JP4810147B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡装置、詳しくは、装置本体の外装筐体内の密閉空間に、内視鏡の駆動により発熱する発熱部が配設された内視鏡装置に関する。
周知のように、内視鏡装置は、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。医療分野において用いられる内視鏡装置は、内視鏡の細長い挿入部を体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて処置具の挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をしたりすることができる。
また、工業用分野において用いられる内視鏡装置は、内視鏡の細長い挿入部をジェットエンジン内や、工場の配管等に挿入することによって、被検部位の傷及び腐蝕等の観察や各種処置等を行うことができる。よって、工業用の内視鏡装置は、屋外や、工場等の作業施設で一般的に使用される。尚、工業用の内視鏡装置には、例えば10mの長さの挿入部を有する大型のものや、例えば3mの長さの挿入部を有する携帯性に優れたショルダ式の小型のものが周知である。
工業用の内視鏡装置は、先端に撮像ユニット等が配設された細長の挿入部を有する内視鏡と、該内視鏡が接続された装置本体とにより構成されているのが一般的である。尚、小型の工業用内視鏡装置においては、挿入部の先端に、LED等の光源が配設されているものも周知である。
また、装置本体内には、内視鏡を駆動する各種部材、具体的には、撮像ユニットの駆動及び撮像ユニットから出力された被写体の画像信号を処理する画像処理ユニット等の電気部品や、内視鏡装置のバッテリユニット等が配設されており、装置本体内に配設される、例えば電気部品は、電源が供給されると発熱する発熱部である。
ここで、電気部品が、内視鏡の駆動により、ある一定の温度以上に発熱すると、外装筐体内の雰囲気を過度に熱してしまうばかりか、電気部品の信頼性が低下する、具体的には、電気部品が誤作動する、電気部品が内部破壊されてしまう、または電気部品がショートする場合がある。
このため、装置本体の外装筐体に複数の孔を設けるとともに、装置本体内の複数の孔に、該孔に応じて冷却用のファンをそれぞれ設けることにより、該冷却用のファンを用いて、吸気口となる複数の孔から装置本体内に外気を取り入れるとともに、排気口となる複数の孔から装置本体内の雰囲気を装置本体外に排出することにより、装置本体内の雰囲気を冷却し、電気部品の信頼性低下を防止することが一般的に行われている。
また、上述したように、工業用の内視鏡装置は、一般に、屋外や、工場等の作業施設で使用される。よって、外装筐体に複数の孔が設けられていると、該複数の孔から外気中の塵埃等の異物が装置本体内に侵入してしまう。装置本体内に異物が堆積されると、吸気口と排気口との間の通気が悪くなるばかりか、例えば異物が鉄粉等の場合、電気部品上に堆積されてしまうと、電気部品の絶縁状態が悪くなり、ショート等の不具合が生じてしまう場合がある。
このような事情に鑑み、特許文献1には、装置本体内の複数の孔の側近に、該複数の孔に応じて、冷却用のファンとともに、防塵フィルタをそれぞれ設けることにより、装置本体内に侵入する塵埃等の異物を防塵フィルタによりトラップする内視鏡装置が提案されている。
特開2004−283484号公報
しかしながら、特許文献1に提案された内視鏡装置においては、該内視鏡装置を使用し続けると、防塵フィルタに堆積した塵埃等の異物により、防塵フィルタが目詰まりをおこしてしまう。
よって、防塵フィルタを交換し忘れて内視鏡装置を使用すると、冷却用のファンが作動しても、装置本体内に外気が取り入れられないとともに、装置本体内の雰囲気が装置本体外に排出されなくなってしまい、装置本体内の熱により、装置本体内に配設された電気部品の信頼性低下等の不具合が発生してしまうといった問題がある。
また、防塵フィルタでは、雨が装置本体内に侵入してしまうのを防ぐことができないため、雨天時において、屋外で内視鏡装置を使用することができないといった問題もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、雨天時において野外で使用することができるとともに、装置内に異物が侵入するのを防止でき、さらには装置内に配設された電気部品及び装置内の雰囲気を効率よく確実に冷却させることにより、電気部品に発生する不具合を防止することができる内視鏡装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明による内視鏡装置は、内視鏡と、前記内視鏡の駆動により発熱する発熱部を有した基板が、外装筐体により閉塞された密閉空間に配設された装置本体と、前記密閉空間に配設され、該密閉空間内の雰囲気を送気により対流させることにより、前記発熱部の熱を前記密閉空間に放熱させることと、前記密閉空間の雰囲気中の熱を前記外装筐体に熱伝達させることとを行う対流手段と、を具備し、前記外装筐体は、前記対流手段により熱伝達された前記密閉空間の雰囲気中の熱を、前記外装筐体の外表面に熱伝導させ、該外表面から前記装置本体外に熱放射させる熱伝導性の良い熱伝導部材から構成し、前記対流手段は、少なくとも前記発熱部の近傍に対向して配設し、前記発熱部に対して局所的に送気するとともに、前記密閉空間に複数配設されており、複数の前記対流手段の内、少なくとも2つの前記対流手段における各対流手段の送気方向が、相対的に異なっている。
