JP4809467B2 - 団子・餅類保存用のパッケージ製品 - Google Patents

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Description

本発明は、団子・餅類を保存液と共に包装したパッケージ製品であって、冷蔵・凍結可能であり、冷蔵・解凍後長時間経過後も、保存された団子・餅類が製造当初の形状・品質を保持する団子・餅類保存用のパッケージ製品に関する。
加工澱粉や米粉等を水で溶いて生地を作り、これを蒸す・ゆがく等の加熱加工により作成される団子・餅類は、加熱加工後時間が経つと、澱粉の老化と共に硬くなり食感が悪化するだけでなく、固形分が表面から徐々に調味液中に溶出して、団子のテクスチャーが崩れたり団子同士がくっついたりする問題を生じ、長期間、食品として良好な状態で保存することは困難である。そこで、かかる団子・餅類を用いる商品を取り扱う業界では、販売直前に団子を原粉から製造するか、作り置きした場合にはその日の内に販売を完了できなければ残りは廃棄しなければならず、常に材料や手間の無駄、コスト上の問題を伴った。
かかる問題を解決するために、作製した団子・餅類をすぐにみつ豆やあんみつ等の調味液に入れて、これを保存する等の方法が取られている。しかし、かかる団子・餅類を、冷蔵ないし凍結保存して、必要な時に必要な分を使用できるような保存用のパッケージ製品があれば便利であり、経済的にも好都合である。
本発明は、澱粉質原料と糖類を含む団子・餅類を保存液と共に包装したパッケージ製品であって、冷蔵・凍結保存可能であり、冷蔵・解凍後も長期間、製造当初の形状・風味・食感を維持可能なものを提供することを課題とする。
本発明の団子・餅類保存用パッケージ製品は、澱粉質原料と糖類を含む団子・餅類を、糖類を含む保存液に浮遊させた状態で食品包装用の容器中に密封して成っており、
前記保存液が、1〜50cPの粘度を有するものであり、前記保存液の前記団子・餅類との糖度差が、屈折計で測定してBrix濃度で0〜10%に調整されており、
前記団子・餅類が、前記澱粉質原料として米穀粉と、タピオカ澱粉、加工タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉、ワキシコーン澱粉、甘藷澱粉、小麦澱粉から成る群から選択される少なくとも1種の澱粉を、米穀粉1に対して澱粉0.30.8の重量比率で含み、また前記団子・餅類が、βアミラーゼを、前記澱粉質原料1に対して4.0×10 −5 〜2.5×10 −4 の重量比率で含み、前記糖類として、砂糖、水飴、マルトシルトレハロース、マルトデキストリン、ソルビトール、還元麦芽飴から成る群から選択される少なくとも1種の糖類とトレハロースの混合物を、前記澱粉質原料1に対して前記糖類0.2〜2の重量比率で含んでおり、
前記保存液が、水飴、還元水飴およびマルトシルトレハロースから成る群から選択される少なくとも1種の糖類を含み、かつ、屈折計で測定した当該保存液の糖度がBrix濃度で42〜58%であることを特徴とする。
即ち、本発明の製品は、成形された団子・餅類を、前記適宜の糖度の保存液に漬けた後、好ましくは、保存液ごと冷却することにより、ふやけや変形、団子・餅類同士のくっつき等の問題を解決して良質のまま団子・餅類を保存することを可能としたものである。また、本発明によれば、保存液の糖度・糖質・温度を調整することにより、団子・餅類の冷却・冷蔵・冷凍保存時に保存液が適度に団子・餅類に浸透して固化や膨潤が防止され、例えばぜんざいやしるこ等の調味液中で、および団子・餅類単独で、団子・餅類が良好なテクスチャーを維持できる期間が大幅に向上し、結果、ぜんざいやみたらし団子、餅菓子類を冷蔵温度で少なくとも10日間保存することができる。
