JP4810972B2 - 温水噴出装置及びそれを応用した室 - Google Patents

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Description

この発明は、給湯器より供給される温水を噴出したり、温水が供給される所定箇所を抗菌するミストサウナ装置や、当該装置を備えた浴室システムに適用して好適な温水噴出装置及びこれを応用した室に関する。詳しくは、動作モードに基づいて給湯弁、噴出弁及び排水弁を開閉制御する制御手段を備え、第1動作モードが設定されると、給湯弁及び噴出弁を開状態にすると共に、排水弁を閉状態にし、第2動作モードが設定されると、給湯弁、噴出弁及び排水弁の何れも開状態にして、強噴出運転と弱噴出運転の二つの動作モードを実行できるようにしたものである。
従来より、温水をミストとして浴室内に噴出し、浴室の暖房を行うミストサウナ装置等と称される装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ミストサウナ装置は、単数もしくは複数のミストノズルを浴室の壁面等に備え、給湯器から供給された温水をミストにして浴室内に噴出する構成である。
特公平6−59301号公報
従来方式のミストサウナ発生装置によれば、利用者の好みに応じてミスト噴出量を強弱に切替えて利用するような機能が備えられている。この種のミストサウナ発生装置には、複数の噴出ノズルが搭載され、それぞれの噴出ノズルに対して、配管途中にノズル選択用の電動弁が配置されている。ミスト強弱運転は、ミストを噴出するノズルの数を変えることで実行するものである。しかし、このような構造であると、複数のノズルを搭載する必要があり、配管も複雑となって装置の大型化及びコスト高を生じる原因となる。
この発明は、上述の課題に鑑み創作されたものであり、給湯弁、噴出弁及び排水弁の開閉制御を工夫して強噴出運転と弱噴出運転の二つの動作モードを実行できるようにした温水噴出装置及びこれを応用した室を提供することにある。
本発明に係る温水噴出装置は、室内の空気を屋外へ排気する換気手段、室内へ空気を送風する送風手段及び、前記送風手段により室内へ送風する空気を加熱する加熱手段を有する空調装置と同一の室に設置され、給湯源からの温水を供給する第1の電磁この第1の電磁弁から分岐された一方の管路に接続されて温水を噴出する第2の電磁及び、第1の電磁弁から分岐された他方の管路に接続されて水を排水する第3の電磁を内部に配設した電磁弁ユニットと、第1の電磁弁、第2の電磁弁及び第3の電磁弁を所定の動作モードに基づいて開閉制御する制御手段とを備え、空調装置の運転と連動して温水を噴出する温水噴出装置であって、制御手段は、強噴出運転である第1動作モードが設定されると、第1の電磁弁及び第2の電磁弁を開状態にすると共に、第3の電磁弁を閉状態にし、弱噴出運転である第2動作モードが設定されると、第1の電磁弁、第2の電磁弁及び第3の電磁弁の何れも開状態にすることで、2つの動作モードに応じた噴出量の切り換えを行うことを特徴とするものである。
本発明に係る温水噴出装置によれば、空調装置の運転と連動して温水を噴出する場合、第1の電磁弁は、給湯源からの温水を供給する。第2の電磁弁は、第1の電磁弁から分岐された一方の管路に接続されて温水を噴出するようになされる。第3の電磁弁は、第1の電磁弁から分岐された他方の管路に接続されて水を排水する。制御手段は、第1の電磁弁、第2の電磁弁及び第3の電磁弁を所定の動作モードに基づいて開閉制御する。これを前提にして、制御手段は、強噴出運転である第1動作モードが設定されると、第1の電磁弁及び第2の電磁弁を開状態にすると共に、第3の電磁弁を閉状態にし、弱噴出運転である第2動作モードが設定されると、第1の電磁弁、第2の電磁弁及び第3の電磁弁の何れも開状態にすることで、2つの動作モードに応じた噴出量の切り換えを行うようになる。
従って、第1動作モード実行時に、第1の電磁弁を通過した温水の全部を第2の電磁弁を介して噴出できるので、強噴出運転を実行することができる。第2動作モード実行時には、第1の電磁弁を通過した温水の一部を第3の電磁弁を介して排水できるので、強噴出運転時に比べて第2の電磁弁を通過する温水噴出量を低減できるようになる。
本発明に係る室は、室内の空気を屋外へ排気する換気手段、室内へ空気を送風する送風手段及び、前記送風手段により室内へ送風する空気を加熱する加熱手段を有する空調装置と、給湯器より供給される温水を空調装置の運転と連動して噴出し、又は、排水動作が可能な温水噴出手段が取り付けられてなる室であって、温水噴出手段を動作モードに基づいて排水制御する制御手段を備え、温水噴出手段は、給湯器からの温水を供給する第1の弁と、この第1の弁から分岐された一方の管路に接続されて温水を噴出する第2の弁と、第1の弁から分岐された他方の管路に接続されて水を排水する第3の弁とを有し、制御手段は、強噴出運転である第1動作モードが設定されると、第1の弁及び第2の弁を開状態にすると共に、第3の弁を閉状態にし、弱噴出運転である第2動作モードが設定されると、第1の弁、第2の弁及び第3の弁の何れも開状態にすることを特徴とするものである。
本発明に係る室によれば、本発明に係る温水噴出装置が備えられているので、第1動作モード実行時に、第1の弁を通過した温水の全部を第2の弁を介して噴出できるので、噴出強運転を実行することができる。また、第2動作モード実行時には、第1の弁を通過した温水の一部を第3の弁を介して排水できるので、噴出強運転時に比べて第2の弁を通過する温水噴出量を低減できるようになる。これにより、第1の弁、第2の弁及び第3の弁の開閉制御により、強噴出運転と弱噴出運転の二つの動作モードを体験できるようになる。
本発明に係る温水噴出装置によれば、所定の動作モードに基づいて第1の電磁弁、第2の電磁弁及び第3の電磁弁を開閉制御する制御手段を備え、強噴出運転である第1動作モードが設定されると、第1の電磁弁及び第2の電磁弁を開状態にすると共に、第3の電磁弁を閉状態にし、弱噴出運転である第2動作モードが設定されると、第1の電磁弁、第2の電磁弁及び第3の電磁弁の何れも開状態にすることで、2つの動作モードに応じた噴出量の切り換えを行うものである。
この構成によって、第1動作モード実行時に、第1の電磁弁を通過した温水の全部を第2の電磁弁を介して噴出できるので、強噴出運転を実行することができる。第2動作モード実行時には、第1の電磁弁を通過した温水の一部を第3の電磁弁を介して排水できるので、強噴出運転時に比べて第2の電磁弁を通過する温水噴出量を低減できるようになる。従って、第1の電磁弁、第2の電磁弁及び第3の電磁弁を開閉制御により、強噴出運転と弱噴出運転の二つの動作モードを実行できるようになる。
本発明に係る室によれば、本発明に係る温水噴出装置が設けられているので、第1の弁、第2の弁及び第3の弁を開閉制御により、強噴出運転と弱噴出運転の二つの動作モードを体験できるようになる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態としての温水噴出装置及びこれを応用した室について説明する。
図1は、本発明に係る各実施例としての浴室システム1の構成例を示す断面の概念図である。
<浴室システムの全体>
図1に示す浴室システム1は、本発明に係る温水噴出装置が応用される。この浴室システム1は、ミスト発生装置2、浴室空調装置3及びヒートポンプ式の給湯装置4を備えて構成されている。ミスト発生装置2は、浴室101の天井に配設され、霧状にした温水(ミスト)を浴室101内に噴出するようになされる。このミスト発生装置2は、給湯源や給湯器等の一例を構成する給湯装置4より排出される温水を利用してミストを発生するものである。
ミスト発生装置2は、温水噴出装置の一例を構成し、電磁弁ユニット201、電源部ユニット2B及びノズルユニット2Cから構成されている。電磁弁ユニット201の内部には複数の電磁弁が設けられ、給湯装置4より排出される温水又は配管内の残水の排出を切換えるようになされる。電磁弁ユニット201は浴室101の天井裏に配置されるが、浴室101の天井に有する点検口101aの近傍に配設される。
この電磁弁ユニット201には、後述するように銀イオンユニット(図1には図示せず)が含まれている。電磁弁ユニット201を点検口101aの近傍に配設することで、銀イオンユニットの交換を簡単に行うことができ、メンテナンスが容易となる。
電磁弁ユニット201には、給湯装置4から排出される温水を受けるための給湯配管2aと、ノズルユニット2Cに温水を供給するためのノズル配管2bと、温水(残水)を排水するためのドレン配管2cとが接続されている。ドレン配管2cの開放端は、浴槽101bの下面に配置されたドレンパン101cに対向するようにされている。ここで、給湯配管2aは第1の温水路を構成し、ノズル配管2bは第2の温水路を構成し、ドレン配管2cは第3の温水路を構成している。
電磁弁ユニット201には、制御手段の一例を構成する電源部ユニット2Bが接続されている。電源部ユニット2Bにはミスト操作部7が接続される。電源部ユニット2Bは、電磁弁ユニット201と同様にして、浴室101の天井裏に配置され、当該ユニット内に設けられた複数の電磁弁をミスト操作部7からの操作指令に基づいて開閉制御を実行する。操作指令には入浴ミスト運転や弱ミスト運転等の動作モードを設定する操作データが含まれる。
電磁弁ユニット201にはノズルユニット2Cが接続され、浴室内に向けて配置されるノズルを備え、温水によるミストを噴出するようになされる。ノズルユニット2Cは例えば、天井表面に取り付けられる。
浴室空調装置3も浴室101の天井に配設され、浴室101の暖房や換気等が行われる。浴室空調装置3の熱源として、当該浴室空調装置3に内蔵した電気ヒータが利用される。浴室空調装置3には換気ダクト8が接続され、この換気ダクト8には換気グリル8aが接続される。換気グリル8aは、排気口を有しており、浴室外部に排気口を向けて取り付けられる。
上述の電磁弁ユニット201には、給湯源の一例となる給湯装置4が接続され、冷媒ガスを圧縮して得られる熱源を利用して水を温めるようになされる。給湯装置4は、例えば、屋外に配置され、ミスト発生装置2及び浴室101等に温水を給湯し、又は水を供給するようになされる。給湯装置4からの温水は、洗面脱衣所102の洗面器の給湯栓102aにも給湯される。
なお、ミスト発生装置2及び浴室空調装置3には、主操作部6及びミスト操作部7が接続され、これらの操作に基づいてミスト発生及び空調動作を実行する。主操作部6は、浴室空調装置3に内蔵された制御部(図1には図示せず)に電気ケーブル6aで接続されたリモートコントロール(遠隔制御)装置である。
この主操作部6(以下、「空調リモコン6」という)は、洗面脱衣所102の壁に取り付けられている。ミスト操作部7は、電源部ユニット2Bに内蔵された制御部(図1には図示せず)に電気ケーブル7aで接続されたリモートコントロール装置である。このミスト操作部7(以下、「ミストリモコン7」という)は、浴室101の壁に取り付けられている。
また、浴室101内、例えば、浴室空調装置3のフロントパネル26には、人体検出センサ69Aが取り付けられ、浴室利用者が浴室内に入室すると、それを検知して入室検知信号S69を出力するようになされる。この人体検出センサ69Aは、例えば赤外線センサを用いて構成されたものである(特開平10−142351号公報参照)。
このように、温水噴出装置を応用した浴室システム1が構成される。以下で、電磁弁ユニット201の内部構成例及びその制御例について説明する。
<電磁弁ユニット>
図2は、電磁弁ユニット201の構成例及び電源部ユニット2Bへの接続例を示す図である。図2に示す電磁弁ユニット201は筐体2A′を有している。この例で、筐体2A′の一側面を開放すると、電磁弁ユニット内の電磁弁の配置が見られる構成となされている。
筐体2A′には、上述した給湯配管2aを接続するための接続部2a′と、同様にノズル配管2bを接続するための接続部2b′と、ドレン配管2cを接続するための接続部2c′とが取り付けられて固定されている。この例で、筐体2A′の内側において、接続部2a′には第1の弁(給湯弁)の一例となる給湯用の電磁弁2dが取り付けられ、給湯装置4からの温水を供給するようになされる。
この電磁弁2dには温度検出センサ2hを挟んで銀イオンユニット2gが接続され、電磁弁2dから排出される温水Iに抗菌作用のある銀イオンを溶出するようになされる。銀イオンユニット2gから分岐された一方の配管2jには、第2の弁(噴出弁)の一例となるミストユニット用の電磁弁2eが取り付けられ、温水Iをノズルユニット2Cへ供給するようになされる。電磁弁2eの下流側(他端)は接続部2b′に取り付けられる。
電磁弁2eよりも低い位置には、第3の弁(排水弁)の一例となる電磁弁2fが配設されると共に、銀イオンユニット2gから分岐された他方の配管2kに取り付けられ、水や残水等を排出するようになされる。ここにいう水には、温水Iを含むものである。電磁弁2fの下流側(他端)は接続部2c′に取り付けられる。つまり、接続部2a′には電磁弁2dの一端が接続され、この電磁弁2dの他端には、温度検出センサ2h、銀イオンユニット2g及び配管2jを介して電磁弁2eの一端が接続される。この電磁弁2eの他端は接続部2b′に接続される。さらに、銀イオンユニット2gの配管2jから分岐された配管2kは、電磁弁2fの一端に接続され、この電磁弁2fの他端には接続部2c′が接続される。この例で、電磁弁2e,2fは流路切替器を構成している。温度検出センサ2hは、配管2iに取り付けられており、この配管2iを流れる水(温水)の温度を検出する。
<電源部ユニット>
上述した電磁弁2d、電磁弁2e、電磁弁2f、銀イオンユニット2g及び温度検出センサ2hには、電源部ユニット2Bが接続され、温度検出センサ2hから出力される温度検出信号S2hや、動作モード設定時の操作信号S7に基づいて電磁弁2d、電磁弁2e及び電磁弁2fを開閉制御したり、銀イオンユニット2gの出力を制御する。電源部ユニット2Bは、第1動作モードの一例となる入浴ミスト運転が設定されると、電磁弁2d及び電磁弁2eを開状態にすると共に、電磁弁2fを閉状態にするようになされる。また、電源部ユニット2Bは、第2動作モードの一例となる弱ミスト運転が設定されると、電磁弁2d、電磁弁2e及び電磁弁2fの何れも開状態にするようになされる。