また、内視鏡と、前記内視鏡の駆動により発熱する発熱部を有した基板が、外装筐体に対して挿抜自在なブロックが前記外装筐体内に挿入されることにより前記外装筐体と前記ブロックとによって閉塞された密閉空間に配設された装置本体と、前記密閉空間に配設され、該密閉空間内の雰囲気を送気により対流させることにより、前記発熱部の熱を前記密閉空間に放熱させることと、前記密閉空間の雰囲気中の熱を前記外装筐体に熱伝達させることとを行う対流手段と、を具備し、前記外装筐体は、前記対流手段により熱伝達された前記密閉空間の雰囲気中の熱を、前記外装筐体の外表面に熱伝導させ、該外表面から前記装置本体外に熱放射させる熱伝導性の良い熱伝導部材から構成し、前記発熱部を有する前記基板は、前記ブロック内に固定された着脱基板であり、前記ブロック内は、該ブロックに形成された開口を介して前記密閉空間内に連通しており、前記対流手段は、前記着脱基板の近傍に配設されており、前記対流手段は、少なくとも前記発熱部の近傍に対向して配設し、前記発熱部に対して局所的に送気するとともに、前記密閉空間に複数配設されており、複数の前記対流手段の内、少なくとも2つの前記対流手段における各対流手段の送気方向が、相対的に異なっている。
本発明によれば、雨天時において野外で使用することができるとともに、装置内に異物が侵入するのを防止でき、さらには装置内に配設された電気部品及び装置内の雰囲気を効率よく確実に冷却させることにより、電気部品に発生する不具合を防止することができる内視鏡装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、以下、内視鏡装置は、携帯性に優れたショルダ式の工業用の内視鏡装置を例に挙げて説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態を示す内視鏡装置の斜視図、図2は、図1の装置本体の内部の構成を示す透視斜視図、図3は、図2をIIIの方向から見た透視側面図である。
図1に示すように、内視鏡装置1は、内視鏡2と装置本体3とにより主要部が構成されている。
内視鏡2は、細長で可撓性を有する挿入部20と、該挿入部20の挿入方向基端に接続された、把持部25を有する操作部24と、該操作部24の把持部25から延出された可撓性を有するユニバーサルコード26とにより主要部が構成されている。
挿入部20に、該挿入部20の先端側から順に、先端部21と、操作部24の後述する湾曲操作レバー31の湾曲操作により、例えば上下/左右方向に湾曲される湾曲部22と、可撓性部材にて形成された長尺な可撓管部23とが連設されており、可撓管部23の基端部が、操作部24に接続されている。
先端部21の内部に、対物レンズ等の対物光学系及び撮像素子等を有する撮像ユニットが具備されている(いずれも図示されず)。また、先端部21の挿入方向先端の面に、対物レンズとLED等の光源とが臨まれている。
湾曲部22及び可撓管部23の内部に、撮像ユニットの駆動と撮像信号の送受信を行う信号ケーブル、光源に後述するバッテリユニット51(図2参照)からの電源を供給する照明ケーブル、湾曲部22を湾曲させる湾曲操作ワイヤ等が設けられている(いずれも図示されず)。
操作部24に、湾曲部22を湾曲動作させる湾曲操作レバー(以下、湾曲レバーと称す)31が少なくとも4方向に傾倒自在となるよう直立して配設されている。湾曲レバー31は、上述した湾曲操作ワイヤ等を有する湾曲ユニットを介して湾曲部22と接続されている。
湾曲レバー31は、操作者により傾倒方向が変化されることによって、湾曲部22を上下/左右の4方向の内、いずれかの方向に湾曲動作させる。また、湾曲レバー31は、操作者により傾倒角度が変化されることによって、傾倒された方向において、湾曲部22を、湾曲レバー31の傾倒角度に応じた角度に湾曲させる。尚、操作部24に、図示しないが、湾曲レバー31の他、撮像ユニットの各種撮像動作を指示する各種スイッチが配設されている。
ユニバーサルコード26内に、上述した信号ケーブル、照明ケーブル等が配設されており、ユニバーサルコード26の一端は、操作部24に接続され、他端は、装置本体3に接続されている。
装置本体3の、外装筐体50の一面に、後述するCPU61から出力される画像処理後の信号を受けて内視鏡画像を表示するモニタ7が、例えば外装筐体50の一面に対して開閉自在に、蝶番等を介して外装筐体50の一面に固定されている。
尚、外装筐体50は、後述する密閉空間100(図2参照)の雰囲気中の熱を、外装筐体50の外表面に熱伝導させ、該外表面から装置本体3外に熱放射させる熱伝導部材、例えばマグネシウムダイキャストから構成されている。
また、装置本体3の携帯性を向上させるため、装置本体3を操作者の肩等に掛けるためのベルト10が、例えば装置本体3に対して着脱自在となるよう、外装筐体50に2点で固定されている。
図2、図3に示すように、装置本体3の内部、即ち外装筐体50により閉塞された内部に、密閉空間100が形成されており、該密閉空間100に、画像処理用のCPU61等の電気部品が複数固定された基板60や、装置本体3及び光源に照明ケーブルを介して電源を供給するバッテリユニット51等が配設されている。
