JP4808254B2 - 磁気共鳴撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴撮影装置に係り、特にケミカルシフトに関する情報を含む磁気共鳴信号の計測に好適な装置に関する。
磁気共鳴撮影装置は、静磁場中に置かれた被検体に対し、特定周波数の高周波磁場を照射することにより、被検体に含まれる水素原子核の核磁化を励起し(核磁気共鳴現象)、被検体から発生する核磁気共鳴信号を検出し、物理的・化学的情報を取得することが可能である。現在、広く普及している磁気共鳴イメージング(以下、MRIと略す)は、被検体中の主に水分子に含まれる水素原子核の密度分布を反映した画像を取得している。
このMRIに対して、磁気共鳴スペクトロスコピ−(以下、MRSと略す)と呼ばれる方法では、水素原子核を含む様々な分子の化学結合の違いによる共鳴周波数の差異(以下、ケミカルシフトと呼ぶ)を手掛かりに、所望の領域(ボクセル)から得られる核磁気共鳴信号を分子毎に分離したスペクトルを取得している。
また、この1つの領域のスペクトルを取得するMRSに対し、多数の領域(画素)のスペクトルを同時に取得し分子毎に画像化を行う方法を磁気共鳴スペクトロスコピックイメ−ジング(以下、MRSIと略す)と呼び、このMRSIを用いることにより、生体内に含まれる代謝物質(分子)毎の濃度分布を視覚的に捉えることが可能となる。
通常、生体を上記MRS/MRSIの測定対象とする場合、代謝物質の濃度は非常に低いことが多いため、MRS/MRSI計測を行う際に高濃度の水の信号を抑圧せずに計測を行うと、水から発生する巨大な信号ピークの裾野に代謝物質の微弱な信号が埋もれてしまい、代謝物質信号を分離・抽出することが非常に困難となる。このため、従来、MRS/MRSI計測シーケンスで励起と検出を行う直前に、水信号を抑圧するための前処理を行っている。
水信号を抑圧するための処理では、まず初めに、水分子に含まれる核磁化のみを励起させるために、送信周波数を水ピーク位置に合わせ且つ励起周波数帯域を水ピーク幅程度に狭めた高周波磁場の照射を行う。次に、励起状態にある多数の水分子に含まれる核磁化の位相をバラバラにし、核磁化のベクトル和をゼロとするために、ディフェイズ用傾斜磁場の印加を行う(疑似飽和)。そして、水磁化の疑似飽和状態が続いている間に、MRS/MRSI計測シーケンスで励起と検出を行うことにより、微弱な代謝物質の信号を測定する。また、代謝物質の信号が非常に微弱であるため、得られるスペクトルの信号雑音比(S/R)を向上させるため、従来のMRS/MRSI計測では、多数の積算を行うことが多い。また、MRSI計測では、位置情報を付与するために位相エンコード用傾斜磁場の印加強度を段階的に変化させながら、計測する画素数に応じて、計測を繰り返す必要が有る。
磁気共鳴撮影装置では、各原子核スピンの共鳴周波数は静磁場強度によって決まるので、上述したMRS/MRSI計測の前に、少なくとも1回は水信号を抑圧せずにスペクトル計測(共鳴周波数検出用前計測)を行って水の共鳴周波数を検出し、検出した共鳴周波数をもとに高周波磁場照射時の送信周波数と磁気共鳴信号検出時の受信周波数を一定の周波数に設定している。
しかし、静磁場を発生する磁石の構造や特性及び測定環境によっては、MRS/MRSI計測中に、静磁場強度が変化する場合がある。このような場合、MRS/MRSI計測では、積算や位相エンコードのために計測を繰り返しても、共鳴周波数シフトに伴って、水の抑圧率が徐々に低下したり、励起スライス位置が段々とずれたり、積算によるS/N向上効果が十分に得られなかったり、位相エンコードによる位置情報の付与が正しく行えないといった様々な問題が生じる。
なお静磁場の変動に伴う共鳴周波数の変動については、複数の時点で共鳴周波数を測定することによって変動を算出し、ケミカルシフト像の計測に伴う位相誤差等を補正する手法(特許文献1)、MRIにおいて共鳴周波数変動量を測定し変動量が閾値より大きい場合に補正演算を行なう手法(特許文献2)が提案されている。
特開昭63−230156号公報 特開2002−291718号公報