<銀イオンユニット>
上述の銀イオンユニット2gは、金属イオン発生器の一例を構成し、例えば、電磁弁2dの管路2iに取り付けられる場合、イオン発生制御信号S2gに基づいて配管2iからの温水I又は水に抗菌作用のある銀イオンを溶出し、この銀イオンが溶出された水を配管2j,2kに供給する。この銀イオンユニット2gにおける基本的な構成は以下の通りである。すなわち、陰極側の電極と陽極側の銀からなる電極とが水に浸された状態で対向して配置され、これらの電極間に電圧が印加されることで、陽極側の電極から水中に銀イオンが溶出される。この場合、陽極側で、Ag→Ag++e-の反応が起こる。この銀イオンは、5ppb〜10ppb程度の濃度で強い抗菌の効果を示し、人体に対して影響のないことで知られている。
ここで、電極間に印加される電圧の値、あるいは電極間に間欠的に電圧を印加する場合の印加時間の割合を制御することで陽極側の電極から水中に溶出される銀イオンの量を制御できる。この例では、入浴ミストモードや弱ミストモード等の動作モードが設定されると、電磁弁2dから排出される温水Iに抗菌作用のある銀イオンを溶出するようになされる。これにより、排水動作時、抗菌作用のある銀イオンが溶出された温水Iを電磁弁2fから排出することができる。なお、銀イオンユニット2gは、ある程度使用すると銀電極が小さくなって交換することが必要となる。従って、銀イオンユニット2gは、電磁弁ユニット201内に交換可能に配されている。
続いて、図2に示した電磁弁ユニット201の動作例について説明をする。図3A〜Cは、電磁弁ユニット201のミストサウナ運転時の動作例を示す線図である。
図3Aに示す電磁弁ユニット201では、ミストサウナ運転開始直前の状態であって、当該電磁弁ユニット内の全ての電磁弁2d、2e及び2fが閉じた状態となされる。この状態はミストサウナ運転を停止していてその開始を待機している状態でもある。
図3Bに示す電磁弁ユニット201によれば、図示しない人体検出センサが利用者の入室を検知すると、当該電磁弁ユニット内の給湯用の電磁弁2d及び排水用の電磁弁2fが開いた状態で、ミストユニット用の電磁弁2eが閉じた状態に制御される。このとき、給水配管2a(図1参照)からの温水Iが接続部2a′から電磁弁2d及び配管2iを通じて銀イオンユニット2gに供給される。
この制御では、給湯配管2a(図1参照)からの温水Iが接続部2a′から電磁弁2d及び配管2kを通じて排水用の電磁弁2fに供給される場合であって、排水温度が噴出設定温度以上となるように、配管内の残水を排出するようになされる。このとき、電磁弁2dを通過した後の配管2jを流れる水(温水)の温度が検出され、温度検出センサ2hから電源部ユニット2Bへ温度検出信号S2hが出力される。
図2に示した電源部ユニット2Bでは、温度検出信号S2hを入力し、排水温度と噴出設定温度とを比較し、排水温度が噴出設定温度以上である場合は、電磁弁2fを閉じて排水動作を停止する。また、排水温度が噴出設定温度未満である場合は、排水温度が噴出設定温度となるまで、電磁弁2fを開いた状態で排水動作を継続し、排水温度が噴出設定温度と一致した時点で電磁弁2fの排水動作を停止するようになされる。
図3Cに示す電磁弁ユニット201によれば、入浴ミスト運転(第1動作モード)が設定されると、電磁弁2dを開いたままで、ミストユニット用の電磁弁2eを開く。この電磁弁2eを開くことで、給湯配管2aからの温水Iが接続部2a′から電磁弁2d、銀イオンユニット2g、配管2j、電磁弁2e及び接続部2b′を通じてノズル配管2b(図1参照)に供給される。温水Iはミストノズルユニット2Cから噴出される。このとき、排水用の電磁弁2fは閉じたままである。電磁弁2eを開くことで、銀イオンユニット2gで銀イオンが溶出された温水Iが配管2j、電磁弁2e及び接続部2b′を通じてノズル配管2b(図1参照)に供給される。
図4A及びBは、電磁弁ユニット201の弱ミスト運転時及びその停止時の動作例を示す線図である。図4Aに示す電磁弁ユニット201によれば、入浴ミスト運転中において、弱ミスト運転(第2動作モード)が設定されると、給湯用の電磁弁2dを開いたまま、排水用の電磁弁2fを開けることで、接続管2b′からの温水Iが、配管2j及び2kを通じて電磁弁2fを通じて排水される。このとき、電磁弁2eと共に電磁弁2fが開くことで、電磁弁2eへの温水Iの供給量が低減する。電磁弁2fを開くことで、銀イオンユニット2gで銀イオンが溶出された温水が配管2k、電磁弁2f及び接続部2c′を通じてドレン配管2c(図1参照)に供給される。これにより、浴室ユニット1から外部へ通じる下水配管を入浴ミスト運転時と同様の排水量で、抗菌作用のある銀イオンにより処理することができる。
なお、弱ミスト運転中、再度、弱ミスト運転設定用の操作ボタンが押下されると、通常の入浴ミスト運転に設定が切り替わるようになされる。その際には、電磁弁2fが閉じることで、電磁弁2eへ流入する温水Iが元の供給量に戻るようになされる。弱ミスト運転又は入浴ミスト運転の停止が設定されると、電磁弁2dを閉じると共に、所定時間後、例えば、3秒後にミストユニット用の電磁弁2eを閉じた後に、排水用の電磁弁2fを閉じるように制御される。これにより、図4Bに示すように電磁弁ユニット内の全ての電磁弁2d、2e及び2fが閉じた状態となされる。次のミストサウナ運転を待機するようになる。
<ノズルユニット>
図5A〜Cは、ノズルユニット2Cの構成例を示す図である。図5Aは、ノズルユニット2Cの正面図、図5Bはノズルユニット2Cの下側から見た平面図、図5Cはノズルユニット2Cの側面図を各々示している。
図5Aに示すノズルユニット2Cは、ミストを噴出するためのノズル2mを長手方向の下部に複数個、ここでは図5Bに示すように、3個直列に配置しており、全体として直方体状の可動部2Caと、この可動部2Caの長手方向の両側にそれぞれ配置された固定部2Cb1,2Cb2とから構成されている。固定部2Cb1,2Cb2は、浴室101の天井に固定され、可動部2Caを回動可能に軸支している。図5Cに示すように、可動部2Caは、回動軸を基準にして左右にスイング可能な構造となされている。
例えば、固定部2Cb1は、図示せずも可動部2Caを回動駆動するための、モータ、減速機構等を備えた駆動機構を備えている。この駆動機構により、可動部2Caを回動させ、ノズル2mが所定方向に向くように制御することが可能となっている。但し、可動部2Caを回動駆動するための駆動機構を設けず、手動で任意に方向を切替えられる構造としてもよい。
固定部2Cb2はノズル配管2b(図1参照)を接続するための接続部2nを備えている。この接続部2nにノズル配管2bから供給される温水Iは、図示しない固定部2Cb2内の配管及び可動部2Ca内の配管を通じて各ノズル2mに供給され、ミストとして噴出される。
<浴室空調装置>
図6及び図7は、浴室空調装置3の構成例を示す図である。図6は、浴室空調装置3の内部構成例を示す断面図である。
図6に示す浴室空調装置3は、ファン部32と、熱源としてのヒータ部33とを備えている。ファン部32は、本体ケース34に取り付けられている。ファン部32は、回転駆動される多翼のファン35と、このファン35を駆動電圧V36により回転駆動するファンモータ36と、このファンモータ36が取り付けられると共に、風路を形成するファンケース37とを備えている。
ファン35は縦向きに配置されている。ファンケース37のファン35の軸方向に沿った下面が開口し、吸込口38とされている。また、ファンケース37のファン35の軸方向とは直交する方向に沿った一の側面が開口し、この開口部に風路切換部39が備えられている。
風路切換部39は風路を切り換えるダンパ40を備える。ダンパ40は、駆動電圧V40cに基づいて駆動するダンパモータ40cの駆動力がカム40aを介して伝達され、軸40bを支点に回転して開閉動作を行う。ファンケース37は、風路切換部39と連通して下面に吹出口41を備えると共に、風路切換部39と連通して一の側面に排気口42を備えている。この場合、ダンパ40の位置によって、吸込口38から吹出口41へ連通した風路、あるいは吸込口38から排気口42へ連通した風路が形成される。
上述の吹出口41の所定の位置にはヒータ部33が取り付けられ、駆動電圧V33に基づいて排出空気を加熱するようになされる。ヒータ部33には、加熱手段を構成する電気ヒータが使用される。吹出口41から浴室内へ温風を排気することで、ミストの温度低下を防止し、浴室内を暖房するようになされる。
ファンケース37は、ヒータ部33の上流側であって、吸込口38の所定の位置にはイオン発生器44を備えている。イオン発生器44は、ダンパ40を循環位置あるいは循環換気位置に設定することで形成される循環風路43aにイオン放出面を露出するようになされる。イオン発生器44は、駆動電圧V44に基づいて正イオンと負イオンの両方あるいは負イオンを発生する。正イオンと負イオンの発生の原理は、誘電体が介在するように対向させた一対の電極間に家庭用交流電源等から取った交流電圧を昇圧して印加することにより、コロナ放電を起こし、空気中の酸素ないしは水分が電離によりエネルギーを受けてイオン化し、H+(H2O)m(mは任意の自然数)と、O2 -(H2O)n(nは任意の自然数)が主体のイオンを放出するものである。
これらH+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは、浮遊菌の表面に付着し、化学反応して活性種であるH22又は・OHを生成する。H22又は・OHは、極めて強力な活性を示すため、これらにより、空気中の浮遊細菌を取り囲んで除去することができる。ここで、・OHは活性種の1種であり、ラジカルのOHを示している。
これにより、ファン部32の運転と連動させて略同数の正イオンと負イオンを発生させ、略同数の正イオンと負イオンを含む空気を送風することで、循環する空気に含まれる浮遊細菌と、図1に示す浴室101の空気中の浮遊細菌の双方を除去して、カビの発生等を抑えることができる。
図7は浴室空調装置3の分解例を示す斜視図である。図7に示す浴室空調装置3は、本体ケース34からフロントパネル26が取外し(分解)可能な構造となされている。この例で、本体ケース34の吸込口38に対応した部分に、温度検出センサ69が取り付けられている。この温度検出センサ69は、浴室101の温度を検出するためのものである。
図7において、本体ケース34は、下面が開口し、吸込口38と吹出口41が露出するようにされている。この本体ケース34の下面開口部に、フロントパネル26が取り付けられる。フロントパネル26は、本体ケース34に着脱可能なように構成されている。
このフロントパネル26は、ファン部32の吸込口38と対向して吸込グリル45を備えると共に、ファン部32の吹出口41と対向して吹出グリル46を備える。また、フロントパネル26の吸込グリル45の裏側に、図示しないフィルタ47が交換可能に取り付けられる。本体ケース34は、ファン部32の排気口42と連通する排気ダクト接続部48を一の側面に備える。この排気ダクト接続部48に、図1に示したような排気ダクト8が接続される。
図8A〜Cは、浴室空調装置3の動作例を示す図である。図8Aは、ダンパ40を全閉にした状態例を示す断面図である。この例では、浴室空調装置3のダンパ40を全閉にすると、排気口42への風路が遮断され、吸込口38から吹出口41へ連通した循環風路43aが形成される。このため、ダンパ40が全閉となる位置をダンパ40の循環位置と称する。
また、図8Aに示すように、ダンパ40の位置を循環位置にし、ファンモータ36によりファン35を回転駆動すると、空気が吸込口38から吸い込まれ、循環風路43aを通り吹出口41から吹き出す。このとき、ヒータ部33に通電すると、ヒータ部33が加熱することで吹出口41を通る空気が温められ、温風が吹出口41から吹き出す。ここで、ヒータ部33としては例えばPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータを使用できる。
図8Bは、ダンパ40を全開にした状態例を示す断面図である。図8Bに示す浴室空調装置3によれば、そのダンパ40を全開にすると、吹出口41への風路が遮断され、吸込口38から排気口42へ連通した換気風路43bが形成される。このため、ダンパ40が全開となる位置をダンパ40の換気位置と称する。
図8Cは、ダンパ40を循環位置と換気位置の中間位置にした状態例を示す断面図である。図8Cに示す浴室空調装置3によれば、そのダンパ40を循環位置と換気位置の中間位置にすると、吸気口38から吹出口41へ連通した循環風路43aと、吸気口38から排気口42へ連通した換気風路43bの双方が形成される。この中間位置を循環換気位置と称する。
続いて、浴室空調装置3の動作例について説明をする。この浴室空調装置3では、例えば、ファンモータ36が回転駆動されると、ファン部32のファン35が回転する。ファン35が回転すると、フロントパネル26の吸込グリル45を介して、ファン部32の吸込口38から浴室101の空気が吸い込まれる。
ダンパ40の位置が図8Aに示す循環位置にあると、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43aが形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、循環風路43aを通り吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出される。
ヒータ部33は循環風路43aの吹出口41に配置されるので、ヒータ部33が駆動されることで、循環風路43aを通る空気は、このヒータ部33で温められて吹出グリル46から吹き出す。これにより、ダンパ40を循環位置として、ファンモータ36が回転駆動されると、ヒータ部33を駆動した場合は、浴室101内の空気を循環させながら、浴室101内に温風を吹き出させることができる。
ダンパ40の位置が図8Bに示す換気位置にあると、ファン部32において吸込口38から排気口42への換気風路43bが形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、図1に示した排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気される。これにより、ダンパ40を換気位置として、ファンモータ36が回転駆動されると、浴室101内の湯気や湿気が排気される。
