JPH0954027A - 2軸載荷試験装置 - Google Patents
2軸載荷試験装置Info
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- JPH0954027A JPH0954027A JP22582495A JP22582495A JPH0954027A JP H0954027 A JPH0954027 A JP H0954027A JP 22582495 A JP22582495 A JP 22582495A JP 22582495 A JP22582495 A JP 22582495A JP H0954027 A JPH0954027 A JP H0954027A
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- horizontal
- plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 試験結果の精度に悪影響を及ぼす水平方向移
動に伴う摩擦力の影響が測定器の出力に含まれず、精度
の高い試験結果が得られるようにする。 【解決手段】 供試体1を保持する加圧盤2及び受圧盤
3と、加圧盤2に鉛直方向の荷重を加える鉛直方向荷重
手段と、受圧盤3又は受圧盤3と加圧盤2の両方に水平
方向の荷重を加えて受圧盤3又は受圧盤3と加圧盤2の
両方を水平方向に移動させる水平方向移動手段と、水平
方向移動手段と供試体1との間であって水平方向移動に
伴う摩擦抵抗の影響を受けない位置に水平荷重もしくは
水平荷重及び鉛直荷重を測定する測定器7とを備えた。
動に伴う摩擦力の影響が測定器の出力に含まれず、精度
の高い試験結果が得られるようにする。 【解決手段】 供試体1を保持する加圧盤2及び受圧盤
3と、加圧盤2に鉛直方向の荷重を加える鉛直方向荷重
手段と、受圧盤3又は受圧盤3と加圧盤2の両方に水平
方向の荷重を加えて受圧盤3又は受圧盤3と加圧盤2の
両方を水平方向に移動させる水平方向移動手段と、水平
方向移動手段と供試体1との間であって水平方向移動に
伴う摩擦抵抗の影響を受けない位置に水平荷重もしくは
水平荷重及び鉛直荷重を測定する測定器7とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、免震ゴム、防振
ゴム、防舷材などの性能を評価するのに好適な2軸載荷
試験装置に関するものである。
ゴム、防舷材などの性能を評価するのに好適な2軸載荷
試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の免震ゴムを供試体1としてその性
能を評価する2軸載荷試験装置としては、図12に示す
ように供試体1を上下の加圧盤100と受圧盤101と
で保持し、加圧盤100上には上部架台102が鉛直ス
ライドガイド103で上下方向に移動可能に支持枠10
4に支持されて設けられている。受圧盤101下側には
下部架台105が水平スライドベアリング106で水平
方向に往復移動可能に基台107上に設けられている。
上部架台102には図示しない油圧サーボシリンダによ
り鉛直荷重200が作用する。この図示しない油圧サー
ボシリンダは制御部108からの信号S1 により制御さ
れるとともに、鉛直荷重200はロードセル109によ
り検出され、ロードセル109からの出力が制御部10
8に送られる。また、上部架台105の上下移動量は移
動量検出器201で検出されて制御部108に送られ
る。下部架台105には油圧サーボシリンダ202のロ
ッド203が固着してあり、水平荷重300が作用す
る。油圧サーボシリンダ202は制御部204からの信
号S2 により制御されるとともに、水平荷重300はロ
ードセル205により検出され、ロードセル205から
の出力が制御部204に送られる。また、下部架台10
5の水平方向の移動量は移動量検出器206で検出され
て制御部204に送られる。制御部108,204はコ
ンピュータ207に接続され、このコンピュータ207
で制御及びデータ処理が行なわれる。
能を評価する2軸載荷試験装置としては、図12に示す
ように供試体1を上下の加圧盤100と受圧盤101と
で保持し、加圧盤100上には上部架台102が鉛直ス
ライドガイド103で上下方向に移動可能に支持枠10
4に支持されて設けられている。受圧盤101下側には
下部架台105が水平スライドベアリング106で水平
方向に往復移動可能に基台107上に設けられている。
上部架台102には図示しない油圧サーボシリンダによ
り鉛直荷重200が作用する。この図示しない油圧サー
