JP7172611B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関する。
特許文献1に放熱構造を有するビデオカメラが記載されている。
特許文献1に記載された放熱構造は、筐体に設けられた吸気孔及び排気孔と、吸気孔から筐体内部に採り入れたエアを排気孔に案内するダクトと、吸気孔から採り入れたエアを強制的に排気孔に向け排出させる電動ファンとを有する。これにより、特許文献1に記載された放熱構造は、筐体内で電子部品などから生じた熱を、ダクトを流れる気流によって排気孔から外部に排出する。
特許第4985523号公報
筐体内に電子部品を有する電子機器において、電子部品の仕様として規定された動作時の上限温度(以下、最高使用温度と称する)は、電子部品それぞれで異なる。
電子機器が有する放熱構造は、電子機器に搭載した複数の電子部品の動作時温度が、複数の電子部品それぞれの最高使用温度のうちの最も低い温度を超えないように設計する必要がある。
そのため、放熱構造は、排熱のための気流量を増加させるために、ダクトの通気路面積を大きくすると共に、大きなファン或いは複数のファンを用いる傾向にあり、電子機器の小型化を妨げる要因になっている。また、最高使用温度が高い電子部品は必要以上に冷却されることになり、放熱効率向上の観点から改善の余地がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、筐体内部の熱の外部への放熱効率を向上させると共に小型化が可能な撮像装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。
1)筐体及び前記筐体内に第1の耐熱特性を有する第1の電子部品と、
前記第1の耐熱特性とは異なる第2の耐熱特性を有する第2の電子部品と、
前記第1の電子部品を空冷する第1ダクトと、
前記第2の電子部品を空冷する第2ダクトと、
前記第1ダクトを流れる第1の気流及び前記第2ダクトを流れる第2の気流を発生させる1つのファンと、を備えた放熱構造を有する本体部と、
前記本体部においてレンズ部が取り付けられた第1の端部とは反対側の第2の端部に設けられたバッテリ装着部と、
前記本体部における前記第1の端部の側に配置された前記第1の電子部品である撮像素子と、
前記本体部の内部において、前記バッテリ装着部に対し並設された基板と、
前記基板における前記バッテリ装着部に装着されたバッテリと対向する位置に実装されたIC及び前記基板における前記第2の端部の側に配置され前記ICに電気的に接続された入出力コネクタと、
を備え、
前記第1ダクト及び前記第2ダクトは、前記撮像素子と前記バッテリ装着部との間に配置されており、
前記第1ダクトは、前記ICと前記バッテリ装着部との間に介在するよう延出した延出ダクト部を有することを特徴とする撮像装置である。
本発明によれば、筐体内部の熱の外部への放熱効率が向上し小型化が可能である、という効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子機器の実施例である撮像装置91の前方左斜め上から見た外観斜視図である。 図2は、撮像装置91の後方右斜め下から見た外観斜視図である。 図3は、撮像装置91の本体部1から本体カバー61を外した状態での第1の水平切断位置における断面図である。 図4は、撮像装置91の本体部1から本体カバー6を外した状態での第2の水平切断位置における断面図である。 図5は、図4におけるS5-S5位置での断面図である。 図6は、図4におけるS6-S6位置での断面図である。 図7は、撮像装置91が備えるプレート12の左面図である。 図8は、プレート12の右面図である。 図9の(a)は、撮像装置91が備える基板13の左面図であり、(b)は、基板13の後面図である。 図10は、図5におけるS10-S10位置での部分断面図である。 図11は、撮像装置91が有する放熱構造HKを説明するためのモデル図である。
本発明の実施の形態に係る電子機器を、実施例の撮像装置91により説明する。
(実施例)
図1及び図2を参照して、撮像装置91の外観上の構成を説明する。説明の便宜上、前後左右上下の各方向を図1及び図2に示される矢印で規定する。
撮像装置91は、右手で保持しながら撮影可能な、いわゆるハンドヘルドタイプのビデオカメラである。
