JP4810236B2 - 水素ガス製造装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、トリチウムの透過を抑制しながら水素ガスを製造する水素ガス製造装置及びその方法に関する。
最近、水素は化石資源をエネルギー源として又は原料に化石資源を用いて製造されている。このことは、二酸化炭素等を排出しないので環境に優しいエネルギー利用にあるという水素エネルギーの導入理念とは矛盾している。この矛盾を解決するためには、エネルギー源として自然エネルギー、原子力又は原料としては水だけを利用して製造する必要がある。
この一つの方法として、原子力エネルギーを利用した水素製造が注目を浴びており、中でも高温ガス炉(以下、HTTRという。)による水素製造が、最も有望な製造法として研究開発が進められていることが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
高温ガス炉(HTTR)おいて、ガス炉より排出された熱は中間熱交換器を経由して2次ヘリウムガスへの熱交換が行われる。この中間熱交換器で回収された熱は、メタンの水蒸気改質反応、蒸気製造等の熱源として使用される。
一方、水蒸気改質反応は、水蒸気改質器において行われる。この水蒸気改質器の内部には複数の反応管が吊下されている。この反応管の外側を2次ヘリウムガスが流れる。また、反応管の内側をプロセスガス、すなわち原料ガス及び生成ガスが流れる。かくして、反応管外部の2次ヘリウムより加熱されることにより、反応管の内側においてプロセスガスが熱化学的に分解して水素が製造される。
上記の反応器技術は、異なる水素製造法であるISプロセスの反応器にも適用できる。このISプロセスは、ヨウ素および硫酸を内部循環しながら水を熱化学的に分解して水素を製造するものである。
特開平5−213602号公報 特開2005−170707号公報
上述したように、原子力プラントの熱を利用して水素の製造が行われる。この水素の製造の際に、水素の同位体元素であるトリチウムが発生する。このトリチウムは、放射性元素であり、人体への影響が懸念されているため、可能な限りプラント外に排出せず、プラント内に閉じ込める必要がある。
しかし、このトリチウムは透過する特性を有するために、上記の中間熱交換器の伝熱管や水蒸気改質器の触媒管ではトリチウムが通過し、製造された水素に混入する恐れがある、という課題があった。
また、これら装置には、強度、加工性および耐食性が必要となるため、金属材料を使用することが望ましい。
しかしながら、この金属は上記のトリチウムの透過を促進する結果となるため、透過を抑制する対策を講じる必要がある、という課題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、トリチウムが透過する恐れのある配管等の金属製内部構造物の表面にトリチウムの透過率の低い物質を被覆することにより、トリチウムの透過を抑制しながら水素ガスを製造できる水素ガス製造装置及びその方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、原子力プラントで発生したトリチウムを含入する冷却材と接触して熱交換する中間熱交換器と、この中間熱交換器によって回収された熱を利用して原料水蒸気を改質する水蒸気改質器を具備し水素を製造する水素ガス製造装置において、前記中間熱交換器および水蒸気改質器から選択された少なくとも1部品の内表面および外表面の少なくとも一方前記トリチウムの透過を抑制するトリチウム透過抑制セラミックスを被覆したことを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、原子力プラントで発生したトリチウムを含入する冷却材と接触して熱交換する中間熱交換器と、この中間熱交換器によって回収された熱を利用して原料水蒸気を改質する水蒸気改質器を具備し水素を製造する水素ガス製造方法において、前記原子力プラントで発生したトリチウムを含入する冷却材を金属製内部構造物に導入するトリチウム導入ステップと、前記中間熱交換器および水蒸気改質器から選択された少なくとも1部品の内表面および外表面の少なくとも一方に被覆された透過抑制セラミックスを介して前記導入されたトリチウムの透過を抑制するトリチウム透過抑制ステップと、を有することを特徴とするものである。
本発明の水素ガス製造装置及びその方法によれば、トリチウムが透過する恐れのある配管等の金属製内部構造物の表面にトリチウム透過率の低いトリチウム透過抑制セラミックスを被覆することにより、トリチウムの透過を抑制しながら水素ガスを製造することができる。