しかし、特許文献1の技術では、MRSI計測を行なう前に予め計測しておいた周波数変動特性からの予測値を用いるため、予測困難な急激な周波数変動が生じた場合には、充分な補正効果を得ることができない。また、特許文献2の技術では、MRI計測毎に、共鳴周波数を直接計測するための長い信号計測時間を要しており、計測の繰り返し時間TRが長くなるという問題がある。
本発明の目的は、計測中に共鳴周波数が変化する場合にも、高精度に水信号を抑制することによって、高精度なMRS/MRSI計測を可能とする磁気共鳴撮影装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の磁気共鳴撮影装置は、水信号抑圧のためのパルスシーケンスを利用して信号を取得し、その情報から周波数変動を判定し、高精度な水信号抑圧とそれに続くMRS或いはMRSI等のスペクトル計測の精度を向上する。
すなわち本発明の磁気共鳴撮影装置は、静磁場を生成する静磁場磁石と、傾斜磁場を生成する傾斜磁場生成手段と、高周波磁場を生成する高周波磁場生成手段と、被検体から発生する核磁気共鳴信号を受信する受信手段と、前記傾斜磁場生成手段、高周波磁場生成手段および受信手段を制御する制御手段と、前記核磁気共鳴信号を用いて前記被検体の撮影領域のスペクトルを算出する手段とを備え、前記制御手段は、前記撮影領域に含まれる特定物質の磁化を抑制するための、少なくとも一つの、第1の周波数の高周波磁場を印加する第1のパルスシーケンスと、前記第1のパルスシーケンスに続いて前記第2の周波数の高周波磁場を印加して撮影領域から核磁気共鳴信号を取得する第2のパルスシーケンスとを備え、前記第1のパルスシーケンスにおいて前記第1の周波数の高周波磁場の印加後に核磁気共鳴信号を取得する制御を行い、当該第1のパルスシーケンスで取得した核磁気共鳴信号の情報を用いて前記第1の周波数の変動を判定する手段を備える。
本発明の磁気共鳴撮影装置は、第1のパルスシーケンスで取得した核磁気共鳴信号の情報を記憶する記憶手段を備え、第1のパルスシーケンスと第2のパルスシーケンスとを繰り返して行い、繰り返し毎に第1のパルスシーケンスで取得した核磁気共鳴信号の情報を記憶手段に保存する。
本発明の磁気共鳴撮影装置において、判定する手段が利用する核磁気共鳴信号の情報は、例えば、核磁気共鳴信号の強度、或いは強度の変化であり、核磁気共鳴信号の強度が予め設定した閾値よりも低いとき或いは強度の変化が予め設定した閾値よりも大きいときに周波数の変動があったと判定する。
第1のパルスシーケンスでは、第1の周波数の高周波磁場の印加とそれに続くディフェイズ傾斜磁場の印加とを含み、高周波磁場の印加と傾斜磁場の印加との間に核磁気共鳴信号を取得する。また第1のパルスシーケンスは、高周波磁場の印加とそれに続くディフェイズ傾斜磁場の印加とを複数回繰り返すものとすることができ、その場合、好適には、最初の高周波磁場の印加の直後に核磁気共鳴信号を取得する。
本発明の磁気共鳴撮影装置において、制御手段は、さらに第1の周波数を決定するためのスペクトルを計測する第3のパルスシーケンスを備え、判定する手段において周波数の変動があったと判定されたときに、第3のパルスシーケンスを実行し、第1の周波数が決定される。第3のパルスシーケンスで計測されたスペクトルから決定された第1の周波数に基づき、第3のパルスシーケンス後に実行される第1および第2のパルスシーケンスの高周波磁場の周波数が設定される。
本発明の磁気共鳴撮影装置において、第2のパルスシーケンスは、MRSIパルスシーケンス或いはMRSパルスシーケンスである。例えば、少なくとも一つの前記第2の周波数の高周波磁場の印加と、位相エンコード傾斜磁場の印加とを含み、位相エンコード傾斜磁場を変化させて繰り返されるMRSIパルスシーケンスである。或いは、少なくとも三つの前記第2の周波数の高周波磁場の印加とこれら高周波磁場印加毎にスライス方向の異なるスライス選択傾斜磁場の印加とを含み、3つの異なるスライス方向の交差する領域の核磁気共鳴信号を計測するMRSパルスシーケンスである。