前記澱粉質原料とは、澱粉を含む原材料物質を意味し、米穀粉等の穀物を粉砕して粉末状にした穀粉のみならず、澱粉そのものも含む。本発明においては、前記澱粉質原料として米穀粉を主に使用し、これに適宜、澱粉を追加使用することが好ましい。米穀粉は、例えば、上新粉等の米粉、餅粉、白玉粉、上用粉、水挽き米粉、水挽き餅粉等の他、寒梅粉、上南粉、みじん粉、早並粉、道明寺粉等のα澱粉を含むものも使用でき、これらを単一種で使用してもよいし、所望される団子・餅類のテクスチャーにより適宜の割合で複数種を配合して使用してもよい。前記澱粉としては、例えば小麦粉、浮き粉、葛粉、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉、コーンスターチ、ワキシコーンスターチ、ライススターチ、タピオカ澱粉やこれらの加工澱粉等の澱粉を使用でき、特に、冷蔵・冷凍耐性が高められた加工澱粉を好適に使用できる。例えば、前記米穀粉と澱粉を、米穀粉1に対して澱粉を0〜1.0の重量比率で配合することにより、前記保存液中で保存性が効果的に高められる良質の団子・餅類を作製でき、特に穀粉1に対して澱粉を0.3〜0.8の重量比率で配合することにより、いっそう良質の団子・餅類を作製できる。なお、本明細書中、米穀粉1に対して澱粉を0の重量比率で配合する場合は、澱粉を実質的に含まない場合に相当する。
前記団子・餅類に含まれる糖類は、食用のあらゆる糖類を使用できるが、例えば、砂糖、乳糖、ぶどう糖、異性化糖、マルトース、トレハロース、水飴、マルトシルトレハロース、マルトデキストリン、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、還元麦芽飴、還元乳糖および還元水飴から成る群から選択される少なくとも1種の糖類を使用でき、特に、砂糖、水飴、マルトシルトレハロース、マルトデキストリン、ソルビトール、還元麦芽飴から成る群から選択される少なくとも1種の糖類とトレハロースの混合物を好適に使用でき、前記団子・餅類に含まれる糖類の全量に対してトレハロースが10〜40重量%の割合で含まれることが特に好ましい。前記糖類を、例えば、澱粉質原料1に対して、0.2〜2の重量比率で配合することにより前記保存液中で保存性が効果的に高められる良質の団子・餅類を作製でき、特に、かかる糖類を澱粉質原料1に対して0.3〜0.8の重量比率で配合することにより、いっそう良質の団子・餅類を作製できる。
この他、前記団子・餅類には、例えば酵素、塩、固化防止剤、乳化剤、増粘多糖類、着色料、L−グルタミン酸ナトリウム等の添加物を添加してもよく、特にβアミラーゼを添加した場合には、団子・餅類の保存性をより高めることができ、かかるβアミラーゼを前記澱粉質原料1に対して4.0×10−5〜2.5×10−4の重量比率で用いて、本発明により保存性が高められる良質の団子・餅類を作成できる。
前記保存液は、前記団子・餅類を浮遊せしめ得る低粘度の液体である。即ち、かかる保存液としては、粘度が低い程、団子・餅類の表面における保存液の付着が抑えられ、団子・餅類の取出し時の液切れがよく好ましく、例えば、10℃の温度で50cP以下の粘度の、特に1〜50cPの粘度の保存液を本発明において好適に使用できる。また、本明細書中、「保存液の糖度が団子・餅類の糖度と実質的に同程度」とは、糖度測定手段、例えば、屈折計等で測定して、0〜10%のBrix濃度差があることを意味し、かかる糖度差は小さい方が好ましく、特に0〜4%のBrix濃度差であることが好ましい。例えば、前記団子・餅類が、屈折計で測定してBrix濃度で40〜60%の糖度を有し、前記保存液がBrix濃度で42〜58%の糖度を有する場合に、当該団子・餅類が非常に優れた状態で長期間保存されることが発明者等により確認されている。