以下、本発明に係る水素ガス製造装置及びその方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の高温ガス炉(HTTR)2を利用した水素製造装置4の概略を示す構成図である。本図に示すように、点線で囲まれた部分が原子力プラント1であり、実線で囲まれた部分が水素製造装置4である。
この原子力プラント1において、一例として、高温ガス炉(HTTR)2からの温度950℃程度の1次ヘリウムガス2aが加熱源として利用される。この1次ヘリウムガス2aは中間熱交換器3に導入される。この中間熱交換器3において、水素製造装置4から送られてくる2次ヘリウムガス4aと熱交換を行い、熱交換して加熱された2次ヘリウムガス4aはそのまま高温隔離弁5を経由して水蒸気改質器6に送り込まれる。
この水蒸気改質器6には、原料ガス貯蔵タンク41から熱交換器42を経由してメタン等の原料ガス41aが導入される。また、蒸気発生器7から熱交換器43経由して水7aが供給される。この水蒸気改質器6おいて、導入された原料ガス41a及び水7aが2次ヘリウムガス4aにより加熱されて水素6aの製造が行われる。ここで製造された水素6aは、熱交換器42を経由して水素貯蔵タンク44に供給される。上記の高温ガス炉(HTTR)2より排出された1次系ヘリウムガス2aは、高温ガス炉(HTTR)2において中性子照射されて生じたトリチウム45を含んでいる。
上述のように、この高温ガス炉(HTTR)2より排出された熱は中間熱交換器3を経由して2次ヘリウムガス4aへの熱交換が行われる。この中間熱交換器3で回収された熱は、熱交換器42、43等を介してメタン等の原料ガス41aの水蒸気改質反応、蒸気製造等の熱源として使用される。
図2は、図1の中間熱交換器3の構造を示す縦断面図である。
本図に示すように、2次系ヘリウムガス4aは、金属製内部構造物である2次系ヘリウムガス流路14を経由して中間熱交換器3の中央部に供給される。一方、高温の1次系ヘリウムガス2aは、1次系ヘリウムガス流路15を経由して、中間熱交換器3の下部63と中間部64から中間熱交換器3の内壁側に供給される。
この高温の1次系ヘリウムガス2aは、内壁側を流れ隔壁を介して2次系ヘリウムガス4aに接触して熱交換が行われる。この1次系ヘリウムガス2a中に存在するトリチウムが2次系ヘリウムガス4aに移行する確率はこのときが最も高い。この2次系ヘリウムガス流路14を構成する金属製内部構造物(太線部分)の内側面及び外側面の少なくとも一方に、非晶質化したアモルファスセラミックス等のトリチウム拡散を抑制するトリチウム拡散抑制セラミックスを被覆する。
ここで、金属と金属にセラミックスを付着させたものとの水素透過比較について説明する。図3は、金属(ステンレス鋼:SS)□、金属(ステンレス鋼)にアモルファスSiCを付着させたもの(SS//SiC)○および金属とアモルファスSiCとの付着部分にNを注入したもの(SS//SiC+N)△の水素透過比較結果を示すグラフである。本グラフに示すように、金属に比べると明らかに金属にアモルファスSiCを被覆させたもの、さらにはNを注入したものの透過率が低く、トリチウムの拡散抑制に効果的であることが分かる。
上述のように、図2中の太線部分が示す金属製内部構造物である2次系ヘリウムガス流路14の内表面及び外表側面の少なくとも一方に、非晶質化したアモルファスセラミックスを被覆することにより、また被覆内面にNを注入することにより、トリチウム移行を抑制することができる。
上述の構造物としては、強度、耐食性等を考慮すると、SUS316Lを代表とするステンレス鋼、ハステロイ等のNi基合金、Ti又はTi合金を用いることが好ましい。また、トリチウムの透過率の低いセラミックスとしては、SiC、Al又はZrOを被覆することが望ましい。
本実施の形態によれば、中間熱交換器3の2次系ヘリウムガス流路14を構成する金属製内部構造物の表面にアモルファスセラミックス等のトリチウム拡散を抑制するセラミックスを被覆することにより、また金属製内部構造物とセラミックスとの付着部分にNを注入することにより、2次系ヘリウムガス4aにトリチウムが移行することを抑制することができる。
図4は、図1の水蒸気改質器6の構造を示す縦断面図である。
本図に示すように、水蒸気改質器6の内部には、2次系ヘリウムガス4aが接触する複数のヘリウム流路管10が吊下されている。このヘリウム流路管10の内部には、原料ガス41aが流入する反応管11が挿入されている。また、この反応管11の内部には、発生した水素6aが流出するバイオネット内管12が収納されている。
高温の2次系ヘリウムガス4aが水蒸気改質器6の下部61から導入される。この導入された2次系ヘリウムガス4aは、ヘリウム流路管10に接触しながら流れることにより熱交換して、水蒸気改質器6の中間部62の配管を経由して流出する。
上述のように、ヘリウム流路管10は2次系ヘリウムガス4aにより加熱される。この加熱により、上記のヘリウム流路管10に収納された反応管11内において、原料ガス41aと水蒸気とが反応し水素6aが製造される。この製造された水素6aは、バイオネット内管12を経由して収集される。
本実施の形態において、図1に示す2次系ヘリウムガス4aに高温ガス炉2において中性子照射されて生じたトリチウム45が含まれると、反応管11を介してトリチウム45の移行が起こり、製造された水素6aにトリチウムが含入されてしまう。このために、図4(b)において、太線部分で示す金属製内部構造物である反応管11の内側面及び外側面の少なくとも一方に、非晶質化したアモルファスセラミックスを被覆する。
この反応管11等の材料として、強度、耐食性等を考慮すると、SUS316Lを代表とするステンレス鋼、ハステロイ等のNi基合金、Ti又はTi合金を用いることが好ましい。また、トリチウムの透過率の低いセラミックスとしては、SiC、Al又はZrOを被覆することが望ましい。
本実施の形態によれば、金属製内部構造物である反応管11等にアモルファスセラミックス等のトリチウム拡散を抑制するセラミックスを被覆することにより、水素ガス6aにトリチウムが移行することを抑制することができる。
ここで、このセラミックスを被覆させる手法について説明する。このセラミックスを被覆する手法として、化学気相成長(Chemical Vapor Deposition:以下、CVDという。)法、プラズマ溶射法、イオンプレーティング法が挙げられる。
図5は、CVD法によりセラミックスを被覆する装置の概略構造を示す縦断面図である。
本図に示すように、本CVDセラミックス被覆装置は、加熱炉16を有している。この加熱炉16の内部には、反応炉18が設けられている。この反応炉18には、真空ポンプ20からの配管が接続され、またガス混合槽19からの配管が接続されている。セラミックスがコーティングされる対象物17が反応炉18の内部に設置される。
本実施の形態において、加熱炉16で加熱しながら、反応炉17内に被覆されるセラミックス元素(Si、Al、Zr等)を含んだ混合ガスがガス混合槽19から送り込まれる。同時に、真空ポンプ20を稼動して反応炉18の内部の真空度を調整しながら、対象物17に上記のセラミックス元素がコーティングされる。
本実施の形態により、中間熱交換器3の2次系ヘリウムガス流路14、水蒸気改質器6の反応管11等の金属製内部構造物の内表面および外表面の少なくとも一方にトリチウム透過率の低いセラミックスを被覆することにより、トリチウムの透過を抑制することができる。
図6は、プラズマ溶射法によりセラミックスを被覆する装置の概略構造を示す縦断面図である。
本図に示すように、本プラズマ溶射セラミックス被覆装置は、陰極24および陽極26を有している。この陰極24および陽極26を通電することにより、作動ガス23を用いて粉末材22が加熱溶解される。この加熱溶解した粉末材22を含むプラズマジェット27が吹き付けられる。このプラズマジェット27を対象物21の表面に吹き付けて、セラミックスを対象物21の表面に被覆する。このプラズマ溶射セラミックス被覆装置の内部は冷却水25で冷却される。
本実施の形態により、粉末材22としてトリチウム透過率の低いセラミックスを被覆することにより、トリチウムの透過を抑制することができる。
図7は、イオンプレーティング法によりセラミックスを被覆する装置の概略構造を示す縦断面図である。
本図に示すように、本イオンプレーティングセラミックス被覆装置は、真空チャンバ28を有する。この真空チャンバ28の上部と中高部の内面には、蒸発源30が設けられている。この蒸発源30には、外部からアーク電流源29が接続されている。また真空チャンバ28内には、回転テーブル32が備えられている。この回転テーブル32上には、コーティングされる対象物31が載置される。真空チャンバ28の外部のバイアス電源33が、上記の回転テーブル32に接続されている。
本実施の形態により、真空に近い低圧の下でプロセスガスの中で蒸発した原料の分子・原子はイオン化され励起される。このイオンと中性状態の粒子とが共にマイナスの高電圧が印加されて、トリチウム透過抑制セラミックスが対象物である金属製内部構造物の内表面および外表面の少なくとも一方に被覆される。