ダンパ40の位置が図8Cに示す循環換気位置にあると、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43a及び吸込口38から排気口42への換気風路43bの双方が形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、一部は循環風路43aを通り吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出され、その他は換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、図1に示した排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気される。
これにより、ダンパ40を循環換気位置として、ファンモータ36が回転駆動されると、ヒータ部33が非駆動の場合は、浴室101内の空気を循環させながら、浴室101内の湯気や湿気が排気される。また、ヒータ部33を駆動した場合は、浴室101内の空気を循環させてこの浴室101内に温風を吹き出しながら、浴室101内の湯気や湿気が排気される。
<ヒートポンプ給湯システム>
図9は、ヒートポンプ式の給湯装置4の構成例を示すブロック図である。図9に示す給湯装置4は、図1に示したミスト発生装置2、浴室101、洗面脱衣所102、台所103等に温水Iを供給するものである。
給湯装置4は、ヒートポンプユニット53及び貯湯タンクユニット54を有して構成される。ヒートポンプユニット53は、大気と冷媒ガスとの間の熱交換及び冷媒ガスと水との間の熱交換で温水Iを生成する。貯湯タンクユニット54には、ヒートポンプユニット53で生成された温水Iを貯水するようになされる。例えば、貯湯タンクユニット54は、300乃至500リットルの蓄湯容量を有している。
ヒートポンプユニット53は、空気熱交換器55及び水熱交換器56を有して構成される。空気熱交換器55は、大気と冷媒ガスとの間で熱交換を行って、冷媒ガスの温度を上昇させるものである。水熱交換器56は、冷媒ガスと水との間で熱交換を行って、水の温度を上昇させるものである。
ヒートポンプユニット53には、ファン55a及び冷媒配管57が設けられる。ファン55aは、空気熱交換器55に大気を供給するように使用される。冷媒配管57は、空気熱交換器55と水熱交換器56との間に接続され、空気熱交換器55と水熱交換器56との間で冷媒ガスを循環するように使用される。
また、ヒートポンプユニット53には、ファン55a及び冷媒配管57の他に圧縮機58が備えられる。圧縮機58は、空気熱交換器55と水熱交換器56の間であって、空気熱交換器55の下流側に配置され、空気熱交換器55で熱交換されて冷媒配管57を流れる冷媒ガスを圧縮して温度をさらに上昇させるように使用される。
また、ヒートポンプユニット53には、空気熱交換器55と水熱交換器56の間であって、水熱交換器56の下流側には膨張弁59が備えられる。膨張弁59は、水熱交換器56で熱交換されて冷媒配管57を流れる冷媒ガスを膨張させて温度を低下させるように使用される。
ヒートポンプユニット53には貯湯タンクユニット54が接続され、当該ヒートポンプユニット53で生成された温水Iを貯水するタンク60を備える。タンク60は、下部側に水が供給されると共に、上部側に温水Iが供給されて、下部側に比べて上部側の温度が高くなる段層化した状態で温水Iを貯水する。
ヒートポンプユニット53と貯湯タンクユニット54とは、水熱交換器56とタンク60の間が温水配管61a及び冷水配管61bで接続されている。例えば、温水配管61aは、水熱交換器56の流出側と、タンク60の上部側に設けられる流入口60aとの間を接続する。また、冷水配管61bは、水熱交換器56の流入側と、タンク60の下部側に設けられる流出口60bの間を接続する。
この冷水配管61bにはポンプ61cが取り付けられている。ポンプ61cは、冷水配管61bを介してタンク60の流出口60bから水を吸い込んで水熱交換器56に供給し、水熱交換器56を通過して生成された温水Iを、温水配管61aを介して流入口60aからタンク60に供給する。
また、タンク60には取水配管62と給湯配管63とがそれぞれ接続されている。取水配管62は、タンク60に貯水された温水Iを取水するために使用される。取水配管62は、高温部取水配管62aと中温部取水配管62bを備えている。高温部取水配管62aは、流入口60aと独立してタンク60の上部に設けられる高温部取水口60cと接続される。中温部取水配管62bは、高温部取水口60cより下側に設けられる中温部取水口60dに接続される。
取水配管62は、高温部取水配管62aと中温部取水配管62bの合流箇所に切換弁62cを備え、タンク60における取水元が、高温部取水口60cか中温部取水口60dに切り換えられる。
給水配管63は、タンク60に給水を行うために使用される。給水配管63は、例えば、流出口60bと独立してタンク60の下部に設けられる給水口60eと接続されると共に、タンク60の手前で分岐した分岐給水配管63aを備える。
さらに、貯湯タンクユニット54は、取水配管62から供給される温水Iと、分岐給水配管63aから供給される水を混合させる給湯混合弁64を備える。給湯混合弁64は、取水配管62と分岐給水配管63aの合流箇所に備えられ、取水配管62から供給される温水Iと、分岐給水配管63aから供給される水の混合比を切り換えて、給湯配管65から供給される温水Iの温度を調整する。常温の水を排出することもできる。
給湯配管65は、図1に示した浴室101のシャワー101aや浴槽101b、洗面脱衣所102の蛇口102a及び図示しない台所103の蛇口等と接続され、温水I又は水を供給する。また、浴室101に接続される給湯配管65には、ミスト給湯配管65aが接続される。ここに分岐されたミスト給湯配管65aには、ミスト発生装置2が接続される。
次に、ヒートポンプ式の給湯装置4の動作例について説明する。給湯装置4では、まず、貯湯タンクユニット54のタンク60に、給水配管63から水が供給される。タンク60に供給された水は、冷水配管61bによりヒートポンプユニット53の水熱交換器56に供給される。
ヒートポンプユニット53では、ファン55aにより空気熱交換器55に大気が供給され、冷媒配管57を流れる冷媒ガスとの間で熱交換が行われ、冷媒ガスの温度が上昇する。空気熱交換器55で熱交換が行われた冷媒ガスは、圧縮機58で圧縮されることで、温度がさらに上昇する。
そして、圧縮機58で圧縮されて温度を上昇させた冷媒ガスは、水熱交換器56に供給される。これにより、水熱交換器56においては、大気との熱交換及び圧縮により温度が上昇した冷媒ガスと、貯湯タンクユニット54から供給された水との間で熱交換が行われ、温水Iが生成される。この水熱交換器56で熱交換された冷媒ガスは、膨張弁59で膨張されて温度が低下し、再度空気熱交換器55に供給される。
また、水熱交換器56で熱交換されて生成された温水Iは、温水配管61aによりタンク60に戻される。これにより、タンク60は、上部側が温度が高く、下部側が温度の低い二層化した状態で温水Iと水が貯水される。タンク60に貯水された温水Iは、取水配管62により取水される。ここで、切換弁62cにより、供給温水の温度が高い場合は高温部取水配管62aから温水Iが取られ、供給温水の温度が低い場合は中温部取水配管62bから温水Iを取られる。
取水配管62により取水された温水Iは、分岐給水配管63bから供給される水と給湯混合弁64で混合される。給湯混合弁64で温水Iと水の混合比を切り換えることで、給湯配管65から供給される温水Iの温度が調整される。もちろん、常温の水を給湯配管65に送出することもできる。給湯配管65から供給される温水I又は水は、浴室101、洗面脱衣所102及び台所103に分配される。これにより、給湯配管65から分岐されたミスト給湯配管65aにより温水I又は水をミスト発生装置2に供給するようになされる。
<空調リモコン、ミストリモコン>
図10は、ミストリモコン(ミスト操作部)7の操作面の構成例を示す正面図である。図10に示すミストリモコン7は、第1動作モードとしての入浴ミスト運転を設定する入浴ミストボタン7bを備えている。このボタン7bに対応して、その上部には、当該運転モードの設定時に発光制御される発光素子7b′が設けられている。
また、ミストリモコン7には、入浴ミスト運転中に、第2動作モードとしての弱ミスト運転を設定する弱ミストボタン7gを備えている。弱ミストボタン7gの上部には、弱ミスト運転中を示す発光素子7g′が設けられている。さらに、弱ミストボタン7gの下方には、弱ミスト運転や入浴ミスト運転を停止する運転停止ボタン7dが備えられている。運転停止ボタン7dの上部には、運転停止中を示す発光素子7d′が設けられている。
上述の入浴ミストボタン7bの右隣には、銀イオンミストモードを設定する銀イオンミストボタン7cを備えている。銀イオンミストボタン7cの上部には、銀イオンミスト運転中を示す発光素子7c′が設けられている。いずれの発光素子7b′、7c′、7d′、7g′もLED(Light Emitting Diode)から構成される。
また、このミストリモコン7は、銀イオンユニット2gの交換時期を発光で知らせるLED等の発光素子7eと、その交換時期をブザー音で知らせるブザー7fとを備えている。この場合、発光素子7eは、銀イオンユニット2gの交換時期がくると連続発光あるいは点滅発光するように制御される。これに対して、ブザー7fは、例えば、銀イオンユニット2gの交換時期がきた後、銀イオンユニット2gから温水I又は水に銀イオンを溶出する運転モードが選択された場合にブザー音が出るように制御される。
図11は、空調リモコン(主操作部)6の操作面の構成例を示す正面図である。図11に示す空調リモコン6は、入浴ミスト運転及び運転停止を選択する入浴ミストボタン6bを有している。入浴ミストボタン6bは、上記したミストリモコン7の入浴ミストボタン7bに対応したボタンである。このボタン6bに対応して、当該モードの選択時に発光制御されるLED等の発光素子6b′が設けられている。
また、空調リモコン6は、弱ミスト運転及び運転停止を選択する弱ミストボタン6kを有している。弱ミストボタン6kは、上記したミストリモコン7の入浴ミストボタン7bに対応したボタンである。このボタン6kに対応して、当該モードの選択時に発光制御されるLED等の発光素子6k′が設けられている。
入浴ミストボタン6bの下方には、銀イオンミストモードにするか否かを選択する銀イオンミストボタン6cが設けられる。銀イオンミストボタン6cは、ミストリモコン7の銀イオンミストボタン7cに対応したボタンである。このボタン6cに対応して、モード選択時に発光制御されるLED(Light Emitting Diode)等の発光素子6c′が設けられている。
さらに、空調リモコン6は、衣類乾燥モードの運転及び運転停止を選択する衣類乾燥ボタン6dと、涼風モードの運転及び運転停止を選択する涼風ボタン6eと、暖房モードの運転及び運転停止を選択する暖房ボタン6fと、標準換気モードの運転、浴室乾燥モードの運転及びそれらの運転停止を選択する換気ボタン6gとを備えている。これらのボタン6d〜6gに対応して、例えば運転時に発光制御されるLED等の発光素子6d′,6e′,6f′,6g1′,6g2′が設けられている。
また、空調リモコン6は、銀イオンユニット2gの交換時期を発光で知らせるLED等の発光素子6hと、時刻、浴室温度、運転モード等を表示する、LCD(液晶表示素子)やセグメントLED等で構成される表示素子6iと、タイマーの時間設定等を行うためのアップダウンキー6jとを備えている。発光素子6hは、上述したミストリモコン7に備えられている発光素子7eに対応したものである。主操作部6で操作され指示される情報は、操作信号S6となって電源部ユニット2Bに出力される。
<銀イオンユニットの交換時期の報知動作>
この例では、ミストリモコン7の発光素子7e及びブザー7f、さらに空調リモコン6の発光素子6hにより、電磁弁ユニット201内に配された銀イオンユニット2gの交換時期が使用者に報知される。例えば、浴室空調装置3の図示しない制御部5Aで、銀イオンユニット2gの取り付け時からの動作累積時間が管理されている。この制御部5Aは、動作累積時間が、交換時期に相当する所定時間に達したか否かを常に判定し、動作累積時間が所定時間を越えるとき、交換時期であると判定する。
このように制御部5Aで交換時期であると判定されるとき、この制御部5A(図12参照)の制御により、ミストリモコン7の発光素子7e及び空調リモコン6の発光素子6hが連続発光あるいは点滅発光の状態となり、またミストリモコン7のブザー7fは、銀イオンユニット2gから温水I又は水に銀イオンを溶出する運転モード、例えば入浴ミスト(銀イオンミストオン)モード、弱ミストモード、換気標準(銀イオンミストオン)モード、浴室乾燥(銀イオンミストオン)モード、涼風(銀イオンミストオン)モード、衣類乾燥(銀イオンミストオン)モードのいずれかが選択された場合にブザー音を出力する。これにより、使用者は銀イオンユニット2gの交換時期を容易に知ることができる。
なお、銀イオンミストの噴出動作回数に基づいて、交換時期に達したか否かを判定(決定)してもよい。銀イオンミストの噴出動作回数とは、銀イオンミストボタン6c,7cが押され銀イオンが溶出する運転モードが実行された回数や銀イオンユニット2gに駆動電圧を印加した回数であってもよく、他の方法であってもよい。
<浴室空調装置及びミスト発生装置の制御系>
図12は、浴室空調装置3及びミスト発生装置2の制御系の構成例を示すブロック図である。
図12に示す浴室空調装置3は、CPU(Central Processing Unit)を有する制御部5Aを備えている。上述した空調リモコン6は、電気ケーブル6aを介して、この浴室空調装置3の制御部5Aに接続されている。この例で、空調リモコン6から制御部5Aには、電気ケーブル6aを介して、操作信号S6が出力される。制御部5Aには、上述したように、吸込口38に対応して取り付けられた、浴室101内の温度を検出するための温度検出センサ69が接続される。温度検出センサ69から制御部5Aには、温度検出信号S69が出力される。