尚、図2、図3は、簡略のため、基板60上には、画像処理用のCPU61のみを固定した図となっているが、実際は、光源の光量を制御する電気部品や、後述するファン41,42(図2参照)の駆動を制御する電気部品等が固定されている。
基板60は、図3に示すように、例えば密閉空間100の略中央に、基板60の一端60iと外装筐体50の一面50bとが対向し、基板60の他端60tと外装筐体50の一面50dとが対向する方向に、所定の手段により固定されている。尚、基板60の固定位置は、本位置に限定されない。
また、画像処理用のCPU61は、例えば内視鏡2の駆動となる撮像ユニットの駆動及び撮像ユニットから出力された被写体の画像信号を処理するものである。尚、基板60及びCPU61は、駆動により発熱する発熱部である。
さらに、密閉空間100に、該密閉空間内100の雰囲気を送気により対流させることにより、基板60及びCPU61の熱を密閉空間100に放熱させることと、密閉空間100の雰囲気中の熱を外装筐体50に熱伝達させることとの少なくとも一方を行う対流手段であるファン41,42が、ファン41とファン42との各送気方向が相対的に異なるよう配設されている。尚、ファン41,42は、小型の軸流ファンにより構成されている。
図2、図3に示すように、ファン41は、例えば、基板60の上方であって、外装筐体50の一面50a及び一面50dの近傍に、ファン41の送気方向が一面50aに対向するよう配設されている。
ファン41は、近傍の一面50aに対して、局所的に送気を行うことにより、基板60及びCPU61の放熱により熱された密閉空間100の雰囲気中の熱を、近傍の一面50aに局所的かつ積極的に熱伝達させる本発明における第1の対流手段を構成している。
ファン42は、例えば図2,図3中の基板60の下方近傍であって、一面50b及び外装筐体50cの近傍に、ファン42の送気方向が密閉空間100を介して一面50dに対向するよう配設されている。
ファン42は、外装筐体50の端部から端部まで、具体的には、一面50bから一面50dまで、密閉空間100に対して送気を行うことにより、基板60及びCPU61の熱を、密閉空間100に積極的に放熱させるとともに、該積極的な放熱及び基板60,CPU61の駆動等により熱された密閉空間100の雰囲気中の熱を、外装筐体50の一部、例えば一面50d,50cに積極的に熱伝達させる本発明における第3の対流手段を構成している。
また、ファン42は、ファン41とともに密閉空間100に配設され、ファン41とともに送気を行うことにより、図3に示すように、密閉空間100全体に、具体的には、基板60を挟んで強制対流(以下、単に対流と称す)Jを発生させ、基板60及びCPU61の熱を密閉空間100に積極的に放熱させるとともに、熱された密閉空間100の雰囲気中の熱を、外装筐体50全体、即ち各一面50a〜50dに積極的に熱伝達させる。
次に、このように構成された本実施の作用について、図3及び図4を用いて説明する。図4は、外装筐体への熱伝達、外装筐体での熱伝導、外装筐体から外部への熱放射を模式的に示した図である。
内視鏡2の撮像ユニットの駆動等により、基板60及びCPU61が駆動すると、該基板60及びCPU61は発熱し、密閉空間100の雰囲気は熱される。
この際、ファン41及びファン42が駆動されると、即ちそれぞれ送気を開始すると、ファン41とファン42とは、上述したように、各送気方向が相対的に異なる方向となるよう密閉空間100に配設されているため、ファン41から送気された風は、ファン42に吸い込まれ、ファン42から送気された風は、ファン41に吸い込まれることにより、密閉空間100全体の雰囲気に、具体的には基板60を挟んで対流Jが発生する。
この対流Jにより、基板60及びCPU61の熱は、密閉空間100に積極的に放熱される、言い換えれば、基板60及びCPU61から放熱流れHが発生し、基板60及びCPU61は、積極的な放熱流れHの発生により冷却されていく。尚、この際、バッテリユニット51も冷却される。
また、熱された密閉空間100の雰囲気を、対流Jにより、外装筐体50全体、即ち各一面50a〜50dに積極的に熱伝達させる。即ち、熱伝達流れD1が密閉空間100全体に発生する(図3では4カ所のみ図示)。
各一面50a〜50dに熱伝達された密閉空間100の雰囲気中の熱は、図4に示すように、外装筐体50は、熱伝導性の良い部材から構成されていることから、各一面50a〜50dにおいて、広範囲に亘り、各一面50a〜50dの内部側から密閉空間100よりも温度の低い外部側へ熱伝導される。即ち、図4に示すように、各一面50a〜50dにおいて、熱伝導流れKが発生する。
最後に、密閉空間100の雰囲気中の熱は、各一面50a〜50dの外表面から、外装筐体50の外部へと熱放射される。即ち、図4に示すように、各一面50a〜50dの外表面から熱放射流れTが発生する。尚、外装筐体50の外部には、装置本体3が載置される地表も含む。
このことにより、密閉空間100の雰囲気中の熱は、ファン41,42により外装筐体50の外部に放出され、その結果、密閉空間100の雰囲気は冷却される。尚、この際、ファン41は、近傍の一面50aに対して、局所的に送気を行うことにより、熱された密閉空間100の雰囲気中の熱を、近傍の一面50aに局所的かつ積極的に熱伝達させる、即ち、局所的な熱伝達流れD2が発生することにより、より効率良く密閉空間100の雰囲気は冷却される。
尚、この際も一面50aに熱伝達された密閉空間100の雰囲気は、上述したように、一面50aでの熱伝達を経て、一面50aの外表面から、外装筐体50の外部に熱放射される。
このように、本実施においては、装置本体3の外装筐体50により閉塞された密閉空間100に、ファン41,42を、各送気方向が相対的に異なる方向となるよう配設し、ファン41,42の各送気により、密閉空間100全体に対流Jを発生させた。
また、対流Jを用いて、基板60及びCPU61の熱を積極的に密閉空間100に放熱させ、次いで、密閉空間100の熱された雰囲気中の熱を一面50a〜50dに積極的に熱伝達させ、さらに、ファン41を用いて、密閉空間100の熱された雰囲気中の熱を一面50aに積極的かつ局所的に熱伝達させた。その後、各一面50a〜50dにおける熱伝導を経て、各一面50a〜50dの外表面から、密閉空間100の熱された雰囲気を熱放射させた。
このことによれば、ファン41、42の送気により、効率よく確実に、基板60及びCPU61の熱は冷却されるとともに、密閉空間100の雰囲気中の熱は、外装筐体50外へ熱放射され、その結果、密閉空間100の熱された雰囲気は冷却される。
よって、発熱する基板60及びCPU61が外装筐体50により閉塞された密閉空間100に配設されていたとしても、密閉空間100の雰囲気が過度に熱されることやこのことよる基板60及びCPU61の信頼性低下等の不具合を効率良く確実に防止することができる。
また、基板60及びCPU61等は、外装筐体50により閉塞された密閉空間100に配設されているため、雨天時に、雨が密閉空間100に侵入してしまうことや、塵埃等の異物が、密閉空間100に侵入し、基板60及びCPU61等に不具合を生じさせることがないため、内視鏡装置1を野外で使用することができる。
尚、以下変形例を示す。
本実施においては、ファンは、ファン41と42との少なくとも2つを密閉空間100に設けると示したが、これに限らず、2個以上配設しても良いということは、云うまでもない。さらに、ファンは、回転を定期的に逆転させたり、首振りにしたりして密閉空間100の雰囲気全体に対流Jを発生させることが可能であれば、1つのみの配設でもよいことは勿論である。
さらに、ファン41、42の配設位置は、上述した図2、図3に示した位置に限定されず、密閉空間100の雰囲気全体に対流Jを発生させる位置であって、基板60及びCPU61を確実に冷却できる位置であれば、どの位置に配置しても構わない。
また、本実施においては、発熱部は、基板60及びCPU61等の電気部品を例に挙げて示したが、これに限らず、装置本体3の密閉空間100に配設された内視鏡2の駆動により発熱する部品であれば、どの部品に適用しても良いことは云うまでもない。
(第2実施の形態)
図5は、本発明の第2実施の形態を示す内視鏡装置の装置本体の内部の構成を示す透視側面図である。
この第2実施の形態の内視鏡装置の構成は、上記図1乃至図4に示した内視鏡装置1と比して、密閉空間100に配設されるファンの内、少なくとも1つは、局所的に発熱する局所発熱部の近傍に、該局所発熱部に対して局所的に送気するよう配設される点のみが異なる。この相違点のみを説明し、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
尚、本実施においては、局所的に発熱する発熱部には、光源の光量を制御する電気部品161を例に挙げて説明し、電気部品161は、図5に示すように、基板60における外装筐体50の一面50a及び一面50dの近傍に固定されているものとする。
同図に示すように、密閉空間100に、該密閉空間内100の雰囲気を送気により対流させることにより、電気部品161の熱を密閉空間100に放熱させることと、密閉空間100の雰囲気中の熱を外装筐体50に熱伝達させることとの少なくとも一方を行う対流手段であるファン42,45がファン42とファン45との各送気方向が相対的に異なるよう配設されている。尚、ファン45も、小型の軸流ファンにより構成されている。
ファン45は、例えば、図5中の基板60の上方であって、外装筐体50の一面50a及び一面50dの近傍かつ電気部品161の近傍に、ファン45の送気方向が電気部品161に対向するよう、一面50a及び一面50dに対して傾いて配設されている。
ファン45は、近傍の局所的に発熱する電気部品161に対して、局所的に送気を行うことにより、電気部品161の熱を、密閉空間100に積極的に放熱させる本発明における第2の対流手段を構成している。
ファン42は、ファン45とともに送気を行うことにより、図5に示すように、密閉空間100の雰囲気全体に、具体的には、基板60を挟んで対流Jを発生させる。
次に、このように構成された本実施の作用について、図5及び上述した図4を用いて説明する。
内視鏡2の撮像ユニットの駆動等により、基板60,CPU61及び電気部品161が駆動すると、該基板60、CPU61及び電気部品161は発熱し、発熱後、密閉空間100の雰囲気は熱される。
この際、ファン42及びファン45が駆動されると、即ち送気を開始すると、ファン42から送気された風は、ファン45に吸い込まれ、ファン45から送気された風は、ファン42に吸い込まれることにより、密閉空間100の雰囲気全体に、具体的には基板60を挟んで対流Jが発生する。この対流Jにより、基板60、CPU61の熱は、密閉空間100の雰囲気に積極的に放熱され冷却されていく。即ち放熱流れHが生じる。尚、この際、バッテリユニット51も冷却される。
さらに、ファン45は、近傍の電気部品161に対して、局所的に送気を行うことにより、即ち、電気部品161に対して、局所的に送気流れPを発生させることにより、局所的に発熱した電気部品161の熱を、密閉空間100の雰囲気に局所的かつ積極的に放熱させる。このことにより、電気部品161は冷却されていく。
また、熱された密閉空間100の雰囲気中の熱は、ファン42とファン45との送気による対流Jにより、外装筐体50全体、即ち一面50a〜50dに積極的に熱伝達される。即ち、密閉空間100全体に熱伝達流れD1が発生する。尚、その他の作用及び密閉空間100から、外装筐体50外への熱の流れは、図4において上述した第1実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
このように、本実施においては、ファン45は、駆動により局所的に発熱する電気部品161の近傍に、ファン45の送気方向が電気部品161に対向するよう配設されていると示した。また、ファン45から、電気部品161に対し、局所的に送気すると示した。
このことによれば、対流Jを遮ることなく、局所的に発熱する電気部品161を、送気流れPにより局所的に冷却することができるため、密閉空間100の雰囲気はもとより、電気部品161を効率良く確実に冷却することができる。
よって、局所的に発熱する電気部品161が外装筐体50により閉塞された密閉空間100に配設されていたとしても、密閉空間100の雰囲気が過度に熱されることや基板60、CPU61、電気部品161が過度に熱されてしまうことよる基板60、CPU61、電気部品161の信頼性低下等の不具合を効率良く確実に防止することができる。尚、その他の効果は、上述した第1実施と同様である。
尚、以下変形例を示す。
本実施においては、ファンは、ファン42と45との2つを密閉空間100に設けると示したが、これに限らず、2個以上配設しても良いということは、云うまでもない。さらに、ファンは、回転を定期的に逆転させたり、首振りにしたりして密閉空間100の雰囲気全体に対流Jを発生させることが可能であれば、ファン45のみの配設でもよいことは勿論である。
さらに、ファン42、45の配設位置は、上述した図5に示した位置に限定されず、密閉空間100の雰囲気全体に対流Jを発生させる位置であって、基板60及び電気部品161を確実に冷却できる位置であれば、どの位置に配置しても構わない。
また、本実施においては、局所的に発熱する局所発熱部は、光源の光量を制御する電気部品161等を例に挙げて示したが、これに限らず、装置本体3の密閉空間100に配設された内視鏡2の駆動により局所的に発熱する電気部品であれば、どの部品に適用しても良いことは云うまでもない。
(第3実施の形態)
図6は、本発明の第3実施の形態を示す内視鏡装置の装置本体の内部の構成を示す透視斜視図、図7は、図6をVIIの方向から見た透視正面図、図8は、図6をVIIIの方向から見た透視側面図である。
この第3実施の形態の内視鏡装置の構成は、上述した第1実施の形態及び第2実施の形態の内視鏡装置と比して、密閉空間100に、さらに、CPU61により画像処理された画像処理後の信号を、外部装置に出力するための、装置本体3に着脱自在な電気部品である着脱基板を配設するとともに、密閉空間100に、ファン固定用の板が配設されている点が異なる。
よって、構成の相違点と、該構成を有する場合の発熱部の冷却方法のみを説明し、第1及び第2実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図8に示すように、密閉空間100に、CPU61等の電気部品が複数固定された電気部品である基板60や、装置本体3及び光源に照明ケーブルを介して電源を供給するバッテリユニット51や、例えば複数の基板からなる着脱基板69等が配設されている。
着脱基板69は、CPU61により画像処理された画像処理後の信号を、外部装置に出力するための電気部品であり、開口を有するブロック67に固定される。尚、ブロック67は、例えば外装筐体50の一面50aに着脱自在な構成となっている。具体的には、一面50aの一部から密閉空間100に対しブロック67が挿抜自在な構成となっている。尚、着脱基板69は、駆動により発熱する発熱部である。
基板60は、図8に示すように、例えば密閉空間100の外装筐体50の一面50c寄りに、基板60の一端60iと一面50bとが対向し、基板60の他端60tと一面50dとが対向する方向に、所定の手段により固定されている。尚、基板60の固定位置は、本位置に限定されない。
さらに、密閉空間100に、該密閉空間内100の雰囲気を送気により対流させることにより、基板60,CPU61及び着脱基板69の熱を密閉空間100に放熱させることと、密閉空間100の雰囲気中の熱を外装筐体50に熱伝達させることとの少なくとも一方を行う対流手段であるファン142及び145が、ファン142とファン145との送気方向が相対的に異なるよう配設されている。尚、ファン142,145は、小型の軸流ファンにより構成されている。
ファン145は、例えば、図8中の一面50b及び一面50cの近傍かつCPU61の近傍に、ファン145の送気方向がCPU61に対向するようファン固定用板80に固定されている。
ファン145は、近傍の発熱するCPU61に対して、局所的に送気を行うことにより、CPU61の熱を、密閉空間100に積極的に放熱させる本発明における第2の対流手段を構成している。
図6〜図8に示すように、ファン142は、例えば、図8中の基板60の上方であって、一面50a、一面50d及び着脱基板69の近傍に、ファン142の送気方向が着脱基板69及び一面50bに対向するよう、ファン固定用板80に固定されている。
ファン142は、外装筐体50の端部から端部まで、具体的には、一面50dから一面50bまで、密閉空間100に対して送気を行うことにより、基板60及びCPU61の熱を密閉空間100に積極的に放熱させる。
またファン142は、開口を有するブロック67に固定された着脱基板69に対して局所的に送気を行うことにより、着脱基板69の熱を、ブロック67の開口から積極的に密閉空間100に放熱させ、また、熱された密閉空間100の雰囲気中の熱を、一面50bに積極的に熱伝達させる。よって、ファン142は、本発明における第3の対流手段を構成している。
さらに、ファン142は、ファン145とともに密閉空間100に配設され、ファン145とともに送気を行うことにより、図8に示すように、密閉空間100全体に、具体的には、基板60及びファン固定用板80を挟んで、対流Jを発生させ、基板60、CPU61及び着脱基板69の熱を密閉空間100に積極的に放熱させるとともに、熱された密閉空間100の雰囲気中の熱を、外装筐体50全体、即ち各一面50a〜50dに積極的に熱伝達させる。
次に、このように構成された本実施の作用について、図6〜図8を用いて説明する。
内視鏡2の撮像ユニットの駆動等により、基板60,CPU61及び着脱基板69が駆動すると、基板60,CPU61及び着脱基板69は発熱する。発熱後、基板60,CPU61及び着脱基板69の熱により、密閉空間100の雰囲気は熱される。
この際、ファン142及びファン145が駆動されると、即ち送気を開始すると、ファン142とファン145とは、上述したように、送気方向が相対的に異なる方向となるよう密閉空間100に配設されているため、ファン142から送気された風は、ファン145に吸い込まれ、ファン145から送気された風は、ファン142に吸い込まれることにより、密閉空間100の雰囲気全体に、具体的には、基板60、ファン固定用板80を挟んで対流Jが発生する。この対流Jにより、基板60の熱は、密閉空間100の雰囲気に積極的に放熱され冷却されていく。
また、ファン142から送気された対流Jの内、一方、着脱基板69に局所的に送気される対流J1は、図7,図8に示すように、開口からブロック67に侵入し、該着脱基板69の熱を開口から積極的に密閉空間100に放熱させ、さらに、バッテリユニット51を冷却する。
ファン142から送気された対流Jの内、他方、一面50dから一面50bまで、密閉空間100に対して送気される対流J2は、図7に示すように、図7中着脱基板69の上方を通過して、図8に示すように、熱された密閉空間100の雰囲気中の熱を、外装筐体50の一部、例えば一面50a,50bに積極的に熱伝達させる。
さらに、ファン145は、近傍のCPU61に対して、局所的に送気を行うことにより、即ち、CPU61に対して、局所的に送気流れPを発生させることにより、CPU61の熱を、密閉空間100の雰囲気に積極的かつ局所的に放熱させる。即ち、CPU61から熱放射流れHが発生する。このことにより、CPU61は冷却されていく。
ファン142とファン145との送気による対流Jにより、熱された密閉空間100の雰囲気中の熱は、外装筐体50全体、即ち各一面50a〜50dに積極的に熱伝達される。即ち、密閉空間100全体に熱伝達流れD1が発生する。尚、密閉空間100から、外装筐体50外への熱の流れは、図4において上述した第1実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
このように、本実施においては、密閉空間100に、着脱基板69及びファン固定用板80が配設されていたとしても、ファン142,145を、送気方向が相対的に異なる方向となるよう配設した。
このことにより、ファン142とファン145との各送気により、密閉空間100全体の雰囲気に確実に対流Jを発生させることができるため、確実かつ効率よく、基板60及びCPU61の熱は冷却されるとともに、密閉空間100の雰囲気中の熱は、外装筐体50外へ熱放射され、その結果、密閉空間100の雰囲気を冷却することができる。
さらに、ファン145を、発熱するCPU61に局所的に送気し、ファン142を発熱する着脱基板69に局所的に送気することにより、発熱するCPU61及び着脱基板69をより確実に冷却することができる。
よって、発熱するCPU61及び着脱基板69が外装筐体50により閉塞された密閉空間100に配設されていたとしても、密閉空間100の雰囲気が過度に熱されることや基板60、CPU61、着脱基板69が過度に熱されてしまうことよる基板60、CPU61、着脱基板69の信頼性低下等の不具合を効率良く確実に防止することができる。尚、その他の効果は、上述した第1実施及び第2実施と同様である。
尚、以下変形例を示す。
本実施においては、ファンは、ファン142と145との2つを密閉空間100に設けると示したが、これに限らず、2個以上配設しても良いということは、云うまでもない。さらに、ファンは、回転を定期的に逆転させたり、首振りにしたりして密閉空間100の雰囲気全体に対流Jを発生させることが可能であれば、1つのみの配設でもよいことは勿論である。