かかる保存液は、例えば水に、例えば、砂糖、乳糖、ぶどう糖、異性化糖、マルトース、トレハロース、水飴、マルトシルトレハロース、マルトデキストリン、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、還元麦芽飴、還元乳糖および還元水飴から成る群から選択される少なくとも1種の糖類を、加熱ないし非加熱下に溶解することにより作製でき、特に水飴、還元水飴、マルトシルトレハロースから成る群から選択される少なくとも1種を使用することが好ましく、かかる糖類の中でも固形分70%以上で低粘度のものを使用した場合に、保存される団子・餅類のぬめりやふやけを防止でき、液切れも良く、好都合である。なお、かかる保存液には、例えば、L−グルタミン酸ナトリウム、着色料等の添加物を添加してもよい。
前記団子・餅類は、例えば、穀粉、糖類、水等の材料を混ぜ合わせ、加熱することにより出来た生地に、場合により固化防止剤を練り込んだ後、成形することにより作製され、成形後、例えば、予め調製された前記保存液に浸した状態で、合成樹脂製の袋等の食品包装用の容器に密封された後、好ましくは、急速に、例えば−40〜−25℃の温度で冷却される。成形後の前記団子・餅類の形状は、丸形、四角形等いかなる形状であってもよいが、直径が1〜3cmの程度のサイズを有することが好ましい。
前記団子・餅類は、前記保存液に対して、個々の前記団子・餅類が浮遊できる程度の割合で食品保存用の容器に詰められ、かかる容器中の前記団子・餅類の前記保存液に対する重量比率は、例えば、4:1〜1:1である。
本発明の団子・餅類保存用パッケージ製品は、冷蔵保管して、団子・餅類を必要時に必要なだけ取り出して、また、凍結保管して、必要時に必要量を解凍して使用可能であり、単に冷蔵保存された団子・餅類は少なくとも10日間製造当初の団子・餅類の形状・品質を保持し、また、凍結保存した場合でも、凍結により団子・餅類が被るダメージが少なく、解凍後少なくとも7日間、団子・餅類の風味が損なわれず、形状と適度な弾力性および柔らかさが維持される、産業上非常に好都合な団子・餅類保存手段である。即ち、本発明のパッケージ製品は、例えば冷蔵ないし解凍後、一部の団子・餅類を取り出して、別途作成したみつ豆、ぜんざい等に加えて使用でき、また、一部を保存液と共に取り出し、保存液を煮詰めてデザートにすることもできるし、冷蔵ないし解凍後、みつ豆、ぜんざい等の調味液に浸した状態で、商品ごと再度凍結保存することもできる。また、冷蔵ないし解凍後、みつ豆等の調味液に浸した状態で凍結保存した場合でも、商品の解凍後少なくとも3日間、作製当初の形状および品質が保持される。本発明の団子・餅類保存用パッケージは、保存液中で保存性が効果的に高められる良質の団子・餅類を作成できるとともに、保存された団子・餅類に粘りが生じることがなく、団子・餅類の表面における保存液の付着が抑えられて液切れがよく、取扱い上も好都合な製品である。
本発明の団子・餅類保存用のパッケージ製品の構成を示す図であり、Aは斜視図、BはAにおけるB−B間での断面を示す図である。
図1に、本発明のパッケージ製品の一具体例を示す。即ち、図1に示すパッケージ製品は、実施例1の団子1を、実施例2で作製される保存液2に浮遊させた状態で食品包装用の容器3中に密封して成る。
[実施例1]
米穀粉、澱粉(タピオカ澱粉)、糖類(グラニュー糖、トレハロース、および水飴)および水を、米穀粉1に対して澱粉を0.32、糖類を0.74、水を1.71の重量比率で配合したものをミキサーで混合した後枠に流し込み、飽和水蒸気で40分間蒸した生地に、酵素(βアミラーゼ製剤:株式会社タイショーテクノス製、ソフターゲン・10;βアミラーゼの組成が2.1%のもの)を米穀粉1に対して0.005の重量比率で搗き込んで約10gに分割し、丸形に成形して団子(直径約2cm)を得た。得られた団子の内、糖度計(株式会社アタゴ製、手持屈折計N-2E)で測定して糖度がBrix濃度で約50%であることを確認し、実施例1の団子1とし、冷蔵庫(約7℃)で保存した。
