JP4808538B2 - 検重装置 - Google Patents

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本発明は、トラックスケールなどの大型台秤を検査する検重装置に関する。
従来より、台秤の検査方法(検重方法と称す)としては、既知質量の分銅を順次載せ、その分銅の合計質量と台秤による測定荷重との計量誤差を確認することが行われている。
しかし、所定場所に設置されたトラックスケールなどのように秤量が40tを越える大型台秤を検査する場合には、大質量の分銅を調達して順次載せ降ろししなければならないため、大質量の分銅を調達する作業、これらの分銅を台秤の設置場所まで搬送する作業、これらの分銅を順次載せ降ろしする作業、の各作業に極めて多くの手間や時間がかかるとともに、非常に大きな経済的負担を強いられていた。
このような分銅の調達作業や搬送作業、および載せ降ろし作業を省くものとして、バッチャープラント用などのホッパースケールを検査する検重装置が、例えば、特許文献1や特許文献2などに示されている。この検重装置は、ホッパ内の重量を測定する計量部を備えたホッパスケール設備に対して、ホッパスケールを載置している基礎などの固定部分と、ホッパの支持測定用ブラケットとの間(例えば、ホッパの周方向3箇所に等間隔に設けられる)に、ロードセルと、ジャッキなどの引張力を発生させる荷重負荷手段と、ばね緩衝機構とを直列に接続して配設し、荷重負荷手段から荷重を発生させる構成である。そして、ロードセルで検出した計測荷重と、ホッパスケールにおいて検出した計測荷重とを比較することで、ホッパスケールの計測制度を検査するようになっている。なお、この種のホッパスケールなどに必要な計量精度は約1/1000である。
しかしながら、このような構造は、載せ台を有する大型台秤に対して荷重を負荷し難い構成であるとともに、ジャッキなどの荷重負荷手段から負荷荷重を厳密に調整することが困難である欠点もある。また、荷重負荷手段から発生した荷重が、厳密に下方に負荷されているかどうかもわからないため、ロードセルで計測した荷重が、ホッパに対して厳密に下方に作用しているかどうかわからない。大型台秤の計量精度としては約1/3000〜1/5000と、ホッパスケールなどに必要な計量精度よりも高精度なものが要求され、しかも、特定計量器として所定の使用公差が定められており、検重装置としても高い負荷精度が要求される。
これに対して、大質量の分銅を用いることなく、大型台秤を検査する検重装置が、非特許文献1や特許文献3等において示されている。
図10は、大型台秤の一例としてのトラックスケールを検査する検重装置の場合を示す。図10に示すように、基礎1にピット2が掘られて、このピット2内に、複数のロードセル3によって載せ台4の四隅部を支持してなる被検査対象となる台秤(以下、被検査台秤と称す)5が配設されており、計量時には、載せ台4上にトラックなどの計量対象物が載った状態で計量される。
この被検査台秤5を検査する検重装置は、被検査台秤5の上方を跨ぐ姿勢でその両端部がアンカーボルトなどの固定ボルト6を介して基礎1に固定された山型の支持固定枠7と、支持固定枠7の頂部7aと載せ台4との間に上下に直列に当接した状態で配設された荷重発生装置としての油圧シリンダ装置8および検重(検査)用のロードセル9とから構成されている。なお、この図10に示す場合では、載せ台4上に検重用ロードセル9が載せられ、油圧シリンダ装置8のピストンロッド8aが、検重用ロードセル9の上方から当接する姿勢で配設されている。
そして、検査時に、油圧シリンダ装置8のシリンダ内に油圧をかけると、油圧シリンダ装置8からの押圧力が検重用ロードセル9を介して被検査台秤5に負荷されるので、被検査台秤5のロードセル3の測定荷重と、検重用ロードセル9の検出荷重との計量誤差を確認することで、被検査台秤5を検査することができる。なお、この際の、油圧シリンダ装置8から発生する上向きの反力は、固定ボルト6で基礎1に固定された山型の支持固定枠7によって受けられる。
この検重装置によれば、比較的簡単な設備で、大質量の分銅を用いることなく、大型台秤である被検査台秤5を検査することができ、分銅を用いる場合に必要であった、分銅の調達作業や搬送作業、および載せ降ろし作業を行わなくて済んで、経済的負担を軽減できるとともに、これらの作業にかかっていた多くの手間や時間を省くことができる。また、載せ台4を有する被検査台秤5に対して、荷重を良好に負荷させることができる。
実公昭50−1005号公報 特開平9−203658号公報 昭和52年度計量器検定設備 合理化研究報告書「車両用はかりの検定合理化研究」(社団法人 日本計量機器工業連合会、昭和53年3月配布)、第23頁 特開昭55−141629号公報、第1図等
しかしながら、図10に示すような検重装置を用いた場合でも、以下のような課題が生じるおそれがある。
第1に、分銅を用いた場合には、分銅の質量が既知の厳密に合った所定目標荷重、例えば、1.000t等であるので、10.000t、15.000t、20.000tなど、検査のための所定目標荷重に厳密に合った荷重を負荷すること、分銅を載せ降ろしすることにより単純に行えたが、上記図10に示すような検重装置を用いた場合では、極めて大きな力を発生させる油圧シリンダ装置8などの荷重発生装置を用いるため、前記所定荷重に厳密に合うように調整することが極めて困難であり、そのような大きな荷重を発生することができながら高精度に維持できる油圧シリンダ装置8などの荷重発生装置を用いようとすると、極めて微小な油量を高精度で送る油圧ポンプを併設して制御し、かつ維持するなど、極めて高価なシステムが必要となってしまう。
第2に、検査時において検重用ロードセル9に対して正確に鉛直方向に荷重が作用していない場合には、検重用ロードセル9に対して横方向に作用する成分の力だけ、被検査台秤5のロードセル3の測定荷重と誤差を生じてしまい、その結果、検査精度の低下を招いてしまう。
なお、一般に、被検査台秤5は、載せ台4に作用する横荷重をキャンセルできるように、所定寸法範囲内で水平方向に移動可能に配設されており、所定量以上移動しようとした際に、その移動を阻止するストッパが設けられている。したがって、被検査台秤5に所定量より大きな横荷重が作用すると、この荷重がストッパにて受けられて誤差となる。