本実施の形態により、中間熱交換器3の2次系ヘリウムガス流路14、水蒸気改質器6の反応管11等の金属製内部構造物の内表面および外表面の少なくとも一方にトリチウム透過率の低いセラミックスを被覆することにより、トリチウムの透過を抑制しながら水素を製造することができる。
さらに、本発明は、上述したような各実施の形態に何ら限定されるものではなく、コーティングされる対象物の部品毎にCVD法、プラズマ溶射法及びイオンプレーティング法から選択された複数の手法を組み合わせてトリチウム透過抑制セラミックスを被覆してもよく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1の実施の形態のHTTRを利用した水素製造装置の概略を示す構成図。 図1の中間熱交換器の構造を示す縦断面図。 金属と金属にアモルファスSiCを付着させたものとの水素透過比較結果を示すグラフ。 図1の水蒸気改質器の説明図で、(a)はその縦断面図、(b)はそのA部拡大断面図。 CVDによりセラミックスを被覆する装置の概略構造を示す縦断面図。 プラズマ溶射によりセラミックスを被覆する装置の概略構造を示す縦断面図。 イオンプレーティングによりセラミックスを被覆する装置の概略構造を示す縦断面図。
符号の説明
1…原子力プラント、2…高温ガス炉、2a…1次ヘリウムガス、3…中間熱交換器、4…水素製造装置、4a…2次ヘリウムガス、5…高温隔離弁、6…水蒸気改質器、6a…水素ガス、7…蒸気発生器、8…2次ヘリウムガス、9…水蒸気改質器、10…ヘリウム流炉管、11…反応管、12…バイオネット内管、13…中間熱交換器、14…2次系ヘリウムガス流路、15…1次系ヘリウムガス流路、16…加熱炉、17…対象物、18…反応炉、19…ガス混合槽、20…真空ポンプ、21…対象物、22…粉末材、23…作動ガス、24…陰極、25…冷却水、26…陽極、27…プラズマジェット、28…真空チャンバ、29…アーク電源、30…蒸発源、31…対象物、32…回転テーブル、33…バイアス電源、41…原料ガスタンク、41a…原料ガス、42…熱交換器、43…熱交換器、44…水素貯蔵タンク、45…トリチム。

Claims (7)

  1. 原子力プラントで発生したトリチウムを含入する冷却材と接触して熱交換する中間熱交換器と、この中間熱交換器によって回収された熱を利用して原料水蒸気を改質する水蒸気改質器を具備し水素を製造する水素ガス製造装置において、
    前記中間熱交換器および水蒸気改質器から選択された少なくとも1部品の内表面および外表面の少なくとも一方前記トリチウムの透過を抑制するトリチウム透過抑制セラミックスを被覆したことを特徴とする水素ガス製造装置。
  2. 前記金属製内部構造物は、ステンレス鋼、Ni基合金、TiおよびTi合金から選択された少なくとも1種から形成されること、を特徴とする請求項1記載の水素ガス製造装置。
  3. 前記トリチウム透過抑制セラミックスは、このセラミックスを非晶質化して金属製内部構造物に被覆することを特徴とする請求項1記載の水素ガス製造装置。
  4. 前記トリチウム透過抑制セラミックスは、SiC、Al およびZrO から選択された少なくとも1種から形成されること、を特徴とする請求項1又は3記載の水素ガス製造装置。
  5. 前記トリチウム透過抑制セラミックスは、化学気相成長法、プラズマ溶射法およびイオンプレーティリング法から選択された少なくとも1手法を用いて前記セラミックスを金属製内部構造物の表面に被覆して構成されていること、を特徴とする請求項1、3又は4記載の水素ガス製造装置。
  6. 前記金属製内部構造物とトリチウム透過抑制セラミックスとの付着面にはN が注入されていることを特徴とする請求項1記載の水素ガス製造装置。
  7. 原子力プラントで発生したトリチウムを含入する冷却材と接触して熱交換する中間熱交換器と、この中間熱交換器によって回収された熱を利用して原料水蒸気を改質する水蒸気改質器を具備し水素を製造する水素ガス製造方法において、
    前記原子力プラントで発生したトリチウムを含入する冷却材を金属製内部構造物に導入するトリチウム導入ステップと、
    前記中間熱交換器および水蒸気改質器から選択された少なくとも1部品の内表面および外表面の少なくとも一方に被覆された透過抑制セラミックスを介して前記導入されたトリチウムの透過を抑制するトリチウム透過抑制ステップと、
    を有することを特徴とする水素ガス製造方法。
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