本発明によれば、MRSIやMRSに先立つ水信号抑圧パルスシーケンスで信号を計測し、その信号から周波数変動を判定することにより、計測時間を延長することなく周波数変動を速やかに検出することができる。これにより計測中の共鳴周波数の変化に速やかに対応することができ、水の抑圧率の低下や、励起スライス位置のずれ、積算によるS/N向上効果の低下、さらには位相エンコードによる位置情報の付与のずれなど種々の問題を低減することができ、高精度なスペクトル計測が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明が適用される磁気共鳴撮影装置の外観図である。図1(a)は、ソレノイドコイルで静磁場を発生するトンネル型磁石を用いた磁気共鳴撮影装置であり、図1(b)は、開放感を高めるために磁石を上下に分離したハンバーガー型の磁気共鳴撮影装置である。また、図1(c)は、図1(a)と同じトンネル型の磁気共鳴撮影装置であるが、磁石の奥行を短くし且つ斜めに傾けることによって、開放感を高めている。本発明は、図1に例示されるように、磁石の形状や型の如何を問わずいずれの装置にも適用できる。
次に本発明の一実施の形態による磁気共鳴撮影装置の構成を、図2および図3を参照して説明する。図2に示すように、本実施の形態の磁気共鳴撮影装置は、大きく分けて撮像部10と制御部20とからなる。撮像部10の構成は、従来の一般的な磁気共鳴撮影装置と同様であり、本発明の磁気共鳴撮影装置は制御部20に特徴がある。
撮像部10の主な構成は、図3に示すように、被検体15が置かれる空間に静磁場を発生する静磁場発生マグネット12、静磁場の均一度を調整するためのシムコイル11、静磁場に直交する3方向の磁場勾配を与える傾斜磁場発生コイル13、被検体15に対し、高周波磁場を照射し核磁気共鳴現象を生じさせるとともに、被検体15から発生する核磁気共鳴信号を受信するプローブ14、シム用電源部16、傾斜磁場用電源部17、送信機18、受信器19などを備えている。なお図2は、プローブ14を送信・受信兼用として用いる場合の例を示しているが、送信用プローブと受信用プローブを分離して備えている場合もある。
送信機18は被検体15に照射する高周波磁場を生成する。送信機18には図示しない発振器が備えられ、その発振周波数は検査対象の共鳴周波数に応じて変更できるようになっている。発振器の周波数は、受信機19が核磁気共鳴信号を検出する際に用いる参照周波数としても使用される。
シムコイル11の駆動用電源部16、傾斜磁場発生コイル13の駆動用電源部17、送信機18及び受信機19は、制御・演算部20のシーケンス制御部21により制御される。制御・演算部20のシーケンス制御部21が、所定のパルスシーケンスに従い、駆動用電源部17、送信機18及び受信機19を制御することにより、所定のタイミングおよび強度で高周波磁場および傾斜磁場が被検体1(或いは被検体1の置かれる空間)に印加されるとともに、これにより被検体1から発生する核磁気共鳴信号が受信機19で受信され、撮影が行なわれる。パルスシーケンスは、シーケンス制御部21に予めプログラムとして組み込まれている。パルスシーケンスには撮影方法によって種々のものがあり、本実施の形態の磁気共鳴撮影装置には、MRS、MRSIなどに適した種々のパルスシーケンスが備えられている。
制御部20には、上述したシーケンス制御部21のほかに、受信機19が受信した核磁気共鳴信号にフーリエ変換、補正処理などの各種演算を施し、スペクトルやスペクトル像などを作成する計算機(スペクトル算出部)22、周波数変動を判定する判定部23、主制御部25が備えられている。また制御部20が行なう演算や制御に必要なパラメータや計測条件などを記憶する記憶部30、計算機22が生成したスペクトル情報や画像情報を表示するためのディスプレイ40およびユーザーが制御部20に指令を入力するための入力装置50なども備えられている。記憶部30には、本計測で得られた信号(スペクトル情報)を記憶する本計測信号格納部31、パラメータ等を記憶するパラメータ等格納部32、信号の強度情報を記憶する信号情報格納部33などがある。これらの制御部20の機能については、磁気共鳴撮影装置の動作とともに以下詳述する。
次に、本実施の形態の磁気共鳴撮影装置の動作を、MRSを例に図4〜図7を参照して説明する。図4は本実施の形態の磁気共鳴撮影装置の動作を示すフローであり、また図5はMRSのパルスシーケンスの一例を示す図、図6はMRS計測に先立って行なわれる、水信号を抑圧するためのパルスシーケンス(水信号抑圧パルスシーケンス)の一例を示す図、図7は撮影部10と制御部20が実施する処理を時系列に示した図である。