本発明は上記課題を解決するもので、製造コストの大幅な増加を招くことなく、目標荷重を良好に負荷させることができ、しかも、高い検査精度を維持することができる検重装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明の検重装置は、検査対象である被検査台秤の上方を跨ぐ姿勢で固定部に固定された支持固定枠と、被検査台秤の載せ台と支持固定枠における載せ台の上方箇所との間で上下方向に並ぶ姿勢で直列に配設させた荷重発生装置および検重用ロードセルと、被検査台秤および検重用ロードセルの両方に作用させる微小荷重を発生させる微小荷重発生装置とを備え、微小荷重発生装置を取り付ける補助支持固定枠を、被検査台秤および支持固定枠の上方を跨ぐ姿勢で固定部に固定したことを特徴とする。
この構成により、荷重発生装置を用いて、検査のための目標荷重に近い荷重を発生させ、この後に、微小荷重発生装置により微小荷重を発生させることで、目標荷重に厳密に合った荷重を作用させることができ、この状態で、検重用ロードセルで測定した測定荷重と、被検査台秤の計測荷重とを比較することにより、所定荷重毎に良好に検査することができる。また、荷重発生装置とは別に、微小荷重を発生する微小荷重発生装置を設けたので、荷重発生装置としては、極めて大きな力を発生させることができれば、発生させる荷重を細かくかつ精度よく制御できない安価なものでも用いることができ、ひいては検重装置全体として比較的安価に構成することができる。
また、この構成により、微小荷重発生装置により発生した微小荷重が被検査台秤および検重用ロードセルの両方に作用するので、被検査台秤および検重用ロードセルの両方に検査のための所定荷重に厳密に合った荷重を作用させることができ、検重用ロードセルで測定した測定荷重と被検査台秤の計測荷重とを単に比較することにより、所定荷重毎に良好に検査することができる。
また、本発明の微小荷重発生装置は、弾性部材と、この弾性部材を伸長または圧縮する手段とを有し、弾性部材の伸長または圧縮する寸法を増減させることで微小荷重を発生させることを特徴とし、この構成により、比較的簡単な構成で、微小荷重を良好に発生させることができる。
また、本発明は、検重用ロードセルの傾斜を検知する傾斜センサを設けたことを特徴とする。
この構成により、検重用ロードセルが傾斜しておらず、検重用ロードセルに対して荷重が鉛直方向に作用する状態に初期設定した後、検査中に検重用ロードセルが傾斜した場合にこの傾斜状態を検知できる。したがって、検査中に、検重用ロードセルが傾斜したことが検知されなかった場合には、検重用ロードセルに荷重が鉛直方向に作用し続けたと判断することができて、高精度に検査できたことを確認できる。一方、検査中に、検重用ロードセルが過度に傾斜したことを検知した場合には、検重用ロードセルに荷重が鉛直方向に作用しなくなったおそれがあるので、検査をやり直すなどすることで、検査の信頼性を良好に維持することが可能となる。
また、本発明は、検重用ロードセルの上に、荷重伝達用金具としてロッカーピンを介装したことを特徴とする。
この構成により、荷重を負荷した際にロッカーピンの上方から横荷重が作用するなどして、ロッカーピンの上方側と検重用ロードセルの箇所との相対位置が横方向にずれた場合でも、荷重が検重用ロードセルに対してロッカーピンの端面に形成された球面の接点から真下に作用する。これにより、検重用ロードセルに荷重が真下に作用し、高精度に検査することができる。
また、本発明は、検重用ロードセルに対して上下方向に直列に配設された取付金具をロバーバル機構を介して昇降可能に支持したことを特徴とし、この構成により、取付金具が上下方向に位置変動した場合でも、ロバーバル機構により安定した姿勢に保たれ、比較的簡単な構成で、検重用ロードセルに対して荷重を良好に負荷させることができる。
また、本発明は、検重用ロードセルに荷重を作用させる負荷金具を横方向に移動可能に配設し、負荷金具を介することで荷重が検重用ロードセルに対して真下に作用するように構成したことを特徴とする。
この構成により、荷重を負荷した際に負荷金具の上方から横荷重が作用するなどして、負荷金具の上方側と検重用ロードセルの箇所との相対位置が横方向にずれた場合でも、負荷金具を介することで荷重が検重用ロードセルに対して真下に作用し、高精度に検査することができる。
また、本発明は、載せ台の固定部に対する横方向の移動を検知する検知センサを設けたことを特徴とする。
この構成により、検重用ロードセルに荷重が鉛直方向に作用している状態に初期設定した後、検査中に載せ台が横方向に移動した場合にこれを検知できる。したがって、検査中に、載せ台が横方向の移動したことが検知されなかった場合には、検重用ロードセルに荷重が鉛直方向に作用し続けたと判断することができて、高精度に検査できたことを確認できる。一方、検査中に、載せ台が横方向に移動したことを検知した場合には、検重用ロードセルに荷重が鉛直方向に作用しなくなったおそれが高いので、検査をやり直すなどすることで、検査の信頼性を良好に維持することが可能となる。
本発明によれば、検査対象である被検査台秤の上方を跨ぐ姿勢で固定部に固定された支持固定枠と、被検査台秤の載せ台と支持固定枠における載せ台の上方箇所との間で上下方向に並ぶ姿勢で直列に配設させた荷重発生装置および検重用ロードセルと、被検査台秤および検重用ロードセルの両方に作用させる微小荷重を発生させる微小荷重発生装置とを備えことにより、検査のための所定荷重に厳密に合った荷重を作用させながら、所定荷重毎に良好に検査することができ、しかも、検重装置全体として比較的安価に構成することができる。
また、被検査台秤および検重用ロードセルの両方に検査のための所定荷重に厳密に合った荷重を作用させることができ、検重用ロードセルで測定した測定荷重と被検査台秤の計測荷重とを単に比較することにより、所定荷重毎に良好に検査することができ、検査の際の作業能率を良好に維持できる。
また、微小荷重発生装置として、弾性部材と、この弾性部材を伸長または圧縮する手段とを有し、弾性部材の伸長または圧縮する寸法を増減させることで微小荷重を発生させることにより、比較的簡単な構成で、微小荷重を良好に発生させることができて、これによっても安価で精度のよい微小荷重発生装置、ひいては安価で精度のよい検重装置を構成することができる。
また、検重用ロードセルの傾斜を検知する傾斜センサを設けたことにより、荷重を負荷させた検査中に、検重用ロードセルが傾斜していないことを確認しながら、高精度に検査することが可能となり、検査の信頼性を良好に維持することが可能となる。
また、検重用ロードセルの上に、荷重伝達用金具としてロッカーピンを介装したことにより、荷重を負荷した際にロッカーピンの上方から横荷重が作用するなどして、ロッカーピンの上方側と検重用ロードセルの箇所との相対位置が横方向にずれた場合でも、荷重が検重用ロードセルに対してロッカーピンの端面に形成された球面の接点から真下に作用する。これにより、検重用ロードセルに荷重が真下に作用し、高精度に検査することができ、信頼性が向上する。