さらに、ファン142、145の配設位置は、上述した図8に示した位置に限定されず、密閉空間100の雰囲気全体に対流Jを発生させる位置であって、基板60、CPU61、着脱基板69を確実に冷却できる位置であれば、どの位置に配置しても構わない。
また、本実施においては、発熱する発熱部は、基板60、CPU61、着脱基板69を例に挙げて示したが、これに限らず、密閉空間100に配設された内視鏡2の駆動により発熱する部品であれば、どの部品に適用しても良いことは云うまでもない。
(第4実施の形態)
図9は、本発明の第4実施の形態を示す内視鏡装置の装置本体の内部の構成を示す透視側面図である。
この第4実施の形態の内視鏡装置の構成は、上述した第3実施の形態の内視鏡装置と比して、密閉空間100に、基板60に対し局所的に送気するファンが、さらに配設されている点が異なる。
よって、構成の相違点と、該構成を有する場合の発熱部の冷却方法のみを説明し、第3実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図9に示すように、密閉空間100に、ファン142、ファン145の風量よりも小さい風量の、対流手段であるファン245が配設されている。ファン245は、例えば、基板60の近傍であって、ファン142,145の各送気により発生した対流Jの中途位置に、ファン245の送気方向が基板60に対向するようファン固定用板80に固定されている。尚、ファン245が固定された位置のファン固定用板80に、対流J2を吸い込むための孔が穿設されている。
ファン245は、近傍の発熱する基板60に対して、局所的に送気を行うことにより、基板60の熱を、密閉空間100に積極的に放熱させる本発明における第2の対流手段を構成している。
次に、このように構成された本実施の作用について、図9を用いて説明する。
ファン142及びファン145が駆動されると、ファン142から送気された風は、ファン145に吸い込まれ、ファン145から送気された風は、ファン142に吸い込まれることにより、密閉空間100の雰囲気全体に、具体的には、基板60、ファン固定用板80を挟んで対流Jが発生する。
さらに、ファン245が駆動されると、ファン142から送気された対流J2の一部は、ファン固定用板80の孔からファン245に吸い込まれ、ファン245は、近傍の基板60に対して、局所的に送気を行うことにより、即ち、基板60に対して、局所的に送気流れPを発生させることにより、基板60の熱を、密閉空間100の雰囲気に積極的かつ局所的に放熱させる。このことにより、基板60は冷却されていく。
この際、ファン245の風量は、ファン142,ファン145の風量よりも小さくなるよう設定されているため、ファン245の送気により、ファン142とファン145との送気による対流Jを遮ることがない。尚、その他の作用は、上述した第3実施の形態と同様であるため、その説明を省略する。
このように、本実施においては、上述した第3実施の構成に加え、密閉空間100の基板60の近傍に、基板60に対し局所的に送気するファン245を設けた。このことによれば、基板60の熱を、第3実施と比べより効果的に密閉空間100に積極的かつ局所的に放熱させることができるため、より確実に基板60の熱を冷却することができる。尚、その他の効果は、上述した第3実施と同様であるため、その説明は省略する。
尚、以下変形例を示す。
本実施においては、ファンは、ファン142とファン145とファン245との3つを密閉空間100に設けると示したが、これに限らず、3個以上配設しても良いということは、云うまでもない。
さらに、ファン245の配設位置は、上述した図9に示した位置に限定されず、密閉空間100の雰囲気全体に対流Jを阻害しない対流Jの中途位置であって、基板60を局所的に冷却できる位置であれば、どの位置に配置しても構わない。
また、本実施においては、ファン245により局所的に冷却される発熱部は、基板60を例に挙げて示したが、これに限らず、装置本体3の密閉空間100に配設された内視鏡2の駆動により発熱する部品であれば、どの部品に適用しても良いことは云うまでもない。
尚、以下別の変形例を示す。図10は、図9の内視鏡装置の装置本体の内部の変形例の構成を示す透視側面図である。
本実施の形態においては、ファン245は、基板60の近傍であって対流Jの中途位置に、ファン245の送気方向が基板60に対向するようファン固定用板80に固定されており、ファン245が固定された位置のファン固定用板80に、対流J2を吸い込むための孔が穿設されていると示した。
これに限らず、ファン245は、図10に示すように、基板60に局所的に発熱する電気部品161が固定されている際、対流Jの中途位置であって、電気部品161の近傍に、ファン245の送気方向が電気部品161に対向するようファン固定用板80に固定されていてもよい。
この際、ファン245を、ファン固定用板80に対して対流Jに沿って傾けて固定すれば、ファン245は、ファン142とファン145との送気による対流Jを吸い込んで電気部品161に送気を行うことができるため、ファン固定用板80に、対流J2を吸い込むための孔を穿設する必要がなくなる。
また、ファン245の送気と対流Jとの送気方向が同一となるため、ファン245の風量を、ファン142,ファン145の風量よりも小さくなるよう設定する必要がなくなる。