この制御部5Aには、上述したように、浴室空調装置3のフロントパネル26に取り付けられた人体検出センサ69Aが接続される。人体検出センサ69Aから制御部5Aには、人体検出信号S69aが出力される。この制御部5Aには、浴室照明スイッチ69Bから、このスイッチがオンされたか否かを示す信号S69bが供給される。この制御部5Aから、ファンモータ36、ダンパモータ40c、ヒータ部33及びイオン発生器44には駆動電圧V36、V40c、V33及びV44が各々供給される。
また、図12に示す電源部ユニット2Bは、電源部2Baと、電磁弁駆動部2Bbと、CPUを有する制御部2Bcとを備えている。電源部2Baは、家庭用交流電源、例えばAC100Vから、電磁弁を駆動するために使用する24Vの直流電圧、ノズルユニット2Cのモータを駆動するための直流電圧等を生成する。
電源部2Baには電磁弁駆動部2Bb及び制御部2Bcが接続され、制御部2Bcによる制御の下、電源部2Baで生成される24Vの直流電圧を用いて、電磁弁ユニット201を構成する電磁弁2d,2e,2fを駆動する。この場合、電磁弁2d,2e,2fは、それぞれ、DC24[V]の駆動電圧V2d,V2e,V2fが印加されることでバルブが開状態となされる。駆動電圧V2d,V2e,V2f=0[V]で電磁弁2d,2e,2fの各々のバルブが閉状態となされる。
制御部2Bcには、上述したように、電磁弁ユニット201に取り付けられた温度検出センサ2hが接続される。この例で、温度検出センサ2hから制御部2Bcには温度検出信号S2hが出力される。制御部2Bcは、温度検出センサ2hから出力される温度検出信号S2hや、動作モード設定時に操作信号S7に基づいて電磁弁2d、電磁弁2e及び電磁弁2fを開閉制御したり、銀イオンユニット2gの出力を制御する。
例えば、制御部2Bcは、入浴ミスト運転が設定されると、電磁弁2d及び電磁弁2eを開状態にすると共に、電磁弁2fを閉状態にするようになされる。また、制御部2Bcは、弱ミスト運転が設定されると、電磁弁2d、電磁弁2e及び電磁弁2fの何れも開状態にするようになされる。もちろん、制御部2Bcでは、温度検出信号S2hを入力し、排水温度と噴出設定温度とを比較し、排水温度が噴出設定温度以上である場合は、電磁弁2fを閉じて排水動作を停止する。また、排水温度が噴出設定温度未満である場合は、排水温度が噴出設定温度となるまで、電磁弁2fを開いた状態で排水動作を継続し、排水温度が噴出設定温度と一致した時点で電磁弁2fの排水動作を停止するようになされる。
上述したミストリモコン7は、電気ケーブル7aを介して、この電源部ユニット2Bの制御部2Bcに接続されている。ミストリモコン7から制御部2Bcには電気ケーブル7aを介して操作信号S7が出力される。この制御部2Bcは、電磁弁駆動部2Bbの動作を制御し、また電源部2Baで生成される直流電圧を用いて、銀イオンユニット2gの銀イオン発生動作を制御したり、ノズルユニット2Cのノズル2mの方向を制御する。制御部2Bcは、銀イオンユニット2gにイオン発生制御信号S2gを出力して銀イオンの発生を制御する。
また、浴室空調装置3の制御部5Aと電源部ユニット2Bの制御部2Bcとは互いに接続され、浴室空調装置3とミスト発生装置2との連係動作が可能となされている。例えば、制御部5Aから制御部2Bcへ通信制御信号S5aを出力して、空調リモコン6で指定された内容に基づいてミストサウナ運転を実行する。反対に、制御部2Bcから制御部5Aへ通信制御信号S5aを出力して、ミストリモコン7で指定された内容に基づいて空調運転を実行するようにしてもよい。
続いて、浴室ユニット1の動作例について説明する。この例で、浴室ユニット1の動作例に関して、入浴ミスト(銀イオンミストオン)モード、他の入浴ミスト(銀イオンミストオン)モード、入浴ミストモード、換気標準(銀イオンミストオン)モード、換気標準モード、浴室乾燥モード、暖房モード、涼風(銀イオンミストオン)モード、涼風モード及び衣類乾燥モードの10項目に分けて説明をする。
<入浴ミスト(銀イオンミストオン)モードの動作>
図13及び図14は、入浴ミスト(銀イオンミストオン)モードの動作例(その1、2)を示すフローチャートである。この動作例では、ミストリモコン7で、銀イオンミストボタン7cが押されて銀イオンミストオンとされ、その後に入浴ミストボタン7bが押されて入浴ミストオンとされるとき、あるいは空調リモコン6で、銀イオンミストボタン6cが押されて銀イオンミストオンとされ、その後に入浴ミストボタン6bが押されて入浴ミストオンとされるとき、入浴ミスト(銀イオンミストオン)モードとなり、このモードの動作が開始される。この入浴ミスト運転中に弱ミストボタン6k又は7gが押されて弱ミストオンとされたとき、弱ミスト運転に移行するようになされる。
これらを動作条件にして、図13に示すフローチャートのステップST1では、銀イオンミストオンとされ、その後に入浴ミストオンとされることで、動作が開始される。次に、ステップST2で、浴室空調装置3のヒータ部33に駆動電圧V33が供給され、このヒータ部33が加熱される。また、浴室空調装置3のファンモータ36に駆動電圧V36が供給され、ファン35が回転される。この場合、ダンパ40は全閉、つまり循環位置(図8A参照)とされる。
この場合、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43aが形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、循環風路43aを通り、ヒータ部33で暖められて、吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出される。次に、ステップST3で、ノズルユニット2Cが制御され、ノズル2mが浴槽101b側に向くように回動される。これにより、人の頭にミストがかからないようにされる。
次に、ステップST4で、排水処理が行われる。この場合、電磁弁ユニット201において、電磁弁2d(電磁弁1)及び電磁弁2f(電磁弁3)が開かれる(図2参照)。ヒートポンプ給湯装置4から給水配管2aで供給される温水は、電磁弁2d、銀イオンユニット2g及び電磁弁2fを介して、ドレン配管2cに供給される(図1、図2参照)。
さらに、ステップST5で、銀イオンユニット2gにイオン発生制御信号S2gが供給され、この銀イオンユニット2gから温水に銀イオンが溶出される。この場合、銀イオン濃度は、印加電圧の値、あるいは間欠的に電圧を印加する場合の印加時間の割合を制御することで、高濃度、例えば300ppbに制御される。これにより、ドレン配管2cに供給される温水は高濃度の銀イオンが含まれたものとなり、ドレン管2cやドレンパン101cの抗菌が行われ、これらにおけるカビ菌等の菌の繁殖が効果的に防止される。
次に、ステップST6で、電磁弁ユニット201内に配設された温度検出センサ2hの検出出力に基づいて、給水配管2aを介して電磁弁ユニット201に供給される温水の温度が所定値以上、例えば35゜以上となったか否か判定される。温度が所定値以上となった後に、ステップST7に進む。
このステップST7では、ミスト発生処理が行われる。このように、電磁弁ユニット201に供給される温水の温度が所定値以上となった後にミスト発生処理が行われるようにすることで、浴室101中に存在する人が、ミストによって肌寒さを感じないようにされる。
この場合、電磁弁ユニット201において、電磁弁2fは閉じられ、電磁弁2eが開かれる(図2参照)。この場合、ヒートポンプ給湯装置4から給水配管2aで供給される温水は、電磁弁2d、銀イオンユニット2g及び電磁弁2eを介して、ノズル配管2bに供給される(図1、図2参照)。
そして、ステップST8で、銀イオンユニット2gの印加電圧の値等が変更され、この銀イオンユニット2gから温水に溶出される銀イオンの濃度が、人体に影響のない濃度で、かつ抗菌作用のある低濃度、例えば100ppbに制御される。これにより、ノズル配管2bからノズルユニット2Cの各ノズル2mに温水が供給され、浴室101内にミストとして噴出される。そして、この温水には銀イオンが含まれているので、浴室101の内壁、床面、さらに浴室空調装置3の風路の抗菌が行われ、これらにおけるカビ菌等の菌の繁殖が効果的に防止される。
この入浴ミスト運転中に、例えば、ミスト利用者が弱ミストボタン6k又は7gを押して弱ミスト運転を選択すると、ステップST9に移行して制御部2Bcは弱ミスト運転が設定されたかを判別する。制御部2Bcは、ミストリモコン7から操作信号S7を入力し、その操作信号S7による信号設定値と判別基準値とを比較して、弱ミスト運転が設定されたことを検出する。
入浴ミスト運転中において、弱ミスト運転が設定された場合は、ステップST10に移行して、制御部2Bcは、電磁弁駆動部2Bbを介して電磁弁2fを開状態となされる。これにより、電磁弁2d、電磁弁2e及び電磁弁2fの何れも開状態となされる。図4Aに示した電磁弁ユニット201によれば、弱ミスト運転が設定されると、給湯用の電磁弁2dを開いたまま、排水用の電磁弁2fを開けることで、接続管2b′からの温水Iが、配管2j及び2kを通じて電磁弁2fを通じて排水される。
このとき、電磁弁2eと共に電磁弁2fが開くことで、電磁弁2eへの温水Iの供給量が低減する。電磁弁2fを開くことで、銀イオンユニット2gで銀イオンが溶出された温水Iが配管2k、電磁弁2f及び接続部2c′を通じてドレン配管2c(図1参照)に供給される。これにより、浴室ユニット1から外部へ通じる下水配管を入浴ミスト運転時と同様の排水量で、抗菌作用のある銀イオンにより処理することができる。
その後、ステップST11に移行して、制御部2Bcは弱ミスト運転が解除されたかを判別する。弱ミスト運転が解除された場合は、ステップST12に移行して、制御部2Bcは、電磁弁駆動部2Bbを介して電磁弁2fを閉状態となされる。これにより、通常の入浴ミスト運転に戻るようになされる。その後、ステップST9に戻る。
また、ステップST11で弱ミスト運転が解除されない場合は、ステップST13に移行する。ステップST13では、弱ミストボタン7g又は6kが押されて弱ミストオフとなったか、あるいは運転停止ボタン7dが押されて停止が指示されたか否かが判定される。なお、上述のステップST9で弱ミスト運転が設定されない場合は、図14に示すステップST14に移行する。
ステップST14では、入浴ミストボタン7b又は6b等が押されて入浴ミストオフとなったか、あるいは運転停止ボタン7dが押されて停止が指示されたか否かが判定される。入浴ミストオフとなったか、あるいは停止が指示されたときは、ステップST15に進む。上述のステップST13で弱ミストオフとなったか、あるいは停止が指示されたときは、ステップST15に移行して、浴室空調装置3の動作が停止される。すなわち、浴室空調装置3のヒータ部33及びファンモータ36への通電が止められる。
次に、ステップST16で、銀イオンユニット2gへの通電が止められ、銀イオンユニット2gから温水Iへの銀イオンの溶出が停止される。そして、ステップST17で、水抜き処理が行われる。この場合、電磁弁ユニット201において、電磁弁2dが閉じられ、電磁弁2fが開かれる(図2参照)。これにより、ノズル配管2bに残っている温水Iは、電磁弁2e及び2fを介して、ドレン配管2cに供給される(図1、図2参照)。
そして、ステップST18で、水抜き処理に必要な所定時間、例えば3秒が経過したか否かが判定される。所定時間が経過したときは、ステップST19に進む。このステップST19では、停止処理が行われる。この場合、電磁弁ユニット201において、電磁弁2e及び電磁弁2fが閉じられる(図2参照)。なおこのとき、ノズルユニット2Cも制御され、ノズル2mの向きが元の位置に戻される。この停止処理の後に、ステップST20で、入浴ミスト(銀イオンミストオン)モードの一連の動作が終了する。
上述の入浴ミスト(銀イオンミストオン)モードによれば、ノズルユニット2Cの各ノズル2mから銀イオンを含むミストを噴出する場合、ミスト噴出前、さらにミスト噴出後に、銀イオン濃度を例えば300ppbとした温水Iをドレン配管2cに流すようにしているので、弱ミスト運転に移行する前に、ドレン配管2cやドレンパン101cの抗菌を行うことができ、カビ菌の繁殖などを抑制できる。
<入浴ミスト(銀イオンミストオン)モードの他の動作>
図15及び図16は、入浴ミスト(銀イオンミストオン)モードの他の動作例(その1、2)を示すフローチャートである。
図13に示した入浴ミストモードでは、入浴ミストオフとなったか、あるいは停止が指示されたとき、ミスト発生装置2に関して、直ちに水抜き処理を行うものであったが、この動作例では、高濃度の銀イオンが含まれた温水Iをドレン管2cに流す排水処理を行ってから、水抜き処理に行うようになされる。もちろん、入浴ミスト運転中に、弱ミスト運転が設定できるようになされる。図15に示すステップST1〜ST14については、図13に示したステップST1〜ST14と同一符号を付しており、その処理内容は全く同様なのでその部分の詳細な説明は省略する。
この例では、図15に示したステップST13で弱ミストオフとなったか、あるいは停止が指示されたとき、及び、ステップST14で、入浴ミストボタン7b又は6b等が押されて入浴ミストオフとなったか、あるいは運転停止ボタン7dが押されて停止が指示されたとき、図16に示すステップST15′に移行する。
ステップST15′で浴室空調装置3の動作を停止させた後に、ステップST16′に進む。このステップST16′では、排水処理が行われる。この場合、電磁弁ユニット201において、電磁弁2eが閉じられ、電磁弁2fが開かれる(図2参照)。給湯装置4から給水配管2aで供給される温水Iは、電磁弁2d、銀イオンユニット2g及び電磁弁2fを介して、ドレン配管2cに供給される(図1、図2参照)。