また、本発明は、検重用ロードセルに対して上下方向に直列に配設された負荷金具をロバーバル機構を介して昇降可能に支持したことを特徴とし、この構成により、比較的簡単な構成で、検重用ロードセルに対して、ロバーバル機構により安定した姿勢に保たれた負荷金具を介して荷重を良好に負荷させることができる。
また、検重用ロードセルに荷重を作用させる負荷金具を横方向に移動可能に配設し、負荷金具を介することで荷重が検重用ロードセルに対して真下に作用するように構成したことにより、荷重を負荷した際に負荷金具の上方から横荷重が作用するなどして、負荷金具の上方側と検重用ロードセルの箇所との相対位置が横方向にずれた場合でも、負荷金具を介することで荷重が検重用ロードセルに対して真下に作用し、高精度に検査することができ、信頼性が向上する。
また、載せ台の固定部に対する横方向の移動を検知する検知センサを設けたことにより、検査中での、載せ台の横方向の移動の有無を検知できて、検査の信頼性を良好に維持することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1および図2は、本発明の実施の形態に係る検重装置を配設したトラックスケール(被検査対象の大型台秤の1例)の概略的な正面図および平面図、図3(a)、(b)はそれぞれ検重装置を構成する各検重ユニットを示す側面図、図4は検重装置の概略的な正面図である。
図1、図2に示すように、基礎1にピット2が掘られて、このピット2内に、複数のロードセル3によって平面視矩形の載せ台4の四隅部などを支持してなる被検査対象となる台秤(以下、被検査台秤と称す)5が配設されている。この実施の形態においては、被検査台秤5はトラックスケール(例えば、最大計測荷重40tのトラックスケール)であり、計量時には、載せ台4上にトラックなどの計量対象物が載せられて計量される。なお、この実施の形態では、4つのロードセル3によって載せ台4の四隅部を支持している場合を図示しているが、これに限るものではなく、例えば、載せ台4の長手方向の中央部を保持する左右のロードセル3をさらに有するもの(すなわち、合計6つのロードセル3によって載せ台4を支持する構成)でもよい。
図1〜図3に示すように、この被検査台秤5を検査する検重装置10は、被検査台秤5の上方を跨ぐ姿勢でその両端部がアンカーボルトなどの固定ボルト11を介して固定部としての基礎1に固定された山型の支持固定枠12と、支持固定枠12の頂部フレーム12aと被検査台秤5の載せ台4との間に上下に直列に並べられた状態で配設された荷重発生装置としての油圧シリンダ装置13および検重(検査)用のロードセル(以下、検重用ロードセルと称す)14と、被検査台秤5および検重用ロードセル14に作用させる微小荷重を発生する微小荷重発生装置15と、支持固定枠12の上方を跨ぐ姿勢で支持固定枠12とともにその両端部が固定ボルト11を介して固定部としての基礎1に固定された、微小荷重発生装置15を支持するための山型の補助支持固定枠25などから構成されている。
また、この実施の形態の場合では、図1、図2に示すように、平面視して被検査台秤5の載せ台4における長手方向に2つに分けた領域のそれぞれ中心部分にそれぞれ油圧シリンダ装置13および検重用ロードセル14が配設され、図3に示すように、これらの油圧シリンダ装置13および検重用ロードセル14に対応するように、それぞれ支持固定枠12が被検査台秤5の上方を載せ台4の幅方向(図2の紙面における上下方向)に沿って上方を跨ぐ姿勢で配設されている。なお、それぞれ、油圧シリンダ装置13および検重用ロードセル14と対応して支持固定枠12が設けられている部分を検重ユニット10A、10Bと称し、この実施の形態では、検重ユニット10Aと検重ユニット10Bとにより検重装置10が構成されている。また、この実施の形態では、設備コストを低減させるため、一方の検重ユニット10Aだけに微小荷重発生装置15および補助支持固定枠25が設けられており、他方の検重ユニット10Bには微小荷重発生装置15および補助支持固定枠25は設けられていない。なお、設備コストが若干多くなるが、両方の検重ユニット10A、10Bとも微小荷重発生装置15および補助支持固定枠25を設けてもよい。
図3、図4に示すように、各検重ユニット10A、10Bにおいては、載せ台4上に、載せ台4の幅方向に延びる1対の荷重受けベース16、荷重受けベース16の両端部と載せ台4との間に配設される補助荷重受けベース17、荷重受けベース16の中央部に載せられる第1補助プレート18、検重用ロードセル14の姿勢を調整するため水平姿勢調整用下シム19、第2補助プレート20が載せられ、これらの部材を介して、第2補助プレート20上に油圧シリンダ装置13が載せられ、さらに、この上に、下負荷金具21を介して検重用ロードセル14が上下に直列に載せられている。また、検重用ロードセル14の上端部に上負荷金具22が載せられ、さらに、この上負荷金具22と、支持固定枠12との間に、第3補助プレート23と、検重用ロードセル14の姿勢を調整するため水平姿勢調整用上シム24とが介装されている。なお、この実施の形態においては、検重用ロードセル14は、いわゆるコラム(柱)型の起歪体14aに複数のストレインゲージ14bを貼り付けた構成とされているとともに、上端面と下端面とは球面形状とされ、それぞれ上負荷金具22や下負荷金具21に対して点で接触して横荷重を受け難いよう図られているが、これに限るものではない。また、図4においては、水平姿勢調整用上シム24や水平姿勢調整用下シム19をわかり易いように太線のハッチングで示しているが、実際には、水平姿勢調整用上シム24や水平姿勢調整用下シム19がそれぞれ、くさび状の複数の金属薄板を用いて構成されている。
また、この実施の形態では、図4に示すように、油圧シリンダ装置13は、油圧シリンダ装置13のピストンロッド13aが上方に出退自在に突出し、下負荷金具21を介して検重用ロードセル14に下方から当接する姿勢で配設されているが、これに限るものではなく、油圧シリンダ装置13と検重用ロードセル14とを上下逆の配置に配設してもよい。
また特に、この実施の形態では、検重用ロードセル14に、検重用ロードセル14(詳しくは、起歪体14aの一部(上部))の傾斜姿勢(具体的には起歪体14aの傾斜姿勢)を検出する傾斜センサ26が取り付けられている。なお、この傾斜センサ26としては、例えば、鉛直軸心を中心として水平面内で互いに直交するX方向およびY方向に向かって0.1度の精度で傾斜する姿勢を、0〜2度の範囲内で測定できるものを用いている。
なお、この実施の形態では、検重用ロードセル14の上端面と下端面とが球面形状に形成される一方、これらの面を受ける下負荷金具21と上負荷金具22との受け面が平面形状とされ、これらの球面部分と平面部との当接関係により、上負荷金具22や下負荷金具21に対する検重用ロードセル14の姿勢変動があった場合でも、検重用ロードセル14が傾倒することにより調芯されて、支持固定枠12側からの横荷重が検重用ロードセル14に対して作用し難い構成とされている。
また、この実施の形態においては、微小荷重発生装置15は、補助支持固定枠25の頂部フレーム25aの上方に取付ブラケット31を介して取り付けられたウォーム減速機付きの駆動モータ(サーボモータ或いはステッピングモータなどにより構成される)32と、補助支持固定枠25の頂部フレーム25aより上方に立設されたガイドロッド33と、ガイドロッド33により昇降自在に案内され、かつ駆動モータ32の駆動軸32aに螺合するナット部34aが固着された移動プレート34と、検重用ロードセル14の上端部を受ける上負荷金具22から外周側に鍔状に取り付けられた取付金具35と、取付金具35にその下端が、移動プレート34にその上端が取り付けられた一対の引張ばね(弾性部材)36とから構成されている。そして、引張ばね36により、取付金具35を介して上負荷金具22を引上げる付勢力を作用させているが、駆動モータ32を駆動させることで移動プレート34が昇降し、移動プレート34が上昇されるほど、上負荷金具22を引上げる付勢力が大きくなるよう構成されている。なお、後述するように、検重作業を開始する際には、微小荷重発生装置15を所定の初期状態にセットしておくが、この場合に、例えば、引張ばね36の伸縮を行う範囲の略中間の長さとなるように、駆動モータ32により移動プレート34の初期位置を設定しておく。
また、図示しないが、被検査台秤5にはその測定重量を表示する指示計が設けられているとともに、被検査台秤5として、零点を調整するゼロリセット機能を有するものが用いられ、また、各検重用ロードセル14にもその個別の計測荷重および合計計測荷重を表示する表示部と、同じく零点を調整するゼロリセット機能を有する制御部が設けられている。また、油圧シリンダ装置13には油を送り出す油圧回路や制御装置が設けられ、さらに、微小荷重発生装置15には、駆動モータ32を制御する制御部が設けられ、また、傾斜センサ26からのデータに基づいて検重用ロードセル14の傾斜角度を表示する表示部も設けられている。なお、これらの、個別の計測荷重および合計計測荷重、ならびに検重用ロードセル14の傾斜角度(X方向およびY方向)を1つの表示装置において、まとめて表示するように構成してもよく、この表示部に、油圧シリンダ装置13の油圧制御用指示操作スイッチや、微小荷重発生装置15の駆動モータ32制御用の指示操作スイッチなどを設けてもよい。また、傾斜センサ26からのデータに基づいて検重用ロードセル14の傾斜角度が所定角度以上となった場合に警報を鳴らす警報装置も設けられている。
上記構成において、被検査台秤5を検査する際には、載せ台4に各検重ユニット10A、10Bを配設する。すなわち、まず、載せ台4上に、荷重受けベース16、補助荷重受けベース17、第1補助プレート18、検重用ロードセル14の姿勢を調整するため水平姿勢調整用下シム19、第2補助プレート20を載せ、これらの部材を介して、第2補助プレート20上に油圧シリンダ装置13を載せる。また、他方で、支持固定枠12と、補助支持固定枠25(この実施の形態においては、補助支持固定枠25は、検重ユニット10Aのみ取り付ける)とを、被検査台秤5の上方を跨ぐ姿勢で、アンカーボルトなどの固定ボルト11を介して基礎1に固定する。さらに、油圧シリンダ装置13の油圧シリンダ装置13と、支持固定枠12の頂部フレーム12aとの間に、検重用ロードセル14、上負荷金具22および下負荷金具21、第3補助プレート23、水平姿勢調整用上シム24を介装する。また、検重用ロードセル14には、検重用ロードセル14への荷重作用方向(具体的には起歪体14aの傾斜姿勢)を検出する負荷方向検知センサとしての傾斜センサ26を取り付けておく。また、検重ユニット10Aについては、さらに、微小荷重発生装置15をセットする。なお、必要に応じて、予め、検査場所における重力加速度に適合した荷重が検出されるよう検重用ロードセル14等を調整しておく。
次に、油圧シリンダ装置13のピストンロッド13aを上方に適宜伸びるように突出させ、被検査台秤5の載せ台4と、支持固定枠12の頂部フレーム12aとの間に、初期荷重(例えば、数100kg)を作用させる。そして、この際に、傾斜センサ26からの出力データに基づいて、検重用ロードセル14の起歪体14aの傾斜角度がほぼ0度になるように(具体的には例えば、0.3〜0.4度の範囲内に収まっているように)、すなわち、検重用ロードセル14の起歪体14aが厳密に鉛直方向に向いて、検重用ロードセル14に対して鉛直方向に荷重が作用するように、荷重受けベース16、補助荷重受けベース17、第1補助プレート18、第2補助プレート20、第3補助プレート23ならびに、水平姿勢調整用下シム19および水平姿勢調整用上シム24の位置調整を行う。
この後、所定の値(例えば計量法に基づく秤量)までの予備負荷を荷重発生装置としての油圧シリンダ装置13から作用させる。ここで、荷重の負荷途中においても傾斜センサ26による検重用ロードセル14の傾斜角度を監視し続け、荷重方向が鉛直方向からの許容範囲を越えてズレを生じた場合には警報を発する。すなわち、この場合には、予備負荷を負荷している途中で、検重用ロードセル14が傾斜した状態となっているため、検重用ロードセル14が荷重作用方向に対して垂直でなくなって、誤差を生じる恐れがあるとともに、荷重を負荷した際に、横荷重が作用するなどして検重用ロードセル14よりも上方側の部品(上負荷金具22や、支持固定枠12など)の位置と、検重用ロードセル14よりも下方側の部品(下負荷金具21や油圧シリンダ装置13、載せ台4など)の位置との横方向の位置変動がある可能性が高い。したがって、この場合には、荷重発生装置としての油圧シリンダ装置13の荷重負荷作業を停止し、荷重負荷方向によって、支持固定枠12の基礎1の取付状況の再確認や各部(油圧シリンダ装置13や検重用ロードセル14、或いは、荷重受けベース16、補助荷重受けベース17、補助プレート18、20、23ならびに、水平姿勢調整用下シム19および水平姿勢調整用上シム24のセット状況)の点検を行い、必要に応じて取付位置などの再調整を行う。このような予備負荷動作を数回行うと、被検査台秤5や検重装置における荷重を掛けた際の摩擦要素部分の摩擦を軽減することができ、また、油圧シリンダ装置13からの荷重が、検重用ロードセル14および被検査台秤5に厳密に鉛直方向に作用し、極めて精度の高い検査を行うことができる。
このように、各部の位置(姿勢)調整や予備負荷を繰り返し、検重作業(検査作業)を良好に行うことができる状況にセットされたことが確認できた後、検重作業を開始する。なお、検重作業を開始する前に、載せ台4上には、油圧シリンダ装置13の負荷を作用させない状態でも各検重ユニット10A、10Bの自重が作用しているので、各部を良好に据え付けて調整した状態で、被検査台秤5の測定荷重と検重用ロードセル14の検出荷重とをそれぞれゼロリセットして両者の零点を合わせておく。
検重作業を開始する際には、微小荷重発生装置15を所定の初期状態にセットしておく。例えば、引張ばね36の伸縮を行う範囲の略中間の長さとなるように、駆動モータ32により移動プレート34の初期位置を設定しておく。
この状態で、油圧シリンダ装置13に油圧を負荷して、所定の設定目標荷重近傍(微小荷重発生装置15により調整可能な範囲内)まで荷重を負荷させる。例えば、最初の目標荷重が5.000tの場合で、微小荷重発生装置15により±10kgの調整が可能であるならば、検重用ロードセル14の検出荷重が4.990t〜5.010tの範囲内になるように油圧シリンダ装置13に油圧を負荷し、この範囲内になった際に、油圧の供給を停止する。そして、この後、微小荷重発生装置15の駆動モータ32を駆動して移動プレート34を昇降させ、検重用ロードセル14の検出荷重が、目標荷重、例えば、5.000tとなるように細かく調整する。なお、微小荷重発生装置15は、その移動プレート34を初期状態よりも上昇させるように制御することで、上負荷金具22を上方に付勢する力が増加するので、検重用ロードセル14側に負荷する荷重が減少する。また、移動プレート34を初期状態よりも下降させるように制御することで、上負荷金具22を上方に付勢する力が減少するので、検重用ロードセル14側に負荷する荷重が増加する。
このようにして、検重用ロードセル14および被検査台秤5に所定の目標荷重に厳密に合わせて負荷させることができ、このように所定の目標荷重に厳密に合わせて負荷させた状態で、検重用ロードセル14で測定した計測荷重と、被検査台秤5の計測荷重とを比較することにより、所定荷重毎に厳密かつ良好に検査することができる。
この後、前記目標荷重(例えば5.000t)に負荷させた状態での計量(検査)が済むと、一旦、微小荷重発生装置15の移動プレート34を初期位置まで戻し、次の目標荷重(例えば10.000t)近傍まで荷重を負荷させ、この範囲内になった際に油圧の供給を停止し、この後、微小荷重発生装置15の駆動モータ32を駆動させて、検重用ロードセル14の検出荷重が、前記目標荷重(例えば10.000t)になるように厳密に合わせる。そして、所定の目標荷重に厳密に合わせて負荷させた状態で、検重用ロードセル14で測定した計測荷重と、被検査台秤5の計測荷重とを比較することにより、前記所定荷重での検査を良好に行うことができる。
このようにして、同様に、各目標荷重(例えば15.000t、20.000t等、5.000t間隔で40tまで)が厳密にできるように負荷させ、検査を行う。
ここで、例えば秤量40t、目量10kgのトラックスケールを検査する場合、使用公差(使用中に許されている誤差)は0〜5t以下は10kg、5tを越えて20t以下では20kg、20tを越え40t以下では30kgであり、負荷荷重は少なくとも被検査台秤5の使用公差の1/3以下の正確さが必要である。例えば、5t〜20tの間で検査する場合には、負荷重量を少なくとも±20kg/3=±6.667kg以内の正しさに収めなければならない。
また、油圧シリンダ装置13のみで大きな荷重を発生させる場合、油圧シリンダ装置13のシリンダー内を含む油圧系統回路全体での油リークが僅かではあるが発生し、また、荷重が作用している構造物(支持固定枠12や被検査台秤5など)のクリープによる変形量の増加があり、この結果、時間経過に伴って荷重値が変動する要因がある。このような荷重値の変動は検重用ロードセル14で随時測定できるため、この変化に対応する荷重を調整可能にする必要があり、例えば、目量の1/5以下(例えば、上記の場合、±10kg/5=±2kg)の経時的変動に対応することを要する。
この場合に、この実施の形態のような微小荷重発生装置15を有せず、油圧シリンダ装置13を含めた油圧制御のみで制御しようとすると、油圧シリンダに対して、別系統で微少量の油を追加したり減少させたりして制御するとしても、制御量があまりにも小さいので、極めて困難であり、実現した場合でも非常に高価なものとなってしまう。
これに対して、本発明によれば、油圧シリンダ装置13とは別系統で、微小荷重発生装置15を設けたので、比較的製造コストの増加を抑えることができながら、上記のように、目量の1/5以下の経時的変動に対応することが可能となる。
なお、検重用ロードセル14としては、デジタルロードセルを用いると随時測定を行うことができるので、このようにデジタルロードセルを用いることが望ましいが、被検査台秤5に用いられているロードセル3もデジタルロードセルである場合には、検重用ロードセル14からの計測荷重と被検査台秤5の計測荷重とを並行して出力し、検重用ロードセル14が所定の設定荷重になった時点で、同期させて被検査台秤5の計測荷重を読み取ることで、的確かつ迅速に値を比較することが可能となる。
一方、被検査台秤5が他の方式で荷重を測定して表示するものについても、上記微小荷重発生装置15を用いることにより、比較的安定して(例えば30秒以上)所定量に厳密に合った状態を保持することができ、これにより、どのような被検査台秤5に対しても対応することが可能となる。
また、本実施の形態のように、微小荷重発生装置15として、引張ばね36などの弾性部材を用いるとともに、この弾性部材の一端側を移動させる取付金具35や駆動モータ32などを設けて、弾性部材の伸長または圧縮する寸法を増減させることにより、極めて簡単な構成で、微小荷重を精度よく、かつ安定して発生させることができ、しかも極めて簡単な構成であるので設備費も比較的安価となる。
また、上記実施の形態によれば、検重用ロードセル14に、検重用ロードセル14の傾斜姿勢を検出する傾斜センサ26が取り付けられており、この傾斜センサ26から出力される傾斜角度を監視することにより、油圧シリンダ装置13および微小荷重発生装置15から検重用ロードセル14に対して正確に鉛直方向に荷重が作用していることを確認でき、極めて高精度に荷重を負荷できるとともに良好に計測しながら検査することができる。また、傾斜センサ26から出力される傾斜角度を監視することにより、荷重を負荷した際に、横荷重が作用するなどして検重用ロードセル14よりも上方側の部品(上負荷金具22や、支持固定枠12など)の位置と、検重用ロードセル14よりも下方側の部品(下負荷金具21や油圧シリンダ装置13、載せ台4など)の位置との横方向の位置変動があることも検知でき、過度に傾斜した場合には、警報装置により警告が発せられるため、安全性を向上させることができる。
なお、上記実施の形態では、検重用ロードセル14の起歪体14aの傾斜姿勢を傾斜センサ26で監視することで、検査精度の低下や、安全性の低下を検知するする場合を述べたが、これに限るものではない。例えば、図5に示すように、油圧シリンダ装置13により昇降可能に支持された検重用ロードセル14と、上負荷金具22との間に、支持固定枠12からの荷重(油圧シリンダ装置13により支持固定枠12に作用する力の反力)を伝達するロッカーピン37を介装し、このロッカーピン37に傾斜センサ26を貼り付けて、ロッカーピン37の傾斜角度を検知するように構成してもよい。
なお、ロッカーピン37に関しては、図5に簡略的に示すように、検重用ロードセル14の上部には凸状の球面形状に突出する荷重受け凸部14cが形成され、荷重受け凸部14cの球面部分に当接するロッカーピン37の嵌合凹部37aの底面は湾曲せずに単なる平面形状とされている。また、ロッカーピン37の上部にも凸状の球面形状に突出する荷重受け凸部37bが形成され、このロッカーピン37の荷重受け凸部37bの球面部分に当接する上負荷金具22の嵌合凹部22aの底面は湾曲せずに単なる平面形状とされている。そして、これらの球面部分と平面部との当接関係により、荷重を負荷した際にロッカーピン37の上方から横荷重が作用するなどして、上負荷金具22に対する検重用ロードセル14の姿勢変動があった場合でも、荷重が検重用ロードセル14に対して、ロッカーピン37の上端面の荷重受け凸部37bに形成された球面の接点、並びに、検重用ロードセル14の上部の荷重受け凸部14cに形成された球面の接点から真下に作用する。これにより、検重用ロードセル14に荷重が真下に作用し、高精度に検査することができる。
また、上記のようにロッカーピン37に傾斜センサ26を取り付けることにより、上負荷金具22より上方の支持固定枠12などと、検重用ロードセル14から下方の部材との横方向に対する相対位置の変動が検査中などにあるかどうかを監視できる。
この構成により、ロッカーピン37が鉛直方向に立設している状態に初期設定した後、検査中にロッカーピン37が横方向(X方向やY方向)に傾斜した場合には、この状態を傾斜センサ26で検知できるので、このようにロッカーピン37が過度に傾斜したことを検知した場合には、平面視して支持固定枠12の頂部12aに対して、検重用ロードセル14などの位置が変動して、検重用ロードセル14に荷重が鉛直方向に作用しなくなった(若しくは荷重が鉛直方向に作用しなくなりつつある)おそれが高いので、検査ならびに各部材の姿勢の調整等をやり直す。一方、検査中に、ロッカーピン37が傾斜したことが検知されなかった場合には、検重用ロードセル14に荷重が鉛直方向に作用し続けたと判断することができて、高精度に検査できたことを確認できる。
また、これに代えて、図6に示すように、検重用ロードセル14に荷重を作用させる負荷金具42(この実施の形態では、油圧シリンダ装置13により支持固定枠12に作用する力の反力が作用している)を横方向に移動可能に配設し、荷重を負荷した際に負荷金具42の上方から横荷重が作用するなどして、負荷金具42の上方側と検重用ロードセル14の箇所との相対位置が横方向にずれた場合でも、負荷金具42を介することで荷重が検重用ロードセル14に対して真下に作用するように構成してもよく、また、検重用ロードセル14に上負荷金具22を介して載せられている取付金具41をロバーバル機構40を介して昇降可能に支持し、ロバーバル機構40により、上下に位置変動があった場合でも姿勢が変動しないように配設してもよい。さらに、前記負荷金具42の横方向への移動を検知する検知センサを設けてもよい。
具体的には、図6に示すように、油圧シリンダ装置13上に、側面視して概略的にコ字形状のロバーバル機構支持枠38を配設し、このロバーバル枠38の上部に、固定部材30を挟んでその固定側が所定間隔をあけて上下に2枚平行姿勢で支持された弾性を有する薄板状リンク部39A,39Bにより取付金具41がその姿勢を維持した状態で上下に平行に移動自在に配設されてなるロバーバル機構40を配設している。なお、ロバーバル機構40の下側の薄板状リンク部39Bと、ロバーバル機構支持枠38の下部との間に、上負荷金具22と下負荷金具21とにより上下から保持された検重用ロードセル14が配設されている。また、取付金具41の一端には、駆動モータ32で昇降される移動プレート34にその上端が取り付けられた引張ばね36の下端を取り付けている。さらに、支持固定枠12の頂部12aの下面側に水平姿勢調整用上シム24を介して配設した第3補助プレート23と、上側の薄板部39Aとの間に、第3補助プレート23側に対して上受け部材43および球44を介して水平面内でX方向(図6の紙面における左右方向)に移動自在で、上側の薄板部39Aに対して下受け部材45および球46を介して水平面内でY方向(図6の紙面における奥行方向)に移動自在の負荷金具42を設け、上受け部材43から側方に延びるように取り付けた取付板を介して、真下にレーザ光等を発する発光部47を取付け、さらに、この発光部47からの光を通過させる孔部48aを、負荷金具42に取り付けた板材48に形成し、また、上側の薄板部39Aにおける前記発光部47や孔部48aの下方近傍位置に対応する箇所に発光部からのレーザ光等を受光する受光部49を設ける。そして、これらの発光部47、孔部48a、受光部49からなる検知センサによって、負荷金具42の横方向(X方向とY方向)への移動を検知するようになっている。なお、球44を受ける上受け部材43の下面と負荷金具42の上面とには、X方向に対して湾曲する湾曲面が形成されて、上受け部材43に対して負荷金具42が相対的にX方向(図6における左右方向)に移動可能に支持されている。また、球46を受ける下受け部材45の上面と負荷金具42の下面とには、Y方向に対して湾曲する湾曲面が形成されて、負荷金具42に対して下受け部材45が相対的にY方向(図6における奥行方向)に移動可能に支持されている。
このように、上受け部材43に対して負荷金具42が相対的にX方向に移動可能に支持され、負荷金具42に対して下受け部材45が相対的にY方向に移動可能に支持され、負荷金具42を介することで、上受け部材43よりも上方側の部品(第3補助プレート23や、支持固定枠12など)と検重用ロードセル14側との相対位置が横方向にずれた場合でも、荷重が検重用ロードセル14に対して真下に作用するように構成したことにより、荷重を負荷した際に負荷金具42の上方から横荷重が作用するなどして、負荷金具42の上方側と検重用ロードセル14の箇所との相対位置が横方向にずれた場合でも、負荷金具42を介することで荷重が検重用ロードセル14に対して真下に作用し、高精度に検査することができ、信頼性が向上する。
また、検重用ロードセル14に上負荷金具22を介して載せられている取付金具41をロバーバル機構40により支持しているので、上受け部材43と負荷金具42と下受け部材45との横方向への相対位置が変動した際に、上受け部材43に対する下受け部材45の相対位置が上下方向へも変動してしまい、これに伴って取付金具41が上下に位置変動した場合でも、取付金具41の姿勢が上下方向以外には殆ど変動せず、ロバーバル機構40により安定した姿勢に保たれて検重用ロードセル14への荷重が安定して作用し、高精度に検査することができる。
なお、上記構成において検重する場合は、検重用ロードセル14に荷重が鉛直方向に作用している状態に初期設定するとともに、この状態で、発光部47、孔部48a、受光部49が平面視して一致するように調整した後、検査中に負荷金具42が横方向(X方向やY方向)に移動した場合には、この状態を検知できるので、このように負荷金具42が横方向に過度に移動したことを検知した場合には、平面視して支持固定枠12の頂部12aに対して、検重用ロードセル14などの位置が変動して、検重用ロードセル14に荷重が鉛直方向に作用しなくなったおそれが高いので、検査ならびに各部材の姿勢の調整等をやり直す。一方、検査中に、負荷金具42が横方向に移動したことが検知されなかった場合には、検重用ロードセル14に荷重が鉛直方向に作用し続けたと判断することができて、高精度に検査できたことを確認できる。
さらには、図7に示すように、検査中における被検査台秤5の載せ台4の横方向への移動を検知する検知センサ50を設けてもよい。すなわち、被検査台秤5の載せ台4は、載せ台4に横荷重が作用した場合でもこの力が被検査台秤5のロードセル3にできるだけ負荷されないように、所定寸法範囲(例えば2〜3mm)内で水平方向に移動可能に配設されており、所定量以上移動しようとした際に、その移動を阻止するストッパ(図示せず)が設けられている。したがって、油圧シリンダ14側からの荷重が載せ台4に負荷されるに際し、この荷重が鉛直方向に作用していないと、例えば1度傾斜しているだけでも、例えば、荷重が10tの場合だと、10t×sin1°(0.017)=147kgの横荷重が作用し、この結果、載せ台4が横方向に移動する。
したがって、図7に示すように、例えば、載せ台4の互いに対角線上となる2箇所のコーナー部と、この近傍の基礎1の箇所に、載せ台4のコーナー部のX方向の移動並びにY方向の移動を検知する検知センサ50を設ける。なお、検知センサとしては、上記と同様に発光部47、孔部48a、受光部49を設けた構造としてもよいし(図7(b)においては、載せ台4のコーナー部に、孔部48aを有する位置検知用部材48’を設け、これに対応する基礎1のコーナー部に、発光部47と受光部49を有するブラケット51を設けている。)、一方の部材に、X方向の移動を検知する磁石と、Y方向の移動を検知する磁石などを設けるとともに、他方の部材に、相対向するように前記磁石の位置を検知するセンサを設けてもよい(図示せず)。
これによっても、検査中における被検査台秤5の載せ台4の横方向への移動を検知することができ、検査中に載せ台4が横方向に移動したことを検知した場合には、検重用ロードセル14や被検査台秤5に荷重が鉛直方向に作用しなくなったおそれが高いので、検査をやり直す。一方、検査中に、載せ台4が横方向に移動したことが検知されなかった場合には、検重用ロードセル14および被検査台秤5に荷重が鉛直方向に作用し続けたと判断することができて、高精度に検査できたことを確認できる。なお、この場合に、荷重を負荷した際に、無負荷状態の場合に比べて、基礎1から所定方向に同寸法だけ例えばX方向に互いに離反するように位置変動があった場合には、単に載せ台4が荷重により変形しているだけであるので、位置変動はないものとみなす。すなわち、載せ台4が片側に偏って横方向に移動した場合のみ、位置変動があったと判定する。
このような構成によっても、荷重発生装置としての油圧シリンダ装置13や微小荷重発生装置15側からの荷重が、検重用ロードセル14や被検査台秤5に良好な鉛直方向に入出力されているかどうかを監視しながら、上記実施の形態と同様に高精度の検査を行うことができ、検査の信頼性を良好に維持することができる。
なお、上記実施の形態では、微小荷重発生装置15を一方の検重ユニット10Aだけ設けた場合を述べたが、これに限るものではなく、両方の検重ユニット10A、10Bにそれぞれ微小荷重発生装置15を設けてもよいことはもちろんである。また、載せ台4の面積が広い場合や長尺の場合には、検重ユニットを3台以上設けてもよいし、また反対に載せ台4の面積が狭い場合などに検重ユニットを1台だけ設けてもよい。なお、上記のように検重ユニットを2台以上設けた場合には、片側だけに偏荷重をかけて偏置誤差などを検査することも可能であることはいうまでもない。
また、図1〜図6に示す各実施の形態においては、微小荷重発生装置15の弾性部材として引張ばね36を用いた場合を述べたが、これに限るものではない。つまり、図8に示すように、補助支持固定枠25を設けることなく、支持固定枠12の頂部12aに取付ブラケット31を介して取り付けられたウォーム減速機付きの駆動モータ25により移動プレート34を昇降させる構成とし、この移動プレート34と取付金具35(または取付金具41)との間に、弾性部材としての圧縮ばね55を介装する。そして、圧縮ばね55により、取付金具35を介して上負荷金具22を引下げる付勢力を作用させているが、駆動モータ32を駆動させることで移動プレート34が昇降し、移動プレート34が下降されるほど、上負荷金具22を引下げる付勢力が大きくなるよう構成する。
そして、検重作業を開始する際には、微小荷重発生装置15の圧縮ばね55の圧縮を行う範囲の略中間の長さとなるように、駆動モータ32により移動プレート34の初期位置を設定しておき、例えば、検重用ロードセル14の検出荷重が4.990t〜5.010tの範囲内になるように油圧シリンダ装置13に油圧を負荷し、この範囲内になった際に、油圧の供給を停止し、この後、微小荷重発生装置15の駆動モータ32を駆動して移動プレート34を昇降させ、検重用ロードセル14の検出荷重が、所定設定荷重、例えば、5.000tとなるように細かく調整するとよい。
なお、これに代えて、初期状態では微小荷重発生装置15の圧縮ばね55の圧縮があまり行われていない長さとなるように、取付金具35を上昇させておき、検重用ロードセル14の検出荷重が5.000t〜5.010tの範囲内になるように油圧シリンダ装置13に油圧を負荷し、この後、微小荷重発生装置15の駆動モータ32を駆動して移動プレート34を下降させ、検重用ロードセル14の検出荷重が、所定設定荷重、例えば、5.000tとなるように細かく調整してもよい。
また、図4や図5に示す傾斜センサ26を設けるとともに、図7に示す載せ台4の横移動を検知できるシステムを組み合わせるなどしてもよいことも申すまでもない。
なお、上記実施の形態では、微小荷重発生装置15からの荷重が、被検査台秤5だけでなく、検重用ロードセル14にも同様に作用する構成を述べ、この場合には、被検査台秤5の計測荷重と検重用ロードセル14の計測荷重とを単純に比較すればよいため、便利である利点がある。しかしながら、これに限るものではなく、検重ユニット10Aに微小荷重発生装置を設けずに、図9に示すように、微小荷重発生装置70として、単に載せ台4上に載せた重り60を上方へ引上げる引張ばね61を設け、この引張ばね61の上端に取り付けた移動ブラケット64を、固定部(基礎1)側に固定した固定板63に取り付けた駆動モータ62によって昇降させ、載せ台4上のみに作用する微小荷重を調整するよう構成してもよい。なお、図9における64aは、移動ブラケット64に固着されて、駆動モータ62の駆動軸62aに螺合されたナット、65は、移動ブラケット64を昇降自在に案内するガイドロッドである。
この構成においては、予め駆動モータ62の回転駆動量に伴って、どれだけの荷重が載せ台4に作用するかを記録しておく(制御装置等に記憶させてもよい)。そして、検査の際には、微小荷重発生装置15により負荷する荷重(予め駆動モータ62の回転駆動量に伴って既知の荷重)と検重用ロードセル14で測定した測定荷重との和と、被検査台秤5の計測荷重とを比較する。これによっても所定荷重毎に良好に検査することができる。さらに、この場合には微小荷重発生装置70を検重ユニットとは別個に設ける(微小荷重発生装置70を単独で載せ台4上に配設する)だけで済むので、組付け時において、微小荷重発生装置70を容易に組み付けることができて、組付け時の手間を省くことができる。また、微小荷重発生装置70は、単に、載せ台4上に荷重を負荷するだけであるので、図9に示すように、簡単な構造のもので済ますことができて、設備費を低減することができる。
本発明の実施の形態に係る検重装置を配設した大型台秤(トラックスケール)の概略的な正面図である。 同検重装置を配設した大型台秤の概略的な平面図である。 (a)および(b)はそれぞれ検重装置を構成する各検重ユニットを示す側面図である。 同検重ユニットの正面図である。 同検重ユニットの変形例の正面図である。 同検重ユニットのさらに他の変形例の正面図である。 (a)および(b)は本発明の他の実施の形態に係る検重装置を配設した大型台秤の概略的な平面図および正面図である。 本発明の他の実施の形態に係る検重ユニットの正面図である。 本発明の他の実施の形態に係る微小荷重発生装置の概略的な正面図である。 従来の検重装置の側面図である。
符号の説明
1 基礎(固定部)
3 ロードセル
4 載せ台
5 被検査台秤
10 検重装置
10A、10B 検重ユニット
11 固定ボルト
12 支持固定枠
13 油圧シリンダ装置(荷重発生装置)
14 検重用ロードセル
15 微小荷重発生装置
16 荷重受けベース
17 補助荷重受けベース
19 水平姿勢調整用下シム
21 下負荷金具
22 上負荷金具
24 水平姿勢調整用上シム
25 補助支持固定枠
26 傾斜センサ(負荷方向検知センサ、荷重作用方向検知センサ)
32 駆動モータ
34 移動プレート
35 取付金具
36 引張ばね(弾性部材)
37 ロッカーピン
42 負荷金具
60 重り
61 引張ばね
62 駆動モータ
63 固定板
64 移動ブラケット
70 微小荷重発生装置

Claims (7)

  1. 検査対象である被検査台秤の上方を跨ぐ姿勢で固定部に固定された支持固定枠と、被検査台秤の載せ台と支持固定枠における載せ台の上方箇所との間で上下方向に並ぶ姿勢で直列に配設させた荷重発生装置および検重用ロードセルと、被検査台秤および検重用ロードセルの両方に作用させる微小荷重を発生させる微小荷重発生装置とを備え
    微小荷重発生装置を取り付ける補助支持固定枠を、被検査台秤および支持固定枠の上方を跨ぐ姿勢で固定部に固定したことを特徴とする検重装置。
  2. 微小荷重発生装置は、弾性部材と、この弾性部材を伸長または圧縮する手段とを有し、弾性部材の伸長または圧縮する寸法を増減させることで微小荷重を発生させることを特徴とする請求項1に記載の検重装置。
  3. 検重用ロードセルの傾斜を検知する傾斜センサを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の検重装置。
  4. 検重用ロードセルの上に、荷重伝達用金具としてロッカーピンを介装したことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の検重装置。
  5. 検重用ロードセルに対して上下方向に直列に配設された取付金具をロバーバル機構を介して昇降可能に支持したことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の検重装置。
  6. 検重用ロードセルに荷重を作用させる負荷金具を横方向に移動可能に配設し、負荷金具を介することで荷重が検重用ロードセルに対して真下に作用するように構成したことを特徴とする請求項に記載の検重装置。
  7. 載せ台の固定部に対する横方向の移動を検知する検知センサを設けたことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の検重装置。
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