[実施例2]
沸騰した水に還元水飴を溶かし、実施例1で用いたものと同じ屈折計N-2Eで測定して糖度が48%のBrix濃度の保存液2を作製した。この保存液2に、実施例1の団子1を漬け、ナイロン/ポリエチレンラミネート製の袋3に詰めて密封し、冷蔵庫(約7℃)で保存した。
[実施例3]
実施例1の団子1を実施例2で調製した保存液2に漬け、ナイロン/ポリエチレンラミネート製の袋3に詰めて密封し、3日間−25℃で凍結保存した。
[実施例4]
実施例1の団子1を実施例2で調製した保存液2に漬け、ナイロン/ポリエチレンラミネート製の袋3に詰めて密封し、3日間−25℃で凍結保存した。解凍後、プラスチック製の容器に入れたぜんざいの調味液(糖度がBrix濃度で48%のもの)に加え、容器を密封し、容器ごと再び−25℃で3日間凍結保存した。
1)食感試験1
米穀粉、糖類(グラニュー糖)および水を、米穀粉1に対して糖類を0.38の重量比率で、水を1.08の重量比率で配合し、実施例1で使用したものと同じβアミラーゼ製剤を米穀粉1に対して0.005の重量比率で用いて、実施例1と同様の方法で丸形の団子(直径約2cm)を作製し、屈折計N-2Eで測定して糖度がBrix濃度で50%であることを確認して、比較例1とした。また、βアミラーゼを用いないこと以外は比較例1と同じ方法で丸形の団子(直径約2cm)を作製し、屈折計N-2Eで測定して糖度がBrix濃度で50%であることを確認して比較例2とした。
各比較例の団子を2群に分け、そのうちの1群を実施例1と同様に保存液に漬けずに冷蔵庫(約7℃)に保存して比較例1−1および比較例2−1とし、他の1群を実施例2と同様に保存液に漬けた状態で同じ冷蔵庫(約7℃)に保存して比較例1−2および比較例2−2とした。実施例1、実施例2、比較例1−1、比較例1−2、比較例2−1および比較例2−2の団子の食感を5人のパネラーの各人に評価してもらった。結果を表1と表2に示す。なお、食感の評価は、製造直後の団子の生地を基準として、団子のこしや粘りなどを目安に下記の1〜5の5段階でなされた。
1:とても悪い
2:悪い
3:少し悪い
4:良い
5:とても良い
Figure 0004809467
比較例2−1の団子は生地の固化が最も早く始まり、比較例1−1の団子も冷蔵温度にまで冷却されたことにより生地が縮まり、時間が経つにつれ次第に硬くなっていった。しかし、実施例1の団子は冷蔵温度にまで冷えることによる生地の固化も殆ど無く、48時間以上も良好な状態を保った。
Figure 0004809467




団子を単独で冷蔵保存したよりも食感の変化や穏やかではあるが、比較例1−2と比較例2−2の団子は時間が経つにつれ食感が次第に損なわれていった。
2)食感試験2
実施例3のパッケージ製品を解凍し、7日間冷蔵保存後、製品中の団子の形状と状態を視覚評価した。また、食感試験1と同じ5人のパネラーの各人に食感を評価してもらった。
結果、団子はいずれも製造当初の形状を保持していた。また、全パネラーから、団子同士のくっつきもなく、食感およびテクスチャーとも製造当初と実質的に変化なしとの回答を得た。
3)食感試験3
実施例4のぜんざいを解凍後72時間冷蔵保存し、解凍後の団子の状態を視覚評価した。また、ぜんざい解凍後72時間後の団子の食感を比較試験と同じ5人のパネラーの各人に評価してもらった。
解凍直後と72時間経過後において、団子の形状に製造当初から実質的に変化はなかった。また、全パネラーから、食感が製造当初と実質的に同じとの回答を得た。
4)保存液の評価試験1
実施例2と同様の方法で、糖度がBrix濃度で40%のものと60%のものの2種類の保存液を作製し、各溶液に実施例1の団子と、比較例1および比較例2の団子を実施例2と同様の条件で保存した。
