2005-06-23 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Warnung des Fahrers eines Kraftfahrzeugs
US7409295B2 (en) * 2004-08-09 2008-08-05 M/A-Com, Inc. Imminent-collision detection system and process
DE102004038734A1 (de) * 2004-08-10 2006-02-23 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Auslösung einer Notbremsung
JP4069919B2 (ja) 2004-09-28 2008-04-02 日産自動車株式会社 衝突判定装置、および方法
JP2006188129A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Hitachi Ltd 衝突負荷低減車両システム
DE102005003194A1 (de) * 2005-01-24 2006-07-27 Robert Bosch Gmbh Fahrerassistenzsystem mit Einrichtung zur Erkennung von stehenden Objekten
JP2006221498A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Hitachi Ltd 運転支援装置
JP2006298105A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Toyota Motor Corp 乗員保護装置の作動制御装置
JP4442520B2 (ja) 2005-06-27 2010-03-31 株式会社デンソー 車両用進路推定装置
JP4684954B2 (ja) * 2005-08-31 2011-05-18 本田技研工業株式会社 車両の走行安全装置
JP4306675B2 (ja) * 2005-12-15 2009-08-05 トヨタ自動車株式会社 車両用運転支援装置及び車両用制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7084432B2 (ja) 2020-01-14 2022-06-14 日東電工株式会社 フィルムロールの製造システム、および、フィルムロールの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008282279A (ja) 2008-11-20
US8718916B2 (en) 2014-05-06
EP2151809A4 (en) 2010-10-27
EP2151809A1 (en) 2010-02-10
WO2008143114A1 (ja) 2008-11-27
EP2151809B1 (en) 2018-12-12
CN101681560B (zh) 2013-03-13
CN101681560A (zh) 2010-03-24
US20100131153A1 (en) 2010-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4811343B2 (ja) 物体検出装置
JP5909289B2 (ja) 駐車スペース検出装置
JP4990424B2 (ja) 走行支援装置
US9953532B2 (en) Obstacle warning apparatus
US10436900B2 (en) Object detection apparatus
US10948592B2 (en) Obstacle detection apparatus for vehicles
JP5904280B2 (ja) 車両の警報装置
US20160116441A1 (en) Object detection apparatus
JP2007072641A (ja) 危険車両検出装置
JP4876772B2 (ja) 割込車両判定装置
JP6000658B2 (ja) 障害物回避支援装置及び障害物回避支援方法
WO2018092564A1 (ja) 車両制御装置、及び車両制御方法
JP2008037361A (ja) 障害物認識装置
US10068481B2 (en) Vehicle-mounted peripheral object notification system, object notification system, and notification control apparatus
US20150015383A1 (en) Travel control device and travel control method
JP2008262414A (ja) 車両脇移動体すり抜け検出装置
JP2009074803A (ja) 物体検出装置
JP2009074804A (ja) 物体検出装置
JP2013045142A (ja) 接近警報装置、接近警報方法、プログラム及び媒体
JP5754420B2 (ja) 車両の警報装置
JP4992640B2 (ja) 物体検出装置
JP6253928B2 (ja) 衝突回避支援装置
WO2023047616A1 (ja) 自車死角監視システム、および、自車死角監視方法
JP2004359086A (ja) 後側方警報装置
JP2015225531A (ja) 運転支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110808

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4811343

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees