JP4808163B2 - 巻取り式スクリーン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、巻取り軸に巻取られる第1のスクリーンと、該第1のスクリーンの外側に重なる第2のスクリーンとを備え、上記第1のスクリーンの巻取り軸に対する巻取り及び繰出しに応じて、上記第2のスクリーンのみが展張されている状態と、上記第1のスクリーンの外側に第2のスクリーンを重ねた状態で両スクリーンが展張されている状態とに変換可能とした建物開口部用の巻取り式スクリーン装置に関するものである。
スクリーンボックスに回転自在に支持された巻取り軸にスクリーンを巻取り及び繰出し可能に巻回した巻取り式スクリーン装置は、特に例示するまでもなく一般に広く知られている。概して、この種のスクリーン装置では、目隠し、遮光、断熱、花粉除け、あるいは防虫等の所定の機能のうちのいずれかの機能を備えた1種類のスクリーンが取り付けられているため、例えば、当該スクリーン装置が防虫機能を備えたスクリーンを備えている場合において、花粉が飛散する季節にメッシュの細かい花粉除けの機能を備えたスクリーンを使用したい場合には、スクリーンを巻付けた巻取り軸ごと、若しくは巻取り軸を支持しているスクリーンボックスごと交換するか、又はスクリーン装置を設置した建物開口部に、花粉除け用のスクリーン装置を別途設置する必要があり、既設のスクリーン装置におけるスクリーンの機能とは別の機能を使用するためには、少なからず労力と費用がかかるという問題点があった。しかも、別途スクリーン装置を設置するためには、建物開口部に該スクリーン装置を設置することができるだけのスペースが必要であるうえに、建物開口部に複数のスクリーン装置を設置することは、建物開口部の外観を雑然とさせるだけでなく、その美観を損ねる虞がある。
上述のような問題点を解決するものとして、特許文献1及び特許文献2には、別々の機能を有する2つのスクリーンを必要に応じて切り換えて張設可能とした巻取り式スクリーン装置について記載されている。この既知の巻取り式スクリーン装置は、プラスチックフィルムからなるスクリーンの下端に網目状のスクリーンを連結することにより形成したスクリーンを備え、必要に応じてそれらの2つのスクリーンを使い分けられるようにした点で極めて有効なものであるが、2つのスクリーンをそれぞれ別々の巻取り軸で巻取るように構成しているため、当該スクリーン装置を構成する部材の点数が多く、各スクリーンをそれぞれに対応する巻取り軸に巻取らせるための構造が複雑で必ずしも組立てが容易とはいえないものであり、その結果、当該スクリーン装置が高価になってしまう虞がある。
実公昭64−2932号公報 実公昭64−2933号公報
如上に鑑みて、本発明の技術的課題は、巻取り式スクリーン装置のスクリーンを、該装置から取外して交換するといった労力や費用をかけることなく、しかも各スクリーンがそれぞれに対応する別々の巻取り軸に巻取られることなく、1つのスクリーンのみが巻取り軸に巻取られるようにした極めて簡易な構成で、必要に応じて所望の機能を備えた異なるスクリーンに簡単に変換できるようにした巻取り式スクリーン装置を安価に提供可能にすることにある。
また、1つの機能を有するスクリーンに他の機能を有するスクリーンを巻取り軸からの導出により付加的に重ねて張設するにあたり、上記1つの機能を有するスクリーンを建物開口部に固定的に設け、他の機能を有するスクリーンを巻取り軸から導出可能にすると、該巻取り軸からスクリーンの導出入に際して両スクリーンが相対的に摺接して摩耗する可能性があるが、本発明は、そのような問題が生じることがなく、張設スクリーンの変換に際して、スクリーン相互の摩擦が殆ど生じないようにしたスクリーン装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の巻取り式スクリーン装置は、スクリーンボックス内に回転自在に支持された巻取り軸に第1のスクリーンの一端を固定するとともに、該第1のスクリーンの外側に重ねた状態で上記巻取り軸に第2のスクリーンを巻掛け、該巻取り軸から導出される第1のスクリーンとそれに重なる第2のスクリーンの先端に第1の可動桟を取付け、その可動桟の両端を両スクリーンの導出方向の両側に配設した一対のガイド枠における第1のガイド溝にガイドさせるとともに、上記巻取り軸に巻掛けた第2のスクリーンの他方の端部に第2の可動桟を取付けて、その可動桟の両端を上記ガイド枠における第2のガイド溝にガイドさせ、上記第1及び第2のスクリーンを、該第1のスクリーンの巻取り軸に対する巻取り及び繰出しに応じて、上記第2のスクリーンのみが展張されている状態と、上記第1のスクリーンの外側に第2のスクリーンを重ねた状態で両スクリーンが展張されている状態とに変換可能に構成したことを特徴とするものである。
本発明に係る第1の巻取り式スクリーン装置の好ましい実施形態においては、上記第2の可動桟の下面、又は該下面に対向する開口枠面に、上記第2のスクリーンが上記第1のスクリーンの巻取りによって大径化した巻取り軸に巻掛けられた状態において、上記第2の可動桟と上記開口枠下面との間に形成される隙間を遮蔽するための遮蔽部材が付設される。
また、上記課題を解決するための本発明に係る第2の巻取り式スクリーン装置は、スクリーンボックス内に回転自在に支持された巻取り軸に第1のスクリーンの一端を固定するとともに、上記巻取り軸の上方に平行して支持された巻掛け軸に上記第1のスクリーンの外側に位置する状態で第2のスクリーンを巻掛け、上記巻取り軸から導出される第1のスクリーンとそれに重なる第2のスクリーンの先端に第1の可動桟を取付け、その可動桟の両端を両スクリーンの導出方向の両側に配設した一対のガイド枠における第1のガイド溝にガイドさせるとともに、上記巻掛け軸に巻掛けた第2のスクリーンの他方の端部に第2の可動桟を取付けて、その可動桟の両端を上記ガイド枠における第2のガイド溝にガイドさせ、上記第1及び第2のスクリーンを、該第1のスクリーンの巻取り軸に対する巻取り及び繰出しに応じて、上記第2のスクリーンのみが展張されている状態と、上記第1のスクリーンの外側に第2のスクリーンを重ねた状態で両スクリーンが展張されている状態とに変換可能に構成したことを特徴としている。
本発明に係る第1及び第2の巻取り式スクリーン装置の好ましい実施形態においては、上記巻取り軸に上記第1のスクリーンを巻取る回転付勢力をもたせたコイルスプリングを内蔵させ、上記第1及び第2の可動桟の自重を上記巻取り軸におけるコイルスプリングの回転付勢力とバランスさせることにより、該第1及び第2の可動桟を連動させた状態で任意位置に停止可能とし、あるいは、上記巻取り軸の少なくとも一方の端部側において、該巻取り軸の端部とガイド枠の下端部とに設けた転輪間にループ状のワイヤー部材を架設するとともに、該ワイヤー部材を上記第1及び第2の可動桟の端部に固定することにより、それらの可動桟の移動に対して上記巻取り軸の回転を連動可能に構成し、上記第1及び第2の可動桟の自重の調整により該第1及び第2の可動桟を連動させた状態で任意位置に停止可能に形成される。
また、本発明に係る第1及び第2の巻取り式スクリーン装置の他の好ましい実施形態においては、上記第1のスクリーンが花粉を殆ど透過させないメッシュの細かい花粉除けスクリーンで構成され、上記第2のスクリーンが防虫ネットで構成される。
上記構成を有する巻取り式スクリーン装置は、上記第1のスクリーンが巻取り軸に巻取られるのに連動して、第2のスクリーンのみが展張されている状態に変換した場合には、上記第2のスクリーンの機能のみを使用することができ、一方、第1のスクリーンの外側に第2のスクリーンを重ねた状態で両スクリーンが展張されている状態においては、主として上記第1のスクリーンの機能を使用することができ、したがって、1つの巻取り軸のみを具備するだけの極めて簡易な構成で、上記第2のスクリーンの機能のみを使用可能な状態と、主として上記第1のスクリーンの機能を使用可能な状態とに容易に変換することができる。
以上に詳述したように、本発明に係る巻取り式スクリーン装置によれば、巻取り式スクリーン装置のスクリーンを、該装置から取外して交換するといった労力や費用をかけることなく、しかも各スクリーンに対応する複数の巻取り軸を具備することなく、1つのスクリーンのみが巻取り軸に巻取られるようにした極めて簡易な構成で、必要に応じて所望の機能を備えた異なるスクリーンに簡単に変換できるようにした巻取り式スクリーン装置を安価に提供することができる。
また、1つの機能を有するスクリーンに他の機能を有するスクリーンを巻取り軸からの導出により付加的に重ねて張設するにあたり、上記1つの機能を有するスクリーンを建物開口部に固定的に設け、他の機能を有するスクリーンを巻取り軸から導出可能にすると、該巻取り軸からのスクリーンの導出入に際して両スクリーンが相対的に摺接して摩耗する可能性があるが、本発明は、そのような問題が生じることがなく、張設スクリーンの変換に際してスクリーン相互の摩擦が殆ど生じないように構成することができる。
本発明に係る巻取り式スクリーン装置を実施するための最良の形態を、図面に基いて詳細に説明するに、図1〜図4は本発明に係る巻取り式スクリーン装置の第1実施例の全体的な構成を示すもので、ここでは、巻取り軸に巻回したスクリーンを上下方向に展張するようにした巻取り式スクリーン装置において、防虫機能を備えた第2のスクリーンのみが使用可能な状態と、該スクリーンに加えて主として花粉除けの機能を備えた第1のスクリーンが使用可能な状態とを、必要に応じて変換可能とした場合について示している。なお、本発明に係る巻取り式スクリーン装置は、上記花粉除けの機能を備えたスクリーンと防虫機能を備えたスクリーンの組み合わせに限定されるものではなく、目隠し、遮光、断熱、花粉除け、あるいは防虫等の機能を備えたスクリーンのうちのいずれか2つの所望の機能を備えたスクリーンを、適宜組み合わせて構成することができるのはいうまでもない。
上記巻取り式スクリーン装置は、図1〜図4に示すように、建物開口部、例えば窓枠やサッシの上枠に固定するためのスクリーンボックス2内に巻取り軸4を回転自在に支持させ、該巻取り軸4にメッシュの細かい花粉除けの機能を備えた第1のスクリーン6の一端を固定するとともに、該第1のスクリーン6の外側に重ねた状態で上記巻取り軸4に防虫機能を備えた第2のスクリーン8を巻掛けており、上記巻取り軸4から導出される第1のスクリーン6とそれに重なる第2のスクリーン8の先端に第1の可動桟10を取付け、該第1の可動桟10の両端を両スクリーン6,8の導出方向の両側に配設した一対のガイド枠12,14における第1のガイド溝12A,14Aにガイドさせている。また、上記巻取り軸4に巻取ることなく、単に巻掛けただけの上記第2のスクリーン8の他方の端部に第2の可動桟16を取付けて、該第2の可動桟16の両端を上記ガイド枠12,14における第2のガイド溝12B,14Bにガイドさせている。なお、上記第1の可動桟10及び第2の可動桟16は、該第1の可動桟10に後述する操作用の取手10aを付設する点を除いて、同一の構造のものを使用している。
上記巻取り軸4には、第1のスクリーン6を巻取るための回転付勢力をもたせたコイルスプリング4aを内蔵させ、該第1のスクリーン6の巻取り軸4に対する巻取り及び繰出しに応じて、上記第1及び第2のスクリーン6,8を、該第2のスクリーンのみが展張されている状態(図3参照)と、上記第1のスクリーンの外側に第2のスクリーンを重ねた状態で両スクリーンが展張されている状態(図2参照)とに変換可能に構成している。
上記第1の可動桟10には、その室内側における中央に取手10aが付設されており、上記第1及び第2のスクリーン6,8の展張状態の変換のための操作を行うにあたって、該取手10aを利用することができるようになっている。そして、上記第1及び第2の可動桟10,16の自重を、上記巻取り軸4におけるコイルスプリング4aの回転付勢力とバランスさせることにより、該第1及び第2の可動桟10,16を連動させた状態で上記ガイド枠12,14の任意位置に停止可能としている。
また、上記第2の可動桟16の下面には、図2及び図3に示すように、上記第2のスクリーン8が上記第1のスクリーン6の巻取りによって大径化した巻取り軸4に巻掛けられた状態において、上記第2の可動桟16の下面に対向する開口枠面との間に形成される隙間を遮蔽し、該隙間から虫や塵埃等が浸入するのを抑止するための遮蔽部材を構成するモヘア18が付設されている。なお、この遮蔽部材を構成するモヘア18は、上記第2の可動桟16の上下方向の幅を上記隙間分だけ大きくしたものとして構成すれば、必ずしも設ける必要はないものである。
ここで、図においては、上記第1の可動桟10の下面にもモヘア20を付設した場合について示しているが、当該スクリーン装置は、その設置に際して、上記第1のスクリーン6の外側に第2のスクリーン8を重ねた状態で両スクリーン6,8が展張された状態において、上記第1の可動桟10と開口枠面との間に可及的に隙間が形成されないように調整されるものであるが、開口枠の微小な歪み等に起因して上記可動桟10と開口枠面との間に微小な隙間が形成されてしまう場合もあり、そのような場合には、該可動桟10に上記モヘア20を付設することにより、上記隙間を遮蔽することができる。なお、該隙間が虫や塵埃等を通過させない程度に微小なものである場合には、上記モヘア20を必ずしも設ける必要がないのはいうまでもない。
上記一対のガイド枠12,14は、図2〜図4に示すように、開口部が互いに対向する室内側の第1のガイド溝12A,14A及び室外側の第2のガイド溝12B,14Bをそれぞれ備えている。なお、上記ガイド枠12,14は相互に対称構造に形成されており、それらの構成は実質的に同一であるから、以下の説明においては、特に説明が必要である場合を除いて、上記ガイド枠12に関連する構成についてのみ説明するものとし、上記ガイド枠14に関連する構成については、適宜補助符号を付して読み替えるものとして、それらの説明を省略する。
上記ガイド枠12における第1のガイド溝12A内には、上記第1の可動桟10並びに第1及び第2のスクリーン6,8の端部がそれぞれ挿入されており、該ガイド溝12Aの底部に上下方向に沿って設けたスリット12a,12bに、上記第1及び第2スクリーン6,8の端部に沿って付設した係合部材22,24をそれぞれ係合させている。一方、上記ガイド枠12における第2のガイド溝12B内には、上記第2の可動桟16及び第2のスクリーン8の端部がそれぞれ挿入されており、該ガイド溝12Bの底部に上下方向に沿って設けたスリット12cに、上記第2のスクリーン8の係合部材24を係合させている。
上記係合部材22,24は、図4からわかるように、布又は合成樹脂製のテープ22a,24aの一方の側端縁に沿って、上記ガイド溝12A,12Bのスリット12a〜12cの内縁に係合する多数の係合子22b、24bをそれぞれ付設することにより構成したものであり、それらのテープ22a,24aの他方の側端縁が上記第1及び第2のスクリーン6,8に連結されている。該係合部材22,24は、例えば、スライドファスナーの相互に接合される半体の一方、あるいはそれに相当するような部材をそのまま利用することができる。
上記構成を有する巻取り式スクリーン装置は、花粉除けの機能を備えた上記第1のスクリーン6が巻取り軸4に巻取られるのに連動して、防虫機能を備えた上記第2のスクリーン8のみが展張されている状態に変換した場合には、上記第2のスクリーン8の防虫機能のみを使用することができ、一方、第1のスクリーン6の外側に第2のスクリーン8を重ねた状態で両スクリーン6,8が展張されている状態においては、主として室外側に面している上記第1のスクリーン6の花粉除けの機能を、第2のスクリーン8による補強支持状態で使用することができ、したがって、1つの巻取り軸4のみを具備するだけの極めて簡易な構成で、上記第2のスクリーン8の防虫機能のみを使用可能な状態と、主として上記第1のスクリーン6の花粉除けの機能を使用可能な状態とに容易に変換することができる。
また、防虫機能を有する第2のスクリーン8に花粉除けの機能を有する第1のスクリーン6を巻取り軸4からの導出により付加的に重ねて張設するにあたり、防虫機能を有するスクリーンを建物開口部に固定的に設け、花粉除けの機能を有するスクリーンを巻取り軸から導出可能にすると、該巻取り軸からスクリーンの導出入に際して両スクリーンが相対的に摺接して摩耗する可能性があるが、本発明は、そのような問題が生じることがなく、張設スクリーンの変換に際して、スクリーン相互の摩擦が殆ど生じないように構成することができる。
しかも、1つの巻取り軸4を具備するのみの極めて簡易な構成で、必要に応じて所望の機能を備えた異なるスクリーンに簡単に変換できるようにしているので、当該巻取り式スクリーン装置からスクリーンを取外して交換するといった労力や費用をかけることなく、あるいは各スクリーンに対応する複数の巻取り軸を具備するといった構造が複雑で高価なスクリーン装置として構成することなく、当該巻取り式スクリーン装置を安価に提供することができる。
なお、上述した第1実施例においては、上記第2のスクリーン8が上記第1のスクリーン6の巻取りによって大径化した巻取り軸4に巻掛けられた状態において、上記第2の可動桟16と開口枠面との間に形成される隙間を遮蔽するため、上記第2の可動桟16の下面に遮蔽部材を構成するモヘア18を付設した場合について記載したが、該遮蔽部材を上記モヘア18で構成する場合に限定されるものではなく、図5及び図6に示す第2実施例の巻取り式スクリーン装置のように、上記第2の可動桟16の下面に対向する開口枠面に遮蔽部材を構成する枠材28を架設することにより、上記第2の可動桟16と開口枠面との間に形成される隙間を遮蔽してもよい。なお、この遮蔽部材を構成する枠材28は、上記第2の可動桟16の幅を上記隙間分だけ大きくしたものとして構成すれば、必ずしも設ける必要はないのはいうまでもない。
ここで、この第2実施例の巻取り式スクリーン装置のその他の構成及び作用は、実質的に前記第1実施例と同様であるから、同一部分または相当分に同一符号を付して、それらの説明を省略する。
図7〜図9は本発明に係る巻取り式スクリーン装置の第3実施例を示している。
この巻取り式スクリーン装置は、スクリーンボックス2内に回転自在に支持された巻取り軸4と、該巻取り軸4の上方に平行して回転自在に支持された巻掛け軸34とを備え、上記巻取り軸4にメッシュの細かい花粉除けの機能を備えた第1のスクリーン6の一端を固定するとともに、上記巻掛け軸34に上記第1のスクリーン6の外側に重ねた状態で防虫機能を備えた第2のスクリーン8を巻掛け、上記巻取り軸4から導出される第1のスクリーン6とそれに重なる第2のスクリーン8の先端に第1の可動桟10を取付け、該第1の可動桟10の両端を両スクリーン6,8の導出方向の両側に配設した一対のガイド枠12,14における第1のガイド溝12A,14Aにガイドさせ、一方、上記巻掛け軸34に単に巻掛けただけの第2のスクリーン8の他方の端部には第2の可動桟16を取付けて、該第2の可動桟16の両端を上記ガイド枠12,14における第2のガイド溝12B,14Bにガイドさせており、それにより、上記第1及び第2のスクリーンを、該第1のスクリーンの巻取り軸に対する巻取り及び繰出しに応じて、上記第2のスクリーンのみが展張されている状態と、上記第1のスクリーンの外側に第2のスクリーンを重ねた状態で両スクリーンが展張されている状態とに変換可能としている。
上述のような構成とすることにより、上記第2のスクリーン8のみが展張されている状態における該スクリーン8の展張長さが、上記第1のスクリーン6の巻取りによって大径化した巻取り軸4の巻き径に影響されないので、上記第1の可動桟10及び第2の可動桟16を同一構造のもので構成しても、該第2の可動桟16の下面とそれに対向する開口枠下面との間に隙間が形成されることがなく、したがって、当該スクリーン装置の構造をより簡易化することができるので、延いては、当該スクリーン装置をより安価に提供することができる。
なお、上記巻取り軸4と巻掛け軸34との間の間隔は、上記第1のスクリーン6の巻取りによって大径化した巻取り軸4が上記巻掛け軸34に干渉することがない程度の余裕を持たせて設定されるものであるのはいうまでもない。
ここで、この第3実施例の巻取り式スクリーン装置のその他の構成及び作用は、実質的に前記第1実施例と同様であるから、同一部分または相当部分に同一符号を付して、それらの説明を省略する。
ここで、前述した各実施例においては、上記第1のスクリーン6を、上記巻取り軸4に第1のスクリーン6を巻取るための回転付勢力をもたせたコイルスプリング4aを内蔵させ、上記第1及び第2の可動桟10,16の自重を、上記巻取り軸4におけるコイルスプリング4aの回転付勢力とバランスさせることにより、上記第1及び第2の可動桟10,16を連動させた状態で任意位置に停止可能としているが、そのように構成することに限定されるものではなく、図10及び図11に示す第4実施例の巻取り式スクリーン装置のように構成することができる。
すなわち、この第4実施例の巻取り式スクリーン装置は、上記巻取り軸4の一方の端部側(図においてはガイド枠12側)において、該巻取り軸4の端部とガイド枠12の下端部とに設けた転輪50a,50b間にループ状のワイヤー部材48を架設するとともに、該ワイヤー部材48を上記第1及び第2の可動桟10,16の端部に対し固定点48a,48bにおいて固定することにより、それらの可動桟10,16の移動に対して上記巻取り軸4の回転を連動可能に構成しており、上記第1及び第2の可動桟10,16の自重を調整することにより、該第1及び第2の可動桟10,16を連動させた状態で任意位置に停止可能としたものである。なお、上記転輪50a,50b及びワイヤー部材48による可動桟10,16と巻取り軸4の連動機構は、上記ガイド枠12側のみに設ける場合に限定されず、転輪52a,52bとして概略的に示しているように、該転輪50a,50b及びワイヤー部材48に相当する構成をガイド枠14側にも設けることができる。
ここで、この第4実施例の巻取り式スクリーン装置のその他の構成及び作用は、実質的に前記第1実施例と同様であるから、同一部分または相当部分に同一符号を付して、それらの説明を省略する。
本発明の第1実施例に係る巻取り式スクリーン装置の部分破断正面図である。 同第1及び第2のスクリーンが展張されている状態を示す側断面図である。 同第2のスクリーンのみが展張されている状態を示す側断面図である。 図2のX−X線における平断面図である。 本発明の第2実施例に係る巻取り式スクリーン装置における第1及び第2のスクリーンが展張されている状態を示す側断面図である。 同第2のスクリーンのみが展張されている状態を示す側断面図である。 本発明の第3実施例に係る巻取り式スクリーン装置の部分破断正面図である。 同第1及び第2のスクリーンが展張されている状態を示す側断面図である。 同第2のスクリーンのみが展張されている状態を示す側断面図である。 本発明の第4実施例に係る巻取り式スクリーン装置の部分破断正面図である。 同ワイヤー部材の架設態様を概念的に示す側断面図である。
符号の説明
2 スクリーンボックス
4 巻取り軸
4c コイルスプリング
6 第1のスクリーン
8 第2のスクリーン
10 第1の可動桟
12,14 ガイド枠
12A,12B,14A,14B ガイド溝
16 第2の可動桟
18,20 モヘヤ(遮蔽部材)
28 枠材(遮蔽部材)
34 巻掛け軸
48 ワイヤー部材
50a,50b 転輪

Claims (6)