次に、ステップST17′で、銀イオンユニット2gの印加電圧の値等が変更され、この銀イオンユニット2gから温水Iに溶出される銀イオンの濃度が、再び高濃度である、例えば300ppbに制御される。これにより、ドレン配管2cに供給される温水Iは高濃度の銀イオンが含まれたものとなり、ドレン配管2cやドレンパン101cの抗菌が再び行われ、これらにおけるカビ菌等の菌の繁殖が効果的に防止される。
次に、ステップST18′で、抗菌のための排水処理に必要な所定時間、例えば5秒が経過したか否かが判定される。所定時間が経過したときは、ステップST19′に進み、銀イオンの発生が停止され、その後ステップST20′で、水抜き処理が行われる。
なお、このステップST20′では、電磁弁ユニット201において、電磁弁2dが閉じられ、電磁弁2eが開かれ、ステップST16′と異なる電磁弁制御となるが、結果的には電磁弁2e及び電磁弁2fの双方が開かれた状態となり、ノズル配管2bに残っている温水Iが、電磁弁2e及び2fを介して、ドレン配管2cに供給される(図1、図2参照)。
<入浴ミストモードの動作>
図17及び図18は、入浴ミストモードの動作例(その1、2)を示すフローチャートである。この動作例では、銀イオンミストが選択されずに、ミストリモコン7で入浴ミストボタン7bが押されて入浴ミストオンとされるとき、あるいは空調リモコン6で入浴ミストボタン6bが押されて入浴ミストオンとされるとき、入浴ミストモードとなり、このモードの動作が開始される。この入浴ミスト運転中に弱ミストボタン6k又は7gが押されて弱ミストオンとされたとき、弱ミスト運転に移行するようになされる。
これらを動作条件にして、図17に示すフローチャートのステップST21では、入浴ミストオンとされることで、動作が開始される。次に、ステップST22で、浴室空調装置3のヒータ部33に駆動電圧V33が供給され、このヒータ部33が加熱される。また、浴室空調装置3のファンモータ36に駆動電圧V36が供給され、ファン35が回転される。この場合、ダンパ40は全閉、つまり循環位置(図8A参照)とされる。
この場合、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43
aが形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、循環風路43aを通り、ヒータ部33で暖められて、吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出される。次に、ステップST23で、ノズルユニット2Cが制御され、ノズル2mが浴槽101b側に向くように回動される。これにより、人の頭にミストがかからないようにされる。
次に、ステップST24で、排水処理が行われる。この場合、電磁弁ユニット201において、電磁弁2d(電磁弁1)及び電磁弁2f(電磁弁3)が開かれる(図2参照)。ヒートポンプ給湯装置4から給水配管2aで供給される温水Iは、電磁弁2d、銀イオンユニット2g及び電磁弁2fを介して、ドレン配管2cに供給される(図1、図2参照)。
次に、ステップST25で、電磁弁ユニット201内に配設された温度検出センサ2hの検出出力に基づいて、給水配管2aを介して電磁弁ユニット201に供給される温水Iの温度が所定値以上、例えば35゜以上となったか否か判定される。温度が所定値以上となった後に、ステップST26に進む。
このステップST26では、ミスト発生処理が行われる。このように、電磁弁ユニット201に供給される温水Iの温度が所定値以上となった後にミスト発生処理が行われるようにすることで、浴室101中に存在する人が、ミストによって肌寒さを感じないようにされる。
この場合、電磁弁ユニット201において、電磁弁2f(電磁弁3)は閉じられ、電磁弁2e(電磁弁2)が開かれる(図2参照)。この場合、給湯装置4から給水配管2aで供給される温水Iは、電磁弁2d、銀イオンユニット2g及び電磁弁2eを介して、ノズル配管2bに供給される(図1、図2参照)。これにより、ノズル配管2bからノズルユニット2Cの各ノズル2mに温水Iが供給され、浴室101内にミストとして噴出される。
この入浴ミスト運転中に、例えば、ミスト利用者が弱ミストボタン6k又は7gを押して弱ミスト運転を選択すると、ステップST27に移行して制御部2Bcは弱ミスト運転が設定されたかを判別する。制御部2Bcは、ミストリモコン7から操作信号S7を入力し、その操作信号S7による信号設定値と判別基準値とを比較して、弱ミスト運転が設定されたことを検出する。
入浴ミスト運転中において、弱ミスト運転が設定された場合は、ステップST28に移行して、制御部2Bcは、電磁弁駆動部2Bbを介して電磁弁2fを開状態となされる。これにより、電磁弁2d、電磁弁2e及び電磁弁2fの何れも開状態となされる。図4Aに示した電磁弁ユニット201によれば、弱ミスト運転が設定されると、給湯用の電磁弁2dを開いたまま、排水用の電磁弁2fを開けることで、接続管2b′からの温水Iが、配管2j及び2kを通じて電磁弁2fを通じて排水される。
このとき、電磁弁2eと共に電磁弁2fが開くことで、電磁弁2eへの温水Iの供給量が低減する。電磁弁2fを開くことで、銀イオンユニット2gで銀イオンが溶出された温水が配管2k、電磁弁2f及び接続部2c′を通じてドレン配管2c(図1参照)に供給される。これにより、浴室ユニット1から外部へ通じる下水配管を入浴ミスト運転時と同様の排水量で、抗菌作用のある銀イオンにより処理することができる。
その後、ステップST29に移行して、制御部2Bcは弱ミスト運転が解除されたかを判別する。弱ミスト運転が解除された場合は、ステップST30に移行して、制御部2Bcは、電磁弁駆動部2Bbを介して電磁弁2fを閉状態となされる。これにより、通常の入浴ミスト運転に戻るようになされる。その後、ステップST27に戻る。
また、ステップST29で弱ミスト運転が解除されない場合は、ステップST31に移行する。ステップST31では、弱ミストボタン7g又は6kが押されて弱ミストオフとなったか、あるいは運転停止ボタン7dが押されて停止が指示されたか否かが判定される。なお、上述のステップST27で弱ミスト運転が設定されない場合は、ステップST32に移行する。
ステップST32では、入浴ミストボタン7b又は6bが押されて入浴ミストオフとなったか、あるいは運転停止ボタン7dが押されて停止が指示されたか否かが判定される。入浴ミストオフとなったか、あるいは停止が指示されたときは、ステップST33に進む。このステップST33では、浴室空調装置3の動作が停止される。すなわち、浴室空調装置3のヒータ部33及びファンモータ36への通電が止められる。
次に、ステップST34で、水抜き処理が行われる。この場合、電磁弁ユニット201において、電磁弁2d(電磁弁1)が閉じられ、電磁弁2f(電磁弁3)が開かれる(図2参照)。これにより、ノズル配管2bに残っている温水Iは、電磁弁2e及び2fを介して、ドレン配管2cに供給される(図1、図2参照)
次に、ステップST35で、水抜き処理に必要な所定時間、例えば3秒が経過したか否かが判定される。所定時間が経過したときは、ステップST36に進む。このステップST36では、停止処理が行われる。この場合、電磁弁ユニット201において、電磁弁2e(電磁弁2)及び電磁弁2f(電磁弁3)が閉じられる(図2参照)。なおこのとき、ノズルユニット2Cも制御され、ノズル2mの向きが元の位置に戻される。この停止処理の後に、ステップST37で、入浴ミストモードの一連の動作が終了する。
なお、ステップST23でノズルユニット2Cが制御され、ノズル2mが浴槽101b側に回動するようにしたが、ノズル2mが洗い場101e側に回動するようにして、入浴者が直接ミストを浴びるようにしてもよい。さらに、図示しない操作ボタンにより、入浴者が浴槽101b側と洗い場101e側とを選択できるようにしてもよい。
<換気標準(銀イオンミストオン)モードの動作>
図19は、換気標準(銀イオンミストオン)モードの動作例を示すフローチャートである。
この動作例では、空調リモコン6で、銀イオンミストボタン6cが押されて銀イオンミストオンとされ、その後に換気ボタン6gが押されて換気標準オンとされるとき、換気標準(銀イオンミストオン)モードとなり、このモードの動作が開始される。
これらを動作条件にして、図19に示すフローチャートのステップST41では、銀イオンミストオンとされ、その後に換気標準オンとされることで、動作が開始される。次に、ステップST42で、浴室空調装置3のファンモータ36に駆動電圧V36が供給され、ファン35が回転される。この場合、ダンパ40を全開、つまり換気位置(図8B参照)とされる。
この場合、ファン部32において吸込口38から排気口42への換気風路43bが形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、図1に示す排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気される(換気運転)。これにより、浴室101内の湯気や湿気が排気される。
次に、ステップST43で、ミスト発生装置2において、銀イオンが溶出された温水Iがノズルユニット2Cの各ノズル2mに供給され、浴室101内にミストとして噴出される。この場合、銀イオン濃度は、印加電圧の値、あるいは間欠的に電圧を印加する場合の印加時間の割合を制御することで、人体に影響のない濃度で、かつ抗菌作用のある低濃度、例えば100ppbに制御される。
このステップST43でミストを噴出するまでの動作は、例えば図13に示した入浴ミストモードのステップST3からステップST8までの動作に対応している。このように、換気運転が行われている状態で、浴室101内に銀イオンが含まれたミストが噴出される。この場合、このミストが換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気されるため、換気経路の抗菌が行われ、これらにおけるカビ菌等の菌の繁殖が効果的に防止される。
次に、ステップST44で、所定時間が経過したか否かが判定される。所定時間が経過したときは、ステップST45に進む。このステップST45では、ミスト発生装置2におけるミスト噴出が停止される。このステップST45でミストの噴出を停止するまでの動作は、例えば図13に示した入浴ミストモードのステップST16からステップST19までの動作に対応している。
次に、ステップST46で、タイマー設定時間が経過したか否かが判定される。このタイマー設定時間は、例えば空調リモコン6のアップダウンキー6jによりユーザが任意に設定できる。設定時間が経過したときは、ステップST47で、浴室空調装置3のファン換気運転の動作が停止され、その後に、ステップST48で、換気標準(銀イオンミストオン)モードの一連の動作が終了する。上述の換気標準(銀イオンミストオン)モードによれば、銀イオンによって換気風路43bの抗菌を行うことができ、カビ菌等の菌の繁殖を効果的に防止できる。
<換気標準モードの動作>
図20は、換気標準モードの動作例を示すフローチャートである。この動作例では、空調リモコン6で、換気ボタン6gが押されて換気標準オンとされるとき、換気標準モードとなり、このモードの動作が開始される。
これらを動作条件にして、図20に示すフローチャートのステップST51では、換気標準オンとされることで、動作が開始される。次に、ステップST52で、浴室空調装置3のファンモータ36に駆動電圧V36が供給され、ファン35が回転される。この場合、ダンパ40を全開、つまり換気位置(図8B参照)とされる。
この場合、ファン部32において吸込口38から排気口42への換気風路43bが形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、図1に示す排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気される(換気運転)。これにより、浴室101内の湯気や湿気が排気される。
次に、ステップST53で、タイマー設定時間が経過したか否かが判定される。このタイマー設定時間は、例えば空調リモコン6のアップダウンキー6jによりユーザが任意に設定できる。設定時間が経過したときは、ステップST54で、浴室空調装置3のファン換気運転の動作が停止され、その後に、ステップST55で、換気標準モードの一連の動作が終了する。
<浴室乾燥(銀イオンミストオン)モードの動作>
図21は、浴室乾燥(銀イオンミストオン)モードの動作例を示すフローチャートである。この動作例では、空調リモコン6で、銀イオンミストボタン6cが押されて銀イオンミストオンとされ、その後に換気ボタン6gが押されて浴室乾燥オンとされるとき、浴室乾燥(銀イオンミストオン)モードとなり、このモードの動作が開始される。
これらを動作条件にして、図17に示すフローチャートのステップST61では、銀イオンミストオンとされ、その後に浴室乾燥オンとされることで、動作が開始される。次に、ステップST62で、浴室空調装置3のファンモータ36に駆動電圧V36が供給され、ファン35が回転される。この場合、ダンパ40は、循環位置と換気位置の中間位置、つまり循環換気位置(図8C参照)とされる。
この場合、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43a及び吸込口38から排気口42への換気風路43bの双方が形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、一部は循環風路43aを通り吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出され、その他は換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、図1に示す排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気される(循環換気運転)。これにより、浴室101内の空気を循環させながら、浴室101内の湯気や湿気が排気される。
次に、ステップST63で、ミスト発生装置2において、銀イオンが溶出された温水Iがノズルユニット2Cの各ノズル2mに供給され、浴室101内にミストとして噴出される。この場合、銀イオン濃度は、印加電圧の値、あるいは間欠的に電圧を印加する場合の印加時間の割合を制御することで、高濃度、例えば300ppbに制御される。