これらの団子の状態を、団子を保存液に漬けてから48時間の間、視覚評価したところ、Brix濃度が40%の保存液に保存した団子はいずれも、保存液に漬けた後、次第にふやけていき、表面にぬめりを生じた。また、Brix濃度が60%の保存液に保存した団子はいずれも、保存液に漬けた後、生地が次第に固化して、生地表面に水分移行によるぬめりが生じた。
また、団子を保存液に浸けてから48時間後、各団子を5人のパネラーに食感を問うたところ、Brix濃度が40%の保存液に保存した団子については、全パネラーから、団子はいずれもコシが抜けて柔らかく、食感が劣るとの回答を得た。また、Brix濃度が60%の保存液に保存した団子については、全パネラーから、団子はいずれも非常に固く食感が劣るとの回答を得た。
5)保存液の評価試験2
実施例2で使用したものと同じ還元水飴を用いて、実施例2と同様の方法で、手持屈折計N-2Eで測定して糖度がBrix濃度で各々47、50、55、60、65%の5種類の保存液を作製し、各保存液の粘度を粘度計(山一電機株式会社VISCO MATE VM-1A-L)を用いて測定した。詳しくは、ビーカー(50ml)に、約10℃に保持した試料(30ml)を入れ、粘度計の検出端子を試料に浸して行う測定を各試料につき5回行い、その平均値を算出した。
次いで、各保存液に実施例1の団子を漬けたものをナイロン/ポリエチレンラミネート製の袋に詰めて密封し、冷蔵庫(約7℃)で保存した。48時間後、5人のパネラーに、団子を袋から取出す際の液切れの善し悪しと団子の食感を評価してもらった。結果を表3に示す。
Figure 0004809467

なお、別途、粘度50cPの保存液に実施例1の団子を保存して、本評価試験と同様の評価を行ったが、5人のパネラーの内の4人から、袋から取出す際の液の切れがよく、食感もよいとの回答が得られた。
1 団子
2 保存液
3 食品保存用の容器

Claims (3)

  1. 澱粉質原料と糖類を含む団子・餅類を、糖類を含む保存液に浮遊させた状態で食品包装用の容器中に密封して成っており、
    前記保存液が、1〜50cPの粘度を有するものであり、前記保存液の前記団子・餅類との糖度差が、屈折計で測定してBrix濃度で0〜10%に調整されており、
    前記団子・餅類が、前記澱粉質原料として米穀粉と、タピオカ澱粉、加工タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉、ワキシコーン澱粉、甘藷澱粉、小麦澱粉から成る群から選択される少なくとも1種の澱粉を、米穀粉1に対して澱粉0.30.8の重量比率で含み、また前記団子・餅類が、βアミラーゼを、前記澱粉質原料1に対して4.0×10 −5 〜2.5×10 −4 の重量比率で含み、前記糖類として、砂糖、水飴、マルトシルトレハロース、マルトデキストリン、ソルビトール、還元麦芽飴から成る群から選択される少なくとも1種の糖類とトレハロースの混合物を、前記澱粉質原料1に対して前記糖類0.2〜2の重量比率で含んでおり、
    前記保存液が、水飴、還元水飴およびマルトシルトレハロースから成る群から選択される少なくとも1種の糖類を含み、かつ、屈折計で測定した当該保存液の糖度がBrix濃度で42〜58%であることを特徴とする団子・餅類保存用のパッケージ製品。
  2. 前記団子・餅類と前記保存液の重量比が4:1〜1:1であることを特徴とする請求項1に記載の団子・餅類保存用のパッケージ製品。
  3. 前記団子・餅類が直径1〜3cmのものである請求項1又は2に記載の団子・餅類保存用のパッケージ製品。
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