  1. スクリーンボックス内に回転自在に支持された巻取り軸に第1のスクリーンの一端を固定するとともに、該第1のスクリーンの外側に重ねた状態で上記巻取り軸に第2のスクリーンを巻掛け、該巻取り軸から導出される第1のスクリーンとそれに重なる第2のスクリーンの先端に第1の可動桟を取付け、その可動桟の両端を両スクリーンの導出方向の両側に配設した一対のガイド枠における第1のガイド溝にガイドさせるとともに、上記巻取り軸に巻掛けた第2のスクリーンの他方の端部に第2の可動桟を取付けて、その可動桟の両端を上記ガイド枠における第2のガイド溝にガイドさせ、
    上記第1及び第2のスクリーンを、該第1のスクリーンの巻取り軸に対する巻取り及び繰出しに応じて、上記第2のスクリーンのみが展張されている状態と、上記第1のスクリーンの外側に第2のスクリーンを重ねた状態で両スクリーンが展張されている状態とに変換可能に構成した、
    ことを特徴とする巻取り式スクリーン装置。
  2. 上記第2の可動桟の下面、又は該下面に対向する開口枠面に、上記第2のスクリーンが上記第1のスクリーンの巻取りによって大径化した巻取り軸に巻掛けられた状態において、上記第2の可動桟と上記開口枠下面との間に形成される隙間を遮蔽するための遮蔽部材を付設した、
    ことを特徴とする請求項1に記載の巻取り式スクリーン装置。
  3. スクリーンボックス内に回転自在に支持された巻取り軸に第1のスクリーンの一端を固定するとともに、上記巻取り軸の上方に平行して支持された巻掛け軸に上記第1のスクリーンの外側に位置する状態で第2のスクリーンを巻掛け、上記巻取り軸から導出される第1のスクリーンとそれに重なる第2のスクリーンの先端に第1の可動桟を取付け、その可動桟の両端を両スクリーンの導出方向の両側に配設した一対のガイド枠における第1のガイド溝にガイドさせるとともに、上記巻掛け軸に巻掛けた第2のスクリーンの他方の端部に第2の可動桟を取付けて、その可動桟の両端を上記ガイド枠における第2のガイド溝にガイドさせ、
    上記第1及び第2のスクリーンを、該第1のスクリーンの巻取り軸に対する巻取り及び繰出しに応じて、上記第2のスクリーンのみが展張されている状態と、上記第1のスクリーンの外側に第2のスクリーンを重ねた状態で両スクリーンが展張されている状態とに変換可能に構成した、
    ことを特徴とする巻取り式スクリーン装置。
  4. 上記巻取り軸に上記第1のスクリーンを巻取る回転付勢力をもたせたコイルスプリングを内蔵させ、
    上記第1及び第2の可動桟の自重を上記巻取り軸におけるコイルスプリングの回転付勢力とバランスさせることにより、該第1及び第2の可動桟を連動させた状態で任意位置に停止可能とした、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の巻取り式スクリーン装置。
  5. 上記巻取り軸の少なくとも一方の端部側において、該巻取り軸の端部とガイド枠の下端部とに設けた転輪間にループ状のワイヤー部材を架設するとともに、該ワイヤー部材を上記第1及び第2の可動桟の端部に固定することにより、それらの可動桟の移動に対して上記巻取り軸の回転を連動可能に構成し、
    上記第1及び第2の可動桟の自重の調整により該第1及び第2の可動桟を連動させた状態で任意位置に停止可能とした、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の巻取り式スクリーン装置。
  6. 上記第1のスクリーンを花粉を殆ど透過させないメッシュの細かい花粉除けスクリーンで構成し、上記第2のスクリーンを防虫ネットで構成した、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の巻取り式スクリーン装置。
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