このステップST63でミストを噴出するまでの動作は、例えば図13に示した入浴ミストモードのステップST3からステップST8の動作に対応している。このように、循環換気運転が行われている状態で、浴室101内に銀イオンが含まれたミストが噴出される。この場合、このミストにより、浴室101の内壁、床面の抗菌が行われ、これらにおけるカビ菌等の菌の繁殖が効果的に防止される。
次に、ステップST64で、浴室照明スイッチ69Bがオンとされたか否かが判定され、ステップST65で、人体検出センサ69Aにより人体が検出されたか否かが判定される。浴室照明スイッチ69Bがオンとされておらず、また人体検出センサ69Aにより人体が検出されていないときは、ステップST66に進む。
上述のステップST64で浴室照明スイッチ69Bがオンとされているとき、あるいはステップST65で人体が検出されたとき、ステップST67に進む。このステップST67では、銀イオンユニット2gの印加電圧の値等が変更され、この銀イオンユニット2gから温水Iに溶出される銀イオンの濃度が、人体に影響のない濃度で、かつ抗菌作用のある低濃度、例えば100ppbに制御される。
そして、このステップST67の処理の後、ステップST68で、浴室照明スイッチ69Bがオンとされたか否かが判定され、ステップST69で、人体検出センサ69Aにより人体が検出されたか否かが判定される。少なくとも、浴室照明スイッチ69Bがオンとされているか、あるいは人体検出センサ69Aにより人体が検出されているときは、ステップST68に戻り、これらの判定が繰り返し行われる。
しかし、浴室照明スイッチ69Bがオンとされておらず、また人体検出センサ69Aにより人体が検出されていないときは、ステップST63に戻り、銀イオンユニット2gの印加電圧の値等が変更され、この銀イオンユニット2gから温水Iに溶出される銀イオンの濃度が、再び高濃度、例えば300ppbに制御される。
このように、浴室照明スイッチ69Bがオンとされ、浴室101内に人がいるおそれがあるとき、あるいは人体検出センサ69Aで人体が検出され、浴室101内に人がいるとき、ミストとして噴出される温水Iにおける銀イオンの濃度が300ppbから100ppbとされるので、浴室101内にいる人の人体に影響を与えることを防止でき、また浴室101内に人がいないときは銀イオン濃度を高いままとしているので、浴室101の内壁、床面の抗菌作用を充分に高めることができる。
ステップST66では、所定時間が経過したか否かが判定される。所定時間が経過していないときは、ステップST64に戻り、一方所定期間が経過したときは、ステップST70に進む。このステップST70では、ミスト発生装置2におけるミスト噴出が停止される。このステップST70でミストの噴出を停止するまでの動作は、例えば図13に示した入浴ミストモードのステップST16からステップST19までの動作に対応している。
次に、ステップST71で、浴室空調装置3が、循環換気運転を行うと共に、イオン発生器44から前述の正イオンと負イオンが発生される。このように、循環換気運転が行われている状態で、浴室101内に正イオンと負イオンが放出されるので、浴室101の内壁、床面のカビの発生を抑制する効果が増すことになる。
次に、ステップST72で、タイマー設定時間が経過したか否かが判定される。このタイマー設定時間は、例えば空調リモコン6のアップダウンキー6jによりユーザが任意に設定できる。設定時間が経過したときは、ステップST73で、浴室空調装置3の循環換気運転、イオン発生の動作が停止され、その後に、ステップST74で、浴室乾燥(銀イオンミストオン)モードの一連の動作が終了する。
なお、人検出手段による人の検出は、ステップST68の浴室照明スイッチ69及びステップST69の人体検出センサ69Aの双方を用いて行っているが、浴室照明スイッチ69、人体検出センサ69Aのどちらか片方のみを用いて行ってもよい。また、人検出手段は、人が入っていることを直接的もしくは間接的に検出できるものであれば、浴室ドアの開閉を検知するドア開閉センサ等でもよく、浴室照明スイッチ69や人体検出センサ69Aに限られるものではない。
また、ステップST71及びステップST62でダンパ40を循環換気位置(図8C参照)としたが、ステップST71のみを循環位置(図8A参照)としてもよい。さらに、ステップST62を設けずに、浴室空調装置3のファン部32を駆動せずに、ステップST63でミスト発生装置2から銀イオンを含むミストを噴出するようにしてもよい。
<浴室乾燥モードの動作>
図22は、浴室乾燥モードの動作例を示すフローチャートである。この動作例では、空調リモコン6で、換気ボタン6gが押されて浴室乾燥オンとされるとき、浴室乾燥モードとなり、このモードの動作が開始される。
これらを動作条件にして、図22に示すフローチャートのステップST81では、浴室乾燥オンとされることで、動作が開始される。次に、ステップST82で、浴室空調装置3のファンモータ36に駆動電圧V36が供給され、ファン35が回転される。この場合、ダンパ40は、循環位置と換気位置の中間位置、つまり循環換気位置(図8C参照)とされる。
この場合、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43a及び吸込口38から排気口42への換気風路43bの双方が形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、一部は循環風路43aを通り吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出され、その他は換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、図1に示す排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気される(循環換気運転)。これにより、浴室101内の空気を循環させながら、浴室101内の湯気や湿気が排気される。
また、このステップST82で、イオン発生器44から前述の正イオンと負イオンが発生される。このように、循環換気運転が行われている状態で、浴室101内に正イオンと負イオンが放出されるので、浴室101の内壁、床面のカビの発生を抑制できる。
次に、ステップST83で、タイマー設定時間が経過したか否かが判定される。このタイマー設定時間は、例えば空調リモコン6のアップダウンキー6jによりユーザが任意に設定できる。設定時間が経過したときは、ステップST84で、浴室空調装置3の循環換気運転、イオン発生の動作が停止され、その後に、ステップST85で、浴室乾燥モードの一連の動作が終了する。
上述の浴室乾燥(銀イオンミストオン)モードによれば、銀イオンによって浴室101の内壁、床面の抗菌を行うことができ、これらにおけるカビ菌等の菌の繁殖が効果的に防止できる。しかも、浴室照明スイッチ69Bがオンとされ、浴室101内に人がいるおそれがあるとき、あるいは人体検出センサ69Aで人体が検出され、浴室101内に人がいるとき、ミストとして噴出される温水Iにおける銀イオンの濃度が300ppbから100ppbとされるので、浴室101内にいる人の人体に影響を与えることを防止でき、また浴室101内に人がいないときは浴室101の内壁、床面の抗菌作用を充分に高めることができる。
<暖房モードの動作>
図23は、暖房モードの動作例を示すフローチャートである。この動作例では、空調リモコン6で、暖房ボタン6fが押されて暖房オンとされるとき、暖房モードとなり、このモードの動作が開始される。
これらを動作条件にして、図23に示すフローチャートのステップST91では、暖房オンとされることで、動作が開始される。次に、ステップST92で、浴室空調装置3のヒータ部33に駆動電圧V33が供給され、このヒータ部33が加熱される。また、浴室空調装置3のファンモータ36に駆動電圧V36が供給され、ファン35が回転される。この場合、ダンパ40は全閉、つまり循環位置(図8A参照)とされる。
この場合、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43aが形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、循環風路43aを通り、ヒータ部33で暖められて、吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出される(循環運転)。これにより、浴室101内が暖められる。
次に、ステップST93で、タイマー設定時間が経過したか否かが判定される。このタイマー設定時間は、例えば空調リモコン6のアップダウンキー6jによりユーザが任意に設定できる。設定時間が経過したときは、ステップST94で、浴室空調装置3の動作が停止される。すなわち、浴室空調装置3のヒータ部33及びファンモータ36への通電が止められる。その後に、ステップST95で、暖房モードの一連の動作が終了する。
なお、詳細説明は省略するが、銀イオンミストオンとした後に、暖房オンとするとき、上述した換気標準(銀イオンミストオン)モード等と同様に、浴室101内に、銀イオンが含まれた温水Iによるミストが噴出されるようにしてもよい。これにより、浴室101内の抗菌効果が得られる。
<涼風(銀イオンミストオン)モードの動作>
図24は、涼風(銀イオンミストオン)モードの動作例を示すフローチャートである。この動作例では空調リモコン6で、銀イオンミストボタン6cが押されて銀イオンミストオンとされ、その後に涼風ボタン6eが押されて涼風オンとされるとき、涼風(銀イオンミストオン)モードとなり、このモードの動作が開始される。このモードは第2の運転モードを構成している。
これらを動作条件にして、図24に示すフローチャートのステップST101では、銀イオンミストオンとされ、その後に涼風オンとされることで、動作が開始される。次に、ステップST102で、浴室空調装置3のファンモータ36に駆動電圧V36が供給され、ファン35が回転される。この場合、ダンパ40は、循環位置と換気位置の中間位置、つまり循環換気位置(図8C参照)とされる。
この場合、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43a及び吸込口38から排気口42への換気風路43bの双方が形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、一部は循環風路43aを通り吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出され、その他は換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、図1に示す排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気される(循環換気運転)。これにより、浴室101内の空気を循環させながら、浴室101内の湯気や湿気が排気される。
次に、ステップST103で、ミスト発生装置2においては、銀イオンが溶出された温水Iがノズルユニット2Cの各ノズル2mに供給され、浴室101内にミストとして噴出される。この場合、銀イオン濃度は、印加電圧の値、あるいは間欠的に電圧を印加する場合の印加時間の割合を制御することで、人体に影響のない濃度で、かつ抗菌作用のある低濃度、例えば100ppbに制御される。
このステップST105でミストを噴出するまでの動作は、例えば図13に示した入浴ミストモードのステップST3からステップST8までの動作に対応している。
このように、循環換気運転が行われている状態で、浴室101内に銀イオンが含まれたミストが噴出される。この場合、このミストが循環風路43a及び換気風路43bを通るため、これらの風路の抗菌が行われる。
次に、ステップST104で、所定時間が経過したか否かが判定される。所定時間が経過したときは、ステップST105に進む。このステップST105では、ミスト発生装置2におけるミスト噴出が停止される。このステップST105でミストの噴出を停止するまでの動作は、例えば図13に示す入浴ミストモードのステップST11からステップST14までの動作に対応している。
次に、ステップST106で、タイマー設定時間が経過したか否かが判定される。このタイマー設定時間は、例えば空調リモコン6のアップダウンキー6jによりユーザが任意に設定できる。設定時間が経過したときは、ステップST107で、浴室空調装置3の循環換気運転の動作が停止され、その後に、ステップST108で、涼風(銀イオンミストオン)モードの一連の動作が終了する。
なお、ステップST102でダンパ40を循環換気位置(図8C参照)としたが、循環位置(図8A参照)としてもよい。さらに、浴室空調装置3のファン部32を駆動せずに、ステップST105のミスト噴霧停止後、又はミスト噴霧途中に、ファン循環換気運転又はファン循環運転を行うようにしてもよい。上述の涼風(銀イオンミストオン)モードによれば、銀イオンを含むミストが循環風路43a及び換気風路43bを通るため、これらの風路の抗菌を効果的に行うことができる。
<涼風モードの動作>
図25は、涼風モードの動作例を示すフローチャートである。この動作例では、空調リモコン6で、涼風ボタン6eが押されて涼風オンとされるとき、涼風モードとなり、このモードの動作が開始される。
これらを動作条件にして、図25に示すフローチャートのステップST111では、銀イオンミストオンとされ、その後に涼風オンとされることで、動作が開始される。次に、ステップST112で、浴室空調装置3のファンモータ36に駆動電圧V36が供給され、ファン35が回転される。この場合、ダンパ40は、循環位置と換気位置の中間位置、つまり循環換気位置(図8C参照)とされる。
この場合、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43a及び吸込口38から排気口42への換気風路43bの双方が形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、一部は循環風路43aを通り吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出され、その他は換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、図1に示した排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気される(循環換気運転)。これにより、浴室101内の空気を循環させながら、浴室101内の湯気や湿気が排気される。
次に、ステップST113で、タイマー設定時間が経過したか否かが判定される。このタイマー設定時間は、例えば空調リモコン6のアップダウンキー6jによりユーザが任意に設定できる。設定時間が経過したときは、ステップST114で、浴室空調装置3の循環換気運転の動作が停止され、その後に、ステップST115で、涼風モードの一連の動作が終了する。
<衣類乾燥(銀イオンミストオン)モードの動作>
図26は、衣類乾燥(銀イオンミストオン)モードの動作例を示すフローチャートである。この動作例では、空調リモコン6で、銀イオンミストボタン6cが押されて銀イオンミストオンとされ、その後に衣類乾燥ボタン6dが押されて衣類乾燥オンとされるとき、衣類乾燥(銀イオンミストオン)モードとなり、このモードの動作が開始される。
これらを動作条件にして、図26に示すフローチャートのステップST121では、銀イオンミストオンとされ、その後に衣類乾燥オンとされることで、動作が開始される。次に、ステップST122で、浴室空調装置3のヒータ部33に駆動電圧V33が供給され、このヒータ部33が加熱される。また、浴室空調装置3のファンモータ36に駆動電圧V36が供給され、ファン35が回転される。この場合、ダンパ40は、循環位置と換気位置の中間位置、つまり循環換気位置(図8C参照)とされる。
この場合、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43a及び吸込口38から排気口42への換気風路43bの双方が形成される。吸込口38から吸い込まれた空気は、一部は循環風路43aを通り、ヒータ部33で暖められて、吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出され、その他は換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、図1に示す排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気される(循環換気運転)。これにより、浴室101内の空気を循環させながら、浴室101内の湿気が排気され、衣類の乾燥が行われる。
次に、ステップST123で、ミスト発生装置2において、銀イオンが溶出された温水Iがノズルユニット2Cの各ノズル2mに供給され、浴室101内にミストとして噴出される。この場合、銀イオン濃度は、印加電圧の値、あるいは間欠的に電圧を印加する場合の印加時間の割合を制御することで、高濃度、例えば300ppbに制御される。なおこの場合、ミストが衣類にかかるように、ノズル2mの向きが衣類に向くように、ノズルユニット2Cの回動制御が行われる。
このステップST43でミストを噴出するまでの動作は、例えば図13に示す入浴ミストモードのステップST5及びステップST7の動作に対応している。
このように、ヒータオン、かつ循環換気運転が行われている状態で、浴室101内に銀イオンが含まれたミストが噴出される。これにより、衣類に銀イオンが含まれたミストがかかり、これらの衣類の防菌がなされ、着衣時の臭いの発生が抑えられる。
次に、ステップST124で、所定時間が経過したか否かが判定される。所定時間が経過したときは、ステップST125に進む。このステップST125では、ミスト発生装置2におけるミスト噴出が停止される。このステップST125でミストの噴出を停止するまでの動作は、例えば図13に示した入浴ミストモードのステップST16からステップST19までの動作に対応している。
次に、ステップST126で、タイマー設定時間が経過したか否かが判定される。このタイマー設定時間は、例えば空調リモコン6のアップダウンキー6jによりユーザが任意に設定できる。設定時間が経過したときは、ステップST127で、浴室空調装置3の循環換気運転の動作が停止され、その後に、ステップST128で、衣類乾燥(銀イオンミストオン)モードの一連の動作が終了する。
なお、ステップST122でダンパ40を循環換気位置(図8C参照)としたが、循環位置(図8A参照)としてもよい。さらに、浴室空調装置3のファン部32を駆動せずに、ステップST125のミスト噴霧停止後又はミスト噴霧途中にファン循環換気運転又はファン循環運転を行うようにしてもよい。上述の衣類乾燥(銀イオンミストオン)モードによれば、衣類に銀イオンが含まれたミストがかかることから、これらの衣類の防菌を行うことができ、着衣時の臭いの発生が抑制できる。
<衣類乾燥モードの動作>
図27は、衣類乾燥モードの動作例を示すフローチャートである。この動作例では、空調リモコン6で、衣類乾燥ボタン6dが押されて衣類乾燥オンとされるとき、衣類乾燥モードとなり、このモードの動作が開始される。
これらを動作条件にして、図27に示すフローチャートのステップST131では、衣類乾燥オンとされることで、動作が開始される。次に、ステップST132で、浴室空調装置3のヒータ部33に駆動電圧V33が供給され、このヒータ部33が加熱される。また、浴室空調装置3のファンモータ36に駆動電圧V36が供給され、ファン35が回転される。この場合、ダンパ40は、循環位置と換気位置の中間位置、つまり循環換気位置(図8C参照)とされる。
この場合、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43a及び吸込口38から排気口42への換気風路43bの双方が形成される。吸込口38から吸い込まれた空気は、一部は循環風路43aを通り、ヒータ部33で暖められて、吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出され、その他は換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、図1に示す排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気される(循環換気運転)。これにより、浴室101内の空気を循環させながら、浴室101内の湿気が排気され、衣類の乾燥が行われる。
次に、ステップST133で、タイマー設定時間が経過したか否かが判定される。このタイマー設定時間は、例えば空調リモコン6のアップダウンキー6jによりユーザが任意に設定できる。設定時間が経過したときは、ステップST134で、浴室空調装置3の循環換気運転の動作が停止され、その後に、ステップST135で、衣類乾燥モードの一連の動作が終了する。
このように、第1の実施例としての浴室ユニット1によれば、本発明に係るミスト発生装置2が応用されるので、入浴ミスト運転中に、弱ミストモードが選択されると、電源部ユニット2Bが、電磁弁2d及び電磁弁2eの開状態に加えて、電磁弁2fを開状態にする。この排水制御によって、ノズルユニット2Cへの温水Iの供給圧が低下し、ミストの噴出量が低下するようになる。
従って、入浴ミストモードで、電磁弁2dを通過した温水Iの全部を電磁弁2eを介して噴出するのに対して、弱ミストモード時には、電磁弁2dを通過した温水Iの一部を電磁弁2fを介して排水できるので、入浴ミストモードに比べて電磁弁2eを通過する温水噴出量を低減できるようになる。
また、弱ミスト運転時、銀イオンユニット2gにより温水Iに抗菌作用を有する銀イオンが溶出される。このとき、銀イオンユニット2gで銀イオンが溶出された温水が配管2k、電磁弁2f及び接続部2c′を通じてドレン配管2c(図1参照)に供給される。これにより、浴室ユニット1から外部へ通じる下水配管を入浴ミスト運転時と同様の排水量で、抗菌作用のある銀イオンにより処理することができる。浴室101内の内壁、床面の抗菌を行うことができるだけでなく、下水配管に至る管路の抗菌を行うことができ、浴室101外のカビ菌の繁殖などを良好に防止できる。
これにより、ノズルユニット2Cの設備改変を伴うことなく、入浴ミスト運転と弱ミスト運転の二つの動作モードを実行できるようになる。しかも、シンプル構造を維持しつつ、弱ミストサウナを提供できるようになり、装置の大型化が抑えられるので、コスト高を抑えることができる。
図28は、第2の実施例としてミスト発生装置2の電動・電磁弁ユニット202の構成例を示す正面図である。
図28に示す電動・電磁弁ユニット202は筐体2A′を有している。この例で、筐体2A′の一側面を開放すると、電磁弁ユニット内の電磁弁及び電動弁の配置が見られる構成となされている。
筐体2A′には、第1の実施例で説明した給湯配管2aを接続するための接続部2a′と、同様にノズル配管2bを接続するための接続部2b′と、ドレン配管2cを接続するための接続部2c′とが取り付けられて固定されている。
この例で、筐体2A′の内側において、接続部2a′には給湯弁の一例となる給湯用の電磁弁2dが取り付けられ、給湯装置4からの温水Iを供給制御(ON−OFF)するようになされる。この電磁弁2dには、第1の実施例と同様にして、温度検出センサ2hを挟んで銀イオンユニット2gが接続され、電磁弁2dから排出される温水Iに抗菌作用のある銀イオンを溶出するようになされる。銀イオンユニット2gから分岐された一方の配管2jには、噴出弁の一例となるミストユニット用の電磁弁2eが取り付けられ、温水Iをノズルユニット2Cへ供給制御(ON−OFF)するようになされる。電磁弁2eの下流側(他端)は接続部2b′に取り付けられる。
電磁弁2eよりも低い位置には、第1の実施例と異なり、排水弁の他の一例となる流量可変型の電動弁2pが配設されると共に、銀イオンユニット2gから分岐された他方の配管2kに取り付けられ、弱ミスト運転時、水や残水等の流量を調整して排出するようになされる。ここにいう水には、温水Iを含むものである。電動弁2pの下流側(他端)は接続部2c′に取り付けられる。つまり、接続部2a′には電磁弁2dの一端が接続され、この電磁弁2dの他端には、温度検出センサ2h、銀イオンユニット2g及び配管2jを介して電磁弁2eの一端が接続される。この電磁弁2eの他端は接続部2b′に接続される。さらに、銀イオンユニット2gの配管2jから分岐された配管2kは、電動弁2pの一端に接続され、この電動弁2pの他端には接続部2c′が接続される
上述の電動・電磁弁ユニット202の内部には、電磁弁2d,2e,2fの他に、温度検出センサ2hが配されている。温度検出センサ2hは、例えば、配管2jに取り付けられており、電磁弁2dを通過した後の配管2jを流れる水(温水I)の温度を検出して温度検出信号S2hを出力するようになされる。この例では、ミストサウナ運転開始時、電動弁2pの排出量調整動作に伴う排水温度T1が検出されて温度検出信号S2h(温度検出情報)が温度センサ2hから図示しない電源部ユニット301へ出力される。
図29A〜Cは、電動・電磁弁ユニット202の動作例を示す線図である。図29Aに示す電動・電磁弁ユニット202では、ミストサウナ運転中の状態であって、当該電磁弁ユニット内の電磁弁2d及び2eが開いた状態となっている。電動弁2pは全閉状態となっている。
図29Bに示す電動・電磁弁ユニット202によれば、入浴ミスト運転中に、弱ミスト運転が設定された場合であって、電源部ユニット301の制御を受けて、当該電磁弁ユニット内の給湯用の電磁弁2dが開いた状態で、ミストユニット用の電磁弁2eが開いた状態に制御され、かつ、電動弁2pが温水Iの排水量を調整して排水するようになる。この制御では、給湯配管2a(図1参照)からの温水Iが接続部2a′から電磁弁2d、銀イオンユニット2g及び配管2kを通じて排水量調整用の電動弁2pに供給される場合である。
図29Cに示す電動・電磁弁ユニット202によれば、入浴ミスト運転や、弱ミスト運転等停止時において、全ての電磁弁2d、2e及び電動弁2pを閉じた状態となされる。次のミストサウナ運転を待機するようになされる。このように第1の実施例で説明した電磁弁2dをそのままで、電磁弁2f(排水開閉電動弁)を流量調整可能な電動弁2pに変更すると、弱ミスト運転時、ミストノズルユニット2Cへの温水供給量を調整できるようになる。
図30は、第2の実施例に係る浴室空調装置3及びミスト発生装置2の制御系の構成例を示すブロック図である。
図30に示す制御系の構成例によれば、電動・電磁弁ユニット202には電源部ユニット301が接続される。電源部ユニット301は、電源部2Baと、電磁弁駆動部2Bbと、CPUを有する制御部2Bcとを備えている。電源部2Baは、家庭用交流電源、例えばAC100Vから、電磁弁を駆動するために使用する24Vの直流電圧、ノズルユニット2Cのモータを駆動するための直流電圧等を生成する。
電源部2Baには電磁弁駆動部2Bb及び制御部2Bcが接続され、制御部2Bcによる制御の下、電源部2Baで生成される24Vの直流電圧を用いて、電動・電磁弁ユニット202を構成する電磁弁2d,2e及び電動弁2pを駆動する。この場合、電磁弁2d,2eは、それぞれ、DC24[V]の駆動電圧V2d,V2eが印加されることで弁が開状態となされる。駆動電圧V2d,V2e=0[V]で電磁弁2d,2eの各々の弁が閉状態となされる。電動弁2pは制御部2Bcによって直接制御される。例えば、電動弁2pで図示しないステッピングモータへパルス信号S2pを供給して調整弁の移動量を制御する。これにより、弱ミスト運転時の温水Iの排水量を調整できるようになる。
制御部2Bcには、電動・電磁弁ユニット202の配管2jに取り付けられた温度検出センサ2hが接続される。この例で、温度検出センサ2hから制御部2Bcには温度検出信号S2hが出力される。制御部2Bcでは、温度検出信号S2hを入力し、例えば、排水温度と噴出設定温度とを比較し、排水温度が噴出設定温度以下となる場合は、排水制御を実行する。なお、浴室空調装置3の制御については、第1の実施例と同様であるのでその説明を省略する。
このように、第2の実施例としてのミスト発生装置2の電動・電磁弁ユニット202によれば、銀イオンユニット2gが電磁弁2eや電動弁2pに至る管路2iに取り付けられ、電磁弁2eから排出される温水Iに抗菌作用のある銀イオンを溶出するようにした。これと共に、弱ミスト運転が設定されると、電磁弁2dから排出される温水Iに抗菌作用のある銀イオンを溶出するようにした。これにより、銀イオンが溶けこんだ温水Iであって、電動弁2pにより流量調整された温水Iを排出するようになされる。
図31は、第3の実施例としての電動・電磁弁ユニット203の構成例を示す概念図である。
図31に示す電動・電磁弁ユニット203は、図示しない床置きタイプのミスト発生装置に適しており、筐体2A′を有している。この例でも、筐体2A′の一側面を開放すると、電動・電磁弁ユニット内の電磁弁2d、2e及び電動弁2pの配置が見られる構成となされている。
筐体2A′には、上述した給水配管2aを接続するための接続部2a′と、同様にノズル配管2bを接続するための接続部2b′と、ドレン配管2cを接続するための接続部2c′とが取り付けられて固定されている。
この例で、筐体2A′の内側において、接続部2a′には給水又は給湯用の電磁弁2dが取り付けられ、給湯装置4からの水又は温水Iを供給するようになされる。この電磁弁2dに接続された配管2iは、銀イオンユニット2gを挟んでT字状に分岐される。その一方の配管2j′には、ミストノズル用の電磁弁2eが取り付けられ、水又は温水Iをノズルユニット2Cへ供給するようになされる。電磁弁2eの下流側(他端)は接続部2b′に取り付けられる。電磁弁2eよりも低い位置には、排水流量調整用の電動弁2pが配設されると共に、配管2iから分岐された他方の配管2k′に取り付けられ、排水時に流量調整するようになされる。電動弁2pの下流側(他端)は接続部2c′に取り付けられる。
この例でも、銀イオンユニット2gが電磁弁2eや電動弁2pに至る管路2iに取り付けられ、電磁弁2eから排出される温水Iに抗菌作用のある銀イオンを溶出するようにした。これと共に、弱ミスト運転が設定されると、電磁弁2dから排出される温水Iに抗菌作用のある銀イオンを溶出するようにした。これにより、銀イオンが溶けこんだ温水Iであって、電動弁2pにより流量調整された温水Iを排出するようになされる。
図32は、ミスト発生装置2の第4の実施例としての電磁弁ユニット204の構成例を示す概念図である。
図32に示す電磁弁ユニット204内には、銀イオンユニット2gが設けられておらず、その代わりに接続部2b′に第1の銀イオンユニット2g1が取り付けられ、接続部2c′に第2の銀イオンユニット2g2が取り付けられるものである。図32において、図2に示した名称及び符号と対応する部分には、同一符号を付して示しているのでその説明を省略する。
電磁弁ユニット204は、電磁弁ユニット201から銀イオンユニット2gを除いたとものと同様の構成となる。この場合、銀イオンユニット2g1は、接続部2b′に接続されるノズル配管2bに取り付けられる。この場合、ノズル配管2bを流れる温水Iのみに銀イオンを溶出でき、ノズルユニット2Cの各ノズル2mから噴出されるミストによる抗菌効果を得ることができることは図2の電磁弁ユニット201を使用する場合と同じである。また、銀イオンユニット2g2は、接続部2c′に接続され、ドレン配管2c、ドレンパン101の抗菌効果を得ることができる。
このように、銀イオンユニット2g1、2g2を独立して取り付けると、銀イオン注入に関して、ノズルユニット2Cと独立して、電磁弁2fを介して銀イオン注入制御を実行できる。例えば、弱ミスト運転時、ノズルユニット2Cには銀イオンユニット2g1を介して銀イオン注入制御が実行され、銀イオンユニット2g2では、その注入を停止して、銀イオンを温水Iに溶出させない排水制御を実行できるようになる。
第1〜第4の実施例においては、入浴ミストモードや弱ミストモード時に、抗菌作用のある金属イオンとして銀イオンを用いたものであるが、その他の金属イオン、例えば銅イオン、亜鉛イオン等であってもよい。
図33は、ミスト発生装置2の第5の実施例としての電解水生成ユニット2Dの接続例を示す概念図である。この実施例では、入浴ミストモードや弱ミストモード時に、温水Iから酸性電解水を生成し、この酸性電解水をノズル2mからミストとして噴出するようにしたものである。
図33に示す電磁弁ユニット205には電解水生成ユニット2Dが接続され、温水Iから酸性電解水を生成するようになされる。この例で、電解水生成ユニット2Dは、電磁弁ユニット205の接続部2b′に接続されている。この電解水生成ユニット2Dでは、以下の原理で酸性電解水及びアルカリ電解水が生成される。すなわち、電解槽内の2つ電極(陽極、陰極)間に隔膜を置き、温水I(水)に電解補助剤(NaCl)を添加したものを電解槽内に流し、電気分解をする。これにより、陽極側に酸性電解水、陰極側にアルカリ電解水が生成される(有隔膜電解)。
酸性電解水には塩素ガスが溶解しており、この塩素ガスから生成される次亜塩素酸(HClO)の働きで微生物に対する抗菌作用が得られる。一方、アルカリ電解水によりたんぱく質系・脂質系の汚れに洗浄効果のある水酸化ナトリウム(NaOH)が生成される。
ここで、電解水生成ユニット2Dの給水管71は電磁弁ユニット205の接続部2b′に接続され、この電解水生成ユニット2Dには電磁弁2Cを介して温水I(水)が供給される。また、この電解水生成ユニット2Dの酸性電解水の排水管72はノズル配管としてノズルユニット2Cの接続部2nに接続される。これにより、ノズルユニット2Cの各ノズル2mから酸性電解水がミストとして、例えば浴室101内に噴出される。さらに、この電解水生成ユニット2Dのアルカリ電解水の排水管73は図示せずもドレン配管2cに接続され、アルカリ電解水はドレン配管2cを介してドレンパン101cに排出される。
なお、電解水生成ユニット2Dで生成される酸性電解水のpHは、この電解水生成ユニット2Dに供給される温水I(水)の流量、あるいは電極間に印加される電圧の値を調整することで、調整できる(例えば、特開6−246268号公報参照)。
この電解生成ユニット2Dを用いることで、以下のような効果を得ることができる。例えば、微酸性電解水(pH6程度)をノズル2mからミストとして噴出させる場合、これを人の肌に浴びることで、雑菌から皮膚を守ることができる。また、強酸性電解水(pH2〜3程度)をノズル2mからミストとして噴出させる場合、強力な抗菌効果を得ることができる。また、アルカリ電解水をドレン配管2cに流すことで、このドレン配管2c、ドレンパン101c、排水口等のぬめりを落とすことができる。
なお、電解水生成ユニット2Dを電磁弁ユニット205内に取り付けることも考えられるが、酸性電解水を電磁弁に通すことは耐久上好ましくないことから、図33に示すように電解水生成ユニット2Dを電磁弁ユニット205の外部に取り付けることとしている。
上述の各実施例においては、流路切替器が電磁弁ユニット201(図2参照)、電動・電磁弁ユニット202、203、204及び205で構成される場合について説明したが、これに限られることはなく、例えば、三方電磁弁などを用いた構成を採用することもできる。
また、各実施例においては、銀イオンが含まれた温水Iや、酸性電解水等をノズルユニット2Cのノズル2mからミストとして噴出させるものを示したが、このように銀イオンが含まれた温水Iや、酸性電解水等をシャワーヘッドからシャワーとして噴出させるようにしてもよい。このシャワーにより、浴室101の壁面、床面の抗菌を行うことができる。
この発明は、給湯器より供給される温水を噴出したり、温水が供給される所定箇所を抗菌するミストサウナ装置や、当該装置を備えた浴室システムに適用して極めて好適である。
本発明に係る各実施例としての浴室システム1の構成例を示す断面の概念図である。 電磁弁ユニット201の構成例及び電源部ユニット2Bへの接続例を示す図である。 (A)〜(C)は、電磁弁ユニット201のミストサウナ運転時の動作例を示す線図である。 (A)及び(B)は、電磁弁ユニット201の弱ミスト運転時及びその停止時の動作例を示す線図である。 (A)〜(C)は、ノズルユニット2Cの構成例を示す図である。 浴室空調装置3の内部構成例を示す断面図である。 浴室空調装置3の分解例を示す斜視図である。 (A)〜(C)は、浴室空調装置3の動作例を示す図である。 ヒートポンプ式の給湯装置4の構成例を示すブロック図である。 ミストリモコン(ミスト操作部)7の操作面の構成例を示す正面図である。 空調リモコン(主操作部)6の操作面の構成例を示す正面図である。 第1の実施例に係る浴室空調装置3及びミスト発生装置2の制御系の構成例を示すブロック図である。 入浴ミスト(銀イオンミストオン)モードの動作例(その1)を示すフローチャートである。 入浴ミスト(銀イオンミストオン)モードの動作例(その2)を示すフローチャートである。 入浴ミスト(銀イオンミストオン)モードの他の動作例(その1)を示すフローチャートである。 入浴ミスト(銀イオンミストオン)モードの他の動作例(その2)を示すフローチャートである。 入浴ミストモードの動作例(その1)を示すフローチャートである。 入浴ミストモードの動作例(その2)を示すフローチャートである。 換気標準(銀イオンミストオン)モードの動作例を示すフローチャートである。 換気標準モードの動作例を示すフローチャートである。 浴室乾燥(銀イオンミストオン)モードの動作例を示すフローチャートである。 浴室乾燥モードの動作例を示すフローチャートである。 暖房モードの動作例を示すフローチャートである。 涼風(銀イオンミストオン)モードの動作例を示すフローチャートである。 涼風モードの動作例を示すフローチャートである。 衣類乾燥(銀イオンミストオン)モードの動作例を示すフローチャートである。 衣類乾燥モードの動作例を示すフローチャートである。 ミスト発生装置2の第2の実施例として電動・電磁弁ユニット202の構成例を示す正面図である。 (A)〜(C)は、電動・電磁弁ユニット202の動作例を示す線図である。 第2の実施例に係る浴室空調装置3及びミスト発生装置2の制御系の構成例を示すブロック図である。 ミスト発生装置2の第3の実施例としての電動・電磁弁ユニット203の構成例を示す概念図である。 ミスト発生装置2の第4の実施例としての電磁弁ユニット204の構成例を示す概念図である。 ミスト発生装置2の第5の実施例としての電磁弁ユニット205と電解水生成ユニット2Dの接続例を示す概念図である。
符号の説明
1・・・浴室システム、2・・・ミスト発生装置、2A′・・・筐体、2B・・・電源部ユニット、2C・・・ノズルユニット、2D・・・電解水生成ユニット、2a・・・給水配管、2b・・・ノズル配管、2c・・・ドレン配管、2a′〜2c′・・・接続部、2d〜2f・・・電磁弁、2g・・・銀イオンユニット、2h,69・・・温度検出センサ、2i〜2k・・・配管、2p・・・電動弁、3・・・浴室空調装置、4・・・給湯装置(給湯源,給湯器)、6・・・主操作部(空調リモコン)、6a,7a・・・電気ケーブル、6h,7e・・・発光素子、7・・・ミスト操作部(ミストリモコン)、7f・・・ブザー、8・・・排気ダクト、26・・・フロントパネル、69A・・・人体検出センサ、69B・・・浴室照明スイッチ、101a・・・点検口、101b・・・浴槽、101c・・・ドレンパン、201,204,205・・・電磁弁ユニット、202,203・・・電動・電磁弁ユニット

Claims (4)

  1. 室内の空気を屋外へ排気する換気手段、室内へ空気を送風する送風手段及び、前記送風手段により室内へ送風する空気を加熱する加熱手段を有する空調装置と同一の室に設置され、
    給湯源からの温水を供給する第1の電磁前記第1の電磁弁から分岐された一方の管路に接続されて前記温水を噴出する第2の電磁及び、前記第1の電磁弁から分岐された他方の管路に接続されて水を排水する第3の電磁を内部に配設した電磁弁ユニットと、
    前記第1の電磁弁、第2の電磁弁及び第3の電磁弁を所定の動作モードに基づいて開閉制御する制御手段とを備え、前記空調装置の運転と連動して温水を噴出する温水噴出装置であって、
    前記制御手段は、
    強噴出運転である第1動作モードが設定されると、前記第1の電磁弁及び第2の電磁弁を開状態にすると共に、前記第3の電磁弁を閉状態にし、
    弱噴出運転である第2動作モードが設定されると、前記第1の電磁弁、第2の電磁弁及び第3の電磁弁の何れも開状態にすることで、2つの動作モードに応じた噴出量の切り換えを行うことを特徴とする温水噴出装置。
  2. 前記電磁弁ユニットに金属イオン発生器が着脱可能に配設され、
    前記第2の電磁弁から排出される温水に抗菌作用のある金属イオンを溶出すると共に、前記第2動作モードが設定されると、前記第3の電磁弁から排出される温水に抗菌作用のある金属イオンを溶出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の温水噴出装置。
  3. 前記温水の流量あるいは電極間に印加される電圧の値を調整することで酸性電解水のpHを調整する電解水生成ユニット前記第2の電磁弁の下流の管路に配設され、
    前記管路を通る温水から酸性電解水を生成することを特徴とする請求項1に記載の温水噴出装置。
  4. 室内の空気を屋外へ排気する換気手段、室内へ空気を送風する送風手段及び、前記送風手段により室内へ送風する空気を加熱する加熱手段を有する空調装置と、
    給湯器より供給される温水を、前記空調装置の運転と連動して噴出し、又は、排水動作が可能な温水噴出手段が取り付けられてなる室であって、
    前記温水噴出手段を動作モードに基づいて排水制御する制御手段を備え、
    前記温水噴出手段は、
    前記給湯器からの温水を供給する第1の弁と、
    前記第1の弁から分岐された一方の管路に接続されて前記温水を噴出する第2の弁と、
    前記第1の弁から分岐された他方の管路に接続されて水を排水する第3の弁とを有し、
    前記制御手段は、
    強噴出運転である第1動作モードが設定されると、前記第1の弁及び第2の弁を開状態にすると共に、第3の弁を閉状態にし、
    弱噴出運転である第2動作モードが設定されると、前記第1の弁、第2の弁及び第3の弁の何れも開状態にすることを特徴とする室。
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