また、上述した第1〜第4実施の形態においては、対流手段には、ファンを例に挙げて示したが、送気ができ、密閉空間100全体に対流Jを発生させるとともに、発熱部の熱を密閉空間100に放熱させるものであれば、ファンに限定されないことは勿論である。さらに、ファンには軸流ファンを例に挙げて示したが、軸流ファンに限定されないことは云うまでもない。
さらに、外装筐体50は、マグネシウムダイキャストにより構成されると示したが、これに限らず、熱伝導性の良いものであれば、どのようなもので構成されていても良いことは勿論である。
また、内視鏡装置1には、携帯性に優れたショルダ式の工業用の内視鏡装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、約10mの長さの挿入部を有し、該挿入部を装置本体に収納する大型の工業用の内視鏡装置に適用してもよいことは勿論である。
さらに、工業用の内視鏡装置に限定されず、医療用の内視鏡装置に適用してもよいことは云うまでもない。
本発明の第1実施の形態を示す内視鏡装置の斜視図。 図1の装置本体の内部の構成を示す透視斜視図。 図2をIIIの方向から見た透視側面図。 外装筐体への熱伝達、外装筐体での熱伝導、外装筐体から外部への熱放射を模式的に示した図。 本発明の第2実施の形態を示す内視鏡装置の装置本体の内部の構成を示す透視側面図。 本発明の第3実施の形態を示す内視鏡装置の装置本体の内部の構成を示す透視斜視図。 図6をVIIの方向から見た透視正面図。 図6をVIIIの方向から見た透視側面図。 本発明の第4実施の形態を示す内視鏡装置の装置本体の内部の構成を示す透視側面図 図9の内視鏡装置の装置本体の内部の変形例の構成を示す透視側面図。
符号の説明
1…内視鏡装置
2…内視鏡
3…装置本体
41…ファン
42…ファン
45…ファン
50…外装筐体
50a〜50d…一面
60…基板
61…CPU
69…着脱基板
100…密閉空間
142…ファン
145…ファン
161…電気部品
245…ファン

Claims (5)

  1. 内視鏡と、
    前記内視鏡の駆動により発熱する発熱部を有した基板が、外装筐体により閉塞された密閉空間に配設された装置本体と、
    前記密閉空間に配設され、該密閉空間内の雰囲気を送気により対流させることにより、前記発熱部の熱を前記密閉空間に放熱させることと、前記密閉空間の雰囲気中の熱を前記外装筐体に熱伝達させることとを行う対流手段と、
    を具備し、
    前記外装筐体は、
    前記対流手段により熱伝達された前記密閉空間の雰囲気中の熱を、前記外装筐体の外表面に熱伝導させ、該外表面から前記装置本体外に熱放射させる熱伝導性の良い熱伝導部材から構成し、
    前記対流手段は、
    少なくとも前記発熱部の近傍に対向して配設し、前記発熱部に対して局所的に送気するとともに、前記密閉空間に複数配設されており、
    複数の前記対流手段の内、少なくとも2つの前記対流手段における各対流手段の送気方向が、相対的に異なっていることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 内視鏡と、
    前記内視鏡の駆動により発熱する発熱部を有した基板が、外装筐体に対して挿抜自在なブロックが前記外装筐体内に挿入されることにより前記外装筐体と前記ブロックとによって閉塞された密閉空間に配設された装置本体と、
    前記密閉空間に配設され、該密閉空間内の雰囲気を送気により対流させることにより、前記発熱部の熱を前記密閉空間に放熱させることと、前記密閉空間の雰囲気中の熱を前記外装筐体に熱伝達させることとを行う対流手段と、
    を具備し、
    前記外装筐体は、
    前記対流手段により熱伝達された前記密閉空間の雰囲気中の熱を、前記外装筐体の外表面に熱伝導させ、該外表面から前記装置本体外に熱放射させる熱伝導性の良い熱伝導部材から構成し、
    前記発熱部を有する前記基板は、前記ブロック内に固定された着脱基板であり、
    前記ブロック内は、該ブロックに形成された開口を介して前記密閉空間内に連通しており、
    前記対流手段は、
    前記着脱基板の近傍に配設されており、
    前記対流手段は、
    少なくとも前記発熱部の近傍に対向して配設し、前記発熱部に対して局所的に送気するとともに、前記密閉空間に複数配設されており、
    複数の前記対流手段の内、少なくとも2つの前記対流手段における各対流手段の送気方向が、相対的に異なっていることを特徴とする内視鏡装置。
  3. 前記対流手段は、
    前記対流の中途位置に配設されており、
    前記対流手段の風量は、
    他の前記対流手段の風量よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記外装筐体を構成する前記熱伝導部材は、マグネシウムダイキャストであることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の内視鏡装置。
  5. 前記内視鏡は、
    細長で可撓性を有する挿入部と、
    前記挿入部の先端面より被写体を照明するLED光源と
    を具備することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の内視鏡装置。
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