ボシリンダは制御部108からの信号S1 により制御さ
れるとともに、鉛直荷重200はロードセル109によ
り検出され、ロードセル109からの出力が制御部10
8に送られる。また、上部架台105の上下移動量は移
動量検出器201で検出されて制御部108に送られ
る。下部架台105には油圧サーボシリンダ202のロ
ッド203が固着してあり、水平荷重300が作用す
る。油圧サーボシリンダ202は制御部204からの信
号S2 により制御されるとともに、水平荷重300はロ
ードセル205により検出され、ロードセル205から
の出力が制御部204に送られる。また、下部架台10
5の水平方向の移動量は移動量検出器206で検出され
て制御部204に送られる。制御部108,204はコ
ンピュータ207に接続され、このコンピュータ207
で制御及びデータ処理が行なわれる。
【0003】上述の如く構成された従来装置において
は、図示しない油圧サーボシリンダを作動させて上部架
台102を下降させて供試体1に圧縮荷重(鉛直荷重2
00)を加え、その状態で下部架台105を油圧サーボ
シリンダ202を作動させて水平方向に往復移動(水平
荷重300)させる。そのとき、移動量検出器206で
下部架台105の移動量を測定するとともに、ロードセ
ル205で水平荷重300を測定し、横軸を水平方向移
動量、縦軸をロードセル205の出力としたエネルギー
曲線を描き、そのエネルギー曲線の面積から供試体1の
剪断エネルギーを評価していた。このようなエネルギー
曲線は、コンピュータ207に接続されたX−Yプロッ
タにより作図できる。
は、図示しない油圧サーボシリンダを作動させて上部架
台102を下降させて供試体1に圧縮荷重(鉛直荷重2
00)を加え、その状態で下部架台105を油圧サーボ
シリンダ202を作動させて水平方向に往復移動(水平
荷重300)させる。そのとき、移動量検出器206で
下部架台105の移動量を測定するとともに、ロードセ
ル205で水平荷重300を測定し、横軸を水平方向移
動量、縦軸をロードセル205の出力としたエネルギー
曲線を描き、そのエネルギー曲線の面積から供試体1の
剪断エネルギーを評価していた。このようなエネルギー
曲線は、コンピュータ207に接続されたX−Yプロッ
タにより作図できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の2軸載荷試験装置では、水平スライドベアリン
グ106に多大な鉛直方向荷重が加わった状態で下部架
台105を水平方向に移動させている為に、水平スライ
ドベアリング106の摩擦力がロードセル205の出力
に含まれてしまい、精度の高い試験結果が得られない。
さらに2軸載荷試験装置の力学を精査すると、供試体1
の下部だけが水平方向に往復動し上部位置は不動であ
り、そのため、下部架台105をF1 の矢印方向に移動
した場合供試体1の弾性復元力により上部架台102に
は、水平力によるモーメント及び鉛直力によるモーメン
トの加算されたモーメントが作用し、鉛直スライドガイ
ド103に不所望な圧縮荷重が加わりその反力として圧
縮荷重200が供試体1の水平変位量に応じて変動して
しまうため、水平スライドベアリング106の摩擦力も
変動してしまう。その事によっても精度の高い試験結果
が得られない。
た従来の2軸載荷試験装置では、水平スライドベアリン
グ106に多大な鉛直方向荷重が加わった状態で下部架
台105を水平方向に移動させている為に、水平スライ
ドベアリング106の摩擦力がロードセル205の出力
に含まれてしまい、精度の高い試験結果が得られない。
さらに2軸載荷試験装置の力学を精査すると、供試体1
の下部だけが水平方向に往復動し上部位置は不動であ
り、そのため、下部架台105をF1 の矢印方向に移動
した場合供試体1の弾性復元力により上部架台102に
は、水平力によるモーメント及び鉛直力によるモーメン
トの加算されたモーメントが作用し、鉛直スライドガイ
ド103に不所望な圧縮荷重が加わりその反力として圧
縮荷重200が供試体1の水平変位量に応じて変動して
しまうため、水平スライドベアリング106の摩擦力も
変動してしまう。その事によっても精度の高い試験結果
が得られない。
【0005】そこで、この発明は、試験結果の精度に悪
影響を及ぼす水平方向移動に伴う摩擦力の影響が荷重測
定器(ロードセル)の出力に含まれず、精度の高い試験
結果が得られる2軸載荷試験装置を提供することを目的
とする。
影響を及ぼす水平方向移動に伴う摩擦力の影響が荷重測
定器(ロードセル)の出力に含まれず、精度の高い試験
結果が得られる2軸載荷試験装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、供試体を保持する加圧盤及び受圧盤
と、加圧盤に鉛直方向の荷重を加える鉛直方向荷重手段
と、受圧盤又は受圧盤と加圧盤の両方に水平方向の荷重
を加えて受圧盤又は受圧盤と加圧盤の両方を水平方向に
移動させる水平方向移動手段と、水平方向移動手段と供
試体との間であって水平方向移動に伴う摩擦抵抗の影響
を受けない位置に水平荷重もしくは水平荷重及び鉛直荷
重を測定する測定器とを備えたものである。
め、この発明は、供試体を保持する加圧盤及び受圧盤
と、加圧盤に鉛直方向の荷重を加える鉛直方向荷重手段
と、受圧盤又は受圧盤と加圧盤の両方に水平方向の荷重
を加えて受圧盤又は受圧盤と加圧盤の両方を水平方向に
移動させる水平方向移動手段と、水平方向移動手段と供
試体との間であって水平方向移動に伴う摩擦抵抗の影響
を受けない位置に水平荷重もしくは水平荷重及び鉛直荷
重を測定する測定器とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
を図面を参照にして説明する。
【0008】図1はこの装置の正面図を示し、供試体1
を上下の加圧盤2と受圧盤3とで保持し、加圧盤2にシ
リンダ5及びロッド6により構成される鉛直方向荷重手
段により荷重を加えるとともに、受圧盤3に水平方向の
荷重を加えて受圧盤3を水平方向に移動させるように構
成してある。加圧盤2には本体フレーム4に取付けたシ
リンダ5のロッド6の先端が固着してある。このシリン
ダ5を作動させることによりロッド6を上下動させ加圧
盤2に鉛直方向の荷重を加えるようになっている。受圧
盤3の下面には鉛直荷重及び水平荷重を測定する測定器
7を固定してある。この測定器7の下面はベースプレー
ト8に固着してある。このベースプレート8の下面には
スライディングブロック9が設けてあり、このスライデ
ィングブロック9はスライディングレール10に嵌合
し、このスライディングレール10上をスライドする。
また図示はしないが鉛直方向荷重手段の変位量を例えば
光式や磁気式の変位計で測定し、この供試体の鉛直方向
の変位量を供試体の特性試験パラメータとして利用する
こともできる。
を上下の加圧盤2と受圧盤3とで保持し、加圧盤2にシ
リンダ5及びロッド6により構成される鉛直方向荷重手
段により荷重を加えるとともに、受圧盤3に水平方向の
荷重を加えて受圧盤3を水平方向に移動させるように構
成してある。加圧盤2には本体フレーム4に取付けたシ
リンダ5のロッド6の先端が固着してある。このシリン
ダ5を作動させることによりロッド6を上下動させ加圧
盤2に鉛直方向の荷重を加えるようになっている。受圧
盤3の下面には鉛直荷重及び水平荷重を測定する測定器
7を固定してある。この測定器7の下面はベースプレー
ト8に固着してある。このベースプレート8の下面には
スライディングブロック9が設けてあり、このスライデ
ィングブロック9はスライディングレール10に嵌合
し、このスライディングレール10上をスライドする。
また図示はしないが鉛直方向荷重手段の変位量を例えば
光式や磁気式の変位計で測定し、この供試体の鉛直方向
の変位量を供試体の特性試験パラメータとして利用する
こともできる。
【0009】図2は図1の側面図を示し、受圧盤3を水
平方向に移動させる手段を詳細に示す。すなわち、水平
方向移動手段は、測定器7を受圧盤3の下面に固定し、
測定器7の下面をベースプレート8に固定し、ベースプ
レート8にシリンダ11のロッド12の先端を固着して
ある。また図示はしないが、水平方向移動手段の変位量
を変位計で測定し、この変位量と測定器7により測定さ
れる供試体に加わる負荷荷重により荷重変位特性を測定
している。2つのシリンダ5,11としては、従来と同
様に油圧サーボシリンダを用いることができる。図示し
ないコントローラにより各油圧サーボシリンダにサーボ
シグナルを送って高精度の制御を行うことができる。上
記スライディングレール10は基台13上に設けられ、
本体フレーム4もこの基台13から立設されている。
平方向に移動させる手段を詳細に示す。すなわち、水平
方向移動手段は、測定器7を受圧盤3の下面に固定し、
測定器7の下面をベースプレート8に固定し、ベースプ
レート8にシリンダ11のロッド12の先端を固着して
ある。また図示はしないが、水平方向移動手段の変位量
を変位計で測定し、この変位量と測定器7により測定さ
れる供試体に加わる負荷荷重により荷重変位特性を測定
している。2つのシリンダ5,11としては、従来と同
様に油圧サーボシリンダを用いることができる。図示し
ないコントローラにより各油圧サーボシリンダにサーボ
シグナルを送って高精度の制御を行うことができる。上
記スライディングレール10は基台13上に設けられ、
本体フレーム4もこの基台13から立設されている。
【0010】図3は、測定器7の平面図を示し、受圧部
71と、この受圧部71を取り囲むように配置された固
定部72と、受圧部71と固定部72とを接続する梁7
3と、この梁73に取付けられ梁73に加わる引っ張り
圧縮及び剪断歪みを検出する歪みゲージ74とから成
る。この実施例では梁73は水平荷重Hの方向に沿うよ
うに4本設けてある。図4は図3のA−A線断面であ
り、受圧部71の上面が固定部72の上面よりも上に位
置し、受圧部71の下面は固定部72の下面よりも上に
位置し、梁73により受圧部71が宙に浮くように支持
されている。この実施例の測定器7では、梁73の上下
面並びに両側面に歪みゲージ74を取付けてある。梁7
3の上下面に取付けた歪みゲージ74は、水平荷重Hを
測定し、梁73の両側面に取付けた歪みゲージ74は鉛
直荷重Vを測定する。
71と、この受圧部71を取り囲むように配置された固
定部72と、受圧部71と固定部72とを接続する梁7
3と、この梁73に取付けられ梁73に加わる引っ張り
圧縮及び剪断歪みを検出する歪みゲージ74とから成
る。この実施例では梁73は水平荷重Hの方向に沿うよ
うに4本設けてある。図4は図3のA−A線断面であ
り、受圧部71の上面が固定部72の上面よりも上に位
置し、受圧部71の下面は固定部72の下面よりも上に
位置し、梁73により受圧部71が宙に浮くように支持
されている。この実施例の測定器7では、梁73の上下
面並びに両側面に歪みゲージ74を取付けてある。梁7
3の上下面に取付けた歪みゲージ74は、水平荷重Hを
測定し、梁73の両側面に取付けた歪みゲージ74は鉛
直荷重Vを測定する。
【0011】図5は1本の梁73の上下面に取付けた一
対の歪みゲージ74(これを単にゲージ70という)或
は1本の梁73の両側面に取付けた一対の歪みゲージ7
4(これも単にゲージ70という)を示すものであり、
4つの抵抗R1 〜R4 を有し、これらの抵抗R1 〜R4
は荷重方向に対して45°の傾斜角度をなしている。図
5に示すゲージ70は4本の梁73に夫々取付けられ、
図6に示すように結線され、これで一方向(水平方向も
しくは鉛直方向)を測定する。一定の電圧が各ゲージ7
0に印加されていて、受圧部71に荷重が作用すると夫
々のゲージ70から出力される電圧の総和の平均値が増
幅器14で増幅されて出力され、これを図7に示す表示
器15で表示するようになっている。また、符号16は
電源を示す。なお、梁73の断面形状を正方形にすれ
ば、鉛直方向、水平方向ともに許容荷重が同じになる。
なおまた、歪みゲージ74は鉛直荷重用と水平荷重用と
を2枚重ねて使用することも可能である。
対の歪みゲージ74(これを単にゲージ70という)或
は1本の梁73の両側面に取付けた一対の歪みゲージ7
4(これも単にゲージ70という)を示すものであり、
4つの抵抗R1 〜R4 を有し、これらの抵抗R1 〜R4
は荷重方向に対して45°の傾斜角度をなしている。図
5に示すゲージ70は4本の梁73に夫々取付けられ、
図6に示すように結線され、これで一方向(水平方向も
しくは鉛直方向)を測定する。一定の電圧が各ゲージ7
0に印加されていて、受圧部71に荷重が作用すると夫
々のゲージ70から出力される電圧の総和の平均値が増
幅器14で増幅されて出力され、これを図7に示す表示
器15で表示するようになっている。また、符号16は
電源を示す。なお、梁73の断面形状を正方形にすれ
ば、鉛直方向、水平方向ともに許容荷重が同じになる。
なおまた、歪みゲージ74は鉛直荷重用と水平荷重用と
を2枚重ねて使用することも可能である。
【0012】図8はベースプレート8の四隅に測定器7
を固定した状態を示す平面図であり、この測定器7の受
圧部71が受圧盤3の下面に固定される。測定器7はベ
ースプレート8の中心に1つだけであってもよいし、2
以上ないしは5以上であってもよい。
を固定した状態を示す平面図であり、この測定器7の受
圧部71が受圧盤3の下面に固定される。測定器7はベ
ースプレート8の中心に1つだけであってもよいし、2
以上ないしは5以上であってもよい。
【0013】図9に示す実施例は、加圧盤2の上面に従
来と同様の上部架台102を設け、この上部架台102
が鉛直スライドガイド103で上下方向に移動可能に支
持枠104に支持されて設けられているものである。ま
た、受圧盤3は測定器7を介在させて下部架台105上
に取付けてあり、この下部架台105は水平スライドベ
アリング106で水平方向に往復移動可能に基台13上
に設けられている。下部架台105はシリンダ11のロ
ッド12に固定されている。この実施例においても、測
定器7は受圧盤3と水平方向移動手段との間であって水
平方向移動に伴う摩擦抵抗の影響を受けない位置に設け
られる。
来と同様の上部架台102を設け、この上部架台102
が鉛直スライドガイド103で上下方向に移動可能に支
持枠104に支持されて設けられているものである。ま
た、受圧盤3は測定器7を介在させて下部架台105上
に取付けてあり、この下部架台105は水平スライドベ
アリング106で水平方向に往復移動可能に基台13上
に設けられている。下部架台105はシリンダ11のロ
ッド12に固定されている。この実施例においても、測
定器7は受圧盤3と水平方向移動手段との間であって水
平方向移動に伴う摩擦抵抗の影響を受けない位置に設け
られる。
【0014】図10に示すさらに別の実施例では上部架
台102が直接加圧盤2に取付けられず、上スライド盤
20を水平スライドベアリング106を介して設けてあ
り、この上スライド盤20にはシリンダ11のロッド1
2が取付けてある。シリンダ11、上スライド盤20、
水平スライドベアリング106が水平方向移動手段を構
成する。この上スライド盤20の下面に測定器7を介し
て加圧盤2が取付けてある。受圧盤3の下方には水平ス
ライドベアリング106が基台13上に設けてあり、こ
の受圧盤3にシリンダ11のロッド12が連結してあ
る。この実施例では加圧盤2側も水平方向に移動できる
ように構成してある。この実施例においても、測定器7
は加圧盤2と水平方向移動手段との間であって水平方向
移動に伴う摩擦抵抗の影響を受けない位置に設けてあ
る。
台102が直接加圧盤2に取付けられず、上スライド盤
20を水平スライドベアリング106を介して設けてあ
り、この上スライド盤20にはシリンダ11のロッド1
2が取付けてある。シリンダ11、上スライド盤20、
水平スライドベアリング106が水平方向移動手段を構
成する。この上スライド盤20の下面に測定器7を介し
て加圧盤2が取付けてある。受圧盤3の下方には水平ス
ライドベアリング106が基台13上に設けてあり、こ
の受圧盤3にシリンダ11のロッド12が連結してあ
る。この実施例では加圧盤2側も水平方向に移動できる
ように構成してある。この実施例においても、測定器7
は加圧盤2と水平方向移動手段との間であって水平方向
移動に伴う摩擦抵抗の影響を受けない位置に設けてあ
る。
【0015】図11に示すさらに別の実施例では加圧盤
2から上の構成は図9に示す実施例と同様であり、受圧
盤3から下の構成は上下2段に測定器7を設けた例を示
すものである。すなわち受圧盤3の下面に設けた測定器
7は上述の測定器7と同様であるが、この測定器7は鉛
直荷重のみを測定する機能を果たすものである。そし
て、この測定器7が荷重板75に取付き、この荷重板7
5は梁76を介して支持部77で支持されている。そし
て、この支持部77の下面には水平スライドベアリング
106が設けてあり、基台13上を支持部77が水平方
向に往復移動できるようになっている。この支持部77
にはシリンダ11のロッド12が連結してある。従っ
て、梁76の両側面に歪みゲージ74を取付けることに
より、この個所で水平荷重を測定することができるもの
である。この実施例における荷重板75,梁76,支持
部77は、受圧部71,梁73,固定部72に夫々相当
し、実質的に測定器7と同一であり、測定器7が2段に
わたって設けられていることとなる。
2から上の構成は図9に示す実施例と同様であり、受圧
盤3から下の構成は上下2段に測定器7を設けた例を示
すものである。すなわち受圧盤3の下面に設けた測定器
7は上述の測定器7と同様であるが、この測定器7は鉛
直荷重のみを測定する機能を果たすものである。そし
て、この測定器7が荷重板75に取付き、この荷重板7
5は梁76を介して支持部77で支持されている。そし
て、この支持部77の下面には水平スライドベアリング
106が設けてあり、基台13上を支持部77が水平方
向に往復移動できるようになっている。この支持部77
にはシリンダ11のロッド12が連結してある。従っ
て、梁76の両側面に歪みゲージ74を取付けることに
より、この個所で水平荷重を測定することができるもの
である。この実施例における荷重板75,梁76,支持
部77は、受圧部71,梁73,固定部72に夫々相当
し、実質的に測定器7と同一であり、測定器7が2段に
わたって設けられていることとなる。
【0016】いずれの実施例においても、水平方向移動
手段を作動させると水平移動時に摩擦抵抗が働くが、測
定器7はこの摩擦抵抗の影響を受けない位置にいずれも
設けてあるので、測定器7は供試体1の反力だけを測定
することとなる。図9に示す実施例では、試験変位を与
えたときに供試体1の重心と鉛直荷重の作用線の不一致
から曲げモーメントが発生するが、測定器7を適切な位
置に配置すること、例えば図8のように配置することで
このような弊害も排除できて精密に測定することができ
る。
手段を作動させると水平移動時に摩擦抵抗が働くが、測
定器7はこの摩擦抵抗の影響を受けない位置にいずれも
設けてあるので、測定器7は供試体1の反力だけを測定
することとなる。図9に示す実施例では、試験変位を与
えたときに供試体1の重心と鉛直荷重の作用線の不一致
から曲げモーメントが発生するが、測定器7を適切な位
置に配置すること、例えば図8のように配置することで
このような弊害も排除できて精密に測定することができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、供試体を保持する加圧盤及び受圧盤と、加圧盤に鉛
直方向の荷重を加える鉛直方向荷重手段と、受圧盤又は
受圧盤と加圧盤の両方に水平方向の荷重を加えて受圧盤
又は受圧盤と加圧盤の両方を水平方向に移動させる水平
方向移動手段と、水平方向移動手段と供試体との間であ
って水平方向移動に伴う摩擦抵抗の影響を受けない位置
に水平荷重もしくは水平荷重及び鉛直荷重を測定する測
定器とを備えているので、水平方向移動手段による摩擦
抵抗の影響を受けず、精度の高い試験結果が得られる。
また、受圧盤を水平方向に移動させる手段が、上面が受
圧盤下面に固定された測定器の下面に配置されたベース
プレートと、このベースプレートの下面に形成されたス
ライディングブロックと、このスライディングブロック
を受けるスライドレールと、ベースプレートにロッドが
接続されたシリンダとから成るものにあっては、構造も
簡単なものとなり、受圧盤を取外すだけで測定器を交換
することができ、メンテナンスも容易である。さらにま
た、測定器を、受圧部と、この受圧部を取り囲むように
配置された固定部と、受圧部と固定部とを接続する梁
と、この梁に取付けられ梁に加わる引っ張り圧縮及び剪
断歪みを検出する歪みゲージとから構成したものにあっ
ては、測定器そのものの構造が簡単なものとなり、測定
器全体の厚みも薄くできる。
ば、供試体を保持する加圧盤及び受圧盤と、加圧盤に鉛
直方向の荷重を加える鉛直方向荷重手段と、受圧盤又は
受圧盤と加圧盤の両方に水平方向の荷重を加えて受圧盤
又は受圧盤と加圧盤の両方を水平方向に移動させる水平
方向移動手段と、水平方向移動手段と供試体との間であ
って水平方向移動に伴う摩擦抵抗の影響を受けない位置
に水平荷重もしくは水平荷重及び鉛直荷重を測定する測
定器とを備えているので、水平方向移動手段による摩擦
抵抗の影響を受けず、精度の高い試験結果が得られる。
また、受圧盤を水平方向に移動させる手段が、上面が受
圧盤下面に固定された測定器の下面に配置されたベース
プレートと、このベースプレートの下面に形成されたス
ライディングブロックと、このスライディングブロック
を受けるスライドレールと、ベースプレートにロッドが
接続されたシリンダとから成るものにあっては、構造も
簡単なものとなり、受圧盤を取外すだけで測定器を交換
することができ、メンテナンスも容易である。さらにま
た、測定器を、受圧部と、この受圧部を取り囲むように
配置された固定部と、受圧部と固定部とを接続する梁
と、この梁に取付けられ梁に加わる引っ張り圧縮及び剪
断歪みを検出する歪みゲージとから構成したものにあっ
ては、測定器そのものの構造が簡単なものとなり、測定
器全体の厚みも薄くできる。
【図1】第1実施例を示す正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】測定器の平面図。
【図4】図3A−A線断面図。
【図5】歪みゲージの結線図。
【図6】4本の梁の上下面又は両側面に取付けられた歪
みゲージ全体の結線図。
みゲージ全体の結線図。
【図7】ブロック図。
【図8】ベースプレート上の四隅に測定器を取付けた例
を示す平面図。
を示す平面図。
【図9】第2実施例を示す側面図。
【図10】第3実施例を示す側面図。
【図11】第4実施例を示す側面図。
【図12】従来例を示す全体概略図。
1 供試体 2 加圧盤 3 受圧盤 7 測定器
Claims (3)
- 【請求項1】 供試体を保持する加圧盤及び受圧盤と、
加圧盤に鉛直方向の荷重を加える鉛直方向荷重手段と、
受圧盤又は受圧盤と加圧盤の両方に水平方向の荷重を加
えて受圧盤又は受圧盤と加圧盤の両方を水平方向に移動
させる水平方向移動手段と、水平方向移動手段と供試体
との間であって水平方向移動に伴う摩擦抵抗の影響を受
けない位置に水平荷重もしくは水平荷重及び鉛直荷重を
測定する測定器とを備えたことを特徴とする2軸載荷試
験装置。 - 【請求項2】 受圧盤を水平方向に移動させる手段が、
上面が受圧盤下面に固定された測定器の下面に配置され
たベースプレートと、このベースプレートの下面に形成
されたスライディングブロックと、このスライディング
ブロックを受けるスライドレールと、ベースプレートに
ロッドが接続されたシリンダとから成ることを特徴とす
る請求項1に記載の2軸載荷試験装置。 - 【請求項3】 測定器は、受圧部と、この受圧部を取り
囲むように配置された固定部と、前記受圧部と前記固定
部とを接続する梁と、この梁に取付けられ梁に加わる引
っ張り圧縮及び剪断歪みを検出する歪みゲージとから成
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の2軸載荷試
験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22582495A JPH0954027A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 2軸載荷試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22582495A JPH0954027A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 2軸載荷試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0954027A true JPH0954027A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16835383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22582495A Pending JPH0954027A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 2軸載荷試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0954027A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013224873A (ja) * | 2012-04-23 | 2013-10-31 | Shimadzu Corp | 材料試験機 |
JP2015059917A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | オイレス工業株式会社 | 積層ゴム用三軸試験機 |
WO2016031794A1 (ja) * | 2014-08-25 | 2016-03-03 | オイレス工業株式会社 | 負荷試験装置 |
CN106644689A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-05-10 | 中国矿业大学 | 一种用于岩石双轴试验的可调侧向压力加载装置及其试验方法 |
KR20210025976A (ko) * | 2019-08-28 | 2021-03-10 | (주)제이.케이.에스 | 시편 보호기능을 갖는 면진장치 시험기 |
KR20210025975A (ko) * | 2019-08-28 | 2021-03-10 | (주)제이.케이.에스 | 면진장치 시험기 |
CN115575271A (zh) * | 2022-10-28 | 2023-01-06 | 无锡学院 | 一种多功能滑动摩擦试验机 |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP22582495A patent/JPH0954027A/ja active Pending
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---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040316 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040810 |