図4に示すように、MRS計測に際し、まず撮影ボクセルを決定する(ステップ401)。撮影ボクセルの決定は、例えば、計測に先立って低空間分解能で撮影された位置決め画像などを用いてボクセル位置を指定することにより、ボクセルを選択するための傾斜磁場の軸と強度が設定される。また撮影パラメータ(高周波磁場のフリップ角、エコー時間、繰り返し時間)なども設定される。次に必要に応じてシミングを実行し、シムコイル11等を調整して静磁場均一度を向上させる(ステップ402)。
このような準備が終了したならば、予備計測を行なう。予備計測では、水信号抑圧パルスシーケンスを行なうことなく本計測と同様のMRSのパルスシーケンスを実行し(ステップ403)、選択励起したボクセルから信号を計測し、そのスペクトルを算出し(ステップ404)、水の共鳴周波数FwとピークΔFwを求める(ステップ405)。この共鳴周波数FwとピークΔFwが、水信号抑圧パルスシーケンスに用いる送信周波数Ftと励起周波数帯域ΔFtとして設定される(ステップ406)。その後、本計測を開始する。本計測は、水抑圧時の信号を計測する。すなわち水信号抑圧パルスシーケンスとMRSのパルスシーケンスとを実行する(ステップ407)。
MRSのパルスシーケンスとしては、図5に示すような公知のMRSパルスシーケンスが用いられる。すなわち初めに、第1スライス(X軸に垂直な面)選択用の第1の傾斜磁場(X軸方向の傾斜磁場)Gs1と90°パルスと呼ばれる第1の高周波磁場RF1を同時に印加することにより、第1スライス内の核磁化を励起状態する。ここで、TEをエコー時間、TRを繰返し時間とする。
次に、RF1の照射からTE/4後に、第2スライス(Y軸に垂直な面)選択用の第2の傾斜磁場(Y軸方向の傾斜磁場)Gs2と180°パルスと呼ばれる第2の高周波磁場RF2を同時に印加することにより、RF1によって励起されていた第1スライス内の核磁化のうち、第2スライスにも含まれる核磁化を180°反転する。
さらに、RF2の照射からTE/2後に、第3スライス(Z軸に垂直な面)選択用の第3の傾斜磁場(Z軸方向の傾斜磁場)Gs3と180°パルスと呼ばれる第3の高周波磁場RF3を同時に印加することにより、RF2によって反転された第1スライスと第2スライスの交差領域内にある核磁化のうち、第3スライスにも含まれる核磁化を再度180°反転する。上記の3組の、高周波磁場及び傾斜磁場の印加により、RF3の照射からTE/4後の時点をエコータイムとする磁気共鳴エコー信号Sig1が発生する。
なお、Gs1の印加の直後に印加されるGs1’は、Gs1に対するリフェイズ(位相戻し)用の傾斜磁場である。また、RF2の印加の前後で印加されるGd1とGd1’、Gd2とGd2’及びGd3とGd3’は、RF1の照射により励起された核磁化の位相は乱さず、RF2の照射により励起された核磁化をディフェイズ(位相乱し)するための傾斜磁場である。さらに、RF3の印加の前後で印加されるGd4とGd4’、Gd5とGd5’及びGd6とGd6’は、RF1の照射により励起された核磁化の位相は乱さず、RF3の照射によって励起された核磁化をディフェイズ(位相乱し)するための傾斜磁場である。
図5のパルスシーケンスを実行することにより、上記の3つのスライスが交差する領域(撮影ボクセル)V1に含まれる核磁化のみを選択的に励起することができる。そして、この撮影ボクセルV1から発生する磁気共鳴信号Sig1を測定し、測定された磁気共鳴信号に対して1次元フーリエ変換を施すことにより、撮影ボクセルV1の磁気共鳴スペクトルを得ることが可能となる。予備計測では、このパルスシーケンスで得られた磁気共鳴スペクトルから水信号抑圧パルスシーケンスにおける水励起用高周波磁場の周波数を決定される。本計測では、この磁気共鳴スペクトルがボクセルV1のスペクトル情報として積算のために記憶部30(本計測信号格納部31)に記憶される。
水信号抑圧パルスシーケンスは、MRS計測で代謝物質信号を検出する場合に、水から発生する巨大な信号ピークの裾野に代謝物質の微弱な信号が埋もれてしまい、代謝物質信号を分離・抽出することができなくなるのを防止するために、本計測のMRSシーケンスによる励起・検出を行う直前に実行される。図6(a)は、本実施の形態で採用する水信号抑圧パルスシーケンス、図6(b)は従来の水信号抑圧パルスシーケンスを示す図である。
図6(a)に示すパルスシーケンスは、水分子に含まれる核磁化のみを励起させる狭帯域の高周波磁場と位相を拡散するための傾斜磁場とを組み合わせて水信号を擬似飽和させることは、図6(b)に示す従来の水信号抑圧パルスシーケンスと同様であるが、高周波磁場の照射後、傾斜磁場を印加する前に周波数変動をモニターするための信号Sig0を計測する点が異なっている。
すなわち、まず、送信周波数Ftを水の共鳴周波数Fwに設定し、且つ励起周波数帯域ΔFtを水ピーク幅ΔFw程度に設定した高周波磁場RFw1の照射を行い、水の核磁化を選択励起する。この共鳴周波数Fwは予備計測によって求められたスペクトルから求めた水の共鳴周波数が用いられる。水励起用高周波磁場RFwのフリップ角は通常90°前後に設定される。
次いで、高周波磁場RFw1の照射によって生じる水からの信号Sig0を計測し、記憶部30の信号情報格納部33に保存する(図4:ステップ409)。この信号Sig0は、後述する高周波磁場の変動判定に用いられる。
次に、励起状態にある水分子に含まれる核磁化の位相をバラバラにし、水の磁化のベクトル和をゼロとするために、ディフェイズ用傾斜磁場Gdw1の印加を行う(水核磁化の疑似飽和)。水信号の抑圧効果を増すために、水励起用高周波磁場RFw1及びディフェイズ用傾斜磁場Gdw1と同様の高周波磁場及びディフェイズ用傾斜磁場の印加をさらに繰り返す。なお図では3回繰り返すシーケンス例を示しているが、繰り返し回数は3回に限定されない。複数回繰り返す場合において、信号Sig0は最初の励起後に取得することが好ましいが、それに限定されない。
また図6に示す例では、高周波磁場後に印加するディフェイズ用傾斜磁場はGx、Gy、Gzのうちいずれか1軸の傾斜磁場としているが、Gx、Gy、Gzの3軸全ての傾斜磁場を同時に印加してもよいし、いずれか2軸を同時に印加してもよい。ディフェイズ用傾斜磁場は、印加軸数や印加強度として様々な組合せや数値が用いられる。
そして、この水磁化の疑似飽和状態が続いている間に、図5のシーケンスにより、ボクセルV1の励起とそこからの信号Sig1の検出を行うことにより、微弱な代謝物質の信号を測定することが可能となる。
こうして計測される信号は非常に微弱であるので、多数の計測を繰り返すことにより雑音比(S/N)を向上する。すなわち上述した水信号抑圧パルスシーケンスとMRSパルスシーケンスを一組として、複数回繰り返し、検出された信号Sig1を積算する。このような多数の計測の繰り返しにおいて、静磁場強度が時間的に一定であるならば、高周波磁場照射時の送信周波数および磁気共鳴信号検出時の受信周波数は、計測開始時に1回だけ設定したものでよいが、何らかの原因によって静磁場強度が時間的に変化していた場合、計測の繰り返し回数が増加するに従って、水の抑圧率が徐々に低下したり、励起ボクセル位置が段々とずれたり、積算によるS/N向上効果が十分に得られなかったりといった様々な問題が生じる。
本実施の形態では、このような静磁場強度の時間的な変化とそれに伴う水の共鳴周波数の変動を、図6(a)の水信号抑圧パルスシーケンスで計測した信号Sig0によりモニターする。その様子を図7に示す。信号Sig0は、水信号抑圧パルスシーケンスが実行される度に計測され、記憶部30の信号情報格納部33に保存されている。静磁場強度に変動が生じ、水の共鳴周波数が水信号抑圧パルスシーケンスに設定されている励起帯域ΔFwからずれた際には、水分子に含まれる核磁化が励起されず、水信号強度が減少する。そこで制御部20の変動判定部23は、水信号強度が所定の値以下に減少した場合には、共鳴周波数がシフトしたと判定し、シーケンス制御部21に指令を送り、水共鳴周波数を検出するための予備計測(ステップ403〜406)を行うようにする。
変動判定23で用いる上記所定の値としては、水信号強度の絶対値を指定してもよいし、初回もしくは前回の計測で得られた水信号強度に対する相対値を用いてもよい。この値は予め閾値として記憶部30のパラメータ等格納部32に保存しておく。変動判定部23による判定の結果、予備計測が行なわれた場合には、その予備計測で検出された水の共鳴周波数を基準として、以降の繰り返し計測時における、水信号抑圧パルスシーケンスで照射する高周波磁場の送信周波数、MRS計測のシーケンスにおける、励起用および反転用高周波磁場の送信周波数、及び磁気共鳴信号検出時の受信周波数が設定される。
最終的に、多数の繰り返し計測によって得られた信号を積算し、積算後の信号を一次元フーリエ変換することによりスペクトルが算出される。このような多数の積算を行なうことにより、生体から検出される信号が非常に微弱な代謝物質の信号であっても、スペクトルの雑音比(S/N)を向上させることができる。
本実施の形態によれば、MRS計測に先立って行なわれる水信号抑圧パルスシーケンスにおいて核磁気共鳴信号を取得し、その信号強度により周波数変動をモニターすることにより、周波数変動に合わせて高周波磁場の送信周波数および受信周波数を変更することができる。これにより静磁場が時間的に一定でない場合にも、繰り返し計測において水の抑圧率の低下や励起ボクセル位置の位置ずれなどの問題を解消することができる。また本実施の形態において周波数変動をモニターするための信号は、水信号抑圧パルスシーケンスを利用して計測することができるので、周波数をモニターするために予備計測を行なう必要がなく、全体として計測時間を短縮できる。さらに信号強度あるいはその変化で周波数変動を判定するので、フーリエ変換等の演算も不要で即時に判定を行うことができる。
なお以上の実施の形態では、MRS計測の場合を例に説明したが、MRSIの場合にも同様に適用することができる。MRSIの場合には、本計測のパルスシーケンスとして、例えば図8に示すMRSIパルスシーケンスを用いればよい。このMRSIパルスシーケンスは、図5に示すMRSパルスシーケンスと同様に3組のスライス選択用傾斜磁場と高周波磁場を用いて予め設定された撮影リージョンを励起するが、最初の高周波磁場RF1では広帯域を選択し、位相エンコード傾斜磁場を用いて位置情報を付与する点が異なる。すなわちMRSIパルスシーケンスでは、第3スライス選択用の第3の傾斜磁場Gs3と第3の高周波磁場RF3の後に、3次元の空間情報を付与することのできる位相エンコード用の傾斜磁場Gp1、Gp2およびGp3が追加し、これら傾斜磁場Gp1、Gp2およびGp3の印加強度を段階的に変化させて、信号Sig1の計測を繰り返し行う。
図8のパルスシーケンスを実行することにより、上記の3つのスライスが交差する領域(撮影リージョン)R1に含まれる核磁化のみを選択的に励起することができる。そして、位相エンコード用傾斜磁場Gp1、Gp2およびGp3の印加強度を、X軸方向にMx段階、Y軸方向にMy段階およびZ軸方向にMz段階変化させた場合、測定したMx×My×Mz個の磁気共鳴信号に対して4次元フーリエ変換を施すことにより、Mx×My×Mz個の各ボクセルから発生した磁気共鳴スペクトルを得ることが可能となる。
この場合にも、本計測であるMRSIパルスシーケンスの直前に図6(a)に示す水信号抑圧パルスシーケンスを実行し、水励起用高周波磁場RFw1を印加後、ディフェイズ用傾斜磁場Gdw1を印加する前に核磁気共鳴信号Sig0を取得し、記憶部30(信号情報格納部33)に記憶する。位相エンコード傾斜磁場を変化させてパルスシーケンスを繰り返す毎に、核磁気共鳴信号Sig0の計測も繰り返し、その信号強度をモニターする。そして信号強度が予め設定した閾値以下となったとき或いは信号強度の変化が予め設定した閾値以上となったとき、予備計測を行なって水の共鳴周波数を求め、これに基き水信号抑圧パルスシーケンスおよび本計測で用いる高周波磁場の送信周波数および受信周波数を設定する。予備計測は、スペクトルを求めればよいので、図5に示すMRSパルスシーケンスによって行なうことができる。
本実施の形態においても、静磁場が時間的に一定でない場合にも、繰り返し計測において水の抑圧率の低下や励起ボクセル位置の位置ずれなどの問題を解消することができ、またMRSIシーケンス特有の問題、すなわち位相エンコードによる位置情報の付与が正しく行えないも解消することが可能となる。