撮像装置91は、本体部1,レンズ部2,ハンドル部3,モニター部4,及びビューファインダ5を有する。
本体部1は、筐体となる本体カバー61によって内部に空間を有する概ね箱状に形成されている。本体部1は、左側面に本体操作部1aを有し、右側面にグリップ部1bを有する。グリップ部1bは、後端にベルトホルダ1b1を有し前端にベルトフック1b2を有する。ベルトホルダ1b1とベルトフック1b2との間には、不図示のグリップベルトが着脱自在に取り付けられる。
本体部1の上面には、ハンドル部3が取り付けられている。
ハンドル部3の前端部には、モニター部4が取り付けられ、後端部にはビューファインダ5が取り付けられている。モニター部4の左面側には、開閉可能な画像表示部4a及び画像表示部4aを開けた状態で操作可能な操作部4cが設けられている。また、モニター部4の前端にはマイクロフォン4bが内蔵され、右面側には、外付けのマイクロフォンの入力端子であるマイク入力部4dが設けられている。
本体部1の前端には、レンズ部2が取り付けられている。
本体部1は、後面に、上下に延び前方に向け抉られた凹部として形成されたバッテリ装着部1cを有する。
本体部1の後部におけるバッテリ装着部1cの左側には、開閉可能な蓋であるメディア開閉蓋1dが取り付けられ、右側には、開閉可能な蓋である入出力開閉蓋1eが取り付けられている。
図2に示されるように、本体部1の筐体である本体カバー61は、右下の縁部に第1吸気孔611を有する。第1吸気孔611は、前後に離隔した第1吸気孔611a,611bとして形成されている。
本体カバー61には、左下の縁部に、第2吸気孔612を有し、左上縁部に、排気孔613を有する(図1参照)。
次に、本体部1の内部構造について、図3~図6の断面図を参照して説明する。
図3は、本体部1から本体カバー61を外した状態で、光軸CL2(図1参照)よりも上かつ排気孔613よりも下の位置における水平面で切断した縦断面図である。
図4は、本体部1から本体カバー61を取り外した状態でレンズ部2の光軸CL2を含む水平面で切断した縦断面図である
図5は、図4におけるS5-S5位置での本体カバー61付きの断面図であり、図6は、図4におけるS6-S6位置での本体カバー61付きの断面図である。
図4に示されるように、本体部1は、内部に、フレーム11,プレート12,基板13,メディアダクトカバー14,メディアケースMcが装着されたソケットケース15,撮像素子16,及びヒートシンク17を有する。
また、本体部1の後部における左右方向の中央部は、バッテリBtが装着されるバッテリ装着部1cが形成されている。バッテリ装着部1cの左側には、前後方向に延びるソケットケース15が配置されている。
ソケットケース15は、後方側に挿入口15aが開口した細長い鞘状を呈する。
ソケットケース15には、挿入口15aから短冊状のメディアケースMcが装着及び抜去可能とされている。
メディアケースMcは、内部に記憶素子Mc1を備えており、撮像装置91で撮影した映像,撮像装置91で再生する映像,或いは種々のデータを記録可能である。
撮像素子16は、レンズ部2の後端部に配置され、レンズ部2による像を画像信号に変換する。撮像素子16のイメージセンサとしての種類は限定されない。例えばCMOSイメージセンサである。
ヒートシンク17は、複数のフィン17aを有し撮像素子16の後面に直接又はシリコーンシートなどを介して密着配置されて熱結合し、撮像素子16で発生した熱を周囲の空気に放出する。
本体部1の内部における右側には、板状の基板13が長手を前後方向とし立てた姿勢で配置されている。
図9(a)は、基板13の左面図である。基板13は、左面の前部に実装されたIC13aと、左面の後部の上下にそれぞれ実装されたIC13b,13cを有する。
IC13a、及びIC13bは、画像信号などの信号処理用であり、IC13cは、基板13の後下端に配置された入出力コネクタ13dに対し、電気的にダイレクトに接続されたインタフェース用のICである。
図9(b)に示されるように、入出力コネクタ13dの挿入口13d1は、後方からプラグが挿抜可能とされる。挿入口13d1にプラグを挿入する際には、入出力開閉蓋1e(図2参照)を開ける。
基板13の内側(左側)には、プレート12が近接して対向配置されている。プレート12は、熱伝導性に優れ高強度の金属ダイキャストで形成されている。材質例は、ADC12である。
図7はプレート12の左面図、図8はプレート12の右面図である。
プレート12は、右面において、基板13のIC13a,13b,13cに対応する位置に、IC13a,13b,13cそれぞれに密着するよう突出した座部12ab,12bb,12cbを有する。詳しくは、IC13a,13b,13cは、それぞれ直接又はシリコーンシートなどを介して座部12ab,12bb,12cbに密着当接して熱結合している。
また、プレート12は、左面において、座部12ab,12bb,12cbに対応した位置にヒートシンク部12a,12b,12cが形成されている。ヒートシンク部12a~12cは、それぞれにおいて立設された複数のフィン12ac~12ccを有する。
図4に戻り、フレーム11は、本体部1の骨格部として配置されている。
詳しくは、フレーム11は、前壁11a,左側壁11b,ダクト分離壁11c,バッテリ対向壁11d,及び排出ダクト壁11eを有する。これらの壁とプレート12とに囲まれて、上下方向に延びる空間である第1ダクトR1が形成されている。
第1ダクトR1は、概略、二つの空間である前ダクト部R1a及び後右ダクト部R1bが接続した空間を有する。
詳しくは、前ダクト部R1aは、撮像素子16の後方及びプレート12の前部側の内方に対応した前後左右方向に拡がりのある断面形状で上下に延びる空間である。後右ダクト部R1bは、プレート12の後部側の内方において、左右に狭く上下も塞がれて前後方向に延び、前側で前ダクト部R1aに接続する細長い断面形状の空間である。すなわち、後右ダクト部R1bは、前ダクト部R1aから右後方に延出し、IC13cが実装された基板13とバッテリ装着部1cとの間に介在する延出ダクト部となっている。
第1ダクトR1は、下方は第1吸気孔611を通して外部空間Vgと連通し、上方は後述の電動のファン19を通して排出ダクトR3に連通し、他の部位は実質的に塞がれている。
これにより、第1ダクトR1の内部空間には、ヒートシンク部12a~12cのフィン12ac,12bc,12ccを含むプレート12の左面の一部と、ヒートシンク17のフィン17aが露出している。
図4及び図5に示されるように、ソケットケース15の中央から前部は、第2ダクトR2内に露出している。
第2ダクトR2は、内ダクトR2a及び外ダクトR2bが接続した空間として形成されている。
内ダクトR2aは、フレーム11のダクト分離壁11c及びバッテリ対向壁11dの3側面で囲まれた空間として上下に延びている。外ダクトR2bは、ソケットケース15の左外側を覆うように設けられたメディアダクトカバー14の内部空間として上下に延びている。
図5に示されるように、第2ダクトR2は、下方はメディアダクトカバー14に設けられた開口部14a及び本体カバー61に形成された第2吸気孔612を通して外部空間Vgと連通している。また、第2ダクトR2の上方はファン19を通して排出ダクトR3に連通しており、排出ダクトR3及び第2吸気孔612以外の部分は実質的に塞がれている。
図3及び図4に示されるように、第1ダクトR1及び第2ダクトR2の上部は、フレーム11の上壁11fで部分的に覆われる。上壁11fは、ヒートシンク部12aのフィン12ac及びヒートシンク17のフィン17aのそれぞれ一部を上方から臨める開口部11f1を有する。
開口部11f1には、ファン19が設置される。ファン19は、回転動作により下方から上方へ流れる気流を生じさせる。
図5及び図5におけるS10-S10位置での断面図である図10に示されるように、ファン19の上方には、フレーム11の排出ダクト壁11eによって上下に薄い扁平の空間である排出ダクトR3が形成されている。
排出ダクト壁11eは、左側に排出口11e1が形成されており、排出ダクトR3の内部空間は、排出口11e1及び本体カバー61に形成された排気孔613と通して外部空間Vgと連通している。
排出口11e1には、湾曲した複数の排出フィン18が形成されている。排出フィン18は、内部から外部へ流れる気流を、白ヌキ矢印DR10で示されるように前方に偏向させる。
図11は、上述の第1ダクトR1,第2ダクトR2,排出ダクトR3,及びファン19を含む放熱構造HKを説明するためのモデル図である。
図3~図6及び図11に示されるように、第1ダクトR1及び第2ダクトR2の上端部は、ファン19の動作で生じる気流の流路範囲内にある。すなわち、ファン19を動作させると、第1ダクトR1及び第2ダクトR2の内部空間の空気をファン19を通過して排出ダクトR3へ向かわせる気流が発生する。
これにより、第1ダクトR1については、第1吸気孔611から外気が取り込まれ、取り込まれた外気は、第1ダクトR1内をファン19に向かうよう第1の気流AR1として流れる。
第1ダクトR1内には、フィン17aと、フィン12ac,12bc,12ccが露出しており、これによりそれぞれと密着接続した撮像素子16と、IC13a,13b,13cが第1の気流AR1による空冷で冷却される。
一方、第2ダクトR2については、第2吸気孔612から外気が取り込まれ、取り込まれた外気は、第2ダクトR2内をファン19に向かう第2の気流AR2として流れる。
第2ダクトR2内には、ソケットケース15が配置されているので、ソケットケース15に装着されたメディアケースMcが第2の気流AR2による空冷で冷却される。
ここで、電子部品として、第1ダクトR1で冷却されるIC13a~13c及び撮像素子16と、第2ダクトR2で冷却されるメディアケースMcの耐熱特性を比較して説明する。耐熱特性は、例えば、動作時の上限温度、その上限温度を超えたときに生じる現象、その上限温度を一時的に超えた後の状態などを意味する特性である。
ここで、動作時の上限温度は、電子部品の仕様として規定された動作時の最高使用温度であり、以下、単に最高使用温度と称する。
また、電子部品の温度が最高使用温度を超えたときに生じる現象の例として、撮像装置91に動作不良が生じて撮影或いは再生が継続なくなるか否か、がある。
また、最高使用温度を一時的に超えた後の状態例として、その電子部品が元の正常な状態に復帰するか否か、がある。
IC13a~13cの最高使用温度は例えば95℃であり、撮像素子16の最高使用温度は例えば75℃である。
また、IC13a~13c及び撮像素子16の両方とも、温度が最高使用温度を超えた場合、ノイズが増加するなどの不具合は生じる虞があるものの、撮像装置91としての動作は継続可能であり、温度が再び最高使用温度以下になれば、正常に安定して動作する。すなわち、IC13a~13c及び撮像素子16は、最高使用温度を一時的に超えても確実に復帰するので、復帰性を有する電子部品である。
一方、記憶素子Mc1が搭載されたメディアケースMcは、最高使用温度が70℃と最も低く、最高使用温度を一時的にでも超えた場合、記憶素子に記憶されたデータが消滅する可能性がある。
もちろん、温度が最高使用温度を超えた場合に消滅したデータは、温度が再び最高使用温度以下となっても回復しないため、メディアケースMcは復帰性を有していない電子部品である。
すなわち、復帰性を有していない電子部品としてのメディアケースMcの温度管理は、IC13a~13c及び撮像素子16の温度管理よりも厳密に行う必要がある。
そのため、撮像装置91は、最高使用温度及び最高使用温度を一時的に超えたときの復帰性の有無のいずれかに基づいて、電子部品を複数に分類し、それぞれの分類に対応した専用のダクトを設けてある。また、撮像装置91は、各ダクトの下流側出口を、電動ファンの有効流路内に割り付けると共に各ダクトの流路断面積などをそれぞれの分類に応じて最適化し、一つの電動ファンの動作でありながら各ダクト毎に異なる冷却効果が得られるようにしている。
撮像装置91は、搭載した電子部品のうち、最高使用温度が比較的高く、最高使用温度を一時的に超えても最高使用温度以下になった後に通常動作を実行できる復帰性を有する電子部品を第1の耐熱特性を有する第1の電子部品としている。そして、第1の電子部品に対応する第1ダクトR1を設けている。
また、撮像装置91は、最高使用温度が比較的低く、最高使用温度を一時的にでも超えた場合に、現状復帰しない場合が想定される復帰性を有しない電子部品を第2の耐熱特性を有する第2の電子部品としている。そして、第2の電子部品に対応する第2ダクトR2を設けている。
このように、放熱構造HKを有する撮像装置91は、搭載した複数の電子部品を、耐熱特性に応じて複数に分類し、複数の電子部品を、分類毎に独立してそれぞれ冷却するダクトを有する。
また、放熱構造HKは、複数の独立したダクトの下流側出口を一つの電動ファンの流路内に開口させ、その電動ファンの動作により、複数のダクトそれぞれにおいて吸気孔から外気を導入してダクト内に通し、電動ファンから排気ダクトを介して外部空間に排出させる。
そのため、ダクト毎に流路面積及び分岐を含む経路を設定して、ダクト内を流れる気流の流量及び流速などを自由に設定することができる。これにより、電子部品の分類毎にその分類に応じた冷却効果が得られるので、撮像装置91に搭載した電子部品の放熱効率を向上させることができる。
また、各分類の電子部品に対し過剰な冷却を行わないようダクトの設計ができるので、放熱効率を向上させながらダクトを小さくすることができ、さらに電動ファンも過剰に大きなものを用いる必要がなく、数も1つで済むことから、放熱構造HKを有する撮像装置91は、小型化が可能である。
図2~図4に示されるように、撮像装置91は、バッテリ装着部1cが本体部1の後部において外形から前方に抉られた部分として形成されている。
そして、図4に示されるように、撮像装置91の内部において、バッテリ装着部1cに装着したバッテリBtと、本体部1内の右側においてバッテリ装着部1cに隣接して並設させた基板13とが、間に後右ダクト部R1b及びプレート12を挟んで対向するようにレイアウトされている。
そのため、基板13の後部側領域は、バッテリBtからの熱が後右ダクト部R1bによって外部に排出されることで、その熱の影響をほとんど受けることがない。そのため、基板13の後部側領域にインタフェース用のICであるIC13cを配置できる。従来、インタフェース用ICは、最高使用温度を超えても動作するがノイズが増加する場合があり、できるだけ熱源から遠い位置に配置されていた。そのため、IC13cと入出力コネクタ13dとの間の距離が長く、両部品を繋ぐパターンから映像信号に影響する外部ノイズが入り込みやすかった。
これに対し、放熱構造HKでは、インタフェース用のIC13cを基板13の後部側領域に配置できるので、IC13cと基板13の後端部に取り付けられた入出力コネクタ13dとの間のパターンの距離が短くなり、映像信号に対し外部から入り込むノイズが大幅に低減している。
再び図4を参照し、放熱構造HKを、本体部1の内部の部品レイアウトの観点で説明する。
撮像装置91の本体部1は、前側から、レンズ体2T,ダクト体RT,及びバッテリ装着部1cの順に配置されている。
レンズ体2Tは、撮像素子16及び撮像素子16に熱結合したヒートシンク17を含んでいる。
ダクト体RTは、第1ダクトR1の前ダクト部R1a,第2ダクトR2,及び排出ダクトR3を含んでいる。
すなわち、本体部1は、中央部にダクトを集中配置し、上部に配置したファン19により、下部から導入した外気を、上部へ向かう気流にすると共に、下部に対し反対側の上部の側方へ排出させるようになっている。
これにより、本体部1は全体として動作時の温度の偏りが少なく放熱効果が平均化されて放熱効率が向上する。
また、電子部品及びヒートシンクからの熱を受け軽くなった気流は自然に上昇するので、外気を下部から導入して上方へ流す放熱構造HKにおけるダクト構成は、自発的な気流の流れを促し、放熱効果を促進する。
また、放熱構造HKは、電動ファンが予期せず停止した場合でも、自然に上昇気流が生じて放熱が行われるので、各電子部品の温度が最高使用温度に達するまでの時間が長く、撮影への影響を最小限に抑えることができる。
また、排気孔613から排出される気流は、排出フィン18によって前方に偏向されるので、使用時に撮像装置91の後ろ左斜め方向にある操作者の顔に温風が当たることはない。これにより操作者は、撮像装置91を快適に操作できる。
以上詳述した実施例は、上述の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形した変形例としてもよい。
撮像素子16の種類及び数は限定されない。
既述のように、放熱構造HKは、電子部品の分類に応じたダクトを有する。従って、ダクトは第1ダクトR1及び第2ダクトR2の二つに限らず、3つ以上であってもよい。そして、放熱構造HKにおいて、各ダクトを流れた複数の気流は、一つのファン19を通して排出ダクトR3に誘導される。
電子部品の耐熱特性は、最高使用温度及び復帰性に限定されるものではなく、繰り返し使用数、経時変化度合い、熱疲労特性など任意の熱特性を適用してよい。
撮像素子16及びIC13a~13cの冷却は、それぞれが熱結合したヒートシンク17及びヒートシンク部12a~12cが冷却されて実行されるものに限定されず、ヒートシンクなどを備えずに直接空冷されるものであってもよい。
電子機器は、上述の撮像装置91に限定されるものではない。放熱構造HKは、画像処理装置、画像投影装置、音声処理装置、音声再生装置、などで例示される電子部品を搭載した機器に適用できる。
1 本体部
1a 本体操作部
1b グリップ部
1b1 ベルトホルダ
1b2 ベルトフック
1c バッテリ装着部
1d メディア開閉蓋
1e 入出力開閉蓋
2 レンズ部
2T レンズ体
3 ハンドル部
4 モニター部
4a 画像表示部
4b マイクロフォン
4c 操作部
4d マイク入力部
5 ビューファインダ
11 フレーム
11a 前壁
11b 左側壁
11c ダクト分離壁
11d バッテリ対向壁
11e 排出ダクト壁
11e1 排出口
11f 上壁
11f1 開口部
12 プレート
12a,12b,12c ヒートシンク部
12ab,12bb,12cb 座部
12ac,12bc,12cc フィン
13 基板
13a,13b,13c IC
13d 入出力コネクタ
13d1 挿入口
14 メディアダクトカバー
14a 開口部
15 ソケットケース
15a 挿入口
16 撮像素子
17 ヒートシンク
17a フィン
18 排出フィン
19 ファン
61 本体カバー
611,611a,611b 第1吸気孔
612 第2吸気孔
613 排気孔
91 撮像装置(電子機器)
Bt バッテリ
CL2 光軸
HK 放熱構造
Mc メディアケース
Mc1 記憶素子
RT ダクト体
R1 第1ダクト
R1a 前ダクト部
R1b 後右ダクト部(延出ダクト部)
R2 第2ダクト
R2a 内ダクト
R2b 外ダクト
R3 排出ダクト
Vg 外部空間

Claims (5)

  1. 筐体及び前記筐体内に第1の耐熱特性を有する第1の電子部品と、
    前記第1の耐熱特性とは異なる第2の耐熱特性を有する第2の電子部品と、
    前記第1の電子部品を空冷する第1ダクトと、
    前記第2の電子部品を空冷する第2ダクトと、
    前記第1ダクトを流れる第1の気流及び前記第2ダクトを流れる第2の気流を発生させる1つのファンと、を備えた放熱構造を有する本体部と、
    前記本体部においてレンズ部が取り付けられた第1の端部とは反対側の第2の端部に設けられたバッテリ装着部と、
    前記本体部における前記第1の端部の側に配置された前記第1の電子部品である撮像素子と、
    前記本体部の内部において、前記バッテリ装着部に対し並設された基板と、
    前記基板における前記バッテリ装着部に装着されたバッテリと対向する位置に実装されたIC及び前記基板における前記第2の端部の側に配置され前記ICに電気的に接続された入出力コネクタと、
    を備え、
    前記第1ダクト及び前記第2ダクトは、前記撮像素子と前記バッテリ装着部との間に配置されており、
    前記第1ダクトは、前記ICと前記バッテリ装着部との間に介在するよう延出した延出ダクト部を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の電子部品と熱結合したヒートシンクを有し、
    前記ヒートシンクが前記第1の気流により空冷されることで前記第1の電子部品が冷却されることを特徴とする請求項1記載の撮像装置
  3. 前記第1の耐熱特性と前記第2の耐熱特性とは、最高使用温度及び前記最高使用温度を一時的に超えた後の復帰性のいずれかが異なることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の撮像装置
  4. 記第2の電子部品は記憶素子であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の撮像装置
  5. 前記筐体の下部に前記第1ダクト及び前記第2ダクトにそれぞれ連通する第1吸気孔及び第2吸気孔を有し、上部に前記ファンを通過した前記第1の気流及び前記第2の気流が排出される排気孔を有することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
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