なお図5および図8のパルスシーケンスは、それぞれMRS、MRSIを一例であり、本発明は図5および図8以外のMRS/MRSIシーケンスでも同様の効果を得ることができる。
本発明が適用される磁気共鳴撮影装置の外観図。 本発明の磁気共鳴撮影装置の一実施の形態を示すブロック図。 本発明の磁気共鳴撮影装置の一実施の形態の全体構成を示す図。 本発明の磁気共鳴撮影装置による動作の一実施の形態を示すフローチャート図。 本発明の実施の形態で使用するMRSパルスシーケンスの一例を示す図。 (a)は本発明の実施の形態で使用する、水信号抑圧パルスシーケンスの一例を示す図、(b)は従来の水信号抑圧パルスシーケンスを示す図。 本発明の磁気共鳴撮影装置の各要素が実行する処理内容を示す図。 本発明の実施の形態で使用するMRSIパルスシーケンスの一例を示す図。
符号の説明
1…被検体、12…静磁場発生マグネット、13…傾斜磁場発生コイル、14…プロ−ブ、17…傾斜磁場用電源部、18…送信機、19…受信機、20…制御部、21…シーケンス制御部、22…スペクトル算出部(計算機)、23…変動判定部、30…記憶部、31…スペクトル情報格納部、32…パラメータ等格納部、33…信号情報格納部、40…ディスプレイ、50…入力部。

Claims (14)

  1. 静磁場を生成する静磁場磁石と、
    傾斜磁場を生成する傾斜磁場生成手段と、
    高周波磁場を生成する高周波磁場生成手段と、
    被検体から発生する核磁気共鳴信号を受信する受信手段と、
    前記傾斜磁場生成手段、高周波磁場生成手段および受信手段を制御する制御手段と、
    前記核磁気共鳴信号を用いて前記被検体の撮影領域のスペクトルを算出する手段とを備え、
    前記制御手段は、前記撮影領域に含まれる特定物質の磁化を抑制するための、少なくとも一つの、第1の周波数の高周波磁場を印加する第1のパルスシーケンスと、前記第1のパルスシーケンスに続いて前記第2の周波数の高周波磁場を印加して撮影領域から核磁気共鳴信号を取得する第2のパルスシーケンスとを備え、前記第1のパルスシーケンスにおいて前記第1の周波数の高周波磁場の印加後に核磁気共鳴信号を取得する制御を行い、
    当該第1のパルスシーケンスで取得した核磁気共鳴信号の情報を用いて前記第1の周波数の変動を判定する手段を備えたことを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  2. 請求項1に記載の磁気共鳴撮影装置であって、
    前記制御手段は、前記判定する手段の判定結果に基づいて前記第1の周波数を制御することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  3. 請求項1に記載の磁気共鳴撮影装置であって、
    前記第1のパルスシーケンスで取得した核磁気共鳴信号の情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1のパルスシーケンスと第2のパルスシーケンスとを繰り返して行い、繰り返し毎に前記第1のパルスシーケンスで取得した核磁気共鳴信号の情報を前記記憶手段に保存することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  4. 請求項1記載の磁気共鳴撮影装置であって、
    前記判定する手段は、前記核磁気共鳴信号の強度が予め設定した閾値よりも低いときに変動があったと判定することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項に記載の磁気共鳴撮影装置であって、
    前記判定する手段は、前記核磁気共鳴信号の強度の変化が予め設定した閾値よりも大きいときに変動があったと判定することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の磁気共鳴撮影装置であって、
    前記第1のパルスシーケンスは、前記第1の周波数の高周波磁場の印加とそれに続くディフェイズ傾斜磁場の印加とを含み、前記高周波磁場の印加と傾斜磁場の印加との間に核磁気共鳴信号を取得することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  7. 請求項6記載の磁気共鳴撮影装置であって、
    前記第1のパルスシーケンスは、前記高周波磁場の印加とそれに続くディフェイズ傾斜磁場の印加とを複数回繰り返し、最初の高周波磁場の印加の直後に核磁気共鳴信号を取得することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の磁気共鳴撮影装置であって、
    前記制御手段は、前記第1の周波数を決定するためのスペクトルを計測する第3のパルスシーケンスを備え、
    前記判定する手段において周波数の変動があったと判定されたときに、前記第3のパルスシーケンスを実行することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  9. 請求項8記載の磁気共鳴撮影装置において、
    前記制御手段は、前記第3のパルスシーケンスで計測されたスペクトルから第1の周波数を決定し、決定された第1の周波数に基づき、第3のパルスシーケンス後に実行される第1および第2のパルスシーケンスの高周波磁場の周波数を設定する手段を備えたことを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  10. 請求項1記載の磁気共鳴撮影装置であって、
    前記第2のパルスシーケンスは、少なくとも一つの前記第2の周波数の高周波磁場の印加と、位相エンコード傾斜磁場の印加とを含み、位相エンコード傾斜磁場を変化させて繰り返されることを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  11. 請求項1記載の磁気共鳴撮影装置であって、
    前記第2のパルスシーケンスは、少なくとも三つの前記第2の周波数の高周波磁場の印加とこれら高周波磁場印加毎にスライス方向の異なるスライス選択傾斜磁場の印加とを含み、3つの異なるスライス方向の交差する領域の核磁気共鳴信号を計測することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  12. 静磁場を生成する静磁場磁石と、
    傾斜磁場を生成する傾斜磁場生成手段と、
    高周波磁場を生成する高周波磁場生成手段と、
    被検体から発生する核磁気共鳴信号を受信する受信手段と、
    前記傾斜磁場生成手段、高周波磁場生成手段および受信手段を制御する制御手段と、
    前記核磁気共鳴信号を用いて前記被検体の撮影領域のスペクトルを算出する手段とを備え、
    前記制御手段は、前記撮影領域に含まれる特定物質の磁化を抑制するための、少なくとも一つの、第1の周波数の高周波磁場を印加する第1のパルスシーケンスを備え、前記第1のパルスシーケンスにおいて、前記第1の周波数の高周波磁場の印加後に核磁気共鳴信号を取得する制御を行い、
    当該核磁気共鳴信号の強度または強度の変化を用いて前記第1の周波数の変動を判定することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  13. 被検体の撮影領域に含まれる特定物質の磁化を抑制するための、少なくとも一つの、第1の周波数の高周波磁場を印加する第1のパルスシーケンスと、前記第1のパルスシーケンスに続いて前記第2の周波数の高周波磁場を印加して撮影領域から核磁気共鳴信号を取得する第2のパルスシーケンスとを実行することによって得られた核磁気共鳴信号を用いた情報処理方法であって、
    前記第1のパルスシーケンスにおいて前記第1の周波数の高周波磁場の印加後に核磁気共鳴信号を取得し、当該第1のパルスシーケンスで取得した核磁気共鳴信号の情報を用いて前記第1の周波数の変動を判定することを特徴とする磁気共鳴撮影装置における情報処理方法。
  14. 請求項13に記載の情報処理方法であって、
    前記1の周波数の変動について判定された判定結果を用いて、前記第1のパルスシーケンスに用いる第1の周波数を制御することを特徴とする磁気共鳴撮影装置における情報処理方法。
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